JPH10500701A - 水溶性を増大させるための繰返しポリマーの化学修飾 - Google Patents

水溶性を増大させるための繰返しポリマーの化学修飾

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JPH10500701A JP8516831A JP51683196A JPH10500701A JP H10500701 A JPH10500701 A JP H10500701A JP 8516831 A JP8516831 A JP 8516831A JP 51683196 A JP51683196 A JP 51683196A JP H10500701 A JPH10500701 A JP H10500701A
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Abstract

(57)【要約】 相対的に水に不溶性である高度に繰返しを有する蛋白質は、溶解度を増加させるように化学修飾される。その蛋白質は更なる極性官能性を導入し、その蛋白質の整列を破壊するように官能基化剤と反応させられる。その蛋白質の水溶性が化学修飾により増加され、他方接着及び界面活性剤特性は保持される。

Description

【発明の詳細な説明】 水溶性を増大させるための繰返しポリマーの化学修飾 導入 技術分野 本発明の分野は化学修飾された水溶性蛋白質ポリマーである。 背景 蛋白質ポリマーは種々のブロックサイズ及び質量比の繰返しドメインで合成さ れている。繰返しドメインの性質により、この類のポリマーはβ−プリーツシー トの高度に整列された構造を形成し得る。一般に、ポリマー中のこのようなブロ ックの総数が増加するにつれ、ポリマーの溶解度は減少する。また、これらの合 成された繰返し単位蛋白質の規則正しさは、その合成蛋白質ポリマーがそれから 設計される天然の繰返し単位蛋白質より極めて大きい。最も極端な場合、ほぼ 1 00%の絹様ブロックからなる蛋白質は水に全く溶けない。 ほとんどの主要なプラスチックは疎水性表面を有する。細胞培養及び免疫診断 のような多くの適用のために、水性流体が湿るであろう親水性表面を有すること が重要である。商業的に用いられる現在の処理は、表面上のイオン化可能化学基 の形成、照射の条件下での酸化、又は表面上の界面活性剤の析出を引きおこすた めのプラズマ処理を含む。 多くのこのような適用のために、このような高度に整列した蛋白質ポリマーを 水溶液から疎水性表面上に析出させることによりこのような蛋白質の界面活性剤 及び接着剤特性を利用することが要求される。しかしながら、水に不溶性である ため、このような蛋白質ポ リマーは85%超のギ酸のような強力に水素結合する溶媒を用いて、又は 4.5M過 塩素酸リチウムもしくは臭化リチウムのようなホーフマイスター系列において高 い塩の濃水溶液を用いて可溶化されなければならない。 このような溶媒は毎日の使用に欠点がある。85%超のギ酸は優れた溶媒であり 、十分に揮発するが、それは腐食性であり、その蒸気は有害である。塩水溶液を 用いる場合、その塩残物は腐食性で有害である。先に記載されるもののような溶 媒中に比較的高濃度の蛋白質ポリマーの保存溶液を調製することにより始め、次 に希釈剤として水を用いて正確な作用濃度に希釈するコーティング過程を工夫す ることができるが、この試みは先に指摘される問題を解決しない。更にしばしば 、これらの希釈された作用溶液は準安定であり、時間によりそれらの析出特性が 変化する。 現在の溶媒システムの有害かつ腐食性の化合物は高度に整列した構造を有する 蛋白質ポリマーに関連するコーティング方法の設計を複雑にする。それゆえ、そ れらの水溶性を改善するためにこのような蛋白質ポリマーを修飾する方法を提供 することはかなりの価値がある。 関連文献 組換え繰返しブロック蛋白質を作るための方法は、93年7月9日に発行された米 国特許第 5,243,038号;及び国際出願 PCT/US89/05016 に記載される。 発明の概要 アミノ酸配列の繰返しブロックからなる水不溶性繰返し単位蛋白質の化学修飾 による水溶性繰返し単位蛋白質の調製及び使用のための方法及び組成物を提供す る。水中の蛋白質の溶解度はその蛋白質 上の利用できる官能性との極性低分子量反応物の反応により増加される。その結 果として生ずる生成物は水溶性であり、プラスチック上に被覆され得、強く接着 し得、親の化合物中に存在する活性機能配列、特に生物機能配列を保持する。 特定の実施形態の記載 低い水溶性を有する蛋白質が、利用できる官能性に低分子量有機基を加えるこ とにより化学修飾されることにより、水溶性であるが長期間の水性媒体の存在中 でさえプラスチック表面に強く接着する生成物を作るための方法及び組成物を提 供する。特に関心のものは小さな繰返し単位の広い伸縮性が蛋白質の主要部を含 む高分子量蛋白質である。 その蛋白質は典型的には約6kD超、通常約10kD超、好ましくは20kD超及び一般 に約 250kD未満、通常約 150kD未満、更に通常は約 125kD未満である比較的高い 分子量である。その蛋白質は、繰返し、即ちその個々の単位が一般に少くとも1 のアミノ酸により分離された同じ単位内に少くとも2回現れる同じアミノ酸を通 常有する3〜30アミノ酸(9〜90nt)、更に通常は3〜25アミノ酸(9〜75nt) 、特に4〜15アミノ酸(12〜45nt)、更に特に4〜12アミノ酸(12〜36nt)を有 するであろう繰返し単位からなるであろう。