JPH1050297A - スルフィド系電極活物質、スルフィド系電極材料及びスルフィド系非水電解質二次電池 - Google Patents

スルフィド系電極活物質、スルフィド系電極材料及びスルフィド系非水電解質二次電池

Info

Publication number
JPH1050297A
JPH1050297A JP9127478A JP12747897A JPH1050297A JP H1050297 A JPH1050297 A JP H1050297A JP 9127478 A JP9127478 A JP 9127478A JP 12747897 A JP12747897 A JP 12747897A JP H1050297 A JPH1050297 A JP H1050297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sulfide
battery
activated carbon
active material
amino
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9127478A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Naoi
勝彦 直井
Masatoshi Kishida
正俊 岸田
Akihiko Torigoe
昭彦 鳥越
Yasuhiro Suzuki
康弘 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP9127478A priority Critical patent/JPH1050297A/ja
Publication of JPH1050297A publication Critical patent/JPH1050297A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高率放電に優れ、充放電の繰り返しによる劣
化の少ないスルフィド系非水電解質二次電池に用いるこ
とのできるスルフィド系電極材料を可能とするスルフィ
ド系電極活物質を提供する。 【解決手段】 結合に寄与可能な官能基を有することを
特徴とするスルフィド系電極活物質。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スルフィド系非水
電解質二次電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】有機ジスルフィド化合物などのスルフィ
ド系化合物をリチウム二次電池に応用した場合、電解還
元により硫黄−硫黄結合が開裂されて硫黄−リチウムイ
オン結合が生成し、電解酸化により上記硫黄−リチウム
イオン結合が開裂されて元の硫黄−硫黄結合を生成する
化合物であり、リチウム二次電池の正極活物質として用
いると高エネルギー密度が得られるとして注目を浴びつ
つある。
【0003】ところが、上記スルフィド系化合物を正極
活物質として用いた非水二次電池(以下「スルフィド系
非水電解質二次電池」と云う)は、正極活物質の性質に
より電子移動が極めて遅く、そのため、実用的な電流を
取り出すには60℃程度の加熱を行う必要があり、従っ
て応用可能範囲が限られていた。
【0004】更に、これらスルフィド系化合物は、リチ
ウム系二次電池で用いられる電解液(非水溶媒)に可溶
である。そのため、これら非水溶媒にリチウム塩を溶解
させた有機電解質を用いることが困難で、ポリマー電解
質等の固形或いはゲル状の電解質を用いる必要があっ
た。
【0005】また、スルフィド系化合物は電子伝導性に
乏しいことから、黒鉛粉末等の導電材及び高分子固体電
解質と混合した組成物として用いられていた。しかし、
これら組成物においても、電子とイオンとのネットワー
クが形成されず、その結果分極が大きくなると云う欠点
があった。
【0006】これらの問題点を解決する手段として、ス
ルフィド系化合物と電極触媒及び導電材として作用する
ポリアニリンを担持した活性炭を用いることが報告され
ている(特開平4−359865号公報)。このような
構成により、正極活物質の酸化及び還元の速度が速くな
り、室温下の大電流での充放電が可能になることが報告
されている。しかし、このように活性炭を使用しても、
充放電を繰り返すにつれ徐々にその容量の低下が生じ、
用いることができなくなってしまう。
【0007】また、スルフィド系化合物を電解液に溶解
しないような高分子物質として不溶化させる技術が提案
された(特表平5―501937号)。しかしながら、
このものは満充電時には高分子として電解液に不溶であ
るが、放電時にはジスルフィド結合が開裂するため高分
子物質でなくなり、そのため再度充電した場合にも完全
には復元しないため充放電を繰り返したときの容量低下
の防止が充分でなく、また、充分な電子伝導性が得られ
ていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高率放電に
優れ、充放電の繰り返しによる劣化の少ないスルフィド
