JPH1048930A - 現像剤カートリッジ - Google Patents

現像剤カートリッジ

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JPH1048930A
JPH1048930A JP8208287A JP20828796A JPH1048930A JP H1048930 A JPH1048930 A JP H1048930A JP 8208287 A JP8208287 A JP 8208287A JP 20828796 A JP20828796 A JP 20828796A JP H1048930 A JPH1048930 A JP H1048930A
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closing lid
lid
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JP8208287A
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English (en)
Inventor
Isao Matsuoka
松岡  功
Yozo Fujii
洋三 藤井
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤カートリッジを輸送時等に、開閉蓋が
開くことはなく、輸送時等に発生する現像剤の漏れを防
止する。また、現像剤受容部に現像剤をより多く受容さ
せることにより、画像の濃度低下を未然に防止する。ま
た、現像剤カートリッジから現像剤を効率的に排出す
る。 【解決手段】 少なくとも、現像剤を収容し現像剤を排
出する排出口321を有するカートリッジ本体31と、
排出口321を開閉する開閉蓋33と、からなる現像剤
カートリッジ30において、開閉蓋33は筒状且つ可撓
性からなり、開閉蓋33をカートリッジ本体31に付勢
する付勢部344を有するキャップ部材34が排出口3
21の側に着脱可能に設置されている現像剤カートリッ
ジ30。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤を収容し開
閉可能な排出口を有する現像剤カートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、現像剤を収容する現像剤カートリ
ッジから画像形成装置の現像剤受容部へ現像剤を補給す
る手段として、現像剤を補給する際に現像剤カートリッ
ジを装置本体にセットし、現像剤カートリッジ内の現像
剤を全部現像剤受容部に補給し、補給し終えると現像剤
カートリッジを装置本体から取り外すタイプのものがあ
った。しかし上記タイプの補給方式は現像剤を一度に現
像剤受容部に補給するために補給しすぎて現像剤が現像
剤受容部から溢れる可能性があり、現像剤の過補給を防
止する手段を設けなければならなかった。しかし、過補
給を防止することは難しく、また過補給防止の手段を装
置本体に設置出来たとしても、装置の高価格化、大型化
を招いていた。そこで、容器内部に螺旋状の突起を有す
る現像剤カートリッジを装置本体に装着し、現像剤カー
トリッジの中心軸を回転中心として回転させ、現像剤カ
ートリッジの現像剤排出口から現像剤を排出させ、現像
剤受容部に現像剤を補給するタイプのものが開発された
(特願平6−088807等)。このタイプのものは現
像剤カートリッジが装置本体に常時設置させているの
で、現像剤受容部内の現像剤が減少した場合に、随時現
像剤カートリッジを回転させ、現像剤受容部に現像剤を
補給することが出来るので、上記のような現像剤の過補
給を防止する必要がなくなった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような回転して
現像剤を補給する現像剤カートリッジにおいて、現像剤
排出口を開閉する開閉蓋が設置されているものがある。
【0004】このようなカートリッジは、画像形成装置
等に装着された状態から取り外す際に、カートリッジ内
に残存した現像剤が溢れないよう、開閉蓋が閉まって現
像剤排出口を塞いでいなければならない。
【0005】しかし、開閉蓋のシール性が悪く、カート
リッジを取り外した際に開閉蓋が閉まっていても現像剤
が溢れてしまい、ユーザーの手などを汚してしまうなど
の問題があった。
【0006】従って、開閉蓋のシール性を考慮して、開
閉蓋の構造を決定しなければならなかった。
【0007】また、上記のようなカートリッジは輸送時
に開閉蓋が開いてしまって現像剤が溢れる可能性があっ