大部分は、天然の繰返し単位は約4 〜8アミノ酸繰返し単位、特に4〜6アミノ酸単位であろう。異なるアミノ酸繰 返し単位の組合成は一緒に連結されてブロックコポリマー又はかわりのブロック コポリマーを形成し得る。 蛋白質は、ヒドロキシ、スルフヒドリル、カルボキシ、及びアミノ、特にヒド ロキシ又はスルフヒドリル基、例えばセリン、トレオニン、チロシン、システイ ン、リシン、アルギニン、ヒスチジン、 アスパラギン酸及びグルタミン酸を含む反応官能性を有する大きな割合の全アミ ノ酸を有するであろう。通常、アミノ酸の数の少くとも約2%、更に通常少くと も約5%、好ましくは少くとも約10%、そして通常約30%以下、更に通常約20% 以下が蛋白質の官能基化に関連する反応官能体を有するだろう。必要に応じて、 その反応性基はヒドロキシルであり、ここで官能基化に関連するヒドロキシル基 は官能基化基、例えばオキシランと反応するチロシン及びスルトンと反応するセ リンと共に種々であり得る。 修飾のための適切な蛋白質は、高度に整列された、高度の伸長したβ及びβ− ターン構造を有する通常半結晶構造を有するだろう。脱イオン水中の蛋白質溶解 度は周囲条件下で通常約 1.0mg/ml未満、更に通常は約 0.1mg/ml未満であろう 。対象の化学修飾の後、溶解度は周囲条件下で少くとも約10mg/ml、更に通常は 少くとも約 100mg/mlであろう。 蛋白質は、官能基化試薬、例えばアルキル化剤又はアシル化剤との反応により 修飾されよう。ここで単一の試薬又は試薬の組合せ、通常約3以下の試薬、更に 通常は約2以下の試薬が用いられ得る。適切な試薬は、特にアミノとして1〜4 置換基を有するカルコゲン(酸素及び硫黄)、及び窒素であろう1〜4ヘテロ原 子を有する、アンモニオ以外について約2〜8、頻繁に2〜6炭素原子、通常2 〜4炭素原子、及びアンモニオについて通常5〜8炭素原子のものであろう。官 能性は2〜4、通常2〜3炭素原子のエポキシド、2〜8、通常2〜6炭素原子 のアシル基(ここでアシル基は0〜2炭素原子の0〜2酸素原子を有し得る)、 又は0〜4炭素原子のアミノ基、特にアンモニオ、3〜5炭素原子のラクトン、 特に約3〜8炭素原子のスルホネートラクトン、並びに先に記載のように通常1 〜3ヘテロ原子を有する置換されたアンモニオ以外について約2〜 8炭素原子、通常2〜6炭素原子、好ましくは2〜3炭素原子を有する置換され た活性オレフィン又は活性ハロゲンを含むだろう。結果として生ずる置換基は、 ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ジヒドロキシプロピル、ジヒドロキシ ブチル、カルボキシメチル、カルボキシエチル、シアノエチル、トリメチルアン モニオエチル、2−ヒドロキシ−4−ジメチルアンモニオブチル、スルホネート プロピル、トリメチルアンモニオアセチル及びメトキシアセチル等により表され る。特に反応物は、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ヒドロキシプロピ レンオキシド、エピクロロヒドリン、クロロ酢酸、トリエチルアンモニオエチル クロライド、トリメチルアンモニオプロピレンオキシド、アクリロニトリル、メ タクリルアミド、ジメチルアミノエチルクロライドヒドロクロライド等を含む。 その反応は、アミノ酸ヘテロ原子の保持を伴う試薬の炭素の求核置換により、特 に塩基触媒求核置換により通常行われよう。 最初のステップとして、蛋白質は、通常少くとも約2M濃度、更に通常少くと も 4.5Mにおいて、通常ホーフマイスター系列が両方とも高く、そのアニオンが 官能基化試薬に実質的に不活性である濃塩水溶液を用いて、その反応がおこり得 る適切な溶液中に溶解されよう。適切なホーフマイスター塩の例は過塩素酸リチ ウム及び硫酸カリウムである。塩基触媒反応のために、後に溶液のpHは有機反応 物の性質により少くとも約9、更に通常少くとも約11、又は少くとも約10mMに上 げられ得る。官能基化試薬は通常、特定の反応のための蛋白質組成物中の利用で きる反応基に基づいて少くとも2倍モーラー過剰に、通常少くとも約10倍過剰に 加えられるだろう。その反応は、少くとも約1%の反応性アミノ酸残基が修飾さ れ、更に通常は少くとも約10%の反応性残基が修飾され、そして通常約80%以下 、更に通常は約60%以下の反応性残基が修飾されるまで行われるだ ろう。室温において、その反応は約6時間、更に通常約3時間で完了するだろう 。その反応はpHを約 7.0〜7.5 に下げることにより停止される。その修飾された 蛋白質は慣用的方法により精製され得る。 選択された条件により、いくらかの蛋白質のデグラデーションがおこり得る。 過剰な濃度、例えば2M超、過剰な時間、例えば1時間超、特に高イオン強度、 例えば2M LiClO4超のために強塩基条件を用いることにより、蛋白質の分子量は 約半分に削減され得る。それゆえ、反応条件を選択することにより、より低い又 はほぼ同じ蛋白質の分子量+反応物の付加的重量を有する生成物を供し得る。 