JPH1049057A - 液晶表示装置および液晶表示方法 - Google Patents

液晶表示装置および液晶表示方法

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JPH1049057A
JPH1049057A JP20696796A JP20696796A JPH1049057A JP H1049057 A JPH1049057 A JP H1049057A JP 20696796 A JP20696796 A JP 20696796A JP 20696796 A JP20696796 A JP 20696796A JP H1049057 A JPH1049057 A JP H1049057A
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JP
Japan
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signal
input
liquid crystal
vertical synchronizing
synchronizing signal
Prior art date
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JP20696796A
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Inventor
Susumu Tsuchida
進 土田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周期が通常とは異なる垂直同期信号が入力さ
れた場合に液晶の焼き付きを防止する。 【解決手段】 カウンタ74は、直前に入力された垂直
同期信号のパルスに同期してカウントアップを開始し、
カウント値が表示画面の有効水平ライン数である480
以上になった場合に論理積回路70に対する出力を
“H”の状態とする。従って、480以下の周期のパル
スは、論理積回路70によってマスクされることにな
る。カウンタ75は、1フレーム前のカウンタ74のカ
ウント値の符号を反転したものを初期値としてカウント
アップを行う。従って、有効ライン数の480以上に対
応する周期の信号が入力された場合は、カウンタ75に
より、1フレーム前と同一のパルスが発生されるととも
に、次に入力される垂直同期信号のパルスが通常よりも
短い周期で入力された場合には、カウンタ76と論理和
回路78によりマスクされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置およ
び液晶表示方法に関し、特に、垂直同期信号に同期して
液晶画面を走査する液晶表示装置および液晶表示方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置においては、映像信
号のDC成分が蓄積されることにより液晶分子がイオン
化され、その結果、表示装置の寿命が縮減することを防
止するため、映像信号をAC化して液晶表示素子に印加
するようになされていた。
【0003】例えば、ライン反転(AC)液晶駆動方法
においては、奇数フィールドを表示する場合は、正の映
像信号を奇数フィールドに印加するとともに、負の映像
信号を偶数フィールドに印加し、一方、偶数フィールド
を表示する場合は、正の映像信号を偶数フィールドに印
加するとともに、負の映像信号を奇数フィールドに印加
するようになされていた。
【0004】このような駆動方法によれば、各画素を構
成している液晶には、正または負の信号が交互に印加さ
れることになるので、オフセット成分が“0”となり、
その結果、液晶分子がイオン化されることを防止するこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来の液晶表示装置に対して、通常の場合と周期
が異なる垂直同期信号が入力された場合、画面の全ての
領域が走査されないので、液晶分子にDC成分が蓄積さ
れ、その結果、液晶分子がイオン化されるという課題が
あった。
【0006】図14は、通常よりも周期の短い垂直同期
信号が入力された場合に、液晶を駆動するLCD(Liqu
id Crystal Display)コントローラ(図示せず)が出力
する垂直同期信号のタイミングを示すタイミング図であ
る。
【0007】液晶画面の有効画面(画面において表示可
能な部分)を構成している1フィールドの水平ライン数
が480本(以下、480Hと適宜略記する)である場
合に、460Hに対応する垂直同期信号(図14
(A))が図示せぬLCDコントローラに入力されたと
すると、この信号はそのまま出力(図14(C))され
てしまうため、画面下部の20(=480−460)本
分の水平ラインが走査されないことになる。従って、そ
の部分には、最後に走査がなされた際の映像がそのまま
表示されつづける、いわゆる焼き付き現象が生ずるとい
う課題があった。なお、図14(B)は、入力された垂
直同期信号に含まれているノイズなどにより、水平走査
に誤動作が生じないように、ノイズを除去するためのノ
イズ除去用ウィンドウ信号である。
【0008】また、図15は、通常よりも周期の長い垂
直同期信号が入力された場合に、図示せぬLCDコント
ローラが出力する垂直同期信号のタイミングを示すタイ
ミング図である。
【0009】図14の場合と同様に、液晶画面の有効画
面の水平ライン数が480本である場合に、800Hに
対応する周期の垂直同期信号(図15(A))が図示せ
ぬLCDコントローラに入力されたとする。その場合、
垂直同期信号(図15(A))の第2番目のパルスが入
