JPH10503520A - カルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジン類およびそれらの誘導体の製造方法 - Google Patents

カルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジン類およびそれらの誘導体の製造方法

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JPH10503520A JP8506622A JP50662296A JPH10503520A JP H10503520 A JPH10503520 A JP H10503520A JP 8506622 A JP8506622 A JP 8506622A JP 50662296 A JP50662296 A JP 50662296A JP H10503520 A JPH10503520 A JP H10503520A
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ローレンス・アレン フラツド,
ラム・バブー ガプタ,
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サイテク・テクノロジー・コーポレーシヨン
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Abstract

(57)【要約】 本発明は一般的にはカルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジン類並びに二酸化炭素および塩基を用いるアミノ−1,3,5−トリアジン類のカルボキシル化によるそれらの製造に関する。これらのカルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジン類は、例えば、他の有用なアミノ−1,3,5−トリアジン誘導体、そして特にカルバメートおよびイソシアナート官能性1,3,5−トリアジン類の製造における中間体としての用途が見いだされる。本発明はまたそのようなカルバメートおよびイソシアナート官能性1,3,5−トリアジン類の製造にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】 カルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジン類およびそれらの誘導体の 製造方法 発明の背景 発明の分野 本発明は一般的にはカルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジン類並 びに二酸化炭素および塩基を用いるアミノ−1,3,5−トリアジン類のカルボキ シル化によるそれらの製造に関する。これらのカルボキシル化されたアミノ−1 ,3,5−トリアジン類は、例えば、他の有用なアミノ−1,3,5−トリアジン誘 導体、そして特にカルバメートおよびイソシアナート官能性1,3,5−トリアジ ン類の製造における中間体としての用途が見いだされた。本発明はまたそのよう なカルバメートおよびイソシアナート官能性1,3,5−トリアジン類の製造にも 関する。関連技術の記述 アミノ−1,3,5−トリアジン類の種々の誘導体は広範な種々の分野で使用さ れると文献に記載されている。これらの誘導体のある種のもの、例えばメラミン およびグアナミン類のアルコキシメチル誘導体、の重要な用途は活性水素基を有 する樹脂を含有する硬化可能な組成物中での橋かけ剤および/または反応調整剤 としてのものである。アルコキシメチル化されたメラミン類およびグアナミン類 は多くの面において優れた結果を与えるが、それらは硬化条件下で揮発性副生物 としてホルムアルデヒドを放出するという欠点も有する。この理由のために、硬 化中にホルムアルデヒドを発生しない許容可能な代替物を発見することが長いこ と工業的な希望であった。 大きな将来性を示すそのような1つの代替物はカルバメートおよびイソシアナ ート官能性1,3,5−トリアジン類であり、それらは1つもしくはそれより多い 共通して所有されているUS4939213、US5084541、US528 8865、EP−A−0604922、EP−A−0624577、EP−A− 0649842および米国出願番号第08/239,990号(1994年5月 6日出願)に開示されており、それらの全てはここでは完全に示される場合のよ うに全ての目的のためにここに引用することにより本発明の内容となる。第二に 、これらの参考文献に開示されているカルバメートおよびイソシアナート官能性 1,3,5−トリアジン類はヒドロキシ官能性樹脂を基にしたコーテイング組成物 中で橋かけ剤として特に有用であることが見いだされ、硬化したコーテイングは 広範囲の望ましい性質を有する。 カルバメートおよびイソシアナート官能性1,3,5−トリアジン類が、特に硬 化可能なコーテイング組成物中では、有効な非−ホルムアルデヒド発生性橋かけ 剤として作用する能力のために、それらの実際的で且つ経済的な製造方法の発見 を目標とする研究が始まり、多くのそれらのものが上記の参考文献に開示されて いる。多くのこれらの方法は大きな将来性を示したが、それらのある種のものは 、例えば、外来のおよび/または高価な出発物質の使用の必要性を含む幾つかの 欠点も有する。 上記の参考文献の方法の他に、カルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリ アジン中間体を最初に製造するための塩基の存在下におけるアミノ−1,3,5− トリアジン類のカルボキシル化、その後のそれらと(i)所望するカルバメート 官能性1,3,5−トリアジンを製造するためのヒドロカルビル化剤または(ii) 所望するイソシアナート官能性1, 3,5−トリアジンを製造するための脱水剤との反応によってもカルバメートお よびイソシアナート官能性1,3,5−トリアジン類を製造できることが今回驚く べきことに見いだされた。 