JPH1050675A - プラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置 - Google Patents

プラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置

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JPH1050675A
JPH1050675A JP20743596A JP20743596A JPH1050675A JP H1050675 A JPH1050675 A JP H1050675A JP 20743596 A JP20743596 A JP 20743596A JP 20743596 A JP20743596 A JP 20743596A JP H1050675 A JPH1050675 A JP H1050675A
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JP
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etching
plasma
substrate
plasma etching
insulator substrate
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JP20743596A
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Nobumasa Suzuki
伸昌 鈴木
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Canon Inc
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  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速エッチングが可能なプラズマエッチング
方法及びプラズマエッチング装置を提供する。 【解決手段】 絶縁体基板102をエッチングするため
のエッチング室101の周囲に無終端環状導波管109
を配すると共に無終端環状導波管109に複数の開口部
を形成する。そして、この複数の開口部からエッチング
室101へ供給されるマイクロ波にて発生する高密度、
大面積かつ均一なプラズマによりレジストパターンが形
成された絶縁体基板102の表面をエッチングし、レジ
ストパターンに沿って所定の幅と深さを有する溝を高速
に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁体基板表面を
プラズマを用いてエッチングするプラズマエッチング方
法及びプラズマエッチング装置に関し、特に高速エッチ
ングを可能にするものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大面積基板上に微細パターンを形
成した素子、則ちラージアンドファイン(L&F)素子
が、表示用デイスプレー・撮像用エリアセンサなどに広
く用いられてきている。
【0003】ところで、液晶テレビ、ラップトップパソ
コン、ノート型パソコン等に用いられるL&F素子の一
例であるカラー液晶ディスプレーは、カラーフィルタ基
板と駆動用基板との間に液晶を封入し、接着材で封止し
た構成としてある。
【0004】ここで、このカラーフィルタ基板は、ガラ
ス基板上に三原色(R.G,B)のフィルタ層をそれぞ
れ形成すると共に、各フィルタ層間に漏れ光によるコン
トラストや色純度の低下を防止する役割を果たすブラッ
クマトリクスを設け、これらフィルタ層及びブラックマ
トリクスをトップコート材(平坦膜)で平滑化し、その
上面に透明電極を設けたものである。また、駆動用基板
は、ガラス基板上に駆動用透明電極(TFT、MIMま
たはデューティ駆動用ITO素子)を形成したものであ
る。なお、液晶として強誘電性液晶を用いたディスプレ
ーも開発されてきている。
【0005】一方、大画面テレビ、広告用ディスプレー
等に用いられるL&F素子の一例であるプラズマディス
プレーは、カラーフィルタ基板と駆動用基板との間に放
電用ガスを封入し、接着剤で封止した構成としてある。
【0006】また、同じく大画面テレビ、広告用ディス
プレー等に用いられるL&F素子の一例である電子放出
型ディスプレーは、蛍光体基板と駆動用基板を接着剤で
封着した構成としてある。ここで、この蛍光体基板はガ
ラス基板上に三原色の蛍光体層をそれぞれ形成すると共
に、各蛍光体層間に漏れ光によるコントラストや色純度
の低下を防止する役割を果たすブラックマトリクスを設
け、その上面に電極を設けたものである。また、駆動用
基板は、ガラス基板上に電子放出源とその駆動用電極を
形成したものである。
【0007】さらに、X線医療器等に用いられるL&F
素子の一例である撮像用エリアセンサは、ガラス基板上