た。
【0008】従って、シール性を考慮して設計された開
閉蓋が輸送時に開かないよう、カートリッジへ取り付け
るキャップ部材の構造も決定しなければならなかった。
【0009】本発明は回転して現像剤を補給する現像剤
カートリッジに関して、上記のような内容を解決するこ
とを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の諸問題点を解決す
る本発明の現像剤カートリッジは、少なくとも、現像剤
を収容し現像剤を排出する排出口を有するカートリッジ
本体と、前記排出口を開閉する開閉蓋と、からなる現像
剤カートリッジにおいて、前記開閉蓋は筒状且つ可撓性
からなり、前記開閉蓋をカートリッジ本体に付勢する付
勢部を有するキャップ部材が前記排出口の側に着脱可能
に設置されていることを特徴とするものである(請求項
1)。
【0011】また、本発明の現像剤カートリッジの前記
開閉蓋は蛇腹状の開閉蓋であることを特徴とするもので
ある(請求項2)。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施例の説明に先立っ
て、本発明の現像器を複数組搭載したカラー画像形成装
置の一例であるカラープリンタの構成とその作用を図1
の断面構成図によって説明する。
【0013】このカラープリンタは、像形成体上に順次
形成される各色トナー像を重ね合わせたのち、転写部で
記録紙上に1回で転写してカラー画像を形成し、その
後、分離手段により像形成体面から剥離する方式のカラ
ー画像形成装置である。
【0014】図1において、10は像形成体である感光
体ドラムで、OPC感光体(有機感光体)をドラム基体
上に塗布形成したもので、接地されて図示の時計方向に
駆動回転される。11はスコロトロン帯電器で、感光体
ドラム10周面に対し高電位VHの一様な帯電をグリッ
ド電位VGに電位保持されたグリッドとコロナ放電ワイ
ヤによるコロナ放電によって与えられる。このスコロト
ロン帯電器11による帯電に先だって、前プリントまで
の感光体の履歴をなくすために発光ダイオード等を用い
たPCL(帯電前除電器)12による露光を行って感光
体周面の除電をしておく。
【0015】感光体ドラム10への一様帯電ののち、像
露光手段13により画像信号に基づいた像露光が行われ
る。像露光手段13は図示しないレーザーダイオードを
発光光源とし回転するポリゴンミラー131,fθレン
ズ132,シリンドリカルレンズ133を経て反射ミラ
ー134により光路を曲げられ主走査がなされるもの
で、感光体ドラム10の回転(副走査)によって潜像が
形成される。本実施例では文字部に対して露光を行い、
文字部の方が低電位VLとなるような反転潜像を形成す
る。
【0016】感光体ドラム10の周縁には、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒色(K)等
のトナーとキャリアとから成る二成分現像剤をそれぞれ
内蔵した現像器20Y,20M,20C,20Kが設け
られている。
【0017】前記現像器20Y,20M,20C,20
Kはほぼ同じ構成をなすから、以下、これらの現像器を
代表して現像装置20と称して説明する。
【0018】先ず1色目のイエローの現像がマグネット
を内蔵し現像剤を保持して回転する現像剤担持体(現像
スリーブ)22によって行われる。現像剤はフェライト
をコアとしてそのまわりに絶縁性樹脂をコーティングし
たキャリアと、ポリエステルを主材料として色に応じた
顔料と荷電制御剤、シリカ、酸化チタン等を加えたトナ
ーとからなるもので、現像剤は層形成手段によって現像
スリーブ21上に100〜600μmの層厚(現像剤)
に規制されて現像域へと搬送される。
【0019】現像域における現像スリーブ21と感光体
ドラム10との間隙は現像剤層厚よりも大きい0.2〜
1.0mmとして、この間にVACのACバイアスとVDC
のDCバイアスが重畳して印加される。VDCとVH、ト
ナーの帯電は同極性であるため、VACによってキャリア
から離脱するきっかけを与えられたトナーはVDCより電
位の高いVHの部分には付着せず、VDCより電位の低い
L部分に付着し顕像化(反転現像)が行われる。
【0020】1色目の顕像化が終った後2色目のマゼン
タの画像形成行程にはいり、再びスコロトロン帯電器1
1よる一様帯電が行われ、2色目の画像データによる潜
像が像露光手段13によって形成される。このとき1色
目の画像形成行程で行われたPCL12による除電は、
1色目の画像部に付着したトナーがまわりの電位の急激
な低下により飛び散るため行わない。