種々の条件下でアミン類を二酸化炭素と反応させてそのようなアミン類のカル ボキシル化された誘導体を製造することは一般的に既知であることに注目すべき である。例えば、米国特許第4102801号、第4192815号、第440 0526号、第4467089号、第5055577号、第5189205号、 第5200547号および第5223638号、ヨーロッパ特許出願公告番号0 511948および0556538、国際出願公告番号WO94/08951、 WO94/08952およびWO94/08953、Yoshida and Inoue,"A Ne w Synthesis of Carbamic Esters from Carbon Dioxide,Epoxies,and Amines ," J .Chem.Soc.Perkin 1、3146−50(1979); Tsuda et al,"Preparation of Urethanes from Carbon Dioxide via a Copper(1) CarbamatoComplex," J.C.S .Chem.Comm. ,815-16(1978); Yoshida et al,"A Direct Synthesis of Carba mate Ester from Carbon Dioxide,Amine and Alkyl Halide," Chemistry Lette rs ,1571-72(1984); Yoshida et al,"Novel Synthesis of Arylcarbamic Ester s from Carbon Dioxide and Aromatic Amine via a Zinc Carbamate," Bull .Ch em.Soc.Jpn. ,61,2913-16(1988); Yoshida et al,"Novel Synthesis of Car bamate Esters from Carbon Dioxide,and Amines,and Alkyl Halides," Bull .Chem.Soc.Jpn. ,62,1534-38(1989); Yamazaki et al,"Polycarbonate,-U rethane and -Urea(Honolulu,Hawaii 1979);Arresta and Quaranta,"Role of the Macrocyclic Polyether in the Synthesis o f N-alkylcarbamate Esters from Primary Amines,CO2 and Alkyl Halides in the Presence of Crown-Ethers," Tetrahedron,48(8),1515-30(1992); および McGhee et al,"Highly Selective Generation of Urethanes from Amines,Car bon Dioxide and Alkyl Chlorides," J .Chem.Soc.,Chem.Commun.,699-700 (1994)を参照のこと。しかしながら、これらの参考文献のいずれもそのような 反応をアミノ−1,3,5−トリアジン類に適用可能であることを開示しておらず または示唆さえもしていない。 実際に、アミノ−1,3,5−トリアジン類のアミン官能基、例えばメラミン類 およびグアナミン類のアミノ基、は他のタイプの典型的なアミン官能基と同等で ないことは当技術の専門家に良く知られている。重要なことに、メラミン類およ びグアナミン類は最も反応性の小さい「アミン類」の仲間であり且つ官能化する ことが最も困難であり、そしてそれらの作用は他の既知のアミン類のもの、例え ばピリミジン類の如き構造的に同様なアミン類、と一般的には相互関連性であり えない。 例えば、最も「典型的な」アミン類は酸ハロゲン化物と高度に反応性である。 E.M.SmolinおよびL.Rappaportによる"S-Triazines and Derivatives," Inters cience Publishers Inc.,New York,page 333(1959)という標題の刊行物には 、酸ハロゲン化物を例えばメラミンの如き1,3,5−トリアジン上のアミノ基と 反応させる試みは成功しなかったと報告されている。さらに、アミノ−1,3,5 −トリアジン類を官能化する試みはしばしばトリアジン環上の窒素における置換 を生ずる。例えば、メラミンとアルキルハロゲン化物、例えばアルキル塩化物、 との反応がトリアジン環上の窒素におけるアルキル置換を生じてイソメラミ ン誘導体を生ずることが知られている。 従って、以下でさらに詳細に記載されているように、本発明の方法によりアミ ノ−1,3,5−トリアジン類をカルボキシル化しそしてさらに誘導化して所望す るカルバメートおよびイソシアナート官能性誘導体を製造できるということは明 らかに驚異的である。 発明の要旨 上記のように、本発明はその全体的な概念において (i)少なくとも1個のNH2基を有するアミノ−1,3,5−トリアジン、 (ii)二酸化炭素および (iii)塩基 を、対応するカルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジンを製造するの に十分な反応条件下で接触させる段階を含んでなるカルボキシル化されたアミノ −1,3,5−トリアジンの製造方法を含む。この方法により得られるカルボキシ ル化されたアミノ−1,3,5−トリアジンも本発明に含まれる。 (i)そのようなカルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジン類およ びヒドロカルビル化剤を対応するカルバメート官能性1,3,5−トリアジンを製 造するのに十分な反応条件下で接触させることによるカルバメート官能性1,3, 5−トリアジン類の製造方法、並びに(ii)そのようなカルボキシル化されたア ミノ−1,3,5−トリアジン類および脱水剤を対応するイソシアナート官能性1 ,3,5−トリアジンを製造するのに十分な反応条件下で接触させることによるイ ソシアナート官能性1,3,5−トリアジン類の製造方法もさらに本発明に含まれ る。 