JPH10504848A - 液晶ポリエーテル - Google Patents

液晶ポリエーテル

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、液晶ポリマー、とりわけ液晶ポリエーテルの分野に関する。本発明に従うポリエーテルは、OH含有化合物及びメソゲン基含有モノエポキシドを含むモノマー混合物を重合することにより得られる。そのようなモノマー混合物から得られたポリエーテルは、とりわけ高い分子量を持たないにもかかわらず高いTgを持つことが分かった。更に、本発明に従うポリエーテルは主にOH末端である。本発明に従うポリエーテルは、LCDレターデーション層、ディジタルデータストレージ例えばコンパクトディスク又はディジタルフィルム、低密度のディジタルデータストレージ及びアナログデータストレージにおける使用のために適している。一方、色素が存在するなら、本発明に従う液晶ポリエーテルを含むフィルムが、偏光子としての使用のために適している。

Description

【発明の詳細な説明】 液晶ポリエーテル 本発明は、液晶ポリマー、とりわけ液晶ポリエーテルの分野に関する。 液晶ポリエーテルは、欧州特許出願公開第0274128号公報、Makro mol.Chem.Rapid.Commun.14(1993年)、第251 〜259頁、及びEur.Polym.J.第21巻、第3号(1985年)、 第259〜264頁から公知である。これらの刊行物は、カチオン開環重合を経 て得られる液晶ポリエーテルを開示する。しかし、述べられた液晶ポリエーテル の全ては−29〜12℃の範囲のTgを有し、そして結果として、種々の光学用 途、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)のレターデーション層、例えばコンパ クトディスク及びディジタルフィルム(テープ)上への光学データストレージ、 及びアナログデータストレージにおける使用のために不適当である。ポリエピク ロロヒドリンのCl基の置換により得られる液晶ポリエーテルがまた公知である 。この方法は、高いTgを得ることを可能にする一方、該Tgは置換度に依存し 、かつ再現することが困難である。 本発明は、室温及びそれより高い(23〜70℃)Tgを持つ液晶ポリエーテ ルを提供する。Tg及び/又は略室温のTgを持つこれらの液晶ポリエーテルの 安定性が容易 に増加され得る。 本発明に従うポリエーテルは、 a)OH含有化合物及び b)メソゲン(mesogenic)基含有モノエポキシド を含むモノマー混合物を重合することにより得られる。 そのようなモノマー混合物から得られるポリエーテルは、それらの分子量がと りわけ高くないけれども、高いTgを持つことが分かった。ポリマーの粘度は、 分子量が高くなる程増加する。光学用途、例えばデータストレージ及びレターデ ーション層における液晶ポリエーテルの使用は、ポリエーテルが良好に配向され ることを要求する故に、Tg及びTc(配向が起こるべき温度)の間において余 りに高い粘度を持たないことが重要である。なぜならば、そうでなければ、均一 な配向を達成することが不可能であり、あるいは配向は非常にゆっくりと進んで 、使用を商業的に実行し得なくするであろうからである。 メソゲン基含有モノエポキシドとOH含有化合物を重合する時、反応は主に、 いわゆる活性化モノマーメカニズムによる。この反応において、カチオン重合の ための触媒、例えば、HBF4、BF3OEt2、HSbF6、HPF6等が使用さ れる。重合メカニズムのこのタイプの更に詳細な情報のために、Makromo l.Chem.,Makromol.Symp.13/14(1988年)、第 203〜210頁、Makromol.Chem.,Makromol.Sym p.32(1990年)、第1 55〜168頁、及びACS Pol.Preprints第31巻、第1号( 1990年)、第89〜90頁が参照として採用されてよい。1:10〜1:2 の範囲のOH含有化合物対メソゲン基含有モノエポキシドの比を持つモノマー混 合物が使用される時、活性化モノマーメカニズムがなお、大きな程度で重合プロ セスを支配する。その結果、副反応とりわけ環状オリゴマーの形成が、狭い分子 量分布のポリマーが形成されるような程度に抑制される。更に、1:5〜1:2 の比を用いる時、環状オリゴマーは殆ど又は全く検出されないことが分かった。 更に、活性化モノマーメカニズムにより殆ど専ら形成されたポリエーテルは本質 的にOH末端であり、それは、ポリエーテルが例えばより高いTg及び/又は高 められた安定性を得るために更に重合又は架橋を必要とする時に利益を与える。 欧州特許出願公開第0469492号公報において、一つより多い隣位のエポ キシド基を持つエポキシ樹脂をエポキシド基と反応する二つ又はそれ以上の水素 原子を含む化合物と反応させること、形成されたアダクトをビニル化すること、 そしてビニル化されたアダクトをエチレン性不飽和モノマーと共重合することに より調製されるところのアダクトが述べられており、ここで、使用される化合物 の一つ又はそれ以上がメソゲン基を含む。該公報に述べられたアダクトは、被覆 、注型、カプセル封じ、押出し、鋳造、引抜き、電気及び構造積層品又は複合体 のために使用され得るところの熱硬化性混合物のために使用される。光学用 途のためのこれらのアダクトの使用は、この公報において述べられておらず、あ るいは示唆されてもいない。メソゲン基は、得られた熱硬化物の機械的性質を改 善するためにアダクトに組み入れられる。 本発明に従うポリエーテルにおいて、実質的に任意のOH含有化合物、モノO H含有化合物、及びジ‐及びトリOH含有化合物の両者が使用され得る。例えば 、脂肪族アルコール、ジオール、トリオール、アクリレートアルコール、メソゲ ン基含有アルコール、及び化合物の非芳香族部分のいずれかにOH基を含む芳香 族化合物が含まれる。 特に適切なモノOH含有化合物は、下記式に従うものである。 HO‐(Y)m‐Z ここで、 Zは、‐H、‐O‐C(O)‐CH=CH2、‐O‐C(O)‐C(CH3)=C H2、4〜10個の炭素原子を持つ、環状、芳香族又は複素環式化合物、‐CH (CH2‐O‐C(O)‐CH=CH22、‐C(CH2‐OC(O)‐CH=C H23、‐C(CH2‐O‐C(O)‐CH=CH22CH3、‐CH(CH2‐ O‐C(O)‐C(CH3)=CH22、‐C(CH2‐OC(O)‐C(CH3 )=CH23又は‐C(CH2‐O‐C(O)‐C(CH3)=CH22CH3を 示し、 Yは、‐CH2‐、C(CH32‐、‐CH(CH3)‐、‐HC[‐(CH2m ‐O‐ψ1‐(Q)n‐ψ2 ‐R1]‐を示し(ここで、夫々のY基は同一であっても又は異なっていてもよ い)、 mは、0〜6の整数を示し(但し、OHに対してα位又はβ位に酸素原子を持つ 化合物は除かれる)、 Qは、‐C(O)‐O‐、‐C=C‐、‐C=N‐、‐N=C‐、‐O‐C(O )‐、‐C≡C‐又は‐N=N‐を示し、 R1は、‐O‐R2、‐NO2、‐CN、‐HC=C(CN)2、‐C(CN)=C (CN)2又は‐R2を示し、 R2は、1〜15個の炭素原子を持つアルキル基、‐(CH2k‐O‐C(O) ‐CH=CH2、‐(CH2k‐O‐C(O)‐C(CH3)=CH2又は‐(C H2x‐OHを示し、 xは、0〜6の整数を示し、 kは、0〜6の整数を示し(但し、R1が‐O‐R2なら、kは0又は1ではない )、 ψ1は、4〜10個の炭素原子を持つ、置換又は非置換の環状、芳香族若しくは 環状複素環式化合物を示し、 ψ2は、4〜10個の炭素原子を持つ、環状、芳香族又は複素環式化合物を示し 、 nは、0又は1を示す。 