JPH10504655A - 標準光源をシミュレーションするカラーセンサ - Google Patents

標準光源をシミュレーションするカラーセンサ

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JPH10504655A JP9503213A JP50321397A JPH10504655A JP H10504655 A JPH10504655 A JP H10504655A JP 9503213 A JP9503213 A JP 9503213A JP 50321397 A JP50321397 A JP 50321397A JP H10504655 A JPH10504655 A JP H10504655A
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Abstract

(57)【要約】 移動シート材の色および色に関連する特性をオンライン測定する装置が開示される。全色スペクトルに対して実質的にリアルタイムで不透明度補正を行うためにコントラスト比反射率測定が行われる。本発明による光学色センサは一対の同期した分光計を含み、第1の分光計は高反射性(「白色」)部材で支持されたシートの領域を観察するように配列され、第2の分光計は高吸収性(「黒色」)部材で支持されたシートの領域を観察するように配列される。2つの分光計を使用することで全色スペクトルに対して実質的に同時に「黒色」および「白色」測定が可能になる。光学式色検出システムはさらに、2つの光源、フラッシュランプと常時点灯するタングステンフィラメントランプを含む。2つの光源からの光は、D65標準光源に近いシート照射用の第3のビームを形成するために結合される。フラッシュランプの強度は、標準光源を特徴付けるUVから可視光までのバランスを維持するために電子的に制御される。色センサはさらに、白色標準タイルを担持する回転可能な標準ホイールを含むシート支持システムを含む。標準ホイールを回転可能にし、白色標準タイルを紙工場の環境から隔離しながらセンサをオフシートに安定化させることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】 標準光源をシミュレーションするカラーセンサ 1.発明の分野 本発明は主に、紙のような移動シート材の色、白さ、明るさおよび蛍光性等の 特性のオンライン走査測定を行うためのセンサに関する。 2.発明の背景 不透明度の補正 近代的な製紙工場の品質試験室では、製品の色、明るさ、白さおよび蛍光性は 従来、一枚のシート上ではなく、複数枚が重なった状態の紙の「パッド」上で測 定される。一枚のシートのみが測定されれば、その測定結果は紙の一部分の透明 度とシートの背景として観察される裏面材の反射率の双方の影響を受ける。さら に、「無限パッド」(無限数のパッドを重ねた状態)値は通常、末端の顧客がか かわるものである。通常、顧客が最終製品をそのような状態で見るためである。 しかしながら、「オンライン」で検査を行う色センサが製品の単一厚さのみを観 察し得る製造工程において、上述のような測定状態をもとの位置で再現すること は不可能である。 オンラインで行う色測定の結果が、試験室で行う「パッド」測定に対して、よ り整合性をもつために2つの手法がとられた。1つの手法は米国特許第4,71 5,715号に記載されているように、製造されている紙の色と散乱性にほぼ等 しい不透明材でシートの裏面を支持するというものである。実際のところ、この 手法は無限パッド状態を再現することができる。各波長における測定誤差は、こ のように人工的に作られたものと実際の「パッド」のスペクトル反射率間の不一 致に比例するであろうし、また一枚のシートのスペクトル透過率の2乗に反比例 すると思われる。この手法は、裏材と製品との間である程度の一致だけを要求す るような、中程度または低透明度(20%以下)のシートに対してはよく作用す る。より透明度の高い紙に対して、または製品目標が頻繁に変わる場合、良好な センサ性能を確保するために裏材を製品と極めて高く一致させ続けることは困難 である。 第2の手法はシートのスペクトル反射率を2回、つまり1回は高反射性(即ち 「白色」)部材で支持し、1回は高吸収性(即ち「黒色」)部材で支持して測定 するというものである。これらの別個の測定からスペクトル透過率が決定され、 無限パッドのスペクトル反射率がクベルカ−ムンク理論 (Kubelka-Munk theory) に従って計算される。連続する暗及び明反射率を測定するための装置の例が、米 国特許第4,944,594号に記載されている。その特許の装置は、電子的に 暗状態に切り換えられた場合には全ての透過入射光を実質的に吸収し、明状態に 切り換えられた場合にはすべての透過光を実質的に反射する光学ゲート手段から なるシート支持システムを含んでいる。このアプローチによれば製品ごとに裏材 を変える必要がなく、従って概ね良好である。しかしながら、紙の全く別個の部 分でかなりの時間間隔をおいて2回測定を行った場合、シートの透明度ばかりで なく製品の(色および透明度の)不均一性にも起因して、「黒色の支持」と「白 色の支持」によるスペクトル反射率に差異が生じる。