JPH10507149A

JPH10507149A - 瓶用のプラスチック密閉栓

Info

Publication number: JPH10507149A
Application number: JP8512321A
Authority: JP
Inventors: ザッハウヴェルナー
Original assignee: フランツロスベルク
Priority date: 1994-10-06
Filing date: 1995-10-05
Publication date: 1998-07-14
Also published as: WO1996011149A1; PL319582A1; DE59502280D1; RU2133700C1; EP0792240A1; AU3745695A; ATE166309T1; ES2119489T3; EP0792240B1; MX9702499A; BR9509243A; DE9416093U1; CA2201876A1; ZA958468B; US5762218A

Abstract

(57)【要約】円形で平らなカバープレート（２）を有する密閉栓（３）より成る、隆起縁部付き瓶用のプラスチック密閉栓であって、前記カバープレート（２）の下側（４）に、閉鎖位置で瓶のくびを取り囲む外側リング（５；５′）と、少なくとも部分的に瓶開口部の内周部にシールキャップとして当接する内側シールリング（６）とが設けられており、この場合、中央縦軸線（７）に対してほぼ同心的に配置された２つのリング（５、６）がカバープレート（２）に一体成形されている。内側シールリング（６）が、そのシール面（９；９′）とは反対側の内側（１０，１０′）で、前記縦軸線（７）に対してほぼ平行に整列された多数の補強リブ（１１）を有しており、これらの補強リブが、内側シールリング（６）が閉鎖位置にある時に、この内側シールリング（６）に、少なくとも部分的に、弾性的な支持係合を提供する成形部（１２；１２′；１２″；１２″′；１２″″）として構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】隆起縁部付き瓶用のプラスチック密閉栓本発明は、請求項１の上位概念に記載した構成の、隆起縁部付き瓶用のプラスチック密閉栓に関する。このような形式の公知のプラスチック密閉栓（ドイツ連邦共和国特許出願公開第２１０４５４３号明細書）は、キャップ部分と、隆起縁部付き瓶の内側の開放縁部にシール部分として当接するシールリングとを備えており、このシールリングは、一方側でシールフランジと、このシールフランジに対して同心的に配置された環状折り畳み部とから形成されている。このような形式のプラスチック密閉栓は、製造及び組立が高価であって、生産コストが高いという欠点があり、またその使用可能性も制限されている。そこで本発明の課題は、製造費用が安価で、種々異なる直径公差を有する瓶開口部にはめ込む際に、充分なシール性が得られるような、隆起縁部付き瓶用のプラスチック密閉栓を提供することである。この課題は、本発明によれば、請求項１の特徴部に記載した特徴によって解決された。その他の特徴及び有利な構成は、請求項２から２４に記載されている。本発明に従って構成された、隆起縁部付き瓶用のプラスチック密閉栓は、瓶開口部の内周面に当接するシールキャップ部分の領域内に、シール面とは反対側の内側で、内側シールリングに後ろから係合する、中央縦軸線に対して平行に配置された多数の補強リブを備えており、これらの補強リブによって、充分な剛性及び弾性を内側シールリングに与えることができ、また、瓶開口部に対するシール面の領域で公差補償を得ることができる。補強リブによって、全体的に薄い壁状のシールリングは、特に瓶開口部内に導入する際に押し込み嵌合によって生じる、シールキャップ部分の形状変化を補償して、内周部全体に亙って充分に確実なシール性が保証されると同時に、上側のキャップ部分の不都合な変形は避けられる。補強リブを配置することによって、薄い壁状の内側シールを、堅いプラスチック材料が使用されている場合でも、種々異なる公差及び／又は開口部輪郭形状を有する瓶開口部にフレキシブルに適応させることができる。シール面の凹状の構造に亙って、内側シールリングは、カバープレートに向かって次第に細くなる移行領域を有しているので、材料応力がカバープレートに伝達されることは避けられ、カバープレートの上側は視覚的に変化しない形状を維持する。