系非水電解質二次電池及びその二次電池に用いることの
できるスルフィド系電極材料、さらにそのようなスルフ
ィド系電極材料を可能とするスルフィド系電極活物質を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のスルフィド系電
極活物質は上記課題を解決するため、請求項1に記載の
通り、結合に寄与可能な官能基を有するものである。ま
た、本発明のスルフィド系電極材料は、請求項3に記載
の通り、スルフィド系電極活物質が化学結合された導電
性材料を有するものである。さらに、本発明のスルフィ
ド系非水電解質二次電池は請求項9に記載の通り、スル
フィド系電極活物質が化学結合された導電性材料を有す
るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において、スルフィド系電
極活物質とは電解還元によりS−S結合が開裂されて、
電解酸化により元のS−S結合を形成する硫黄原子を有
する物質である。なお、本発明において、S−S結合は
単独でも良く、或いは、S−S−Sのように連続(以
下、「連続したS−S結合」と云う。)していても良い
(以下、両者を含めて「S−S結合」と云う)。活性炭
との化学結合、すなわち、固定化に資される官能基と
は、活性炭表面に存在するカルボキシル基や水酸基と直
接、或いは、間接に結合する官能基であり、いわゆるカ
ップリング剤などの併用によって活性炭と結合する官能
基も含む。このような官能基の例としてアミノ基やカル
ボキシル基を挙げることができる。このような結合に寄
与可能な官能基を有するスルフィド系電極活物質として
は、例えば2−メルカプト−安息香酸や2−アミノ−5
−メルカプト−1,3,4−チアジアゾールやその塩及
びイオン、また、これらの二量体、2,2’−ジチオジ
安息香酸(化1参照)や5,5’−ジチオビス(2−ア
ミノ−1,3,4−チアジアゾール)(化2参照)、
4,4’−ジチオジアニリンを挙げることができる。こ
れら二量体は単量体を原料として合成する。
【0011】また、更にチオサリチル酸、メルカプト酢
酸、4,5−ジアミノ−2,6−ジメルカプトピリミジ
ン、3−アミノ−1,2,4−トリアゾール−5−チオ
ール、2−チオウラシル、2−メルカプトニコチン酸、
2−アミノ−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾ
ール等を挙げることができる。なお、これらは市販され
ていて、試薬メーカー等から入手可能である。
【0012】
【化1】
【0013】
【化2】 また、本発明において、結合に寄与可能な官能基を有す
るとは、化学的反応によって他物質との結合に供するこ
とができる官能基を意味し、例えば、アミノ基、カルボ
キシル基、水酸基、ニトロ基、酸クロリド基などが挙げ
られる。このうち、アミノ基あるいはカルボキシル基で
あると反応性が高く、容易に他物質との結合が生じるた
め好ましい。このような本発明に係るスルフィド系電極
活物質は、導電性材料表面に存在する官能基と反応さ
せ、化学結合により固定化させることにより、電解液に
溶解しないものとすることができ、さらに、電池反応に
より生じた電気を有効にエネルギーとして利用すること
ができる。
【0014】ここで、導電性材料として例えば、金属、
高分子材料(ポリアニリン誘導体、ポリアセチレン誘導
体等)、半導体、炭素材などから、電池材料として求め
られる耐薬品性や耐熱性等を満足するものを選択するこ
とができる。また、これら導電性材料表面に存在する官
能基の数、種類が不適当な場合には、これら導電性材料
表面を処理することにより望ましいものとすることがで
きる。一般的な手段としては、グラフト反応、表面酸
化、表面還元などが挙げられる。なお、これら導電性材
料を電極材料として用いるためには、その比表面積が大
きいことが望ましい。このため、例えば、金属などでは
エッチング、高分子材料ではゲル化した後溶媒を凍結乾
燥して除去する、炭素材では水蒸気や二酸化炭素ガス、
酸素ガスなどによって賦活するなどの手段を講じること
により比表面積を高めた材料とすることができる。
【0015】なお、導電性材料として、充分な導電性を
有しながら、耐薬品性が良好で、かつ軽量であるので炭
素材であることが望ましい。これら炭素材の内活性炭は
高比表面積であるため高エネルギー密度の電池を構成す
ることが可能となる。活性炭としては、通常用いられて
いるものすべてを用いることができる。すなわち、粉状
炭、粒状炭、ビーズ炭、破砕炭等である。この中では、
精製度が高い粉状炭を用いることが望ましい。
【0016】また、これら通常の活性炭以外に活性炭素
繊維を用いることも可能である。これら活性炭素繊維と
してはポリアクリロニトリル系、レーヨン系、ピッチ系
等原料を問わずに用いることができるが、高比表面積の
ものが入手できる点でピッチ系活性炭素繊維が望まし
い。なお、活性炭素繊維を用いた場合、活性炭素繊維自
体が電気的ネットワークを形成するため、電極自体の電
気抵抗を低下させることが可能となり好ましい。この効
果は、活性炭素繊維を不活性ガス雰囲気下で600℃超
