JPH1050229A - 内部磁気シールドを有する陰極線管 - Google Patents

内部磁気シールドを有する陰極線管

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JPH1050229A
JPH1050229A JP20201996A JP20201996A JPH1050229A JP H1050229 A JPH1050229 A JP H1050229A JP 20201996 A JP20201996 A JP 20201996A JP 20201996 A JP20201996 A JP 20201996A JP H1050229 A JPH1050229 A JP H1050229A
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JP
Japan
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magnetic shield
support frame
frame
ray tube
internal magnetic
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JP20201996A
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Mitsuru Watanabe
満 渡辺
Takashi Kato
孝 加藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サポートフレーム6への内部磁気シールド7
の取付けにスプリングを用い、かつ、簡単な手段の採用
によりスプリングの脱落を防止するようにした内部磁気
シールドを有する陰極線管を提供する。 【解決手段】 パネル内部に装着される長方形枠状のサ
ポートフレーム6と、サポートフレーム6の枠体6aに
鍔部7aが固定される略台形状の内部磁気シールド7と
を備え、サポートフレーム枠体6a及び内部磁気シール
ド鍔部7aの対向個所にそれぞれ設けた複数の取付孔に
略Ω形スプリングを嵌合弾圧させ、サポートフレーム6
に内部磁気シールド7を固定させる陰極線管において、
略Ω形スプリングを取付孔に嵌合弾圧させる際に、その
嵌合弾圧方向がサポートフレーム枠体6aの辺の長さ方
向に一致しないように設定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部磁気シールド
を有する陰極線管に係わり、特に、輸送時等に陰極線管
に大きな振動や衝撃が加わった際に、サポートフレーム
に内部磁気シールドを取付けているスプリングの脱落を
防ぐようにした内部磁気シールドを有する陰極線管に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、テレビジョン受像機用カラー陰
極線管やモニタディスプレイ用カラー陰極線管等の陰極
線管においては、陰極線管内を伝搬する電子ビームが地
磁気等の外部磁界の影響を受けないように、陰極線管の
パネル部及びファンネル部の内面に台形状の内部磁気シ
ールドを配置している。
【0003】この内部磁気シールドは、通常、略台形状
のもので、パネル部内に装着され、シャドウマスク等を
支持している長方形枠状のサポートフレームに取付けら
れている。サポートフレーム枠体に対する台形状の内部
磁気シールドの取付けは、略台形状の内部磁気シールド
に鍔部を設け、サポートフレーム枠体と内部磁気シール
ド鍔部とが対向する複数の個所にそれぞれ取付孔を設
け、これらの取付孔に略Ω形板状スプリングを嵌合弾圧
させて行っているものである。
【0004】ここで、図4は、既知の内部磁気シールド
を有する陰極線管において、内部磁気シールドに関連す
る部分の一部を示す構成図であって、(a)はサポート
フレームの形状の一例を示す平面図、(b)は略Ω形板
状スプリングの形状の一例を示す側面図、(c)は略Ω
形板状スプリングを用いてサポートフレーム枠体に内部
磁気シールド鍔部を取付けた状態を示す断面図である。
【0005】図4(a)乃至(c)において、41はサ
ポートフレーム、42はサポートフレーム枠体、43は
枠体42に設けられた長方形状の取付孔、44は略Ω形
板状スプリング、45は内部磁気シールドの鍔部、46
