JPH10502626A - 脂溶性作用物質の冷水分散可能な組成物 - Google Patents
脂溶性作用物質の冷水分散可能な組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
部分分解された大豆蛋白質を脂溶性作用物質用の保護コロイドとして使用すること。
Description
【発明の詳細な説明】
脂溶性作用物質の冷水分散可能な組成物
本発明は、部分分解された大豆蛋白質を脂溶性作用物質の保護コロイドとして
使用することに関する。
更に、本発明は、脂溶性作用物質及び部分分解された大豆蛋白質を含有する組
成物並びにこのような組成物の使用に関する。
脂溶性作用物質、例えばビタミン及びカロチノイドは、ヒト及び動物食品中で
、必須物質、例えばビタミン又は蛋白質として、殊に、カロチノイドの場合には
、食料品又は飼料に特徴的な色を与える天然又は類天然の色素として、重要な役
割を演じる。
これら脂溶性作用物質に共通していることは、これらは酸化に敏感な物質であ
るので、純粋な形では取扱い困難であるか又は全く取扱いできないことである。
更に、最適の吸収性又は着色作用にとって、この作用物質の微細分配性は有利で
ある。付加的に、屡々、これら作用物質の水分散性が望まれている。従って、こ
れら物質は、屡々エマルジヨン又は乾燥粉末の形で提供され、この際、作用物質
は、純粋な形で、又は生理学的に認容性の油中の溶液として、微細に細分されて
保護コロイド中に埋め込まれている。
脂溶性ビタミン及びカロチノイドの酸素に対する敏
感性は、その中にこれら物質が埋め込まれるマトリックスに高い要求を課する。
保護コロイド−鞘は、酸化性分解工程を有効に阻止するために良好な酸素バリア
を形成すべきである。従って、屡々、優れた安定化特性を有するゼラチンが使用
される。
欧州特許(EP−A)第0347761号によれば、魚ゼラチンも脂溶性保護
物質の保護コロイドとして好適である。
しかしながら、ゼラチンの欠点は、その強い粘着性である。液体系に慣用の乾
燥法、例えばスプレー乾燥又はスプレー流動層乾燥を用いると、ゼラチン含有製
品の使用の際に、糸形成又はベーキングが起こる。
他の屡々使用される保護コロイド、例えばアラビアゴム、澱粉、デキストリン
、ペクチン又はトラガント中では、屡々、比較的低い濃度の脂溶性物質のみが埋
め込みできるに過ぎない。更に、殊にアラビアゴムは、過去の凶作の結果、常に
かつ充分な量では供給されてはいなかった。
合成コロイド、例えばポリビニルピロリドン又は部分合成ポリマー、例えばセ
ルロース誘導体は、同様に限られた乳化能を示し、特に食料品分野では常には許
容できない。
更に、天然の植物蛋白質、例えば大豆蛋白質は、脂溶性物質の保護コロイドと
して使用することは、公知である。しかしながら、このような調製物は、同様に
蛋白質に典型的な特性により制限される一連の欠点を有する。殊に、ここで、熱
の作用時の又は塩の存在時に屡々顕著な凝集傾向を有し、かつび常に充分な乳化
能を示さないことが挙げられる。更に、このように製造された製品は、屡々不充
分な冷水分散性を有する。更に、植物蛋白質は、水含有液相系の粘度を著しく高
めることができ、それによりこのような製品の製造又は加工を制限することがあ
り得る。
食料品中の蛋白質ベースの発泡剤の代替え品としての部分加水分解された大豆
蛋白質の使用は、米国特許(US−A)第3932672号及び同第40150
19号明細書から公知である。部分加水分解された大豆蛋白質は、清涼飲料の蛋
白質富化のためにも使用できる(H.S.Olsen und J.Adler‐Nissen,Zeitschrift
fuer Lebensmitteltechnologie und Verfahrenstechnik,31(8)、S.259‐360,198
0)。
米国特許(US−A)第4293574号明細書から、マヨネーズ類似の食料
品の製法が公知であり、ここでは、卵代替え品として特別のアルコール変性及び
部分加水分解された大豆蛋白質が使用されている。
本発明の課題は、脂溶性作用物質、例えばビタミン又はカロチノイド及びこれ
からの組成物用の好適な保護コロイドを見つけることであった。
それに応じて、部分分解された大豆蛋白質を保護コロイドとして使用すること