に配線パターンを形成し、その上にゲート絶縁SiN
膜、i型a‐Si膜、n型a‐Si膜、Al電極パター
ン、保護SiN膜を順に形成した構成としてある。
【0008】ところで、これらのL&F素子において
は、表示画面や撮像画面の大型化が進められているが、
このような画面の大型化に伴い配線遅延が問題になるこ
とから、配線の低抵抗化が要求されている。ここで、こ
の配線の低抵抗化のためCu、Al等の抵抗率の低い金
属を配線に用いる方策が考えられるが、この方策はデバ
イスによっては汚染、ヒロックなどが問題になり適用不
可能である。
【0009】また、他の方策として、配線断面積を増加
させることが考えられるが、配線断面積を増加させるよ
う配線幅を増加すると光の透過率が低下することから、
配線の低抵抗化のため断面形状を矩形にして配線高を増
加させる必要がある。しかし、この方策は、膜厚100
nm台の薄膜で形成されるTFTやMIMなどの駆動素
子と基板との間に1μm程度の高さの配線を形成するこ
とになり、不可能である。
【0010】そこで、この配線の低抵抗化の要求を満た
す方策として配線を基板内に埋め込むことが行われてお
り、このような埋め込み配線の形成方法としては、以下
の方法が一般的である。
【0011】即ち、まずフォトリソ工程によリ、ガラス
基板の表面を必要な配線の高さの分の深さだけ掘り込
む。次に、スパッタリング法等により、電極膜を必要な
配線の高さ以上の膜厚で形成する。最後に、研磨により
掘り込んだ部分以外の電極膜を除去し、表面を平坦化す
る。
【0012】ところで、この掘り込みには配線を矩形形
状にするために、イオンの入射方向の異方性を用いるド
ライエッチングが用いられる。ここで、このドライエッ
チングとしては、一般に二枚の互いに平行な平板電極間
に13.56MHzの周波数を有する高周波(RF)電
力を印加するRIE(リアクティブ・イオン・エッチン
グ)法が用いられている。
【0013】次に、このRIE法を用いたプラズマエッ
チング装置の断面図を図5に示す。同図において、40
1は反応室、402は被処理基板、403は被処理基板
402を設置するRF電極、404はRF電源、405
はエッチング用ガス供給機構を備えた対向電極、406
はエッチングガス導入口、407は排気口である。
【0014】そして、このような構成のプラズマエッチ
ング装置において、エッチングは以下のようにして行
う。即ち、まず排気系(不図示)を介して反応室401
内を2×10- 7 Torr以下になるまで真空排気す
る。次に、エッチングガスを導入口406より対向電極
405を介して反応室401に導入した後、排気口40
7と排気系(不図示)の間に設けられたコンダクタンス
バルブ(不図示)のコンダクタンスを調整して反応室4
01内の圧力を所定の値に保持する。
【0015】そして最後に、RF電源404より所定の
RF電力をRF電極403に印加し、反応室401内に
プラズマを発生させる。そして、このようにプラズマが
発生すると、プラズマ中のイオンが基板402とプラズ
マ間に生じるシース電界により加速されて基板402に
入射し、基板402の表面原子と反応してガス化するこ
とにより、異方性をもったエッチングが行なわれる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成のプラズマエッチング方法及びプラズマエッチング
装置においては、プラズマ密度が5×1010/cm3
下と低いため、例えば無アルカリガラス等をエッチング
する場合にはエッチング速度が10nm/min以下と
遅いことから、1μm以上の掘り込みが必要な埋め込み
配線を形成する場合には処理時間が100min以上必
要になり、生産性が低いという問題点があった。
【0017】そこで、本発明は、このような問題点を解
決するためになされたものであり、高速エッチングが可
能なプラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装
置を提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、レジストパタ
ーンが形成された絶縁体基板表面をプラズマを用いてエ
ッチングし、前記レジストパターンに沿って所定の幅と
深さを有する溝を形成するプラズマエッチング方法にお
いて、前記絶縁体基板をエッチングするためのエッチン
グ室の周囲に無終端環状導波管を配すると共に前記無終
端環状導波管に複数の開口部を形成する一方、前記複数
の開口部から前記エッチング室へ供給されるマイクロ波
にて発生する高密度、大面積かつ均一なプラズマにより
前記エッチングを行うことを特徴とするものである。
【0019】また本発明は、前記絶縁体基板に、該絶縁
体基板にほぼ垂直な磁力線を持ち、かつ前記スロット近
傍の磁束密度が前記マイクロ波の周波数のほぼ3.57
×10-11 (T/Hz)倍である磁界を印加しながら前
記エッチングを行うことを特徴とするものである。
【0020】また本発明は、前記絶縁体基板に高周波バ
