JPH1048922A - 画像記録方法、及び画像記録装置 - Google Patents

画像記録方法、及び画像記録装置

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JPH1048922A
JPH1048922A JP8208088A JP20808896A JPH1048922A JP H1048922 A JPH1048922 A JP H1048922A JP 8208088 A JP8208088 A JP 8208088A JP 20808896 A JP20808896 A JP 20808896A JP H1048922 A JPH1048922 A JP H1048922A
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Akira Ishii
昭 石井
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の光ビームを精度良く重ねて感光体を露
光することにより、感光体上にコントラストの高い露光
像を形成して、高精細、高画質な画像を記録すること。 【解決手段】 重ね露光位置のずれを検出するための検
出用画像信号に応じて変調された所定の光強度の第1、
及び第2の光ビームで帯電した感光体11を重ね露光
し、このときの感光体11の表面電位を測定し、その測
定結果に基づいて第1、及び第2の光ビームの感光体1
1の重ね露光のずれを検出することにより、このずれに
基づいて画像記録モードにおいて第1、及び第2の光源
25A、25Bの少なくとも1つの光源、もしくはその
光学系を制御してずれを補正するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の光ビームで感
光体を重ね露光することにより画像記録を行う画像記録
方法、及び画像記録装置に関し、特に、重ね露光のずれ
を検出して補正することにより、感光体上にコントラス
トの高い露光像を形成して、高精細、高画質な画像を形
成できるようにした画像記録方法、及び画像記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】光ビームを用いて画像記録を行うディジ
タル複写機やレーザプリンタ等の画像記録装置として、
画像情報に応じて変調された光ビームを光偏向器、例え
ば、ポリゴンミラーにより反射偏向し、感光体等の被走
査面上を走査して画像情報を記録するものが一般的に知
られている。
【0003】最近、このような画像記録装置において
は、ポリゴンミラーの高速化、画像処理速度の高速化、
複数走査線の同時走査等によって画像形成の高速化や高
解像度化が図られており、分解能は向上しつつある。し
かし、画像の精細度や画質に寄与する露光像のコントラ
ストについては、光学系の制約によってビーム径の小径
化に限界があることから、十分な改善がなされていな
い。このため、印刷やデスクトップパブリッシング分野
で要求される高精度の文字、線画画像を提供することが
困難な状況になっている。
【0004】一般に、光ビームのオン、オフ変調により
感光体上に露光像を形成する画像記録装置では、露光像
のエネルギー分布プロファイルが、感光体上に結像され
る光ビームの強度分布プロファイルBp(x,y)と変
調パルスのプロファイルMp(x,y)のコンボリュー
ション Bp*Mp(x,y) =∫Bp(ξ,η)・Mp(x−ξ,y−η)dξdη ・・(1) により与えられる。そのため、解像度を上げたときには
ビーム径を小さくしなければ露光像のコントラストが小
さくなってしまい、階調再現性を低下させることにな
る。例えば、解像度が2倍になった場合には変調パルス
のプロファイルをM2(x,y)≡Mp(2x,2y)
で置き換えると、(1) 式は Bp*M2(x,y) =∫Bp(ξ,η)・M2(x−ξ,y−η)dξdη =∫Bp(ξ,η)・Mp(2x−2ξ,2y−2η)dξdη =∫Bp(1/2ξ,1/2η)・Mp(x−ξ,y−η)dξdη となり、同等のコントラストを得るためにはビーム径を
1/2にすることが必要となる。
【0005】一方、結像光学系の考察によれば、ガウシ
アンビームの伝播において、最小ビーム径ω0 は次式で
求められる。 ω0 =λ/(n・π・θbeam) ここで、θbeamはビームの収束角、λは波長、nは屈折
率であり、また、θbeamはfθレンズへの入射ビーム径
D、fθレンズの焦点距離をfとして θbeam=tan-1(D/(2・f)) で表される。
【0006】よって、光ビームのビーム径を小さくする
には波長λを短くするか、fθレンズへの入射ビーム径
D、即ち、ポリゴンミラーへの入射ビーム径を大きくす
る必要がある。
【0007】このような背景の中、従来の画像記録装置
として、波長の短い光ビームを出射する半導体レーザを
使用したものが提案されており、一般的な半導体レーザ