は鍔部45に設けられた長方形状の取付孔である。
【0006】図4(a)に示されるように、サポートフ
レーム41は略長方形枠状のものであって、その枠体4
2に複数の長方形状の取付孔43が設けられている。一
方、図4には図示されていないが、略台形状の内部磁気
シールドには枠体42とほぼ同一形状、同一寸法の鍔部
45が設けられ、その鍔部45には枠体42側の複数の
長方形状の取付孔43に対向した個所に複数の長方形状
の取付孔46が設けられている。
【0007】また、図4(b)に示されるように、略Ω
形板状スプリング44は、細長い板状のスプリング材を
長さ方向に屈曲させて略Ω形にしたもので、丸形の頭部
44aと、頭部44aに連なる頸部44bと、拡がった
状態の保持部44cとからなっている。
【0008】そして、図4(c)に示されるように、サ
ポートフレーム41への内部磁気シールドの取付けは、
サポートフレーム枠体42と内部磁気シールドの鍔部4
5とを対向させ、そのとき重なり合った枠体42側の長
方形状の取付孔43及び鍔部45側の長方形状の取付孔
46のそれぞれに、双方の取付孔43、46の長手方向
と略Ω形板状スプリング44の長手方向を一致させた状
態で、略Ω形板状スプリング44の頭部44aを略Ω形
板状スプリング44の弾性力に抗して挿入し、重なり合
った取付孔43及び取付孔46を略Ω形板状スプリング
44の頸部44bに対応する位置に保持させるようにす
れば、サポートフレーム41に内部磁気シールドが嵌合
弾圧され、サポートフレーム41に対する内部磁気シー
ルドの取付けが行われるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記既知の内部磁気シ
ールドを有する陰極線管は、輸送時やセットへの組込時
等において比較的大きな振動や衝撃が加わることがあ
る。この場合、内部磁気シールドは、略Ω形板状スプリ
ング44の弾性力によってサポートフレーム41に取付
けられているものであるが、陰極線管に比較的大きな振
動や衝撃が加わった際に、その振動や衝撃の印加方向が
略Ω形板状スプリング44の加圧方向(長さ方向)と略
一致する場合が多いことから、その振動や衝撃がサポー
トフレーム41に内部磁気シールドを取付けている略Ω
形板状スプリング44に直接加わるようになり、その力
が瞬間的に略Ω形板状スプリング44の弾性力に超える
ことがある。
【0010】図5は、かかる大きな力がサポートフレー
ムと内部磁気シールドとの取付部に印加された際の状態
の一例を示す断面図である。
【0011】図5に示されるように、前記既知の内部磁
気シールドを有する陰極線管に、大きな力がサポートフ
レーム41と内部磁気シールドとの取付部分に印加され
たとき、略Ω形板状スプリング44の弾性力を超える力
によって略Ω形板状スプリング44が大きく変形し、そ
の変形時に、略Ω形板状スプリング44の頭部44aが
双方の取付孔43、46から離脱し、略Ω形板状スプリ
ング44が陰極線管内に落ちるようにある。
【0012】このように、前記既知の内部磁気シールド
を有する陰極線管は、輸送時やセットへの組込時等にお
いて比較的大きな振動や衝撃が加わったとき、サポート
フレーム41に内部磁気シールドを取付けている略Ω形
板状スプリング44が脱落する場合があるという問題を
有している。
【0013】もっとも、かかる略Ω形板状スプリング4
4の脱落を防止するには、サポートフレーム41と内部
磁気シールドとの取付部分を点溶接すればよいが、この
ような点溶接を行った場合には、その分、内部磁気シー
ルドを有する陰極線管の製造工程が増え、同時に、陰極
線管の製造コストが増大してしまうという新たな問題が
生じるようになる。
【0014】本発明は、これらの問題点を解決するもの
で、その目的は、サポートフレームへの内部磁気シール
ドの取付けにスプリングを用い、かつ、簡単な手段の採
用によりスプリングの脱落を防止するようにした内部磁
気シールドを有する陰極線管を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による内部磁気シールドを有する陰極線管
は、パネル部内に装着されたサポートフレームに略Ω形
スプリングを用いて内部磁気シールドを取付ける場合、
略Ω形スプリングの嵌合弾圧方向が、サポートフレーム
枠体及び内部磁気シールド鍔部の辺の長さ方向に一致し