イアスを印加しながら前記エッチングを行うことを特徴
とするものである。
【0021】また本発明は、前記絶縁体基板は無アルカ
リガラスであることを特徴とするものである。
【0022】また本発明は、前記パターンを形成するレ
ジストは、軟化点が200℃以上の耐熱レジストである
ことを特徴とするものである。
【0023】また本発明は、レジストパターンが形成さ
れた絶縁体基板表面をプラズマを用いてエッチングし、
前記レジストパターンに沿って所定の幅と深さを有する
溝を形成するプラズマエッチング装置において、前記絶
縁体基板をエッチングするためのエッチング室と、前記
エッチング室の周囲に配された無終端環状導波管と、前
記無終端環状導波管に形成され、前記エッチング室内へ
マイクロ波を供給する複数の開口部と、を備え、前記エ
ッチングの際、前記複数の開口部から前記エッチング室
へ供給されるマイクロ波にて高密度、大面積かつ均一な
プラズマを発生させることを特徴とするものである。
【0024】また本発明は、前記エッチングの際、前記
絶縁体基板に印加する、該絶縁体基板にほぼ垂直な磁力
線を持ち、かつ前記スロット近傍の磁束密度が前記マイ
クロ波の周波数のほぼ3.57×10-11 (T/Hz)
倍である磁界を発生させる磁界発生手段を備えたことを
特徴とするものである。
【0025】また本発明は、前記エッチングの際、絶縁
体基板に印加する高周波バイアスを発生させるバイアス
発生手段を備えたことを特徴とするものである。
【0026】また、本発明のように、絶縁体基板をエッ
チングするためのエッチング室の周囲に無終端環状導波
管を配すると共に無終端環状導波管に複数の開口部を形
成する一方、複数の開口部からエッチング室へ供給され
るマイクロ波にて発生する高密度、大面積かつ均一なプ
ラズマによりレジストパターンが形成された絶縁体基板
表面をエッチングし、レジストパターンに沿って所定の
幅と深さを有する溝を高速に形成する。
【0027】また、磁界発生手段にて絶縁体基板に、絶
縁体基板にほぼ垂直な磁力線を持ち、かつスロット近傍
の磁束密度がマイクロ波の周波数のほぼ3.57×10
-11(T/Hz)倍である磁界を印加しながらエッチン
グを行うことにより、エッチング室内が低圧の場合でも
高密度のプラズマを発生させるようにする。
【0028】また、バイアス発生手段にて絶縁体基板に
高周波バイアスを印加しながらエッチングを行うことに
より、高速エッチングを可能とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0030】図1は、本発明の実施の形態に係るプラズ
マエッチング装置の概略構成図であり、同図において、
101は絶縁体基板である被処理基板102をエッチン
グするためのエッチング室である反応室、103は基板
102を支持するRF電極、104はRF電源、105
はエッチングガス導入機構を備えた対向電極、106は
エッチングガス導入口、107は排気口、108は反応
室101を形成する石英管である。
【0031】また、109はマイクロ波を反応室101
に導入するための後述するスロットを備えた無終端環状
導波管(以下環状導波管という)であり、この環状導波
管109にてマイクロ波を反応室101に導入すること
によりエッチングガスの励起源としてマイクロ波を利用
するようにしている。
【0032】そして、このようにマイクロ波によりエッ
チングガスを励起することにより、高い周波数をもつ電
界により電子を加速でき、ガス分子を効率的に電離、励
起させることができる。これにより、ガスの電離効率、
励起効率及び分解効率が高く、高密度、大面積かつ均一
なプラズマを比較的容易に形成することができる。
【0033】ここで、この環状導波管109は、内壁断
面の寸法がWRT−2規格導波管と同じ27mm×96
mmであり、中心径が759mmである。また、この環
状導波管109は、機械的強度を保つためステンレス鋼
で構成されると共に、その内壁面にはマイクロ波の伝搬
損失を抑えるため銅がコーテイングされ、更にこの銅の
上に銀をコーテイングした二層メッキが施されている。
【0034】ところで、この環状導波管109には、図
2に示すようにマイクロ波を反応室101へ導入するた
めの複数の開口部であるスロット109aが形成されて
いる。なお、このスロット109aの形状は長さ42m
m、幅2mmの矩形であり、管内波長の1/4間隔に形
成されている。
【0035】ここで、管内波長は使用するマイクロ波の
周波数と導波管の断面の寸法に依存するが、周波数2.
45GHzのマイクロ波と上記の寸法の導波管109を
用いた場合には約159mmである。なお、本実施の形
態において使用した環状導波管109では、スロット1
09aは約40mm間隔で60個形成されている。ま
た、環状導波管109には、4Eチューナ、方向性結合
器、アイソレー夕、2.45GHzの周波数を持つマイ
クロ波電源(不図示)が順に接続されている。
【0036】そして、このような構成のプラズマエッチ