関心の蛋白質はエラスチン−、コラーゲン−、ケラチン−、及び絹様蛋白質、 好ましくは合成蛋白質ポリマー、特に繰返し単位のブロック、一般に2〜50繰返 し単位のブロックが化学的又は物理的活性、例えば基底膜蛋白質レセプターのた めのリガンド、ホーミング蛋白質等のような細胞レセプター結合を有する約3〜 50、更に通常3〜35アミノ酸の配列により分離されている絹様蛋白質繰返し単位 で設計された蛋白質のような構造蛋白質を含む。これらの蛋白質は、引用により 本明細書に組み込まれる多数の繰返し単位蛋白質及び異なる介在配列が記載され る米国特許出願第 609,716号及び 114,618号、並びに PCT/US87/02822 及び P CT/US89/05016 に記載されるようなRGDS配列(フィブロネクチン)、IKVAV配 列(ラミニン)、システイン、リシン、アスパラギン酸、ヒスチジン等及び他の 群を含む。そのポリペプチドは変異体及び融合生成物のような改良形態を含む天 然、化学合成、又は組換え蛋白質であり得る。 絹様蛋白質は繰返し単位としてGAGAGS(G=グリシン;A=アラニン;S=セ リン)を有する。この繰返し単位は天然の絹フィブロイン蛋白質中に見い出され る。そのN末端及びC末端は一般に約1 〜125 アミノ酸、通常約1〜60アミノ酸、通常蛋白質の全アミノ酸の20%未満、 更に通常は約10%未満、異なる配列であり得る。ほとんどの場合、末端配列にお いてアミノ酸の特定のパターンはないであろう。特に関心なのは、Bombyx mori の絹の組成及び物理特性に似た蛋白質である。一般に、異なる末端は融合蛋白質 の発現を生ずる様式でのベクター内への遺伝子の挿入の結果であろう。生成物の 要求される特性を妨害しないいすれの蛋白質も1又は両方の末端を供し得る。特 に、内因性宿主蛋白質、例えばバクテリア蛋白質が用いられ得る。末端は本発明 に重大でなく、主に便利さのためであるが、蛋白質の要求される特性を妨害しな いべきであり、蛋白質分解性開裂のために設計され得る。 特に関心なのは、通常、蛋白質の物理特性及び構造の改変を生ずるであろう3 〜30アミノ酸の個々の繰返し単位から異なる内部の繰返しを含み得る約5〜160 アミノ酸、通常、8〜50アミノ酸の配列により通常分離される約2〜10、好まし くは約8〜9の個々の繰返し単位の塩基配列を有するモチーフである。例えば、 フィブロイン様ポリマー内にエラスチンの繰返しを導入することにより、フィブ ロイン様ポリマーと比較してより大きな弾性及びフレキシビリティーを供し得る 。これにより、それはその特性が個々の繰返し単位のホモポリマーの性質の間で 種々であり得るブロックコポリマーを有し得る。塩基繰返し単位の総数は一般に 、約50〜300、通常75〜250 の範囲内であろう。 組換え技術及び後に記載される技術により調製された精製された絹様蛋白質の 物理的測定により、Bombyx moriの結晶性領域のためのアンチ・パラレル鎖プリ ーツシート構造のモデルが確認される。円二色性(CD)及びフーリエ変換赤外( FTIR)分光光度分析は、高い程度の伸びたB−及びB−ターン構造で一貫してい る。種々の溶 媒中の天然の絹フィブロインのそれとの絹様蛋白質(先に示される特許文献に記 載されるSlpIII)から得られたスペクトルの比較は、溶液中のSlpIIIが絹フィブ ロインで見られるランダム及び高度に整列した構造の混合物からなることを示す 。 (先に示される特許文献においてSLPF又は FCB−SLP 蛋白質とし .,San Diego,CAとして販売される)介在RGDS配列を含む絹様蛋白質は強力な接 着特性を有することを特徴とする。プラスチック又はガラス表面、例えばポリス チレン、Bioglas、ポリアクリレート等、特に熱成形及び押出プラスチックを被 覆することにより、長期間、例えば30日間にわたり、更に細胞培養において安定 である強く接着したコーティングが得られる。修飾した後、先に同定されるよう な接着特性は実質的に変わらない。 蛋白質化合物はその塩含量が1M以下、通常約 0.5M以下であり、脱イオン水 であり得る水溶液として供され得る。通常、蛋白質化合物は少くとも約 0.001重 量%で、0.01重量%以上で、そして通常約90重量%以下で水溶液中に存在し得、 少くとも約10重量%の濃度として、又はその意図された目的に適した他の構成物 との組成物としてコーティング又は他の目的のために直接用いるための溶液とし て供され得る。溶液中の蛋白質の特定の濃度は、蛋白質の性質、その溶解度、意 図される適用及び溶液中の他の構成物等の性質によるだろう。例えば、プラスチ ック基体上への生物機能性蛋白質のコーティングは極めて低い濃度で行われ得る が、繊維のスピニングのための溶液は高度に濃縮されるだろう。 修飾蛋白質はプラスチック表面を被覆するのに特に役立つ。水溶性の増加は、 先に用いられた溶媒の危険性について考慮することなく種々の便利な適用の方法 が用いられ得る非毒性溶媒系においてコ ーティング手順が行われることを許容する。生きている細胞又は組織との接触に 多数の適用があるので、生物適合性プラスチックが特に好ましい。生物適合性プ ラスチックは典型的には非毒性で生化学的に不活性である。