力されてから、所定の時間以上パルスの入力が無いの
で、図示せぬLCDコントローラは、フリーランモード
(信号が入力されない場合のモード)であると認識し、
フリーランモードの標準である525Hに対応する時間
が経過した時点で疑似パルスを出力する。
【0010】なお、図15(B)は、図14(B)の場
合と同様に、ノイズを除去するためのウィンドウ信号で
あり、また、図15(C)は、前述の疑似パルスを発生
するためのカウンタ(図示せず)の出力信号である。
【0011】そして、その直後に垂直同期信号の第3番
目のパルスが入力されると、そのパルスはそのまま出力
されるので、疑似パルスが出力されてから275Hに対
応する時間が経過した後に、第4番目のパルスが出力さ
れることになる。以下、同様の動作が繰り返されること
になるので、525Hと275Hに対応する周期の信号
が交互に出力されることになる。その結果、偶数または
奇数フィールドの何れかの画面下部の205(=480
−275)本分の水平ラインが走査されなくなるので、
前述の場合と同様に焼き付きを生ずることになる。
【0012】本発明は、以上のような状況に鑑みてなさ
れたものであり、通常とは異なる周期の垂直同期信号が
入力された場合においても、画面に焼き付きが生ずるこ
とを防止し、もって液晶表示素子の寿命を延ばすことを
可能とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の液晶表
示装置は、垂直同期信号を入力する入力手段と、入力手
段より新たに入力された垂直同期信号と、その直前に入
力された垂直同期信号の周期を検出する検出手段と、検
出手段によって検出された周期が、所定の周期よりも短
い場合には、新たに入力された垂直同期信号をマスクす
るマスク手段とを備えることを特徴とする。
【0014】請求項3に記載の液晶表示方法は、垂直同
期信号を入力する入力ステップと、入力ステップより新
たに入力された垂直同期信号と、その直前に入力された
垂直同期信号の周期を検出する検出ステップと、検出ス
テップによって検出された周期が、所定の周期よりも短
い場合には、新たに入力された垂直同期信号をマスクす
るマスクステップとを備えることを特徴とする。
【0015】請求項4に記載の液晶表示装置は、垂直同
期信号を入力する入力手段と、入力手段より垂直同期信
号が入力されてから、所定の時間以上新たな垂直同期信
号が入力されない場合は、1フレーム前の垂直同期信号
と同一の周期で疑似パルスを発生する疑似パルス発生手
段と、疑似パルス発生手段が発生した疑似パルスとその
直後に入力される垂直同期信号の周期が所定の周期より
も短い場合には、疑似パルスの直後に入力される垂直同
期信号をマスクするマスク手段とを備えることを特徴と
する。
【0016】請求項5に記載の液晶表示方法は、垂直同
期信号を入力する入力ステップと、入力ステップより垂
直同期信号が入力されてから所定の時間以上新たな垂直
同期信号が入力されない場合は、1フレーム前の垂直同
期信号と同一の周期で疑似パルスを発生する疑似パルス
発生ステップと、疑似パルス発生ステップが発生した疑
似パルスとその直後に入力される垂直同期信号の周期が
所定の周期よりも短い場合には、疑似パルスの直後に入
力される垂直同期信号をマスクするマスクステップとを
備えることを特徴とする。
【0017】請求項1に記載の液晶表示装置は、垂直同
期信号を入力手段が入力し、入力手段より新たに入力さ
れた垂直同期信号と、その直前に入力された垂直同期信
号の周期を検出手段が検出し、検出手段によって検出さ
れた周期が、所定の周期よりも短い場合には、新たに入
力された垂直同期信号をマスク手段がマスクする。例え
ば、通常よりも周期の短い垂直同期信号が入力手段より
入力された場合、検出手段が新たに入力されたパルスと
その直前に入力されたパルスの周期を検出し、検出され
た周期が短いと判定した場合は、マスク手段が新たに入
力されたパルスをマスクする。
【0018】請求項3に記載の液晶表示方法は、垂直同
期信号を入力ステップが入力し、入力ステップより新た
に入力された垂直同期信号と、その直前に入力された垂
直同期信号の周期を検出ステップが検出し、検出ステッ
プによって検出された周期が、所定の周期よりも短い場
合には、新たに入力された垂直同期信号をマスクステッ
プがマスクする。例えば、通常よりも周期の短い垂直同
期信号が入力ステップより入力された場合、検出ステッ
プが新たに入力されたパルスとその直前に入力されたパ
ルスの周期を検出し、検出された周期が短いと判定した
場合は、マスクステップが新たに入力されたパルスをマ
スクする。
【0019】請求項4に記載の液晶表示装置は、垂直同
期信号を入力手段が入力し、入力手段より垂直同期信号
が入力されてから、所定の時間以上新たな垂直同期信号
が入力されない場合は、1フレーム前の垂直同期信号と
同一の周期で疑似パルス発生手段が疑似パルスを発生
し、疑似パルス発生手段が発生した疑似パルスとその直
後に入力される垂直同期信号の周期が所定の周期よりも
短い場合には、疑似パルスの直後に入力される垂直同期
信号をマスク手段がマスクする。例えば、所定の周期よ
りも長い垂直同期信号が入力手段より入力された場合
は、疑似パルス発生手段が疑似パルスを1フレーム前と
同一の周期となるように発生し、その直後に入力される
垂直同期信号の周期が所定の周期よりも短い場合には、
疑似パルスの直後に入力される垂直同期信号をマスク手
段がマスクする。
【0020】請求項5に記載の液晶表示方法は、垂直同
期信号を入力ステップが入力し、入力ステップより垂直
同期信号が入力されてから、所定の時間以上新たな垂直