ング装置において、プラズマの発生及びエッチングは以
下のようにして行なう。
【0037】即ち、まず排気系(不図示)を介して反応
室101内を2×107 Torr以下になるまで真空排
気し、この後、エッチングガスをガス導入口106より
対向電極105を介して所定の流量で反応室101内に
導入する。次に、排気系と排気口107との間に設けら
れたコンダクタンスバルブ(不図示)を調整し、反応室
101内を所定の圧力に保持する。
【0038】この後、マイクロ波電源より所望の電力を
環状導波管109を介して反応室101内に供給するこ
とにより、反応室101内にはプラズマ密度が2×10
12/cm3 以上の、従来のプラズマエッチング装置と比
較して2桁向上した高密度プラズマが大面積、かつ均一
に発生する。
【0039】そして、このように高密度かつ大面積均一
なプラズマが発生すると、このプラズマによりエッチン
グガスが励起され、RF電極103上に載置された被処
理基板102の表面をエッチングする。ここで、このよ
うに高密度かつ大面積均一なプラズマを用いてエッチン
グを行うことにより、エッチング速度が1〜2桁向上
し、充分な生産性をもった埋め込み配線形成が可能にな
る。また、マイクロ波が誘電体を透過する性質を有する
ことから、プラズマ処理装置を無電極放電タイプのもの
として構成でき、これが故に高清浄なプラズマ処理を行
い得るという利点もある。
【0040】ところで、このエッチングの際、異方性と
エッチング速度を向上させるため、本実施の形態におい
ては、RF電源104を介してRF電力をRF電極10
3に供給することにより基板102表面に高周波バイア
スであるRFバイアスを発生させ、基板102に入射す
るイオンのエネルギーを制御することができるようにし
ている。
【0041】さらに、このエッチングの際、異方性を向
上させるために、1mTorr以下の低圧でも高密度を
維持できるように、本実施の形態においては、図1に示
すように磁界発生手段110を設けるようにしている。
【0042】そして、例えば磁界発生手段110を用い
て、環状導波管109の複数のスロット109aの中心
を含む面に節面を持つと共に、基板102にほぼ垂直な
磁力線を持ち、スロット109a近傍の磁界の磁束密度
は基板102近傍の磁界の磁束密度よりも大きい、例え
ばマイクロ波の周波数のほぼ3.57×10-11 (T/
Hz)倍であるカスプ磁界を発生するようにすると、電
子が磁力線に沿ってスロット109a近傍から基板10
2近傍へ長行程を磁力線の周りに回転しながら拡散し、
かつ電子の壁への拡散・再結合による損失が抑えられる
ので、1mTorr以下の低圧領域でも高密度かつ大面
積均一なプラズマを維持することが可能になる。
【0043】なお、本実施の形態において、エッチング
の際に用いられるマイクロ波の周波数は、0.8〜20
GHzの範囲から適宜選択することができ、またエッチ
ングの際に用いられる反応室内の圧力は、好ましくは
0.05〜1.0mTorrの範囲から選択することが
できる。さらに、エッチングの際に用いられるエッチン
グガスとしては、F2 、CF4 、CHF3 、CH2
2 、C26 、C38 、CF2 Cl2 、SF6 、NF
3 、Cl2 、CCl4 、BCl3 などが挙げられる。
【0044】次に、このような構成のプラズマエッチン
グ装置を用いた埋め込み配線形成方法を図3に示す。
【0045】まず、(a)に示すようにガラス基板10
3上にフォトレジスト112を塗布し、マスク113を
用いてパターニングされたUV光114をガラス基板1
03に照射する。次に、(b)に示すようにフォトレジ
スト112を現像し、レジストパターン112aを形成
する。
【0046】次に、このようにレジストパターン112
aが形成されたガラス基板103をプラズマエッチング
装置の反応室101に設置した後、反応室101内を真
空排気し、この後エッチングガスをガス導入口106よ
り対向電極105を介して所定の流量で反応室101内
に導入する。次に、排気系と排気口107との間に設け
られたコンダクタンスバルブを調整し、反応室101内
を所定の圧力に保持する。
【0047】この後、マイクロ波電源より所望の電力を
環状導波管109を介して反応室101内に供給するこ
とにより、反応室101内に高密度プラズマを大面積均
一に発生させ、この高密度プラズマにより(c)に示す
ようにガラス基板103の表面に所定の幅と深さを有す
る溝D1を掘り込む。なお、このようなプラズマエッチ
ング装置を用いることにより、従来と比較して掘り込み
速度が1〜2桁向上し、充分な生産性をもった埋め込み
配線形成が可能になる。
【0048】次に、(d)に示すようにフォトレジスト
112をアッシング除去し、この後、スパッタリング等
により(e)に示すように金属膜115を形成する。さ
らに、この後、研磨を行い(f)に示すように溝D1以
外の部分の金属膜115を除去してガラス基板103に
金属配線116を埋め込み形成する一方、ガラス基板1