の波長〜780nmに対して〜680nmと短い波長の
光ビームを得るようにして、光ビームのビーム径の小径
化を図っている。また、光源としてアルゴンレーザ、又
は半導体レーザと波長変換素子を組み合わせたものを使
用すれば、更に波長が短い光ビームが得られる。
【0008】一方、他の従来の画像記録装置として、複
数の光ビームを同時に主走査方向に走査してポリゴンミ
ラーの回転数を低減させる技術が、例えば、特開昭51
−100742号公報、及び特開昭54−38130号
公報に開示されている。これらの画像記録装置による
と、複数の光ビームを同時に主走査方向に走査してポリ
ゴンミラーの回転数を低減しており、これによりポリゴ
ンミラーの半径を大きくして1面当たりの幅を確保でき
るため、ポリゴンミラーの入射ビーム径を大きくするこ
とができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の画像記
録装置によると、前者の場合、一般的な半導体レーザの
波長〜780nmと比較して〜680nmとたかだか1
2%程度の改善にすぎず、感光体上の露光像のコントラ
ストを向上させる程光ビームの小径化を図ることができ
ない。また、アルゴンレーザ、又は半導体レーザと波長
変換素子を組み合わせた光源を使用した場合、装置の大
型化、及びコストアップになると共に、現状の電子写真
プロセスで一般的な有機感光体は、短波長領域での感度
が低いために画像形成が困難になるという問題がある。
【0010】また、後者の場合、ポリゴンミラーの風損
トルクへの影響は回転数よりもポリゴンミラーの径に大
きく依存するため、ポリゴンミラーの半径をそれ程大き
くすることができず、ポリゴンミラーの入射ビーム径の
拡大に限界が生じる。このため、感光体上の露光像のコ
ントラストを向上させる程光ビームの小径化を図ること
ができない。
【0011】一方、出願人は光ビームの小径化に依存し
ないでコントラストの高い露光像を提供するために複数
の光ビームで感光体を重ね露光する画像記録装置を特願
平7−332371号において提案している。この画像
記録装置において、コントラストの高さは複数の光ビー
ムの重なり度、換言すれば、複数の光ビームの重ね露光
の位置ずれを抑えることが重要であることを確認してい
る。
【0012】従って、本発明の目的は複数の光ビームを
精度良く重ねて感光体を露光することにより、感光体上
にコントラストの高い露光像を形成して、高精細、高画
質な画像を形成することができる画像記録方法、及び画
像記録装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、複数の光ビームを重ねて感光体を露光するときの複
数の光ビームの重ね精度を向上させ、感光体上にコント
ラストの高い露光像を形成して、高精細、高画質な画像
を形成するため、露光位置のずれを検出するための検出
用画像信号に応じて変調された所定の光強度の第1、及
び第2の検出用光ビームを第1、及び第2の光源から出
射して、帯電した感光体の走査位置を第1、及び第2の
光ビームで重ね露光し、第1、及び第2の検出用光ビー
ムで重ね露光された感光体の表面電位を測定し、表面電
位に基づいて第1、及び第2の検出用光ビームの感光体
の重ね露光のずれを検出し、このずれに基づいて第1、
及び第2の光源の少なくとも1つの光源、もしくはその
光学系を制御してずれを補正し、画像を記録するための
記録用画像信号に応じて変調され、帯電した感光体を除
電して感光体上に静電潜像を形成する閾値以上の光強度
を有する第1の記録用光ビームを第1の光源から、記録
用画像信号を反転した記録用反転画像信号に応じて変調
され、閾値以下の光強度を有する第2の記録用光ビーム
を第2の光源からそれぞれ出射して、帯電した感光体の
走査位置を第1、及び第2の記録用光ビームで重ね露光
して画像を記録するようにした画像記録方法を提供する
ものである。
【0014】上記第1、及び第2の検出用光ビームの出
射による感光体の重ね露光は、検出用画像信号として第
1の周期で「1」及び「0」の繰り返しを主走査方向に
有する第1の検出用画像信号、及び第1の周期の所定の
倍数を有した第2の周期で「1」及び「0」の繰り返し
を主走査方向に有する第2の検出用画像信号によって第
1、及び第2の光源を駆動すると共に所定の光強度とし
て感光体の帯電電位と感光体の除電最低電位の平均電位
より低い電位まで感光体を除電する光強度で感光体を主
走査方向に重ね露光する段階を含み、上記感光体の表面
電位の測定は、第1の検出用画像信号に基づく第1、及
び第2の検出用光ビームによって重ね露光された感光体
の主走査方向の表面電位を平均化した第1の平均表面電
位を測定する段階と、第2の検出用画像信号に基づく第
1、及び第2の検出用光ビームによって重ね露光された
感光体の主走査方向の表面電位を平均化した第2の平均
表面電位を測定する段階を含み、上記重ね露光のずれの