ないように設定した手段を具備する。
【0016】かかる手段によれば、略Ω形スプリングの
嵌合弾圧方向がサポートフレーム枠体の辺の長さ方向と
異なっていることから、陰極線管に比較的大きな振動や
衝撃が加わった際に、比較的大きな振動や衝撃が略Ω形
スプリングの加圧方向(長さ方向)に直接加わることが
なく、略Ω形スプリングが大きく変形して取付孔から脱
落することがない。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態において、内
部磁気シールドを有する陰極線管は、パネル内部に装着
される長方形枠状のサポートフレームと、サポートフレ
ームの枠体に鍔部が固定される略台形状の内部磁気シー
ルドとを備え、サポートフレーム枠体及び内部磁気シー
ルド鍔部の対向個所にそれぞれ設けた複数の取付孔に略
Ω形スプリングを嵌合弾圧させ、サポートフレームに内
部磁気シールドを固定させる陰極線管において、略Ω形
スプリングを取付孔に嵌合弾圧させる際に、その嵌合弾
圧方向がサポートフレーム枠体の辺の長さ方向に一致し
ないように設定しているものである。
【0018】この場合、本発明の実施の1つの形態にお
いては、サポートフレーム枠体及び内部磁気シールド鍔
部にそれぞれ円形状の複数の取付孔を設け、略Ω形スプ
リングを取付孔に嵌合弾圧させる際に、その嵌合弾圧方
向がサポートフレームの枠体の辺の長さ方向に一致しな
いように設定しているものである。
【0019】また、本発明の実施の他の形態において
は、サポートフレーム枠体及び内部磁気シールド鍔部の
各コーナー部にそれぞれ長方形状の取付孔を設け、長方
形状の取付孔の向きがサポートフレームの枠体の辺の長
さ方向に一致しないように設定しているものである。
【0020】この本発明の実施の形態によれば、サポー
トフレームに内部磁気シールドを固定するために、サポ
ートフレーム枠体に設けた複数の取付孔と内部磁気シー
ルドの鍔部に設けた複数の取付孔の対向するものにそれ
ぞれ略Ω形スプリングを嵌合弾圧させるとき、略Ω形ス
プリングの嵌合弾圧方向がサポートフレーム枠体及び内
部磁気シールドの鍔部の長さ方向と異なるように設定し
ているので、陰極線管に比較的大きな振動や衝撃が加わ
った場合に、比較的大きな振動や衝撃が略Ω形スプリン
グの加圧方向(長さ方向)に直接加わることがなくな
り、略Ω形スプリングの大きな変形によって、略Ω形ス
プリングが取付孔から脱落することを防止することがで
きる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0022】図1は、本発明による内部磁気シールドを
有する陰極線管の一実施例の概略構成を示す断面図であ
って、陰極線管がカラー陰極線管を構成している例を示
すものである。
【0023】図1において、1はパネル部、2はネック
部、3はファンネル部、4は螢光膜、5はシャドウマス
ク、5aはスカート部、5bは電子ビーム透過孔、6は
サポートフレーム、6aは枠体、6bは立設部、7は内
部磁気シールド、7aは鍔部、8は偏向ヨーク、9はピ
ュリテイ調整用マグネット、10はセンタービームスタ
ティックコンバーゼンス調整用マグネット、11はサイ
ドビームスタティックコンバーゼンス調整用マグネッ
ト、12は電子銃、13は電子ビームである。
【0024】そして、カラー陰極線管を構成する管体
(ガラスバルブ)は、前面側に配置され、フロントパネ
ルの内面に螢光膜4が形成されたパネル部1と、後部側
に配置され、電子銃12を収納している細長形状のネッ
ク部2と、パネル部1及びネック部2を連結する略漏斗
形状のファンネル部3とからなっている。パネル部1の
内側に固定配置されるシャドウマスク5は、そのスカー
ト部5aがパネル部1に装着されたサポートフレーム6
の立設部6bの内側に嵌合固定され、螢光膜4に対向配
置した状態に保持される。略台形状の内部磁気シールド
7は、鍔部7aがサポートフレーム6の枠体6aに取付
けられ、パネル部1とファンネル部3との連結部分の管
体の内側に配置される。偏向ヨーク8は、ファンネル部
3とネック部2の連結部分の管体の外側に装着される。
ネック部2の外側には、ピュリテイ調整用マグネット
9、センタービームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット10、サイドビームスタティックコンバーゼ
