JPH1050226A - カラー受像管 - Google Patents

カラー受像管

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Publication number
JPH1050226A
JPH1050226A JP20452896A JP20452896A JPH1050226A JP H1050226 A JPH1050226 A JP H1050226A JP 20452896 A JP20452896 A JP 20452896A JP 20452896 A JP20452896 A JP 20452896A JP H1050226 A JPH1050226 A JP H1050226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic support
mask
shadow mask
locking
stud pin
Prior art date
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Pending
Application number
JP20452896A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Tsuchida
茂 土田
Masachika Inoue
雅及 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャドウマスクを着脱するために、係止部に
マスクフレーム方向の力を加えても、連結部の係止部側
に大きな曲げが生じない構造にすることを目的とする。 【解決手段】 実質的に矩形状のシャドウマスクが実質
的に矩形状のパネルの対角部の側壁に設けられたスタッ
ドピンと、マスクフレームの対角部に固定される固定
部、スタッドピンに係止する係止部およびこれら固定部
と係止部とを繋ぐ連結部からなるほぼ楔状の弾性支持体
とにより着脱可能に支持されてなるカラー受像管におい
て、弾性支持体を少なくとも連結部の係止部側が湾曲し
た形状に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シャドウマスク
型カラー受像管に係り、特にそのシャドウマスクの支持
手段を改良したカラー受像管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー受像管は、図5に示すよ
うに、有効部1の周辺部に側壁2が形成された実質的に
矩形状のパネル3およびこのパネル3の側壁2に接合さ
れた漏斗状のファンネル4からなる外囲器を有し、その
パネル3の有効部1の内面に3色蛍光体層からなる蛍光
体スクリーン5が設けられ、この蛍光体スクリーン5に
対向して、その内側に実質的に矩形状のシャドウマスク
6が配置されている。このシャドウマスク6は、上記蛍
光体スクリーン5と対向する多数の電子ビーム通過孔の
形成された実質的に矩形状のマスク本体7と、このマス
ク本体7の周辺部に取付けられた実質的に矩形状のマス
クフレーム8とからなる。一方、ファンネル4のネック
9内に3電子ビーム10を放出する電子銃11が配設さ
れている。そして、この電子銃11から放出される3電
子ビーム10をファンネル4の外側に装着された偏向装
置12の発生する磁界により偏向し、上記シャドウマス
ク6を介して蛍光体スクリーン5を水平、垂直走査する
ことにより、カラー画像を表示する構造に形成されてい
る。
【0003】このようなカラー受像管において、蛍光体
スクリーン5上に正しいカラー画像を表示するために
は、蛍光体スクリーン5を構成する3色蛍光体層に対し
て、シャドウマスク6を所定の整合関係に保持すること
が必要である。
【0004】一方、シャドウマスク6は、このシャドウ
マスク6をフォトマスクとして写真印刷法により形成さ
れる蛍光体スクリーン5の形成工程において、複数回着
脱される。そのため、シャドウマスク6についは、着脱
が容易であり、かつその着脱に対して、再現性よく同一
位置に装着できる支持手段が必要である。
【0005】このような支持手段として、従来より図6
に示すように、パネル3の内側壁に設けられたスタッド
ピン13と、このスタッドピン13に係止する係止部1
4、上記マスクフレーム8に固定される固定部15およ
びこれら係止部14と固定部15とを繋ぐ連結部16と
からなる帯板状の弾性支持体17とにより構成したもの
がある。
【0006】またこの帯板状の弾性支持体17の代わり
に、特開昭7−50136号公報には、カラー受像管の
動作開始初期に電子ビームの衝突によりシャドウマスク
が熱膨張するために生ずる色ずれを補償する手段とし
て、図7に示す弾性支持体17が提案されている。この
弾性支持体17は、固定部15から係止部14にかけて
幅が一定であるが、シャドウマスクの着脱時に係止部1
4に力を加えても、曲げ応力が連結部16の固定部15
側に有効に集中しない。
【0007】また従来より図8および図9に示すよう
に、パネル3の対角部の内側壁にスタッドピン13を設
け、弾性支持体17をそのスタッドピン13に係止する
係止部14、マスクフレーム8に固定される固定部15
およびこれら係止部14と固定部15とを繋ぐ連結部1
6とからなる楔状に形成し、その連結部16を蛍光体ス
クリーン5側(マスク本体7側)にして、固定部15を
マスクフレーム8に固定したものがある。
【0008】しかしこの楔状の弾性支持体17には、つ
ぎの問題がある。すなわち、前述したようにシャドウマ
スク6は、蛍光体スクリーン5の形成工程において複数