典型的な生物適合性 プラスチックはポリカプロラクトン、ポリカーボネート、ポリジメチルシロキサ ン(シリコーンゴム)、ポリジオキサノン、ポリエーテルウレタン、ポリエチレ ン及びポリエチレンテレフタレート、ポリグリコール酸及びポリ乳酸並びにPLGA コポリマー、ポリスチレン、ポリヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、ポ リメチルメタクリレート(acrylic)、ポリビニルクロライド(PVC)等を含む。 プラスチック基体は多くの形態をとり得る。そのプラスチック基体は、例えば 細胞が増殖し得る研究用製品、例えばペトリ皿、培養ボトル、エーレンマイヤー フラスコ、スライド、ローラーボトル、マルチウェルプレート、又は接着性コー ティングが要求される他の研究用製品;その装置の裸のプラスチック表面が不利 な生理的応答を引きおこし得る生体内に導入される装置のような接着性蛋白質コ ーティングが要求される装置;並びに材料の表面の特徴を改良することが望まれ る繊維もしくはフィルム等であり得る。その溶液は、塗ること、スプレーするこ と、浸すこと、又は漬けることによりその表面に適用され得る。 安定剤、緩衝剤、界面活性剤又は展着剤等のような添加物が溶液中に含まれ得 る。それは全体で一般に、その溶液の約5重量%未満、一般にその溶液の約1重 量%未満で存在する。 以下の実施例は詳説するために供され、限定のためではない。 実験 ポリマー及びそれらの調製物の名前は米国特許第 5,243,038号及び1990年11月 6日に出願された出願番号07/609,716 号による。 ヒドロキシプロピル化SLPF an Diego,CA)(100mg)を水中 4.5M過塩素酸リチウム 5.0ml中に溶かした。 固体NaOH(19mg)を室温で撹拌しながらその混合物中に溶かした。プロピレンオ キシド(600μl)を各々 300μlの2つの部分に加え、各々加えた後に2時間 、室温で撹拌した。その反応混合物を45mlの水中に注ぎ、希塩酸水溶液を用いて pH 7.0〜7.5 まで中和した。その混合物を 13kDaカットオフセルロース膜(Spec trum Medical Devices)を用いて脱イオン水に対して24時間、透析した。少量の 沈殿物(4.8mg)を風袋を計ったろ紙を通すろ過により除去した。残った極めて 少量の曇ったものを、Celite 545のパッドを通してのろ過により除去してpH 6.5 の透明な溶液を生成した。この溶液を約10mlまでロータリーエバポレーターで濃 縮し、その後 13kDaカットオフセルロース膜を用いて24時間脱イオン水に対して 再び透析した。透析バッグの成分を 100ml西洋ナシ形状のフラスコ内にシェル凍 結し、25℃で 75mTorrの最終圧に凍結乾燥した。白色けば状繊維状固体(42.8mg )を回収した。この材料をHP−PnF とし、脱イオン水中に直ちに溶けることを観 察した。 この材料のゲル電気泳動は、開始材料のほぼ半分の分子量に移動する一セット のバンドを示し、これは、化学反応の間におこる分子当り約1の加水分解性鎖切 断を示す。HP−PnF に対する絹フィブロイン抗体の反応性は、ゲル上の展開した バンドの強度及びゲルに適用された蛋白質サンプルの周知の質量から判断してネ イティブSLPFのより弱い強度であることが観察された。 ヒドロキシプロピル化SLP3.0 粗SLP3.0(100mg)を 4.5M過塩素酸リチウム 4.5ml中にスラリー化し、室温で2 4時間、撹拌して粘性溶液中茶色の粒子懸濁液を生成 した。Celite 454(50mg)を加え、撹拌して遠心し、茶色のペレット(約 0.3ml 容量)に成形し、透明な上清溶液を供した。その上清をデカントした。その上清 に、4.5モーラーの過塩素酸リチウム溶液0.50ml中に溶かされたNaOH(20mg)を 加えた。1部分にプロピレンオキシド(300μl)を加え、その混合物を35℃で 6時間、撹拌した。プロピレンオキシドの第2の部分(300μl)を加え、その 混合物を2時間、撹拌した。水(5.0ml)を加え、次にその反応混合物を希塩酸 水溶液でpH7に中和した。その溶液を脱イオン水に対して48時間、13kDaカット オフセルロース膜を通して透析した。その生成溶液中の少しの曇りを遠心により 除去して透明な上清及びペレット(約0.2ml)を生成した。その上清をシェル凍 結して25℃で 75mTorrの最終圧に凍結乾燥して白色けば状材料(39mg)を生成し た。この材料をHP−SLP3.0とし、脱イオン水中に直ちに溶解されることを観察し た。 この材料のゲル電気泳動は、開始材料の分子量の約半分だけ移動する一セット のバンドを示した。これは、分子当り1の加水分解性鎖切断を示す。HP−SLP3.0 に対する絹フィブロイン抗体の反応性は、ゲル上の展開したバンドの強度及びゲ ルに適用された蛋白質サンプルの周知の質量から判断してネイティブSLP3.0のそ れより弱い強度であることが観察された。 ジメチルアミノエチル化SLP3 粗SLP3.0(1.0g)を16時間、4.5M LiClO425mlと共に撹拌した。溶けていない懸 濁された固体を、20分間、15,000rpmでのS534ローターを用いる遠心により除去 した。明るい黄色の透明な上清(23.5ml)を回収して次に用いた。ジメチルアミ ノエチルクロライド・HCl(0.72g、5mMole)及び水酸化ナトリウム(0.40g、10m Mole)の4部を加え、各々の部を加えた後、撹拌した。酢酸(1140μl)を加 えてpH 6.5に調節した。