ンス調整用マグネット11が並設配置され、電子銃12
から放射された3本の電子ビーム13(図1では1本だ
けが示されている)は、偏向ヨーク8が発生する磁界に
より所定方向に偏向された後、シャドウマスク5に設け
てある多くの電子ビーム透過孔5bを通して螢光膜4に
おける対応する色の画素に到達するように構成されてい
る。
【0025】前記構成によるカラー陰極線管における動
作、即ち、画像表示動作は、既知のカラー陰極線管にお
ける画像表示動作と全く同じであるので、このカラー陰
極線管における画像表示動作については、その説明を省
略する。
【0026】次いで、図2は、図1に図示されたカラー
陰極線管に用いられる内部磁気シールドの構成の一例を
示す斜視図である。
【0027】図2において、7bは鍔部7aに設けられ
た取付孔、7cは(シャドウマスク側)開口、7dは小
径の(電子銃側)開口であって、その他、図1に示され
た構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付けて
いる。
【0028】図2に示されるように、略台形状の内部磁
気シールド7は、大径の開口7cの周縁に鍔部7aが形
成され、鍔部7aに複数の取付孔7bが設けられてい
る。この場合、取付孔7bの形状は、サポートフレーム
枠体6a側に設けられる複数の取付孔6cが長方形であ
る場合に長方形になり、複数の取付孔6cが丸形である
場合に丸形になる。そして、取付孔7bの形状が長方形
である場合に、その長手方向が枠体6aに設けられる長
方形の取付孔6cの長手方向に一致するように設けら
れ、しかも、取付孔7b及び取付孔6cの長手方向は、
それぞれ、枠体6a及び鍔部7aの長さ方向に一致しな
いように設けられる。
【0029】また、図3(a)乃至(d)は、図1に図
示されたカラー陰極線管に用いられるサポートフレーム
6の枠体6aに設けられる取付孔6cの種々の構成例を
示す平面図である。
【0030】図3(a)乃至(d)において、図1に示
された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付
けている。
【0031】まず、図3(a)に示される第1の例は、
枠体6aのそれぞれの辺の略中央部に1つづつ合計4つ
の長方形の取付孔6cを設けているもので、枠体6aの
長辺側における長方形の取付孔6cは、その長辺方向が
枠体6aの長さ方向に対して反時計方向に約30°の角
度をなすように設けられ、枠体6aの短辺側における長
方形の取付孔6cは、その長辺方向が枠体6aの長さ方
向に対して時計方向に約20°の角度をなすように設け
られる。
【0032】次に、図3(b)に示される第2の例は、
第1の例と同様に、枠体6aのそれぞれの辺の略中央部
に1つづつ合計4つの長方形の取付孔6cを設けている
もので、枠体6aの長辺側における長方形の取付孔6c
は、その長辺方向が枠体6aの長さ方向に対して反時計
方向に約30°の角度をなすように設けられ、枠体6a
の短辺側における長方形の取付孔6cは、その長辺方向
が枠体6aの長さ方向に対して反時計方向に約20°の
角度をなすように設けられる。
【0033】続く、図3(c)に示される第3の例は、
枠体6aのそれぞれのコーナーに1つづつ合計4つの長
方形の取付孔6cを設けているもので、枠体6aの左上
部及び右下部における長方形の取付孔6cは、その長辺
方向が枠体6aの長辺の長さ方向に対して反時計方向に
約45°の角度をなすように設けられ、枠体6aの右上
部及び左下部における長方形の取付孔6cは、その長辺
方向が枠体6aの長辺の長さ方向に対して反時計方向に
約135°の角度をなすように設けられる。
【0034】続いて、図3(d)に示される第4の例
は、枠体6aのそれぞれの辺の略中央部に1つづつ合計
4つの丸形の取付孔6cを設けているものである。
【0035】この場合、第1の例の構成を有するサポー
トフレーム6に取付けられる内部磁気シールド7は、枠
体6aと鍔部7aとを重ね合わせたとき、枠体6a側の
長方形の取付孔6cと鍔部7a側の長方形の取付孔7b
の配置位置及び長手方向の向きがそれぞれ一致するもの
が用いられ、重なり合った長方形の取付孔6cと長方形
の取付孔7bに、図4(b)に示されるような略Ω形板
状スプリング44を、その長手方向が双方の長方形の取
付孔6c及び長方形の取付孔7bの長手方向に一致する