回着脱される。このシャドウマスク6の着脱に際し、楔
状の弾性支持体17は、図9に示したように、係止部1
3に矢印方向の力Fを加えて、一点鎖線で示すように曲
げてパネル3に着脱する。そのため、この楔状の弾性支
持体17では、その曲げ応力が係止部14と連結部16
との境界部20に集中し、係止部14と連結部16との
なす角度θが小さくなり、係止部14が十分に曲がる前
に、その先端部がマスクフレーム8またはマスクフレー
ム8に固定された固定部15に接触して、それ以上弾性
支持体17を曲げることができなくなる。そのため、係
止部14と連結部16との境界部20がスタッドピン1
3に接触して、スタッドピン13を損傷したり、極端な
場合はシャドウマスク6の取外しが不可能になることが
ある。
【0009】特にこのような問題は、弾性支持体の特性
やその配置上の都合から、図10に示すように、連結部
16の係止部14側の幅w1 が固定部15側の幅w2 よ
りも狭くした(w1 <w2 )弾性支持体17の場合、そ
の係止部14側のばね定数が固定部15側のばね定数よ
りも小さくなり、連結部16の係止部14側が大きく曲
がるためおこりやすい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、シャド
ウマスクをパネルの内側に着脱可能に支持する支持手段
として、従来より、帯板状の弾性支持体および楔状の弾
性支持体がある。これら弾性支持体は、いずれもパネル
の内側壁に設けられたスタッドピンに係止する係止部、
マスクフレームに固定される固定部およびこれら係止部
と固定部とを繋ぐ連結部とからなるが、特に楔状の弾性
支持体については、シャドウマスクを着脱するために、
係止部にマスクフレーム方向の力(図8に示した矢印方
向の力F)を加えて曲げると、係止部の先端部がマスク
フレームまたはマスクフレームに固定された固定部に接
触して、それ以上弾性支持体を曲げることができなくな
り、係止部と連結部との境界部がスタッドピンに接触し
て損傷したり、極端な場合はシャドウマスクの取外しが
不可能になることがある。特にこのような問題は、連結
部の係止部側の幅が固定部側の幅よりも狭くした弾性支
持体の場合、その係止部側のばね定数が固定部側のばね
定数よりも小さくなり、連結部の係止部側が大きく曲が
るためおこりやすい、という問題がある。
【0011】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、シャドウマスクを着脱するために、係止部
にマスクフレーム方向の力を加えても、連結部の係止部
側に大きな曲げが生じない構造にすることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】有効部の周辺部に側壁が
形成された実質的に矩形状のパネルの内側に実質的に矩
形状のシャドウマスクが配置され、このシャドウマスク
がパネルの有効部の内面に形成された蛍光体スクリーン
と対向する実質的に矩形状のマスク本体とこのマスク本
体の周辺部に取付けられた実質的に矩形状のマスクフレ
ームとからなり、このシャドウマスクがパネルの対角部
の内側壁に設けられたスタッドピンと、マスクフレーム
の対角部に固定される固定部、スタッドピンに係止する
係止部およびこれら固定部と係止部とを繋ぐ連結部から
なるほぼ楔状の弾性支持体とにより着脱可能に支持され
てなるカラー受像管において、弾性支持体を、少なくと
も連結部の係止部側が湾曲した形状に形成した。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
【0014】図1にその一形態であるカラー受像管を示
す。このカラー受像管は、有効部1の周辺部に側壁2が
形成された実質的に矩形状のパネル3およびこのパネル
3の側壁2に接合された漏斗状のファンネル4からなる
外囲器を有し、そのパネル3の有効部1の内面に、青、
緑、赤に発光する3色蛍光体層からなる蛍光体スクリー
ン5が設けられ、この蛍光体スクリーン5に対向かつ接
近して、その内側に実質的に矩形状のシャドウマスク6
が配置されている。このシャドウマスク6は、上記蛍光
体スクリーン5と対向する多数の電子ビーム通過孔の形
成された実質的に矩形状のマスク本体7と、側壁部の一
端部に内側張出部が設けられた断面L字形に形成され、
上記マスク本体7の周辺部に取付けられた実質的に矩形
状のマスクフレーム8とからなり、後述する支持手段に
よりパネル3の内側に支持されている。一方、ファンネ
ル4のネック9内に3電子ビーム10を放出する電子銃
11が配設されている。そして、この電子銃11から放
出される3電子ビーム10をファンネル4の外側に装着
された偏向装置12の発生する磁界により偏向し、上記
シャドウマスク6を介して蛍光体スクリーン5を水平、
垂直走査することにより、カラー画像を表示する構造に
形成されている。
【0015】なお、図1において、30は地磁気などの
外部磁界を遮蔽するため、マスクフレーム8に取付けら
れたインナーシールドである。
【0016】上記シャドウマスク6を支持する支持手段
は、図2に示すように、パネル3の各対角部の内側壁に
設けられたスタッドピン13と、マスクフレーム8の各
対角部の側壁部に取付けられ、上記スタッドピン13に
着脱可能に係止する弾性支持体31とからなる。
【0017】その弾性支持体31は、折曲げ成形加工に
よりたとえば板厚0.4mm程度のステンレス鋼材から形
成され、図3に示すように、スタッドピンに係止する係
止部32、マスクフレーム8に固定される固定部33お
よびこれら係止部32と固定部33とを繋ぐ連結部34