その中和された溶液を 13kDaカットオフ透析バッグ内に 入れ、24時間、脱イオン水に対して透析した。その保持物をブフナー漏斗上のCe lite 545のパッドを通してろ過し、ロータリーエバポレーター上で濃縮し、脱イ オン水に対して24時間、13kDaカットオフ透析バッグを通して透析した。その保 持物をシェル凍結し、凍結乾燥して39.5mgの白色生成物を生成した。この材料を DMA−SLP3.0とし、脱イオン水中で直ちに溶解されることが観察された。 スルホプロピル化SLP3 粗SLP3.0(1.0g)を16時間、25mlの 4.5M LiClO4と共に撹拌した。溶けてい ない懸濁された固体を20分間、15,000rpmでのS534ローターを用いる遠心により 除去した。明るい黄色の透明な上清(23.5ml)を回収して次に用いた。プロパン スルトン(1.22g;876μl;10mMole)及び水酸化ナトリウム(0.40g、10mMole) を加え、その後30分、撹拌した。酢酸(600μl)を加えてpH 6.5に調節した。 その中和した溶液を 13kDaカットオフ透析バッグに入れ、脱イオン水に対して24 時間、透析した。その保持物をブフナー漏斗上でCelite 545のパッドを通してろ 過し、ロータリーエバポレーター上で濃縮し、脱イオン水に対して 13kDaカット オフ透析バッグを通して、24時間、透析した。その保持物をシェル凍結して凍結 乾燥して 160mgの白色生成物を生成した。この材料をSP−SLP3.0とし、脱イオン 水中で直ちに溶けることが観察された。 スルホプロピル化SLPF SLPF(103mg)及び 4.5モーラー過塩素酸リチウム水溶液 3.0mlをゴム隔壁キャ ップを備えた10mlエーレンマイヤーフラスコに加え、マグネチック・スターラー により撹拌した。上部空き高を窒素でパージして、周囲温度で撹拌を開始した。 2.0mlのテトラヒドロフラ ンに溶かされたプロパンスルトンを一部に加えて均一な混合物を生成した。次に 4.5モーラー過塩素酸リチウム水溶液中に溶かされた水酸化ナトリウムの溶液(1 .0ml)を0.019ml/分の速度でシリンジポンプにより加えた。更に30分、撹拌した 後、水(1.0ml)中の酢酸(60mg)の溶液を一部に加えた。その反応混合物を 13kD aカットオフ透析バッグに移して、脱イオン水15Lに対して24時間、透析した。 その水を置換して透析を更に24時間続けた。その保持物をシェル凍結して凍結乾 燥し、90mgの白色生成物を生成した。この材料をSP−SLPFとし、脱イオン水中で 直ちに溶解されることを観察した。 ジメチルアミノエチル化SLPF SLPF(103mg)、ジメチルアミノエチルクロライドヒドロクロライド(360mg)、及 び 4.5モーラー過塩素酸リチウム水溶液 3.0mlをゴム隔壁キャップを備えた10ml エーレンマイヤーフラスコに加え、マグネチックスターラーにより撹拌した。上 部空き高を窒素でパージし、周囲温度で撹拌を開始した。次に 4.5モーラー過塩 素酸リチウム水溶液(2.65ml)中に溶かされた水酸化ナトリウム(200mg)の溶液 を 0.174ml/分の速度でシリンジポンプにより加えた。更に60分、撹拌した後、 酢酸を用いてpH 6.0〜6.5 に調節し、その反応混合物を 13kDaカットオフ透析バ ッグに移し、脱イオン水15Lに対して24時間、透析した。その保持物をシェル凍 結して凍結乾燥して63mgの白色生成物を生成した。この材料を DMA−SLPFとして 、脱イオン水中で直ちに溶解することを観察した。 アミノ酸組成 得られた蛋白質ポリマーのアミノ酸組成をHenrickson and Meredith(1984)の PTC誘導体化手順により決定した。蛋白質サンプルを真空下で24時間、108℃で 5 .7N沸騰中塩酸で加水分解した。PITCとの反応の後、移動相として 0.1モーラー 酢酸アンモニウムpH6.78 中の0〜50%アセトニトリルの直線勾配でのHeulett Packard 1090システム及び Supelco C18カラム(4.6mm×25cm)を用いるHPLC逆相クロマトグラフィーにより 254nmにおいてアミノ酸誘導体を検出した(Henrickson,R.L.and Meredith,S.C .(1984)Amino Analysis by Reverse Phase High Performance Liquid Chroma tography,Anal.Biochem 137:65〜74)。これらの分析の標準化した結果を、HP −PnF、HP−SLP3.0、DMA−SLP3.0、SP−SLP3.0、及びSP−PnF各々について表1 〜5に示す。 SP−SLP3.0及びSP−PnF の場合、蛋白質の要素組成の機械的分析及び窒素に対 する硫黄のモル比の計算によりアミノ酸の欠損が証明され得る。SLP3.0及びSLPF の両方の分子は最初は硫黄が全くないが、各々の官能基化で単一の3−スルホプ ロピル成分が導入される。これにより窒素に対する硫黄のモル比は官能基化反応 の程度の基準である。 SP−SLP3.0において観察されたアミノ酸の欠損から、S/N=0.120 の比率が 予測される。この官能基化蛋白質の要素組成の微小分析からS/N=0.119 の比 率が測定される。SP−PnF において観察されたアミノ酸の欠損から、S/N=0. 042 の比率が予測される。