【0021】再び感光体ドラム10周面の全面に亘って
Hの電位となった感光体のうち、1色目の画像のない
部分に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現像が行
われるが、1色目の画像がある部分に対し再び現像を行
う部分では、1色目の付着したトナーにより遮光とトナ
ー自身のもつ電荷によってVM’の潜像が形成され、V
DCとVM′の電位差に応じた現像が行われる。この1色
目と2色目の画像の重なりの部分では1色目の現像をV
Lの潜像をつくって行うと、1色目と2色目とのバラン
スが崩れるため、1色目の露光量を減らしてVH>VM
Lとなる中間電位とすることもある。
【0022】3色目のシアン、4色目の黒色についても
2色目のマゼンタと同様の画像形成行程が行われ、感光
体ドラム10周面上には4色の顕像が形成される。
【0023】上記各現像器20Y,20M,20C,2
0Kに新規の各色現像剤を制御して補給する現像剤補給
装置40は、複数の現像剤カートリッジ(以下、カート
リッジと称す)30(Y,M,C,K)を着脱可能にす
るカートリッジ装着部41と、カートリッジ30内の現
像剤を一時収容する現像剤受容部42(Y,M,C,
K)と、現像剤受容部42内の現像剤を前記現像器20
に搬送する現像剤搬送部43(Y,M,C,K)とから
構成されている。
【0024】一方、給紙カセット50より半月ローラ5
1を介して搬出された一枚の転写材(転写紙等)pは、
給紙ローラ対52,53を経てレジストローラ対54近
傍で一旦停止し、転写のタイミングの整った時点でレジ
ストローラ対54の回転作動により転写域へと給紙され
る。
【0025】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム10の周面に転写手段60が圧接さ
れ、給紙された転写材pを挟着して多色像が一括して転
写される。
【0026】次いで、転写材pは分離手段61によって
除電され、感光体ドラム10の周面より分離して定着装
置70に搬送され、熱ローラ(上ローラ)71と圧着ロ
ーラ(下ローラ)72の加熱,加圧によってトナーを溶
着したのち、排紙ローラ81,82を経て装置外部の排
紙トレイ83上に排出される。なお、前記の転写手段6
0は転写材pの通過後感光体ドラム10の周面より退避
離間して、次なるトナー像の形成に備える。
【0027】一方、転写材pを分離した感光体ドラム1
0は、除電器14により除電を受けたのち、クリーニン
グ装置15のブレード151の圧接により残留トナーを
除去、清掃され、再び前記PCL12による除電とスコ
ロトロン帯電器11による帯電を受けて次なる画像形成
のプロセスに入る。なお、前記のブレード151は感光
体面のクリーニング後、直ちに移動して感光体ドラム1
0の周面より退避する。ブレード151によってクリー
ニング装置15内に掻き落された廃棄トナーは、スクリ
ュー152により排出されたのち、図示しない廃トナー
回収容器内へ貯留される。
【0028】図2は複数の現像器を備えた現像装置20
の構成を示す断面図である。感光体ドラム10の周縁に
は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),
黒色(K)等のトナーとキャリアとから成る現像剤をそ
れぞれ内蔵した現像器20Y,20M,20C,20K
から成る現像装置20が設けられている。各現像器20
Y,20M,20C,20Kの上部空間には現像剤補給
口28Y,28M,28C,28Kがそれぞれ設けら
れ、前記現像剤搬送部43(Y,M,C,K)に連通し
ている。
【0029】図2おいて、21はトナーとキャリアとか
ら成る二成分現像剤を収容する現像器ケーシング、22
は内部に固定の磁石体を有する磁界発生手段(マグネッ
トロール)23を有する現像剤搬送手段である現像剤担
持体(以下、現像スリーブと称す)、24は現像剤供給
ローラ(以下、供給パドルとも称す)、25は前記現像
スリーブ141上の現像剤層厚を所定量に規制する現像
剤層厚規制部材(以下、層厚規制棒と称す)、26,2
7は現像剤撹拌スクリュー(以下、撹拌スクリューと称
す)、28は前記現像器ケーシング140の上部に開口
した現像剤補給口部で、前記カートリッジ30から現像
剤受容部(現像剤ホッパ)42、現像剤搬送部43を経
て補給された現像剤を受け入れる。
【0030】図3は、カートリッジ30Y,30M,3
0C,30Kと、現像剤受容部42Y,42M,42
C,42Kと、現像器20Y,20M,20C,20K
の一部を示す斜視図である。カートリッジ装着部41
