JPH10500230A - 再帰反射製品及びその製造方法 - Google Patents

再帰反射製品及びその製造方法

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JPH10500230A JP7529630A JP52963095A JPH10500230A JP H10500230 A JPH10500230 A JP H10500230A JP 7529630 A JP7529630 A JP 7529630A JP 52963095 A JP52963095 A JP 52963095A JP H10500230 A JPH10500230 A JP H10500230A
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Abstract

(57)【要約】 バインダー層及び前記バインダー層(42)の前面に部分的に埋込まれた多数の微小球(36)を各々含む第1セグメント(32)及び第2セグメント(34)を有する再帰反射製品。前記第1セグメントは、微小球の埋め込まれた部分に配置された不透明反射性金属層(38)も有し、一方、前記第2セグメントは不透明反射性金属層を有しないため、再帰反射製品の前面から見た場合に下方のバインダー層の色は見えない。前記第1及び第2セグメントは、昼間の照明条件下で顕著に異なる色を呈し、そしてそれぞれ再帰反射性の照明条件下で見た場合に著しく異なる再帰反射度を有する。従って、前記第1及び第2セグメントは互いに対照して目立ち、再帰反射製品の顕著性を高める。

Description

【発明の詳細な説明】 再帰反射製品及びその製造方法 技術分野 本発明は、(i)非常に目立つ着色セグメントにより縁取りされた再帰反射像 を表示する製品、(ii)2種の異なる再帰反射セグメントを有する製品の製造方 法、及び(iii)外面に固定された再帰反射製品を有する衣服製品に関する。 発明の背景 再帰反射製品は、光が生じている方向からの入射光の殆どを反射する能力を有 する。この独特の能力によって、高速道路の建設及び補修作業者並びに消防士に より着用される衣服に再帰反射製品が広範に使用されてきた。これらの衣服に取 り付けられている再帰反射製品は、典型的には、蛍光の地色に再帰反射縞(retr oreflective stripe)の形態で存在する。再帰反射製品は、着用者の存在を目立 たせることにより着用者の安全性を高める。このことは、昼間及び夜間の照明条 件の双方のもとでの衣服に高い顕著性を与えることにより達成される。昼間の照 明条件(強い拡散周囲光)において、前記製品の蛍光部分は、非可視光を吸収し 、そしてその光を可視スペクトルの光にして発光することによって高い顕著性を 与える。夜間の照明条件(弱い拡散周囲光)において、再帰反射縞は、自動車の ヘッドランプ及びサーチライトからの光が再帰反射製品に当たった時に照らされ ることにより高い顕著性を与える。 再帰反射性の蛍光色製品は、有機バインダー中に蛍光顔料を含む蛍光材料の層 を布帛基材上にコーティングし、次いで所望の形状の 再帰反射材料を蛍光色布帛の表面の所定の領域に貼り合わせるか、さもなくば接 着させることにより製造されてきた。多くの場合において、布帛基材の裏面(再 帰反射材料をその上に有する蛍光面の反対側)は、次いで、高速道路の作業者又 は消防士により着用される衣服の所定の領域に縫製、貼り合わせ、又は別の方法 で取り付けられる。この種の製品の例は、Binghamに付与された米国特許第4,533 ,592 号に開示されている。衣服の外面に固定することができる従来の再帰反射 の断面図が図1に詳細に示されている。 図1に示される再帰反射製品10は、2つの着色セグメント14及び14’に より縁取りされた再帰反射セグメント12を含む。再帰反射セグメント12は、 バインダー層20中に部分的に埋め込まれた多数の光学素子、典型的には微小球 18を含む。正反射性金属層22が微小球18の埋め込まれた部分の後方に配置 されている。再帰反射セグメント12は縞として着色布帛15の表面に広がって いる。着色布帛15は典型的には布帛26上に蛍光色塗膜24を含む。強い拡散 周囲光のもとで位置Xから見た場合、製品10は、着色セグメント14及び14 ’として示した蛍光色布帛により両端で縁取りされた灰色がかった縞(セグメン ト12)として見える。夜間の視検条件下で、再帰反射縞は、基本的に、光が照 らされた時に非常に目立つ製品10の唯一の部分である。 製品10は、強い及び弱い周囲照明条件の双方において着用者の存在を目立た せることにより優れた顕著性を与えるが、再帰反射製品は以下の4つの欠点を有 する:(i)構築物10に過剰の材料の層が使用される;(ii)再帰反射セグメ ント12は下方にある着色布帛から離層しうる;(iii)再帰反射セグメント1 2の製造及びそれらの着色基材15への貼り付けに溶剤型バインダー及び接着剤 が往々にして使用される;及び、(iv)製品の着色セグメント14及 び14’には基本的に再帰反射能がない。製品10からの再帰反射セグメント1 2の離層は、衣服を夜間に顕著性のないものにする。過剰の材料の層は、衣服を 重たく、且つ柔軟性の低いものにし、そしてプロダクトコストを増加させうる。 溶剤型バインダー及び接着剤の使用は、それらが環境を汚染することを防ぐため の高価な溶剤回収装置を往々にして必要とするため好ましくない。 種々の再帰反射度を有する部分により再帰反射製品の前面上に像(imege )又 はある種の模様を表示する再帰反射製品を提供するために、蒸着された正反射性 金属層がシートの光学素子の後方の所定の領域に配置された。蒸着された正反射 性金属層の選択的配置は、幾つかの異なる方法で達成されてきた。通常使用され ている方法は、連続的な正反射性金属を光学素子の背面全体に蒸着すること、蒸 着された金属部分の上に保護層を配置すること、次いで金属の保護しない領域を 除去するためにエッチング剤溶液を使用することを含む。この種の方法は、米国 特許第5,264,063 号、同第4,801,193 号、及び1994年1月13日に出願された米国 特許出願番号第08/181,619 号に開示されている。米国特許第4,645,301 号には 、光学素子の後方に正反射性金属を選択的に配置する著しく異なる方法が開示さ れている。前記特許明細書中に開示されている方法は、連続的な蒸着された金属 層のレーザー除去及び選択的化学的除去を伴う。上記方法は、再帰反射シートの 光学素子の後方に蒸着された正反射性金属を選択的に配置できるが、これらの方 法は、比較的複雑であり、そして環境上安全な形態に処理しなければならない溶 剤の使用を伴う。 発明の要旨 本発明は、新規再帰反射製品、及び再帰反射製品を製造する新規 方法を提供する。この新規再帰反射製品は、公知の再帰反射製品の上記欠点を克 服し、そしてこの新規方法は、環境上の問題を引き起こさないあまり複雑でない 方法で微小球に選択的に蒸着金属を適用することを可能にする。 簡単にまとめると、本発明の再帰反射製品は、 a)第1及び第2主要表面を有する着色バインダー層;及び b)前記着色バインダー層の第1主要表面に部分的に埋め込まれた部分を有し 、且つ、そこから部分的に突き出た部分を有するガラス又はセラミック微小球の 層; を含み、前記バインダー層及び微小球の層は、実質的に異なる再帰反射度を示し 、且つ、昼間の照明条件下で見た場合に顕著に異なる色を示す第1及び第2セグ メントに分けられており、前記第1セグメントは微小球の層の埋め込まれた部分 に配置された反射性金属層を有することを特徴とし、そして前記第2セグメント は微小球の層の埋め込まれた部分の後方に機能的に配置された反射性金属層を有 しないことを特徴とする。 本発明の再帰反射製品の製造方法は、 (a)微小球の層をキャリヤー上で支持すること; (b)微小球の層の第1部分がその後方に機能的にコーティングされた反射性 金属層を有し、且つ、第2部分がそのような反射性金属層を有しないように、支 持された微小球の層に反射性金属層を選択的に蒸着すること; (c)微小球の層をバインダー層の第1主要表面に部分的に埋め込むこと;次 いで (d)微小球の層がバインダー層の第1主要表面に部分的に埋め込まれたまま 残って第1及び第2セグメントを有する再帰反射製品が形成されるように微小球 の層からキャリヤーを除去すること、但 し、前記第1セグメントは微小球の埋め込まれた部分の後方に機能的に配置され た蒸着された反射性金属層を有する; を含む。 