官能基化蛋白質の要素組成の微小分析から、S/N= 0.034 の比率が測定される。これにより要素組成及びアミノ酸組成に基づくデー タは互いに一貫している。 表1〜5のデータは絹様領域を含むこれらの蛋白質ポリマーの絹フィブロイン 領域(GAGAGS)を作るアミノ酸に焦点がある。全ての場合において、標準化され た比率はL−セリンの減少を示す。このような結果は、側鎖ヒドロキシル上の反 応を通して、種々のエーテル化反応の最初の部位としてのL−セリン残基を意味 する。 修飾蛋白質ポリマー中のL−セリンのO−アルキル化残基はアミノ酸の後ろを 加水分解するが、アミノ酸組成分析の酸加水分解ステップの条件下でネイティブ L−セリンの後ろを開裂しないと予想される。これにより、修飾蛋白質ポリマー 中で観察されたL−セリンの絶対含量は観察されるように削減されよう。この組 成データに基づいて、官能基化は9%〜58%のL−セリン残基上でおこる。 絹フィブロインに対する抗体の反応性はGAGAGSエピトープの認識による。この エピトープ内の最も顕著な化学基、即ちL−セリン上のヒドロキシル側鎖におい て化学修飾がおこるなら、減少された抗 体との反応性が予想される。定性的に、このように減少された抗体との反応性は HP−PnF 及びHP−SLP3.0の場合に観察される。 HP−PnF で被覆されたポリスチレン上のベロ細胞の付着 界面活性剤活性及び細胞付着活性に関するHP−PnF の適格性を判断するため、 96ウェルのマルチウェルポリスチレン組織培養プレート上で細胞付着アッセイを 行った。このアッセイにおいて、4.5モーラー過塩素酸リチウム中に 1.0mg/ml でProNectin F(PnF)を作り、最終的なコーティング濃度までリン酸緩衝塩類溶 液で連続的に希釈した。脱イオン水中にHP−PnF を形成し、脱イオン水で連続的 に希釈した。各々の希釈液をプレート上の8ウェルの1つのレーンに適用した。 ブロッキング、細胞の接種、インキュベーション、固定化、及びアミドブルーブ ラック染料での染色は全て標準的プロトコルに従って行った。相対的な細胞数を 495nmにおいて分光光度で測定した。この細胞付着アッセイの結果を表6に示す 。 SP−PnF で被覆されたポリスチレンへのVERO細胞の付着 界面活性剤活性及び細胞付着活性に関するSP−PnF の適格性を判断するために 、96ウェルのマルチウェルポリスチレン組織培養プレート上で細胞付着アッセイ を行った。このアッセイにおいて、4.5モーラー過塩素酸リチウム中に1.0mg/ml でProNectin Fを作り、10μg/mlの最終コーティング濃度までリン酸緩衝塩類 溶液で連続的に希釈し、次に8ウェルの最初のレーンに適用した。SP−PnF を1 mg/mlで脱イオン水中に溶かし、10μg/ml、1.0μg/ml、及び0.10μg/ml の最終コーティング濃度まで希釈した。各々の希釈液をプレート上の8ウェルの 2つのレーンに適用した。ブロッキング、細胞の接種、インキュベーション、固 定化、及びアミドブルーブラック染料での染色は全て標準的プロトコルに従って 行った。相対的な細胞数を 495nmにおいて分光光度により測定した。このアッセ イの結果を表7に示す。 DMA−PnF で被覆されたポリスチレンへのVERO細胞の付着 界面活性剤活性及び細胞付着活性に関するDMA-PnF の適格性を判断するために 、96ウェルのマルチウェルポリスチレン組織培養プ レート上で細胞付着アッセイを行った。このアッセイにおいて、4.5モーラー過 塩素酸リチウム中に 1.0mg/mlで ProNectin Fを作り、10μg/mlの最終コーテ ィング濃度までリン酸緩衝塩類溶液で連続的に希釈し、8ウェルの最初のレーン に適用した。DMA−PnF を1mg/mlで脱イオン水中に溶かし、10μg/ml、1.0μ g/ml及び0.10μg/mlの最終コーティング濃度に希釈した。各々の希釈液をプ レート上の8ウェルの1つのレーンに適用した。ブロッキング、細胞の接種、イ ンキュベーション、固定化、及びアミドブルーブラック染料での染色は全て標準 的プロトコルに従って行った。相対的な細胞数を 495nmにおいて分光光度で測定 した。このアッセイの結果を表8に示す。 データは、HP-PnF が界面活性剤及び細胞付着表面調節剤の両方としてその活 性を保持することを示す。更に、ヒドロキシプロピル化はいずれの急性の毒性も 引きおこさない。ヒドロキシプロピル化ポリマーは哺乳動物細胞培養の目的のた めにポリスチレンをコーティングするための利用性を示す。その改良はそれを他 の目的、例え ばポリプロピレン繊維上への析出に適したものとする。 本方法が蛋白質の接着特性を減少させることなく高度に繰返しのある整列した 蛋白質の水溶性を増加させることは供されるデータから明らかである。修飾後、 蛋白質は水に可溶化され得、毒性溶液中に溶かす必要なしに生物学的目的のため にプラスチック表面を被覆するのに用いられ得る。 本明細書に言及される全ての出版物及び特許出願は、各々の個々の出版物又は 特許出願が詳細かつ個々に引用により組み込まれて示されるのと同じ程度まで本 明細書に引用により組み込まれる。 本発明は十分に記載されているが、添付の請求の範囲の要旨及び範囲から離れ ることなく多くの変換及び改良がそれに行われ得ることは当業者に明らかであろ う。