同期信号が入力されない場合は、1フレーム前の垂直同
期信号と同一の周期で疑似パルス発生ステップが疑似パ
ルスを発生し、疑似パルス発生ステップが発生した疑似
パルスとその直後に入力される垂直同期信号の周期が所
定の周期よりも短い場合には、疑似パルスの直後に入力
される垂直同期信号をマスクステップがマスクする。例
えば、所定の周期よりも長い垂直同期信号が入力ステッ
プより入力された場合は、疑似パルス発生ステップが疑
似パルスを1フレーム前と同一の周期で発生し、その直
後に入力される垂直同期信号の周期が所定の周期よりも
短い場合には、疑似パルスの直後に入力される垂直同期
信号をマスクステップがマスクする。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用したテレビ
ジョン受像機の電気的な構成の一例を示すブロック図で
ある。
【0022】この図において、NTSC復調倍速変換部
1は、NTSCの複合ビデオ信号を、Y色差信号に復調
するとともに、映像信号の動き成分の検出を行うように
なされている。Y色差信号処理部2は、NTSC復調倍
速変換部1から出力された信号に対して、カラー調整お
よびヒュー調整などを施した後、得られた信号をRGB
原色信号に逆マトリクス変換する。A/D変換部3で
は、Y色差信号処理部2より出力された信号を、8ビッ
トのディジタル信号に変換する。
【0023】FRC(Frame Rate Converter)ホワイト
バランス調整部4では、A/D変換部3より出力される
8ビットのディジタル信号を、等価的に8ビットの精度
を持つ7ビットの映像信号に変換するようになされてい
る。液晶ドライバ5は、1水平区間のディジタル映像信
号、即ち、768(=画素数)×3(=RGBチャンネ
ル数)個の画素を駆動するための信号を、内蔵されてい
るラッチ回路によりラッチし、プラズマアドレス型液晶
表示素子10に出力するようになされている。
【0024】LCDコントローラ6は、垂直方向の表示
処理を映像信号に含まれている垂直同期信号に同期させ
るために、NTSC復調倍速変換部1より出力された信
号のうち、垂直同期信号のカウントダウンを行うととも
に、水平同期信号に対してPLL(Phase Locked Loo
p)をかけ、各種クロックと放電パルス等の発生を行う
ようになされている。
【0025】S字補正波形発生部7は、LCDコントロ
ーラ6から出力されたカウントクロックをもとに、液晶
ドライバ5から出力される信号の極性をライン毎に反転
させるためのS字補正波形を発生し、液晶ドライバ5に
供給するようになされている。
【0026】プラズマドライバ8は、プラズマアドレス
型液晶表示素子10の有効画面を構成している480本
の水平走査線から所定の走査線を選択し、液晶ドライバ
5から出力される信号を供給するようになされている。
【0027】バックライトピクチャー調整部9は、プラ
ズマアドレス型液晶表示素子10の背面に設けられてい
る図示せぬバックライトの輝度の調整を行うようになさ
れている。
【0028】次に、以上の実施例の動作について説明す
る。
【0029】NTSC復調倍速変換部1には、図示せぬ
UV(UHS/VHS)チューナから出力されるUHSまたは
VHS放送信号、あるいは、同じく図示せぬBS(Broa
dcasting Satellite)チューナから出力されるBS放送
信号が入力されている。NTSC復調倍速変換部1は、
入力されたこれら何れかの信号からY色差信号を復調す
る。
【0030】また、NTSC復調倍速変換部1は、入力
された映像信号を内蔵されているフレームメモリに記憶
させ、映像信号の動き成分の検出を行う。即ち、NTS
C復調倍速変換部1は、映像信号の静止画領域(各フレ
ーム間で変化が無い領域)に対応する部分から、その領
域と1フィールド前の同じ領域の1水平区間の信号を倍
速で2回連続して読み出す。また、動画領域からは、そ
の時点のフィールド情報の1水平区間の信号と、その上
下の走査線により内挿補間を実行した結果得られた信号
とを、同じく2倍速で映像信号を読み出し、525H/
60Hzのノンインターレース信号(525水平ライン
分の信号が1秒間に60回出力される映像信号)を生成
する。
【0031】このようにして倍速処理された信号は、Y
色差信号処理部2に供給され、カラー調整およびヒュー
調整などを施された後、A/D変換部3に出力され、8
ビットのディジタル信号に変換される。
【0032】FRCホワイトバランス調整部4は、A/
D変換部3より出力されたディジタル信号を、等価的に
8ビットの量子化精度を有する7ビットの映像信号に変
換する。液晶ドライバ5は、FRCホワイトバランス調
整部4から出力される信号を、S字補正波形発生部7か
ら出力される信号により変調し、更に、D/A変換によ
り、アナログ信号に変換した後、プラズマアドレス型液
晶表示素子10に出力する。
【0033】LCDコントローラ6は、NTSC復調倍
速変換部1より供給される倍速の垂直同期信号をカウン
トダウンするとともに、同じく倍速の水平同期信号にP
LLをかけることにより、各種クロック信号と放電パル
スを生成する。
【0034】LCDコントローラ6により生成されたカ
ウントクロックは、S字補正波形発生部7に供給され
る。S字補正波形発生部7は、カウントクロックをもと
にして、S字補正波形を発生し、液晶ドライバ5に供給
する。液晶ドライバ5は、FRCホワイトバランス調整
部4から出力された映像信号を、S字補正波形発生部7
より出力されるS字補正波形により変調し、得られた信
号をプラズマアドレス型液晶表示素子10に供給する。
【0035】プラズマドライバ8は、LCDコントロー
ラ6から供給される垂直同期信号のパルスに応じて、プ
