JPH10503153A - ダブルチャンバ型の注入物バッグの折り曲げによる製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 計量・分離したティーや類似の注入可能な物質を包含するフィルタペーパーから成るチューブ状の素材（１）は、所定の方法により２つの包体（６）を具えたバッグ（５）が得られるようにひだ付け及び折り曲げ加工を施され、該方法は、放射状のグリッパ（４）を具えた割り出しホイール（３）の接線方向である送り方向（２）に沿って単独且つ連続的に素材（１）を進行させるステップと、送り方向に沿って並べられた３つの支持要素（７，８，９）の上方の所定位置に各素材を緊張するステップと、素材の中間部分（１０ｃ）にひだ（１２）を形成するステップと、包体（６）から中味が離脱しないように、２つの支持要素（７，９）と相互作用する可動押圧要素（１６）によって素材の２つの端部を保持するステップと、他方、これと同時に、ホイール（３）に向かうようにチューブ状の素材（１）を引いて、２つの包体（６）を共に移動させて、フィルタバッグ（５）に最終的な形状を付与するステップ、とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 ダブルチャンバ型の注入物バッグの折り曲げによる製造方法 技術分野 本発明は、２つの異なった包体（envelopes）を呈するフィルタバッグを得る ために、注入のために用意される計量・分離した物質（substance）を包含する 細長い形状のフィルタペーパーから成るチューブ状の素材（blank）にひだ（ple at）付け及び折り曲げ加工を施す方法に関する。 この案件の方法は、 フィルタバッグの各々を緊張（taken up）させて押圧（compacted）して移動 させるための相対するアームを保有する放射状のグリッパを具備した回動可能な ホイールの略接線方向に延びる送り方向に沿って単独且つ連続的にフィルタペー パーから成るチューブ状の素材を搬送するステップと、 ２つが固定側であって、ホイールに向かって収斂し、チューブ状の素材の対向 する端部を支持し、他方、第３のものが送り方向を横断するように移動可能であ るような、送り方向に沿って並べられた少なくとも３つの支持要素の上方の所定 位置にチューブ状の素材を緊張するステップと、 チューブ状の素材の中間部分にひだを形成するステップと、 チューブ状の素材が支持要素の上方の緊張位置で開始し、固定側の支持要素に よって案内されるチューブ状の素材がグリッパのアームの間に当接して２つの端 部が接近した位置で終了するような動作を引き起こすことにより、相対する包体 を共に引っ張るように、チューブ状の素材を二つに折り曲げるステップ、とを含 む。 該方法は、所定物質を包含するポケットがペーパーに機械的に形成した折り目 を具えて形成される閉塞体に終結するようなフィルタバッグのツイン型の包体に 特に関する。 問題のタイプのバッグは、計量物を２つの半計量物に分割することが水との容 易且つ迅速な接触をもたらし、従って、（水以外の）飲み物の良好な準備をもた らすという理由から、注入を意図される物質、特に、ティーや薬草粉などのパッ ケージ用に広く用いられている。該バッグは、チューブ状部分を生じさせるため に折り曲げられて長手方向に取付けられる連続的なストリップから最初に切り出 されたフィルタペーパーから成るチューブ状の素材から形成される。ありふれた 『Ｗ』形状のひだは、素材の中間部分を横断するように形成され、２つのポケッ トすなわち包体を分離するのに役立ち、それ故、２つの包体は、バッグの最終形 状を構築するために、ひだを中心に回されて相互に並んで移動せしめられる。 背景技術 広く一般的な設計（DE1001944 参照）の製造機械を用いて構成された案件の第 １のタイプの方法において、チューブ状の素材は、連続的なワークステーション を通って間欠的に移動自在であり回動自在であるグリッパを具備したホイールに 向けられる。これらのステーションの１つにおけるホイールとの相互作用によっ て、ひだが形成され、従って、２つの包体は、２つに折り曲げられ、ホイールか ら出て来た相対するアームによって共に搬送される。 その基本的な形状を受け取った後、フィルタバッグは、別の処理を受け、その 中の主たるものは、チューブ状の素材を適当な形状に折り曲げることによって遂 げられる閉塞体（closure）の形成である。 上記製造工程が間欠的に高速作動する構造に基づいて実施されるという事実を 理由として、バッグの中身（contents）は、包体の中の物質（substance）が局 所的な領域で変更及び収集され得るようにするための或る揺動運動にさらされる 。従って、バッグの寸法は、実体の積み重ね（accumulation）に役立つポイント において拡大される。