このようにして製造されたカルバメートおよびイソシアナート官能性1,3,5 −トリアジン類は、それらが1個の分子当たり平均して少なくとも2個のカルバ メートまたはイソシアナート基を含有する時には、多くのこれまでに引用した参 考文献に示されているような橋かけ剤として特に適する。 本発明の利点には、(1)1,3,5−トリアジン類の如き容易に入手可能な出 発物質の使用、(2)カルボニル源としての無毒の二酸化炭素の使用、および( 3)橋かけ剤の製造における環境的に望ましくないホルムアルデヒドの使用の回 避が包含される。 これらおよび他の特徴および利点は以下の詳細な記述を読むことにより当技術 の専門家に容易に明らかになるであろう。 好適態様の詳細な記述 上記のように、本発明はカルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジン 類を製造するためのアミノ−1,3,5−トリアジン類のカルボキシル化方法を含 んでおり、該カルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジン類をさらに、 例えば、ヒドロカルビル化剤を用いて誘導化して対応するカルバメート官能性誘 導体を製造するかまたは脱水剤を用いて対応するイソシアナート官能性誘導体を 製造することができる。 本発明に関連する「アミノ−1,3,5−トリアジン」という語は、1,3,5− トリアジン核と結合している置換基として少なくとも1個の未置換アミノ基(− NH2)を含有する1,3,5−トリアジン化合物をさす。 本発明に関連する「カルボキシル化」という語は、それによりカルボキシル( −COOH)基またはカルボン酸塩の基(−COO-+カチオン) が1,3,5−トリアジン出発物質のアミノ基の少なくとも一部に加えられる化学 反応をさす。理論により拘束されるものではないが、カルボキシル化は1,3,5 −トリアジン類のアミノ基の複数の部位においてのみ起きると信じられている。 しかしながら、そのようなアミノ−1,3,5−トリアジン類のカルボキシル化の 実際の機構は明らかでない。 カルボキシル化の意味を考えると、本発明に関連する「カルボキシル化された 」生成物はアミノ−1,3,5−トリアジンのアミノ基のカルボキシル化の結果で あるアミノカルボキシル(−NH−COOH)基またはその塩(−NH−COO-+ カチオン)を含有する置換基を有する1,3,5−トリアジン生成物をさす。例 えば、メラミンの完全にカルボキシル化された生成物(2,4,6−トリスカルボ キシルアミノ−1,3,5−トリアジン)は本発明に関連するカルボキシル化され た生成物である。 本発明に関連する「カルバメート官能性」1,3,5−トリアジンは、1,3,5 −トリアジン核と結合している置換基として少なくとも1個のカルバメート基( −NH−COOR、R=ヒドロカルビル)を含有する1,3,5−トリアジン化合 物をさす。本発明に関連する「イソシアナート官能性」1,3,5−トリアジンは 、1,3,5−トリアジン核と結合している置換基として少なくとも1個のイソシ アナート基(−N=C=O)を含有する1,3,5−トリアジン化合物をさす。アミノ−1,3,5−トリアジン出発物質 本発明の方法における使用に好適なアミノ−1,3,5−トリアジン類としては 式 [式中、ZおよびZ1は独立して水素、ヒドロカルビル、ヒドロカルビルオキシ 、式−N(Q)2により表される基、および式: により表される基よりなる群から選択され、 Aはn−官能性アンカー(anchor)であり、 nは少なくとも2であり、 各々のQは独立して水素およびヒドロカルビルよりなる群から選択され、そして 各々のZ2は独立して水素、ヒドロカルビル、ヒドロカルビルオキシおよび式N( Q)2により表される基よりなる群から選択される] により表される化合物が挙げられる。 本発明に関連する「ヒドロカルビル」という語は炭素および水素原子を含有す る基でありそして、例えば、アルキル、アリール、アラルキル、アルケニル、お よびそれらの置換された誘導体を含む。同様に、(以下で使用されている)「ヒ ドロカルビレン」という語は2価のヒドロカルビル基、例えば、アルキレン、ア リーレン、アラルキレン、アルケニレ ン、およびそれらの置換された誘導体をさす。 以上の式における基Aはn−官能性アンカーであり、それは例えば炭化水素基 (メチレン基の如きヒドロカルビレン基)、アミノ化合物基、NH、N(ヒドロ カルビル)、O、S、CO2、NHCO2、CO(NH)2などであることができる 。この基Aを含有するアミノ−1,3,5−トリアジン類はここではオリゴマー状 アミノ−1,3,5−トリアジン類と称される。オリゴマー状アミノ−1,3,5− トリアジン類の個々の説明例、例えば、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂の自己 −縮合生成物、またはnモルのメラミン−ホルムアルデヒド樹脂と1モルのn− 官能性ポリオール、例えばトリメチロールプロパンとの縮合により製造されるオ リゴマー、が挙げられる。 少なくとも2個の−NH2基を有するそのようなアミノ−1,3,5−トリアジ ン類、そして特に(i)ZおよびZ1の両者が式−N(Q)2により表される(メラ ミン類)、並びに(ii)Z1が水素またはヒドロカルビルであり且つZが式−N( Q)2により表される(グアナミン類)実質的に単量体状のアミノ−1,3,5−ト リアジン類が本発明における使用に最も好適である。 好適なメラミン類は各々のQが水素であるもの、すなわちメラミンである。 好適なグアナミン類は、Z1がより好適には炭素数1〜20のアルキル、炭素 数3〜20のアルケニル、炭素数6〜20のアリール、および炭素数7〜20の アラルキルよりなる群から選択され、そしてZが−N(Q)2であり、ここで各々 のQが水素である上記の一般式により表されるものである。