特に適切なジOH含有化合物は、下記式に従うものである。 ここで、R3は、‐H、1〜6個の炭素原子を持つアルキル基を示し、そして Z、Y、ψ1、ψ2、及びmは、上記式におけると同一の意味を有する(ここで、 mの数は、同一か又は異なる)。 もし、OH含有化合物がアクリレートアルコールなら、アクリレート基を含む 液晶ポリエーテルが得られる。アクリレート基を含むこれらのポリエーテルは更 に、紫外線開始剤により重合されることができ、あるいは任意的にジ‐及びトリ アクリレートを添加した後、配向後に紫外線照射により架橋されることができる 。このようにして、ポリエーテルの安定性が増加され得る。あるいは、アクリレ ート基を含むこれらのポリエーテルは、分子量を増加するために、熱的に重合さ れることができ、あるいはモノアクリレート例えばブチルアクリレート及びエチ ルアクリレートと熱的に共重合されることができる。更に、アクリレート基を含 むこれらのポリエーテルは、網目を作るためにジ‐又はトリアクリレートと熱的 に共重合され得る。 OH含有化合物をメソゲン基含有エポキシドと反応させ ることにより得られるポリエーテルは、本質的にOH末端である。ポリエーテル のOH末端基は、例えば、(メタ)アクリル酸又はイソシアナトエチルメタクリ レートにより(メタ)アクリレート末端基に転換され得る。このようにして得ら れたポリマーは、任意的にモノ‐、ジ‐又はトリ(メタ)アクリレートを添加し た後、熱的に又は光化学的に重合又は架橋され得る。この重合又は架橋により、 高められたTg及び/又は増加された安定性が達成されることができ、従って、 ほぼ室温のTgを持つポリエーテルを、配向後により高い安定性を要求する使用 のために適するようになす。 環状又は芳香族化合物ψ1及びψ2の例は、 を含む。ここで、R3は1〜5個の炭素原子を持つアルキル基を示す。 適切なメソゲン基含有モノエポキシドは、下記式を満たすものである。 ここで、Q、R1、n、ψ1、ψ2及びmは、上記の式に おけると同一の意味を持ち、R7は、‐H又はCH3を示し、R9は、‐H又はア ルキルを示し、pは、1〜7の整数であり、そしてqは、0〜3の整数である。 下記式を満たすメソゲン基含有エポキシドが特に適している。 ここで、 Qは、‐C(O)‐O‐、‐C=C‐、‐O‐C(O)‐、‐N=C‐、‐C= N‐、‐C≡C‐又は‐N=N‐を示し、 R4は、‐O‐R8、COO‐R8、OCO‐R8、‐NO2、‐CN、‐HC=C (CN)2、‐C(CN)=C(CN)2又は‐R8を示し、 R5は、1〜5個の炭素原子を持つアルキル基を示し、 R6は、1〜5個の炭素原子を持つアルキル基を示し、 R7は、‐H又はCH3を示し、 pは、1〜7であり、 qは、0〜3であり、 R8は、1〜15個の炭素原子を持つ基を示し、 R9は、‐H又はアルキルを示し、そしてn及びmは、上記式におけると同一の 意味を持つ。 もちろん、モノマー混合物中に異なるモノエポキシド及び異なるOH含有化合 物の混合物を使用することもまた可能である。モノマー混合物中に25%までの 非メソゲンモノエポキシドを使用することもできる。 R8基の例は、 ‐(CH2x‐O‐C(O)‐C(CH3)=CH2、 ‐(CH2x‐O‐C(O)‐CH=CH2、 ‐(CH2x‐CH3、 ‐CH2‐CH(CH3)‐(CH2x‐CH3、 ‐CH(CH3)‐(CH2x‐CH3、 を含む(ここで、xは、1〜14である。)。 これらのR8基のいくつかは不斉炭素原子を含む。キラル(もっぱら左旋性又 は右旋性の)R8基の使用は、多くの用途、例えばLCDレターデーション層に おいて有利である。 分極し得るメソゲン基を含む液晶ポリエーテルがとりわけ好ましい。本明細書 において術語「分極し得る」は、電 場の影響下に配向し得ることを意味する。分極し得る基は、正の誘電異方性があ るように、メソゲン基の長軸に多かれ少なかれ沿って向けられる一つ又はそれ以 上の永久双極子モーメントを含む。これは、静電場を使用して液晶ポリエーテル のフィルムを配向することを可能にする。R4として、分極し得るメソゲン基は 、例えば‐CN又は‐NO2基を含む。分極性についての更に詳細な情報のため に、Vertogen及びde Jew、Thermotropic liqu id crystals,fundamentals(1987年、4月号)、 第195〜201頁が参照されて良い。 上記において述べられたように、本発明に従う液晶ポリエーテルは、光学用途 に使用されるために特に適している。例えば、本発明に従う液晶ポリエーテルは 、LCDレターデーション層に使用されるために非常に適している。レターデー ション層の機能化は、欧州特許出願公開第0565182号公報及び欧州特許出 願公開第0380338号公報に述べられており、これら公報は、レターデーシ ョン層における使用のための液晶ポリマーを述べている。更にはっきりさせるた めに、これらの特許公報が参照されてよい。本発明に従う液晶ポリエーテルは、 欧州特許出願公開第0565182号公報に述べられた液晶ポリマーよりはるか に低い分子量を持ち、そしてそれ故に、TgとTcとの間ではるかにより低い粘 度を持っている。この低い粘度は、所望の回転角度を持つネマチック構造への液 晶ポリ エーテルの迅速均一な配置を可能にする。90度(又は−90度)の回転の角度 の場合において、フィルムは「ねじれネマチック」と呼ばれ、もし、回転角度が より大きいなら、フィルムは、「超ねじれネマチック」と呼ばれる。加えて、本 発明に従う液晶ポリエーテルは、ねじれなしでレターデーション層における使用 のために適している。その場合において、液晶層の配向は、垂直又は一様なプラ ナーであろう。360度を超える回転角度において、構造は、単一の層内で完全 な1回転より多く進行する。完全な1回転の構造により覆われる長さは、ピッチ と呼ばれる。本発明に従う液晶ポリエーテルは、ピッチの5倍より厚い厚みを持 つところのレターデーション層を作るために使用され得る。ピッチの20倍の厚 みを持つところのレターデーション層を作ることが可能であることさえ分かった 。このタイプの層の配向は、通常コレステリックと呼ばれる。本発明に従う液晶 ポリエーテルは、室温をかなり超えるTgを持つ故に、(ねじれ)構造は、層の 表面領域の全てに亘って適切に完全なままであり、そして液晶ポリエーテルは、 低分子量の液晶物質の場合のように剛直なセル中に組み込まれる必要はない。ア クリレート基を含むポリエーテルは、配向後に架橋され得る故に、そのようなポ リエーテルを使用する時、これは特に適切である。異なるOH含有化合物及びエ ポキシドの混合物がモノマー混合物に使用され得る故、レターデーション層の複 屈折及び分散は、適切な活性液晶セルとぴったりと調和され得る。メソゲン基を 変えることにより、分散が変り得る。このようにして、フェニル基の代わりにシ クロヘキシル基又はビシクロオクタン基を含むメソゲン基の使用は、分散を変え ることを可能にするであろう。複屈折は、メソゲン基の密度を減じることにより 低下され得る。本発明はまた、本発明に従う液晶ポリエーテルを含むレターデー ション層に向けられる。