幾つかのバッグが包装のために組立られるときに、コンパ クトな比率のパッケージを得ることが困難になっている。 包体が二つ折りにされたときにチューブ状の素材の端部が開いたままであると いう事実を理由として、中身は、或る領域の上方を移動し、そこにおいて次の端 部折り曲げが行われ、これにより、結果的な閉塞効率が悪化する。 チューブ状の素材からこのタイプのフィルタバッグを製造する第２の方法（IT 1207630 参照）は、中央のひだを形成して小室部分を相互に折り畳む前に、包体 の閉塞体を熱シールするステップを含む。 該ひだ付け及び折り畳みは、この場合、グリッパホイールから離れて起きる。 更に詳細には、素材は、特製の搬送手段を媒介として二つ折りにされ、該搬送手 段によって素材は、固定側の集中型の休止部を通過せしめられ、包体は漸次相互 に引き出される。 この方法において、包体の内容物は搬送が起きる前に固定されるので、対応す る閉塞体を突き通すという可能性は全く無い。それにもかかわらず、熱シール済 みの閉塞体は、使用される接着剤によって汚染される危険性のために、相当大き な欠点を呈する。 従って、本発明の目的は、上述の欠点を克服することにある。 発明の開示 既述の目的は、請求の範囲に特徴付けられたようなひだ付け及び 折り曲げ方法に具現化され、その顕著な特徴は、ひだを形成するステップとひだ を中心にチューブ状の素材を折り曲げるステップとの間で実施される、固定側の 支持要素と関連して作動する可動押圧要素の作用により、素材の端部が引き締め （pinched）られるようなステップを含むことを内容とする。そのような引き締 めるステップの目的は、ホイールに向かう動きの間に包体の中身がバッグ端部に 向かってシフトするのを阻止することにある。 副次的な利点のため、ひだを形成するステップと、ひだを中心にチューブ状の 素材を折り曲げるステップとは、同一の能動要素の作用を介して同時に実施され る。これは、一方において、サイクルタイムの短縮を実現させ、他方において、 限定数の作動部品を用いた方法を実現可能な機械の利用を実現させ、ファクタは 、動作の信頼性と製造の経済性という明確な利益を運んでくる。 本発明は、添付図面の助けに従い、実施態様例により、詳細に以下記載される 。 図１、２、及び３は、開示する方法の可能な実施を反映する、或る詳細部を省 略し、側面を図解的に示した一連のステップを示す。 図４は、開示する方法の最終ステップで得られるような、注入物を具える実体 物（substance）包含するバッグを示す。 添付図面に示したように、本発明に関する方法は、計量して分離された注入さ れるべき実体物を包含する外観上細長いフィルタペーパーから成るチューブ状の 素材１のひだの形成及び折り曲げ、そして、図４に示したような２つの異なった 包体６を呈する最終的なフィルタバッグ５を得ることである。 この方法は、基本的に次のステップ、すなわち、 送り方向に沿ってチューブ状の素材１を搬送するステップと、 ３つの支持要素７、８、９の上方の或る位置でチューブ状の素材 １を緊張させるステップと、 チューブ状の素材１の中間部分１０ｃを横切るＷ形状のひだ１２を形成するス テップと、 チューブ状の素材１の端部１０ａ及び１０ｂを引き締めるステップと、 チューブ状の素材１を二つに折り曲げるステップ、とを含む。 最初のステップでは、チューブ状の素材１は、対応するアーム対１５を提供す る放射状のグリッパ４を具備した回動ホイール３の略接線方向に延びる送り方向 ２に沿って単独且つ連続的に進行せしめられる。アーム対１５によって、バッグ ５は、更に搬送される前に、緊張されて押圧される（図１参照）。伝統例の包装 設備によって実施される処理内容の総ては、図面に図示されていない。 第２のステップでは、チューブ状の素材１は、送り方向２に沿ってこの順序で 並んだ３つの支持要素７、８、９の上方に位置決めされる。２つの要素７、９は 、チューブ状の素材１の両端１０ａ及び１０ｂを受容するように設計されている 。それらは、固定の位置を占めており、下側のホイール３に向かって収斂する面 を具備している。 第３の要素９は、送り方向２に関して横断する方向に移動可能であり、多数の 機能を奏する。図面から理解されるように、実際上、この同一の支持要素８は、 ひだ１２を形成するのに役立ち、従って、チューブ状の素材１の上方に位置決め される形成要素１４の端部によって支持される整合輪郭から成る別のダイス（di e）１３と相互作用するように設計された好適な形状の形成ダイス１１を具備す る。 チューブ状の素材の端部１０ａ及び１０ｂを引き締める（pinching）ステップ は、対応する端部１０ａ、１０ｂに向かって包体の内 容物が移動するのを阻止し得るように素材１と係合する固定側の支持要素７及び ９と連携して作動する可動の押圧要素１６の作用により実行される。図面を参照 すると、斯かる動作が、或る加速を特徴とするホイール３に向かうバッグ５の初 期動作の間に生じる慣性力によって便宜を与えられる、ということが理解されよ う。 