個々の好適な例とし てアセトグアナミン、エチルカ ルボグアナミン、シクロヘキシルカルボグアナミンおよびベンゾグアナミンが挙 げられる。二酸化炭素 本発明において使用できる二酸化炭素は純粋な二酸化炭素であってもよくまた は不活性気体、例えば窒素、アルゴンおよび/またはヘリウム、を含有していて もよい。一般的には、いずれの市販の二酸化炭素でも使用できる。塩基 本発明において使用される塩基は好適にはアミノ−1,3,5−トリアジンのア ミノ基を「脱プロトン化する」のに十分な強度のものである。「脱プロトン化」 とは、そのようなアミノ基の事実上の脱プロトン化(−NH-の発生)またはプ ロトンが塩基を含む配位反応を介して最終的に除去されるような有効な脱プロト ン化を意味する。それ故、アミノ−1,3,5−トリアジンの選択に基づき、当技 術の専門家はせいぜい少ない実験でどの特定塩基がアミノ−1,3,5−トリアジ ン中のアミノ基を「脱プロトン化する」かをそしてその結果として本発明におけ る使用において適するかを容易に決めることができるであろう。 適当な塩基として、窒素系塩基、例えば第三級アミン類の他に、金属、例えば アルカリ、アルカリ土類および銅、カチオン、例えばホスホニウムおよびアンモ ニウム、並びに対アニオン、例えばアルコキシド、水素化物、酸化物、水酸化物 、炭酸塩を含んでなる強塩基が挙げられる。適当な塩基の好適な例として、アル カリ金属水素化物、アルカリ金属酸化物、アルカリ金属炭酸塩、脂肪族および芳 香族第三級アミン類、並びにそれらの混合物が挙げられる。水素化ナトリウムお よびカリウム並びに トリエチルアミン、N−メチルジイソプロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン 、トリ−n−オクチルアミン、1,4−ジアザ−ビシクロ−(2.2.2)−オクタ ン(DABCO)、1,5−ジアザ−ビシクロ−(4.3.0)−ノネ−5−エン( DBN)および1,8−ジアザビシクロ−(5.4.0)−ウンデセ−7−エン(D BU)、並びにそれらの混合物を含む第三級アミン類が最も好適である。ヒドロカルビル化剤 本発明に従うカルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジン類からのカ ルバメート官能性1,3,5−トリアジン類の製造における使用に適するヒドロカ ルビル化剤は一般式: R−(X)n [式中、Rはヒドロカルビル基であり、Xは脱離基でありそしてnは1より大き いかまたは1と等しい] を有する。 ヒドロカルビル基Rは好適には炭素数1〜20の線状、分枝鎖状、または環式 アルキル、炭素数3〜20のアルケニル、炭素数7〜20のアラルキル、および アルキレン酸化物よりなる群から選択される。 脱離基Xは好適にはハロゲン、例えば塩化物、臭化物またはヨウ化物、アルカ ンスルホネート、アレンスルホネート、ペルフルオロアルカンスルホネート、ペ ルフルオロアレンスルホネート、および硫酸アルキルよりなる群から選択される 。 特に好適なヒドロカルビル化剤には、例えば、炭素数1〜4のアルキルハロゲ ン化物が包含される。 オリゴマー状カルバメート官能性1,3,5−トリアジン類を製造する ために多官能性ヒドロカルビル化剤も使用できることに注目すべきである。脱水剤 本発明に従うカルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジン類からのカ ルバメート官能性1,3,5−トリアジン類の製造における使用に適する脱水剤に はすでに引用されたWO94/08951、WO94/08953、US419 2815およびUS5189205に挙げられているものが包含される。 そのような脱水剤には求電子性および求酸素性(oxophilic)脱水剤、例えば、 PO(hal)3、P(hal)3、SO(hal)2、SO2(hal)2、S(hal)2、 SO3、P(hal)5、P25、NO、NO2、NO(hal)、ケテン、酸無水物 、酸ハロゲン化物、並びに種々の金属のハロゲン化物およびオキシハロゲン化物 、が包含される。工程条件 本発明の実施においては、アミノ−1,3,5−トリアジン、二酸化炭素および 塩基を対応するカルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジンを製造する のに十分な反応条件(例えば温度、圧力および時間)下で接触させる。好適には 、アミノ−1,3,5−トリアジンおよび塩基を第一段階で接触させ、その後に二 酸化炭素を反応区域中に大気圧または過大気圧で約25℃〜約90℃の範囲の温 度において、そして典型的には約1〜約24時間の範囲内の期間にわたり加えて 対応するカルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジンを製造する。 本発明の方法で使用可能な種々の成分の量はアミノ−1,3,5−トリアジン中 に存在する−NH2基の数による。理論的には、1個の−NH2 基当たり1当量の二酸化炭素がそれを完全にカルボキシル化するために必要であ るが、実質的には過剰量が好適に使用される。反応のために必要な塩基の量は広 く変えることができるが、より高い転化率を確実にするためには少なくとも1当 量、そしてより好適には1当量以上が使用される。 上記の工程から生ずるカルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジンは 下記の一般式: [式中、ZおよびZ1は独立して水素、ヒドロカルビル、ヒドロカルビルオキシ 、式−N(Q)2により表される基、および式: により表される基よりなる群から選択され、 Aはn−官能性アンカーであり、 nは少なくとも2であり、 各々のZ2は独立して水素、ヒドロカルビル、ヒドロカルビルオキシおよび式N( Q)2により表される基よりなる群から選択され、 各々のQは独立して水素、ヒドロカルビルおよび基Yよりなる群から選択され、 但し各々の−N(Q)2中の1個より多くないQがYであり、そして Yはカルボキシル基およびカルボン酸塩の基よりなる群から選択される] により表される。 