かかる変化があると、クベ ルカ−ムンク理論に基づく計算は失敗に終わる。近代的な製紙機械では、ウェブ は毎分50フィート以上で移動し、センサ自体も、移動するシートに交差する方 向に毎秒15インチで移動するスキャナ上に設けられることがある。裏材がこれ らの測定中に「黒色」と「白色」に切り換わる従来技術のシステムによれば必然 的に、シートの全く別個の部分で測定が行われることになるだろう。これらのシ ステムにおいて、製品の色の不均一性の影響を平均化しようとして、通常は何通 りもの読取順序の結果が組み合わされることになる。従って最終的に測定結果を 更新する時間周期はどうしても大きくなり、製紙中における色の正確で迅速な制 御ができない。 同時に「黒色」および「白色」の支持測定を行う試みもある。例えば、米国特 許第3,936,189号は、光源によって照射された領域を有する紙のような 移動ウェブの色、不透明度および明るさをオンライン測定するための三刺激値測 色器を開示している。第3,936,189号特許の測色器は、各々への入射光 の三刺激値を測定するためのICI三刺激値関数を2倍にするフィルタを組み込 んだ4つの測光器と、457nmフィルタを有する輝度検出器(第3,936, 189号特許によれば、輝度は457nmの光源波長での反射として定義される )と、Y感応フィルタを備えた不透明度検出器とを含んでいる。第3,936, 189号特許はさらに、黒色および白色の背景の両方を備えた石英「シュー(sh oe)」を含むシート支持部材を含んでいる。黒色の背景が石英シューの下のキャ ビティによって構成されるのに対し、白色の背景がそのシューの表面の白色帯に よって構成される。測光器は、4つの色・三刺激値検出器と輝度検出器の光軸が 、黒の背景を覆う照射領域を向いて、また不透明度検出器の光軸が白色帯を覆う 照射領域を向くように配置される。不透明度検出器の出力と三刺激値Yの測定を 行う三刺激値検出器の出力は、色明度もしくは明るさを補正するためのコントラ スト比反射率の値を無限パッド裏材に付与するために用いられる。しかしながら 、第3,936,189号特許のセンサは、色を正確に定義するには不十分な、 3つの色座標のうちの1つを補正するに過ぎない不透明度補正の手法をとってい るので、正しい色補正が見積もられるだけである。無彩色を除くと、Y値が波長 帯域に亘って重み付けされた平均値であり、また透明度補正が、Y値の算出前に 各波長に適用されなければならない「黒色」および「白色」支持の反射率の非線 形関数であることから、Y補正でさえ誤差を含んでいる。 従って、無限裏材に対するシートの輝度もしくは明るさの計算を簡素化する代 わりに、すべての色座標の算出、即ち各波長における不透明度に対する全色補正 の前に波長ごとの不透明度補正が必要となる。その上そのような補正は、製紙工 程で行われるべき迅速なオンライン調整を可能にするために、リアルタイムで行 われるべきである。 蛍光特性の測定 米国特許第4,699,510号は、蛍光増白剤(FWA)を含有する紙の移 動シートの色を測定するためのオンライン色センサを開示する。蛍光増白剤は典 型的には、入射光の紫色および紫外線エネルギを吸収し、これらのエネルギを可 視スペクトルの青色帯域で再放射し、これにより白色を呈させる。この第4,6 99,510号特許は、そのように処理された紙がCIE D65(North Sky Daylight)標準光源のような定義された光源によって照射されたとき、その色ス ペクトルを決定するための技術を開示する。D65標準光源は、CIE光源Cの ような他の標準的光源と比べて300〜400nm帯域で比較的明るいエネルギ 分布を有し、従ってそのため蛍光増白剤で処理された紙は、D65光源によって 照射されるとより青みがかって見える。 第4,699,510号特許の色センサは2つの照射光源を有する。1つは蛍 光増白剤の励起帯域で主に光を放射する紫外線光源であり、他の1つはUVもし くはFWAの励起帯域で相当量の光を放射するCIE標準光源に近い放射スペク トルを有する可視光源である。第1の光源が点灯中と消灯中に得られたデータの 差異は、FWA効率あるいは有効FWA濃度を算出するために用いられる。さら に、定義された光源または標準光源によってサンプルが照射された場合に得られ るであろう補正色スペクトルが決定され得る。シートで反射し、また放射された 光のスペクトルの分析は、シート通過経路の下でステップモータで駆動されるホ イールに担持された複数の標準化手段によって周期的にオフシートで較正される 分光計によって測定される。標準化手段は、センサを較正するためにステップモ ータによって位置決めされる白色標準器を含んでいる。白色標準器で較正後、色 センサは周知の蛍光特性を有する蛍光標準サンプルの表面を読み取り、UVおよ び白熱光源両方の励起エネルギを決定し、そして最終的に正しい標準光源に対し て補正される色スペクトルが得られる。しかしながら光源の寿命に伴なって、標 準光源を特徴付けるUVから可視光までのスペクトルのバランスが変化する。従 来技術のシステムでは、この変化を補償するためにフラッシュランプビームへの 経路にUV遮断フィルタが挿入された。