補強リブを軸平行に配置したことによって、閉鎖キャップを、例えば射出成形によって一体的に製造する際に簡単な離型が可能である。同様に、補強リブを、中心縦軸線に関連して所定の傾斜した位置に配置するか、又は補強リブをアーチ状に構成することも考えられる。この場合には、射出成形工具からの離型の可能性が、その都度の技術的な限界を形成する。以下に本発明の詳細を図面を用いて説明する。図面には、本発明によるプラスチック密閉栓の複数の実施例の詳細が示されている。図１は、それぞれ補強リブを備えた、隆起縁部を有する瓶のプラスチック密閉栓を下から見た図を示しており、図２は、図１に示したプラスチック密閉栓を部分的に断面した側面図を示しており、図３から図６は、それぞれ異なる形状を有する補強リブを有する内側シールリングの、図１と同様の図を示しており、図７は、ねじ山付き脚を有する第２実施例によるプラスチック密閉栓の側面図を示しており、図８は、内側シールリングの領域における予め決められた破壊領域を有する、第３実施例によるプラスチック密閉栓の、図１と類似の下から見た図を示しており、図９は、図８に示したプラスチック密閉栓の断面した側面図を示しており、図１０から図１７は、予め決められた破壊領域を有する箇所における、プラスチック密閉栓の一部の拡大した図を示しており、図１８は、図７に類似したねじ山付き脚を有する、第４実施例によるプラスチック密閉栓の、下から見た図を示しており、図１９は、図１８に示したプラスチック密閉栓の断面した側面図を示している。図１に示したプラスチック密閉栓は、全体が符号１で示されていて、一般的にクラウンコルク(crown cork)を使用してシールされた、隆起縁部を有する瓶（図示せず）のために使用されている。プラスチック密閉栓１は、円形で平らなカバープレート２を有する密閉キャップ３（図２）より成っており、該密閉キャップ３の下側４には、閉鎖位置で、隆起縁部付き瓶のくびを取り囲む外側リング５と、少なくとも部分的に、瓶開口部の内周縁部に、シールキャップとして当接する内側シールリング６が設けられている。２つのリング５，６は、中央縦軸線７に対してほぼ同心的に配置されていて、有利な構成では、カバープレート２に一体的に成形されている。本発明によるプラスチック密閉栓１においては、内側シールリング６は、そのシール面９とは反対側に位置する内側１０に、軸平行に延びる多数の補強リブ１１を備えている。従って、有利な実施例では、補強リブ１１は、内側シールリング６の後ろ側及びカバープレート２の下側４に一体的に接続されている成形部１２として構成されている。密閉キャップの密閉位置において、瓶のくびに支持係合する内側シールリング６は、補強リブ１１で多数の成形部材を有しており、これらの成形部材によって、材料強度に部分的に若しくは点状に影響を与えるだけでなく、材料の弾性も得られる。図２に示したプラスチック密閉栓１の一部断面した図は、補強リブ１１が、軸方向で内側シールリング６のほぼ全長に相当する成形部長さ１３を有していることを示す。この場合、補強リブ１１は、その軸方向の自由端部で、ガイド先端部に向かって先細りする支持領域１４を備えており、この支持領域１４によって、プラスチック密閉栓１を瓶のくびに押し付ける際に、内側シールリング６を容易にセンタリングすることができる。図１に示した下側から見た図によれば、補強リブ１１の全体的な構造的な構成が明らかであって、この場合、中央縦軸線７に向けられた、補強リブ１１の自由端部はそれぞれ、部分的に共通の接続領域１６を有している。これによって内側シールリング６の内側１０と補強リブ１１との間にそれぞれ１つのばね室１７が形成されていて、補強リブ１１は、内側シールリング６の周方向で星形折り畳み形状を形成しているので、内側シールリング６を瓶のくびに押し付ける際に生じる変形が、シール面９全体に均一に分配され、これによって瓶の確実にシールされた密閉が得られる。星形の折り畳み形状は、内側シールリング６にもまたカバープレート２にも一体的に結合されている。図３から図６に示した、プラスチック密閉栓１若しくは内側シールリング６の別の実施例によれば、補強リブ１１は、類似した輪郭形状を有していて、それぞれ内側シールリング６の内側１９における接合領域(nodal point)１８から延びる、ほぼＶ字形に突き出る成形脚１９（図１）として構成されている。