及び脂溶性作用物質の組成
物を発見した。
本発明の課題は、加工技術的に欠点を有せず簡単な方法で、脂溶性作用物質の
冷水分散可能で安定な組成物を製造することを可能とする脂溶性作用物質用の好
適な保護コロイドを見つけることであった。
本発明によれば、脂溶性作用物質用の保護コロイドとして、有利に0.1〜5
%、特に有利に0.2〜3%の分解度(DH:加水分解度)を有する部分分解さ
れた大豆蛋白質が使用される。この分解度DHは次のように定義される:
この分解度は、C.F.Jacobson 等の”Methods of Biochemical
Analysis”Vol.IV,S.171‐210,Iterscience Publishers Inc.,New York 1
957に記載のような、いわゆる「pH−Stat−法」により測定できる。
部分分解は、通常、酵素を用いて行われ、この際、好適な酵素として、植物、
微生物、菌類又は動物蛋白質からのプロテアーゼが使用される。植物プロテアー
ゼブロメライン(Bromelain)を用いる部分分解を行うのが有利であ
大豆蛋白質としては、通常は、蛋白質含有率70〜90重量%を有する市販の
大豆蛋白質−単離体及び−
濃縮物が使用され、ここで、残りの10〜30重量%は、多かれ少なかれ定義で
きない他の植物成分である。大豆蛋白質−単離体を、水性媒体中で酵素と一緒に
、有利に50〜70℃の温度及び7〜9のpH値で恒温保持する。蛋白質と酵素
との好適な割合は、所望の分解度のそれぞれの場合に応じて、当業者にとっては
簡単な実験室実験で決められる。
大豆蛋白質加水分解物−水溶液は、通常、蛋白質含有率6〜10重量%になる
ように製造される。
本発明によれば、脂溶性作用物質としては、ビタミンA、D、E及びK、これ
らの誘導体、例えばビタミン−A−パリミテート又はビタミン−E−アセテート
、同様にカロチノイド、例えばβ−カロチン、アポカロチナール、アポカロチン
酸エチルエステル、カンタキサンチン、トウモロコシキサンチン、アスタキサン
チン、リコピン、シトラナキサンチン又は前記物質の混合物がこれに該当する。
脂溶性作用物質は、本発明による組成物に、純粋な形で、又は生理学的に認容
性の油、例えばヒマシ油、トウモロコシ胚芽油、綿実油、大豆油又は落花生油と
の混合物として添加することができる。
脂溶性作用物質及び部分的に分解された大豆蛋白質に加えて、本発明による組
成物は、慣用の助剤、例えば糖及び糖アルコール、澱粉又は澱粉誘導体、安定剤
、例えばt−ブチル−ヒドロキシ−トルエン、更に乳
化剤、例えばアスコルビルパルミテート又はレシチンを含有することもできる。
この組成物は、公知方法で製造でき、ここでは、脂溶性作用物質を純粋な形で
又は生理学的に認容性の油又は脂肪との混合物として、保護コロイド含有水相中
に導入乳化させることができる。この乳化は慣用の撹拌機、ロータースターター
分散機及び他の慣用の混合装置を用いて行うことができる。この乳化工程は40
〜70℃で行うことが推奨される。
本発明による組成物は、液体又は固体組成物であってよく、この際、固体組成
物が有利である。固体組成物の製造は、簡単な方法で、スプレー乾燥又はスプレ
ー流動層−乾燥により行うことができる。
本発明による組成物は、作用物質及び保護コロイドの総量に対して2〜40、
有利に10〜20重量%の量で脂溶性作用物質を含有する。
この組成物中の作用物質の含分は、それぞれの用途により決まり、相応して調
節することができる。
本発明による組成物は、動物食品中において、飼料への添加物としての使用の
ために、又はその良好な冷水分散性に基づき飲料水添加物としの使用のために優
れて好適である。更に、カロチノイド含有組成物は、食料品色素として、殊に清
涼飲料のために好適である。この組成物には、他の食料品、例えばベーキングミ
クスチュア又はプッデイングパウダーに添加すること
もできる。
同様に、この組成物は、ビタミンを有する食品補充用の調製物の製造のために
特に好適である。
実施例
次の例1、2、4及び5では、蛋白質含有率85重量%を有する市販の大豆蛋
白質−単離体を使用した。例3では、蛋白質含有率65重量%の濃縮物を使用し
た。