でかつ黒鉛化温度以下で熱処理してより低い電気抵抗の
ものとすることによって、高めることができる。
【0017】これら活性炭及び活性炭素繊維(本発明で
は、両者を含めて「活性炭」と云う)を電極材として用
いる際に、障害となるイオン等が含まれていることがあ
る。その場合には予め塩酸等で酸洗浄を行う。なお、こ
れら活性炭及び活性炭素繊維の比表面積としては100
0m2/g以上であることが望ましい。1000m2/g
未満のものでは、活物質との結合に供せられる結合サイ
トが少なく、そのため、充分な量の活物質が化学結合に
よって固定化されないことがある。これら活性炭の表面
にはカルボキシル基や水酸基等の化学活性を有する官能
基があるが、多くの活物質を化学結合(化学修飾)させ
て高い効果を得るためには、これら官能基の数を増加さ
せるため、酸化処理を行う。
【0018】酸化処理としては過酸化水素或いは硝酸、
過マンガン酸カリウム、重クロム酸カリウム、次亜塩素
酸ナトリウム等を用いる湿式酸化と、適当な濃度の酸素
ガスを有する雰囲気(例えば空気中)で加熱したり、或
いは、オゾンガスと反応させる等の乾式酸化(気相酸
化)とがある。前者は比較的制御が容易であるが廃液処
理、或いは、酸化に用いた薬剤の残存等の問題点があ
り、後者の乾式酸化は薬剤の残留等のおそれはないが処
理の制御が比較的難しく、また、処理炉やオゾン発生機
等の設備が必要となると云った問題点があり、これらを
勘案して適宜選択する。これら酸化処理により導入され
た官能基は、XPS、FT−IR等の機器分析、或い
は、水酸化ナトリウム等の塩基性溶液による滴定などに
よって、確認することができる。
【0019】必要により上記のような処理により表面が
改質された導電性材料の官能基と結合に寄与可能な官能
基を有するスルフィド系電極活物質の官能基とを利用し
て導電性材料表面にスルフィド系電極活物質を化学結合
させて固定化する。固定化には、ジシクロヘキシルカル
ボジイミド等のペプチド結合を形成する試薬を用いて行
う。また、カップリング剤等も応用することができる。
また、電極成形時に、さらに導電材としてファーネスブ
ラック等の通常導電性付与材として用いられるものを併
用することができる。ここで、ケッチェンブラックとし
て市販されているものは高導電率であり、また、取扱い
性に優れている。また、混合時の作業性から、これら導
電材としては粉末状のものであることが望ましい。
【0020】二次電池を組み立てる際に用いる電解液は
有機溶媒と電解質とを組み合わせて調整される。すなわ
ち、有機溶媒や電解質としては、通常の非水溶媒系電池
に用いられるものであれば、いずれも使用可能である。
即ち、有機溶媒としては、プロピレンカーボネート、エ
チレンカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、1,
2−ジエトキシエタン、γ−ブチロラクトン、テトラヒ
ドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,3−
ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、ジ
エチルエーテル、スルホラン、アセトニトリル、プロピ
オニトリル、アニソール、ジメチルカーボネート、ジエ
チルカーボネート、ブチレンカーボネート、酢酸メチ
ル、エチルメチルカーボネート等、通常の非水溶媒系電
池に用いられる溶媒を単独または混合して用いることが
できる。
【0021】また、電解質としては、例えば、負極とし
てリチウム系のものを使用する際にはLiPF6、Li
ClO4、LiAsF6、LiBF4、LiCF3SO3
が使用可能である。これらは、適切な濃度になるよう上
記有機溶媒に溶解されて電解質を形成する。なお、本発
明に係るスルフィド系電極材料は電極活物質が導電性材
料と化学結合によって固定化されているため、当然これ
ら電解液には不溶である。従って、従来のスルフィド系
二次電池と異なり、高分子材料の中に電解液を保持させ
て形成した固体電解質を用いる必要はない。しかしなが
ら、固定化された活物質が導電性材料とともに電解液中
へ脱落することの予防ともなり、また、固体電解質はセ
パレータとしても機能する利点もあるので固体電解質を
用いることが好ましい。
【0022】負極としては、通常二次電池に用いられて
いる電極を用いることができる。リチウム系の電極材と
しては、金属リチウム、リチウム−アルミニウム合金、
或いはリチウムと黒鉛や炭素などの層間化合物などが挙
げられる。これら正極、電解液及び負極を組み合わせて
電池を形成するが、そのときの電池形状、すなわち扁平
型、円筒型或いは角形などを問わず応用することが可能
である。
【0023】
【実施例】以下に、本発明の実施例及び比較例について
示すが、空気や水分のある雰囲気で行うと障害が生じる
工程はすべてアルゴン雰囲気下で行い、また、特に温度
を指定した場合以外は室温で行った。
【0024】[実施例1]まず、導電性材料として活性
炭素繊維を、結合に寄与可能な官能基を有するスルフィ
ド系電極活物質として5,5’−ジチオビス(2−アミ