フィルタの物理的位置を調整することで 、UVから可視光までのバランスを調整することが可能である。しかし、そのよ うな移動部品の使用は避けるのが望ましい。 標準化タイルの保護 従来技術の支持システムは典型的には、3つあるいはそれ以上の等角度で隔置 された支持プレートを有する回転ブロックもしくはホイールを備えたハウジング を含んでおり、支持プレートはステップモータによって選択的に回転されること ができ、支持プレート(不透明度の変化レベルを補正すると共に周期的な標準化 を行うための黒色及び白色表面を有するプレートを含む)を光学検出システムに 対向する位置に回転移動させる。 標準化は、走査の間で「オフシート」(シートから外れている状態)で、即ち シートの一方の移動端に移動されたスキャナヘッドにより行われる。典型的には 、周知の反射応答性を有する白色表面を備えたタイルが紙表面の代わりに用いら れ、光学検出システムによって形成された入射ビームが当てられる。この周期的 な標準化の手法は、電子回路の特性変化や光源ランプの寿命、そして光学素子上 の汚れあるいは破片の蓄積のような外乱やオフセットを補正するために寄与する 。光学検出システムはこのように、標準タイルの表面に対するシステムの周知の 応答性に基づいて、各標準化処理の際に調整される。 色センサの精度向上を図るためには、白色標準タイルをよく清浄すると共に、 製紙工場の環境から気密にシールすることがいっそう重要である。現在使用され ている回転ブロックもしくはホイール支持システムでは、標準タイルをその表面 に積もる埃もしくは破片から十分に保護することができない。標準タイル表面に おける外部物質の蓄積は、その表面の反射特性を変えてしまう。そのような汚れ た標準タイル表面のために結局、紙表面の色のオンシート測定がうまくいかない 。現在のシステムにおいて、標準タイル表面をたびたび清浄する必要がある。そ れにもかかわらず、この目的のためにタイルに頻繁にアクセスすることは不便で あり、かかる清浄は、十分な頻度で行われないことが多い。 シートの安定化 色センサは、移動シートの経路の上に配置された光学検出システムと、シート の経路の下で光学検出システムに対向して配置された支持システムとを含んでい る。色センサが精密になるほど、紙シートは光学検出システムに関して正確に位 置決めされなければならない。実際のところ、これは、紙シートが極めて低い一 定の走行高さで、支持タイルに沿って走行しなければならないことを意味してい る。前述した米国特許第3,936,189号に記載された従来技術の色センサ において、シートは光学検出システムを通過するとき、基準位置にて移動シート を支持するように作用する「シュー」と呼ばれる支持システムに接触しながら乗 りあがる。かかる支持体は、(検出システムと支持システムを担持する上部およ び下部ヘッドからの距離で規定される)ギャップ内でシートを安定した位置に保 つことができるが、シートおよび「シュー」間の接触でシートに裂傷もしくは模 様を生じさせ得る。非接触測定のためにエアクッションを設ける試みが行われて いるものの、これらのシステムでは光学検出ヘッドおよび支持システム間のギャ ップ内で必要なシート安定性と位置精度を確保することができなかった。シート のふらつきを制御することができないため、光学システムおよびシステム部材に 対してシートが進退移動する結果、色測定の精度が低下した。 発明の概要 不透明度の補正 本発明は、紙のような移動シート材の色および色に関連する特性のオンライン 測定を提供する。本発明の一形態によれば、全色スペクトルに対して十分にリア ルタイムで不透明度補正が行われるコントラスト比反射率測定を行うための装置 が提供される。 本発明の色センサは2つの独立するが同期した分光計を使用し、第1の分光計 は高反射性(「白色」)部材で支持されたシートの領域を観察するように配列さ れ、第2の分光計は高吸収性(「黒色」)部材で支持されたシートの領域を観察 するように配列される。重要なことは、分光計を使用することで全色スペクトル に対して不透明度補正を可能にすることである。さらに、2つの独立した装置が 用いられるため、「黒色」および「白色」測定は実質的に同時に行われ、不均一 性の問題を解消することができる。裏材は測定間で移動される必要がないので、 実質的にリアルタイムで測定および不透明度補正を行うことができ、測定結果の 更新速度は光学部材と電子部材の性能のみによって制約され、これにより糊の付 着問題に起因する縞のような製品不均一性を検出するのに重要な極めて高い更新 率を実現する。 蛍光特性の測定 本発明の別の形態によれば、2つの光源、点灯および消灯に切り換えられるフ ラッシュランプ、常時点灯するタングステンフィラメントランプを含む光学式色 検出システムが提供される。フラッシュランプおよびタングステンフィラメント ランプからの光は、シートを照射するためにビームスプリッタによって結合され る。ビームスプリッタは、標準光源、好適にはD65標準光源に近い結合ビーム のエネルギ分布が得られるように選択される。しかしながら、ランプの寿命に伴 なって、標準光源を特徴付けるUVから可視光までのバランスは変化する。本発 明に従えば、標準化の期間において標準蛍光タイル上で行った読取に基づいて、 フラッシュランプの強度を制御するためにシステムコンピュータが用いられる。 