JPH10127258A - 脂溶性ビタミン混合物の安定なエマルジヨン及び乾燥粉末、その製造、その使用及びこれを含有する食料品、医薬品又は動物飼料 - Google Patents

脂溶性ビタミン混合物の安定なエマルジヨン及び乾燥粉末、その製造、その使用及びこれを含有する食料品、医薬品又は動物飼料

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JPH10127258A
JPH10127258A JP9280148A JP28014897A JPH10127258A JP H10127258 A JPH10127258 A JP H10127258A JP 9280148 A JP9280148 A JP 9280148A JP 28014897 A JP28014897 A JP 28014897A JP H10127258 A JPH10127258 A JP H10127258A
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    • A23V2002/00Food compositions, function of food ingredients or processes for food or foodstuffs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 脂溶性ビタミンの混合物の安定なエマルジヨ
ン及び乾燥粉末、その製造及び使用 【解決手段】 それぞれ別々に、a)ビタミンK及び
b)b1)ビタミンDを不活性油及び/又はビタミンA
中に溶かし、ビタミンEと混合するか、又はb2)ビタ
ミンE及びビタミンA及び/又は不活性油からの混合物
にビタミンDを添加することにより得られるビタミン
D、ビタミンE及びビタミンAもしくは不活性油又はビ
タミンAと不活性油との混合物から成る混合物を、水中
に乳化させ、この際、成分a)及びb)の乳化を、その
都度、c)1種以上の保護コロイド、d)場合によって
は1種以上の糖及び/又は糖アルコール及びe)場合に
よっては他の添加剤の存在下に行い、引き続き、これら
のエマルジヨンを混合し、この混合物を、場合によって
は被覆剤の存在下に乾燥させて安定なビタミン乾燥粉末
を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脂溶性ビタミンの
混合物の新規の安定なエマルジヨン及び乾燥粉末及びそ
の製造及びその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】脂溶性ビタミンは、人又は動物の栄養に
おいて重要な役割を有する。この脂溶性作用物質に共通
のことは、これらは酸化に敏感な物質であるので、純粋
な形では取扱いが困難であるか又は全く取扱いできない
ことである。更に、最適の吸収性及び生物有用性のため
には、この作用物質の微細分散が有利である。従って、
これらの物質は、屡々エマルジヨン又は有利には乾燥粉
末の形で提供され、この際、この作用物質は純粋な形
で、又は生理学的に認容性の油中の溶液として保護コロ
イド中に微細に分散されて埋め込められている。
【0003】文献に公知の調製法に基づき、例えば、特
にR.A.Morton,Fat Soluble Vitamins,Intern.Encyclo
pedia of Food and Nutrition,Bd.9,Pergamon Pre
ss1970、134-139頁にまとめられて記載されているよう
に、脂溶性ビタミンの乾燥粉末が製造できる。この場
合、この脂溶性ビタミンは、水性保護コロイド溶液中に
導入乳化され、均質化され、引き続き、場合によっては
被覆(コーテイング)物質の存在下に乾燥される。
【0004】保護コロイドとしては、屡々、特許明細書
DE−A−1123084、US2756177、US
4670247及びEP−A−0285682、EP
−A−0565989及びDE−A−4424085に
記載の生体高分子、例えばゼラチン、アラビアゴム、澱
粉、リグニン又は部分加水分解された大豆蛋白質及び他
の天然に由来する物質が使用される。市販の保護コロイ
ドの総括は、同様にR.A.Morton,Fat Soluble Vitamin
s,Intern.Encyclopedia of Food and Nutrition,B
d.9,Pergamon Press 1970、130-131頁中に記載されて
いる。
【0005】脂溶性ビタミンの混合物を含有し、その組
成が生理学的要求に適合し、その中で単一成分が部分的
に極めて過剰に又は過小に存在する乾燥粉末を使用する
際には、調製物に課される要求は特に厳しい。この場合
に、消費者にとっては、所望の安定性と並んで、全ての
粒子中での作用物質の均一な等分配が確保されることが
重要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の1つ
の課題は、微細に分散された形の脂溶性ビタミンの安定