補正は、第1、及び第2の平均表面電位に基づいて少な
くとも1つの光源の駆動タイミングを制御する段階を含
むことが好ましい。ここで、少なくとも1つの光源の駆
動タイミングの制御は、少なくとも1つの光源に供給さ
れる第1、或いは第2の検出用画像信号を遅延させて第
1、及び第2の平均表面電位を最大値にする段階を含む
ことが好ましい。
【0015】上記第1、及び第2の検出用光ビームの出
射による感光体の露光は、検出用画像信号として第1の
周期で「1」及び「0」の繰り返しを副走査方向に有す
る第1の検出用画像信号、及び第1の周期の所定の倍数
を有した第2の周期で「1」及び「0」の繰り返しを副
走査方向に有する第2の検出用画像信号によって第1、
及び第2の光源を駆動すると共に所定の光強度として感
光体の帯電電位と感光体の除電最低電位との平均電位よ
り低い電位まで感光体を除電できる光強度で感光体を副
走査方向に重ね露光する段階を含み、上記感光体の表面
電位の測定は、第1の検出用画像信号に基づく第1、及
び第2の検出用光ビームによって重ね露光された感光体
の副走査方向の表面電位を平均化した第1の平均表面電
位を測定する段階と、第2の検出用画像信号に基づく第
1、及び第2の検出用光ビームによって重ね露光された
感光体の副走査方向の表面電位を平均化した第2の平均
表面電位を測定する段階を含み、上記重ね露光のずれの
補正は、第1、及び第2の平均表面電位に基づいて少な
くとも1つの光源から出射される第1、及び第2の光ビ
ームの少なくとも1つの検出用光ビームの副走査方向の
偏向を制御する段階を含むことが好ましい。ここで、上
記少なくとも1つの検出用光ビームの副走査方向の偏向
の制御は、少なくとも1つの検出用光ビームの副走査方
向の偏向角を変えて第1、及び第2の平均表面電位を最
大値にする段階を含むことが好ましい。
【0016】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、画像を記録するための記録用画像信号と、この記録
用画像信号を反転して得られる記録用反転画像信号を発
生する第1の信号発生手段と、重ね露光のずれを検出す
るための検出用画像信号を発生する第2の信号発生手段
と、重ね露光のずれを検出する検出モードにおいて、検
出用画像信号に応じて変調された所定の光強度を有する
第1、及び第2の検出用光ビームを、画像を記録する画
像記録モードにおいて、記録用画像信号に応じて変調さ
れ、帯電した感光体を除電して感光体上に静電潜像を形
成する閾値以上の光強度を有する第1の記録用光ビー
ム、及び記録用反転画像信号に応じて変調され、閾値以
下の光強度を有する第2の記録用光ビームをそれぞれ出
射して、感光体の走査位置を重ね露光する第1、及び第
2の光源と、感光体の表面電位を測定する表面電位測定
手段と、検出モードにおいて、第1、及び第2の光源か
ら第1、及び第2の検出用光ビームを出射させて帯電し
た感光体の走査位置を重ね露光すると共に、第1、及び
第2の検出用光ビームで重ね露光された感光体の表面電
位を表面電位測定手段に測定させ、且つ、表面電位測定
手段で測定された表面電位に基づいて第1、及び第2の
検出用光ビームの感光体の重ね露光のずれを検出し、画
像記録モードにおいて、ずれに基づいて第1、及び第2
の光源の少なくとも1つの光源、もしくはその光学系を
制御すると共に第1、及び第2の光源から第1、及び第
2の記録用光ビームを出射させる制御手段を備えた画像
記録装置を提供するものである。
【0017】上記第2の信号発生手段は、検出用画像信
号として第1の周期で「1」及び「0」の繰り返しを主
走査方向に有する第1の検出用画像信号、及び第1の周
期の所定の倍数を有した第2の周期で「1」及び「0」
の繰り返しを主走査方向に有する第2の検出用画像信号
を出力する構成を有し、上記第1、及び第2の光源は、
検出モードにおいて、所定の光強度として感光体の帯電
電位と感光体の除電最低電位との平均電位より低い電位
まで感光体を除電する光強度で感光体を主走査方向に重
ね露光する構成を有し、上記表面電位測定手段は、第1
の検出用画像信号に基づく第1、及び第2の検出用光ビ
ームによって重ね露光された感光体の主走査方向の表面
電位を平均化した第1の平均表面電位と、第2の検出用
画像信号に基づく第1、及び第2の検出用光ビームによ
って重ね露光された感光体の主走査方向の表面電位を平
均化した第2の平均表面電位を測定する構成を有し、上
記制御手段は、第1、及び第2の平均表面電位に基づい
て少なくとも1つの光源の駆動タイミングを制御する構
成を有することが好ましい。
【0018】上記第1、及び第2の信号発生手段は、第
1、及び第2の光源に接続される第1、及び第2の画像
信号ラインの少なくとも1つの画像信号ラインに遅延回
路を有し、上記制御手段は、遅延回路に所定の遅延時間
を設定して少なくとも1つの光源の駆動タイミングを制
御する構成が好ましい。
【0019】上記第2の信号発生手段は、検出用画像信