これにより本発明ではコンピュータの制御で紫外線量を電子的に制御する。本発 明は移動部品を有しておらず、コンピュータ制御が容易であり、基本スペクトル 光による高い安定性の点で優れている。 標準化タイルの保護 本発明の別の形態によれば、標準化処理に際してセンサがオフシートの場合、 支持システムの下部シートガイド形成部は、標準化のためのホイールを外気から シールするように、光学センサハウジング上の上部シートガイドに対して直線動 作手段によって持ち上げられる。ホイールは回転自在になり、標準タイルを紙工 場の環境に曝すことなく白色標準タイルを上部の光学検出システムに対して露呈 させる。測定の精度低下を避けることができ、また標準タイルの頻繁な清浄をな くすことができる。 シートの安定化 本発明の別の形態によれば、支持タイル上での紙シート走行高さは、ふらつき 即ち紙の垂直位置の変化が最小となるように制御される。紙シート走行高さは、 円形プレートを有する紙ガイドに形成された環状溝の形態の空間室に、圧縮空気 を流入させることにより制御される。この空気は次に、一点で接触する形にカッ トされた一連のスロットを通って支持タイルのまわりの円に流入する。高速の円 形流もしくは渦流と運動量保存の結果、環状部分で低圧領域が形成される。この 低圧領域は、紙シートが沿って移動するプレートの上部表面に対して該シートを 押し下げる。一方、遠心力のために渦気流がプレート表面から外側へ螺旋を描き 、シートとプレート表面の間に空気膜を形成する。この空気膜は空気ベアリング として効果的に働き、紙が安定通過経路に沿って標準化のための部材に極めて接 近しながら、しかもタイルに接触することなく走行可能となる。シートのふらつ きは十分に除去される。シートとシートガイドの間に接触がないため、シートの 損傷や模様もまた除去される。シート安定化機構は片面に設けられ、スキャナの 配列に影響されることはなく、従って空気流は、ガイドプレートに対してシート を押し付ける力の大きさを制御すべく容易に調整可能である。空気ベアリングは 、色測定のような適用例において極めて重要になり得る裏材上の磨滅や汚染の蓄 積を減少し、または除去する。シートを定位置に保持するために上部ヘッドに「 押さえ込み」リングもしくはボタンが必要とならないので、シートの締めつけや 埃の蓄積の問題が回避される。 図面の簡単な説明 図1は、本発明による検知システムの正面部分縦断面図である。 図2は、2−2線に沿って見た、図1のシステムの断面図である。 図3は、図1の3−3線に沿って見た、本発明によるシート支持システムの上 平面図である。 図4は、本発明に関連して用いられる分光計の概略図である。 図5は、分光計の同期化を制御するための回路のブロック図である。 図6は、フラッシュランプの点灯を制御するための回路の概略図である。 図7は、支持システムがオンシート測定の形態で示されている、本発明による 支持システムの正面縦断面図である。 図8は、図7の8−8線に沿って見た、本発明のシート安定化装置の一部を形 成するガイドプレートの底面図である。 図9は、本発明のシート安定化装置の特定の形態をより明瞭に示す正面拡大縦 断面図である。 図10は、本発明の別の形態によるシート安定化装置の詳細を示す図7の支持 システムの端部縦断面図である。 図11は、図7の支持システムの正面縦断面図であり、支持システムのオフシ ートにおける標準化の構成を示す図である。 図12は、支持ホイールが1つの標準化タイル位置から別の位置へ回転中であ る、オフシート標準化処理の際の図7の支持システムを示す図である。 好適な実施形態の詳細な説明 図1は、紙のような移動シート材12の色および色に関連する特性をその製造 中オンラインで測定するための本発明の好適な実施形態に従うセンサシステム1 0を示している。シートは、上表面12aと底表面12bを有している。色セン サシステム10は、紙シート12上に配置された光学検出システム14とシート の下側に配置された支持システム16を含んでいる。この種の技術で周知の態様 では、光学検出システム14は、通常のスキャナの上部ヘッド18(その外形の 一部は破線により示されている)によって担持されたハウジング15に装着され 、支持システム16はそのスキャナの下部ヘッド20(同様に破線により示され ている)によって担持される。スキャナヘッド18および20は、シートの移動 方向に対して横方向に、シートの幅を横切って前後に同期して駆動される。ハウ ジング15は、下部の平坦なシートガイド表面19と中央開口21を有する。 光学システム14は、紙シート12を周期的に照明するための第1の光源22 を有する。光源22はキセノン・フラッシュランプ24と、蛍光増白剤の紫外線 励起帯域でのみ実質的にエネルギを伝達するための帯域パスフィルタ26とを含 んでいる。フラッシュランプ24は、デジタル/アナログ変換器(DAC)32 を介して電源28に接続されたコンピュータ30により制御される電源28によ って、例えば50Hzにて高速で点滅する。以下にさらに詳しく述べるようにコ ンピュータ30は、(50Hzの点滅速度で放電するようにトリガーされる)容 量器の電荷、つまりフラッシュランプ24によって形成される光の大きさおよび 強度を制御する。