ラズマアドレス型液晶表示素子10の水平走査線(水平
ライン)を順次選択して約−300Vの電圧を印加し、
プラズマ放電させる。後述するように、プラズマ放電が
生じている水平ラインは導通状態となるので、印加され
る電圧に応じて、水平ラインが順に選択される。
【0036】そのとき、プラズマアドレス型液晶表示素
子10には、液晶ドライバ5から映像信号が供給されて
いるので、プラズマ放電が生じて導通状態となっている
水平ラインの液晶分子は、映像信号に応じて捻れ角が変
化することになる。その結果、捻れ角に応じて、バック
ライトからの光の透過率が変化するので、映像信号に応
じた1水平ライン分の映像が表示(走査)されることに
なる。
【0037】図2は、プラズマアドレス型液晶表示素子
10の断面を示す図である。この図に示すように、プラ
ズマアドレス型液晶表示素子10は、バックプレート2
0、チャネル21、アノード22、カソード23、薄板
ガラス24、液晶層25、カラーフィルタ26、透明電
極27、およびフロントプレート28により構成されて
いる。
【0038】バックプレート20の上部には、ヘリウム
ガスなどが充填されたチャネル21が水平ライン分だけ
形成されている。チャネル21の内部には、アノード2
2とカソード23より構成される平行電極が封入されて
おり、カソード23に対して約−300V程度の負極性
パルスを印加することにより、プラズマ放電が発生す
る。
【0039】そのとき、アノード22とカソード23の
間に発生したプラズマイオンガスは、プラズマチャネル
と呼ばれる導電体となる。従って、チャネル21、アノ
ード22、および、カソード23からなる部分は、図3
に示すようなFET(FieldEffect Transistor)として
等価的に表すことができる。即ち、プラズマイオンは、
ドレインに相当し、アノード22はソースに、また、カ
ソード23はゲートに相当する。
【0040】従って、図4に示すように、走査しようと
する水平ラインのカソード23に対して−300V程度
の電圧(ストローブ信号)を印加し、プラズマ放電をさ
せるとともに、放電の結果イオン化されたプラズマ粒子
が完全に消滅するまでの間、液晶層25にドライブ電圧
(映像信号)を印加することにより、各画素に対応する
液晶分子にそれぞれ所望の捻れ角を発生させることがで
きる。
【0041】図示せぬバックライトより照射された光
は、液晶分子の捻れ角に応じて、透過する光の強度が制
御(階調制御)され、R,G,B(Red Green Blue)か
らなるカラーフィルタ26を透過することにより、それ
ぞれの色に対応する波長帯域の光となる。
【0042】以上のようなプラズマアドレス型液晶表示
素子10にNTSCの倍速変換信号を表示させる場合
は、1水平ライン分の映像信号をサンプルアンドホール
ドし、液晶上部の透明電極27に印加する。そして、N
TSC倍速信号の1フィールドの有効画面に相当する4
80本の水平ラインの各カソード23に対してストロー
ブ信号(−300Vの負極性パルス信号)を順次印加す
ることにより、所望の水平ラインを選択し、透明電極2
7に印加されている映像信号の電圧に応じた映像を表示
させることになる。
【0043】図5は、プラズマドライバ8の構成の一例
を示す回路図である。各水平ラインを構成しているアノ
ード22は、相互に接続され、プラズマ電源40のプラ
ス側に接続されている。また、カソード23は、ドレイ
ン抵抗41を介してプラズマ電源40のプラス側に接続
されるとともに、NMOS(N Channel Metal OxideSem
iconductor)トランジスタ43を介して電流源42に接
続されている。電流源42は、プラズマ電源40のマイ
ナス側に接続されている。
【0044】映像信号を表示する場合は、1ライン目か
ら480ライン目のそれぞれのカソード23に接続され
ているNMOSトランジスタ43に対して駆動電圧を順
次印加することにより、アノード22とカソード23の
間にプラズマ放電を発生させる。各アノード22とカソ
ード23は、一本の走査線として機能するので、このよ
うに、NMOSトランジスタ43を駆動して、プラズマ
放電を順次発生させることにより、1画面分の映像を表
示させることができる。なお、電流源42は、100m
Aの定電流源であり、プラズマ放電時の電流を一定に制
御し、安定なプラズマを生成するためのものである。
【0045】図6は、液晶ドライバ5の出力信号と、図
5に示すNMOSトランジスタ43のゲート電圧との関
係を示すタイミング図である。
【0046】先ず、1ライン(水平ライン)目のNMO
Sトランジスタ43のゲートに、図6(b)に示す10
μsec幅の正のパルスが印加される。すると、1ライ
ン目のカソード23には、図6(c)に示すような−3
00Vの電圧が印加され、プラズマ放電が開始される。
その直後、各透明電極27には、図6(a)に示す、液
晶ドライバ5からの映像信号が印加されるので、1ライ
ン目の液晶層25の各画素に対応する液晶は、この映像
信号に応じて捻れ角が変化することになる。
【0047】1ライン目の表示が終了すると、2ライン
目のNMOSトランジスタ43が“ON”の状態とさ
れ、2ライン目のカソード23には、図6(d)に示す
−300Vの電圧が印加される。その直後、2ライン目
の各透明電極27には、図6(a)に示す反転された映
像信号(反転データ)が印加される。以下同様の動作が
繰り返され、1フィールド分の表示動作を終了する。
【0048】なお、液晶層25と薄板ガラス24のそれ
ぞれの厚さの比を1対10とすると、液晶層25に印加
される電圧は、透明電極27に印加される電圧の約1/