図３による実施例では、補強リブ１１は、アーチ状に互いに移行し合う成形脚１９′として構成されており、また図４に示した別の変化実施例では、補強リブは、そのそれぞれ中央縦軸線７に向かって突き出るアーチ状の領域が共通の支持リング２０を介して接続されている。図５に示した実施例では、各成形脚１９″は、半径方向の接続ウエブ２１を備えていて、図６に示した実施例は、図１に示した実施例をさらに広げた実施例を示している。この場合、支持リング２０′はＶ字形の成形脚１９に設けられている。図２によるプラスチック密閉栓１の断面図は、内側シールリング６の輪郭の構成を示しており、この断面図は一方では、凸面状の形状を有するシール面９を示し、他方では、このシールリング６の、補強リブ１１に結合された内側１０が円筒形の周面２４として構成されている。上側領域には、円筒形の周面２４が中央縦軸線７に向かって傾斜された移行領域２５を備えていて、凸状のシール面９が有利な構成として一定の曲率半径Ｒを有しており、この曲率半径Ｒはこの移行領域２５内でカバープレート４の下側４内に侵入している。内側シールリング６を瓶のくびに確実に押し付けるために、若しくは、外側リング５が瓶の隆起縁部を取り囲んで瓶の隆起縁部に係合するようにするために、凸状のシール面９は、中心縦軸線７に関連して形成された頂点Ｓを有している。この頂点Ｓは、外側リング５に配置された、閉鎖位置で隆起縁部付き瓶を取り囲む隆起部２６によって規定された支持面２７の上側に配置されている。図７に示したプラスチック密閉栓１′の第２実施例では、内側シールリング６ ′は、ほぼ台形の輪郭形状の横断面を有して構成されており、この場合、カバープレート２に向かって傾斜された移行領域２５′は、平行なリング面２８，２９を備えている。この実施例では、シール面９′と、補強リブ１１に結合された内側１０′とは少なくとも部分的に平行に延びている。内側シールリング６′は、その、ねじ山付き付加部３０を備えた外側リング５′を有するカバープレート２に設けられており、このカバープレート２によって、プラスチック密閉栓１′は、対応する瓶のくび（図示せず）のためのねじ閉鎖部を形成している。前記プラスチック密閉栓１，１′においては、次のように構成されていることによって、内側シールリング６の弾性及び変形可能性に、安価な費用で構造的に影響を与えることができる。つまり、補強リブ１１が、それぞれ内側シールリング６の内側１０に延びるそれぞれの接合領域１８で、軸方向で少なくとも部分的に、シール面９と内側１０との間に形成された壁厚Ｈ′よりも薄く構成されている壁厚Ｈを有していることによって（図１及び図２）、内側シールリング６の弾性及び変形可能性に、安価な費用で構造的に影響を与えることができる。これによって、プラスチック密閉栓を製造する際に、この壁厚関係にとって不都合である変形は避けることができる。図８若しくは図１８には、プラスチック密閉栓１０１，１０１′のさらに別の２つの実施例のそれぞれ下から見た図が示されている。これらのプラスチック密閉栓は、それぞれその閉鎖キャップ１０３の領域内に、目標破壊領域１４０を形成する成形凹部１４１が設けられている。図９若しくは図１９に示した断面図及び、図１０から図１７に示した断面図は、それぞれ種々異なる横断面形状を有する成形凹部１４１，１４１′を備えた目標破壊領域１４０を示している。この場合、その底部領域内には、減少された材料厚さＭを有するそれぞれ１つのウエブ１４２が形成されている。この場合、成形凹部１４１，１４１′の横断面形状は、方形（図１０及び図１１）、アーチ状（図１２及び図１３）及び三角形（図１４及び図１５）の他に、図１６及び図１７に示されているように、任意に形成することができる。図１７に示した２重の方形形状は、１例としてウエブ１４２内に付加的な切欠１４３が示しており、これによって目標破壊領域は、少ない材料厚に狭めることができる。同様に、成形切欠を、それぞれの閉鎖キャップ１０３に成形された環状溝（図示せず）として構成することも考えられる。この場合、この環状溝は、図示の成形切欠１４１と同様に、下側１０４に及び／又は、成形切欠１４１′の場合には閉鎖キャップ１０３の上側に設けられている。図９若しくは図１９に示した断面図は、成形切欠１４１が有利な実施例で、それぞれの星形の折り畳み形状の２つの補強リブ１１の間の領域内に配置されている。同様に、成形切欠１４１は、それぞれの内側シールリング６の内側領域１４４内で閉鎖キャップ１０１，１０１′の下側１０４に、目標破壊領域が１４０が特に簡単で制御のためにこの目標破壊領域１４０に良好にアクセス（接近）可能であるように、設けられている。