な混合物の製造法を提供することである。更に、所望の
安定性と並んで、全ての粒子中の作用物質の均一な等分
配が確保されている脂溶性ビタミンの乾燥粉末が提供さ
れるべきである。
【0007】「脂溶性ビタミン」の概念には、本発明の
範囲では、殊にビタミンA、D、E及び/又はK、相応
するプロビタミン及びビタミン誘導体、例えばビタミン
A−、D−、E−又はK−類似の作用を有するエステル
が包含され、この際、請求項中に記載の「ビタミン
(A、D、E、K)」も、同様にそれらの誘導体をもそ
れらの混合物をも包含する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
り、脂溶性ビタミンの安定なエマルジヨン又は安定な乾
燥粉末の製法により解決され、これは次の特徴を有す
る:それぞれ別々に、 a)ビタミンK及び b)b1)ビタミンDを不活性油及び/又はビタミンA
中に溶かし、ビタミンEと混合するか又は b2)ビタミンE及びビタミンA及び/又は不活性油か
らの混合物にビタミンDを添加することにより得られる
ビタミンD、ビタミンE及びビタミンAもしくは不活性
油又はビタミンAと不活性油との混合物から成る混合物
を、水中に乳化させ、この際、成分a)及びb)の乳化
は、その都度、 c)1種以上の保護コロイド、 d)場合によっては1種以上の糖及び/又は糖アルコー
ル及び e)場合によっては他の添加剤 の存在下に行い、引き続き、これらのエマルジヨンを混
合し、この混合物を、場合によっては被覆剤の存在下に
乾燥させて、安定なビタミン乾燥粉末を製造する。
【0009】文献公知の方法によるビタミン混合物の調
製を行い、その後、先ず脂溶性ビタミンを混合し、引き
続き、水性保護コロイド中に導入乳化し、均質化し、最
後に乾燥させる場合に、次の現象が観察できる:乳化工
程の前に製造されたビタミンKとビタミンA及び/又は
ビタミンEとからの油性混合物は、自然に深紅色を示
す。この紅色は、使用技術的観点から一般には望ましく
ない。
【0010】更に、その中のビタミンEが70重量%以
上の割合であるビタミンEとビタミンDとの混合物は、
ビタミンDを著しく分解することが判明している。従っ
て、例えばビタミンE99.6重量部及びビタミンD0.
4重量部からなる混合物では、約50%のビタミンDの
活性損失が測定された。
【0011】本発明の方法を用いると、この安定性の問
題が除かれ、乾燥粉末の色が所望に応じて制御すること
ができる。従って、一方でビタミンKの、及び他方でビ
タミンA、D及び/又はEの混合物の別々の乳化によ
り、これらビタミンの固有色が残って得られる。製造さ
れた双方のエマルジヨンを引き続き混合しても、それら
の明るい黄色は更に保持される。
【0012】多量のビタミンEの存在下でのビタミンD
の意想外な活性損失は、本発明により、次のようにして
避けることができた:ビタミンDを先ずビタミンA及び
/又は不活性油中に溶かし、得られる溶液に、引き続き
ビタミンEを、ビタミンA及び/又は不活性油の重量部
がビタミンE重量部の少なくとも25%、好ましくは5
0%以上、殊に100%以上になるような量で加える。
ビタミンDの安定化のためのもう一つ変法によれば、ビ
タミンEの濃度を先ず、少なくとも25重量%、好まし
くは50重量%以上のビタミンA及び/又は不活性油で
の希釈により低め、引き続き、この混合物にビタミンD
を加える。
【0013】特定の使用分野にとって、例えば食料品又
は医薬品の着色のためには、前記の紅色のビタミン混合
物の安定な調製物は有利である。このような生成物は本
発明の方法を用いて、次のようにして得られる: a)a1)ビタミンDを不活性油及び/又はビタミンA
中に溶かし、ビタミンE及びビタミンKを混合するか又
は a2)ビタミンE及びビタミンK並びにビタミンA及び
/又は不活性油からの混合物にビタミンDを加えること
により得られるビタミンD、ビタミンE及びビタミンK
並びにビタミンAもしくは不活性油又はビタミンAと不
活性油との混合物から成る混合物を、 c)1種以上の保護コロイド、 d)場合によっては1種以上の糖及び/又は糖アルコー
ル及び e)場合によっては他の添加剤 の存在下に、水中に乳化させ、このエマルジヨンを、場
合によっては被覆剤の存在で乾燥させて、安定なビタミ
ン乾燥粉末を製造する。
【0014】方法工程a1)又はa2)によるこの製造
変法もビタミンDの安定性を確保する一方で、乳化工程
の前のビタミンEとビタミンKとの混合により、暗紅色
の油状物が得られ、この色は後のエマルジヨン並びに乾
燥の後に得られる乾燥粉末を特徴付ける。
【0015】本発明による双方の変法で使用される脂溶
性ビタミンの混合物は、ビタミンA及び/又は不活性油
5〜90重量%、ビタミンE5〜90重量%、ビタミン
D0.01〜1重量%及びビタミンK0.1〜10重量
%の組成を有し、ここで、各成分の重量%記載の合計は
100%になる。
【0016】前記の方法の特別な1実施形は、このビタ
ミン混合物がビタミンA及び/又は不活性油25〜70
重量%、ビタミンE30〜70重量%、ビタミンD0.