ノ−1,3,4−チアジアゾール)を用いた例を示す。 (活性炭素繊維の酸化処理)固定化に用いる活性炭とし
てユニチカ製活性炭素繊維(比表面積:2000m 2
g、細孔直径:17〜26Å)アドール(以下「AC
F」と云う)を選択し、これを以下に示すように酸化処
理を行った。気相酸化として、ACF10gを2 l/分
の割合で空気を通じた電気炉内で200℃から500℃
に昇温し、その温度で1時間保って酸化処理を行ったサ
ンプル(乾式酸化サンプル)を得た。液相酸化品とし
て、ACF10gを10重量%の過酸化水素水500m
lに浸漬し、次いで90℃の水で3時間温浴したのち乾
燥したサンプル(湿式酸化サンプル)を作製した。
【0025】このようにして酸化処理を行った2種の活
性炭素繊維について、その表面官能基の解析を中和滴定
法で行った。すなわち、これら活性炭素繊維それぞれ
0.3gを3種の50mlの塩基性水溶液(炭酸水素ナ
トリウム水溶液、炭酸ナトリウム水溶液及び水酸化ナト
リウム水溶液)にそれぞれ添加し、室温で静置して、表
面官能基と反応させた。24時間後濾過し、これら濾液
をメチルオレンジを指示薬として0.05mol/ lの
塩酸水溶液で逆滴定を行い、これら活性炭素繊維が有す
る酸性官能基量を調べた。その結果、酸化処理を行わな
いサンプルに比べ、乾式酸化サンプルの酸性官能基量は
10〜20倍、湿式酸化サンプルでは20〜40倍にな
っていることが判った。
【0026】なお、比表面積が700m2/gのユニチ
カ製活性炭素繊維についても、同様に乾式酸化及び湿式
酸化を行ったところ、その表面の酸性官能基の量は、酸
化処理を行わなかったサンプルに比して、それぞれ2〜
3倍、湿式酸化は3〜4倍であった。上記により酸化処
理によって活性炭表面の酸性官能基が著しく増加してい
ることが確認された。また原料とする活性炭の比表面積
が大きいほど、その効果が大きいことも判った。
【0027】(5,5’−ジチオビス(2−アミノ−
1,3,4−チアジアゾール)の合成)活物質としては
5,5’−ジチオビス(2−アミノ−1,3,4−チア
ジアゾール)を選択した。このものは市販の2−アミノ
−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール40m
molを200mlのメタノールに溶解し、これに34
重量%の過酸化水素水溶液を滴下し、得られた沈殿物を
乾燥したものである(そのFT−IRスペクトルを図1
に示す)。また、上記で合成した5,5’−ジチオビス
(2−アミノ−1,3,4−チアジアゾール)及びその
原料の2−アミノ−5−メルカプト−1,3,4−チア
ジアゾールの1H−NMRスペクトルをそれぞれ図2及
び図3に示す(溶媒はd6−ジメチルスルホキシド、以
下同じ)。これら図より3.2ppm付近のS−H結合
由来のピークが原料の2−アミノ−5−メルカプト−
1,3,4−チアジアゾールで見られるのに対し、5,
5’−ジチオビス(2−アミノ−1,3,4−チアジア
ゾール)では観察されないことからジスルフィド結合
(S−S)が形成されたことが確認された。
【0028】さらに、このもののCHNS分析(パーキ
ンエルマー社PEシリーズII、CHNS/Oアナライ
ザ2400)の結果を表1に示す。なおこれら表中「理
論値(%))」とは、5,5’−ジチオビス(2−アミ
ノ−1,3,4−チアジアゾール)の理論上の各元素の
存在重量百分率を、「理論比」は水素の存在重量を1と
したときの各元素の比を示し、それぞれ実際に測定して
得られた測定値(%)、及び測定比とを合わせて示して
ある。
【0029】
【表1】
【0030】表1により、理論値とほぼ同じ測定値が得
られていることが判る。以上より合成されたものが5,
5’−ジチオビス(2−アミノ−1,3,4−チアジア
ゾール)であることが確認された。
【0031】(活性炭への活物質の固定化)2000m
2/gのユニチカ製活性炭素繊維を原料として、湿式酸
化処理を行った上記活性炭素繊維(その表面のFT−I
Rスペクトルを図4に示す)5gに活物質である5,
5’−ジチオビス(2−アミノ−1,3,4−チアジア
ゾール)50mmolおよびジシクロヘキシルカルボジ
イミド50mmolをメタノール100mlを溶解して
調製した溶液に入れ、2日間・70℃で還流して活物質
を固定化させた。次いでこの活性炭素繊維(以下「AC
mo 」と云う)を洗浄し、乾燥した。なお、固定化の確
認として、このACmoのアミド結合を定量した。すなわ
ち、ACmo 30mgをフラスコに採取し、15mlの
水を加えた後、さらに40重量%の水酸化ナトリウム水
溶液100mlを加えて蒸留した。留出液は2重量%の
ホウ酸水溶液に集め、0.01mol/ lの塩酸で滴定
した。その結果、ACmo1g当たり4mmolの活物質
が固定されているのが判った。
【0032】この活物質が固定化された活性炭素繊維の
FT−IRにて赤外吸収スペクトルの測定を行ったとこ
ろ、C=O結合に起因する1700〜1600cm-1
N−H結合に起因する3400〜3100cm-1におけ
るピーク、及びC−N結合に起因する1300〜120
0cm-1におけるピークが確認された(そのFT−IR