本発明の衣服は、本発明の再帰反射製品及び前記再帰反射製品が固定された基 材を含む。前記基材は、衣服製品の外側部分を形成することができ、そのため再 帰反射製品はその衣服が人により着用された場合に、その安全機能を果たすこと ができる。 本発明の新規方法により製造される本発明の再帰反射製品は、均一の表面特性 を示すものであって、この再帰反射製品の2つのセグメントの間で再帰反射能に はっきりとした違いを示す。本発明は、前記製品中の層の数を最小限にし、滑ら かで均一なテキスチャーの上面を与え、そして前記製品の着色セグメントを再帰 反射性にすることができる。本発明の方法を使用すると、環境上の問題を生じる 化学エッチング剤又は類似の溶剤を使用することを必要とせずに、種々の再帰反 射度を示すセグメントを有する再帰反射製品を製造することができる。 本発明は再帰反射性である第1及び第2セグメントを有するものであって、前 記第1セグメントは、埋め込まれた微小球に配置された反射性金属層を有し、且 つ、第2セグメントは微小球の埋め込まれた部分の後方に機能的に配置された反 射性金属層を有しない。反射性金属層の位置に関し、「微小球の層の埋め込まれ た部分に配置された」なる用語は、反射性金属層が微小球と(埋め込まれた部分 で)直接接触しているか、又は、他の反射層若しくは薄い非反射性の無色層(例 えば、誘電体ミラー)を通じて微小球と接触していることを意味する。非反射性 の無色層が微小球と反射性金属層の間に配置される場合には、その厚さは20マ イクロメートル以下(「薄い」ことを意味する)、好ましくは10マイクロメー トル以下、よ り好ましくは5マイクロメートル以下である。薄い層が前記製品の再帰反射性に あまり寄与しないならば、それは非反射性であると見なされ、そして薄い層が基 本的に透明であるならば、それは無色であると見なされる。薄くなく、且つ無色 である非反射性の無色層は、再帰反射シートの性能に有害な影響を及ぼす。 「後方に機能的に」なる用語は、本明細書において、反射性金属層が微小球を 透過した入射光を反射することができるように微小球の埋め込まれた部分に接し て又はその後方に配置された反射性金属層を有することを意味するために用いる 。第1セグメントにおいて微小球に接して反射性金属層を有することにより、及 び第2セグメントにおいて微小球の後方に機能的に配置された反射性金属層を有 しないことによって、第1及び第2セグメントは、再帰反射性の視検条件下で見 た場合に、異なる再帰反射度を与えることができる。「実質的に異なる再帰反射 度」なる用語が意味することは、全ての照明条件が基本的に等しい場合に、第1 及び第2主要セグメントが著しく異なる量の光を再帰反射することである。第2 主要セグメントが、反射性金属層よりも良好に機能する反射体を微小球の後方に 有しないかぎり、第1セグメントが実質的により優れた再帰反射能を有すること を意味する、即ち、第1セグメントが実質的に入射光をより多量に再帰反射する 。典型的には、第1主要セグメントは、高度の再帰反射性の達成を可能にする。 「高度」なる用語は、0.2度の観測角及び−4度の照射各を用いるのASTM E 8 10-93bに従って再帰反射製品を試験した場合に、再起反射係数RAがカンデラ毎 ルクス毎平方メートル(c/l/ m2)を超えることを意味する。「ASTM E 810-93b 」は、再帰反射製品の再帰反射度を測定する標準的な試験であって、本明細書に おいては観測角及び照射角パラメータが前記の通りであるASTM E 810-93bを表す ために用いる。第1セグメ ントのRAは、ASTM E 810-93bに従って試験した場合に330 c/l/m2を超えるこ とが好ましく、500 c/l/m2を超えることがより好ましい。このような高度の 再帰反射度は第1セグメントにより達成することができるが、再帰反射性があま り重要でないある態様において、30 c/l/m2程度の低いRAを持つことも可能で ある。第1及び第2セグメントは、ASTM E 810-93bに従って試験した場合に、好 ましくは少なくとも25 c/l/m2、より好ましくは少なくとも100 c/l/m2のRA の違いを示す。 昼間の照明条件下で、第1セグメントは、薄い反射性金属層の典型的には灰色 がかった又は銀色がかった色を呈し、そして第2セグメントは、好ましい態様で は蛍光色である下方の着色バインダー層の色を呈する。第1セグメントにおいて 、反射性金属層は不透明であり、下方のバインダー層を見ることを妨げる。しか しながら、第2セグメントにおいて、着色バインダー層の色は微小球を通して見 ることができ、従って、第2セグメントは昼間の照明条件下で第1セグメントの 色とは顕著に異なる色を呈する。「着色バインダー層」なる用語は、本明細書に おいて、第2セグメント(存在する場合に、第3、第4、第5の他のセグメント であってもよい)が昼間の照明条件下で第1セグメントとは顕著に異なる色を呈 することを可能にするある手段によりバインダー層が着色されていることを意味 する。本明細書において「顕著に異なる色」なる用語は、普通の観測者により色 が異なるとして認識されると記述できる外観の特性を意味する。同一色の異なる 色彩又は色相は、この定義のもとで顕著に異なる色であることができる。2種の 異なるセグメントのあいだでの色対比は、各セグメントの刺激値Yを求め、次い で大きな刺激値を小さな刺激値で割ることにより求められるCcにより決まる。 例えば、Y1が第1セグメントの刺激値であり、及びY2が第2セ グメントの刺激値であり、Y2がY1よりも大きい値である場合には、CcはY2/ Y1に等しい。刺激値Yは、作業手順が以下の通りである場合にASTM E 308-90 に概説されている方法にしたっがって決定することができる: 標準照明具:D65昼光照明具 標準観測者:CIE(International Commissioner of Illumination )1931 2℃ 波長間隔:10ナノメートル間隔で400〜700ナノメートル 入射光:試料面に対し0° 観測:16ファイバー受光器ステーションのリングを通して45° 観測域:1インチ ポートサイズ:1インチ これらのパラメーターを知ると、当業者はこの試験を再現できる。「ASTM E 308 -90 」は、本明細書において上記パラメーターが上記の通りであるASTM E 308-9 0 を意味する。作業パラメーターの更なる議論がASTM E 1164-93を参照されたい 。本発明において、第1セグメントと第2セグメントの間の色対比Ccは少なく とも1.01、好ましくは少なくとも1.68、より好ましくは少なくとも2で ある。本発明の多くの態様において、Ccは2〜20である。 バインダー層は、その中に有効量の染料又は顔料を含ませることにより着色し うる。代わりに、バインダー層は、透明ポリマーマトリックス中に埋め込まれた か、又はそのすぐ下方に配置された着色フィルム又は着色布帛を有していてもよ い。昼間の照明条件において、第1セグメントと第2セグメントの間の色対比に よって、第1セグメントの像又は形状を目立つように露呈させることが可能であ る。夜間の照明条件において、第1セグメントは、第2主要セグメントよりも光 を極度に再帰反射することができ、第1セグメントの 像を、再帰反射製品の方向に向けられた光源の近くに存在する人が認識できるも のにする。 本発明は、個々の再帰反射縞又は層が分離層(separate layer)としての下方 の着色基材に縫い付け又は接着されていないという点で公知の再帰反射製品とは 異なる。その代わりに、再帰反射縞又は像は着色された背景セグメントと「一体 」になっていること、即ち、再帰反射縞(第1セグメント)と着色セグメント( 第2セグメント)が2種の異なるセグメントを含む単一の構築物として形成され 、衣服に使用する再帰反射製品を製造する際にこれまで行われてきたように2種 の別々の部材はその後に一体にされない。本発明のこの「一体」形態は、第1セ グメントの再帰反射領域が離層、さもなくばすぐ下方の基材から分離することが ないために都合良い。更に、より少ない層が必要とされ、衣服の総重量を減らし 、その柔軟性を高める。