10となる。この実施例では、図6(a)に示すよう
に、最大で約60Vの映像信号が透明電極27に印加さ
れるので、液晶層25には、最大で約6Vの電圧が印加
されることになる。
【0049】図7は、液晶ドライバ5から各透明電極2
7に出力される信号の一例を示す図である。図7(a)
に示すように、奇数フィールド(奇数番目の水平ライン
より構成されるフィールド)を表示する際は、奇数番目
の水平ラインに対して正の映像信号が印加されるととも
に、偶数番目の水平ラインに対しては負の電圧が印加さ
れることになる。また、図7(b)に示すように、偶数
フィールド(偶数番目の水平ラインより構成されるフィ
ールド)を表示する際は、偶数番目の水平ラインに対し
て正の映像信号が印加されるとともに、奇数番目の水平
ラインに対しては負の電圧が印加されることになる。従
って、1フレーム(奇数フィールドと偶数フィールドに
より構成される画面)では、各画素に印加される電圧
は、正と負の値を交互に繰り返すことになるので、液晶
分子にDC成分が蓄積されてイオン化され、その結果、
液晶表示素子が劣化することを防止することができる。
【0050】図8は、本発明を適用した垂直カウントダ
ウン回路の構成の一例を示すブロック図である。この回
路は、図1に示すLCDコントローラ6に内蔵されてい
る。
【0051】垂直カウントダウン回路60は、論理積回
路70(入力手段、マスク手段)、フリップフロップ7
1,72、論理和回路73、論理和回路78(疑似パル
ス発生手段、マスク手段)、カウンタ74(検出手段)
乃至76(マスク手段)、および、遅延反転部77によ
り構成されている。
【0052】論理積回路70は、カウンタ74からの出
力信号に応じて、垂直同期信号をマスクするようになさ
れている。フリップフロップ71,72、および論理和
回路73は、微分回路を構成しており、論理積回路70
の出力信号の立ち下がり部分を検出するようになされて
いる。
【0053】図9と図10は、微分回路の各部の信号の
タイミングを示すタイミング図である。説明を簡略化す
るため、いま、ノイズ除去用ウィンドウ信号は、図9
(A)に示すように“H”の状態を保持しているものと
する。その場合において、垂直同期信号のパルスが入力
されたとすると、フリップフロップ71の出力は、図9
(C)に示す2HCLK信号の半クロック分だけ遅延さ
れて出力される。また、フリップフロップ72の出力
は、図9(D)に示すように、フリップフロップ71の
出力が1クロック分だけ遅延されるとともに、反転され
て出力されることになる。従って、論理和回路73の出
力は、図9(F)に示すように、垂直同期信号のパルス
の立ち下がりに同期して“L”の状態となる。
【0054】実際には、ノイズ除去用ウィンドウ信号
は、図10(A)に示すように、カウンタ74がリセッ
トされると“L”の状態となる。従って、図10(B)
に示すように、論理積回路70の出力は“L”の状態を
継続することになるので、フリップフロップ71の出力
は、図10(D)に示すように、一旦立ち下がった後
は、“L”の状態を継続することになる。その結果、フ
リップフロップ72の出力も、一旦立ち上がった後は、
図10(E)に示すように“H”の状態を継続すること
になる。しかしながら、論理和回路73の出力は、図1
0(F)に示すように、図9(F)の場合と同様に、垂
直同期信号のパルスの立ち下がりに同期して“L”の状
態となる。
【0055】図8に戻って、カウンタ74は、論理和回
路73から出力される信号(図10(F))が立ち下が
るタイミングで、2HCLK(図10(C))に同期し
て初期値0からカウントアップを開始し、カウント値が
480以上(480乃至1023)になった場合は、論
理積回路70に対する出力信号を“H”の状態とする。
また、論理和回路73から出力される信号が再度立ち下
がった場合には、その時のカウント値を遅延反転部77
に出力する。
【0056】遅延反転部77は、カウンタ74から出力
されたカウント値の符号を反転し(負の値にし)、1フ
レーム分遅延した後、カウンタ75に出力する。なお、
遅延反転部77が入力されたカウント値を1フレーム分
だけ遅延するのは、例えば、VTR(Video Tape Recor
der)などを2倍速再生した場合、奇数と偶数フィール
ドのライン数が異なるため、ジッタなどが生ずることを
防止するためである。
【0057】カウンタ75は、遅延反転部77から供給
されたデータを初期値として、カウントアップ動作を行
い、カウント値が“−2”以上になった場合は、論理和
回路78に対する出力を“L”の状態とし、それ以外の
場合には“H”の状態とする。また、カウント値が“−
1”となった場合には、カウンタ76に対する出力を
“L”の状態とするようになされている。
【0058】カウンタ76は、カウンタ75から出力さ
れる信号が立ち下がるタイミングで、初期値0からカウ
ントアップを開始し、カウント値が“480”になった
時点で、カウントアップを終了する。なお、カウント値
が“0”乃至“480”である場合、カウンタ76は、
その出力を“H”の状態とし、それ以外の場合は、
“L”の状態とする。
【0059】論理和回路78は、カウンタ75またはカ
ウンタ76の出力信号の少なくとも一方が“H”の状態
とされている場合に、その出力信号を“H”の状態とす
るようになされている。
【0060】次に、以上の実施例の動作を図11を参照
して説明する。
【0061】いま、垂直同期信号として、図11(A)
に示すような通常よりも周期の短い部分を含む信号が図
8に示す論理積回路70に入力されたとする。垂直同期
信号の図中第1番目のパルスにより、論理和回路73の
出力が“L”の状態となったとすると、カウンタ74