上記の好適なアミノ−1,3,5−トリアジン類の対応するカルボキシル化され た誘導体は、 (i)ZおよびZ1の両者が式−N(Q)2により表されるもの(カルボキシル化さ れたメラミン類)、および特に少なくとも2個の基Yおよび特に少なくとも3個 の基Yを含有するもの、並びに (ii)Z1が水素またはヒドロカルビル(より好適には特に上記のもの)であり 、そしてZが式−N(Q)2により表されるもの(カルボキシル化されたグアナミ ン類)、および特に2個の基Yを含有するもの である。 基Yがカルボン酸塩の基である時には、カチオンは従って製造工程で使用され る塩基または複数の塩基から発生するであろう。そのようなカチオンの例として 、アルカリ金属カチオン、例えばナトリウム、カリウムおよびセシウム、ホスホ ニウムイオン、並びにアンモニウムイオンが挙げられる。 上記のカルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジンを次にそのような 対応するカルバメート官能性1,3,5−トリアジンを製造するのに十分な反応条 件(例えば温度および時間)下でのヒドロカルビル化剤との接触により対応する カルバメート官能性1,3,5−トリアジンに転化することができる。好適には、 反応物を約25℃〜約80℃の範囲 内の温度において、そして典型的には約1〜約24時間の範囲の期間にわたり接 触させて、所望するカルバメート官能性1,3,5−トリアジン類を製造する。特 に必要ではないが、反応をCO2の雰囲気下で実施することが好ましい。カルボ キシル/カルボン酸塩の基をカルバメート基に完全に転化するためには、カルボ キシル/カルボン酸塩1当量当たり少なくとも1当量、そして好適には過剰当量 、のヒドロカルビル化剤を使用しなければならない。 上記のカルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジンを次に対応するイ ソシアナート官能性1,3,5−トリアジンを製造するのに十分な反応条件(例え ば温度および時間)下での脱水剤との接触により対応するイソシアナート官能性 1,3,5−トリアジンに転化することができる。好適には、反応物を約−78℃ 〜約100℃の範囲内の温度において、そして典型的には約1〜約24時間の範 囲内の期間にわたり接触させて、所望するイソシアナート官能性1,3,5−トリ アジン類を製造する。特に必要ではないが、反応をCO2の雰囲気下で実施する ことが好ましい。カルボキシル/カルボン酸塩の基をイソシアナート基に完全に 転化するためには、カルボキシル/カルボン酸塩1当量当たり少なくとも1当量 、そして好適には過剰当量、の脱水剤を使用しなければならない。 カルボキシル化およびその後の誘導反応の両者において、反応物を好適には1 種もしくはそれ以上の反応物および/または塩基がその中に懸濁または溶解する 反応媒体の中で接触させる。反応媒体は典型的には成分の少なくとも1種、そし て典型的にはアミノ−1,3,5−トリアジン、用の溶媒である。上記の条件下で 反応物と実質的に不活性である好適な 溶媒には、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、グリム、ジグリ ム、および高級グリコールエーテル類、ジオキサン、ジメチルスルホキシド、N ,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、などが包含される。 上記のように、少なくともビス−カルバメートおよびビス−イソシアナート官 能性1,3,5−トリアジン類は、コーテイング、接着剤および成型品を含む種々 の用途で使用できるヒドロキシ官能性樹脂を含有する硬化可能な組成物の中での ヒドロキシ官能性樹脂用の橋かけ剤としての既知の用途を有する。 下記の実施例は本発明をさらに説明するものである。それらは請求の範囲をい ずれかの方法で限定しようとするものではない。実施例1 オーブン−乾燥された50ml丸底フラスコに500mg(4ミリモル)のメ ラミン、10mlの無水ジメチルホルムアミド(DMF)、および360mg( 15ミリモル)の水素化ナトリウムを加えた。生じたスラリーを室温で30分間 撹拌した。二酸化炭素を次に反応スラリー中で製造中ずっと連続的方式で泡立た せた。混合物を次に75℃に加熱しそして1.5時間保った。冷えたら、臭化n −ブチル(2.74g、20ミリモル)を加えそして混合物を室温でさらに2時 間そのまま撹拌した。反応温度を次に約70℃に調節しそして16時間保った。 二酸化炭素の泡立ちをこの時点で停止させた。冷えたら、生じた混合物を濾過し て塩類および未反応のメラミンを除去した。濾液を次に減圧下で濃縮すると、5 30mgの褐黄色の生成物が生じ、それは高速原子衝撃技術(FAB)を使用す る質量分光分析法によると2,4,6−トリス(ブトキシカルボ ニルアミノ)−1,3,5−トリアジンおよび2,4−ビス(ブトキシカルボニルア ミノ)−6−アミノ−1,3,5−トリアジンの両者を含有することが測定された 。実施例2 オーブン−乾燥された50ml丸底フラスコに0.50g(4ミリモル)のメ ラミン、10mlの無水DMF、および3.65g(24ミリモル)の1,8−ジ アザビシクロ−(5.4.0)−ウンデセ−7−エン(DBU)を加えた。二酸化炭 素を次に反応スラリー中で製造中ずっと連続的方式で泡立たせた。混合物を次に 50℃に加熱しそして1時間保ち、次に室温に冷却しそしてさらに1.5時間撹 拌した。臭化n−ブチル(3.8g、20ミリモル)を加えそして混合物を二酸 化炭素下で約75−80℃に5時間にわたり加熱した。冷えたら、生じた混合物 を室温でさらに14時間撹拌した。二酸化炭素の泡立ちをこの時点で停止させた 。