第1及び第2セグメントは、再帰反射製品の上面上に同 様な実質的に均一な微小球の層を使用することができる。更に、本発明の製品の 第2セグメントは、第1セグメントと同程度に再帰反射性ではないが、上記の既 に公知の製品の非再帰反射性の蛍光色部分よりも高い再帰反射性を有する。更に 、本発明の方法を構成する工程は、従来の方法と比較した場合に単純である。蒸 着された金属部分を溶剤により選択的に除去することよりも、むしろ蒸着された 反射性金属層が微小球の埋め込まれた部分に選択的に適用される。従来の方法は 、金属を選択的に除去するために、保護層、溶剤、そしてレーザーまでも使用す る。本発明の方法は、非常に容易に実施することができ、そして溶剤及び他の化 学溶液又は複雑な機械装置の使用を必要としない。更に、本発明に係る再帰反射 製品を使用するのに僅かな金属が使用される。 本発明の上記及び他の利点を図面及び発明の詳細な説明により完 全に図示及び説明し、同様な部材を示すために同じ参照番号を使用した。しかし ながら、これらの説明及び図面は例示を目的とするものであって、本発明の範囲 を著しく限定するものであると理解されるべきでない。 図面の簡単な説明 図面において: 図1は、従来の再帰反射製品10の断面図である; 図2は、本発明に係る再帰反射製品30の前面図である; 図3は、図2の線3−3に沿う再帰反射製品30の断面図である; 図4は、本発明に係る他の態様の再帰反射製品50の断面図である; 図5は、図4に示される態様で使用される1つの再帰反射要素55の部分断面 図である;及び 図6は、本発明に係る他の態様の再帰反射製品70の断面図である。 図7は、本発明に係る再帰反射製品を形成するのに使用される製品90を示す 。 図8は、本発明の再帰反射製品111を掲げる衣服製品110を示す。 これらの図は理想化して描かれており、また一定の縮尺で描かれていない。 好ましい態様の詳細な説明 本発明の好ましい態様を説明する際に、明瞭さのために特別な用語を使用する 。しかしながら、本発明は、そのように選ばれた特別 用語に限定されるべきでなく、そのように選ばれた各用語は、同様に機能する全 ての技術的同義語を包含する。 本発明の実施化において、再帰反射製品は、目立つ再帰反射セグメントを有す る一体構築物で提供される。図2には、本発明の再帰反射製品30が示されてお り、これは消防士の上着用の安全縞として使用することができる。製品30は、 第1再帰反射セグメント32並びに前記第1セグメント32の両側に配置された 第2再帰反射セグメント34及び34’を有する。昼間の照明条件において、第 1セグメント32は、第2主要セグメント34及び34’とは顕著に異なる色を 呈する。第1セグメント32は、下方の反射性金属層の色を呈し、そして第2セ グメント34及び34’は、例えば明るい蛍光橙色であるそれらの意図された色 を呈する。製品30の第1セグメント32は、高度に再帰反射性であることがで き、一方、第2セグメント34及び34’の再帰反射度は実質的に低くてもよい 。 図3に示されるように、再帰反射製品30は微小球36の単一層を含み、前記 微小球の幾つかはそれらに接して配置された半球状の反射性金属層38を有する 。微小球36は、着色バインダー層42の前面又は第1主要表面40に部分的に 埋め込まれており、且つ、そこから部分的に突き出ている。着色バインダー層4 2により支持された微小球36は、入射光が入射した方向と実質的に平行な方向 に入射光が反射されるように光を平行にすることができる。第1セグメント32 は、埋め込まれた部分に反射性金属層38を有する微小球36を含む。第2セグ メント34及び34’は、そこに配置された反射性金属層を有しない。第2セグ メントの微小球の後方に機能的に配置された反射性金属が無い場合には、そのセ グメントの再帰反射度は、ASTM E 810-93bに従って試験した場合に典型的には5 〜15 c/l/m2程度であり、一方、反射性金属層が微小球の層の埋め込まれた部 分に配置された場合には、第1セグメントは同様に試験した場合に典型的には4 00〜600 c/l/m2程度の再帰反射度を示す。従って、微小球36を透過して 反射性金属層38に当たる入射光は、セグメント32によってセグメント34及 び34’よりも強く再帰反射される。 本発明に使用される微小球は、最も均一且つ効率的な再帰反射を供するように 形態が実質的に球形であることが好ましい。この微小球は、微小球により吸収さ れる光の量を最少限にし、それにより入射光の殆どが再帰反射されるように、実 質的に透明であることが好ましい。透明微小球は、すぐ下のバインダー層の色を セグメント34及び34’において良好に表示することも可能にする。この微小 球は、往々にして実質的に無色であるが、他の態様において彩色又は着色されて いてよい。この微小球は、ガラス、非ガラス質セラミック組成物又は合成樹脂か ら製造することができる。一般に、ガラス微小球は、合成樹脂から製造された微 小球よりも安価であり、硬質であり、そして耐久性があるために好ましい。本発 明に有用な微小球の例は、以下の米国特許に開示されている:第1,175,224 号、 第2,461,011 号、第2,726,161 号、第2,842,446 号、第2,853,393 号、第2,870, 030 号、第2,939,797 号、第2,965,921 号、第2,992,122 号、第3,468,681 号、 第3,946,130 号、第4,192,576 号、第4,367,919 号、第4,564,556 号、第4,758, 469 号、第4,772,511 号、及び第4,931,414 号。これらの特許の開示は引用によ りここに含めることにする。 本発明に使用される微小球は典型的には約30〜200マイクロメートルの平 均直径を有する。この範囲より小さい微小球は低レベルの再帰反射を供する傾向 があり、そしてこの範囲よりも大きい微 小球は製品に望ましくない粗いテキスチャーを与えるか、又はその柔軟性を望ま しくないことに低下させる。本発明に使用される微小球は典型的には約1.7〜 約2.0の屈折率を有し、この範囲は一般に、微小球の前面が空気に露出してい る微小球に基づく再帰反射製品に有用であると考えられている。本明細書におい て使用する「微小球が露出している再帰反射製品」なる用語は、再帰反射製品の 微小球が覆われておらず、且つ、周囲環境に露出していることを意味する。露出 している微小球の上にカバーフィルムを配置して密閉シートを形成することがで きるが、微小球が露出している再帰反射製品によって良好な柔軟性、良好な再帰 反射輝度、及び良好な洗濯耐久性が与えられるために、微小球が露出しているこ とが好ましい。 前述のように、本発明に使用される微小球は、第1セグメントにおいて、微小 球の埋め込まれた部分に反射性金属層を有し、そこで入射光を反射することがで きる。「反射性金属層」なる用語は、入射光を反射するのに、好ましくは入射光 を正反射するのに有効な量の元素状金属を含む反射層を意味するための本明細書 において使用する。正反射性金属層を設けるために種々の金属を使用してよい。 これらには、元素状の、アルミニウム、銀、クロム、ニッケル、マグネシウム、 金、及びこれらの合金が含まれる。金属は第1セグメントにおいて連続被膜であ ってよく、下記の本発明の方法によりマスクを通して金属を蒸着することにより 形成されてよい。この形態において、反射性金属層は基本的に純粋な金属からな る。樹脂マトリックスは金属粒子を支持する必要はない。アルミニウムの場合に は、若干の金属が金属酸化物及び/又は金属水酸化物の形態で存在することが理 解されるであろう。アルミニウム及び銀金属は、もっとも高い再帰反射輝度を与 える傾向があるために好ましい。金属層 は入射した光を反射するのに十分な厚さであるべきである。典型的には反射性金 属層は約50〜150ナノメートルの厚さである。銀被膜の反射色はアルミニウ ム被膜の色よりも明るいが、アルミニウム層はガラス光学素子に接着された場合 により良好な洗濯耐久性を付与することができるためによって、一般により好ま しい。 着色バインダー層は、典型的には、ある方法で着色された可撓性ポリマー材料 を含む。着色バインダー層は、安定剤(例えば、熱及び加水分解安定剤)、酸化 防止剤、難燃剤、及び流れ調整剤(例えば、界面活性剤)、粘度調整剤(例えば 、有機溶剤)、レオロジー調整剤(例えば、増粘剤)、及び融合助剤、可塑剤、 粘着付与剤などのような任意の添加剤を含んでもよい。