は、4つのカートリッジ30Y,30M,30C,30
Kをほぼ同一平面上に平行設置し、着脱可能にする。前
記現像器20Y,20M,20C,20K内の現像剤の
量が減少した際に、前記カートリッジ30Y,30M,
30C,30K内の各現像剤を制御して補給するように
構成されている。これらのカートリッジ30Y,30
M,30C,30Kは、ほぼ同じ構成をなすから、以
下、これらのカートリッジ30(Y,M,C,K)を代
表してカートリッジ30と称して説明する。
【0031】図4、図5及び図6はカートリッジ30と
キャップ部材34を示し、図4(a)は全体斜視図、図
4(b)は部分斜視図、図5(a)は部分断面平面図、
図5(b)は図5(a)に示すA−A断面側面図、図5
(c)は分解平面図、図6(a)は部分断面平面図、図
6(b)はA部拡大断面図である。
【0032】カートリッジ30は、内周面に螺旋状の突
起条から成る案内部(現像剤誘導部)311を形成した
筒状をなし、内部に現像剤を収容するカートリッジ本体
31と、該カートリッジ本体31の開口部312に一体
に固定され排出口321を有するカートリッジ固定蓋
(以下、固定蓋と称す)32と、該固定蓋32内に係合
し伸縮自在な蛇腹状をなすカートリッジ開閉蓋(以下、
開閉蓋と称す)33とから構成されている。
【0033】開閉蓋33の一端は、固定蓋32の奥側の
底部324に超音波融着により固着(溶着)されてい
る。この固着は接着剤によるものでも良い。
【0034】一方、開閉蓋33の他端は図6(b)に示
すように、固定蓋32の内周面に設置された凹部と開閉
蓋の凸部が係合し(P点)、現像剤がカートリッジ30
から排出されないようになっている。
【0035】カートリッジ30を現像剤補給装置40に
装着すると、後述する図7に示すように回転力伝達部材
44が開閉蓋33を押し、上記P点での係合が解除され
伸縮し、現像剤がカートリッジ30から現像剤受容部4
2に排出されるようになる。
【0036】このような構造の開閉蓋33にすれば、固
定蓋32の内周面に設置された凹部と開閉蓋の凸部との
係合力をしっかり確保しさえすれば現像剤がカートリッ
ジ30内から溢れることがないので、開閉蓋33のシー
ル性が確保できる。
【0037】前記カートリッジ本体31の開口部312
の周縁に設けた係合爪部313は、固定蓋32の内周縁
に設けた凹部322に密接に係合し一体化される。31
4は、カートリッジ30を前記カートリッジ装着部41
に装着するとき、カートリッジ30を着脱操作し易くす
る把手部であり、排出口321が設置されている一方の
端部に対向する他方の端部に設置されている。該把手部
314は、指先で掴んで把持し易く、かつカートリッジ
30を引き出し易い形状をなす。
【0038】前記固定蓋32の排出口321の内面側に
は、4枚の板状の現像剤掻き上げ部323が一体に形成
されている。また、固定蓋32の奥側の底部324と、
排出口321の内面に突出した位置決め部326との間
には、開閉蓋33が嵌挿されている。前記底部324の
中央部には、中空円筒状の位置決め部326が突出して
いる。該位置決め部326の先端部の2箇所には、カー
トリッジ30の回転方向の位置を規制する係合突起32
7が形成されている。328は後述の(図8)回転力伝
達部材44のカートリッジ抜け止め部444に係脱可能
に係合する係合部である。
【0039】前記固定蓋32の排出口321側の先端部
の外径部には、雄ネジ部329が螺設されている。該雄
ネジ部329には、キャップ部材34の雌ネジ部341
が螺合する。該キャップ部材34の最外径部は、ローレ
ット目を形成した円筒形状の把持部342になってい
る。該キャップ部材34の内側には、壁面が形成されて
いて、キャップ部材34を前記固定蓋32に螺合させた
とき、該壁面が前記固定蓋32の排出口321を密封す
る。即ち、前記壁面のうち、前記雌ネジ部341の端部
に接続する隔壁部343は、前記キャップ部材34の把
持部342を把持して捻回し固定蓋32に螺合させたと
き、前記固定蓋32の雄ネジ部329の最先端部に当接
して、キャップ部材34を固定蓋32に締め付け状態に
する。前記隔壁部343に接続する傾斜面部(付勢部)
344は、蛇腹状の前記開閉蓋33の最先端の屈曲した
係合部331に圧接して、該係合部331を前記雄ネジ
部329を有する固定蓋32の先端円筒形部の内周面方
向(図で下方向)に圧接する。このようにすることによ
り、固定蓋32の内周面に設置された凹部と開閉蓋の凸
部との係合力が増す。345は前記傾斜面部344に接
続する隔壁部である。
【0040】従って、固定蓋32の排出口321は、隔