03の表面を平坦化し、配線基板を得る。
【0049】なお、本実施の形態において、ガラス基板
103は無アルカリガラスとしているが、絶縁性基板と
してSiO2 系の石英や各種ガラスの他に、Si3
4 ,NaCl,KCl,LiF,CaF2 ,BaF2
Al23 ,AlN,MgOなどが挙げられる。また、
フォトレジストとして、ノボラック系ポジレジスト、環
化ゴム系ネガレジストなどの公知のものが使用可能であ
るが、用途によっては耐熱性の高い感光性ポリイミド、
カルコゲナイドなどが適当な場合もある。
【0050】さらに、露光装置としては、形成する配線
幅を解像できるものならば、縮小投影露光機、等倍投影
露光機、近接露光機、接触露光機でも、電子ビーム露光
機、集束イオンビーム露光機、レーザービーム露光機で
もよい。また、アッシング方法としては、酸化性溶液に
よるウェット処理でも、酸素プラズマによるドライ処理
でも使用可能である。また、レジストパターンを一旦基
板103とのエッチング選択比の大きな、例えば金属膜
などの材料に転写してそれをマスクとして基板の掘り込
みを行っても良い。
【0051】さらに、金属膜を形成する金属としては、
Al、W、Mo、Ti、Ta、Cr、Pt、Au、A
g、Cuなどが挙げられ、スパッタリングの他に、蒸
着、CVDなどの薄膜形成方法により形成する。また、
研磨方法としては、単純機械研磨でも適用可能である
が、研磨され難い材料の研磨速度を向上させるために、
化学的機械研磨(CMP)、電界研磨(EP)、複合電
界研磨(ECB)を用いると尚良い。
【0052】次に、本実施の形態に係るエッチング装置
を用いて埋め込み配線の形成を行う実施例について説明
する。なお、本発明は、これら実施例に限定されるもの
ではない。
【0053】まず、図1に示したプラズマエッチング装
置を使用してガラス基板の掘り込みを行った後、図3に
示した工程によりTFT型表示用ディスプレーに用いら
れる埋め込み配線の形成を行う第1実施例について説明
する。
【0054】まず、基板102として、400×500
mmの白板ガラス基板を用いると共に、ガラス基板10
2上にフォトレジスト(東京応化OFPR800)11
2を800nm厚塗布し、ミラープロジェクションアラ
イナーを用いてパターン光114をフォトレジスト11
2に露光した(図3の(a)参照)。
【0055】この後、フォトレジスト112を現像し、
最小スペース幅5μmのレジストパターン112aを形
成し(図3の(b)参照)、次にプラズマエッチング装
置を用いてガラス基板102表面に溝D1を掘り込んだ
(図3の(c)参照)。
【0056】なお、この際プラズマエッチング装置にお
いては、プラズマの発生及びエッチングを以下のように
して行なった。即ち、まずターボ分子ポンプを主とする
排気系を介して反応室101内を2×107 Torr以
下になるまで真空排気し、続いてエッチングガスとして
CF4 を300sccm、H2 を30sccmの流量で
ガス導入口106より対向電極105を介して反応室1
01内に導入した。
【0057】次に、排気系と排気口107との間に設け
られたコンダクタンス調整用スロットルバルブの開き角
を調整して反応室101内を3mTorrの圧力に保持
し、この後マイクロ波電源より1kWの電力を環状導波
管109を介して反応室101内に供給して反応室10
1内に高密度プラズマを発生させた。そして、この高密
度プラズマにより、エッチングガスを励起、分解し、R
F電極103上に載置されたガラス基板102の表面を
エッチングした。
【0058】次に、このようなプラズマエッチング装置
によるエッチングを5分間行った後、フォトレジスト1
12をアッシング除去した(図3の(d)参照)。ここ
で、このエッチングにより形成された溝D1の掘り込み
深さを段差測定器(TENC0Rα―STEP200)
を用いて測定したところ、1.1μmであった。そし
て、この時のエッチング速度は220nm/minであ
り、従来よりも1桁以上向上した。
【0059】次に、DCスパッタリング装置によりAl
‐Si‐Cu膜115を1.2μm厚形成した(図3の
(e)参照)。そして、この後、機械研磨を行い、溝以
外の部分のAl‐Si‐Cu膜115を除去してガラス
基板103に金属配線116を埋め込み形成する一方、
ガラス基板103の表面を平坦化した(図3の(f)参
照)。ここで、この研磨後の表面の平坦性は±12nm
であり、良好な埋め込み配線が形成された。
【0060】次に、プラズマエッチング装置において磁
界を発生させてガラス基板の掘り込みを行い、図3に示
した工程によりFLC型表示用ディスプレーに用いられ
る埋め込み配線の形成を行う本実施の形態の第2実施例
について説明する。
【0061】まず、基板102として、360×465
mmの青板ガラス基板を用いると共にガラス基板102
上にフォトレジスト(東京応化OFPR800)112
を1000nm厚塗布し、ミラープロジェクションアラ
イナーを用いてパターン光114をフォトレジスト11