一般に、着色バインダー 層は、約70重量%から約99重量%までのポリマー材料と、その残りとして有 効量の任意の添加剤を含む。 着色バインダー層のポリマー材料はエラストマーに限らないポリマーであって よい。本発明の目的に対し、エラストマーは、その原長の少なくとも2倍の長さ に引き延ばすことができ、次いで応力を除去すると殆ど原長まで戻ることができ るポリマーとして定義される(“Hawley's Codensed Chemical Dictionary”,R .J. Lewis Sr. Ed.,12th Ed.,Van Nostrand Reinhold Co.,New York,NY(199 3)から引用した定義)。ポリマー物質は、架橋したエラストマー又は実質的に架 橋したエラストマーを含むことが好ましい。架橋したエラストマーは、エラスト マーのポリマー鎖が化学的に架橋し、分子流(molecular flow)に対して安定な 3次元的網状構造を形成していることを意味する。実質的に架橋したエラストマ ーは、エラストマーのポリマー鎖の易動度が鎖のからみ合い及び/又は水素結合 により著しく低いために、ポリマーの凝集強さ又は内部強度が高いことを意味す る。このようなポリマーの架橋の例には、鎖間での ビニル基間の遊離基結合;加硫、又はイソシアネート官能性ポリマー若しくはエ ポキシ官能性ポリマーの場合におけるジオール;アミン官能性及びアルコール官 能性ポリマーの場合におけるジイソシアネート又は活性エステル;並びにカルボ ン酸官能性ポリマー又は無水カルボン酸官能性ポリマーの場合におけるエポキシ ド及びジオールのようなカップリング剤との反応によるような試剤又は基のカッ プリングが含まれる。このような実質的な架橋の例には、ポリアミドにおいて見 出されるようなアミドの水素結合、又はスチレンとアクリロニトリルのブロック コポリマーにおいて見出されるような結晶域及び非晶域相互作用(crystalline and amorphous region interactions)が含まれる。 着色バインダー層に使用されてよいポリマーの具体例には、ポリオレフィン、 ポリエステル、ポリウレタン、ポリエポキシド、天然及び合成ゴム、並びにこれ らの組合せが含まれる。架橋したポリマーの例には、エポキシド基、オレフィン 基、イソシアネート基、アルコール基、アミン基又は酸無水物基(anhydride gr oup)のような架橋性基により置換された上記例のポリマーが含まれる。ポリマ ーの官能基と反応する多価モノマー及びオリゴマーが架橋剤として使用されても よい。 有用なバインダー層の材料の具体例は、米国特許第5,200,262 号及び同第5,28 3,101 号に開示されており、その開示は引用により個々に含めることにする。前 記米国特許第5,200,262 号において、バインダー層は、活性水素官能基を有する 1種以上の可撓性ポリマー、例えば、架橋したウレタン系ポリマー(例えば、イ ソシアネート硬化型ポリエステル又は1成分型若しくは2成分型ポリウレタン) 及び1種以上のイソシアネート官能性シランカップリング剤を含む。前記米国特 許第5,283,101 号において、バインダー層は、クロロ スルホン化ポリウレタン、少なくとも約70重量%のポリエチレンを含むエチレ ンコポリマー、及びポリ(エチレン−コ−プロピレン−コ−ジエン)ポリマーか らなる群より選ばれる電子線硬化型ポリマーを含む。 本発明の着色バインダー層に使用してよい市販入手可能なポリマーの例には、 Vitel(商標)VPE 5545及びVPE 5833ポリエステル(オハイオ州アクロン所在のG oodyear Tire and Rubber Companyから入手可能);Rhoplex(商標)HA-8及びNW -1845 アクリル樹脂(ペンシルヴェニア州フィラデルフィア所在のRohm and Haa s から入手可能);Cydrothane(商標)ポリウレタン(ニュージャージー州ウエ ストパターソン所在のCytec Industries of America Cyanamide );Estane(商 標)5703及び5715(オハイオ州クリーブランド所在のB.F. Goodrich);並びにN ipol(商標)1000(イリノイ州ローリングメドー所在のZeon Chemicalsから入手 可能)が含まれる。 着色バインダー層は典型的には約50〜250マイクロメートル(2〜10ミ ル)の厚さを有し、約75〜200マイクロメートル(3〜8ミル)の厚さが往 々にして好ましい。これらの範囲外の厚さを有する着色バインダー層が使用され てもよい。しかしながら、バインダー層が薄すぎる場合には、微小球を支えるこ とが不十分となり、微小球を脱落させてしまうことがある。ある態様において、 接着剤層(図示せず)がバインダー層の背面又は第2主要表面上にコーティング されてよい。 バインダー層は、染料又は顔料をその中に含ませることにより着色されること が好ましい。使用することができるこのような染料及び顔料の例には下表のもの が含まれる。 着色剤は非常に目立つ蛍光染料及び/又は顔料であることが好ましい。蛍光染 料及び/又は顔料は、昼間の照明条件下で高い顕著性を提供することができる。 バインダー層を着色するために本発明に使用してよい蛍光染料又は顔料の例には 、Day-Glo(商標)Fire Orange T-14、Rocket Red GT 、Blaze Orange GT 及びS aturn Yellow T-17(オハイオ州クリーブランド所在のDay-Glo Color Corp.) ;Flare(商標)911(オハイオ州アクロン所在のCleaveland Pigment & Color C o.);Lumogen(商標)F Red 300 、F Yellow 083及びyellow S0790(Pigment Y ellow 101,C.I.No.48052)(ニュージャージー州クリフトン所在のBASF Corp oration)が含まれる。 本発明の代替的態様において、昼間の照明条件下で着色しているように見える セグメントを、図3に示される態様に比して高い再帰反射性を提供するように作 ることができる。図4には、再帰反射製品50の着色セグメントにおいて高い再 帰反射性を提供する再帰反射製品が示されている。製品50は、高度に再帰反射 性であること ができ、且つ、強い拡散周囲光下で灰色がっかた外観で見える第1セグメントを 有する点、及び第1セグメントに対して異なる再帰反射度を示し、且つ、昼間の 照明条件下でバインダー層60の色を呈する第2主要セグメント54を有すると いう点で製品30(図3)に類似している。製品50は、透明微小球56の単層 、セグメント52及び54において微小球上で半球状反射体を形成している多層 誘電体ミラー57、セグメント52において誘電体ミラー57上で半球状反射体 を形成している反射性金属層58、並びに反射層57及び58が部分的に埋め込 まれているセグメント52及び54に広がっているバインダー層60を含む。 誘電体ミラーはセグメント52に広がっているように示されているが、本発明 のこの態様にとってこのことは必要ではなく、この形態の製品を製造することが 単に都合良いことにすぎないのでこの態様はこのように示されている。しかしな がら、反射性金属層58と微小球56の間に誘電体ミラー57は配置されていな い。なぜなら反射性金属層が微小球に直接接して配置されている場合、特に微小 球がガラスであり、且つ、反射性金属層がアルミニウムである場合には、高い洗 濯耐久性を提供することができるからである。従って、図4に示される製品は、 反射性金属層が微小球と直接接触するように、誘電体ミラーを適用する前に反射 性金属層を微小球に選択的に適用することにより作ることができる。 誘電体ミラー57は、Bingham に付与された米国特許第3,700,305 号及び同第 4,763,985 号に開示されている公知の誘電体ミラーに類似していてもよい。これ らの特許の記載は引用によりここに含めることにする。誘電体ミラーを使用する 際に、微小球は、典型的には屈折率n2を有し、そしてその上に配置された屈折 率n1を有する透明材料の層を有する。