号として第1の周期で「1」及び「0」の繰り返しを副
走査方向に有する第1の検出用画像信号、及び第1の周
期の所定の倍数を有した第2の周期で「1」及び「0」
の繰り返しを副走査方向に有する第2の検出用画像信号
を出力する構成を有し、上記第1、及び第2の光源は、
検出モードにおいて、所定の光強度として感光体の帯電
電位と感光体の除電最低電位の平均電位より低い電位ま
で感光体を除電できる光強度で感光体を副走査方向に重
ね露光する構成を有し、上記表面電位測定手段は、第1
の検出用画像信号に基づく第1、及び第2の検出用光ビ
ームによって重ね露光された感光体の副走査方向の表面
電位を平均化した第1の平均表面電位と、第2の検出用
画像信号に基づく第1、及び第2の検出用光ビームによ
って重ね露光された感光体の副走査方向の表面電位を平
均化した第2の平均表面電位を測定する構成を有し、上
記制御手段は、第1、及び第2の平均表面電位に基づい
て少なくとも1つの光源から出射される第1、及び第2
の記録用光ビームの少なくとも1つの記録用光ビームの
副走査方向の偏向を制御する構成を有することが好まし
い。
【0020】上記第1、及び第2の光源の少なくとも1
つの光源は、出射される光ビームを副走査方向に偏向す
る偏向手段をその光路上に有し、上記制御手段は、偏向
手段に所定の偏向角を設定して副走査方向の前記ずれを
補正する構成であることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像記録方法、及
び画像記録装置について添付図面を参照しながら詳細に
説明する。
【0022】図1は、本発明の第1の実施の形態の画像
記録装置を示す。この画像記録装置は、第1の光ビーム
を出射する半導体レーザ1Aと、第2の光ビームを出射
する半導体レーザ1Bと、半導体レーザ1A、1Bから
出射された拡散する第1、及び第2の光ビームを平行ビ
ームに変換するコリメータレンズ2A、2Bと、コリメ
ータレンズ2A、2Bを通過した第1、及び第2の光ビ
ームを入射方向と直交する方向に反射する反射ミラー3
A、3Bと、反射ミラー3Bで反射した第2の光ビーム
の偏向面を90°回転させる1/2波長板4と、反射ミ
ラー3Aで反射した第1の光ビームを透過させると共
に、1/2波長板4を通過した第2の光ビームを反射さ
せることにより第1、及び第2の光ビームを合成する偏
向ビームスプリッタ5と、第1、及び第2の光ビームを
副走査方向に収束させるシリンドリカルレンズ6と、シ
リンドリカルレンズ6を通過した第1、及び第2の光ビ
ームを所定の方向へ反射する反射ミラー7と、反射ミラ
ー7から入射した第1、及び第2の光ビームを反射偏向
するポリゴンミラー8と、ポリゴンミラー8によって反
射偏向した第1、及び第2の光ビームを主走査方向に集
束させて所定の主走査ライン上を等速度で走査させるf
θレンズ9と、ポリゴンミラー8で偏向された第1、及
び第2の光ビームを副走査方向に収束させて所定の主走
査ライン上に合焦させるシリンドリカルレンズ10と、
帯電器12によって所定の電位に帯電され、第1、及び
第2の光ビームの走査によって露光を受けることによ
り、静電潜像が形成される感光体ドラム11と、感光体
ドラム11の表面電位を測定する表面電位測定器13
と、表面電位測定器13から電位信号を、また、外部ホ
スト等から画像情報をそれぞれ入力して、半導体レーザ
1A、1Bを制御する画像記録制御部14と、感光体ド
ラム11上のトナー像を記録媒体に転写する転写器(図
示せず)と、記録媒体上の転写像を定着する定着器(図
示せず)を備えて構成され、感光体ドラム11の結像面
において第1の光ビームのビーム径が30μm、第2の
光ビームのビーム径が60μmになるように光学パラメ
ータが設計されている。
【0023】半導体レーザ1A、1Bは、露光位置のず
れを検出する検出モードにおいて、露光位置のずれを検
出するための検出用画像信号に応じて変調された第1、
及び第2の光ビームを出射し、画像を記録する画像記録
モードにおいて、画像を記録するための記録用画像信号
に応じて変調された第1の光ビーム、及び記録用画像信
号を反転した記録用反転画像信号に応じて変調された第
2の光ビームをそれぞれ出射する。
【0024】表面電位測定器13は、感光体ドラム11
の主走査ライン上の所定の領域(少なくとも8画素以上
の領域)にわたる表面電位を平均化した平均表面電位を
出力する構成を有している。
【0025】図2は、画像記録制御部14を示す。画像
記録制御部14は、検出モードにおいて、感光体ドラム
11上における第1、及び第2の光ビームの主走査方向
の重ね露光のずれを検出し、画像記録モードにおいて、
そのずれに応じて半導体レーザ1A、1Bの駆動タイミ
ングを制御して第1、及び第2の光ビームの重ね露光の
ずれを補正するようになっており、データバス16、及
び制御バス17に接続され、表面電位測定器13から出