前記目標破壊領域１４０が設けられていることによって、特にクラウンコルク原理(crowncork principle)に従って隆起部付き瓶にはめ込み可能なプラスチック密閉栓は、この密閉栓を例えば射出成形によって一体的に製造する場合に、安価な費用で組み込むことができる材料成形部を有している。例えば炭酸を含む内容物用の瓶のためにプラスチック密閉栓１０１，１０１′を使用する場合、目標破壊領域１４０は、逃がし弁の形式に従って、これによって瓶が破裂に対する保護作用を有するように働く。これによって、特に高強度のプラスチックより成るプラスチック密閉栓においては、その接続領域が、内側シールリング６に配置された星形の折り畳み形状及び隆起部２６を介して、高い内部圧力（例えば２５バール;barまでの）において気密な支持係合部材で固定され、それと同時に、破裂の危険性のある瓶材料例えばガラスを使用した場合に、安全性に対するリスクが減少される。この場合、目標破壊領域１４０の寸法例えばウエブ１４２の領域における材料厚Ｍの寸法を相応に設定することによって、それぞれ種々異なる内部圧力に適応可能に構成されたプラスチック密閉栓１０１，１０１′を設けることができる。有利な実施例によれば、前記プラスチック密閉栓１，１′；１０１，１０１′ はポリプロピレン（ＰＰ）若しくはポリエチレン（ＰＥ，ＨＤＰＥ）より製造されており、この場合、密閉栓は、密閉位置で周囲温度が少なくとも１０℃から６０℃である場合に、２５バール及びそれ以上の内部圧力においても確実なシール性を有している。図９若しくは図１９の断面図によれば、さらに、内側シールリング１０６が、隆起部１２６の支持面１２７（図９）若しくはねじ山付き付加部１３０（図１９）に対して後退された成形部長さ１１３を有しているので、これによって、密閉栓を製造する際の材料節約と共に、プラスチック密閉栓を隆起部付き瓶（図示せず）に被せ嵌める際に必要な力の最適性が得られる。この被せ嵌め過程（図９の矢印１４５で示されている）において、隆起部付き瓶は、第１の閉鎖過程で隆起部１２６によって取り囲まれ、次いで第２の過程で内側シールリング６が接続箇所に達する。この場合特にわずかな力がプラスチック密閉栓に作用し、損傷が避けられ、確実なシール接続位置が得られる。有利な実施例では、プラスチック密閉栓１，１０１は、そのそれぞれの外側リング５の領域で、プラスチック密閉栓１，１０１を瓶から取り外す際に変形可能な縁部成形リング１４６備えているので、この縁部成形リングが持続変形することによって、安価な費用で充分に確実な開封証明若しくはプラスチック密閉栓１，１０１の未開封の証明が可能である。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】１９９６年１０月２８日【補正内容】明細書瓶用のプラスチック密閉栓本発明は、請求項１の上位概念に記載した構成の、瓶用のプラスチック密閉栓に関する。アメリカ合衆国特許第２８５０１９３号明細書により公知のプラスチック密閉栓によれば、この密閉栓の使用位置において、ビンの開放縁部に当接する、シール部としての内側シールリングが、互いに同軸的に配置され、半径方向のウエブを介して接続された、支持構造体としての多数の内側リングを有している。この支持構造体は、わずかにフレキシブルな構造によって、プラスチック密閉栓の使用可能性が限定され、製造のための材料費が高価であることによって、生産コストが高くなるという欠点がある。そこで本発明の課題は、製造費用が安価で、種々異なる直径公差を有する瓶開口部にはめ込む際に、充分なシール性が得られるようなプラスチック密閉栓を提供することである。この課題は、本発明によれば、請求項１の特徴部に記載した特徴によって解決された。その他の特徴及び有利な構成は、請求項２から１６に記載されている。本発明に従って構成されたプラスチック密閉栓は、内側シールリングに、瓶開口部に対するシール面の領域における公差補償を可能にする、充分な形状安定性及びフレキシブル性を提供する。星形折り畳み形状の補強リブによって、全体的に薄い壁状のシールリングは、特に瓶開口部内に導入する際に押し込み嵌合によって生じる形状変化を補償して、内周部全体に亙って充分に確実なシール性が保証されると同時に、上側のキャップ部分の不都合な変形は避けられる。