屈折率n1を有する透明材料の対面は屈 折率n3を有する材料と接触している。n2及びn3は双方とも少なくとも0.1 、好ましくは少なくとも0.3の、n1よりも大きい又は小さい屈折率を有する 。透明材料は、約380〜約1000ナノメートルの波長の約4分の1波長の奇 数(即ち、1,3,5,7・・・)倍に相当する光学厚さ(optical thickness )を典型的には有する層である。従って、n2>n1<n3又はn2<n1>n3のい ずれかであり、そして透明層の両側にある材料はn1よりも双方とも大きい屈折 率又は双方とも小さい屈折率のいずれであってもよい。n1が、n2及びn3の双 方よりも大きい場合には、n1は好ましくは1.7〜4.9であり、そしてn2及 びn3は好ましくは1.2〜1.7である。逆に、n1が、n2及びn3の双方より も小さい場合には、n1は好ましくは1.2〜1.7であり、そしてn2及びn3 は好ましくは1.7〜4.9である。誘電体ミラーは、好ましくは、少なくとも 1つが層状であり、互いに異なる屈折率を有する材料の隣接配列(contiguous a rray)を含む。好ましい態様において、前記隣接配列は、球状レンズ素子に隣接 して2〜7層、好ましくは3〜5層の層を有する。光の吸収を最少限にし、且つ 、着色バインダー層を最大限に見えるようにするために、全てが透明材料である か、又は基本的に無色であることが望ましい。多くの化合物の中で望ましい屈折 率の範囲内にある透明材料を供するために使用してよいものは、高屈折率材料、 例えば、CdS、CeO2、CsI、GaAs、Ge、InAs、InP、In Sb、zrO2、Bi23、ZnSe、ZnS、WO3、PbS、PbSe、Pb Te、RbI、Si、Ta25、Te、TiO2;低屈折率材料、例えば、Al2 3、AlF3、CaF2、CeF3、LiF、MgF2、NaCle、Na3AlF6 、ThOf2、ペルフルオロプロピレンとビニリデンフルオリドのエラストマー コ ポリマー(屈折率》1.38)である。他の材料は、Thin Film Phenomena,K. L.Chopra.page 750,McGraw-Hill Book Company,New York,(1969)に報告 されている。好ましい連続層はクライオライト(Na3AlF6)及び硫化亜鉛を 含む。 誘電体ミラーは非常に良好な再帰反射性を提供するが、典型的には、反射性金 属層と同じ程度有効な反射体ではない。誘電体ミラーが1層の層を含む場合には 、それによって、製品は、典型的には、ASTM E B810-93B に従って試験した時に 、前記ミラーが存在するセグメントにおいて50〜100 c/l/m2の再帰反射度 RAを示すことができる。2層の層が存在する場合には、前記セグメントは、典 型的には、ASTM E B810-93B に従って試験した時に、約100〜300 c/l/m2 の再帰反射度RAを示す。4層の層が使用された場合には、再帰反射度RAは30 0〜500 c/l/m2程度の大きな値になりうる。 ガラス微小球56(n2=1.94)を含む単一の再帰反射素子55に対し、 誘電体ミラー57の例が図5に製品50のセグメント54の拡大図で示されてい る。誘電体ミラー57は、基本的に、例えば、クライオライト60、66(n1 =1.38)と硫化亜鉛64、68(n3=2.35)の交互層からなる。誘電 体ミラー57は、高レベルの再帰反射性を供すると同時に、昼間の照明条件にお いて、それを通して製品の前面からバインダー層60中の着色剤が容易に見える よう十分な光の透過が可能となるように作ることができる。 図6において、各々が特に昼間の照明条件において観測者に対して異なる外観 を呈する3つの別々のセグメント71、72及び73を有する本発明の他の態様 70が示されている。この態様において、微小球の単層が、3つのバインダー層 セグメント81、82及び 83を含む着色バインダー層80の上に広がっている。バインダー層セグメント 82に埋め込まれている微小球76は、微小球76の埋め込まれている部分に反 射性金属層78を有する。セグメント71、72及び73のバインダー層セグメ ント81、82及び83は、昼間の照明条件下でセグメント71及び73が互い に異なる外観を有し、且つ、セグメント72とも異なる外観を有することができ るように、それぞれ異なる着色剤を含んでいてよい。例えば、セグメント71が 蛍光橙色を呈すると同時に、セグメント73が蛍光黄色を呈することができる。 製品70の前面が家具、壁、又は他の物体若しくは表面とこすれた結果による生 じる微小球76の欠損を隠すために、バインダー層セグメント82は、反射性金 属層78の色と溶け合う又は釣り合うように選ばれた着色剤と配合されてもよい 。微小球がこのシートからはずれた場合、微小球76の直下の反射性金属層部分 も通常はシートからはずれる。バインダー層セグメント82の色が反射性金属層 78の色と釣り合わない場合には、微小球の欠損が目立つようになる。従って、 バインダー層セグメント82は反射性金属層78と釣り合うように着色されてい ることが好ましくは。 他の態様において、誘電体ミラーを図6に示されている態様の反射性材料とし て使用することができる。誘電体ミラーが反射層として使用される場合には、誘 電体ミラーが透明である傾向があるため、そのすぐ下方のバインダー層82の色 は製品70の前面において観測者から見える。従って、誘電体ミラーが反射層と して使用された場合には、欠損した微小球はあまり目立たない。昼間の照明条件 下で前面から見た場合にアルミニウム又は銀の反射性金属層を用いた製品にセグ メント72を似せることが望ましい場合には、すぐ下方のバインダー層82を灰 色に着色することができる。誘電体ミラ ーは上記定義の通りの「高度の再帰反射性」を供することができるが、反射性金 属層はより有効な再帰反射性及びより良好な洗濯耐久性を供するため、反射性金 属層がより好ましい。誘電体ミラーは、公知の方法、例えば、蒸着により微小球 の背面に適用することができる。マスクを使用して誘電体ミラーを第1セグメン トの微小球に選択的に適用してよい(下記参照)。このマスクは、誘電体ミラー を構成する分子又は粒子を通さない部分を有し、そのため誘電体は第2(第3、 ・・・)セグメント上に蒸着されない。 非常に優れた洗濯耐久性を与えるために、反射性金属層、特にアルミニウム反 射層が、米国特許第5,200,262 号に開示されているバインダー材料と共にバイン ダー層セグメント82に使用される。セグメント82は、従って、好ましくは活 性水素官能基を有するポリマー材料と1種以上のイソシアネート官能性シランカ ップリング剤(例えば、γ−イソシアナトプロピルトリエトキシ−シラン)を含 む。好ましくは、反射性金属層の真下に配置されたバインダー層セグメントは、 ポリイソシアネート硬化型ポリエステル、1成分型ポリウレタン、又は2成分型 ポリウレタンの少なくとも1種を含む。 適切なバインダー材料の具体例には、イソシアネート硬化性ポリエステル、例 えば、Goodyear Tire and Rubber CompanyのVitel(商標)シリーズのコポリエ ステル樹脂、及びBostik Corporation(マサチューセッツ州ミドルトン所在)か ら販売されているポリエステル樹脂が含まれる。適切なバインダー材料の他の例 には、ポリテトラメチレンオキシドグリコール、ポリエステルポリオール、ヒド ロキシを末端基とするポリブタジエン、ポリカプロラクトンポリオール、ポリブ チレンオキシドグリコール、及びポリプロピレンオキシドグリコールが含まれる 。他の具体例には、Miles Industrial Chemicals(ペンシルヴェニア州ピッツバ ーグ所在)から販売されて いるDesmodur(商標)及びMondur(商標)シリーズの脂肪族及び芳香族ポリイソ シアネートが含まれる。 セグメント82に使用するのに好ましいバインダー層組成物の具体例は以下の 成分を含む: 好ましくは、バインダー層セグメント82は、0.1〜10重量%、より好まし くは0.5〜4重量%のイソシアネート官能性シランカップリング剤を含む。 本発明の他の態様において、反射性金属層の選択領域は、昼間の照明条件では 容易に見えないが、光線が再帰反射製品に向けてある角度で当たった場合に夜間 の照明条件で非常によく見えるロゴ、数字、文字、又は他の印(indicia)の形 態の実質上の潜像(latent image)を有してよい。