フィルタ26を通った光は、コンデンサレンズ34を通過して 垂直な光軸38に沿って平行光ビームを形成する。ビームスプリッタ40を通過 するビームの一部は、そこで第2の光源42からの光と結合される。主に可視帯 域で光を形成する光源42は、常時点灯するタングステンフィラメントの石英− ハロゲンランプ44と、ランプ44から放射された光スペクトルをバランスさせ 、CIE標準光源「C」に近づける色補正フィルタ46とを備えている。フィル タ46の隣の平行化のための光学素子48は、軸38に直交する水平な光軸52 に沿ってビームスプリッタ40に向かうビーム50を形成する。例としては、光 学素子48は、レンズあるいはランプ44の後方の放物面鏡の形態をとることが できる。 ビームスプリッタ40によってそれぞれ伝達され、あるいは反射された、光源 22及び42からの紫外線および可視光ビームは、垂直軸38に沿って結合ビー ム54を形成する。フィルタ26および46、フラッシュランプ電圧およびビー ムスプリッタ40の組み合わせは、紫外線波長領域から可視波長領域までの正し いバランスが概ね得られるように選択され、これにより結合ビーム54がD65 の光源標準値に近づくようにする。光源22が消灯しているとき、ビーム54は もちろん、ビームスプリッタ40によって変調され、あるいは再配分されるので 、常時点灯する第2の光源42によって形成された光エネルギのみを含む。 結合ビーム54は、正円錐形状の鏡56の外表面によって反射される。その円 錐の中央垂直軸は光軸38と共軸となっており、その先端は例えば約24.5° の角度を張る。円錐型の鏡は光軸38に対して外向き約49°の方向に光を反射 する。光線はその後、複平面もしくは多面鏡58によって、紙12の平面に対し てほぼ45°の角度でシート12に向かうように内側に反射される。最終的な角 度が約45°となる限り、他の幾何学的関係を用い得ることは当業者には容易で ある。鏡58は、図1に示されるように、光軸38と共軸な垂直中央軸を有する 通常のピラミッド型の台の形態をとる。ここで、図2を参照して本発明の好適な 実施形態に従い、鏡58は、約2°の角度αで内側に傾斜した24個の側面58 −1,58−2,58−3等を有している。多面鏡58によって反射された光は ハウジング開口21を通過し、紙表面12a上の概して円形の照射領域60に収 斂する。この鏡の幾何学的関係によって、高い光学的効率でサンプル領域60に 均一な光を配分することができる。n面構成のピラミッド型鏡58は、円筒もし くは円錐型の鏡を使用する標準的な「アクシコン」(axicon)光学的幾何学構造 を改良するもので、アクシコンの光学的構成において照射領域の中央部に明るい スポットが形成されるという傾向を回避する。図2に示されるように鏡58の各 面58−nは、円錐型鏡56からの光を反射させ、紙の表面12a上の概して台 形領域60−nを照射する。その幅は鏡の小面の幅のほぼ2倍であり、またその 長さは平行ビーム54の直径に比例する。これらのパラメータを適切に選ぶこと で、各小面は観察領域60を完全に照射する。多面鏡の面58−1および58− 2によって照射された領域60−1および60−2は、図2に示されるようにオ ーバラップし、鏡58のすべての面によって行われる照射による効果として実質 的に均一な光分布を有する円形領域60が得られる。 紙は通常は半透明であるから、シート12への入射光の一部はシートを通り抜 け、その他の光はシート表面12aで反射される。シート12を通り抜けた光は 、シートの底表面12bに隣接するタイル62の上表面62a上に入射する。タ イル62は、色センサによるオンシート測定時には支持部材として機能する。図 3に示されるように測定タイル62は、片側半分(64)が実質的に反射性(「 白色」)で、他方側半分(66)が実質的に吸収性(「黒色」)である分割表面 を有する。後述するように複式分光計とともに分割された黒色/白色裏材を使用 することにより、複数波長でのシート反射率の同時測定を可能にする。「黒色」 または「白色」で支持されたシートについて測定した各波長での反射率から各波 長での「無限パッド」反射率に到達すべく透明度補償を計算するために、コンピ ュータ30によってクベルカ−ムンクの式、あるいは他の周知の方法が使用され 得る。(相関アルゴリズムは、「黒色」または「白色」が完全に吸収性か反射性 であることを要求することはなく、それぞれの反射スペクトルが知られているこ とだけが必要とされる。)このように「黒色」および「白色」支持の両方による 同時測定を行うため、シート透明度の時間的変化が無限パッド反射率の決定に影 響しない。複式分光計によってそれぞれの波長について測定された反射率を使っ て相関の計算が行われるが、これは、透明度が波長に依存することから、単一の 「不透明」相関を使って行う場合よりも優れている。 光学検出システム14はまた、測定支持タイル62の白色セグメント64と垂 直の方向でシート12の上方に配置されたレンズ70を含んでいる。このレンズ 70は、シート上表面12aで反射した光と、シートを通り抜けタイルの白色部 分で反射してシートを再び通り抜けた光とを集光する。