【手続補正書】 【提出日】1997年6月20日 【補正内容】 請求の範囲 1.官能性を含む反応性ヘテロ原子を有する天然のアミノ酸を含む水不溶性の 少くとも部分的に結晶性の繰返し単位前駆蛋白質から水溶性蛋白質を調製する方 法であって、該方法が、 前記前駆蛋白質を有機溶媒、高塩濃度水溶液、又はそれらの組合せ中に溶かし て反応溶液を供するステップと、 前記反応溶液に、有機反応物を、該有機反応物の、前記ヘテロ原子を保持する 前記官能性との反応のための条件下で加えて、少くとも1の極性の更なるヘテロ 原子を供し、それにより前記アミノ酸の少くとも1%が官能基化されるステップ と、 それにより前記水溶性蛋白質が作られるステップと、 を含むことを特徴とする方法。 2.前記溶液が高イオン強度水溶液であることを特徴とする請求項1に記載の 方法。 3.前記溶液がリチウム塩中少くとも2Mであり、前記条件が少くとも9のpH であることを特徴とする請求項2に記載の方法。 4.前記有機反応物が2〜5炭素原子のエポキシドであることを特徴とする請 求項3に記載の方法。 5.前記繰返し単位がフィブロイン繰返し単位であることを特徴とする請求項 1に記載の方法。 6.繰返し単位のメンバーとしてセリン又はトレオニンを含む水不溶性の少く とも部分的に結晶性のフィブロイン繰返し単位前駆蛋白質から水溶性蛋白質を調 製する方法であって、該方法が、 前記前駆蛋白質を高塩濃度塩基性水溶液中に溶かして反応溶液を供するステッ プと、 前記反応溶液に2〜5炭素原子のエポキシドを加え、それにより前記アミノ酸 の少くとも1%を官能基化して前記水溶性蛋白質を供するステップと、 を含むことを特徴とする方法。 7.前記水溶液がリチウム塩中少くとも2Mであり、少くとも約10mMのヒドロ キシド濃度を有することを特徴とする請求項6に記載の方法。 8.前記前駆蛋白質が、細胞結合性配列を含む介在基を含むことを特徴とする 請求項6に記載の方法。 9.繰返し単位中にセリン又はトレオニンを含む水溶性の少くとも部分的に結 晶性の繰返し単位前駆蛋白質から水溶性蛋白質を調製する方法であって、該方法 が、 前記前駆蛋白質を塩基性高塩濃度水溶液中に溶かして反応溶液を供するステッ プと、 前記反応溶液に、有機反応物を、該有機反応物の、ヘテロ原子を保持する官能 性との反応のための条件下で加えて、ヒドロキシル、スルホネート、及びアンモ ニオからなる群から選択される少くとも1の極性の更なるヘテロ原子官能性を供 し、それにより前記アミノ酸の少くとも1%が官能基化されるステップと、 それにより前記水溶性蛋白質が作られるステップと、 を含むことを特徴とする方法。 10.前記更なるヘテロ原子官能性がヒドロキシルであり、前記反応物が2〜4 炭素原子のエポキシドであることを特徴とする請求項9に記載の方法。 11.前記更なるヘテロ原子官能性がスルホネートであり、前記反応物が3〜8 炭素原子のスルトンであることを特徴とする請求項9に記載の方法。 12.前記更なるヘテロ原子官能性が4〜8炭素原子のアンモニオであることを 特徴とする請求項9に記載の方法。 13.少くとも6kDの水溶性繰返し単位蛋白質化合物であって、前記繰返し単位 が3〜30アミノ酸であり、極性基で置換された2〜8炭素原子のアルキル基にそ の少くとも1%が結合した官能性を含む化学反応性ヘテロ原子を含む少くとも1 のアミノ酸を含むことを特徴とする水溶性繰返し単位蛋白質化合物。 14.前記繰返し単位が約4〜10アミノ酸であり、セリン又はトレオニンを含み 、前記極性基がヒドロキシルであることを特徴とする請求項13に記載の蛋白質化 合物。 15.前記極性基がアンモニオであることを特徴とする請求項13に記載の蛋白質 化合物。 16.前記極性基が酸性であることを特徴とする請求項13に記載の蛋白質化合物 。 17.少くとも6kDの水溶性フィブロイン繰返し単位蛋白質であって、該繰返し 単位が、その少くとも約1%が極性基で置換された2〜8炭素原子のアルキル基 に結合したセリンを含むことを特徴とする水溶性フィブロイン繰返し単位蛋白質 化合物。 18.前記極性基がヒドロキシル、スルホネート及びアンモニオからなる群から 選択されることを特徴とする請求項17に記載の蛋白質化合物。 19.前記繰返し単位が生理的に活性な配列を含む介在配列を有することを特徴 とする請求項17に記載の蛋白質化合物。 20.前記生理的に活性な配列がRGDSを含むことを特徴とする請求項19に記載の 蛋白質化合物。 21.配列GAGAGSの繰返し単位を含み、RGDSを含む介在配列を有し、極性基で置 換された2〜8炭素原子のアルキル基でアルキル化された少くとも約1%のセリ ン基を有する少くとも約10kDの水溶性蛋白質化合物であって、前記極性基がヒド ロキシ、スルホネート、及びアンモニオからなる群から選択されることを特徴と する水溶性蛋白質化合物。 22.請求項13に記載の蛋白質化合物の被覆を含む固状基体。 23.請求項17に記載の蛋白質化合物の被覆を含む固状基体。 24.請求項21に記載の蛋白質化合物の被覆を含む固状基体。 25.前記極性基がヒドロキシルであることを特徴とする請求項24に記載の蛋白 質化合物の被覆を含む固状基体。 26.約1M未満の塩濃度を有し、少くとも0.01重量%の請求項13に記載の蛋白 質化合物を有する水溶液。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.