は、その時点でのカウント値を遅延反転部77に出力す
るとともに、カウント値を“0”に再設定し、カウント
アップ動作を開始する。また、遅延反転部77は、カウ
ンタ74から出力されたカウント値の符号を反転すると
ともに、1フレーム分遅延して、カウンタ75に出力す
る。カウンタ75は、遅延反転部77から出力されたデ
ータを初期値としてカウントアップ動作を開始する。
【0062】カウンタ74のカウント値が“480”以
上になると、カウンタ74から論理積回路70に出力さ
れるノイズ除去用ウィンドウ信号(図11(B))は、
“H”の状態とされる。そして、垂直同期信号の第2番
目のパルスが入力されると、パルスの立ち下がりに同期
して、カウンタ74,75がリセットされる。垂直同期
信号の周期が正規の周期であるとすると、リセット直前
のカウンタ74のカウント値は、“525”である。こ
の値は、遅延反転部77に出力され、1フレーム分遅延
された後、符号が反転されて“−525”とされて、カ
ウンタ75に供給される。
【0063】カウンタ75は、遅延反転部77から供給
された値を初期値として、カウントアップを行い、カウ
ント値が“−2”以上(−2,−1)となった場合に
は、論理和回路78に対する出力信号(図11(C))
を“L”の状態とする。また、カウント値が“−1”と
なった場合には、カウンタ76に対する出力信号を
“L”の状態とし、カウント動作を終了する。
【0064】カウンタ76は、カウンタ75の出力信号
が立ち下がるタイミングで、図11(D)に示すよう
に、出力信号を“H”の状態とすると共に、初期値
“0”からカウントアップを行う。そして、カウント値
が“480”になると、出力信号を“L”とすると共
に、カウント動作を終了する。
【0065】論理和回路78の出力信号は、図11
(E)に示すように、カウンタ75の出力とカウンタ7
6の出力が共に“L”の状態となった場合に、“L”の
状態とされる。
【0066】いま、図11(A)に示す垂直同期信号の
第4番目のパルスが入力されたとする。この第4番目の
パルスは、第3番目のパルスとの間隔が通常よりも短く
なっているため、カウンタ74のカウント値が“48
0”になる前に、論理積回路70に入力されることにな
る。即ち、カウンタ74の出力が“L”の状態となって
いる場合に、第4番目のパルスが入力されるので、論理
積回路70は、この第4番目のパルスをマスクすること
になる。従って、論理和回路78からは、このパルスに
対応する信号は出力されない。
【0067】カウンタ76は、垂直同期信号の第3番目
のパルスによりリセットされた後、カウントアップ動作
を実行し、カウント値が“480”になると、その出力
信号(図11(D))を“L”の状態とする。また、カ
ウンタ75は、初期値として読み込んだ、1つ前のフレ
ームのカウント値“−525”をカウントアップし、値
“−2”となるタイミングで、論理和回路78に対する
出力を“L”の状態とする。そのとき、カウンタ76の
出力信号(図11(D))は、既に“L”の状態とされ
ているので、論理和回路78の出力(図11(E))
は、“L”の状態となる(第4番目のパルスが出力され
る)。
【0068】続いて、垂直同期信号の第5番目のパルス
が入力されると、そのときカウンタ74の論理積回路7
0に対する出力は“H”の状態とされているので、論理
積回路70からパルスが出力され、その結果、微分回路
の出力は“L”の状態となり、カウンタ74,75がリ
セットされる。カウンタ75の出力(図11(C))
は、その瞬間“L”の状態とされるが、カウンタ76の
出力が“H”の状態である(カウント値が“480”未
満である)ので、論理和回路78の出力信号(図11
(E))は、変化しない(“H”の状態を継続する)。
【0069】次に、垂直同期信号の第6番目のパルスが
入力されると、カウンタ74の出力(図11(B))は
既に“H”の状態とされているため、論理和回路73の
出力が“L”の状態とされ、その結果、カウンタ74,
75がリセットされる。このとき、カウンタ76の出力
(図11(D))は、既に“L”の状態とされているの
で、カウンタ75がリセットされるタイミングで、論理
和回路78の出力が“L”の状態となる(第5番目のパ
ルスが出力される)。
【0070】以上に示したように、通常よりも周期の短
い部分を含む信号が入力された場合は、カウンタ74と
論理積回路70によりマスクされるので垂直同期信号の
パルスは出力されない。従って、プラズマアドレス型液
晶表示素子10の有効ライン数を必ず走査させることが
できるので、液晶の焼き付きを防止することが可能とな
る。
【0071】図12は、通常よりも周期の短い垂直同期
信号が連続的に入力された場合の垂直カウントダウン回
路60の各部の信号のタイミングを示すタイミング図で
ある。
【0072】この例では、垂直同期信号として、460
Hに対応する周期の信号が入力されている。前述のよう
に、本実施例のプラズマアドレス型液晶表示素子10の
1フィールドの有効水平ライン数は480であるので、
20ライン分だけ周期が短いことになる。このような場
合の動作について以下に説明する。
【0073】垂直同期信号(図12(A))の第1番目
のパルスが入力されると、カウンタ74,76がリセッ
トされるとともに、それぞれカウントアップを開始す
る。また、カウンタ75は、遅延反転部77から出力さ
れる1フレーム前のカウンタ74のカウント値の反転さ
れた値を初期値として読み込み、カウントアップを開始
する。
【0074】垂直同期信号(図12(A))の第2番目
のパルスが入力された場合、カウンタ74のカウント値
は“460”であるので、その出力は“L”の状態であ