2に露光した(図3の(a)参照)。
【0062】この後、フォトレジスト112を現像し、
次に、最小スペース幅10μmのレジストパターン11
2aを形成し(図3の(b)参照)、その後、プラズマ
エッチング装置を用いてガラス基板102表面に溝D1
を掘り込んだ(図3の(c)参照)。
【0063】なお、この際プラズマエッチング装置にお
いては、プラズマの発生及びエッチングは以下のように
して行なった。即ち、排気系を介して反応室101内を
2×107 Torr以下になるまで真空排気した。続い
て、エッチングガスとしてCF4 を360sccm、H
2 を30sccmの流量でガス導入口106より対向電
極105を介して反応室101内に導入した。
【0064】次に、コンダクタンス調整用スロットルバ
ルブの開き角を調整し、反応室101内を0.7mTo
rrの圧力に保持した。この後、直流電源より所望の電
力を磁界発生手段であるコイル110に供給し、反応室
101内に磁界を発生させた後、マイクロ波電源より
1.2kWの電力を環状導波管109を介して反応室1
01内に供給し、反応室101内に高密度プラズマを発
生させた。
【0065】なお、このようにコイル110により反応
室101内に磁力線を発生させると共に、この磁力線の
廻りを螺旋運動する電子がマイクロ波を共鳴的に吸収し
て加速されるようにすることにより、1mTorr以下
の低圧領域でも高密度のプラズマを発生させることがで
きる。
【0066】そして、この高密度プラズマによりエッチ
ングガスは励起、分解され、RF電極103上に載置さ
れたガラス基板102の表面をエッチングした。次に、
このプラズマエッチング装置によるエッチングを8分間
行った後、フォトレジスト112をアッシング除去した
(図3の(d)参照)。ここで、段差測定器を用いて掘
り込み溝D1の深さを測定したところ、1.9μmであ
った。エッチング逮度は238nm/minであり、従
来よりも1桁以上向上した。
【0067】次に、DCスパッタリング装置によりCu
膜115を2.0μm厚形成した(図3の(e)参
照)。そして、この後、機械研磨を行い、溝以外の部分
のCu膜115を除去し、Cuにて金属電極116を形
成する一方、ガラス基板103表面を平坦化した。ここ
で、研磨後の表面の平担性は±13nmであり、良好な
埋め込み配線が形成された。
【0068】次に、プラズマエッチング装置において高
周波バイアスを発生させてガラス基板の掘り込みを行
い、図3に示した工程により表示用プラズマディスプレ
ーに用いられる埋め込み配線の形成を行う本実施の形態
の第3実施例について説明する。
【0069】まず、基板102として、550×650
mmの白板ガラス基板を用いると共に、ガラス基板10
2上にフォトレジスト(東京応化OMR83)112を
800nm厚塗布し、ミラープロジェクションアライナ
ーを用いてパターン光をフォトレジスト112に露光し
た(図3の(a)参照)。
【0070】この後、フォトレジスト112を現像し、
次に、最小スペース幅40μmのレジストパターン11
2aを形成し(図3の(b)参照)、その後、プラズマ
エッチング装置を用いてガラス基板102表面に溝D1
を掘り込んだ(図3の(c)参照)。
【0071】なお、この際プラズマエッチング装置にお
いては、プラズマの発生及びエッチングは以下のように
して行なった。即ち、排気系を介して反応室101内を
2×107 Torr以下になるまで真空排気した。続い
て、エッチングガスとしてCF4 を240sccm、H
2 を20sccmの流量でガス導入口106より対向電
極105を介して反応室101内に導入した。
【0072】次に、コンダクタンス調整用スロットルバ
ルブの開き角を調整し、反応室101内を2mTorr
の圧力に保持した。次いで、マイクロ波電源より1kW
の電力を環状導波管109を介して反応室101内に供
給し、反応室101内に高密度プラズマが発生した。
【0073】さらに、RF電源104を介してRF電極
103に300WのRF電力を印加することによりガラ
ス基板102表面に自己バイアスを発生させた。エッチ
ングガスは高密度プラズマにより励起、分解され、RF
電極103上に載置されたガラス基板102の表面をエ
ッチングした。
【0074】次に、このプラズマエッチング装置による
エッチングを4分間行った後、フォトレジスト112を
アッシング除去した(図3の(d)参照)。ここで、段
差測定器を用いて掘り込み溝D1の深さを測定したとこ
ろ、0.9μmであった。エッチング速度は225nm
/minであり、従来よりも1桁以上向上した。
【0075】次に、DCスパッタリング装置によりAl
‐Si膜115を1.0μm厚形成した(図3の(e)
参照)。そして、この後機械研磨を行い、溝以外の部分
のAl‐Si膜115を除去して金属配線116を形成
する一方、ガラス基板103表面を平坦化した。研磨後
の表面の平坦性は±12nmであり、良好な埋め込み配
線が形成された。