引用によりここにその開示を ここに含めることにする米国特許第4,634,220 号、同第4,645,301 号、同第4,65 0,283 号、同第4,688,894 号、同第4,691,993 号、同第4,708,920 号、及び同第 4,714,656 号に開示されているように、金属層の部分の選択的レーザーアブレー ションによって、これらの像を高度な再帰反射製のセグメント52、62、72 (図2、3、4、及び6)に作ることができる。引用によりここに含めることに する米国特許 第3,801,183 号に開示されているように、誘電体ミラーを有するセグメントにお いて、誘電体ミラー中の層の配置を変えて再帰反射率を変化させることにより潜 像を作ってよい。 本発明の再帰反射性製品は、図7に示される製品90を最初に形成することに より製造される。製品90を形成する際に、キャリヤーウェブ92上に微小球9 6を部分的に埋め込むことにより微小球の単層が最初に作られる。キャリヤーウ ェブ92はその上に微小球96を所望の一時的配列で保持する。微小球96は、 キャリヤー92上にできるだけ密に充填されることが好ましく、そしてそれらは 任意の常用の方法、例えば、印刷、スクリーニング(screening )、カスケーデ ィング(cascading )により、又は熱缶ロールによりそのように配列されてよい 。キャリヤーウェブ92は、紙シート94上に熱軟化性ポリマー層93を含むこ とができる。キャリヤーウェブ92に適する有用なポリマー層93の例には、ポ リ塩化ビニル;ポリオレフィン、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポ リブチレン;並びにポリエステル;等が含まれる。キャリヤーウェブに微小球を 適用することに関する更なる議論については、米国特許第4,763,985 号、同第5, 128,804 号、及び同第5,200,262 号を参照することができ、これらの特許の開示 は引用によりここに含めることにする。 冷却の際に、ポリマー層93は微小球96を所望の配列で保持する。キャリヤ ーウェブ92及び微小球96の特性に部分的に依存して、所望のキャリヤーの剥 離特性を達成するために選ばれた剥離剤又は接着促進剤を適用することによりキ ャリヤー92及び/又は微小球96を状態調節することが望ましい。 次いで、微小球96の露出部分が突き出ている側のキャリヤーウェブ92上に 反射性金属層98を選択的に適用し、再帰反射セグメ ント102を形成する。各微小球96の反射性金属層98の表面積は、反射性金 属層98の適用に先立って、キャリヤー中に微小球96を埋め込む深さを調節す ることにより部分的に調節することができる。 反射性金属層98は、マスク(図示せず)を通して反射性金属を蒸着すること により本発明の方法に従って選択的に適用することができる。マスクは、金属が 再帰反射セグメント104及び104’と接触することを妨げ、それ故にこれら のセグメントから金属を除去する必要はない。上記のように、従来の方法では、 金属が微小球の表面全体にわたって蒸着され、金属がある領域において保護され 、その後、金属は、保護されなかった領域において化学的エッチング技術により 除去される。マスクと共に蒸着を使用すると、微小球の埋め込まれた部分の後方 に反射性金属を選択的に配置するための実質的にあまり厄介でなく且つ複雑でな い方法が提供される。 本発明の方法に使用されるマスクは、結果として得られる再帰反射製品の第1 セグメントの負の像(negative image)と同じ形状にされる。このマスクは、蒸 着工程時に金属が通る開口部を画定する金属分子を通さない表面を有する。開口 部を通過した金属は、キャリヤーウェブから突き出ている微小球の部分に直接又 は間接的に固定される。図7はそのように図示していないが、本発明の方法によ ると、反射性金属層は、微小球上に直接配置されている必要はない。例えば、反 射性金属層と微小球の間にスペースコート層(space coat layer)が配置されて よい。金属層は微小球の後方に機能的に配置されていればよい。 マスクの開口部は本発明の再帰反射製品により表示されることが望ましい縞又 は他の形の印に似ていてよい。例えば、図2及び3に示される製品を製造しよう とする場合には、マスクは、蒸発した金 属を通さない表面と両側で接するセグメント32に似た細長い中央開口部を有す る。 蒸着作業は、金属を蒸発させるのに十分高い温度に真空下で加熱された蒸発器 内に金属を配置することにより達成される。一般に、真空圧は約0.133〜1 .33パスカルである。真空中で金属分子又は粒子の流れ又は蒸気を発生させる ためにスパッター法を使用してもよい。本明細書において「蒸着(vapor-coatin g )」なる用語は、限定するわけではないが、蒸発又はスパッターを含む技術に より真空中で金属分子又は粒子の流れを発生させることを意味する。蒸着により 発生した分子又は粒子は、その後、微小球の背面に付着する。 金属をセグメント102上に蒸着した後に、突き出ている微小球の上方にバイ ンダー層100を形成し、図7に示される製品90を製造することができる。バ インダー層100は、溶液塗布、フィルム押出、及び溶融吹込繊維蒸着(melt b lown fiberdeposition)のような公知の方法により微小球96の上方に形成する ことができる。 製品90を作製した後、本発明に係る再帰反射製品を提供するために、製品9 0から一時的キャリヤー92を除去してよい。キャリヤー92を除去するときに 、微小球はバインダー層100に埋め込まれたままであり、従って、図3の製品 に似た再帰反射製品が提供される。キャリヤーの除去前に、バインダー層100 は、布帛のような基材又は衣服製品の外面に取り付けられる。他の基材へのバイ ンダー層の固定によって、キャリヤーが除去された場合の再帰反射製品の損傷が 防止される。 図2に示される形態を有する製品を連続法又は回分法を使用して大量に製造す ることができる。この製品を大量に製造するために、 例えば、幅30cm×長さ50mの長いキャリヤーウェブを微小球の単層を一時 的に支持するために使用できる。連続法において、ウェブは望ましくはロールか ら巻き出される。第1セグメントの縞の大きさを画定する多数の細長い開口部を 有する少なくとも同様な幅の、例えば幅1cmのマスクは、次いで微小球の単層 の上方に配置される。支持された微小球の上方の開口部を通して反射性金属層を 蒸着し、微小球の突き出ている部分の上方に一連の縞を提供することができる。 マスクは除去され、次いで着色バインダー層の突き出ている部分にわたって配置 される。得られる製品は、前面に異なる縞を有し、反射性金属層の色及びバイン ダー層の色を表示する。反射性金属層を表示する縞は幅1cmであり、バインダ ー層の色を表示する縞は幅2cmである。次いでこの製品を、蒸着された縞に平 行にそれらの中間(1cm)で切断し、キャリヤーの除去後に図2に示される製 品30に似た幅3cmの再帰反射製品を提供することができる。 このように縞模様の製品を製造する際に、第1セグメントの縞は一般に1〜1 0cm、好ましくは2〜4cmの幅である。第2又は着色セグメントを含む製品 全体は一般に2〜30cm、好ましくは4〜12cmの幅である。得られる製品 は一本の金属色の縞を有するが、製品1つ当たり2本以上の金属蒸着された再帰 反射セグメントを共することも本発明の目的に含まれる。例えば、得られる製品 を、蒸着された縞の中間で切断し、下方の反射性金属層の色を呈する第1セグメ ントの両側と接する第2又は着色セグメントを有する製品を提供することができ る。図6の構造に似た製品が製造されることが望ましい場合には、3つの異なる ダイを通じて少なくとも2種の異なるバインダー層組成物を同時押出し、所望の 幅の3つのセグメントを共することができる。大きな製品が製造される場合には 、個々の縞模様の製品に切断される前に、20cm以上の幅、好ましくは30c m以上の幅のウェブ上でそれらを製造することができる。 種々の方法を使用して本発明の再帰反射製品を基材に適用してよい。一つの方 法において、この製品のバインダー層は、基礎をなす基材に直接に熱貼合せ(he at laminate )される。