使用酵素ブロメラインは、市販の酵素(Fa.Merck社の2m−Anso
m−E/mg)である。
このエマルジヨンのスプレー乾燥は、それぞれFa.Niro社のスプレー乾
燥機”Minor”中で行い、この際、塔入り口温度は140℃であり、塔出口
温度は90℃であった。
pH値の調節は、それぞれ1mNaOH水を用いて行った。
例1
2リットルビーカー中に、水600ml及び大豆蛋白質−単離体45gを予め
装入し、撹拌下に60℃に加温した。次いで、pHを9.0に調節した。ブロメ
ライン0.46gを添加し、60℃で30分間更に撹拌した。引き続き、改めて
pHを9.0に調節した。苛性ソーダ消費に応じて、5のDH値が計算できた。
この混合物に、浸漬篩(Tauchsieder)と共に2分間煮沸し、再び60℃まで冷
却し、蒸発した水を補充し
た。次いで、この混合物に、グルコースシロップ(80%)80g及びアスコル
ビルパルミテート5.0gを添加し、ウルトラトウラックス(Ultratur
rax)(2000U/min)を用いる短時間撹拌により混入した。更に、ビ
タミン−A−アセテート(安定化された、2.1Mio IE/g)55gを導
入乳化し、このエマルジヨンをウルトラトウラックス(9000U/min)を
用いて更に30分間処理し、この際、水(20℃)での一次的な冷却により、エ
マルジヨン温度を55℃〜65℃に保持した。次いで、このエマルジヨンをスプ
レー乾燥させた。
得られた粉末は、0.63Mio IE/gのビタミン−A−アセテート含分
を有した。
例2
例1と同様に、大豆蛋白質−単離体45gを水600ml中でブロメライン0
.19gを用いて部分分解させ、グルコースシロップ(80%)80g及びアス
コルビルパルミテート5gを加え、次いで、D/L−α−トコフェロール60g
を導入乳化させた。この大豆蛋白質の得られた分解度は2.9%であった。この
エマルジヨンを、例1同様に更に処理し、スプレー乾燥させた。
粉末は、トコフェロール含有率33重量%を有した。
例3
1リットルビーカー中に、水300ml及び大豆蛋白質−濃縮物(蛋白質含有
率65%)34gを予め装入し、磁気撹拌機での撹拌下に、60℃まで加温した
。次いで、pHを8.0に調節し、ブロメライン0.05gを添加し、60℃で
30分間更に撹拌した。引き続き、pHを改めて8.0に調節し、引き続き、混
合物を2分間加熱煮沸させ、グルコースシロップ(80%)90g及びアスコル
ビルパルミテート3.5gを添加し、ウルトラトウラックス(2000U/mi
n)を用いて短時間混合した。この蛋白質の分解度は、1.6%であった。
100ミリリットルの丸底フラスコ中で、中鎖トリグリセリド(Miglyo
l−810)中の30重量%アポ−8’−カロチン酸−エチルエステル−分散液
27gを、トコフェロールで安定化させ、羽根付き撹拌機を用いる撹拌下に、油
浴中で80℃で溶解させた。熱い油溶液を水相中に導入乳化させ、9000U/
minで20分間にわたりウルトラトウラックスを用いて分散させ、この際、氷
浴を用いる冷却により、約60℃でのエマルジヨン温度を保持した。このエマル
ジヨンをスプレー乾燥器中で乾燥させた。
乾燥粉末中のアポ−8’−カロチン酸−エチルエステル含有率は5%であった
。
例4
例1と同様に、1リットルのビーカー中で水280
ml中の大豆蛋白質−単離体20gをブロメライン0.002gを用いて部分的
に分解させ、グルコースシロップ(80%)110g及びアスコルビルパルミテ
ート2.6gを加え、ウルトラトウラックス(2000U/min)を用いて短
時間混合した。この蛋白質の分解度は0.1%であった。
100ml丸底フラスコ中で、中鎖トリグリセリド(Miglyol 810
)中の20%シトラナキサンチン−分散液21.7gをトコフェロールで安定化
させ、180℃で撹拌下に溶解させた。この熱い溶液を、水相中に導入乳化させ
、9000U/minで20分間ウルトラトウラックスを用いて分散させ、この
際、氷浴を用いる冷却により約60℃のエマルジヨン温度を保持した。
乾燥粉末のシトラナキサンチン−含有率は3.0%であった。
例5
例1と同様に、1リットルのビーカー中で水280ml中の大豆蛋白質−単離
体20gをブロメライン0.05gを用いて部分的に分解させた。分解度は2.