05〜0.4重量%及びビタミンK2〜8重量%を含有
する(ここで、各成分の重量%の合計は100%であ
る)特徴を有する。
【0017】前記の二つの本発明による方法は、脂溶性
ビタミンA、D、E及びKの、並びにビタミンD、E及
びKの混合物の安定なエマルジヨン及び乾燥粉末を生じ
るので、次の3成分、即ちビタミンA、D、Kの、ビタ
ミンA、E、Kの、並びにビタミンA、D、Eの3成分
組成物の安定性の問題を解決することもその課題であっ
た。
【0018】この課題は、次の安定なビタミンエマルジ
ヨン及び乾燥粉末の製造法により解決された: 1)ビタミンA、D及びKの3成分組成物を得るため
に、それぞれ別々に、水中に、 a)ビタミンK及び b)ビタミンDとビタミンAとの混合物を乳化させ、そ
の際、成分a)及びb)の乳化は、その都度、 c)1種以上の保護コロイド、 d)場合により1種以上の糖及び/又は糖アルコール及
び e)場合により他の添加剤 の存在下に行い、引き続き、これらエマルジヨンを混合
し、この混合物を、場合によっては被覆剤の存在下に乾
燥させて、安定なビタミン乾燥粉末を製造する。
【0019】2)ビタミンA、D及びK3成分組成物を
得るために、 a)ビタミンA、ビタミンK及びビタミンDの混合物
を、 c)1種以上の保護コロイド、 d)場合により1種以上の糖及び/又は糖アルコール及
び e)場合により他の添加剤 の存在下に、水中に乳化させ、引き続き、このエマルジ
ヨンを場合によっては被覆剤の存在下に乾燥させて、安
定なビタミン乾燥粉末を製造する。
【0020】3)ビタミンA、E及びKの3成分組成物
を得るために、それぞれ別々に、 a)ビタミンK及び b)ビタミンAとビタミンEとの混合物を、水中に乳化
させ、その際、成分a)及びb)の乳化を、その都度、 c)1種以上の保護コロイド、 d)場合により1種以上の糖及び/又は糖アルコール及
び e)場合により他の添加剤 の存在下に行い、引き続き、これらエマルジヨンを混合
し、この混合物を、場合によっては被覆剤の存在下に乾
燥させて、安定なビタミン乾燥粉末を製造する。
【0021】4)ビタミンA、E及びKの3成分組成物
を得るために、 a)ビタミンA、ビタミンE及びビタミンKからの混合
物を、 c)1種以上の保護コロイド、 d)場合により1種以上の糖及び/又は糖アルコール及
び e)場合により他の添加剤 の存在下に、水中に乳化させ、このエマルジヨンを、場
合によっては被覆剤の存在下に乾燥させて、安定なビタ
ミン乾燥粉末を製造する。
【0022】5)ビタミンA、D及びEの3成分組成物
を得るために、 a)a1)ビタミンDを不活性油及び/又はビタミンA
中に溶かし、ビタミンEと混合するか又は a2)ビタミンE及びビタミンA及び/又は不活性油か
らの混合物にビタミンDを加えることにより得られるビ
タミンD、ビタミンE及びビタミンAもしくは不活性油
又はビタミンAと不活性油との混合物から成る混合物
を、 c)1種以上の保護コロイド、 d)場合によっては1種以上の糖及び/又は糖アルコー
ル及び e)場合によっては他の添加剤 の存在下に、水中に乳化させ、このエマルジヨンを、場
合によっては被覆剤の存在で乾燥させて、安定なビタミ
ン乾燥粉末を製造する。
【0023】本発明の方法1)及び2)で使用される脂
溶性ビタミンの混合物は、ビタミンA70〜98重量
%、ビタミンD0.01〜1重量%及びビタミンK 2
〜30重量%の組成を有する。
【0024】方法3)及び4)で使用される脂溶性ビタ
ミンの混合物は、次の組成:ビタミンA5〜90重量
%、ビタミンE5〜90重量%及びビタミンK0.1〜
10重量%を有する。
【0025】本発明の方法5)で使用されるビタミン混
合物は、ビタミンA及び/又は不活性油5〜90重量
%、ビタミンE5〜90重量%及びビタミンD0.01
〜1重量%の組成を有する(ここで、前記の各成分の重
量%は合計して100%になる)。
【0026】定義によるビタミンA、D、E及びKから
の群からの3成分より成る脂溶性ビタミンのエマルジヨ
ン及び乾燥粉末を製造するための前記の5変法の全て
は、それらの色をそれぞれの本発明による特別な乳化法
により所望のように調節することのできる安定な生成物
をもたらす。
【0027】本発明の方法の実施の際に、第1の工程
で、脂溶性ビタミンを混合し、その際、ビタミン組合せ
A、D、E、K;D、E、K;A、D、E並びにDとE
の場合に、差し当たりビタミンA及び/又は不活性油中
のビタミンDの溶液の製造を、例えば約40〜80℃、
好ましくは50〜70℃の高い温度で行う。その後、こ