代法として、再帰反射製品は、例えばミシン掛けにより 基材に機械的に固定されてもよい。しかしながら、ある用途において、バインダ ー層の背面又は第2面に配置された接着剤層の使用により基材にこの製品を固定 することが望ましい。接着剤層は、感圧接着剤、熱活性化接着剤、又は紫外線活 性化接着剤であってもよい。接着剤中に臭化ビフェノール(例えば、デカブロモ ジフェニルオキシド、Saytex(商標)102E(ルイジアナ州バトンルージュ所在の Ethyl Corporation ))のような難燃剤を加えることができる。 再帰反射製品が適用される基材は、その再帰反射製品を固定することができる ものであればいずれであってもよい。往々にして基材は、衣服がその通常の向き で人に着用された場合に再帰反射製品が露呈されるように、衣服製品の外面であ るか、外面になるものである。基材は、例えば、綿布帛のような織布又は不織布 ;ナイロン樹脂、オレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、セルロース樹脂、ウレタ ン樹脂、ビニル樹脂、アクリル樹脂、ゴムを含むポリマー層;なめし革;等であ ることができる。本発明に使用するのに一つの好ましい基材は、難燃剤で処理さ れたポリエステルナイロントリコットメリヤス生地である。基材は、自動車の車 体、貨物トレイラーの壁、又はヘルメットの表面のような硬質金属面であっても よい。本発明の再帰反射製品は、しかしながら、衣服の表面に広げられた場合に 特に都合よい。なぜなら、高度に再帰反射性のセグメントはこの製 品と統一体を成し、従って洗濯又は他の同様な過酷な工程の間に離層することが ないからである。 図8は、衣服製品の例である再帰反射性製品111を露呈している安全ベスト 110を示しており、再帰反射製品111は、着色セグメント114及び114 ’と両側で接している高度に再帰反射性のセグメント112を有する。安全ベス ト110は例示のために選ばれたものであるが、本発明の衣服製品は、人により 着用又は携帯されるような大きさ及び形状に作られた選択可能な成形品であって 、その外面に再帰反射製品を表示するものである(及びそのようなものと定義さ れる)。本発明に係る再帰反射製品を表示する衣服製品の他の例には、シャツ、 セーター、上着、コート、パンツ、靴、靴下、手袋、ベルト、帽子、スーツ、ワ ンピースの衣服、バッグ及びバックパック、ヘルメット等が含まれる。 本発明の他の利点及び特性を以下の実施例により更に説明する。しかしながら 、実施例はこの目的を果たすが、特定の添加剤及び使用量並びに他の条件及び詳 細は、本発明の範囲を著しく限定するものであると解釈されるべきではないこと が理解されるべきである。 実施例 実施例1 100〜140℃にキャリヤーを加熱し、次いで加熱されたウェブ上に微小球 を滝のように落とすことによりポリエチレンの表面に部分的且つ一時的に埋め込 まれた同じ広がりをもつ透明ガラス微小球の単層を有するポリエチレンの熱軟化 性層で、紙シートを含む幅30cmのキャリヤーウェブを被覆した。ウェブの長 手方向に沿って、幅5cmの未蒸着領域により隔てられた一連の4本の平行な幅 1.9cmの金属縞を与える開口部を有するマスクを通してアルミ ニウムを部分的に埋め込まれた微小球の突き出ている部分に蒸着した。蒸着され たアルミニウムの縞及び未蒸着領域を含む面全体を以下の成分から基本的になる 蛍光バインダー溶液の層でコーティングした: 成 分 重量部 メチルイソブチルケトン 13.6 Dayglo(商標)T14、Fire Orange 蛍光顔料 5.4 Dayglo(商標)GT15、Orange Blaze蛍光顔料 8.1 メチルエチルケトン 15.3 トルエン 15.7 Vitel(商標)-VPE 5545 31.6 Vitel(商標)-VPE 5843 3.3 Z-6040(シラン) 2.0 (ミシガン州ミッドランド所在のDow Chemical) Mondur(商標)CB-75 5.0 次いで、このバインダー層を以下の成分を含む接着剤層(未乾燥塗膜厚さ0.2 3mm又は9ミル)でコーティングした: 成 分 重量部 メチルエチルケトン 20.8 ジアセトンアルコール 28.2 Saytex(商標)102E、難燃剤 7.1 Estane(商標)5703 14.3 酸化アンチモン 4.3 酸化チタン 23.3 Mondur(商標)CB-75 2.0 次いで、難燃性トリコット布帛を上記再起反射シートの接着剤層に貼り合わせた 。次いでキャリヤーウェブを剥がし、ガラス微小球の 単層の予め埋め込まれた表面を露出させた。 次いで、再帰反射シートを切断し、図2及び3に示される態様に似た幅6.9 cmの再帰反射縞とした。 実施例2 100〜140℃にキャリヤーを加熱し、次いで加熱されたウェブ上に微小球 を滝のように落とすことによりポリエチレンの表面に部分的且つ一時的に埋め込 まれた同じ広がりをもつ透明ガラス微小球の単層を有するポリエチレンの熱軟化 性層で、紙シートを含む幅30cmのキャリヤーウェブを被覆した。Bingham の 米国特許第3,700,305 号に教示されているように、異なる再帰反射文字を有する 一連の誘電体の薄い層によりガラス微小球の突き出ている部分を連続的に蒸着し た。ガラス微小球の表面に最初に適用された蒸着誘電体層は、1.35〜1.3 9の屈折率を有するクライオライト(Na3AlF6)であった。第2番目の蒸着 誘電体層は、約2.35の屈折率を有する硫化亜鉛(ZnS)であった。双方の 誘電体層は、可視光スペクトルの中央の光の波長の約4分の1に対応する135 〜140ナノメートル(nm)の厚さを有していた。次いで、硫化亜鉛でコーテ ィングされた表面に、ウェブの長手方向に沿って幅5cmの未蒸着領域により隔 てられた一連の幅2.9cmの縞が供されるようにマスクを通してアルミニウム を蒸着した。硫化亜鉛層が露出したままの蒸着されたアルミニウムの縞及びその 間にある未蒸着領域を含む面全体に、以下の成分を含む蛍光バインダー溶液をコ ーティングした: 成 分 重量部 メチルイソブチルケトン 13.6 Dayglo(商標)T14、Fire Orange 蛍光顔料 5.4 Dayglo(商標)GT15、Orange Blaze蛍光顔料 8.1 メチルエチルケトン 15.3 トルエン 15.7 Vitel(商標)-VPE 5545 31.6 Vitel(商標)-VPE 5843 3.3 Z-6040シラン 2.0 Mondur(商標)CB-75 5.0 次いで、難燃性トリコット布帛を以下の成分を含む接着剤(未乾燥塗膜厚さ22 5マイクロメートル)でコーティングした: 成 分 重量部 メチルエチルケトン 20.8 ジアセトンアルコール 28.2 Saytex(商標)102E、難燃剤 7.1 Estane(商標)5703 14.3 酸化アンチモン 4.3 酸化チタン 23.3 Mondur(商標)CB-75 イソシアネート 2.0 次いで、接着剤でコーティングされた布帛を、微小球の反対側に配置された接着 剤を有する上記シートのバインダー層に貼り合わせた。キャリヤーを剥がし、ガ ラス微小球の単層の予め埋め込まれた表面を露出させた。 得られた再帰反射シートを、その後の衣服製品への取り付けのため切断し、所 望の幅及び長さのストリップに形を整えることができた。 実施例3 この例は、図6に示されるような3層のバインダー層接着剤を有する縞模様の ある再帰反射シートがどのように作製されるかを例示する。 ガラス微小球の単層をその中に有するキャリヤーウェブに、実施例2に記述し たようにアルミニウムを蒸着した。バインダー層を形成する溶液を二層押出被覆 用ダイを通して塗布した。キャビティー本体の内側にシムを配置することにより 押出被覆用ダイの各々片方をマスクし、良好に画定された縞状に前記溶液を塗布 した。2つのキャビティーのシムは、2つのうちの他方が負及び正であったため 、2種の塗膜の組合せは異なる色からなる連続塗膜を形成した。前記シムは、色 の重なり又は2種の色の間にとぎれが生じないように構成されていた。また、前 記シムは、塗膜が蒸着層の縞に重ならないように構成されていた。前記第の一方 は、灰色バインダー溶液をアルミニウム蒸着層の上部に直接塗布し、そしてもう 一方は、蒸着層がない部分に蛍光黄色バインダー溶液を塗布した。これらの溶液 を175マイクロメートルの厚さで塗布し、次いで乾燥させた。