スペクトルを図5に示す)。また、活物質のFT−IR
スペクトルでも、活性炭素繊維のFT−IRスペクトル
でも観察されなかった1700〜1600cm -1付近の
アミド結合由来のピークが確認され、活物質の活性炭素
繊維への結合が確認された。なお、上記5,5’−ジチ
オビス(2−アミノ−1,3,4−チアジアゾール)の
代わりに、4,5−ジアミノ−2,6−ジメルカプトピ
リミジンを用いて同様に固定化し、その解析を行ったと
ころ、このもの1g当たり3mmolの活物質の固定化
が確認された。
【0033】(コイン型電池での検討)上記のようにし
て活物質が固定化されたACmoを用いてコイン型電池で
の検討を行った。
【0034】(正極の作製)本発明に係る電極材料であ
る固定化された活性炭の実施例1としての電池aでは、
固定化された活性炭素繊維ACmoに1mol/l−トリ
フルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3SO3
−γブチロラクトン溶液を注液して正極とした。一方、
比較例1である電池bでは、電極活物質である5,5’
−ジチオビス(2−アミノ−1,3,4−チアジアゾー
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム、導電材
であるケッチェンブラック、及び、ポリエチレンオキサ
イド(分子量2000000)を表2に示すような3種
類の重量比で混合し、これらをアセトニトリルに分散さ
せて分散液を得た。これら分散液をシャーレ上に展開し
てアセトニトリルを揮発させて、厚さ500μmのシー
トとし、直径14mmに打ち抜いて、以下、正極として
用いた。また、電池c(比較例2)では、特表平5−5
01937号に記載された技術によるポリマー活物質
(2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾール
ポリマー)をポリエチレンオキサイド及びカーボンブラ
ックと共に表2に示す重量比になるようアセトニトリル
に分散後これを揮発させて、厚さ500μm・直径14
mmの円形シートを得て、以下正極として用いた。
【0035】
【表2】
【0036】(固体電解質の作製)アクリロニトリルと
メチルアクリレートとの共重合体(モル比で9:1)
1.5gを、予めトリフルオロメタンスルホン酸リチウ
ム(LiCF3SO3)を1mol/ lの濃度になるよう
γ−ブチロラクトンに溶解した溶液に混合し均一分散さ
せ、その後120℃に加熱したシャーレ上に展開した後
放冷し、厚さ150μmの固体電解質を得た。なお、こ
の固体電解質は電池作製時には正極と負極との間にあっ
てセパレータとしての役割も果たす。
【0037】(負極の作製)厚さ400μmのリチウム
金属箔を直径15mmに打ち抜いて負極とした。
【0038】(電池の作製)上記3種の正極及び、セパ
レータ(固体電解質)、負極を用いて、図6(電池a:
実施例1)、及び図7(電池b(比較例1)、電池c
(比較例2))に示すように積層して電池を作製した。 (電池の評価:充放電サイクルと放電容量との関係)こ
れら電池a、電池b及び電池cについて、その充放電を
繰り返した際の放電容量を調べた。すなわち、これら電
池を電極間電圧が2Vとなるまで放電した(この状態を
「完全放電」と云う)後、電極間電圧が4.5Vになる
よう充電する(この状態を「満充電」と云う)。この充
電時の電気量を1時間で完全放電させるように電流値を
設定し、充放電を繰り返した。そのときの放電容量の変
化を図8に示した。図8より、充放電を繰り返した際
に、比較例である電池b及び電池cでは放電容量の低下
が著しいが、本発明に係る活物質が化学結合された活性
炭を用いている電池aの放電容量の変化は非常に小さ
く、寿命が長いものであることが判る。
【0039】(電池の評価:放電率と利用率との関係)
電池a及び電池bとそれぞれ同様にして作製した電池
a’(実施例1’)及び電池b’(比較例2’)を用い
て放電率と利用率との関係を調べた。電池a’及び電池
b’それぞれに0.1CmAの電流規制で10時間の充
電を行い、その後放電率を変化させて0.01CmA、
0.1CmA、0.3CmA及び1CmAの電流規制で
完全放電を行った。このとき各放電率における、充電容
量と放電容量との比である利用率を図9に示す。なお、
上記において単位「CmA」とは満充電の電池を1時間
で完全放電させる電流量の設定値を表す単位である。図
9より、本発明に係る電池a’では比較例の電池b’に
比べ高率放電をおこなっても利用率が高く、大電流放電
が可能であることが判る
【0040】[実施例2及び実施例3]次いで導電性材
料として実施例1で用いたのと同じ活性炭素繊維を、結
合に寄与可能な官能基を有するスルフィド系電極活物質
として5,5’−トリチオビス(2−アミノ−1,3,
4−チアジアゾール)(実施例2:化3参照)、及び
5,5’−テトラチオビス(2−アミノ−1,3,4−
チアジアゾール)(実施例3:化4参照)を用いた例を
示す。
【0041】
【化3】
【0042】
【化4】
【0043】(5,5’−トリチオビス(2−アミノ−