本発明に従う液晶ポリエーテルを含むレターデーション 層の複屈折は、LCDのための市販の低分子量物質と同一の温度依存性を示すこ とが分かった。 レターデーション層は、次のようにして調製され得る。即ち、二つの配向用基 板の間に、任意的にモノ‐、ジ‐又はトリ(メタ)アクリレートを含む液晶ポリ エーテルの薄層が施与される。通常、液晶ポリエーテルの薄層が、スピンコーテ ィング、スクリーンプリンティング、メーターバーコーティング、メルトコーテ ィング、又はなんらかの他の慣用のコーティング技術により、配向用基板のいず れか又は両方の上に与えられるであろう。該二つの基板は次に、互いに重ねられ る。レターデーション層の厚みを調節するために、特定の直径のスペーサーが、 二つの基板の間に与えられ得る。一般に、ガラス、ポリマー又はシリカの球がこ の目的で使用される。次に、ポリエーテル自体が配列することを開始させるとこ ろの、TgとTcの間の温度(通常、Tcより約10℃低い温度)に全体が加熱 される。アクリレート含有ポリエーテルは、紫外線照射により架橋され得る。室 温に冷却して、秩序ある構造が固定され、そ してその形状を維持するところの安定なフィルムが得られる。基板は、ガラス又 はプラスチックのいずれであってもよい。もし、これらがガラスなら、20〜5 00マイクロメーターの厚みの薄いガラス基板が好ましい。これは、軽重量で薄 く、かついくぶん可とう性のあるところのレターデーション層が作られることを 可能にする。 配向用基板を作るための種々の技術は公知である。例えば、基板自体が、単一 の方向に磨かれることができる。その場合に基板は、例えば、ポリイミド、ポリ ビニルアルコール、ガラス等により作られ得る。あるいは、基板は、薄い配向用 層を施与され得る。これは、こすられ得るところの薄いポリマー層、例えば、ポ リイミド、ポリビニルアルコール等であり得る。あるいは、この薄い配向用層は 、90度より小さい角度、例えば、通常60度又は86度の角度で、蒸発された SiOxの層であり得る。通常、可とう性の乏しい基板、例えば、ガラス又は石 英が、SiOx蒸発のために使用される。これらの配向技術は、当業者に公知で あり、そして本明細書中において更なる説明は必要がない。もちろん、他の配向 技術を使用することもできる。 ねじれ構造は、二つの基板の一つに、他方の基板の配向方向と異なる配向方向 を与えることにより得られる。(左に又は右に)配向ベクトルの回転方向を制御 するため及び/又は90度より大きい回転角度を得るために、液晶物質はしばし ば、キラル物質、いわゆるキラルドーパントと混合される。原則として、なんら かの光学的に活性な化合物 がこの目的で使用され得る。例として、コレステロール誘導体及び4‐(4‐ヘ キシルオキシ‐ベンゾイルオキシ)安息香酸2‐オクチル‐エステルが挙げられ 得る。通常、レターデーション層としての用途のために、液晶物質の全量に対し て最大5重量%のキラルドーパントが使用される。あるいは、モノマー混合物中 の化合物のいくつかが、キラル中心を備えられ得る。好ましくは、これは、メソ ゲン基にキラル鎖(基R6)又はスペーサーを与えることによりなされる。なぜ なら、このようにして、遷移温度が殆ど悪影響されないであろうからである。キ ラル鎖を持つメソゲン基の例は、上記において述べられた。α位においてメソゲ ン基のエポキシド基に接続された炭素原子がまた非対称である故に、そのキラル 様式が同様に使用され得る。その場合において、エポキシド基中にキラル中心を 持つエポキシ含有メソゲン基が使用される。もちろん、キラル中心はまた、OH 含有化合物中に位置され得る。 レターデーション層を調製するために二つの基板を使用することは真には必須 ではない。もし、液晶物質が自然に十分にねじれた構造を呈するなら、単一の基 板が十分であろう。もし、十分なキラルドーパントが液晶物質中に存在するなら 、十分にねじれた構造が得られることができ、そして層の厚みは正確に制御され る。 上記において述べられたように、本発明に従う液晶ポリエーテルにより非常に 小さなピッチを持つ層がまた作られ得る。これらのいわゆるコレステリック層は また、コレス テリックリフレクター又はコレステリック偏光子として使用され得る。これらの 場合に、レターデーション層における用途のためより多くのキラルドーパント又 はより高いらせんねじり力を持つドーパントが使用される。 更に、本発明に従う液晶ポリエーテルは、例えばコンパクトディスク(CD、 記録可能及び書替可能の両方)又はディジタルフィルム上へのディジタルデータ ストレージのために使用され得る。ディジタルフィルムは、CD標準により特定 されたように書かれ又は読まれることができないところの異なる形状、例えばテ ープ、カード及びディスクであり得る。架橋されていずかつ架橋可能でもないポ リエーテルが使用に特に適している。これらのCD又はフィルムにおける配向は 、垂直又は一様なプラナーのいずれかであり得る。ディジタル媒体のために、種 々の読み出し原理が使用され得る。例えば、垂直配向(即ち、基板に対して垂直 )の場合において、二色性色素が、吸収の相違によりデータを読み出すことを可 能にするために混合され得る。更に、垂直並びに一様なプラナー配向の場合に、 コントラストが、垂直又は一様なプラナーのバックグラウンドと異なる光路長を 与える等方性のピット又はトレースから生じる。この路長の相違のために、ピッ ト内に落ちるところの入射光線の部分とピットの近隣に落ちるところの入射光線 の部分による干渉がある。通常、この異なる現象は、CD内で同時に活動的であ り、そして丁度コントラストが生ずるところを正確に述べることは不可能である 。 ここでまた、本発明に従う液晶ポリエーテルの低い粘度のために、迅速なそし てとりわけ均一な配向を達成することが可能であることが分かった。 フィルム又はCDが二色性色素を含む時、その配向は、液晶ポリエーテルのメ ソゲン基の配向と同一の線に沿うであろう。術語二色性色素は、配向された媒体 (例えば、ネマチック液晶相)において、所望の波長範囲において1を超える二 色性比(吸収/吸収⊥)を持つであろうところの色素を言い、ここで、吸収 は媒体の配向方向に平行に偏光されるところの光の吸収を示し、そして吸収⊥は 垂直に偏光されるところの光の吸収を示す。言い換えれば、二色性色素は、他の 偏光方向の光より一層大きな程度まで一つの偏光方向の光を吸収するであろう。 未使用のフィルム又はCDにおいて、メソゲン基、そして従って、二色性色素の 分子は、フィルムの表面に垂直に配向される。そして、二色性色素の分子による 入射光の低い吸収のみがある。(入射光が多くの場合にフィルム表面に向って垂 直に伝わるので、光の偏光方向はその伝播方向に垂直であることが注意されなけ ればならない。)Tcを超えてフィルム又はCDの(例えば、レーザーによる) 局部加熱又は照射がある場合に、垂直配向は等方性の配向に変えられる。迅速な 冷却は、この局部的な等方性の配向を固定させる。等方性に書かれたトレース又 はピットの場合に、二色性色素は同様に等方性に配向されるであろう。そして結 果として入射光の実質的により高い吸収をもたらすであろう。等方性 の状態において、平均して二色性色素分子の2/3が、CD表面に長軸をもって 位置付けられる(即ち、平均して、フィルム平面のx‐軸に沿って1/3そして y‐軸に沿って1/3)。入射光の偏光方向が今、二色性色素の分子の長軸に平 行である故、高い吸収が実現される。 二色性色素は、液晶ポリエーテル中に混合又は組み込まれ得る。