濾過およびその後の濾液の減圧下での濃縮で0.20gの黄色の油状生成物が 生じ、それはFABを使用する質量分光分析法によると2,4−ビス(ブトキシカ ルボニルアミノ)−6−アミノ−1,3,5−トリアジンを含有することが測定さ れた。実施例3 オーブン−乾燥された50ml丸底フラスコに4mlの無水DMFおよび31 0mg(13ミリモル)の水素化ナトリウムを加えた。生じたスラリーに次にベ ンゾブアナミン(1.12g、6ミリモル)の10mlの無水DMF中溶液を滴 下した。反応温度は添加工程中に24°から32℃に上昇した。生じた褐色がか ったスラリーを次に窒素下で撹拌しながら30分間にわたり57℃に加熱した。 35℃に冷却した後に、乾 燥させた二酸化炭素を反応スラリー中で製造中ずっと連続的方式で泡立たせた。 CO2の添加で反応混合物は直ちに濃厚なペーストとなりそして反応温度は約4 8℃に上昇し、その後に再び室温に冷えた。追加の乾燥させたDMF(5ml) を加えて撹拌を促進させた。1.5時間の反応時間において、臭化n−ブチル( 2.55g、18.6ミリモル)およびアリクアト(Aliquat)R336(塩化トリカ プリル酸メチルアンモニウム)(0.15g、0.4ミリモル)を加えそして混合 物を二酸化炭素流下で53℃に3時間にわたり加熱しそして次に混合物を70℃ にさらに17時間にわたり加熱した。二酸化炭素の泡立ちをこの時点で停止させ た。冷えたら、25mlのジクロロメタンを反応に加え、その後に濾過した。生 じた濾液を次に水層中で6−7の範囲のpHを与えるのに十分な0.05N硫酸 水溶液の中に注いだ。追加のジクロロメタンを次に加えると、有機層が分離し、 そして脱イオン水で洗浄した。有機層の乾燥、減圧下での濃縮で0.18gの白 色固体を生じた。 1H−NMRおよびFABを使用する質量分光分析法は、単離された生成物が 2,4−ビス(ブトキシカルボニルアミノ)−6−フェニル−1,3,5−トリアジ ンおよび2−(ブトキシカルボニルアミノ)−4−アミノ−6−フェニル−1,3, 5−トリアジンの両者を含有することを示した。実施例4 ガラス張りパル反応器の中で、ベンゾグアナミン(1.12g)および水素化 ナトリウム(0.33g)の無水DMF(50ml)中スラリーを窒素下で30 分間にわたり40℃に加熱した。冷却後に、二酸化炭素を圧力下で(100ps ig、7.9バール)加えた。発熱反応が温 度を約40℃に上昇させた。46℃における2時間後に、臭化n−ブチル(2. 55g)を高圧注射ポンプを通して3分間にわたり加えた。72℃における20 時間後に、混合物を冷却し、圧力を抜き、ジクロロメタン(50ml)を加え、 そして生成物を濾過した。濾液を6−7のpHを生ずるのに十分な希硫酸を含有 する水の中に注いだ。有機層を脱イオン水で洗浄した。乾燥および溶媒の除去で 0.31gの黄色のゴム状固体が生じ、それは1H−NMRおよびFABを使用す る質量分光分析法による分析後に、2,4−ビス−(ブトキシカルボニルアミノ )−6−フェニル−1,3,5−トリアジンおよび2−(ブトキシカルボニルアミ ノ)−4−アミノ−6−フェニル−1,3,5−トリアジンの両者を含有するこ とが測定された。実施例5 ベンゾグアナミン(1.12g)および炭酸セシウム(4.89g)の無水DM F(20ml)中スラリーを窒素下で60分間にわたり80℃に加熱した。反応 混合物を次に室温に冷却しそして、室温における1.5時間後に、二酸化炭素を 連続的に大気圧で加えた。室温におけるさらに0.5時間後に、臭化n−ブチル (2.55g)を加えそして混合物を18時間にわたり55℃に加熱した。系の 中への二酸化炭素流をこの期間中に保った。混合物を次に冷却しそして、ジクロ ロメタン(25ml)の添加後に、濾過した。濾液を4.5のpHを生ずるのに 十分な希硫酸を含有する水の中に注いだ。有機層を分離し、脱イオン水で洗浄し そして乾燥して残存溶媒を除去すると、0.46gの黄色のゴム状固体が生じ、 それは1H−NMRおよびFABを使用する質量分光分析法によると、2−(ブト キシカルボニルアミノ)−4−ブチルアミノ−6−フェニ ル−1,3,5−トリアジンを含有することが測定された。実施例6 ベンゾグアナミン(1.12g)および水素化ナトリウム(0.35g)の無水 N−メチルピロリドン(20ml)中スラリーを窒素下で30分間にわたり25 ℃に加熱した。室温のまま、乾燥させた二酸化炭素を連続的に大気圧で加えて濃 厚なからし色のペーストを与えそして混合物の温度を45℃に高めた。冷却およ び室温におけるさらに1.5時間後に、臭化n−ブチル(2.55g)を加えそし て混合物を二酸化炭素下で室温で4時間にわたり撹拌し、その後にさらに18時 間にわたり47℃に加熱した。二酸化炭素を連続的にこの期間中に系の中に加え た。混合物を次に冷却しそして、ジクロロメタン(25ml)の添加後に、濾過 した。濾液を6−7のpHを生ずるのに十分な希硫酸を含有する水の中に注いだ 。有機層を分離し、脱イオン水で洗浄しそして乾燥して溶媒を除去すると、0. 16gの黄色のゴム状固体が生じ、それは1H−NMRおよびFABを使用する 質量分光分析法によると、2−(ブトキシカルボニルアミノ)−4−ブチルアミノ −6−フェニル−1,3,5−トリアジンを含有することが測定された。実施例7 メラミン(0.5g)およびカリウムターシャリーブトキシド(1.79g)の 無水ジメチルスルホキシド(20ml)中スラリーを窒素下で45分間にわたり 45℃に加熱した。室温に冷えたら、二酸化炭素を連続的に大気圧で加えて混合 物の温度を56℃に高めた。冷却および室温における2時間後に、ヨウ化n−ブ チル(3.31g)を注射器を通して加えそして混合物を室温で二酸化炭素下で 19時間にわたり撹拌した。 次に、混合物をさらに1時間にわたり55℃に加熱した。二酸化炭素を連続的に 反応中に系の中に加えた。室温に冷却した後に、二酸化炭素の添加を停止し、そ してジクロロメタン(25ml)を添加した後に、混合物を濾過した。濾液を7 のpHを生ずるのに十分な希硫酸を含有する水の中に注いだ。