この場合に、薄い壁状の内側シールリングは、硬いプラスチック材料を使用した場合でも、種々異なる公差及び／又は開口部輪郭形状を有する瓶開口部にフレキシブルに適合させることできる。シール面が凸状に構成されている場合に、内側シールリングは、カバープレートに向かって引っ込んだ移行領域を有しており、該移行領域は、材料応力がカバープレートに伝達されるのを避けるようになっており、従ってカバープレートの上側は視覚的に変化しない形状を維持する。補強リブが特別な形状を有しているにも拘わらず、閉鎖キャップを射出成形によって一体的に製造する際に簡単な離型が可能である。請求の範囲１．円形で平らなカバープレート（２）を有する密閉栓（３）より成る、瓶用のプラスチック密閉栓であって、前記カバープレートの下側（４）に、閉鎖位置で瓶のくびを取り囲む外側リング（５；５′）と、少なくとも部分的に瓶開口部の内周部にシールキャップとして当接する内側シールリング（６）とが設けられており、中央縦軸線（７）に対してほぼ同心的に配置された２つのリング（５、６）がカバープレート（２）に一体成形されており、内側シールリング（６）が、そのシール面（９；９′）とは反対側の内側（１０，１０′）で、前記縦軸線（７）に対してほぼ平行に整列された多数の補強リブ（１１）を有している形式のものにおいて、前記補強リブ（１１）が、星形折り畳み成形部（１２；１２′；１２″ ；１２″′；１２″″）の成形脚（１９）を形成しており、これらの成形脚（１９）が、内側シールリング（６；６′）の内側（１０，１０′）におけるそれぞれの接合領域（１８）からほぼＶ字状に突き出ていることを特徴とする、瓶用のプラスチック密閉栓。２．それぞれ２つの成形脚（１９）がその、中央縦軸線（７）に向けられた自由端部で、共通の接続領域（１６）を有している、請求項１記載のプラスチック密閉栓。３．星形折り畳み成形部（１２′）が、アーチ状に互いに移行し合う成形脚（１９′）を有している、請求項１又は２記載のプラスチック密閉栓。４．成形脚（１９′）が、その中央縦軸線（７）に向けられた端部で、共通の支持リング（２０；２０′）を介して接続されている、請求項１から３までのいずれか１項記載のプラスチック密閉栓。５．内側シールリング（６，６′）の内側（１０，１０′）と成形脚（１９；１９′）とが、下方に開放する室（１７；１７′）を制限している、請求項１から４までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。６．内側シールリング（６；６′）が軸方向横断面で見て、凸状のシール面と、円筒形の周面（２４）として構成された内側（１０）とを形成しており、この円筒形の周面（２４）が、中央縦軸線（７）に向かって傾斜した、カバープレート（２）の下側（４）への移行領域（２５；２５′）を有している、請求項１から５までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。７．凸状のシール面（９）が横断面で見て一定の曲率半径（Ｒ）を有している、請求項６記載のプラスチック密閉栓。８．シール面（９）が頂点（Ｓ）を有しており、該頂点（Ｓ）が、支持面（２７）の上側に配置されていて、該支持面（２７）が、外側リング（５）に存在する、閉鎖位置で隆起縁部を取り囲む隆起部（２６）によって規定されている、請求項７記載のプラスチック密閉栓。９．内側シールリング（６；６′）が、軸方向横断面で見てほぼ台形の輪郭と、カバープレート（２）に向かって傾斜した、平行な環状面（２８，２９）を備えた移行領域（２５′）とを有している、請求項１から５までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。 10．星形折り畳み成形部（１２）が、それぞれ内側に存在する接合領域（１８）で、シール面（９；９′）と内側シールリング（６）の内側（１０；１０′）との間の壁厚（Ｈ′）よりも少なくとも部分的に薄い壁厚（Ｈ）を有している、請求項１から９までのいずれか１項記載のプラスチック密閉栓。 11．外側リング（５′）がねじ山付き付加部（３０）を備えている、請求項１から７、９又は１０のいずれか１項記載のプラスチック密閉栓。 12．閉鎖キャップ（１０１，１０１′）が、星形成形部の領域のカバープレート（２）内で、目標破壊領域（１４０）を形成する少なくとも１箇所の、減少された壁厚（Ｍ）を備えている、請求項１から１１までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。 