2%であった。グルコースシロップ(80%)110g及びアスコルビルパルミ
テート2.6gを加えた後、混合物をウルトラトウラックス(2000U/mi
n)を用いて短時間混合した。
100ml丸底フラスコ中で、落花生油中の20%
β−カロチン−分散液21.6gをトコフェロールで安定化させ、油浴中、羽根
付き撹拌機を用いる撹拌下に180℃で溶解させた。この熱い溶液を、注意深く
水相中に導入乳化させ、9000U/minで20分間にわたりウルトラトウラ
ックスを用いて分散させ、この際、氷浴を用いる冷却により約60℃のエマルジ
ヨン温度を保持した。エマルジヨンをスプレー乾燥により乾燥させた。
乾燥粉末中のβ−カロチン−含有率は3.0%であった。
本発明によるβ−カロチン含有組成物を用いて製造されたオレンジエード飲料
及び複合ビタミン液は、ゼラチン又は天然の大豆蛋白質の使用下に製造されたも
のに比べて、鮮明な色及び高い澄明性を有した。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
A23P 1/06 2114−4B A23P 1/06
A61K 9/107 7329−4C A61K 9/107 B
(72)発明者 クレメンス ザムバーレ
ドイツ連邦共和国 D−67459 ベール−
イッゲルハイム フォルストシュトラーセ
83アー
(72)発明者 ロニ シュヴァイケルト
ドイツ連邦共和国 D−67122 アルトリ
プ アーホルンヴェーク 31
(72)発明者 アストリト カー−ヘルビッヒ
ドイツ連邦共和国 D−67435 ノイシュ
タット ヨハン−ゴットリープ−フィヒテ
−シュトラーセ 67
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.部分分解された大豆蛋白質を脂溶性作用物質用の保護コロイドとして使用す ること。 2.部分分解された大豆蛋白質は、0.1〜5%の分解度を有する、請求の範囲 1に記載の使用。 3.主成分としての脂溶性作用物質及び保護コロイドとして部分分解された大豆 蛋白質を含有する、冷水分散可能な組成物。 4.固体形で存在する、請求の範囲3に記載の組成物。 5.脂溶性作用物質としてビタミンA、D、E又はK又はカロチノイド又はこれ ら作用物質の混合物を含有する、請求の範囲3又は4に記載の組成物。 6.作用物質及び保護コロイドの総量に対して脂溶性作用物質2〜40重量%を 含有する、請求の範囲3から5のいずれかに記載の組成物。 7.請求の範囲3から6に記載の組成物を動物食品中で使用すること。 8.請求の範囲3から6のいずれかに記載の組成物をヒト食料品中での添加物と して使用すること。 9.請求の範囲3から6のいずれかに記載の組成物ヒトの食品の補充のために使 用すること。
Applications Claiming Priority (3)
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DE4424085A DE4424085A1 (de) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | Kaltwasserdispergierbare Zubereitungen fettlöslicher Wirkstoffe |
DE4424085.6 | 1994-07-11 | ||
PCT/EP1995/002559 WO1996001570A1 (de) | 1994-07-11 | 1995-07-03 | Kaltwasserdispergierbare zubereitungen fettlöslicher wirkstoffe |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10502626A true JPH10502626A (ja) | 1998-03-10 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8504092A Pending JPH10502626A (ja) | 1994-07-11 | 1995-07-03 | 脂溶性作用物質の冷水分散可能な組成物 |
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JP (1) | JPH10502626A (ja) |
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AU (1) | AU2926495A (ja) |
CA (1) | CA2194796A1 (ja) |
DE (1) | DE4424085A1 (ja) |
WO (1) | WO1996001570A1 (ja) |
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