原則として、 液晶ポリエーテル中に混合又は組み込まれるべく十分に安定であるなら、任意の 二色性色素が使用され得る。混合のために適する二色性色素の例として、Mer ck社により製造されたD2(商標)、Sudan Orange G、及びク ロコニウム(croconium)及びスクアリリウム(squarilium)に基いた色素が挙 げられ得る。 もし、垂直の媒体における二色性色素の吸収の相違以外の他の読み出し原理が 使用されるなら、二色性色素は必要がなく、そして液晶ポリエーテルは、別なよ うに例えば一様なプラナーに配向され得る。 固体レーザーによるデータの書き出しは、液晶ポリエーテルフィルムが近赤外 光吸収であり、又は近赤外光吸収にされることを必要とする。通常、これは、近 赤外光吸収色素を混合すること又組み込むことによりなされる。好ましくは、同 一の(ダイオード)レーザーが、書込み並びに読み取りのために使用され得る。 CD標準により特定されたCDは、固体レーザーにより読み出される。読み出し 原理が、垂直の媒体における二色性色素の吸収の相違に基く場合に、書込み中に レーザー光を吸収し、そして読み取り中 に吸収の相違を引き起こすところの二色性色素が使用される。そのような場合に 、二色性色素はおおいに二色性であるが、十分には配向されていないことが望ま しく、従って、十分な量の光が、書込みの間に吸収されるであろう。目標は、垂 直(未使用)の状態において入射光の2〜40%の範囲の光吸収率である。混合 され得るところの二色性近赤外色素は、なかんずく、アントラキノン色素:日本 化薬株式会社製IR‐750(商標)、日本化薬株式会社製LCD117、スク アリリウム色素:日本感光色素研究所株式会社製NK‐2772(商標)、欧州 特許出願公開第0310080号公報において述べられた3‐(7‐イソプロピ ル‐1‐メチル)アズレン‐4‐イル‐2‐エチル‐プロピオン酸‐n‐ブチル エステル、クロコニウム色素:Syntec製ST‐172(商標)である。 620〜680nmの範囲の波長を持つ高密度CDレーザーが読み取りのため に使用される。本発明に従う液晶ガラスがまた、この範囲において吸収最大を持 つ二色性色素が使用される時、吸収原理の相違に基く高密度CDを作るために使 用され得る。この範囲において吸収最大を持つ二色性色素の例は、アゾ色素:三 井東圧化学(株)製SI‐361(商標)、アントラキノン色素:日本化薬株式 会社製LCD116(商標)及びLCD118(商標)、三井東圧化学(株)製 M‐137(商標)、M‐483(商標)、SI‐497(商標)、スクアリリ ウム色素:Syntec製ST6/2(商標)及びST5/3(商標)を含む。 他の読み出し原理が使用される時、該620〜680nm吸収色素は二色性であ る必要はない。 原則として、液晶ポリエーテル/色素系におけるデータの読み出し及び書込み は、異なる波長において生じ得る。吸収原理の相違による読み取りの場合におい て、二色性色素は、書込み光吸収色素と一緒に使用され得る。該書込み光吸収色 素が殆ど配向を持たず、又は非常には二色性でないことが望ましい。なぜなら、 さもなくば書き込み間の吸収が、不満足であろうからである。その理由のために 、形状において引き伸ばされていないところの(例えば、小板形状の分子又は球 状分子)色素が好ましい。これらの書込み光吸収色素は、液晶ポリエーテル中に 組み込まれ、あるいは混合され得る。 通常、フィルム又はCDは、基板上にポリエーテルの溶液を施与し、そして溶 媒を蒸発することにより作られる。適切な基板は、PET、PET‐ITO、金 属、ガラス、セルロース、アセテート、ポリカーボネート、ポリカーボネート‐ Al、シリコン、無定形ポリオレフィン等を含む。通常、これらの基板は、金属 例えばアルミニウム又は金の薄層を備えている。一般に、0.2〜10マイクロ メーターの厚みを持つフィルムが使用される。 液晶物質の垂直配向は、いくつかの方法で達成され得る。即ち、 1.垂直配向を誘発する界面活性剤により基板の表面を処理することによる。こ れらは、なかんずく、シラン、高級 アルコール等、例えばn‐ドデカノール及びMerck製Liquicoat PA(商標)であり得る。 2.磁場又は電場において液晶の層をポーリングすることによる。電場は、(電 極として尖った針又は細いワイヤを使用して)コロナ極化により発生され得る。 液晶層の他のに対向電極(例えば、ITO層、金属層、又は伝導性ポリマー層) を持たなければならないであろう。従って、ポーリング場は、液晶の層全体にわ たって位置するであろう。あるいは、液晶層は、いずれかの側において導電性の 層を備えられることができ、そして電場はそこに与えられ得る。 垂直配向のフィルムが表面処理により生ずる場合及びポーリングの場合の両者 において、粘度及びポリエーテルフィルムの層厚みが重要である。 一様なプラナー配向はまた、表面処理により、又は剪断により得られ得る。本 発明に従う液晶ポリエーテルが、TgとTcの間で低い粘度を持つ故に、これら は上質の一様なプラナーフィルム又はCDに作られ得る。 ポーリングは、均一な垂直配向を得る最も簡単な方法の一つである故に、分極 化し得る液晶ポリエーテルの使用は、ディジタルデータストレージのために好ま しい。そのようなポリエーテルは、上において述べられた。 本発明に従う液晶ポリエーテルは容易に、適切な色素の添加後に、レーザー又 はなんらかの他の熱源による局部的な等方性の書込みを可能にするところの均一 に光散乱する フィルムに作られ得る。架橋されていない、又は架橋され得ないところのポリエ ーテルが、使用のために特に適している。従って、本発明に従う液晶ポリエーテ ルはまた、低密度のディジタルストレージ及びアナログデータストレージのため に役立つようにされる。術語アナログデータストレージは、ヒトが読み取り可能 かつ書き換え可能なディスプレー例えばスマートカード及び感熱紙、及び機械読 み取り可能媒体(例えば、バーコードリーダーにより読まれ得るところの媒体例 えばラベル)の両者を言う。フィルムは、スピンコーティング、メーターバーコ ーティング、メルトコーティング、スクリーンプリンティング、及び基板上にコ ーティングするためのなんらかの他の慣用の技術により調製され得る。適切な基 板は、PET、ガラス、ポリカーボネート、PVC、ABS、ポリスチレン、金 属、及び紙である。フィルムは、異なる体裁、例えばディスク、カード、及びテ ープを持ち得る。均一に散乱するフィルムは、Tcを超えるまでフィルムを加熱 し、そして次いで、室温までそれを放冷することにより得られる。小さな領域の 生成は、散乱組織を与える。 書き込まれた区画と未使用の区画との間のコントラストを増加するために、コ ントラスト層が、液晶ポリエーテル層の下に施与され得る。これは反射層で有り 得、それは、光を反射する任意の物質であり得る。例としては、銅、アルミニウ ム、金、銀、ニッケル、鋼の金属基板又は箔、含金属プラスチック基板又は箔例 えば含アルミニウムPET、 含金属紙、金属被覆金属又は自動車工業において使用されるようなプラスチック 基板を含む。あるいは、コントラスト層は、低屈折率を持つ層、例えば空気の薄 層により作られ得る。液晶ポリエーテル層は、保護被覆を施与され得る。 もし、エポキシ官能化された及び/又はOH含有二色性色素が、メソゲン基含 有モノ‐エポキシド及び/又はOH含有化合物と夫々共に反応されるなら、偏光 子として使用され得るところのポリエーテルが形成される。