とからなる楔状に形成されている。特にこの実施の形態
では、固定部33に対して連結部34は、折り曲げられ
ているが、係止部32に対しては、折り曲げることな
く、連結部34から係止部32の連結部34との隣接部
にかけて湾曲した形状に形成されている。その係止部3
2には、スタッドピン13に係止する係止孔35が設け
られ、弾性支持体31は、その係止孔35をスタッドピ
ン13に係止し、上記連結部34を蛍光体スクリーン5
側(マスク本体7側)になるように、固定部15がマス
クフレーム8に固定されている。
【0018】上記のように弾性支持体31を構成する
と、パネル3に対してシャドウマスク6を着脱するため
に、図2に示したように、係止部32に矢印方向の力F
を加えて、一点鎖線で示したように曲げる場合、連結部
34から係止部32の連結部34との隣接部にかけて折
曲部がなく、湾曲した形状となっているため、曲げ応力
は、連結部34の固定部33側に集中し、弾性支持体3
1は、主として連結部34の固定部33側で曲がる。そ
の結果、係止部32をマスクフレーム8またはこのマス
クフレーム8に固定された固定部33に接触させること
なく、係止部32と連結部34との境界部をスタッドピ
ン13からに遠ざかるように曲げて、シャドウマスク6
を着脱することができ、従来、弾性フレームホルダーの
係止部と連結部との境界部がスタッドピンに接触するた
めに生じたスタッドピンの損傷やシャドウマスクの取外
し不可能をなくすことができる。
【0019】なお、図3に示した弾性支持体31は、固
定部33に対して係止部32の幅が狭く形成されている
が、この発明は、係止部、固定部および連結部が同一幅
とした弾性支持体に適用しても、同様の効果が得られ
る。
【0020】また、上記 実施の形態では、係止部、固
定部および連結部を一体に折曲げ成形したものについて
説明したが、この発明は、図4に示すように、固定部3
3と係止部32および連結部34を別々に成形したの
ち、その連結部34の一端部を固定部33に溶接するこ
とにより得られる弾性支持体31に適用しても、同様の
効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】実質的に矩形状のシャドウマスクが実質
的に矩形状のパネルの対角部の側壁に設けられたスタッ
ドピンと、マスクフレームの対角部に固定される固定
部、スタッドピンに係止する係止部およびこれら固定部
と係止部とを繋ぐ連結部からなるほぼ楔状の弾性支持体
とにより着脱可能に支持されてなるカラー受像管におい
て、弾性支持体を、少なくとも連結部の係止部側を湾曲
した形状に形成すると、パネルに対してシャドウマスク
を着脱するために、係止部にマスクフレーム方向の力を
加えた場合、その曲げ応力が連結部の固定部側に集中
し、弾性支持体は、主として連結部の固定部側で曲がる
ようになる。その結果、係止部をマスクフレームまたは
このマスクフレームに固定された固定部に接触させるこ
となく、係止部と連結部との境界部をスタッドピンから
遠ざけて、スタッドピンに接触しないように曲げること
ができ、従来、弾性支持体の係止部と連結部との境界部
がスタッドピンに接触するために生じたスタッドピンの
損傷やシャドウマスクの取外し不可能をなくすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態であるカラー受像管の
構成を示す図である。
【図2】上記カラー受像管の要部構成を示す図である。
【図3】上記カラー受像管のシャドウマスクを支持する
弾性支持体の構造を示す図である。
【図4】上記弾性支持体の異なる構造を示す図である。
【図5】従来のカラー受像管の構成を示す図である。
【図6】従来のカラー受像管の帯状弾性支持体からなる
シャドウマスク支持手段を示す図である。
【図7】帯状弾性支持体の異なる構造を示す図である。
【図8】従来のカラー受像管の楔状弾性支持体からなる
シャドウマスク支持手段を示す図である。
【図9】従来の楔状弾性支持体によるシャドウマスク支
持構造を示す図である。
【図10】従来の楔状弾性支持体の異なる構造を示す図
である。
【符号の説明】
1…有効部 2…側壁 3…バネル 5…蛍光体スクリーン 6…シャドウマスク 7…マスク本体 8…マスクフム 31…弾性支持体 32…係止部 33…固定部 34…連結部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効部の周辺部に側壁が形成された実質
    的に矩形状のパネルの内側に実質的に矩形状のシャドウ
    マスクが配置され、このシャドウマスクが上記パネルの
    有効部の内面に形成された蛍光体スクリーンと対向する
    実質的に矩形状のマスク本体とこのマスク本体の周辺部
    に取付けられた実質的に矩形状のマスクフレームとから
    なり、このシャドウマスクが上記パネルの対角部の内側
    壁に設けられたスタッドピンと、上記マスクフレームの
    対角部に固定される固定部、上記スタッドピンに係止す
    る係止部およびこれら固定部と係止部とを繋ぐ連結部か
    らなるほぼ楔状の弾性支持体とにより着脱可能に支持さ
    れてなるカラー受像管において、 上記弾性支持体は少なくとも上記連結部の係止部側が湾
    曲した形状に形成されていることを特徴とするカラー受
    像管。
JP20452896A 1996-08-02 1996-08-02 カラー受像管 Pending JPH1050226A (ja)

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