の溶液に残りのビタミンを加え、50〜70℃で水性保
護コロイド溶液中に導入乳化させる。
【0028】ビタミンEの濃度を低下させるために、差
し当たり、ビタミンEにビタミンA、ビタミンK及び/
又は不活性油を前記の温度で混合し、かつ、初めてこの
混合物にビタミンDを加え、引き続きこれを水性保護コ
ロイド溶液中に導入乳化させることもできる。
【0029】ビタミンKの存在下にビタミンエマルジヨ
ンの紅色化が望ましくない場合には、ビタミンKをも、
ビタミンA、E及び/又はD及び場合によっては不活性
油からなる混合物をも、それぞれ別々に前記の条件下に
乳化させ、かつ、これらエマルジヨンを引き続き混合す
るのが有利である。
【0030】エマルジヨンの均質化及び水を用いる相応
する希釈による50〜300cp、有利には70〜15
0cpの粘度への調節の後に、エマルジヨンは、慣用法
で、例えばスプレー乾燥又はスプレー冷却又は不活性の
被覆(コーテイング)−物質の使用下におけるスプレー
塔中でのエマルジヨンのスプレー、被覆された粒子の収
集及び流動層中での乾燥により、粉末状調製物に変換す
ることができる。
【0031】本発明の方法で製造された安定なビタミン
乾燥粉末は、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE及び
/又はビタミンK及び/又は不活性油から成る混合物3
〜40重量%、保護コロイド5〜40重量%、糖及び/
又は糖アルコール0〜30重量%、被覆物質0〜70重
量%及び場合によっては他の添加剤0〜25重量%を含
有する(ここで、各成分の重量%の合計は100%にな
る)。
【0032】「不活性油」とは、生理学的に認容性の
油、例えばゴマ油、トウモロコシ種子油、綿実油、ココ
ナツ油、大豆油又は落花生油並びに中程度の連鎖長の植
物脂肪酸のエステルと理解すべきである。
【0033】保護コロイドとしては、例えばゼラチン、
魚ゼラチン、澱粉、デキストリン、植物蛋白質、ペクチ
ン、アラビアゴム、カゼイン、カゼイナート又はこれら
の混合物が使用され、この際、ゼラチン、アラビアゴ
ム、植物蛋白質及び/又は変性澱粉が有利に使用され
る。しかしながら、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン、メチルセルローズ、カルボキシメチルセル
ローズ、ヒドロキシプロピルセルロース及びアルギン酸
塩も可能な保護コロイドと考えられる。更なる詳細に関
しては、R.A.Morton,Fat Soluble Vitamins,Intern.E
ncyclopedia of Food and Nutrition,Bd.9,Pergamo
n Press 1970、128−131頁に記載されている。
最終生成物の機械的安定性を高めるためには、このコロ
イドに軟化剤、例えば糖又は糖アルコール、例えばサッ
カロース、グルコース、フラクトース、ラクトース、転
化糖、ソルビット、マンニット、マルトデキストリン又
はグリセリンを添加するのが有利である。本発明方法の
有利な実施形では、サッカロース、ラクトース及び/又
はマルトデキストリンが使用される。
【0034】他の添加物としては、酸化性分解に対する
有効物質の安定性を高めるために、安定剤、例えばt−
ブチルヒドロキシ−トルエン、t−ブチルヒドロキシア
ニソール、アスコルビン酸又は6−エトキシ−1,2−
ジヒドロ−2,2,4−トリメチルキノリン(Ethoxyqu
in)を添加することができる。これらはビタミン及び場
合によっては付加的な乳化剤と一緒に水性保護コロイド
溶液中に導入乳化されるのが有利である。乳化剤として
は、例えばアスコルビルパルミテート、ポリグリセリン
−脂肪酸エステル、ソルビタン−脂肪酸エステル、プロ
ピレングリコール−脂肪酸エステル又はレシチンを使用
することができる。
【0035】被覆−又はコーテイング物質の概念は、そ
れを用いてビタミン乾燥粉末が物理的に安定にされる化
合物、例えば澱粉及び/又は澱粉誘導体並びに珪酸及び
/又は珪酸誘導体を意味する。食料品分野での有利な被
覆物質は、澱粉及び澱粉誘導体、殊にトウモロコシ−又
は米澱粉である。
【0036】本発明による調製物は、食料品及び医薬品
への添加物としても、動物飼料にも使用できる。特定の
場合には、この製造されたエマルジヨンは差し当たり乾
燥粉末に変換することなしに、直接そのものとして使用
するのも好適である。
【0037】
【実施例】次の実施例で本発明方法の実施を詳説する。