あるいは、この目的 でポリエーテルに二色性色素を単に混合することができる。偏光子を作るために 、本発明に従う液晶ポリエーテルは、光学的に透明な基板上に施与され、その後 、液晶ポリエーテル層は、一様にプラナーに配向される。発明はまた、本発明に 従う色素を含む液晶ポリエーテルを含む偏光子に向けられる。 紫外線安定剤が、ポリエーテルの紫外線安定性を増加するために加えられ得る 。 本発明は更に、多くの単に実例としての、限定するものでない実施例に関して 説明されるであろう。 実施例 実施例1 LCポリエーテルの合成(一般法): ジクロロメタン中のOH含有化合物及び5%のBF3Et2Oの混合物に、室温 で、ジクロロメタンに溶解されたエポキシドがゆっくりと滴状添加された。アク リレートアルコールが使用される場合に、Shell社製Ionol (商標)の少量が添加された。重合混合物は一晩攪拌され、そして次に、固体の CaOにより中和された。一時間後、CaOが濾別された。ポリエーテルはエー テル中に沈殿され、エーテルで洗浄され、そして真空乾燥された。収率は75〜 90%であった。 エポキシドモノマーの合成 実施例2 メトキシフェニルベンゾエートのエポキシド(エポキシド1) 4‐メトキシフェノール‐4′オキシベンゾエートの調製 74.5g(0.6モル)の4‐メトキシフェノール、55.3g(0.40 モル)のヒドロキシ安息香酸、及び1.24g(20ミリモル)の硼酸が、75 0ミリリットルのトルエンに溶解された。次に、2.0g(20.4ミリモル) のH2SO4が滴状添加され、そして混合物は、26時間還流された。ここで、生 成水は共沸的に留去された。トルエンは蒸発され、そして反応生成物は、200 ミリリットルのジエチルエーテル/石油エーテル(1:1(体積:体積))中で 2回洗浄された。生成物は、400ミリリットルのアセトニトリルから結晶化形 態に2回転換され、そして次いで、乾燥された。収率は56.1g(49%)で あった。 42.0g(0.17モル)の4‐メトキシフェノール‐4′オキシベンゾエ ート、100ミリリットル(1.2 5モル)のエピクロロヒドリン、及び0.35gのベンジルトリメチルアンモニ ウムクロリドの混合物が、70℃に加熱された。次に、32ミリリットルの水中 の6.4g(0.16モル)の水酸化ナトリウムの溶液が、2時間かけて加えら れた。この添加に次いで、70℃で更に2時間攪拌が継続された。反応混合物は 20℃に冷却され、そして有機層が、水性層から分離され、そして50ミリリッ トルの水で洗浄された。過剰のエピクロロヒドリンが、50℃未満の温度で真空 蒸発により除去された。残渣は、250ミリリットルのブタノール/トルエン( 1:2(体積:体積))中に溶解され、そしてNaOH(1.49g)の20% 溶液の存在下に30℃で1時間攪拌された。有機層は、数回水で洗浄された。真 空蒸発の後、粗生成物が、メタノールから結晶化形態に2回転換された。収率は 28.5g(55%)であった。 メトキシフェニルベンゾエートのエポキシドが、 ‐1,2エタンジオール(OH‐1) ‐1,6ヘキサンジオール(OH‐2) ‐2,2‐ジメチル1,3‐プロパンジオール(OH‐3) ‐ヒドロキシエチルメタクリレート(OH‐4) ‐メトキシフェニル‐(2,3ジヒドロキシプロピルオキシ)ベンゾエート(O H‐5) ‐ニトロフェニル‐(2,3ジヒドロキシプロピルオキシ)ベンゾエート(OH ‐6) ‐2,3ジヒドロキシプロピルオキシニトロビフェニル (OH‐7) ‐2‐エチル‐2‐(ヒドロキシメチル)‐1,3‐プロパンジオール(OH‐ 8) を使用して、上記において特記されたLCポリエーテルの合成のための一般法に よりポリエーテルを調製するために使用された。 OH‐5及びOH‐6が、欧州特許出願公開第0550105号公報における ヘキシルオキシ類似体と同一の方法で調製された。 OH‐7の調製は次の通りである。 100ミリリットルのDMA中の10.75g(0.050モル)の4‐ヒド ロキシ‐4ニトロビフェニル、2.50g(0.062モル)の水酸化ナトリウ ム、及び12.60g(0.060モル)のソルケタールメシレートの混合物が 、135℃で1時間加熱された。80℃に冷却した後、25ミリリットルの4N のHClが加えられた。80℃で30分間攪拌した後、混合物は室温に冷却され 、そして800ミリリットルの水中に注がれた。沈殿物は濾別され、水で洗浄さ れ、そして乾燥された。得られた生成物は、クロロホルムから結晶化形態に転換 された。収率は10.6g(73%)であった。 得られたポリエーテルの性質は、表Iに集められている。表中、エポキシド基 /OH基比は、EP/OHと示される。分子量Mwは、GPCにより得られた。 実施例3 ニトロビフェニルのエポキシド(エポキシド2) メトキシフェニルベンゾエートのエポキシドの合成のための方法と類似する方 法において、ニトロビフェニルのエポキシド(エポキシド2)が調製された。種 々のOH含有化合物を使用して、ポリエーテルが上記において特記されたLCポ リエーテルの合成のための一般法により調製された。 得られたポリエーテルの性質は、表I中に集められている。 実施例4 ニトロフェニルベンゾエートのエポキシド(エポキシド3) 4‐ニトロフェニル4′オキシベンゾイルエポキシプロピルエーテルの調製 225ミリリットルの水中の56g(1モル)の水酸化カリウムの溶液に、6 9g(0.5モル)のp‐ヒドロキシ安息香酸が加えられた。この溶液に、室温 で、42g(0.55モル)の塩化アリルがゆっくりと滴下添加された。塩化ア リルの添加に続いて、更に18時間還流がなされた。冷却後、反応混合物は二層 に分離した。240ミリリットル[の水]中の28g(0.5モル)の水酸化カ リウムの溶液が加えられ、そして全体は、均一な反応混合物が形成されるまで加 熱された。冷却及び濃塩酸による酸性化を繰り返した後、4(アリルオキシ)安 息香酸が沈殿された。この生成物は、250ミリリットルの氷酢酸から再 結晶された。32g(0.18モル)の乾燥された4(アリルオキシ)安息香酸 が、150ミリリットルの塩化チオニル中に溶解され、その後、2滴のジメチル ホルムアミドが加えられ、そして全体は還流しながら沸騰された。塩化チオニル は留去され、そして冷却された後に残渣が100ミリリットルの無水のジクロロ メタン中に入れられた。濾過後、ジクロロメタンの溶液が、激しく攪拌されなが ら1時間に亘ってかつ5〜10℃の温度で、135ミリリットルのジクロロメタ ン及び34.2ミリリットルのピリジンの混合物中の23gのニトロフェノール (0.166モル)の溶液に加えられた。室温において2時間後攪拌された。2 50ミリリットルのジクロロメタンが反応混合物に加えられた。全体が希塩酸で 2回洗浄され、そして次いで、中世になるまで洗浄された。溶媒を蒸留除去した 後、残渣がメタノールから結晶化形態に転換された。収率は37.6g(70% )であった。 10g(33ミリモル)の4‐ニトロフェニル4′オキシベンゾイルアリルエ ーテルが、50ミリリットルのジクロロメタン中に溶解され、そして11.2g (45.5ミリモル)のメタクロロ過安息香酸が窒素雰囲気下に添加された。室 温で24時間攪拌した後、250ミリリットルのジクロロメタンが加えられ、そ して該溶液が炭酸ナトリウム溶液により洗浄され、そして次に、中性になるまで 水で洗浄された。