1,3,4−チアジアゾール)の合成)市販の2−アミ
ノ−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール1
3.2g(100mmol)と200mlのテトラヒド
ロフランとを500mlのフラスコに入れて攪拌し、こ
れに二塩化一硫黄(SCl2)10ml(125mmo
l)を滴下し、得られた沈殿物を減圧乾燥したものを以
下、5,5’−トリチオビス(2−アミノ−1,3,4
−チアジアゾール)として用いた。なお、このもののC
HNS分析(パーキンエルマー社PEシリーズII、C
HNS/Oアナライザ2400)の結果を表3に示す。
なおこれら表中「理論値(%))」とは、5,5’−ト
リチオビス(2−アミノ−1,3,4−チアジアゾー
ル)の理論上の各元素の存在重量百分率を、「理論比」
は水素の存在重量を1としたときの各元素の比を示し、
それぞれ実際に測定して得られた測定値(%)、及び測
定比とを合わせて示してある。
【0044】
【表3】
【0045】表3より、理論値とほぼ同じ測定値が得ら
れていることが判る。さらに1H−NMRスペクトルに
ついて調べた。結果を図10に示す。図10では3.2
ppm付近のS−H結合由来のピークが観察されないこ
とからトリスルフィド結合(S−S−S)が形成された
ことが確認された。以上より合成されたものが5,5’
−トリチオビス(2−アミノ−1,3,4−チアジアゾ
ール)であることが確認された。
【0046】(5,5’−テトラチオビス(2−アミノ
−1,3,4−チアジアゾール)の合成)市販の2−ア
ミノ−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール1
3.2g(100mmol)と200mlのテトラヒド
ロフランとを500mlのフラスコに入れて攪拌し、こ
れに二塩化二硫黄(S2Cl2)13ml(125mmo
l)を滴下し、得られた沈殿物を減圧乾燥したものを以
下、5,5’−テトラチオビス(2−アミノ−1,3,
4−チアジアゾール)として用いた。なおこのもののC
HNS分析結果を5,5’−トリチオビス(2−アミノ
−1,3,4−チアジアゾール)と同様にして表4に示
した。
【0047】
【表4】
【0048】表4より、理論値とほぼ同じ測定値が得ら
れていることが判る。さらに1H−NMRスペクトルに
ついて調べた。結果を図11に示す。図11では3.2
ppm付近のS−H結合由来のピークが観察されないこ
とからテトラスルフィド結合(S−S−S−S)が形成
されたことが確認された。以上より合成されたものが
5,5’−テトラチオビス(2−アミノ−1,3,4−
チアジアゾール)であることが確認された。 (活性炭への活物質の固定化)実施例1同様にして上記
5,5’−トリチオビス(2−アミノ−1,3,4−チ
アジアゾール)及び5,5’−テトラチオビス(2−ア
ミノ−1,3,4−チアジアゾール)とをそれぞれ当モ
ルのジシクロヘキシルカルボジイミドを用いて活性炭素
繊維に固定化した。5,5’−トリチオビス(2−アミ
ノ−1,3,4−チアジアゾール)を固定化した活性炭
素繊維のFT−IRスペクトルを図12に、5,5’−
テトラチオビス(2−アミノ−1,3,4−チアジアゾ
ール)を固定化した活性炭素繊維のFT−IRスペクト
ルを図13にそれぞれ示す。
【0049】上記2種の活物質を固定化したスルフィド
系電極材料を用いた以外は、それぞれ実施例1の電池と
同様にして2種の電池を作製した。以下、5,5’−ト
リチオビス(2−アミノ−1,3,4−チアジアゾー
ル)を固定化した活性炭素繊維を用いた電池を電池d、
5,5’−テトラチオビス(2−アミノ−1,3,4−
チアジアゾール)を固定化した活性炭素繊維を用いた電
池を電池eとして、それぞれ評価を行った。また、比較
例として電池bと同様に、ただし、スルフィド系電極活
物質として、5,5’−トリチオビス(2−アミノ−
1,3,4−チアジアゾール)を用いて作製した電池f
(比較例4)、及び5,5’−テトラチオビス(2−ア
ミノ−1,3,4−チアジアゾール)を用いて作製した
電池g(比較例5)も作製し、これらの評価も行った。
【0050】なお、上記の各電池はまったく同一の作製
方法でそれぞれ複数個作製し、これら評価に供した。こ
れら電池の充放電を繰り返したときの放電容量の変化に
ついて実施例1同様にして調べた。その結果と共に図1
4に示す。図14より、本発明に係る電池である電池d
及び電池eは放電容量の変化が極めて少ない優れた電池
であることが判る。さらに実施例1同様にして放電率と
利用率との関係を調べた。結果を図15に示す。図15
より、本発明に係る電池である電池d及び電池eは高率
放電特性に優れた電池であることが判る。
【0051】
【発明の効果】活物質を化学結合させた活性炭を電極材
料として用いることにより、充放電を繰り返したときの
劣化が非常に少ない二次電池とすることができる。ま
た、このような電池は同時に大電流放電が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で用いた結合に寄与可能な官能基を有