壁部343,345、傾斜面部344により封止され、
特に、傾斜面部344が前記開閉蓋33の最先端の係合
部331を圧接して開閉蓋33を閉方向に付勢すること
により、カートリッジ本体31内に収容された現像剤
は、外部に漏出することが防止される。同時に、前記開
閉蓋33の最先端の屈曲した係合部331は、締め付け
られて弾性変形し、前記雄ネジ部329と雌ネジ部34
1との螺合の緩みを防止して、キャップ部材34を固定
蓋32に締め付け状態に保持する。
【0041】このようなキャップ部材34を排出口32
1の側に設置すれば、カートリッジ30を輸送時等に、
開閉蓋33が開くことはなく、輸送時等に発生する現像
剤の漏れを防止することが可能である。
【0042】図7は、カートリッジ30を現像剤補給装
置40に装着する直前の状態を示す断面図である。カー
トリッジ30の把手部314を把持してカートリッジ装
着部41の所定の載置台410上に載置したのち、把手
部314を把持して図示左方に押し進め、、前記回転力
伝達部材44の係合溝部448にカートリッジ固定蓋3
2の係合突起327が係合して位置決めする。この位置
決め操作を終了したのち、カートリッジ抜け止め部44
4が係合突起部328に係合して、カートリッジ30は
カートリッジ装着部41の回転力伝達部材44に接続、
固定される。
【0043】図8(a)は前記カートリッジ装着部41
の構成部材の分解斜視図、図8(b)〜(f)は前記回
転力伝達部材44を示し、図8(b)は平面図、図8
(c)は正面図、図8(d)は側面図、図8(e)はA
−A断面図、図8(f)はB−B断面図である。図8
(b)(c)(e)において、図示左方に突出した回転
軸部442の軸端部は、二股に分割されて弾性変形可能
に成っていて、その先端部には係止爪部443が形成さ
れている。該係止爪部443は図9に示す前記カートリ
ッジ回転用歯車47の係止穴471に嵌入、接続し、該
歯車47と一体となって駆動回転される。前記回転力伝
達部材44の軸心部には、貫通穴440が形成されてい
て中空状になっている。該貫通穴440は、前記カート
リッジ30を現像剤補給装置40のカートリッジ装着部
41に装着するとき、カートリッジ30とカートリッジ
装着部41との間に介在する空気を退避、排出する退避
口である。
【0044】図9は、前記カートリッジ30をカートリ
ッジ装着部41に装着した状態の現像剤受容部42と、
現像剤搬送部43の断面図である。
【0045】前記現像剤受容部42のカートリッジ30
の排出口321に対向する側の直立壁面には、回転力伝
達部材44が回転可能に支持されている。該回転力伝達
部材44の内側で、前記カートリッジ30の排出口32
1に対向する位置には、現像剤補給装置開閉蓋45とコ
イルスプリング46とが装填されている。また、前記回
転力伝達部材44の一方の軸端部にはカートリッジ回転
用歯車47が固定されている。該カートリッジ回転用歯
車47は図示しない駆動源により駆動回転される。
【0046】前記カートリッジ回転用歯車47及び回転
力伝達部材44により駆動回転されるカートリッジ30
のカートリッジ本体31内に収容された現像剤は、カー
トリッジ本体31の内面に突出したスパイラル状の突起
条(案内部)311により、カートリッジ本体31の内
壁面に沿って開口部312の方向に推進され、さらに回
転駆動される回転力伝達部材44により、現像剤掻き上
げ部323により掻き上げられ、カートリッジ回転中心
軸よりも上方に移動され、開口されたカートリッジ開閉
蓋33の排出口321から略垂直方向に落下され、現像
剤受容部42のホッパ内に受容される。このような現像
剤補給方法によって、現像剤受容部42に現像剤をカー
トリッジ30の回転中心軸よりも上方の位置まで受容さ
せることが可能となり、現像剤受容部42に現像剤をよ
り多く受容させることができ、画像の濃度低下を未然に
防止することが出来る。また、現像剤が重力の作用によ
り落下するので、カートリッジから効率的に排出出来
る。
【0047】現像剤受容部42のホッパ内に収容された
現像剤は、図示しない駆動源に接続した搬送スクリュー
用歯車432に固定された搬送スクリュー431に送り
込まれ、現像剤搬送部43内で搬送されて、前記現像器
20に補給される。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、少なくとも、現
像剤を収容し現像剤を排出する排出口を有するカートリ
ッジ本体と、排出口を開閉する開閉蓋と、からなる現像
剤カートリッジにおいて、開閉蓋は筒状かつ可撓性から