【0076】ところで、研磨による平坦化をより容易に
するために、溝以外の部分の金属膜をリフトオフ法によ
り除去しても良い。次に、このようなリフトオフ法を用
いた埋め込み配線形成方法を図4に示す。
【0077】この場合、まず(a)に示すようにガラス
基板103上にフォトレジスト112を塗布し、マスク
113を用いてパターニングされたUV光114をガラ
ス基板103に照射する。次に、(b)フォトレジスト
112を現像し、レジストパターン112aを形成す
る。
【0078】次に、プラズマエッチング装置により
(c)に示すようにガラス基板103の表面に溝D1を
掘り込んだ後、(d)に示すように金属膜117を形成
する。さらにこの後、(e)に示すようにフォトレジス
ト112をアッシングすることにより、フォトレジスト
112とフォトレジスト112上の金属膜117も同時
に除去する。そして、最後に(f)に示すように研磨を
行って金属配線116を形成する一方、ガラス基板10
3の表面を平坦化する。
【0079】次に、プラズマエッチング装置を使用して
ガラス基板の掘り込みを行い、図4に示した工程により
電子放出型表示用ディスプレーに用いられる埋め込み配
線の形成を行う本実施の形態の第4実施例を説明する。
【0080】本実施例においては、まず、基板102と
して550×650mmの白板ガラス基板を用いると共
に、ガラス基板102上にフォトレジスト(日立化成R
U−1000N)112を1200nm厚塗布し、ミラ
ープロジェクションアライナーを用いてパターン光をフ
ォトレジスト112に露光した(図4の(a)参照)。
【0081】この後、フォトレジスト112を現像し、
最小スペース幅50μmのレジストパターン112aを
形成し(図4の(b)参照)、その後、プラズマエッチ
ング装置を用いてガラス基板102表面に溝D1を掘り
込んだ(図4の(c)参照)。
【0082】なお、この際プラズマエッチング装置にお
いては、プラズマの発生及びエッチングは以下のように
して行なった。即ち、排気系を介して反応室101内を
2×10-7Torr以下になるまで真空排気した。続い
て、エッチングガスとしてCF4 を300sccm、H
2 を30sccmの流量でガス導入口106より対向電
極105を介して反応室101内に導入した。
【0083】次に、コンダクタンス調整用スロットルバ
ルブの開き角を調整し、反応室101内を2mTorr
の圧力に保持した。マイクロ波電源より1.2KWの電
力を環状導波管109を介して反応室101内に供給す
ることにより反応室101内に高密度プラズマが発生し
た。エッチングガスは高密度プラズマにより励起、分解
され、RF電極103上に載置されたガラス基板102
の表面をエッチングした。
【0084】次に、このようなエッチングを5分間行っ
た後、フォトレジスト211をアッシング除去した(図
4の(d)参照)。ここで、段差測定器を用いて測定さ
れた段差からレジスト膜厚を差し引くことにより掘り込
み溝D1の深さを求めたところ、1.2μmであった。
エッチング速度は240nm/minであり、従来より
も1桁以上向上した。
【0085】次に、DCスパッタリング装置によりMo
膜117を1.3μm厚形成し(図4の(e)参照)、
この後フォトレジスト112をアッシングし、フォトレ
ジスト112上のMo膜と共に除去した。そして、この
後機械研磨を行い、ガラス基板103の表面に金属配線
116を形成する一方、ガラス基板103表面を平坦化
した(図3の(f)参照)。研磨後の表面の平坦性は±
8nmであり、良好な埋め込み配線が形成された。
【0086】次に、プラズマエッチング装置を使用して
ガラス基板の掘り込みを行い、図4に示した工程により
撮像用エリアセンサに用いられる埋め込み配線の形成を
行う本実施の形態の第5実施例を説明する。
【0087】本実施例においては、まず、基板102と
して400×400mmの白板ガラス基板を用いると共
に、ガラス基板102上にフォトレジスト(日立化成R
U−1000N)112を1200nm厚塗布し、ミラ
ープロジェクションアライナーを用いてパターン光をフ
ォトレジスト112に露光した(図4の(a)参照)。
【0088】この後、フォトレジスト112を現像し、
最小スペース幅3μmのレジストパターン112aを形
成し(図3の(b)参照)、その後プラズマエッチング
装置を用いてガラス基板102表面に溝D1を掘り込ん
だ(図3の(c)参照)。
【0089】なお、この際プラズマエッチング装置にお
いて、プラズマの発生及びエッチングは以下のようにし
て行なった。即ち、排気系を介して反応室101内を2
×10-7Torr以下になるまで真空排気した。続い
て、エッチングガスとしてCF4 を360sccm、H
2 を30sccmの流量でガス導入口106より対向電
極105を介して反応室101内に導入した。
【0090】次に、コンダクタンス調整用スロットルバ
ルブの開き角を調整し、反応室101内を2mTorr
の圧力に保持した。マイクロ波電源(不図示)より1.