有機層を分離し、 水で1回洗浄し、そして乾燥(硫酸ナトリウム)すると、0.02gの黄色のゴ ム状固体が生じ、それは1H−NMRおよびFABを使用する質量分光分析法に よると、2,4,6−トリス(ブトキシカルボニルアミノ)−1,3,5−トリアジン 、2−(ブトキシカルボニルアミノ)−4,6−ジアミノ−1,3,5−トリアジン 、および2−(ブトキシカルボニルアミノ)−4−ブチルアミノ−6−アミノ−1 ,3,5−トリアジンを含有することが測定された。 本発明をある種の好適な態様を参照しながら記載してきたが、添付されている 請求の範囲により定義されている本発明の範囲から逸脱しないそれらの改変を当 技術の専門家により行うことができる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年9月27日 【補正内容】 請求の範囲 1.(i)少なくとも1個のNH2基を有するアミノ化合物、 (ii)二酸化炭素および (iii)塩基 を、アミノ化合物のNH2基をカルボキシル化するのに十分な反応条件下で接触 させる段階を含んでなり、アミノ化合物が一般式 [式中、ZおよびZ1は独立して水素、ヒドロカルビル、ヒドロカルビルオキシ および式−N(Q)2により表される基よりなる群から選択され、そして 各々のQは独立して水素およびヒドロカルビルよりなる群から選択される] により表されるアミノ−1,3,5−トリアジンであることを特徴とするカルボキ シル化されたアミノ化合物の製造方法。 2.Zが−N(Q)2であることを特徴とする、請求の範囲第1項記載の方法。 3.Z1が水素、ヒドロカルビル、ヒドロカルビルオキシおよび式−N(Q)2の基 よりなる群から選択されることを特徴とする、請求の範囲第2項記載の方法。 4.Z1が炭素数1〜20の線状、分枝鎖状または環式アルキル、炭素数3〜2 0のアルケニル、炭素数6〜20のアリール、および炭素数7 〜20のアラルキルよりなる群から選択されるヒドロカルビルであることを特徴 とする、請求の範囲第3項記載の方法。 5.全てのQ基が水素であることを特徴とする、請求の範囲第4項記載の方法。 6.Z1が−N(Q)2であることを特徴とする、請求の範囲第3項記載の方法。 7.全てのQ基が水素であることを特徴とする、請求の範囲第6項記載の方法。 8.塩基がアミノ−1,3,5−トリアジンのアミノ基を脱プロトン化するのに十 分な強度であることを特徴とする、請求の範囲第1項記載の方法。 9.塩基が金属アルコキシド類、金属水素化物、金属酸化物、金属水酸化物、金 属炭酸塩、ホスホニウム類、アンモニウム類、第三級アミン類およびそれらの混 合物よりなる群から選択されることを特徴とする、請求の範囲第1項記載の方法 。 10.塩基がアルカリ金属水素化物、アルカリ金属酸化物、アルカリ金属炭酸塩 、脂肪族第三級アミン類、芳香族第三級アミン類、およびそれらの混合物よりな る群から選択されることを特徴とする、請求の範囲第9項記載の方法。 11.アミノ−1,3,5−トリアジンの−NH2当量当たり少なくとも1当量の 塩基を使用することを特徴とする、請求の範囲第1項記載の方法。 12.アミノ−1,3,5−トリアジンの−NH2当量当たり少なくとも1当量の 二酸化炭素を使用することを特徴とする、請求の範囲第1項記 載の方法。 13.二酸化炭素を過大気圧下で導入することを特徴とする、請求の範囲第1項 記載の方法。 14.反応物を約25℃〜約90℃の範囲の温度で接触させることを特徴とする 、請求の範囲第1項記載の方法。 15.反応物を約1時間〜約24時間の期間にわたり接触させることを特徴とす る、請求の範囲第1項記載の方法。 16.反応を反応媒体の存在下で実施することを特徴とする、請求の範囲第1項 記載の方法。 17.A.請求の範囲第1−16項のいずれかに記載されている通り、(i)少 なくとも1個のNH2基を有するアミノ−1,3,5−トリアジン、(ii)二酸化 炭素および(iii)塩基を、対応するカルボキシル化されたアミノ−1,3,5− トリアジンを製造するのに十分な反応条件下で接触させ、そして B.カルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジン類およびヒドロカルビ ル化剤を対応するカルバメート官能性1,3,5−トリアジンを製造するのに十分 な反応条件下で接触させる 段階を含んでなるカルバメート官能性1,3,5−トリアジンの製造方法。 18.A.請求の範囲第1−16項のいずれかに記載されている通り、(i)少 なくとも1個のNH2基を有するアミノ−1,3,5−トリアジン、(ii)二酸化 炭素および(iii)塩基を、対応するカルボキシル化されたアミノ−1,3,5− トリアジンを製造するのに十分な反応条件下で接触させ、そして B.カルボキシル化されたアミ−1,3,5−トリアジン類および脱水 剤を対応するイソジアナート官能性1,3,5−トリアジンを製造するのに十分な 反応条件下で接触させる 段階を含んでなるイソシアナート官能性1,3,5−トリアジンの製造方法。 19.一般式: [式中、ZおよびZ1は独立して水素、ヒドロカルビル、ヒドロカルビルオキシ 、式−N(Q)2により表される基よりなる群から選択され、 各々のQは独立して水素、ヒドロカルビルおよび基Yよりなる群から選択され、 但し各々の−N(Q)2中の1個より多くないQがYであり、そして Yはカルボキシル基およびカルボン酸塩の基よりなる群から選択される] により表されるカルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジン。 20.Zが−N(Q)2であり、Z1が水素またはヒドロカルビルであり、そして2 個のQ基がYであることを特徴とする、請求の範囲第19項記載のカルボキシル 化されたアミノ−1,3,5−トリアジン。 