するスルフィド系電極活物質である5,5’−ジチオビ
ス(2−アミノ−1,3,4−チアジアゾール)のFT
−IRスペクトルを示す図である。
【図2】5,5’−ジチオビス(2−アミノ−1,3,
4−チアジアゾール)の1H−NMRスペクトルを示す
図である。
【図3】2−アミノ−5−メルカプト−1,3,4−チ
アジアゾールの1H−NMRスペクトルを示す図であ
る。
【図4】実施例1で用いた湿式酸化を行った活性炭素繊
維表面のFT−IRスペクトルを示す図である。
【図5】実施例1で5,5’−ジチオビス(2−アミノ
−1,3,4−チアジアゾール)を固定化した活性炭素
繊維のFT−IRスペクトルを示す図である。
【図6】本発明の実施例(実施例1)である電池a、電
池d及び電池eの構成を示すモデル図である。
【図7】比較例である電池b、電池c、電池f及び電池
gの構成を示すモデル図である。
【図8】充放電を繰り返したときの電池a、電池b及び
電池cの放電容量の変化を示す図である。
【図9】放電率を変化させたときの電池a’及び電池
b’の利用率の変化を示す図である。
【図10】5,5’−トリチオビス(2−アミノ−1,
3,4−チアジアゾール)の1H−NMRスペクトルを
示す図である。
【図11】5,5’−テトラチオビス(2−アミノ−
1,3,4−チアジアゾール)の1H−NMRスペクト
ルを示す図である。
【図12】5,5’−トリチオビス(2−アミノ−1,
3,4−チアジアゾール)のFT−IRスペクトルを示
す図である。
【図13】5,5’−テトラチオビス(2−アミノ−
1,3,4−チアジアゾール)のFT−IRスペクトル
を示す図である。
【図14】充放電を繰り返したときの電池d、電池e、
電池f及び電池gの放電容量の変化を示す図である。
【図15】放電率を変化させたときの電池d、電池e、
電池f及び電池gの利用率の変化を示す図である。
【符号の説明】
1 負極 2 固体電解質(兼セパレータ) 3 活物質が化学結合された活性炭からなる電極材料
(正極)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 康弘 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結合に寄与可能な官能基を有することを
    特徴とするスルフィド系電極活物質。
  2. 【請求項2】 上記官能基がアミノ基であることを特徴
    とする請求項1に記載のスルフィド系電極活物質。
  3. 【請求項3】 スルフィド系電極活物質が化学結合され
    た導電性材料を有することを特徴とするスルフィド系電
    極材料。
  4. 【請求項4】 上記導電性材料が、炭素材であることを
    特徴とする請求項3に記載のスルフィド系電極材料。
  5. 【請求項5】 上記炭素材が、活性炭であることを特徴
    とする請求項4に記載のスルフィド系電極材料。
  6. 【請求項6】 上記活性炭が、活性炭素繊維であること
    を特徴とする請求項5に記載のスルフィド系電極材料。
  7. 【請求項7】 上記導電性材料が、金属材であることを
    特徴とする請求項3に記載のスルフィド系電極材料。
  8. 【請求項8】 上記導電性材料が、導電性高分子材料で
    あることを特徴とする請求項3に記載のスルフィド系電
    極材料。
  9. 【請求項9】 スルフィド系電極活物質が化学結合され
    た導電性材料を有することを特徴とするスルフィド系非
    水電解質二次電池。
JP9127478A 1996-05-17 1997-05-16 スルフィド系電極活物質、スルフィド系電極材料及びスルフィド系非水電解質二次電池 Withdrawn JPH1050297A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9127478A JPH1050297A (ja) 1996-05-17 1997-05-16 スルフィド系電極活物質、スルフィド系電極材料及びスルフィド系非水電解質二次電池

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12346196 1996-05-17
JP8-123461 1996-05-17
JP9127478A JPH1050297A (ja) 1996-05-17 1997-05-16 スルフィド系電極活物質、スルフィド系電極材料及びスルフィド系非水電解質二次電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1050297A true JPH1050297A (ja) 1998-02-20

Family