ような角度で、頭部44aを略Ω形板状スプリング44
の弾性力に抗して挿入し、重なり合った長方形の取付孔
6c及び長方形の取付孔7bを頸部44bに対応する位
置に保持させるようにすれば、サポートフレーム6に内
部磁気シールド7が嵌合弾圧され、サポートフレーム6
に対する内部磁気シールド7の取付けが行われるもので
ある。
【0036】また、第2の例の構成を有するサポートフ
レーム6に取付けられる内部磁気シールド7及び第3の
例の構成を有するサポートフレーム6に取付けられる内
部磁気シールド7についても、鍔部7aに設けられる長
方形の取付孔7bの配置位置及び長手方向の向きが異な
るだけで、それ以外の点は、前述の第1の例の場合と同
じであって、同様に、サポートフレーム6に対する内部
磁気シールド7の取付けが行われる。
【0037】さらに、第4の例の構成を有するサポート
フレーム6に取付けられる内部磁気シールド7は、枠体
6aと鍔部7aとを重ね合わせたとき、枠体6a側の丸
形の取付孔6cと鍔部7a側の丸形の取付孔7bの配置
位置がそれぞれ一致するものが用いられ点において、前
述の第1の例の場合と同じであるが、重なり合った丸形
の取付孔6cと丸形の取付孔7bに、略Ω形板状スプリ
ング44の頭部44aを略Ω形板状スプリング44の弾
性力に抗して挿入し、重なり合った長方形の取付孔6c
及び長方形の取付孔7bを頸部44bに対応する位置に
保持させる場合に、略Ω形板状スプリング44の長手方
向の向きが枠体6aの長さ方向に一致しないように設定
しているもので、例えば、枠体6aの長辺側における丸
形の取付孔6cについては、略Ω形板状スプリング44
の長手方向の向きが枠体6aの長さ方向に対して反時計
方向に約30°の角度をなすように設定され、枠体6a
の短辺側における丸形の取付孔6cについては、略Ω形
板状スプリング44の長手方向の向きが枠体6aの長さ
方向に対して時計方向に約20°の角度をなすように設
定される。
【0038】この場合、前記実施例においては、サポー
トフレーム6の枠体6aに設けられる取付孔6cの構成
例として第1乃至第4の例を挙げて説明したが、本発明
に用いられるサポートフレーム6の構成が第1乃至第4
の例に限定されるものでなく、他の構成、例えば、大口
径の陰極線管の場合には、取付孔6cを枠体6aの長辺
側に3つづつ設けるようにしてもよく、また、長方形の
取付孔6cの向きは、枠体6aの長さ方向に略平行にな
らない限り、枠体6aの長さ方向に対して任意の角度に
選んでもよく、さらに、丸形の取付孔6cに略Ω形板状
スプリング44を嵌合弾圧させる場合、略Ω形板状スプ
リング44の長手方向の向きについても同様に枠体6a
の長さ方向に略平行にならない限り、枠体6aの長さ方
向に対して任意の角度に選んでもよい。
【0039】このように、本実施例の内部磁気シールド
を有する陰極線管によれば、略Ω形板状スプリング44
の嵌合弾圧方向をサポートフレーム枠体6aの長さ方向
と異なる方向に選んでいるので、陰極線管に比較的大き
な振動や衝撃が加わった際においても、比較的大きな振
動や衝撃が略Ω形板状スプリング44の加圧方向(長さ
方向)に直接加わることがなく、略Ω形板状スプリング
44が大きく変形して重なり合った取付孔6c、7bか
ら脱落することがなくなる。
【0040】なお、本実施例においては、陰極線管がカ
ラー陰極線管を構成している例を挙げて説明したが、本
発明による陰極線管はカラー陰極線管である場合に限ら
れるものでなく、内部磁気シールドを有する陰極線管で
あれば、他の種類の陰極線管であってもよいことは勿論
である。
【0041】また、本実施例においては、略Ω形スプリ
ングが略Ω形板状スプリング44である場合を例を挙げ
て説明したが、本発明による略Ω形スプリングは板状の
ものに限られるものでなく、他の形状、例えば棒状のも
のであってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、サポー
トフレームに内部磁気シールドを固定するために、サポ
ートフレーム枠体に設けた複数の取付孔と内部磁気シー
ルドの鍔部に設けた複数の取付孔の対向するものにそれ
ぞれ略Ω形スプリングを嵌合弾圧させるとき、略Ω形ス
プリングの嵌合弾圧方向がサポートフレーム枠体及び内
部磁気シールドの鍔部の辺の長さ方向と異なるように設
定しているので、陰極線管に比較的大きな振動や衝撃が