る。従って、論理積回路70は、第2番目のパルスをマ
スクすることになるので、論理和回路78からはパルス
は出力されない。
【0075】第3番目のパルスが入力される時点におい
ては、カウンタ74のカウント値は、“480”以上と
なっているので、論理積回路70に対する出力信号は、
“H”の状態とされている。従って、第3番目のパルス
の入力を受け、論理積回路70はパルスを出力する。そ
の結果、微分回路からロードパルスが出力され、カウン
タ74,75に供給されることになる。すると、カウン
タ75は、論理和回路78とカウンタ76に対してパル
スを出力するので、論理和回路78の出力信号(図12
(E))が“L”の状態となる(第2番目のパルスが出
力される)。
【0076】第4番目のパルスが入力された場合は、第
2番目のパルスが入力された場合と同様に、カウンタ7
4のカウント値が“480”以上となっていないため、
論理積回路70により、第4番目のパルスがマスクされ
るので、論理和回路78からは出力がなされない。
【0077】第5番目のパルスが入力された場合は、第
3番目のパルスが入力された場合と同様の動作が行わ
れ、論理和回路78の出力信号(図12(E))が
“L”の状態となる(第3番目のパルスが出力され
る)。
【0078】従って、460Hに対応する周期の信号を
入力した場合は、2倍の920Hに対応する周期の信号
に変換されて出力されるので、画面表示が行われる周期
は2倍になるが、全ての水平ラインを走査することにな
るので、プラズマアドレス型液晶表示素子10の液晶の
焼き付きを防止することができる。
【0079】次に、通常よりも周期の長い垂直同期信号
が入力された場合の垂直カウントダウン回路60の動作
について説明する。
【0080】図13は、垂直カウントダウン回路60に
対して800Hに対応する周期の信号が入力された場合
の各部の信号のタイミングを示すタイミング図である。
【0081】先ず、垂直同期信号(図13(A))の第
1番目のパルスが入力されると、カウンタ74,76が
リセットされる。そして、525Hに対応する期間の後
に第2番目のパルスが入力されると、そのときカウンタ
76の出力は、“L”の状態となっている(カウント値
が“480”以上である)ので、カウンタ75から出力
されるパルスとの論理和が“L”の状態となる。従っ
て、図13(E)に示す第2番目のパルスが出力される
ことになる。なお、そのとき、カウンタ75には、遅延
反転部77から出力された1フレーム前のカウンタ74
のカウント値の符号を反転された値(=−525)が読
み込まれる。
【0082】カウンタ75は、読み込んだ値を初期値と
してカウントアップを行い、カウント値が“−2”とな
った時点で、論理和回路78に対してパルスを出力する
(図13(C))。そのとき、カウンタ76の出力信号
(図13(D))は、“L”の状態とされているので、
論理和回路78は、図13(E)に示す第3番目のパル
スを出力することになる。そして、カウンタ75のカウ
ント値が“−1”となると、カウンタ76がリセットさ
れることになる。その後、カウンタ75はカウント動作
を停止する。
【0083】第3番目のパルスが出力されてから、27
5Hに対応する期間の後に垂直同期信号の第3番目のパ
ルスが入力されると、そのとき、カウンタ76のカウン
ト値は、“480”となっていないため、カウンタ75
から出力されるパルスは、論理和回路78によってマス
クされることになる。
【0084】続いて、800Hに対応する期間の後に、
垂直同期信号の第4番目のパルスが入力されると、カウ
ンタ75は、論理和回路73から出力されるパルスによ
ってリセットされ(垂直同期信号に対する同期が再開さ
れ)、図13(C)に示すパルスを出力する。そのと
き、カウンタ76の出力(図13(D))は、“L”の
状態となっているので、図13(E)に示す第4番目の
パルスが出力されることになる。
【0085】以上に示すように、垂直カウントダウン回
路76に対して、通常よりも周期の長い垂直同期信号が
入力された場合、カウンタ76と論理和回路78は、通
常よりも短い周期のパルスが発生することを防止するの
で、そのような場合においても、液晶が焼き付くことを
防止することができる。
【0086】なお、以上の実施例では、プラズマアドレ
ス型液晶表示素子10を例に挙げて説明したが、本発明
は、例えば、TFT(Thin Film Transistor)液晶表示
素子などに対して適用することも可能である。
【0087】
【発明の効果】請求項1に記載の液晶表示装置または請
求項3に記載の液晶表示方法によれば、垂直同期信号を
入力し、新たに入力された垂直同期信号と、その直前に
入力された垂直同期信号の周期を検出し、検出された周
期が、所定の周期よりも短い場合には、新たに入力され
た垂直同期信号をマスクするようにしたので、通常とは
周期の異なる垂直同期信号が入力された場合において
も、液晶画面の有効ラインを確実に走査させることがで
きるので、液晶分子がイオン化することを防止すること
ができるとともに、画面が焼き付くことを防止すること
ができる。
【0088】請求項4に記載の液晶表示装置または請求
項5に記載の液晶表示方法によれば、垂直同期信号を入
力し、垂直同期信号が入力されてから、所定の時間以上
新たな垂直同期信号が入力されない場合は、1フレーム
前の垂直同期信号と同一の周期で疑似パルスを発生し、
疑似パルスとその直後に入力される垂直同期信号の周期
が所定の周期よりも短い場合には、疑似パルスの直後に
入力される垂直同期信号をマスクするようにしたので、
通常よりも長い周期の垂直同期信号が入力された場合に
おいても、液晶画面の有効ラインを確実に走査させるこ