21.ZおよびZ1が−N(Q)2であり、そして少なくとも2個のQがYであるこ とを特徴とする、請求の範囲第19項記載のカルボキシル化されたアミノ−1, 3,5−トリアジン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(i)少なくとも1個のNH2基を有する化合物、 (ii)二酸化炭素および (iii)塩基 を、対応するカルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジンを製造するの に十分な反応条件下で接触させる段階を含んでなり、化合物(i)が少なくとも 1個のNH2基を有するアミノ−1,3,5−トリアジンであることを特徴とする カルボキシ化されたアミノ−1,3,5−トリアジンの製造方法。 2.アミノ−1,3,5−トリアジンが一般式 [式中、ZおよびZ1は独立して水素、ヒドロカルビル、ヒドロカルビルオキシ 、式−N(Q)2により表される基、および式: により表される基よりなる群から選択され、 Aはn−官能性アンカーであり、 nは少なくとも2であり、 各々のQは独立して水素およびヒドロカルビルよりなる群から選択され、そして 各々のZ2は独立して水素、ヒドロカルビル、ヒドロカルビルオキシおよび式N( Q)2により表される基よりなる群から選択される] により表されることを特徴とする、請求の範囲第1項記載の方法。 3.Zが−N(Q)2であることを特徴とする、請求の範囲第2項記載の方法。 4.Z1が水素、ヒドロカルビル、ヒドロカルビルオキシおよび式−N(Q)2の基 よりなる群から選択されることを特徴とする、請求の範囲第3項記載の方法。 5.Z1が炭素数1〜20の線状、分枝鎖状または環式アルキル、炭素数3〜2 0のアルケニル、炭素数6〜20のアリール、および炭素数7〜20のアラルキ ルよりなる群から選択されるヒドロカルビルであることを特徴とする、請求の範 囲第4項記載の方法。 6.全てのQ基が水素であることを特徴とする、請求の範囲第5項記載の方法。 7.Z1が−N(Q)2であることを特徴とする、請求の範囲第4項記載の方法。 8.全てのQ基が水素であることを特徴とする、請求の範囲第7項記載の方法。 9.塩基がアミノ−1,3,5−トリアジンのアミノ基を脱プロトン化するのに十 分な強度であることを特徴とする、請求の範囲第1項記載の方法。 10.塩基が金属アルコキシド類、金属水素化物、金属酸化物、金属水 酸化物、金属炭酸塩、ホスホニウム類、アンモニウム類、第三級アミン類および それらの混合物よりなる群から選択されることを特徴とする、請求の範囲第1項 記載の方法。 11.塩基がアルカリ金属水素化物、アルカリ金属酸化物、アルカリ金属炭酸塩 、脂肪族第三級アミン類、芳香族第三級アミン類、およびそれらの混合物よりな る群から選択されることを特徴とする、請求の範囲第10項記載の方法。 12.アミノ−1,3,5−トリアジンの−NH2当量当たり少なくとも1当量の 塩基を使用することを特徴とする、請求の範囲第1項記載の方法。 13.アミノ−1,3,5−トリアジンの−NH2当量当たり少なくとも1当量の 二酸化炭素を使用することを特徴とする、請求の範囲第1項記載の方法。 14.二酸化炭素を過大気圧下で導入することを特徴とする、請求の範囲第1項 記載の方法。 15.反応物を約25℃〜約90℃の範囲の温度で接触させることを特徴とする 、請求の範囲第1項記載の方法。 16.反応物を約1時間〜約24時間の期間にわたり接触させることを特徴とす る、請求の範囲第1項記載の方法。 17.反応を反応媒体の存在下で実施することを特徴とする、請求の範囲第1項 記載の方法。 18.A.請求の範囲第1−17項のいずれかに記載されている通り、(i)少 なくとも1個のNH2基を有するアミノ−1,3,5−トリアジン、(ii)二酸化 炭素および(iii)塩基を、対応するカルボキシル化 されたアミノ−1,3,5−トリアジンを製造するのに十分な反応条件下で接触さ せ、そして B.カルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジン類およびヒドロカル ビル化剤を対応するカルバメート官能性1,3,5−トリアジンを製造するのに十 分な反応条件下で接触させる 段階を含んでなるカルバメート官能性1,3,5−トリアジンの製造方法。 19.A.請求の範囲第1−17項のいずれかに記載されている通り、(i)少 なくとも1個のNH2基を有するアミノ−1,3,5−トリアジン、(ii)二酸化 炭素および(iii)塩基を、対応するカルボキシル化されたアミノ−1,3,5− トリアジンを製造するのに十分な反応条件下で接触させ、そして B.カルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジン類および脱水剤を対 応するイソシアナート官能性1,3,5−トリアジンを製造するのに十分な反応条 件下で接触させる 段階を含んでなるイソシアナート官能性1,3,5−トリアジンの製造方法。 20.一般式: [式中、ZおよびZ1は独立して水素、ヒドロカルビル、ヒドロカルビルオキシ 、式−N(Q)2により表される基、および式: により表される基よりなる群から選択され、 Aはn−官能性アンカーであり、 nは少なくとも2であり、 各々のZ2は独立して水素、ヒドロカルビル、ヒドロカルビルオキシおよび式− N(Q)2により表される基であり、 各々のQは独立して水素、ヒドロカルビルおよび基Yよりなる群から選択され、 但し各々の−N(Q)2中の1個より多くないQがYであり、そして Yはカルボキシル基およびカルボン酸塩の基よりなる群から選択される] により表されるカルボキシル化されたアミノ−1,3,5−トリアジン。 21.Zが−N(Q)2であり、Z1が水素またはヒドロカルビルであり、そして2 個のQ基がYであることを特徴とする、請求の範囲第20項記載のカルボキシル 化されたアミノ−1,3,5−トリアジン。 22.ZおよびZ1が−N(Q)2であり、そして少なくとも2個のQがYであるこ とを特徴とする、請求の範囲第20項記載のカルボキシル化されたアミノ−1, 3,5−トリアジン。
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