力される電位信号をA/D変換するA/Dコンバータ1
5と、データバス16、及び制御バス17に接続され、
外部ホスト等から入力した画像情報や、後述する検出用
画像信号に対し所定の処理を施す画像情報処理部18
と、データバス16、及び制御バス17に接続され、画
像情報処理部18や他の機器を画像記録モードと検出モ
ードの制御プログラムに基づいて制御するCPU19よ
り構成されている。
【0026】画像情報処理部18は、データバス16、
及び制御バス17に対しデータや制御信号の入出力を行
うI/Oポート20と、外部ホスト等から入力した画像
情報に基づいて記録用画像信号VDと、この記録用画像
信号を反転した記録用反転画像信号VD(バー)を生成
する画像信号生成部21と、CPU19から出力される
データパス切換制御信号をI/Oポート20を介して入
力して、画像記録モード時に画像信号生成部21から出
力される記録用画像信号VD、記録用反転画像信号VD
(バー)を通過させ、検出モード時にCPU19から出
力される8ビットの検出用画像信号DをI/Oポート2
0を介して入力して通過させるようにデータパスの切り
換えを行うセレクタ22A、22Bと、セレクタ22
A、22Bからそれぞれ出力されるパラレルの記録用画
像信号VD、記録用反転画像信号VD(バー)、或いは
検出用画像信号Dを画素クロックPXCKに基づいてシ
リアル信号に変換するパラレル/シリアル変換部23
A、23Bと、CPU19から出力されるデータパス切
換制御信号、及び8ビットの遅延時間指令信号をI/O
ポート19を介して入力して、パラレル/シリアル変換
部23A、23Bからそれぞれ出力される記録用画像信
号VD、及び記録用反転画像信号VD(バー)の2信
号、或いは2分された検出用画像信号Dの2信号の信号
間タイミングを補正するタイミング補正回路24と、タ
イミング補正回路24から出力される2信号に基づいて
半導体レーザ1A、1Bを駆動するレーザ駆動回路25
A、25Bを有して構成されている。
【0027】タイミング補正回路24は、CPU19か
ら出力されるデータパス切換制御信号を入力して、パラ
レル/シリアル変換部23Aから出力される記録用画像
信号VD、或いは検出用画像信号Dを出力部A、或いは
出力部Bに通過させ、且つ、パラレル/シリアル変換部
23Bから出力される記録用反転画像信号VD(バ
ー)、或いは検出用画像信号Dを出力部B、或いは出力
部Aに通過させるようにデータパスの切り換えを行うセ
レクタ26と、CPU19から出力される8ビットの遅
延時間指令信号を入力して、セレクタ26の出力部Bか
ら出力される記録用画像信号VD、及び記録用反転画像
信号VD(バー)の1つ、或いは2分された検出用画像
信号Dの1つを遅延時間指令信号に応じた時限だけ遅延
させる信号遅延回路27と、CPU19から出力される
データパス切換制御信号を入力して、第1の入力に供給
された信号を出力部A、或いは出力部Bに、第2の入力
に供給された信号を出力部B、或いは出力部Aに通過さ
せるようにデータパスの切り換えを行うセレクタ28を
有している。
【0028】レーザ駆動回路25A、25Bは、画像記
録モード時と検出モード時にそれぞれCPU19から出
力されるレーザパワー制御信号をI/Oポート20を介
して入力して、レーザパワー制御信号に応じた発光量の
光ビームを出射するように半導体レーザ1A、1Bを駆
動する。即ち、画像記録モードの場合、レーザ駆動回路
25Aは、帯電した感光体ドラム11を記録用画像信号
VDに応じて除電する発光量の光ビームを出射するよう
に半導体レーザ1Aを駆動し、レーザ駆動回路25B
は、帯電した感光体ドラム11を記録用反転画像信号V
D(バー)に応じて除電しない発光量の光ビームを出射
するように半導体レーザ1Bを駆動する。このときの第
1の光ビームと第2の光ビームの発光光量比は5:3に
なっており、感光体ドラム11に露光エネルギー分布が
急峻な輪郭部を有する合成露光像を形成させる。また、
検出モードの場合、レーザ駆動回路25A、25Bは、
帯電した感光体ドラム11が検出用画像信号Dに応じて
90%除電される程度の発光量の光ビームを出射するよ
うに半導体レーザ1A、1Bを駆動する。
【0029】CPU19は、図示しないROMに格納さ
れた画像記録モードの制御プログラムと、第1、及び第
2の検出モードを含む検出モードの制御プログラムに基
づいて、光ビームの重ね露光のずれを補正する制御を行
う。具体的には以下のような機能を備えている。 (1) 検出用画像信号発生機能 第1の検出モード時に、検出用画像信号Dとして「10
101010」の8ビットの第1の検出用画像信号D1
を出力し、第2の検出モード時に、検出用画像信号Dと
して「11001100」の8ビットの第2の検出用画
像信号D2 を出力する。 (2) データパス設定機能 セレクタ22A、22Bにデータパス切換制御信号を出
力して、画像記録モード時に記録用画像信号、及び記録