乾燥及び溶剤の留去の後、残渣が、250ミリリットルのエタ ノールから結晶化形態に転換された。収 率は8.1g(77%)であった。 得られたポリエーテルの性質は、表I中に集められている。 表I中のデータは、かなり低分子量であるにもかかわらず、本発明に従うポリ エーテルは高いTg及び高いTcを有していることを示す。 実施例5 1‐(2,3‐エポキシプロピルオキシ)‐4‐(p‐ メトキシフェニル)ビシクロ[2,2,2]オクタン 3‐アセチル‐1,5‐ジシアノ‐3‐(p‐メトキシフェニル)ペンタン 溶液の温度が10〜15℃の間に維持されながら、シアノエチレン(53g、 1.0モル)が、100gのt‐ブタノール中の82g(0.5モル)のp‐メ トキシフェニルアセトン及びメタノール中のベンジルトリメチル水酸化アンモニ ウムの40%重量/体積の溶液(Triton B)の5.5ミリリットルの攪 拌された溶液に滴下添加された。4時間攪拌しつつ反応した後、生成物の大部分 の固体混合物は濾別され、メタノールで洗浄され、そして乾燥された。収率は9 9.2g(73%)であった。 3‐アセチル‐3‐(p‐メトキシフェニル)ペンタン‐1,5‐ジカルボン 酸 17.8g(0.44モル)のNaOH、175gの水及び40g(0.15 モル)の3‐アセチル‐1,5‐ジシアノ‐3‐(p‐メトキシフェニル)ペン タンの混合物が一晩還流された。濃塩酸が冷却された溶液に加えられ、そして生 成物が油として分離された。該油は、100ミリリットルのジクロロメタン中に とられた。放置されそして0℃まで冷却された後、純粋な酸が白色の固体として 沈殿した。収率は39.5g(87%)であった。 4‐アセチル‐4‐(p‐メトキシフェニル)シクロヘキサン 140ミリリットルの無水酢酸中の38.0g(0.1 4モル)の3‐アセチル‐3‐(p‐メトキシフェニル)ペンタン‐1,5‐ジ カルボン酸及び0.31gの酢酸カリウムの溶液が、2時間還流された。過剰の 酢酸が減圧において除去され、その後、残渣を熱分解するため及び形成されたシ クロヘキサンを蒸留する(0.05ミリバール)ために、温度が250℃に上げ られた。23.0g(79%)の留出物が集められ、そしてそれはすばやく固化 した。該生成物は、更に精製することなしに使用された。 1‐ヒドロキシ‐4‐(p‐メトキシフェニル)ビシクロ[2,2,2]オク タン‐3‐オン 200ミリリットルの水中の23.0g(0.11モル)の4‐アセチル‐4 ‐(p‐メトキシフェニル)シクロ‐ヘキサノン及び19.2g(0.29モル )のKOHの溶液が、70℃で6時間加熱された。冷却後、沈殿した生成物は濾 別され、水で洗浄され、そして真空で乾燥された。収率は18.9g(82%) 、融点は159〜160℃であった。 1‐ヒドロキシ‐4‐(p‐メトキシフェニル)ビシクロ[2,2,2]オク タン 40ミリリットルのトリエチレングリコール中の10.0g(0.048モル )の1‐ヒドロキシ‐4‐(p‐メトキシフェニル)ビシクロ[2,2,2]オ クタン‐3‐オン及び7.36g(0.15モル)のヒドラジンモノハイドレー トの溶液が次に、100℃(3時間)そして165℃(15分間)で加熱された 。該溶液は60℃に冷却さ れ、そして40ミリリットルのトリエチレングリコール中の9.28g(0.1 4モル)のKOHの同温度の溶液が、加えられた。容器はDean‐Stark トラップを備えており、そして該混合物は、1時間105℃で加熱され、そして 次いで、185℃で30分間加熱された。冷却された溶液が150ミリリットル の水に加えられ、そしてジクロロメタン(3×100ミリリットル)により洗浄 された。一緒にされた有機層は、50ミリリットルの2NのHCl及び50ミリ リットルの水で洗浄され、乾燥され、そして乾燥状態まで蒸発された。収率は7 .83g(84%)であった。生成物は、トルエンから再結晶により精製された 。 1‐アリルオキシ‐4‐(p‐メトキシフェニル)ビシクロ[2,2,2]オ クタン 15ミリリットルのふるい乾燥されたDMF中の2.0g(10ミリモル)の 1‐ヒドロキシ‐4‐(p‐メトキシフェニル)ビシクロ[2,2,2]オクタ ンの溶液に、N2雰囲気下、油中の0.52g(13ミリモル)の60%NaH 分散物が加えられた。室温で4時間攪拌した後、水素の発生が停止した。70m g(0.19ミリモル)のテトラブチルヨウ化アンモニウム及び(滴状の)5ミ リリットルのDMF中の1.56g(13ミリモル)の臭化アリルの溶液が加え られた。得られた反応混合物は、追加の2時間攪拌され、150ミリリットルの 水中に注がれ、そしてジエチルエーテル(3×50ミリリットル)で洗浄された 。集められた有機層は、50ミリリットルの水及び 50ミリリットルのブラインで洗浄され、乾燥されそして乾燥状態まで蒸発され た。粗生成物はカラムクロマトグラフィー(SiO2、溶出液ジエチルエーテル )により精製され、そして融点62〜63℃の1‐アリルオキシ‐4‐(p‐メ トキシフェニル)ビシクロ[2,2,2]‐オクタンの1.0g(43%)が得 られた。 1‐(2,3‐エポキシプロピルオキシ)‐4‐(p‐メトキシフェニル)ビ シクロ[2,2,2]オクタン 10ミリリットルのふるい乾燥されたジクロロメタン中の1.0g(4.2ミ リモル)の1‐アリルオキシ‐4‐(p‐メトキシフェニル)ビシクロ[2,2 ,2]オクタン及び1.9gの50%(5.4ミリモル)のm‐クロロ過安息香 酸の溶液が、室温で一晩攪拌された。該反応混合物は、10ミリリットルのジク ロロメタンで希釈され、炭酸ナトリウムの10%水溶液(2×20ミリリットル )、水(20ミリリットル)、及びブライン(20ミリリットル)で洗浄され、 乾燥され、そして乾燥状態まで蒸発された。粗生成物がメタノールから再結晶さ れ、収率は0.15g(14%)であった。 実施例6 1‐ブロモ‐4‐(p‐2,3‐エポキシプロピルオキシフェニル)ビシクロ [2,2,2]オクタン(エポキシド5) 1‐ブロモ‐4‐(p‐ヒドロキシフェニル)ビシクロ[2,2,2]オクタ ン 50ミリリットルのふるい乾燥されたジクロロメタン中の2.7g(0.14 ミリモル)の1‐ヒドロキシ‐4‐(p‐メトキシフェニル)ビシクロ[2,2 ,2]オクタンの溶液に、0℃において、50ミリリットルのふるい乾燥された ジクロロメタン中の8.8g(0.35ミリモル)の溶液が滴下添加された。該 溶液は、一晩攪拌され、そして再度室温になることを許された。溶液は400ミ リリットルの水中に注がれ、そして水性の相は、ジクロロメタン(2×100ミ リリットル)で抽出された。集められた有機層は、炭酸ナトリウムの10%水溶 液(100ミリリットル)及び水(100ミリリットル)で洗浄され、乾燥され 、そして乾燥状態まで蒸発された。収率は3.2g(93%)であった。生成物 は更に精製することなしに使用された。 1‐ブロモ‐4‐(p‐2,3‐エポキシプロピルオキシフェニル)ビシクロ [2,2,2]オクタン 9.0g(0.99ミリモル)のエピクロロヒドリン中の3.0g(0.12 ミリモル)の1‐ブロモ‐4‐(p‐ヒドロキシフェニル)ビシクロ[2,2, 2]オクタン及び0.023g(0.012ミリモル)のベンジルトリメチルア ンモニウムクロリドが、70で攪拌された。7.5ミリリットルの水中の1.0 g(0.26ミリモル)のNaOHの溶液が、2.5時間の間に徐々に加えられ 、そして該混合物が一晩攪拌された。