【0038】例1: a)ビタミン混合物の製造 ビタミンD 1.7g(40000000IU/g)
を撹拌下に、65℃で、予備加熱されたビタミンA−パ
ルミテート500g(1700000IU/g)中に溶
かし、引き続き、d,l−α−トコフェロール500g
(1100IU/g)及びビタミンK 45gを65
℃で加えた。
【0039】b)エマルジヨンの製造:アラビアゴム2
kg及びサッカロース2kgを、65℃で乳化容器中で
蒸留水9kg中に溶かした。30分間の撹拌の後に、ビ
タミン混合物を加え、この混合物を更に2時間均質化さ
せた。引き続き、このエマルジヨンを水で約100cp
の粘度になるまで希釈し、スプレー塔中で、澱粉で被覆
し、乾燥させた。
【0040】次のビタミン含量を有する黄褐色ビタミン
−乾燥粉末が得られた: ビタミンA−パルミテート 91000IU/g ビタミンD 7090IU/g ビタミンK 0.41% d,l−α−トコフェノール 4.88% 。
【0041】例2: a)ビタミン混合物の製造 ビタミンD 1.7g(40000000IU/g)
を、65℃で撹拌下に、d,l−α−トコフェロール5
00g(1100IU/g)中に溶かし、引き続きビタ
ミンA−パルミテート500g(1700000IU/
g)を65℃で加えた。
【0042】b)エマルジヨンの製造:アラビアゴム2
kg及びサッカロース2kgを、65℃で乳化容器中で
蒸留水9kg中に溶かした。30分間の撹拌の後に、こ
の溶液500gを1リットル反応器中に移し、ビタミン
45gと共に均質化させた。残りの保護コロイド
−溶液にa)からのビタミン−混合物を加え、約2時間
均質化させた。別の乳化容器中で双方のエマルジヨンを
ゆっくり混合し、水で約100cpの粘度まで希釈し、
澱粉で被覆し、スプレー塔中で乾燥させた。
【0043】次のビタミン含量を有する黄褐色ビタミン
−乾燥粉末が得られた: ビタミンA−パルミテート 72000IU/g ビタミンD 3340IU/g ビタミンK 0.44% d,l−α−トコフェノール 4.17% ビタミンDの含量は、当初に使用した量の約50%に
減少した。
【0044】例3 a)ビタミン混合物の製造 ビタミンD 1.7g(40000000IU/g)
を撹拌下に、65℃に予備加熱されたビタミンA−パル
ミテート500g(1700000IU/g)中に溶か
し、引き続き、d,l−α−トコフェロール500g
(1100IU/g)を加えた。
【0045】b)エマルジヨンの製造:アラビアゴム2
kg及びサッカロース2kgを、65℃で、乳化容器中
で、蒸留水9kg中に溶かした。30分間の撹拌の後
に、この溶液500gを1リットル反応器中に移し、ビ
タミンK45gと一緒に均質化した。残りの保護コロ
イド溶液にa)からのビタミン混合物を加え約2時間均
質化した。別の乳化容器中で、双方のエマルジヨンをゆ
っくり混合し、水で約100cpの粘度になるまで希釈
し、スプレー塔中で、澱粉で被覆し、乾燥させた。
【0046】淡黄色ビタミン乾燥粉末は、次のビタミン
含量を有した: ビタミンA−パルミテート 103000IU/g ビタミンD 7540IU/g ビタミンK 0.49% d,l−α−トコフェノール 4.68% 。
【0047】例4: a)ビタミン混合物の製造 ビタミンD 1.7g(40000000IU/g)
を撹拌下に、分別されたココナツ油65g中に溶かし、
引き続き65℃に加熱されたビタミンA−パルミテート
500g(1700000IU/g)とd,l−α−ト
コフェロール500g(1100IU/g)とからの混
合物を加えた。
【0048】b)エマルジヨンの製造:アラビアゴム2
kg及びサッカロース2kgを、65℃で、乳化容器中
で、蒸留水9kg中に溶かした。30分間撹拌の後に、
この溶液500gを1リットル反応器中に移し、ビタミ
ンK 45gと一緒に均質化した。残りの保護コロイ
ド−溶液に、a)からのビタミン混合物を加え、約2時
間均質化した。別の乳化容器中で、双方のエマルジヨン
をゆっくり混合し、水で約100cpの粘度になるまで
希釈し、スプレー塔中で、澱粉で被覆し、乾燥させた。
【0049】淡黄色ビタミン乾燥粉末は、次のビタミン
含量を有した: ビタミンA−パルミテート 71600IU/g ビタミンD 5850IU/g ビタミンK 0.36% d,l−α−トコフェノール 3.96% 。
【0050】例5 a)ビタミン混合物の製造 ビタミンD 1.2g(40000000IU/g)
を撹拌下に、ビタミンA−パルミテート350g(17
00000IU/g)中に65℃で溶かし、引き続き、