用反転画像信号が、また、検出モード時に検出用画像信
号がそれぞれレーザ駆動回路25A、25Bに供給され
るようにデータパスを切り換え設定する。また、画像記
録モードと検出モードにおいて、セレクタ26、28に
データパス切換制御信号を出力して、レーザ駆動回路2
5A、25Bの一方に信号遅延回路27が接続されるよ
うにデータパスを切り換え設定する。 (3) 遅延時間設定機能 第1の検出モード時に、信号遅延回路27の遅延時間T
dly を画素クロックPXCKの1/10程度、或いはそ
れ以下の時間単位で2・PXCKの時間まで増加させた
値に順次設定する。また、第2の検出モード時、或いは
画像記録モード時に、信号遅延回路27の遅延時間T
dly を後述する補正時間算出機能で算出された遅延時間
dly-max に設定する。 (4) 補正時間算出機能 第1の検出モード時に、信号遅延回路27の遅延時間T
dly を画素クロックPXCKの1/10程度、或いはそ
れ以下の時間単位で2・PXCKの時間まで段階的に増
加させた時に表面電位測定器13から出力される感光体
ドラム11の平均電位Va を順次メモリに記憶させ、こ
れから平均電位Va が最大となる最大平均電位Vmax
なる遅延時間Tdly-max を補正時間として算出する。
【0030】図3は、感光体ドラム11の露光エネルギ
ーに対する除電特性を示し、Vs は感光体ドラム11の
表面電位、Vh は帯電電位、V90は90%除電電位、V
l は100%除電電位(除電最低電位)、Vd は現像電
位である。検出モード時に帯電した感光体ドラム11が
90%除電される程度の発光量LP90で駆動すると、第
1、及び第2の光ビームの位置が一致しているときに
は、あたかも1つの光ビームが2×LP90の発光量で露
光したことと等価になり、感光体ドラム11はほぼ10
0%除電されて除電最低電位になる。
【0031】図4の(a) は、第1の検出モードに使用さ
れる「10101010」の第1の検出用画像信号D1
であり、図4の(b) は第1の検出用画像信号D1 によっ
て変調された第1、及び第2の光ビームによる感光体ド
ラム11上の主走査方向の重ね露光が一致したとき、即
ち、ずれがないときの表面電位Vs と、その表面電位V
s の平均電位Va を示し、図4の(c) は第1、及び第2
の光ビームによる感光体ドラム11上の主走査方向の重
ね露光にずれが生じたときの第1の光ビームに基づく表
面電位VS1、及び第2の光ビームに基づく表面電位VS2
と、表面電位V S1とVS2の重ねによって定まる表面電位
s と、その表面電位Vs の平均電位V a を示す。
【0032】図5は、信号遅延回路27の遅延時間T
dly を段階的に変えたとき、第1、及び第2の光ビーム
の重ね露光の重なり度に応じて変化する平均電位Va
示しており、CPU19はこの関係から平均電位Va
最大になる遅延時間Tdly-maxを算出する。
【0033】図6の(a) は、第2の検出モードに使用さ
れる「11001100」の第2の検出用画像信号D2
であり、図6の(b) は第2の検出用画像信号D2 によっ
て変調された第1、及び第2の光ビームによる感光体ド
ラム11上の主走査方向の重ね露光が一致したとき、即
ち、ずれがないときの表面電位Vs と、その表面電位V
s の平均電位Va を示し、図6の(c) は第1、及び第2
の光ビームによる感光体ドラム11上の主走査方向の重
ね露光が2画素単位でずれたときの第1の光ビームに基
づく表面電位VS1、及び第2の光ビームに基づく表面電
位VS2と、表面電位VS1とVS2の重ねによって定まる表
面電位Vs と、その表面電位Vs の平均電位Va を示
す。第1の検出モードで使用される第1の検出用画像信
号D1 では、第1、及び第2の光ビームによる感光体ド
ラム11上の主走査方向の重ね露光が一致したたとき
も、2画素単位でずれたときも平均電位Va は同じにな
るが、この第2の検出モードでは平均電位Va が異なっ
てくる。4画素単位、8画素単位、等のように2倍数の
画素単位でずれたときも同じことが言えるが、発生する
可能性が低いので、ここでは論じないことにする。
【0034】以下、本発明の画像記録方法について図7
のフローチャートを参照しながら説明する。
【0035】まず、CPU19は検出モードの制御プロ
グラムに基づいて遅延時間をTdly0(遅延時間0の初期
値)にイニシャライズする。
【0036】CPU19は、信号遅延回路27に遅延時
間設定信号を出力して、信号遅延回路27の遅延時間T
dly をTdly0に設定する。そして、セレクタ22A、2
2Bにデータパス切換制御信号を出力して、I/Oポー
ト20とパラレル/シリアル変換部23A、23Bが接
続されるようにデータパスを切り換えると共に、セレク
タ26、28にデータパス切換制御信号を出力して、パ
ラレル/シリアル変換部23Bと信号遅延回路27が、
信号遅延回路27とレーザ駆動回路25Bがそれぞれ接
続されるようにデータパスを切り換える。