(明るい反射光強度を有 する)合計の反射光は、レンズ70によって第1の光ファイバ束72の端部に合 焦される。同様にタイル62の黒色セグメント66と垂直の方向にあるレンズ7 4は、黒色セグメント66を覆うシート領域から放射された(暗い反射光強度を 有する)合計の反射光を集光し、これを第2の光ファイバ束76の端部に合焦さ せる。光ファイバ束72および76は、光を第1および第2の分光計78および 80にそれぞれ伝達する。分光計78の概略を示す図4を参照する。分光計78 および80の各々は、ゼイス・ミニチュア・モノリシック分光計(MMS)のよ うな市販のユニットでよく、入射光を波長成分を分離する回折ゲート82と、異 なるスペクトルによる電子的な強度分布を形成する線形測光器アレイ84とを組 み込んだ極めてコンパクトなユニットである。 一般に、分光計78および80(図1においてS1およびS2で示される)の 検出器のビデオあるいは画素出力は、コンピュータ演算処理装置ボード上の論理 回路によってADCへクロックごとに出力され、その後ランダムアクセスメモリ に記憶される。200kHzの速度で進むデジタル化シーケンスは、2つの分光 計のビデオ出力値を、S1/画素1,S2/画素1,S1/画素2,S2/画素 2等のようにインタリーブ処理する。結果的には、分光計78および80から同 時に5μsec以内でスペクトル測定が行われる。 より特別には線形測光器アレイ84(図4)は、各ダイオードがそれに入射さ れた波長帯域の光強度に対応する大きさのアナログの電子信号もしくは画素信号 を生成する連設されたダイオードからなる。各分光計の測光器アレイは、画素信 号を連続ストリームの形態で出力するように配置される。図5は、分光計78お よび80の出力を処理する共に同期化し、またフラッシュランプ・トリガー信号 を形成するためのデータ取得論理回路200を概略的に示している。この回路2 00は、分光計78および80の測光器アレイに対して同期化のための画素進行 信号を提供する一対の出力204および206を有するクロックおよびタイミン グ回路202を含んでいる。画素進行信号は、分光計から画素信号を交互にクロ ックアウトする。各分光計からの画素信号は、リセット可能なパルス積分器20 8および210によって積分され、クロックおよびタイミング回路202からの クロック信号によって制御されるマルチプレクサ212へ交互に供給される。2 つの分光計によって形成された画素信号はマルチプレクサの出力に交互にあらわ れ、アナログ/デジタル変換器214によってデジタル形式に変換される。デジ タル化された画素信号は共有メモリ218に記憶され、そのポインタは、各デジ タル化された画素信号の記憶後にクロックおよびタイミング回路202によって 進められる。クロックおよびタイミング回路202は、ADC214による各変 換処理後に各パルス積分器208および210をリセットする。クロックおよび タイミング回路202は、両方の分光計のすべてのスペクトルが変換され且つメ モリに記憶されたとき、マイクロプロセッサ(CPU)216に割込を入力する 。次にコンピュータ30はデジタル化された信号アレイを解析し、2つの(「黒 色」および「白色」)支持状態について各波長での反射率と紙の正しい色を算出 する。コンピュータ30からの出力86(図1)は、製造されている紙の色を制 御するために使用することができる。 既に示したように、D65標準光源に近いエネルギ分布を有する光源22およ び42からの結合ビーム54を形成するように光学部材が選択される。しかしな がらこの分布は変化する。なぜなら、ランプ24および44の寿命に伴い、結合 ビーム54における紫外線から可視光までのバランス変化によって生じるエネル ギ分布の変化を起こすからである。本発明の一形態によれば、コンピュータ30 は、フラッシュランプ24からの光強度、従ってオフシート標準化処理の際に標 準蛍光タイル上で行われた読出に基づく紫外線放射量を制御するために使用され る。 一般にフラッシュランプの光強度は、フラッシュランプ24に印加される電圧 によって決定される。フラッシュランプ電源は、エネルギ蓄積容量器を制御電圧 Vref に比例する電圧で充電する。コンピュータはDACによってランプ電源に 対してVref を出力する。この態様では、紫外線から可視光までのバランスを標 準光源(D65)波長分布あるいは他の所望の光分布と調和して維持するために 紫外線量が調整できる。 フラッシュランプ24の強度を制御するための容量器充電回路220が図6に 示される。この回路は、クロックおよびタイミング回路202(図5)によって 生成されたトリガー信号により制御されるSCRフラッシュランプトリガー回路 222を含む。トリガー回路222は、フラッシュランプ24のトリガー電極2 24に接続される。回路220は、入力228に印加される基準電圧Vref に比 例する出力信号を形成するための高電圧発生器226を含んでいる。例として、 高電圧発生器の入力における5ボルトの信号は、該発生器の出力端子で500ボ ルトを発生する。この出力電圧は、順にVref に比例する出力信号の2乗に比例 するエネルギで容量器230を充電する。