d,l−α−トコフェロール350g(1100IU/
g)を加えた。
【0051】b)エマルジヨンの製造:ナトリウムオク
テニル−スクシネートで変性された澱粉1.4kg及び
サッカロース1.4kgを、65℃で、乳化容器中で、
蒸留水6.3kg中に溶かした。30分間の撹拌の後
に、この溶液500gを1リットル反応器中に移し、ビ
タミンK 33gと一緒に均質化した。残りの保護コ
ロイド溶液にa)からのビタミン混合物を加え、約2時
間均質化した。別の乳化容器中で、双方のエマルジヨン
をゆっくり混合し、水で約100cpの粘度になるまで
希釈し、スプレー塔中で、澱粉で被覆し、乾燥させた。
【0052】淡黄色ビタミン−乾燥粉末は、次のビタミ
ン含量を有した: ビタミンA−パルミテート 85300IU/g ビタミンD 7080IU/g ビタミンK 0.44% d,l−α−トコフェノール 4.78% 。
【0053】例6: a)ビタミン混合物の製造 ビタミンD 2.6g(40000000IU/g)
を撹拌下に、65℃で予備加熱されたビタミンA−パル
ミテート750g(1700000IU/g)中に溶か
し、引き続き、65℃でd,l−α−トコフェロール7
50g(1100IU/g)を加えた。
【0054】b)エマルジヨンの製造:カゼイン酸ナト
リウム2kg及びサッカロース4kgを、65℃で、乳
化容器中で、蒸留水7kg中に溶かした。30分間の撹
拌の後に、この溶液500gを1リットル反応器中に移
し、ビタミンK 68gと一緒に均質化した。残りの
保護コロイド溶液にa)からのビタミン混合物を加え、
約2時間均質化した。別の乳化容器中で、双方のエマル
ジヨンをゆっくり混合し、水で約100cpの粘度にな
るまで希釈し、スプレー塔中で、澱粉で被覆し、乾燥さ
せた。
【0055】淡黄色ビタミン乾燥粉末は次のビタミン含
量を有した: ビタミンA−パルミテート 86500IU/g ビタミンD 6950IU/g ビタミンK 0.47% d,l−α−トコフェノール 4.8% 。
【0056】例7: ビタミン混合物の製造 ビタミンD 1.7g(40000000IU/g)
を、撹拌下に65℃で、d,l−α−トコフェロール5
00g(1100IU/g)中に溶かし、引き続き、6
5℃に加熱されたビタミンA−パルミテート500g
(1700000IU/g)を加えた。
【0057】引き続き、この混合物を4℃まで冷却し、
この温度で2週間貯蔵した。4日又は10日の後に、混
合物中のビタミンの含量を測定した。
【0058】 4日: 計算値 測定値 ビタミンA−パルミテート 850000IU/g 848000IU/g ビタミンD 66000IU/g 33500IU/g d,l−α−トコフェロール 49.9% 50.0% 10日: 計算値 測定値 ビタミンD 66000IU/g 33500IU/g 例8:第1表に記載の量のビタミンD(400000
00IU/g)又は分別されたココナツ油中のビタミン
の溶液を、撹拌下に65℃で、種々の量のd,l−
α−トコフェロール(1100IU/g)と混合した。
この混合物の1試料を調製の直後に、そのビタミンD−
含量に関して分析した。残りのビタミン混合物の半分を
65℃で24時間、かつ第2の半分を5℃で24時間貯
蔵した。引き続き、双方の半分をそのビタミンD−含
量に関して検査した。
【0059】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 9/107 A61K 9/107 E 9/14 31/07 31/07 31/12 31/12 31/355 ADL 31/355 ADL 31/595 ADF 31/595 ADF B01J 13/00 A B01J 13/00 A61K 9/14 G (72)発明者 イェス エレニウス オレセン デンマーク国 コペンハーゲン エムドロ プヴェイ 66 (72)発明者 アンネ グレイエ トウビアセン デンマーク国 スネッカーステン ストル ブイェルクヴェイ 24

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 安定なビタミンエマルジヨン又は安定な
    ビタミン乾燥粉末を製造するために、それぞれ別々に、 a)ビタミンK及び b)b1)ビタミンDを不活性油及び/又はビタミンA
    中に溶かし、ビタミンEと混合するか又は b2)ビタミンE及びビタミンA及び/又は不活性油の
    混合物にビタミンDを添加することにより得られるビタ