官能性を含む反応性ヘテロ原子を有する天然のアミノ酸を含む水不溶性の 少くとも部分的に結晶性の繰返し単位前駆蛋白質から水溶性蛋白質を調製する方 法であって、該方法が、 前記前駆蛋白質を有機溶媒、高塩濃度水溶液、又はそれらの組合せ中に溶かし て反応溶液を供するステップと、 前記反応溶液に、有機反応物を、該有機反応物の、前記ヘテロ原子を保持する 前記官能性との反応のための条件下で加えて少くとも1の極性の更なるヘテロ原 子を供し、それにより前記アミノ酸の少くとも1%が官能基化されるステップと 、 それにより前記水溶性蛋白質が作られるステップと、 を含むことを特徴とする方法。 2.前記溶液が高イオン強度水溶液であることを特徴とする請求項1に記載の 方法。 3.前記溶液がリチウム塩中少くとも2Mであり、前記条件が少くとも9のpH であることを特徴とする請求項2に記載の方法。 4.前記有機反応物が2〜5炭素原子のエポキシドであることを特徴とする請 求項3に記載の方法。 5.前記繰返し単位がフィブロイン繰返し単位であることを特徴とする請求項 1に記載の方法。 6.繰返し単位のメンバーとしてセリン又はトレオニンを含む水不溶性の少く とも部分的に結晶性のフィブロイン繰返し単位前駆蛋白質から水溶性蛋白質を調 製する方法であって、該方法が、 前記前駆蛋白質を高塩濃度塩基性水溶液中に溶かして反応溶液を供するステッ プと、 前記反応溶液に2〜5炭素原子のエポキシドを加え、それにより 前記アミノ酸の少くとも1%を官能基化して前記水溶性蛋白質を供するステップ と、 を含むことを特徴とする方法。 7.前記水溶液がリチウム塩中少くとも2Mであり、少くとも約10mMのヒドロ キシド濃度を有することを特徴とする請求項6に記載の方法。 8.前記前駆蛋白質が、細胞結合性配列を含む介在基を含むことを特徴とする 請求項6に記載の方法。 9.繰返し単位中にセリン又はトレオニンを含む水溶性の少くとも部分的に結 晶性の繰返し単位前駆蛋白質から水溶性蛋白質を調製する方法であって、該方法 が、 前記前駆蛋白質を塩基性高塩濃度水溶液中に溶かして反応溶液を供するステッ プと、 前記反応溶液に、有機反応物を、該有機反応物の、ヘテロ原子を保持する官能 性との反応のための条件下で加えて、ヒドロキシル、スルホネート、及びアンモ ニオからなる群から選択される少くとも1の極性の更なるヘテロ原子官能性を供 し、それにより前記アミノ酸の少くとも1%が官能基化されるステップと、 それにより前記水溶性蛋白質が作られるステップと、 を含むことを特徴とする方法。 10.前記更なるヘテロ原子官能性がヒドロキシルであり、前記反応物が2〜4 炭素原子のエポキシドであることを特徴とする請求項9に記載の方法。 11.前記更なるヘテロ原子官能性がスルホネートであり、前記反応物が3〜8 炭素原子のスルトンであることを特徴とする請求項9に記載の方法。 12.前記更なるヘテロ原子官能性が4〜8炭素原子のアンモニオ であることを特徴とする請求項9に記載の方法。 13.少くとも6kDの水溶性繰返し単位蛋白質化合物であって、前記繰返し単位 が3〜30アミノ酸であり、極性基で置換された2〜8炭素原子のアルキル基にそ の少くとも1%が結合した官能性を含む化学反応性ヘテロ原子を含む少くとも1 のアミノ酸を含むことを特徴とする水溶性繰返し単位蛋白質化合物。 14.前記繰返し単位が約4〜10アミノ酸であり、セリン又はトレオニンを含み 、前記極性基がヒドロキシであることを特徴とする請求項13に記載の蛋白質化合 物。 15.前記極性基がアンモニオであることを特徴とする請求項13に記載の蛋白質 化合物。 16.前記極性基が酸性であることを特徴とする請求項13に記載の蛋白質化合物 。 17.少くとも6kDの水溶性フィブロイン繰返し単位蛋白質であって、該繰返し 単位が、その少くとも約1%が極性基で置換された2〜8炭素原子のアルキル基 に結合したセリンを含むことを特徴とする水溶性フィブロイン繰返し単位蛋白質 化合物。 18.前記極性基がヒドロキシル、スルホネート及びアンモニオからなる群から 選択されることを特徴とする請求項17に記載の蛋白質化合物。 19.前記繰返し単位が生理的に活性な配列を含む介在配列を有することを特徴 とする請求項17に記載の蛋白質化合物。 20.前記生理的に活性な配列がRGDSを含むことを特徴とする請求項19に記載の 蛋白質化合物。 21.配列GAGAGSの繰返し単位を含み、RGDSを含む介在配列を有し、極性基で置 換された2〜8炭素原子のアルキル基でアルキル化された少くとも約1%のセリ ン基を有する少くとも10kDの水溶性蛋白 質化合物であって、前記極性基がヒドロキシ、スルホネート、及びアンモニオか らなる群から選択されることを特徴とする水溶性蛋白質化合物。 22.請求項13に記載の蛋白質化合物の被覆を含む固状基体。 23.請求項13に記載の蛋白質化合物の被覆を含む固状基体。 24.請求項21に記載の蛋白質化合物の被覆を含む固状基体。 25.前記極性基がヒドロキシルであることを特徴とする請求項24に記載の蛋白 質化合物の被覆を含む固状基体。 26.約1M未満の塩濃度を有し、少くとも0.01重量%の請求項13に記載の蛋白 質化合物を有する水溶液。
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