加わった場合に、この比較的大きな振動や衝撃が略Ω形
スプリングの加圧方向(長さ方向)に直接加わることが
なく、略Ω形スプリングの大きな変形により、略Ω形ス
プリングが取付孔から脱落することを防止することがで
きるという効果がある。
【0043】また、本発明によれば、略Ω形スプリング
の取付孔から脱落防止のため、枠体側の取付孔及び鍔部
側の取付孔に嵌合弾圧される略Ω形スプリングの長手方
向の向きを枠体の辺の長さ方向と異ならせているだけ
で、溶接等の手間のかかる手段を用いていないので、安
価に、かつ、簡単な手段の採用によりスプリングの脱落
を防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による内部磁気シールドを有する陰極線
管の一実施例の概略構成を示す断面図である。
【図2】図1に図示されたカラー陰極線管に用いられる
内部磁気シールドの構成の一例を示す斜視図である。
【図3】図1に図示されたカラー陰極線管に用いられる
サポートフレームの枠体に設けられる取付孔の種々の構
成例を示す平面図である。
【図4】既知の内部磁気シールドを有する陰極線管にお
ける内部磁気シールドに関連する部分の一部を示す構成
図である。
【図5】既知の内部磁気シールドを有する陰極線管にお
いて大きな振動及び衝撃が板状スプリングの配置部分に
印加された際の状態の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 パネル部 2 ネック部 3 ファンネル部 4 螢光膜 5 シャドウマスク 5a スカート部 5b 電子ビーム透過孔 6 サポートフレーム 6a 枠体 6b 立設部 6c 取付孔 7 内部磁気シールド 7a 鍔部 7b 取付孔 8 偏向ヨーク 9 ピュリテイ調整用マグネット 10 センタービームスタティックコンバーゼンス調整
用マグネット 11 サイドビームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット 12 電子銃 13 電子ビーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル内部に装着される長方形枠状のサ
    ポートフレームと、前記サポートフレームの枠体に鍔部
    が固定される略台形状の内部磁気シールドとを備え、前
    記サポートフレーム枠体及び前記内部磁気シールド鍔部
    の対向個所にそれぞれ設けた複数の取付孔に略Ω形スプ
    リングを嵌合弾圧させ、前記サポートフレームに前記内
    部磁気シールドを固定させる陰極線管において、前記略
    Ω形スプリングを前記取付孔に嵌合弾圧させる際に、そ
    の嵌合弾圧方向が前記サポートフレーム枠体の辺の長さ
    方向に一致しないように設定していることを特徴とする
    内部磁気シールドを有する陰極線管。
  2. 【請求項2】 前記サポートフレーム枠体及び前記内部
    磁気シールド鍔部にそれぞれ円形状の複数の取付孔を設
    け、前記略Ω形スプリングを前記取付孔に嵌合弾圧させ
    る際に、その嵌合弾圧方向が前記サポートフレーム枠体
    の辺の長さ方向に一致しないように設定していることを
    特徴とする請求項1に記載の内部磁気シールドを有する
    陰極線管。
  3. 【請求項3】 前記サポートフレーム枠体及び前記内部
    磁気シールド鍔部の各コーナー部にそれぞれ長方形状の
    取付孔を設け、前記長方形状の取付孔の向きが前記サポ
    ートフレーム枠体の辺の長さ方向に一致しないように設
    定していることを特徴とする請求項1に記載の内部磁気
    シールドを有する陰極線管。
JP20201996A 1996-07-31 1996-07-31 内部磁気シールドを有する陰極線管 Pending JPH1050229A (ja)

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JP20201996A JPH1050229A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 内部磁気シールドを有する陰極線管

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