    ミンD、ビタミンE及びビタミンAもしくは不活性油又
    はビタミンAと不活性油との混合物から成る混合物を、
    水中に乳化させ、この際、成分a)及びb)の乳化は、
    その都度、 c)保護コロイド1種以上、 d)場合によっては1種以上の糖及び/又は糖アルコー
    ル及び e)場合によっては他の添加剤 の存在下に行ない、引き続き、これらのエマルジヨンを
    混合し、この混合物を、場合によっては被覆剤の存在下
    に乾燥させて、安定なビタミン乾燥粉末を製造すること
    を特徴とする、安定なビタミンエマルジヨン又は安定な
    ビタミン乾燥粉末を製造する方法。
  2. 【請求項2】 安定なビタミンエマルジヨン又は安定な
    ビタミン乾燥粉末を製造するために、 a)a1)ビタミンDを不活性油及び/又はビタミンA
    中に溶かし、ビタミンE及びビタミンKと混合するか又
    は a2)ビタミンE及びビタミンK及びビタミンA及び/
    又は不活性油の混合物にビタミンDを添加することによ
    り得られるビタミンD、ビタミンE及びビタミンK及び
    ビタミンAもしくは不活性油又はビタミンAと不活性油
    との混合物から成る混合物を、 c)1種以上の保護コロイド、 d)場合により1種以上の糖及び/又は糖アルコール及
    び e)場合により他の添加剤の存在下に、 水中に乳化させ、このエマルジヨンを、場合により被覆
    剤の存在下に乾燥させて、安定なビタミン−乾燥粉末を
    製造することを特徴とする、安定なビタミンエマルジヨ
    ン又は安定なビタミン乾燥粉末を製造する方法。
  3. 【請求項3】 ビタミン混合物は、ビタミンA及び/又
    は不活性油5〜90重量%、ビタミンE5〜90重量
    %、ビタミンD0.01〜1重量%及びビタミンK0.1
    〜10重量%を含有する(ここで、各成分の重量%の合
    計は100になる)、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 ビタミン混合物は、ビタミンA及び/又
    は不活性油25〜70重量%、ビタミンE30〜70重
    量%、ビタミンD0.05〜0.4重量%及びビタミンK
    2〜8重量%を含有する(ここで、各成分の重量%の合
    計は100になる)、請求項1から3のいずれか1項に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 安定なビタミンエマルジヨン又は安定な
    ビタミン乾燥粉末を製造するために、それぞれ別々に、
    水中に、 a)ビタミンK及び b)ビタミンD及びビタミンAの混合物を乳化させ、こ
    の際、成分a)及びb)の乳化は、その都度、 c)1種以上の保護コロイド、 d)場合により1種以上の糖及び/又は糖アルコール及
    び e)場合により他の添加剤 の存在下に行い、引き続き、これらのエマルジヨンを混
    合し、この混合物を、場合により被覆剤の存在下に乾燥
    させて、安定なビタミン乾燥粉末を製造することを特徴
    とする、安定なビタミンエマルジヨン又は安定なビタミ
    ン乾燥粉末を製造する方法。
  6. 【請求項6】 安定なビタミンエマルジヨン又は安定な
    ビタミン乾燥粉末を製造するために、 a)ビタミンA、ビタミンK及びビタミンDからの混合
    物を、 c)1種以上の保護コロイド、 d)場合により1種以上の糖及び/又は糖アルコール及
    び e)場合により他の添加剤 の存在下に、水中に乳化させ、このエマルジヨンを、場
    合により被覆剤の存在下に乾燥させて、安定なビタミン
    乾燥粉末を製造することを特徴とする、安定なビタミン
    エマルジヨン又は安定なビタミン乾燥粉末を製造する方
    法。
  7. 【請求項7】 ビタミン混合物は、ビタミンA70〜9
    8重量%、ビタミンD0.01〜1重量%及びビタミン
    K2〜30重量%を含有する(ここで、各成分の重量%
    の合計は100になる)、請求項5又は6に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 安定なビタミンエマルジヨン又は安定な
    ビタミン乾燥粉末を製造するために、それぞれ別々に、
    水中に、 a)ビタミンK及び b)ビタミンA及びビタミンEの混合物をを乳化させ、
    この際、成分a)及びb)の乳化は、その都度、 c)1種以上の保護コロイド、 d)場合により1種以上の糖及び/又は糖アルコール及