2kWの電力を環状導波管109を介して反応室101
内に供給し、反応室101内に高密度ブラズマが発生し
た。エッチングガスは高密度ブラズマにより励起、分解
され、RF電極103上に載置されたガラス基板102
の表面をエッチングした。
【0091】次に、このようなプラズマエッチング装置
によるエッチングを4分間行った後、段差測定器を用い
て段差を測定し、この測定結果からレジスト膜厚を差し
引くことにより掘り込み溝D1の深さを求めたところ、
1.0μmであった。エッチング速度は250nm/m
inであり、従来よりも1桁以上向上した。
【0092】次に、DCスパッタリング装置によりCr
膜117を1.1μm厚形成し(図4の(e)参照)、
この後フォトレジスト112をアッシングし、フォトレ
ジスト112上のCr膜と共に除去して金属配線116
を形成する一方、Crのエッチャントを注入して化学的
機械研磨を行い、ガラス基板103表面を平坦化した
(図4の(f)参照)。研磨後の表面の平坦性は±6n
mであり、良好な埋め込み配線が形成された。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のようにエ
ッチング室の周囲に配された複数のスロットを備えた無
終端環状導波管を用いて発生させた高密度かつ大面積均
一なプラズマを用いることにより、ガラス基板の高速エ
ッチングが可能になり、埋め込み配線の生産性を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプラズマエッチング
装置の模式図。
【図2】上記プラズマエッチング装置の環状導波管に設
けられたスロットを示す図。
【図3】上記プラズマエッチング装置を用いた埋め込み
配線形成方法を説明する図。
【図4】上記プラズマエッチング装置を用いた他の埋め
込み配線形成方法を説明する図。
【図5】従来のプラズマエッチング装置の模式図。
【符号の説明】
101,401 反応室 103 ガラス基板 104 RF電源 109 環状導波管 119a スロット 110 コイル 112 フォトレジスト 112a レジストパターン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レジストパターンが形成された絶縁体基
    板表面をプラズマを用いてエッチングし、前記レジスト
    パターンに沿って所定の幅と深さを有する溝を形成する
    プラズマエッチング方法において、 前記絶縁体基板をエッチングするためのエッチング室の
    周囲に無終端環状導波管を配すると共に前記無終端環状
    導波管に複数の開口部を形成する一方、前記複数の開口
    部から前記エッチング室へ供給されるマイクロ波にて発
    生する高密度、大面積かつ均一なプラズマにより前記エ
    ッチングを行うことを特徴とするプラズマエッチング方
    法。
  2. 【請求項2】 前記絶縁体基板に、該絶縁体基板にほぼ
    垂直な磁力線を持ち、かつ前記スロット近傍の磁束密度
    が前記マイクロ波の周波数のほぼ3.57×10-11
    (T/Hz)倍である磁界を印加しながら前記エッチン
    グを行うことを特徴とする請求項1記載のプラズマエッ
    チング方法。
  3. 【請求項3】 前記絶縁体基板に高周波バイアスを印加
    しながら前記エッチングを行うことを特徴とする請求項
    1記載のプラズマエッチング方法。
  4. 【請求項4】 前記絶縁体基板は無アルカリガラスであ
    ることを特徴とする請求項1乃至3記載のプラズマエッ
    チング方法。
  5. 【請求項5】 前記パターンを形成するレジストは、軟
    化点が200℃以上の耐熱レジストであることを特徴と
    する請求項1記載のプラズマエッチング方法。
  6. 【請求項6】 レジストパターンが形成された絶縁体基
    板表面をプラズマを用いてエッチングし、前記レジスト
    パターンに沿って所定の幅と深さを有する溝を形成する
    プラズマエッチング装置において、 前記絶縁体基板をエッチングするためのエッチング室
    と、 前記エッチング室の周囲に配された無終端環状導波管
    と、 前記無終端環状導波管に形成され、前記エッチング室内
    へマイクロ波を供給する複数の開口部と、 を備え、 前記エッチングの際、前記複数の開口部から前記エッチ
    ング室へ供給されるマイクロ波にて高密度、大面積かつ
    均一なプラズマを発生させることを特徴とするプラズマ
    エッチング装置。
  7. 【請求項7】 前記エッチングの際、前記絶縁体基板に
    印加する、該絶縁体基板にほぼ垂直な磁力線を持ち、か
    つ前記スロット近傍の磁束密度が前記マイクロ波の周波
    数のほぼ3.57×10-11 (T/Hz)倍である磁界
    を発生させる磁界発生手段を備えたことを特徴とする請
    求項6記載のプラズマエッチング装置。
  8. 【請求項8】 前記エッチングの際、絶縁体基板に印加
    する高周波バイアスを発生させるバイアス発生手段を備
    えたことを特徴とする請求項6記載のプラズマエッチン
    グ装置。
JP20743596A 1996-08-06 1996-08-06 プラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置 Pending JPH1050675A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115057623A (zh) * 2021-10-27 2022-09-16 西实显示高新材料(沈阳)有限公司 防眩光玻璃的加工设备及加工其的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115057623A (zh) * 2021-10-27 2022-09-16 西实显示高新材料(沈阳)有限公司 防眩光玻璃的加工设备及加工其的方法
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