灰色バインダー 溶液は以下の組成を有していた: 成 分 重量部 Vitel(商標)VPE 5545 46.67 メチルエチルケトン 29.77 トルエン 23.33 Zapon 黒色染料 0.047 (ニュージャージー州クリフトン所在のBASF) ジブチル錫ジラウレート 0.186 A-1310シラン 2.0 Mondur(商標)CB-75 4.72 蛍光黄色バインダー溶液は以下の組成を有していた: 成 分 重量部 メチルイソブチルケトン 9.5 メチルエチルケトン 19.3 トルエン 19.3 Vitel(商標)VPE 5545 38.6 Vitel(商標)VPE 5833 3.8 Z-6040シラン 2.0 Mondur(商標)CB-75 5.0 次いで、この縞模様のコーティング層に225マイクロメートルの以下の成分を 含む未乾燥接着剤層をコーティングした: 成 分 重量部 メチルエチルケトン 20.8 ジアセトンアルコール 28.2 Saytex(商標)102E 7.1 Estane(商標)5703 14.3 酸化アンチモン 4.3 酸化チタン 23.3 Mondur(商標)CB-75 2.0 次いで、難燃性トリコットを接着剤層に貼り合わせた。次いで、キャリヤーを 剥がし、ガラス微小球の単層が予め埋め込まれた表面を露出させた。次いで、図 6の態様に似た断面を有する幅6.9cmのストリップに切断した。 本発明の範囲及び真意から逸脱することなく本発明の種々の改良及び変更が当 業者により明らかになるであろう。従って、本発明は、上記記載に限定されるべ きでなく、以下の請求の範囲に記載の限定及びそれらと同等なものにより解釈さ れるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TT,UA, UZ,VN (72)発明者 ビリングスリー,ブリットン ジー. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ポスト オフィス ボッ クス 33427 (番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.a)第1及び第2主要表面を有する着色バインダー層;及びb)前記着色 バインダー層の第1主要表面に部分的に埋め込まれた部分を有し、且つ、そこか ら部分的に突き出た部分を有するガラス又はセラミック微小球の層;を含む微小 球が露出している再帰反射製品であって、前記バインダー層及び前記微小球の層 が、昼間の照明条件下で見た場合に実質的に異なる再帰反射度を示し、且つ、顕 著に異なる色を呈する第1及び第2セグメントに分けられており、前記第1セグ メントが微小球の層の埋め込まれた部分に配置された反射性金属層を有し、そし て前記第2セグメントが微小球の層の埋め込まれた部分の後方に機能的に配置さ れた反射性金属層を有しないことを特徴とする、微小球が露出している再起反射 製品。 2.第1セグメントがASTM E 810-93bに従って試験された場合に少なくとも3 30カンデラ毎ルクス毎平方メートルの再帰反射係数を示し、且つ、第1セグメ ントと第2セグメントがASTM E 810-93bに従って試験された場合に少なくとも2 5カンデラ毎ルクス毎平方メートルの再帰反射係数の違いを示す、請求項1記載 の再帰反射製品。 3.第1及び第2セグメントがASTM E308-90に従って試験された場合に少なく とも1.01の色対比を与える請求項1〜2のいずれか1項に記載の再帰反射製 品。 4.色対比が少なくとも1.08である請求項1〜3のいずれか1項に記載の 再帰反射製品。 5.第1セグメントが昼間の照明条件下で灰色を呈し、そして第2セグメント が蛍光性である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の再帰反射製品。 6.第1及び第2セグメントが一体構築物として形成され、且つ、第1及び第 2セグメントがバインダー層の前記第1面上にガラス又はセラミック微小球の実 質的に均一な単層を含み、そして第2セグメントがASTM E810-93b に従って試験 された場合に第1セグメントよりも実質的に再帰反射性が低い、請求項1〜5の いずれか1項に記載の再帰反射製品。 7.第2セグメントが微小球の層の後方に機能的に配置された誘電体ミラーを 有する請求項1〜6のいずれか1項に記載の再帰反射製品。 8.前記第2主要セグメントがASTM E810-93b に従って試験された場合に50 〜500カンデラ毎ルクス毎平方メートルの再帰反射係数を示し、前記第1主要 セグメントがASTM E810-93b に従って試験された場合に少なくとも500カンデ ラ毎ルクス毎平方メートルの再帰反射係数を示す、請求項1〜7のいずれか1項 に記載の再帰反射製品。 9.反射性金属層が元素状のアルミニウムを含み、且つ、前記第1バインダー 層セグメントが、活性水素官能基を有するポリマー材料及び1種以上のイソシア ネート官能性シランカップリング剤を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載 の再帰反射製品。 10.バインダー層の第2面が衣服製品に固定される基材に固定される請求項 1〜9のいずれか1項に記載の再帰反射製品。 11. (a)微小球の層をキャリヤー上で支持すること; (b)微小球の層の第1部分がその後方に機能的にコーティングされた反射性 金属層を有し、且つ、第2部分がそのような反射性金属層を有しないように、支 持された微小球の層に反射性金属層を選択的に蒸着すること; (c)微小球の層をバインダー層の第1主要表面に部分的に埋め 込むこと;次いで (d)微小球の層がバインダー層の第1主要表面に部分的に埋め込まれたまま 残って第1及び第2セグメントを有する再帰性反射製品が形成されるように微小 球の層からキャリヤーを除去すること、但し、前記第1セグメントは微小球の埋 め込まれた部分の後方に機能的に配置された蒸着された反射性金属層を有する; を含む再帰反射製品を製造する方法。 12.反射性金属層が、マスクを通して反射性金属を蒸着することにより適用 される、請求項11記載の方法。 13.マスクが、蒸着工程時に金属蒸気を通す開口部を画定する金属分子を通 さない表面を有する、請求項11〜12記載の方法。 14.マスク中の開口部が1〜10センチメートルの幅である縞の形態である 、請求項11〜13のいずれか1項に記載の方法。 15.バインダー層を切断し、縞の形態の第1セグメントを各々有する多数の 再帰反射製品とすることを更に含む、請求項14記載の方法。 16.バインダー層が、異なるポリマー組成物を含む第1及び第2バインダー 層セグメントを含む、請求項11〜15のいずれか1項に記載の方法。 17.微小球の層が、3つの異なるダイを通じて第1及び第2バインダー層セ グメント組成物を同時押出し、微小球の層が埋め込まれた3つのバインダー層セ グメントとすることによって、第1及び第2バインダー層セグメント組成物に部 分的に埋め込まれる、請求項11〜16のいずれか1項に記載の方法。 18.人により着用又は携帯されるような大きさ又は形状に形作られた衣服製 品であって、 (1)a)第1及び第2主要表面を有する着色バインダー層;及び b)前記着色バインダー層の第1主要表面に部分的に埋め込まれた部分を有する 微小球の層;を含む再帰反射製品であって、前記バインダー層及び前記微小球の 層が、昼間の照明条件下で見た場合に実質的に異なる再帰反射度を示し、且つ、 顕著に異なる色を呈する第1及び第2セグメントに分けられており、前記第1セ グメントが微小球の層の埋め込まれた部分に配置された反射性金属層を有し、そ して前記第2セグメントが微小球の層の埋め込まれた部分の後方に機能的に配置 された反射性金属層を有しないことを特徴とする微小球が露出している再帰反射 製品;及び (2)前記再帰反射製品が固定される基材であって、第2表面を有し、その第1 表面がバインダー層の第2表面に面する基材; を含む衣服製品。 19.シャツ、セーター、上着、コート、パンツ、靴、靴下、手袋、ベルト、 帽子、スーツ、ワンピースの衣服、バッグ、バックパック、ヘルメットからなる 群より選ばれる請求項18記載の衣服製品。
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