フラッシュランプトリガー回路222 からのトリガーパルスは、フラッシュランプ24のギャップにおける減衰を起動 し、また容量器230の充電エネルギはフラッシュランププラズマのかたちで放 電される。 デジタル/アナログ変換器32(図1)の出力は、基準電圧Vref として高電 圧発生器226に供給される。この基準電圧は、幾つかの方法でフラッシュラン プ電圧制御のために選択することができる。例えば、センサ10がオフシートで 標準化されるとき、既知の蛍光量のタイルが測定される。その測定値が既知量よ りも少なければ、DAC32の出力はコンピュータ30によって増大される。既 知量以上が測定されれば、そのときDAC出力は減少される。必要ならば最初の 調整後に、一致が見られるまで調整を繰り返すことができる。実際には、通常1 回繰り返すだけで正しい調整を予想することが可能である。その他の方法として 、一方が紫外線に対する波長選択フィルタを備え、第2のものが青色に対するフ ィルタを備えた一対のダイオードによって入射光をモニタしてもよい。電子的に あるいはコンピュータの計算によって得られた青色に対する紫外線の比率は、そ の比率を予め選択された値に保持すべくランプ電圧を制御するために用いること ができる。 支持システム16は、正方形ベース101によって下部スキャナヘッド20に 固定された、ほぼ円筒状の外側のケーシング100を含んでいる。円筒状ハウジ ングは、垂直中央軸102を有する。スキャナヘッド18および20が適切に配 列されていれば、外側円筒状ケーシング100の軸102は、垂直光軸38と一 致する。外側ケーシング100の内部に装着された支持ホイール104は、水平 シャフト106(図7および図10)に取り付けた駆動ギヤ107に連結された ステップモータ(図示せず)によって該シャフト106のまわりに回転可能とな っている。支持ホイール104は、シャフト106のまわりに等角度で隔置され た同一形状の穴108を有し、各々の穴は、開口端部にディスク状標準化タイル を担持する円筒カップ状のインサート110を受容する。これらのタイルは、上 述の黒色/白色測定タイル62、白色標準タイル112、確認タイル114及び 白色蛍光標準タイル116を含む。支持ホイール104は、シート通過経路に隣 接する最上部位置に各種タイルを移動させるために4種類の位置へステップモー タによって回転される。 支持システム16はさらに、上部水平シートガイド表面122を有する円形プ レート形態のシートガイド120と、下部表面124と、傾斜外縁部126と、 中央円形開口128とを含んでいる。シートガイドは、中央開口134(図3) を画定する内部表面133を有する内方突出フランジ132(図9)を含む円筒 状ベースプレート130に固定される。中央開口134は、シートガイド120 の開口128と同心であるが、開口128の直径よりも小さい直径を有する。開 口134の直径はインサート110の外径とほぼ同一であり、いずれかのインサ ートがこれと内部フランジ表面133との間の最小隙間で開口134から上方に 突出し得るように各インサート110は同一のものとなっており、これにより破 片がケーシング内部に入るのを防ぐことができる。これに関連して破線で示され るように(図7)、外側ケーシングが支持ホイール104のまわりに延出するこ とが分かる。 図8において最もよく示されるようにシートガイド120の下部表面124に 円形溝136が形成される。下部表面124にはまた、各々が円形溝136に開 口する、直径方向に対向する一対の凹部138が形成される。穴、あるいは好適 には中央開口128に対して実質的に一点で接するように配置されたスリット1 40の形態の複数の狭い通路は、溝136と開口128を連通させる。図示され た実施形態では8つのスリット140が設けられる。 図1、図2、図4、図7及び図10において最もよく示されるように支持シス テム16のオンシート測定の形態において、黒色/白色測定タイル62を担持す るインサート110はその作動位置にあり、シートガイド120の上部ガイド表 面122に高さを合わせたタイル62の上部表面62aがフランジ開口134か ら突き出ている。支持システム16のこのオンシート測定の形態においてインサ ート110の外部表面とガイドプレート中央開口128の間に環状空間142が 画定される(図9)。 図10を参照して、ベースプレート130は、シートガイド120における凹 部138と連通する、ひとつの直径上にあって対向する空気流入ポート144を 含んでいる。各ポート144は、チューブ146によって圧縮空気供給源(図示 せず)に接続される。 オンシート測定形態における色センサでは、ポート144を介して加圧下で導 入される空気は、円形溝136および点接スリット140を経てタイル支持イン サート110のまわりの環状空間142へ流入する。スリット140の接触部分 の方向および断面の小ささにより、環状空間142の空気に対して高速の円形流 を生じさせる。運動保存の結果として、渦の中心部、即ち支持タイルインサート 110の至近領域に低圧領域が形成される。この低圧領域によって、タイルの上 を覆う紙シートが上部タイル表面62aに向けて押し下げられる。しかしながら 同時に、環状空間142において円運動する空気に作用する遠心力は、空気を上 部シートガイド表面122に沿って外側へ螺旋を描いて逃がす。