13．目標破壊箇所（１４０）が、外側及び／又は内側の切欠（１４１，１４１ ′）によって形成されている、請求項１２記載のプラスチック密閉栓。 14．前記切欠（１４１）が、環状溝として構成されている、請求項１３記載のプラスチック密閉栓。 15．内側シールリング（６）が、少なくとも領域的に、外側リングに対して減少された軸方向成形部長さ（１１３）を有している、請求項１から１４までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。 16．外側リング（５）が、プラスチック密閉栓（１；１０１）を取り外す際に、開封証明として持続変形する縁部成形リング（１４６）を備えている、請求項１から１５までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＭ，ＡＵ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＮ，ＣＺ，ＥＥ，ＦＩ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＴ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＫ，ＴＪ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ【要約の続き】

Claims

【特許請求の範囲】１．円形で平らなカバープレート（２）を有する密閉栓（３）より成る、隆起縁部付き瓶用のプラスチック密閉栓であって、前記カバープレート（２）の下側（４）に、閉鎖位置で瓶のくびを取り囲む外側リング（５；５′）と、少なくとも部分的に瓶開口部の内周部にシールキャップとして当接する内側シールリング（６）とが設けられており、この場合、中央縦軸線（７）に対してほぼ同心的に配置された２つのリング（５、６）がカバープレート（２）に一体成形されている形式のものにおいて、内側シールリング（６）が、そのシール面（９；９′）とは反対側の内側（１０，１０′）で、前記縦軸線（７）に対してほぼ平行に整列された多数の補強リブ（１１）を有しており、これらの補強リブが、内側シールリング（６）が閉鎖位置にある時に、この内側シールリング（６）に、少なくとも部分的に、弾性的な支持係合を提供する成形部（１２；１２′；１２″；１２″′；１２″″）として構成されていることを特徴とする、隆起縁部付き瓶用のプラスチック密閉栓。２．補強リブ（１１）が内側シールリング（６，６′）の内側（１０，１０′ ）と、及び／又はカバープレート（２）の下側と一体的に接続されている、請求項１記載のプラスチック密閉栓。３．補強リブ（１１）が、軸方向で、内側シールリング（６，６′）の長さにほぼ相当する成形部長さ（１３）を有している、請求項１又は２記載のプラスチック密閉栓。４．強リブ（１１）がその軸方向の自由端部で、ガイド先端に向かって先細りする支持領域（１４）を有している、請求項１から３までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。５．それぞれ少なくとも２つの補強リブ（１１）がその、中心縦軸線（７）に向けられた自由端部で、共通の接続領域（１６）を有している、請求項１から４までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。６．内側シールリング（６，６′）の内側（１０，１０′）と外側補強リブ（１１）との間にそれぞれ少なくとも１つのばね室（１７；１７′）が形成されている、請求項１から５までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。７．補強リブ（１１）が、星形折り畳み成形部の形状で内側シールリング（６；６′）に対応配置されている、請求項１から６までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。８．星形折り畳み成形部が、内側シールリング（６；６′）にもまた、カバープレート（２）にも一体的に接続されていて、閉鎖された半径方向形状を形成している、請求項７記載のプラスチック密閉栓。９．補強リブ（１１）が、内側シールリング（６；６′）の内側（１０，１０ ′）における接合領域（１８）から延びる、ほぼＶ字形に突き出る成形脚（１９）として構成されている、請求項１から８までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。 