【0037】この後、CPU19は第1の検出モードに
移行し、第1の検出用画像信号D1をセレクタ22A、
22Bに出力して、半導体レーザ1A、1Bから同時に
検出用画像信号D1 に応じて変調された第1、及び第2
の光ビームを出射させ、予め帯電された感光体ドラム1
1を重ね露光して除電する。そして、表面電位測定器1
3に感光体ドラム11の表面電位を測定させ、これから
出力される平均電位V a を読み取り、図示しないメモリ
に記憶する。
【0038】続いて、CPU19は信号遅延回路27に
遅延時間設定信号を出力して、信号遅延回路27の遅延
時間Tdly を画素クロックPXCKの1/10程度、或
いはそれ以下の時間に設定する。そして、セレクタ22
A、22Bに第1の検出用画像信号D1 を出力する。こ
のとき、パラレル/シリアル変換部23Bから出力され
る検出用画像信号D1 に画素クロックPXCKの1/1
0程度、或いはそれ以下の時間の遅延が与えられ、半導
体レーザ1A、1Bから検出用画像信号D1 に応じて変
調された第1、及び第2の光ビームが画素クロックPX
CKの1/10程度、或いはそれ以下の時間だけずれる
制御を受けて出射される。半導体レーザ1A、1Bから
出射された第1、及び第2の光ビームは、予め帯電され
た感光体ドラム11を重ね露光して除電する。そして、
CPU19は表面電位測定器13に感光体ドラム11の
表面電位を測定させ、これから出力される平均電位Va2
を読み取り、図示しないメモリに記憶する。
【0039】CPU19は、このようにしてパラレル/
シリアル変換部23Bから出力される検出用画像信号D
1 に与える遅延時間Tdly を画素クロックPXCKの1
/10程度、或いはそれ以下の時間単位で2・PXCK
の時間まで段階的に増加させてゆき、その都度、表面電
位測定器13に感光体ドラム11の表面電位を測定さ
せ、これから出力される平均電位Va3、Va4、Va5、・
・・をメモリに順次記憶する。
【0040】そして、各遅延時間Tdly と各平均電位V
ak(k=1、2、3、・・・)のデータより、最大の最
大平均電位Vmax とその時の遅延時間Tdly-max を算出
し、その遅延時間Tdly-max を第1、及び第2の光ビー
ムの主走査方向の重ね露光を一致させる補正時間と判定
する。
【0041】次に、CPU19は第2の検出モードに移
行し、信号遅延回路27に遅延時間設定信号を出力し
て、信号遅延回路27の遅延時間Tdly を遅延時間T
dly-maxに設定する。同時に、セレクタ22A、22B
に第2の検出用画像信号D2 を出力して半導体レーザ1
A、1Bから検出用画像信号D2 に応じて変調された第
1、及び第2の光ビームを出射させ、予め帯電された感
光体ドラム11を重ね露光して除電する。そして、表面
電位測定器13に感光体ドラム11の表面電位を測定さ
せ、これから出力される平均電位V2 を読み取る。
【0042】このとき、CPU19は平均電位V2 が最
大平均電位Vmax と一致するか確認し、一致していれば
遅延時間Tdly-max を、画像記録モード時に第1、及び
第2の光ビームの主走査方向の重ね露光を一致させる遅
延時間と確定する。そして、この検出モード時のタイミ
ング補正回路24のデータパスを画像記録モード時のデ
ータパスとして設定し、且つ、遅延時間Tdly-max の設
定を維持する。
【0043】一方、平均電位V2 が最大平均電位Vmax
と一致していなければ、CPU19は遅延時間Tdly
イニシャライズして、信号遅延回路27に遅延時間設定
信号を出力して、信号遅延回路27の遅延時間Tdly
画素クロックPXCKの1/10程度、或いはそれ以下
の時間に設定する。そして、セレクタ26、28にデー
タパス切換制御信号を出力して、パラレル/シリアル変
換部23Aと信号遅延回路27が、信号遅延回路27と
レーザ駆動回路25Aがそれぞれ接続されるようにデー
タパスを切り換える。
【0044】この後、CPU19は第1の検出モードに
移行し、第1の検出用画像信号D1をセレクタ22A、
22Bに出力する。このとき、パラレル/シリアル変換
部23Aから出力される検出用画像信号D1 に画素クロ
ックPXCKの1/10程度、或いはそれ以下の時間の
遅延が与えられ、半導体レーザ1A、1Bから検出用画
像信号D1 に応じて変調された第1、及び第2の光ビー
ムが画素クロックPXCKの1/10程度、或いはそれ
以下の時間だけずれて出射される。半導体レーザ1A、
1Bから出射された第1、及び第2の光ビームは、予め
帯電された感光体ドラム11を重ね露光して除電する。
そして、CPU19は表面電位測定器13に感光体ドラ
ム11の表面電位を測定させ、これから出力される平均
電位を読み取り、図示しないメモリに記憶する。
【0045】続いて、CPU19は信号遅延回路27に
遅延時間設定信号を出力して、信号遅延回路27の遅延
時間Tdly を今までの遅延時間Tdly に画素クロックP