その結果として 、紙シートの底部表面12bとシートガイドおよび標準タイル表面62aとの間 のギャップ148(図9)に存在する薄い空気膜もしくは空気ベアリングで、紙 の位置の均衡が図られる。このように紙表面12bは、測定タイル表面62aに 極めて接近しながら、しかもそれに接触することなく、高い安定性、即ち最小の ふらつきでシート通過経路に沿って走行する。空気膜の厚さは、ニードルバルブ 等(図示せず)の手段によって、ポート144への空気流を調整することで容易 に制御することができる。本発明のシート安定機構は片面に設けられ、インサー ト110のまわりを減圧することによって、該インサート110とフランジ13 2の内側表面133との間に形成され得る小ギャップからハウジング100に埃 や破片等が入るのを防ぐことができる。 支持ホイール104の回転を容易化し、紙工場の環境から白色標準タイルを隔 離しておきながら、オフシート時のセンサを安定化させるという設計もある。こ れに関連して円筒状ベースプレート130は、ケーシング100に形成された穴 100a内にスライド可能に収容される。このときベースプレート130は、穴 100a内で垂直に移動可能なピストンを形成する。ベースプレート130は、 ケーシング100に形成された垂直穴152にスライド可能に収容された一対の 連結ロッド150に支持される(図11)。ロッド150はその端部で、空圧シ リンダ156のピストンに連結された交差部材154に固定される。従って、ピ ストンの上下移動に対応して、ベースプレート130およびシートガイド120 の垂直移動が生じる。オンシート測定のときには、シリンダ156のピストンお よびシートガイド120は、既に述べたように測定タイル62の表面62aがシ ートガイド上部表面122と一致する状態で、例えば図1、図7、図9および図 10に示されるように引っ込んだ位置にある。 標準化のための準備の際に、スキャナヘッドはオフシートの位置に移動する。 即ちシート12のいずれかの縁部を越えた移動端位置にある。図11を参照して スキャナヘッドが標準化のための位置にくると空圧シリンダ156に圧縮空気が 流入し、光学センサハウジング15の開口21の周囲の下部ガイド表面19側へ シートガイド120を持ち上げ、支持ホイール104を気密にシールする。一方 、図12のごとく、測定タイルインサート110がベースプレート開口134の 拘束から自由になると、支持ホイール104は回転自由になり、これにより白色 タイルを紙工場の環境に曝すことなく、つぎに標準タイル112の表面を光学検 出システム14に対して露呈させることができる。この態様では、白色タイル1 12は常に、つまりオフシート標準化の場合と同様オンシート測定の場合も、紙 工場における周囲の汚染環境から隔離される。 標準化に際しては、種々の標準タイルが反射率測定位置まで回転される。標準 化作業が完了すると、測定タイル62を上部位置に移動させるためにステップモ ータによって回転される。空圧シリンダ156が作動してシートガイド120を オンシート位置(例えば図1および図7)に引っ込ませることで、紙シートの走 査が再実行できる。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 にし、白色標準タイルを紙工場の環境から隔離しながら センサをオフシートに安定化させることもできる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.サンプルの色特性を測定するセンサであって、 第1のスペクトル分布を有する第1の光を発する第1の光源と、 第2のスペクトル分布を有する第2の光を発する第2の光源と、 第1及び第2の光を結合することにより、所定の光を近似する第3のスペクト ル分布を有し、サンプルの領域を照射する第3のビームを形成する手段と、 照射されたサンプルの領域から生じる光を検出し、その光の反射を波長の関数 として表した出力を生成する検出器と、 第1または第2の光源の少なくともひとつに接続され、前記所定の光からの、 第3のビームのスペクトル分布のずれを補正するために、前記少なくともひとつ の光源の特性を変える手段と、 を備えたセンサ。 2.請求の範囲1に記載のセンサであって、 前記第1の光源にエネルギを与え、そのオンオフ状態を切り替える手段を含む センサ。 3.請求の範囲2に記載のセンサにおいて、 前記第1の光源にエネルギを与える手段は、第1の光源がオンの時にその光源 に作動電圧を供給し、該センサは、 そのエネルギ供給手段に接続され、前記ずれに応じて変化可能な大きさの作動 電圧が前記第1の光源に供給されるよう制御する制御手段を含むセンサ。 4.請求の範囲3に記載のセンサであって、 前記第1の光源は、主として蛍光増白剤の励起帯域中の電磁スペクトルの紫外 線帯域で光を照射し、 前記第2の光源は、主としてスペクトルの可視帯域で光を照射し、 前記第1の光源の作動電圧の調整は、これらふたつの光源の紫外線から可視光 までの光バランスを補正するために用いられるセンサ。
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