ID=26460387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9127478A Withdrawn JPH1050297A (ja) 1996-05-17 1997-05-16 スルフィド系電極活物質、スルフィド系電極材料及びスルフィド系非水電解質二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1050297A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7122277B2 (en) 2001-07-09 2006-10-17 Nec Corporation Battery and battery electrode
JP2013254620A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Idemitsu Kosan Co Ltd 正極合材スラリー及び電極シート
CN104659338A (zh) * 2015-03-17 2015-05-27 东莞市迈科科技有限公司 锂硫电池正极材料的制备方法
JP2016177981A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 コニカミノルタ株式会社 電池用電極材料及び全固体リチウムイオン電池

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7122277B2 (en) 2001-07-09 2006-10-17 Nec Corporation Battery and battery electrode
JP2013254620A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Idemitsu Kosan Co Ltd 正極合材スラリー及び電極シート
CN104659338A (zh) * 2015-03-17 2015-05-27 东莞市迈科科技有限公司 锂硫电池正极材料的制备方法
JP2016177981A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 コニカミノルタ株式会社 電池用電極材料及び全固体リチウムイオン電池

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4519951B2 (ja) ポリキノン系イオン性化合物から得られる新規電極材料及びそれらの電気化学的ジェネレーターにおける使用
EP1722430B1 (en) Secondary battery using a radical compound as active electrode material
KR100389052B1 (ko) 정극활성물질,그제조방법및그것을사용한비수용매계2차전지
KR101061702B1 (ko) 리튬 전지용 양극 재료의 제조방법 및 리튬 전지
JP3506397B2 (ja) リチウム二次電池用正極材料およびその製造方法、並びにこれを用いたリチウム二次電池
WO1996041388A1 (en) Electroactive high storage capacity polyacetylene-co-polysulfur materials and electrolytic cells containing same
KR20000019944A (ko) 박막형 복합 재료 양극으로 구성된 고체형 이차 전지
JP2004139947A (ja) リチウム二次電池用正極活物質及びその製造方法
JP3743691B2 (ja) アニリン系重合体、電極材料及び二次電池
JP2009129902A (ja) カソード活物質、その製造方法及びこれを採用したカソード、並びにリチウム電池
JP2011252106A (ja) ラジカルを有する化合物、重合体、およびその重合体を用いた蓄電デバイス
JP2014096327A (ja) 硫黄系活物質とその製造方法及びリチウムイオン二次電池用電極
WO2004001882A1 (ja) 電池用支持塩及びその製造方法,並びに電池
JPH08195199A (ja) 電池用電極およびそれを用いた二次電池
JP2003208897A (ja) リチウム電池およびその製法
JP4707950B2 (ja) リチウム電池用正極活物質の製造方法とリチウム電池用正極活物質及びリチウム電池用電極並びにリチウム電池
CN110024190B (zh) 非水二次电池用电极活性物质及使用其的非水二次电池
JP2003157850A (ja) 2次電池用正極材料、および2次電池
JP3983554B2 (ja) リチウム二次電池用正極活物質の製造方法
JPH0837025A (ja) 非水電解液
JP2018092913A (ja) 金属イオン二次電池
JP6677405B2 (ja) マグネシウム二次電池用正極活物質、マグネシウム二次電池用正極、及びマグネシウム二次電池
JPH1050297A (ja) スルフィド系電極活物質、スルフィド系電極材料及びスルフィド系非水電解質二次電池
JP4120860B2 (ja) 2次電池用正極材料の製造方法、および2次電池
JP2007265712A (ja) 電極およびそれを用いた蓄電素子

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040803