10．補強リブ（１１）が、アーチ状に互いに移行し合う成形脚（１９′）として構成されている、請求項１から９までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。 11．補強リブ（１１）が、その中央縦軸線（７）に向かって突き出る端部領域で、共通の支持リング（２０；２０′）を介して接続されている、請求項１から１０までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。 12．内側シールリング（６；６′）が横断面で見て、一方側では凸状のシール面を形成し、他方側では、補強リブ（１１）に接続された内側（１０）が円筒形の周面（２４）として構成されており、この円筒形の周面（２４）が、中央縦軸線（７）に向かって傾斜した、カバープレート（２）の下側（４）への移行領域（２５；２５′）を有している、請求項１から１１までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。 13．凸状のシール面（９）が横断面で見て一定の曲率半径（Ｒ）を有している、請求項１２記載のプラスチック密閉栓。 14．凸状のシール面（９）が、中央縦軸線（７）に関連して頂点（Ｓ）を有しており、該頂点（Ｓ）が、外側リング（５）に存在する、閉鎖位置で隆起縁部を取り囲む隆起部（２６）を規定する支持面（２７）の上側に配置されている、請求項１２又は１３記載のプラスチック密閉栓。 15．内側シールリング（６；６′）が、横断面で見てほぼ台形の輪郭を有して形成されていて、カバープレート（２）に向かって傾斜した移行領域（２５′）が平行な環状面（２８，２９）を備えている、請求項１から１１までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。 16．シール面（９′）と、補強リブ（１１）に接続された内側（１０′）とが、少なくとも部分的に平行に延びている、請求項１５記載のプラスチック密閉栓。 17．補強リブ（１１）が、それぞれ内側に位置する接合領域（１８）で壁厚（Ｈ）を有しており、該壁厚（Ｈ）が、シール面（９；９′）と内側（１０；１０ ′）との間に形成された壁厚（Ｈ′）よりも、少なくとも部分的に薄く構成されている、請求項１から１６までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。 18．内側シールリング（６′）が、ねじ山付き付加部（３０）を備えたその外側リング（５′）を有するカバープレート（２）に設けられている、請求項１から１７までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。 19．閉鎖キャップ（１０１，１０１′）が、目標破壊領域（１４０）として構成された少なくとも１つの成形領域を備えている、請求項１から１８までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。 20．目標破壊箇所（１４０）が、外側及び／又は内側の成形凹部（１４０，１４０′）によって形成されていて、この目標破壊箇所が、底部領域で、減少された材料厚（Ｍ）の減少されたウエブ（１４２）を有している、請求項１９記載のプラスチック密閉栓。 21．成形凹部（１４１）が、環状溝として構成されている、請求項１９記載のプラスチック密閉栓。 22．成形凹部（１４１）が、閉鎖キャップ（１０３）の領域内で２つの補強リブ（１１）と星形折り畳み成形部との間に配置されている、請求項１９から２１までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。 23．内側シールリング（６）が、隆起部（１２６）若しくはねじ山付き付加部（１３０）の支持面（１２７）に対して、少なくとも部分的に後退された成形部長さ（１１３）を有している、請求項１から２２までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。 24．外側リング（５）が、プラスチック密閉栓（１；１０１）を取り外す際に、開封証明として持続変形する縁部成形リング（１４６）を備えている、請求項１から２３までのいづれか１項記載のプラスチック密閉栓。