とができるので、液晶分子がイオン化することを防止す
ることができるとともに、画面が焼き付くことを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したテレビジョン受像機の電気的
な構成の一例を示すブロック図である。
【図2】図1に示すプラズマアドレス型液晶表示素子の
構成の一例を示す斜視図である。
【図3】図2に示す各チャネル21の電気的等価回路を
示す図である。
【図4】図2に示すプラズマアドレス型液晶表示素子の
駆動方法を示す図である。
【図5】図2に示すプラズマアドレス型液晶表示素子の
駆動回路の構成の一例を示す回路図である。
【図6】図2に示すプラズマアドレス型液晶表示素子の
駆動信号の一例を示すタイミング図である。
【図7】図2に示すプラズマアドレス型液晶表示素子の
駆動信号の一例を示すタイミング図である。
【図8】図1に示すLCDコントローラ6に内蔵されて
いる垂直カウントダウン回路の電気的な構成の一例を示
すブロック図である。
【図9】図8に示す微分回路の動作を示すタイミング図
である。
【図10】図8に示す微分回路の動作を示すタイミング
図である。
【図11】図8に示す回路に通常とは異なる周期の垂直
同期信号が入力された場合の各信号のタイミングを示す
タイミング図である。
【図12】図8に示す回路に通常よりも短い周期の垂直
同期信号が入力された場合の各信号のタイミングを示す
タイミング図である。
【図13】図8に示す回路に通常よりも長い周期の垂直
同期信号が入力された場合の各信号のタイミングを示す
タイミング図である。
【図14】従来のLCDコントローラに通常よりも短い
周期の垂直同期信号が入力された場合の各信号のタイミ
ングを示すタイミング図である。
【図15】従来のLCDコントローラに通常よりも長い
周期の垂直同期信号が入力された場合の各信号のタイミ
ングを示すタイミング図である。
【符号の説明】
70 論理積回路(入力手段、マスク手段), 74
カウンタ(検出手段), 75 カウンタ(疑似パルス
発生手段), 76 カウンタ(マスク手段), 78
論理和回路(疑似パルス発生手段、マスク手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直同期信号に同期して画面を走査する
    液晶表示装置において、 前記垂直同期信号を入力する入力手段と、 前記入力手段より新たに入力された前記垂直同期信号
    と、その直前に入力された前記垂直同期信号の周期を検
    出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された前記周期が、所定の周
    期よりも短い場合には、前記新たに入力された垂直同期
    信号をマスクするマスク手段とを備えることを特徴とす
    る液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の周期は、前記画面の有効ライ
    ン数だけ垂直方向に走査する際の周期であることを特徴
    とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 垂直同期信号に同期して画面を走査する
    液晶表示方法において、 前記垂直同期信号を入力する入力ステップと、 前記入力ステップより新たに入力された前記垂直同期信
    号と、その直前に入力された前記垂直同期信号の周期を
    検出する検出ステップと、 前記検出ステップによって検出された前記周期が、所定
    の周期よりも短い場合には、前記新たに入力された垂直
    同期信号をマスクするマスクステップとを備えることを
    特徴とする液晶表示方法。
  4. 【請求項4】 垂直同期信号に同期して画面を走査する
    液晶表示装置において、 前記垂直同期信号を入力する入力手段と、 前記入力手段より前記垂直同期信号が入力されてから、
    所定の時間以上新たな垂直同期信号が入力されない場合
    は、1フレーム前の垂直同期信号と同一の周期で疑似パ
    ルスを発生する疑似パルス発生手段と、 前記疑似パルス発生手段が発生した疑似パルスと、その
    直後に入力される垂直同期信号の周期が所定の周期より
    も短い場合には、前記疑似パルスの直後に入力される垂
    直同期信号をマスクするマスク手段とを備えることを特
    徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 垂直同期信号に同期して画面を走査する
    液晶表示方法において、 前記垂直同期信号を入力する入力ステップと、 前記入力ステップより前記垂直同期信号が入力されてか
    ら所定の時間以上新たな垂直同期信号が入力されない場
    合は、1フレーム前の垂直同期信号と同一の周期で疑似
    パルスを発生する疑似パルス発生ステップと、 前記疑似パルス発生ステップが発生した疑似パルスと、
    その直後に入力される垂直同期信号の周期が所定の周期
    よりも短い場合には、前記疑似パルスの直後に入力され
    る垂直同期信号をマスクするマスクステップとを備える
    ことを特徴とする液晶表示方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005086302A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Sanyo Electric Co Ltd 液晶表示制御装置

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