10ミリリットルの水及び25ミリリット ルのジクロロメタンが加えられ、有機層 が分離され、そして水性の層はジクロロメタン(2×25ミリリットル)で抽出 された。集められた有機層は、水(25ミリリットル)、及びブライン(25ミ リリットル)で洗浄され、乾燥され、そして乾燥状態まで蒸発された。粗生成物 がメタノールから結晶化された。収率は3.2g(86%)、融点は112〜1 15℃であった。 エポキシド4及び5は、本発明の液晶ポリエーテルにより作られるレターデー ション層の分散を変えるためにこれらの液晶ポリエーテルにおいて使用される。 実施例7比較例 比較のために、ポリエーテルが、カチオン開環を経て、即ちOH含有化合物な しに、エポキシド1を重合することにより調製された。この比較ポリエーテルの 絶対分子量(Mnabs)は、粘度検出による立体排除クロマトグラフィーにより 測定され、そしてOH末端基の数から誘導された分子量(Mntfaa)がまた測定 された。これらの二つの分子量の乏しい相関関係から、このポリエーテルは多く の副反応生成物、特に環状オリゴマーを含むことが推定され得る(表II参照)。 二つの分子量間の相違は、本発明に従うポリエーテルの場合により一層少ないこ とが表IIから明らかであり、そしてこれからこれらのポリエーテルは副生成物と してのより少ない環状オリゴマーを含むことが推定され得る。10:1のEP/ OH比において、重合プロセスは本質的に、なお活性モノマーメカニズムを経て 進行することが分かったとはいえ、二つの分子量間の相違が はっきりするので、少量の環状オリゴマーが形成された。全てこれは、10:1 のEP/OH比における環状オリゴマーのピークの形成を示すGPC測定により 確認された。比較ポリエーテルのGPC画像は大きな環状オリゴマーのピークを 示した。更に、比較ポリエーテルの分子量分布は、広いことが分かった。5:1 のEP/OH比において、非常に狭いピークが得られ、環状オリゴマーのピーク は、殆ど検出されることができなかった。 実施例8 メタクリレート含有ポリエーテルの架橋 エポキシド1及びOH‐4(EP/OH 4:1)から得られた1.5gのポ リエーテル、ビスフェノールAジグリシジルエーテルジアクリレートとトリプロ ピレングリコールジアクリレートの80/20の混合物の50mg、及び10m gのCiba Geigy製Ingacure369(商標)が、3ミリリット ルのジクロロメタン中に溶解された。該溶液は濾過され、そしてフィルムがバー コーティングによりガラス基板上に施与された。フィルムは、等方性の相におい て窒素雰囲気下で1分間の紫外線照射により架橋された。得られた架橋されたフ ィルムはジクロロメタン中にもはや溶解されることができないことが分かった。 架橋後のTgは48/59℃であり、Tcは77℃であった。これは、本発明に 従うポリエーテルのTgが架橋により増加され得ることを示す。 同一物質のフィルムが、二枚のガラス板の間に施与され、そして一様なプラナ ー配向が剪断変形により達成された。該フィルムは、室温で窒素雰囲気下に1分 間の紫外線照射により架橋された。Tcを超えて加熱され、そして次に室温まで 冷却された後に、該フィルムはその一様なプラナー配向を再び達成した。それに 反して、配向されていない状態において架橋されたところのフィルムはTcを超 えて加熱された後に、光散乱構造を獲得したことが分かった。同一のことが、配 向された架橋されていないフィルムが加熱 される場合に見出された。これは、架橋が一様なプラナー配向の安定性を増加す ることを示す。 実施例9 アクリレート末端基及び架橋を与えられたポリエーテル エポキシド5及びOH‐3(EP/OH 5:1)から得られた5gのポリエ ーテル、0.93g(6ミリモル)のイソシアナトエチルアクリレート、少量の Shell製Ionol(商標)、及び3滴のジブチルすずジアセテートが、3 0ミリリットルの乾燥THF中に溶解された。室温で3日間攪拌した後、反応混 合物は、500ミリリットルのエーテル中に沈殿された。生成物はエーテルで洗 浄されそして乾燥された。収率は5.0g(89%)であり、Tgは44/49 ℃であり、そしてTcは87℃であった。 上記で得られたアクリレート含有ポリエーテルの0.5g及び10mgのCi ba Geigy製Irgacure369(商標)が、1ミリリットルのシク ロペンタノン中に溶解された。該溶液は濾過され、そして7μmの厚みのフィル ムがバーコーティングによりガラス基板上に施与された。該フィルムは、等方性 の相において窒素雰囲気下に1分間の紫外線照射により架橋された。 得られた架橋されたフィルムはジクロロメタン中にもはや溶解されることがで きないことが分かった。Tgは50/60℃であり、Tcは94℃であった。ま た、この場合において、Tgは架橋により増加された。 実施例10 レターデーション層における適用: 100マイクロメーターの厚みの二枚のガラス基板が使用された。これらの基 板は、Merck Liquicoat(商標)PIの薄層により被覆され、こ れは60℃で15分間予備硬化され、300℃で1時間硬化され、そして次いで 、Merck(商標)使用説明に従ってフェルト布により所望の方向に磨かれた 。PI層の適切な接着を確保するために、ガラス基板は、次の手順、即ち、 ‐洗浄剤による超音波洗浄(Q9、Purum GmbH製) ‐KOH(1M)、50℃/1時間 ‐HNO3/H2SO4/H2O(1:1:2)、60℃/1時間 ‐30分間のイソプロピルアルコール蒸気における還流 を使用して、予め洗浄された。全ての洗浄工程の間に脱塩水でフラッシュされた 。これは、W.H.de JeuによるPhysical Propertie s of Liquid Crystal,第1版、Gordon and B reach Science Publishers,第23頁に述べられた方 法の変化である。 OH‐5及びエポキシド1(EP/OH 5:1)のポリエーテルが、5重量 %のキラルドーパント(Merck CB 15(商標))を伴うシクロペンタ ノン中に溶解された。濾過された溶液に(LCポリエーテルに基いて計算されて )0.5重量%の架橋されたポリマー球(JSR 製、Dynospheres DL‐1060(商標))が、スペーサーとして 加えられた。スペーサーを伴うポリエーテルの溶液は、二枚の予備処理されたガ ラス基板上にスピンコーティングされた。得られた層の厚みは、4マイクロメー ターであった。二枚のポリエーテルフィルムは、20℃で16時間真空オーブン 中で乾燥された。これらは次に、配向方向において60度異なった状態で一の頂 部上に他の一つを据えられ、そして160℃で成形された。次に、試料は115 ℃に冷却され、そして5分後に室温まで冷却された。得られたレターデーション フィルムの質は、E.P.Raynes,“Molecular Crysta ls”,Liquid Crystals Letters 4(3〜4)(1 987年),第69〜75頁中に述べられたような種々の光学的技術により測定 された。複屈折は0.17〜0.18であった。 アナログデータストレージのための適用 OH‐5及びエポキシド1(EP/OH 5:1)のポリエーテルが、シクロ ペンタノン中に溶解され、そして濾過された。メーターバーを使用して、該溶液 は、(ICI製、Melinex 401(商標)に基いた)100マイクロメ ーターの厚みのAlu‐PET基板上に施与された。