上記引き締め動作が付加されると同時に、チューブ状の素材１は、図２に示す ように、２つの包体６を共に引き抜くように二つに折られる。実際上、折り曲げ 動作は、チューブ状の素材１が２つの固定側の要素７及び９の上に緊張（taken up）された位置で開始し、同一の要素によって作動した後において、２つの端部 １０ａ及び１０ｂが共に引っ張られてグリッパ４のアーム１５の間に素材１があ るような位置で終了する（図３）。 チューブ状の素材１の折り曲げステップは、ひだ１２の形成ステップと同時に 実施されるべきである、ということが好ましい。これは、ホイールに向かって移 動するように動かして、第３の支持要素８及び形成要素１４の間にチューブ状の 素材１を相互係合させることによって実施され得る。 以上の方法のステップには、送り方向２に沿って進行するチューブ状の素材１ が占有する面のレベルよりも上のレベルまで上方ダイス１３を復帰させるステッ プと、次の、第３の要素８をバッグ５及びグリッパ４から非係合状態にさせ、次 のチューブ状の素材１に係合するのに容易な位置に復帰させるステップとが継続 する。この特別なステップを実施するための、そして、該方法を一般的に実行す るための１つの可能的な手段は、本出願と同じ名前で出願された別の特許出願に 記載されている。前記非係合状態は、単に第３の要素８をホイール３の軸２０に 平行に並進移動し得るように形成し、バッグ５及びグリッパ４の動き、従ってホ イール３の回転に対する障 害物を除去することにより、実施可能である、ということが問題の引用物から理 解されよう。 上記方法を実効あらしめる際の全サイクルタイムの減少という目的のため、上 記引き締めるステップは、上記折り曲げるステップの初期段階のみに合致する。 実際上、事後の減速の間にバッグ５の底部に向かってそれらを運ぶことによって 包体６の中身を所定位置に保持させようとする同一の慣性力があると仮定しても 、バッグの移動に加速がある間は、これら２つのステップの同時動作は要求され る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．２つの包体（６）を具えたフィルタバッグ（５）を得るために、計量・分 離した注入可能な物質を包含するフィルタペーパーから成る細長いチューブ状の 素材（１）にひだ付け及び折り曲げ加工を施す方法であって、 フィルタバッグ（５）の各々を緊張させて引き締めて移動させるための相対的 なアーム（１５）を保有する放射状のグリッパ（４）を具備した回動可能なホイ ール（３）の略接線方向に延びる送り方向（２）に沿って単独且つ連続的にフィ ルタペーパーから成るチューブ状の素材（１）を搬送するステップと、 ２つ（７，９）が固定側であって、ホイール（３）に向かって収斂し、チュー ブ状の素材の対向する端部（１０ａ，１０ｂ）を支持し、他方、第３のもの（８ ）が送り方向（２）を横断するように移動可能であるような、送り方向（２）に 沿って並べられた少なくとも３つの支持要素（７，８，９）の上方の所定位置に チューブ状の素材（１）を緊張するステップと、 チューブ状の素材（１）の中間部分（１０ｃ）にひだ（１２）を形成するステ ップと、 チューブ状の素材（１）が緊張される位置で開始し、固定側の支持要素（７， ９）によって案内されるチューブ状の素材（１）がグリッパ（４）のアーム（１ ５）の間に当接して２つの端部（１０ａ，１０ｂ）が接近した位置で終了するよ うな動作を引き起こすことにより、相対する包体（２）を共に引っ張るように、 チューブ状の素材（１）を二つに折り曲げるステップ、とを含み、更に、 ひだ（１２）を形成するステップとチューブ状の素材（１）を折り曲げるステ ップとの間で実施される、バッグ（５）がホイール（ ３）に向かって動く間に包体（６）の中身が離脱しないように、固定側の支持要 素（７，９）と関連して作動する相対する可動押圧要素（１６）の作用により、 素材の端部（１０ａ，１０ｂ）が引き締められるステップを含む方法。 ２．前記ひだ（１２）を形成するステップは、第３の支持要素（８）によって 保有される適当な形状のダイス（１１）と、チューブ状の素材（１）の上方に位 置決めされる形成要素（１４）の端部に支持された対応形状のダイス（１３）、 との相互作用によって遂行される請求項１記載の方法。 ３．前記チューブ状の素材（１）を二つに折り曲げるステップは、第３の支持 要素（８）及び形成要素（１４）が始動してその間にチューブ状の素材（１）を 拘束するときにひだ（１２）を形成するステップと同時に実行される請求項１又 は２記載の方法。 ４．前記引き締めるステップは、前記折り曲げるステップの少なくとも初期段 階に共に実行される請求項１又は２記載の方法。 ５．前記引き締めるステップは、前記折り曲げるステップと同時に実行される 請求項１又は２記載の方法。