なり、開閉蓋をカートリッジ本体に付勢する付勢部を有
するキャップ部材が排出口近傍に設置するものである。
【0049】このようにすることにより、開閉蓋のシー
ル性を確保することができ、かつ輸送時に開閉蓋が開き
現像剤が溢れることを防止することが出来る。
【0050】請求項2記載の発明は請求項1記載の開閉
蓋が蛇腹状の開閉蓋であり、このようにすることによ
り、開閉蓋の開閉動作が簡単でしかも正確に行うことが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像器を複数組搭載したカラー画像形
成装置の一例であるカラープリンタの断面構成図。
【図2】複数の現像器を備えた現像装置の構成を示す断
面図。
【図3】現像剤カートリッジと、現像剤受容部と、現像
器の一部を示す斜視図。
【図4】現像剤カートリッジの全体斜視図と部分斜視
図。
【図5】現像剤カートリッジの部分断面平面図、A−A
断面側面図、分解平面図。
【図6】現像剤カートリッジの部分断面平面図、A部拡
大断面図。
【図7】現像剤カートリッジを現像剤補給装置に装着す
る直前の状態を示す断面図。
【図8】カートリッジ装着部の構成部材の分解斜視図、
及び回転力伝達部材の平面図、正面図、側面図、A−A
断面図、B−B断面図。
【図9】現像剤カートリッジをカートリッジ装着部に装
着した状態の現像剤受容部と、現像剤搬送部の断面図。
【符号の説明】
20(Y,M,C,K) 現像器 30(Y,M,C,K) 現像剤カートリッジ(カート
リッジ) 31 カートリッジ本体 32 カートリッジ固定蓋(固定蓋) 321 現像剤排出口(排出口) 323 現像剤掻き上げ部 329 雄ネジ部 33 カートリッジ開閉蓋(開閉蓋) 331 係合部 34 キャップ部材 341 雌ネジ部 342 把持部 343,345 隔壁部 344 傾斜面部(付勢部) 40 現像剤補給装置 41 カートリッジ装着部 42 現像剤受容部 43 現像剤搬送部 44 回転力伝達部材 45 現像剤補給装置開閉蓋 46 コイルスプリング 47 カートリッジ回転用歯車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、現像剤を収容し現像剤を排
    出する排出口を有するカートリッジ本体と、前記排出口
    を開閉する開閉蓋と、からなる現像剤カートリッジにお
    いて、前記開閉蓋は筒状且つ可撓性からなり、前記開閉
    蓋をカートリッジ本体に付勢する付勢部を有するキャッ
    プ部材が前記排出口の側に着脱可能に設置されているこ
    とを特徴とする現像剤カートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記開閉蓋は蛇腹状の開閉蓋であること
    を特徴とする請求項1に記載の現像剤カートリッジ。
JP8208287A 1996-08-07 1996-08-07 現像剤カートリッジ Pending JPH1048930A (ja)

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JP8208287A JPH1048930A (ja) 1996-08-07 1996-08-07 現像剤カートリッジ
US08/902,898 US5903806A (en) 1996-08-07 1997-07-30 Developing agent replenishing apparatus and cartridge
EP97305969A EP0823674A1 (en) 1996-08-07 1997-08-06 Powder storing container, developing agent cartridge, developing agent replenishing apparatus

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JP (1) JPH1048930A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002268354A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 Ricoh Co Ltd トナー補給器
JP2012048104A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Ricoh Co Ltd 粉体収容器及び画像形成装置

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