溶媒が、5分間室温で乾燥 し、そして15分間60℃まで加熱することにより除去された。約6マイクロメ ーターの厚みを持つフィルムが得られた。液晶ポリエーテルフィルムは、Akr os Chemicals製、Act ilane200(商標)に基いた保護コーティングを備えられた。 フィルムは、134℃に加熱することにより、直ちに次に約20℃に冷却する ことにより光散乱を均一にされた。熱転写式ヘッドによる書き込みは非常に良好 なコントラストを与えた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),CA,CN,JP,KR,U S (72)発明者 ゴエトハルス,エリック,ヨゼフ ベルギー国,9750 ツインゲム,フイスガ フェルストラート 52 (72)発明者 リビスゾフスキー,ヤン,アントニー ポーランド国,90−248 ロッズ,ポルス キー オルガニザシー ウォースコウェヒ ストリート 29,アパートメント 7 (72)発明者 ミーズ,ウィレム,ヤコブス オランダ国,6891 エーエッチ ローゼン ダール,ブレムラーン 1 (72)発明者 ステーンベルゲン,アンドレ オランダ国,6814 ビーエヌ アンヘム, アペルドールンセウェヒ 108

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.a)OH含有化合物及び b)メソゲン基含有モノエポキシド を含むモノマー混合物を重合することにより得られる液晶ポリエーテル。 2.モノマー混合物中のエポキシ基/OH基の比が10:1〜2:1の範囲にあ ることを特徴とする請求項1記載の液晶ポリエーテル。 3.OH含有化合物が、下記式に従うモノOH含有化合物であることを特徴とす る請求項1又は2記載の液晶ポリエーテル HO‐(Y)m‐Z [ここで、 Zは、‐H、‐O‐C(O)‐CH=CH2、‐O‐C(O)‐C(CH3)=C H2、4〜10個の炭素原子を持つ、環状、芳香族又は複素環式化合物、‐CH (CH2‐O‐C(O)‐CH=CH22、‐C(CH2‐OC(O)‐CH=C H23、‐C(CH2‐O‐C(O)‐CH=CH22CH3、‐CH(CH2‐ O‐C(O)‐C(CH3)=CH22、‐C(CH2‐OC(O)‐C(CH3 )=CH23又は‐C(CH2‐O‐C(O)‐C(CH3)=CH22CH3を 示し、 Yは、‐CH2‐、C(CH32‐、‐CH(CH3)‐、‐HC[‐(CH2m ‐O‐ψ1‐(Q)n‐ψ2‐R1]‐を示し(ここで、夫々のY基は同一であって も又は異なっていてもよい。)、 mは、0〜6の整数を示し(但し、OHに対してα位又はβ位に酸素原子を持つ 化合物は除かれる。)、 Qは、‐C(O)‐O‐、‐C=C‐、‐C=N‐、‐N=C‐、‐O‐C(O )‐、‐C C‐又は‐N=N‐を示し、 R1は、‐O‐R2、‐NO2、‐CN、‐HC=C(CN)2、‐C(CN)=C (CN)2又は‐R2を示し、 R2は、1〜15個の炭素原子を持つアルキル基、‐(CH2k‐O‐C(O) ‐CH=CH2、‐(CH2k‐O‐C(O)‐C(CH3)=CH2又は‐(C H2x‐OHを示し、 xは、0〜6の整数を示し、 kは、0〜6の整数を示し(但し、R1が‐O‐R2なら、kは0又は1ではない 。)、 ψ1は、4〜10個の炭素原子を持つ、置換又は非置換の、環状、芳香族若しく は複素環式化合物を示し、 ψ2は、4〜10個の炭素原子を持つ、環状、芳香族又は複素環式化合物を示し 、 nは、0又は1を示す。]。 4.OH含有化合物が、下記式のいずれか一つの化合物であることを特徴とする 請求項1〜3のいずれか一つに記載の液晶ポリエーテル [ここで、R3は、1〜6個の炭素原子を持つアルキル基を示し、そしてZ、Y 、ψ1、ψ2、及びmは、上記式におけると同一の意味を有する(ここで、mの数 は、同一か又は異なる。)。]。 5.メソゲン基含有モノエポキシド群が、下記式の一つを満たすことを特徴とす る請求項1〜4のいずれか一つに記載の液晶ポリエーテル [Qは、‐C(O)‐O‐、‐C=C‐、‐O‐C(O)‐、‐N=C‐、‐C =N‐、‐C≡C‐又は‐N=N‐を示し、 R4は、‐O‐R8、COO‐R8、OCO‐R8、‐NO2、‐CN、‐HC=C (CN)2、‐C(CN)=C(CN)2又は‐R8を示し、 R5は、1〜5個の炭素原子を持つアルキル基を示し、 R6は、1〜5個の炭素原子を持つアルキル基を示し、 R7は、‐H又はCH3を示し、 pは、1〜7であり、 qは、0〜3であり、 R8は、1〜15個の炭素原子を持つ基を示し、 R9は、‐H又はアルキルを示し、そしてn及びmは、上 記式におけると同一の意味を持つ。]。 6.メソゲン基含有エポキシドが、メソゲン基の長軸に沿って向けられる永久双 極子モーメントを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の液 晶ポリエーテル。 7.レターデーション層において請求項1〜6のいずれか一つに記載の液晶ポリ エーテルを用いる方法。 8.請求項1〜6のいずれか一つに記載の液晶ポリエーテルが使用されていると ころのレターデーション層。 9.キラル中心を持つ液晶ポリエーテルが使用されているところの請求項8記載 のレターデーション層。 10.架橋された又は架橋可能な液晶ポリエーテルが使用されているところの請 求項8又は9記載のレターデーション層。 11.コンパクトディスクにおいて請求項1〜6のいずれか一つに記載の液晶ポ リエーテルを用いる方法。 12.請求項1〜6のいずれか一つに記載の液晶ポリエーテルが使用されている ところのディジタルフィルム。 13.ディジタルフィルムにおいて請求項1〜6のいずれか一つに記載の液晶ポ リエーテルを用いる方法。 14.請求項1〜6のいずれか一つに記載の液晶ポリエーテルが使用されている ところのコンパクトディスク。 15.液晶ポリエーテルが垂直配向され、かつ二色性色素が存在するところの請 求項13記載のコンパクトディスク。 16.請求項1〜6のいずれか一つに記載の液晶ポリエーテルが使用されている ところのアナログデータストレージ媒体。 17.アナログデータストレージ媒体において請求項1〜6のいずれか一つに記 載の液晶ポリエーテルを用いる方法。 18.人間が読み取り可能かつ書き換え可能なディスプレーにおいて請求項1〜 6のいずれか一つに記載の液晶ポリエーテルを用いる方法。 19.請求項1〜6のいずれか一つに記載の液晶ポリエーテルが使用されている ところの人間が読み取り可能かつ再書込み可能なディスプレー。 20.請求項1〜6のいずれか一つに記載の液晶ポリエーテルが使用されている ところの偏光子。 21.請求項1〜6のいずれか一つに記載の架橋された又は架橋可能な液晶ポリ エーテルが使用されているところの偏光子。 22.偏光子において請求項1〜6のいずれか一つに記載の液晶ポリエーテルを 用いる方法。 23.液晶ポリエーテルの調製法において、 a)OH含有化合物及び b)メソゲン基含有エポキシド を含むモノマー混合物が、カチオン重合触媒の存在下に重合されるところの方法 。 24.請求項1〜6のいずれか一つに記載の液晶ポリエーテルが使用されている ところのコレステリックリフレクター。 25.請求項1〜6のいずれか一つに記載の液晶ポリエーテルが使用されている ところのコレステリック偏光子。
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