    び e)場合により他の添加剤 の存在下に行い、引き続き、これらのエマルジヨンを混
    合し、この混合物を、場合により被覆剤の存在下に乾燥
    させて、安定なビタミン乾燥粉末を製造することを特徴
    とする、安定なビタミンエマルジヨン又は安定なビタミ
    ン乾燥粉末を製造する方法。
  9. 【請求項9】 安定なビタミンエマルジヨン又は安定な
    ビタミン乾燥粉末を製造するために、 a)ビタミンA、ビタミンE及びビタミンKからの混合
    物を、 c)1種以上の保護コロイド、 d)場合により1種以上の糖及び/又は糖アルコール及
    び e)場合により他の添加剤 の存在下に、水中に乳化させ、このエマルジヨンを、場
    合により被覆剤の存在下に乾燥させて、安定なビタミン
    乾燥粉末を製造することを特徴とする、安定なビタミン
    エマルジヨン又は安定なビタミン乾燥粉末を製造する方
    法。
  10. 【請求項10】 ビタミン混合物は、ビタミンA5〜9
    0重量%、ビタミンE5〜90重量%及びビタミンK
    0.1〜10重量%を含有する(ここで、各成分の重量
    %の合計は100となる)、請求項8又は9に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 安定なビタミンエマルジヨン又は安定
    なビタミン乾燥粉末を製造するために、 a)a1)ビタミンDを不活性油及び/又はビタミン
    A)中に溶かし、ビタミンEと混合するか又は a2)ビタミンE及びビタミンA及び/又は不活性油か
    らの混合物にビタミンDを添加することにより得られる
    ビタミンD、ビタミンE及びビタミンAもしくは不活性
    油又はビタミンAと不活性油との混合物から成る混合物
    を、 c)1種以上の保護コロイド、 d)場合により1種以上の糖及び/又は糖アルコール及
    び e)場合により他の添加剤の存在下に、水中に乳化さ
    せ、このエマルジヨンを、場合により被覆剤の存在下に
    乾燥させて、安定なビタミン乾燥粉末を製造することを
    特徴とする、安定なビタミンエマルジヨン又は安定なビ
    タミン乾燥粉末を製造する方法。
  12. 【請求項12】 ビタミン混合物は、ビタミンA及び/
    又は不活性油5〜90重量%、ビタミンE5〜90重量
    %及びビタミンD0.01〜1重量%を含有する(ここ
    で、各成分の重量%の合計は100になる)、請求項1
    1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 保護コロイドとしてゼラチン、アラビ
    アゴム、植物タンパク質及び/又は変性澱粉を、糖とし
    てサッカロース、ラクトース及び/又はマルトデキスト
    リンを、かつ被覆剤としてトウモロコシ澱粉及び/又は
    米澱粉を使用する、請求項1から12のいずれか1項に
    記載の方法。
  14. 【請求項14】 ビタミンA、D、E及び/又はKなる
    用語には、これらの誘導体及び/又は混合物をも包含す
    る、請求項1から13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 請求項1又は2に記載の方法で得られ
    る安定なビタミンエマルジヨン又は安定なビタミン乾燥
    粉末。
  16. 【請求項16】 請求項5又は6に記載の方法で得られ
    る安定なビタミンエマルジヨン又は安定なビタミン乾燥
    粉末。
  17. 【請求項17】 請求項8又は9に記載の方法で得ら
    れる安定なビタミンエマルジヨン又は安定なビタミン乾
    燥粉末。
  18. 【請求項18】 請求項11に記載の方法で得られる安
    定なビタミンエマルジヨン又は安定なビタミン乾燥粉
    末。
  19. 【請求項19】 請求項15から18のいずれか1項に
    記載の安定なビタミンエマルジヨン又は安定なビタミン
    乾燥粉末を食料品、医薬品及び/又は動物飼料への添加
    物として使用すること。
  20. 【請求項20】 請求項15から18のいずれか1項に
    記載の安定なビタミンエマルジヨン又は安定なビタミン
    乾燥粉末を含有する食料品、医薬品及び/又は動物飼
    料。
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