XCKの1/10程度、或いはそれ以下の時間を加算し
た時間に設定する。そして、セレクタ22A、22Bに
第1の検出用画像信号D1 を出力して、半導体レーザ1
A、1Bから出射された第1、及び第2の光ビームを出
射させ、予め帯電された感光体ドラム11を重ね露光し
て除電する。そして、CPU19は表面電位測定器13
に感光体ドラム11の表面電位を測定させ、これから出
力される平均電位を読み取り、図示しないメモリに記憶
する。
【0046】CPU19は、このようにしてパラレル/
シリアル変換部23Aから出力される検出画像信号D1
に与える遅延時間Tdly を画素クロックPXCKの1/
10程度、或いはそれ以下の時間単位で2・PXCKの
時間まで段階的に増加させてゆき、その都度、表面電位
測定器13に感光体ドラム11の表面電位を測定させ、
これから出力される平均電位Vakをメモリに順次記憶す
る。
【0047】そして、各遅延時間Tdly と各平均電位V
akのデータより、平均電位Va が最大となる最大平均電
位Vmax とその時の遅延時間Tdly-max を算出し、その
遅延時間Tdly-max を第1、及び第2の光ビームによる
主走査方向の重ね露光を一致させる補正時間と判定す
る。
【0048】次に、CPU19は第2の検出モードに移
行し、信号遅延回路27に遅延時間設定信号を出力し
て、信号遅延回路27の遅延時間Tdly を遅延時間T
dly-maxに設定する。同時に、セレクタ22A、22B
に第2の検出用画像信号D2 を出力して半導体レーザ1
A、1Bから検出用画像信号D2 に応じて変調された第
1、及び第2の光ビームを出射させ、予め帯電された感
光体ドラム11を重ね露光して除電する。そして、表面
電位測定器13に感光体ドラム11の表面電位を測定さ
せ、これから出力される平均電位V2 を読み取る。
【0049】このとき、CPU19は平均電位V2 が最
大平均電位Vmax と一致するか確認し、一致していれば
遅延時間Tdly-max を、画像記録モード時に第1、及び
第2の光ビームの主走査方向の露光位置を一致させる時
間と確定する。そして、この検出モード時のタイミング
補正回路24のデータパスを画像記録モード時のデータ
パスとして設定し、且つ、遅延時間Tdly-max の設定を
維持する。
【0050】一方、平均電位V2 が最大平均電位Vmax
と一致していなければ、Tdly0を今までのTdly0に画素
クロックPXCKの1周期分の遅延を更に付加した値に
設定し、今までと同様に第1の検出モードと第2の検出
モードを、パラレル/シリアル変換部23Aとパラレル
/シリアル変換部23Bがそれぞれ信号遅延回路27に
接続されるデータパスについて行う。このようにして、
最初のTdly0に画素クロックPXCKの5周期分までの
遅延を付加しても補正時間が確定できない場合には光学
系の構成上のトラブルと判定し、エラー処理を実行す
る。
【0051】検出モードの終了後、画像記録モードにな
ると、セレクタ22A、22Bにデータパス切換制御信
号を出力して、画像信号生成部21とパラレル/シリア
ル変換部23A、23Bが接続されるようにデータパス
を切り換えると共に信号遅延回路27に遅延時間設定信
号を出力して、信号遅延回路27の遅延時間Tdly を検
出モード時に確定した遅延時間Tdly-max に設定する。
【0052】そして、外部ホスト等から画像記録制御部
14に画像情報が入力されると、画像信号生成部21は
記録用画像信号VDと、この記録用画像信号を反転した
記録用反転画像信号VD(バー)を生成する。この記録
用画像信号VDと記録用反転画像信号VD(バー)は、
パラレル/シリアル変換部23A、23Bでシリアル信
号に変換された後、タイミング補正回路24に入力す
る。そして、検出モードで設定されたデータパスを通る
ことにより記録用画像信号VDと記録用反転画像信号V
D(バー)の何れか一方が信号遅延回路27に入力し、
そこで検出モードで確定された補正遅延時間Tdly-max
だけ遅延を与えられ、記録用画像信号VDはレーザ駆動
回路25Aに、また記録用反転画像信号VD(バー)は
レーザ駆動回路25Bにそれぞれ入力する。
【0053】レーザ駆動回路25Aは、記録用画像信号
VDに基づいて半導体レーザ1Aを感光体ドラム11が
除電されて静電潜像を形成する露光量が得られる駆動電
流で駆動し、レーザ駆動回路25Bは、記録用反転画像
信号VD(バー)に基づいて半導体レーザ1Bを感光体
ドラム11に静電潜像を形成しないが、そのエッヂをシ
ャープにする露光量が得られる駆動電流で駆動する。こ
のとき、レーザ駆動回路25A、25Bに記録用画像信
号、及び記録用反転画像信号の一方が補正遅延時間T
dly-max だけ補正されて入力するため、半導体レーザ1
A、1Bから補正遅延時間Tdly-max だけ補正されたタ
イミングで第1、及び第2の光ビームが出射される。
【0054】半導体レーザ1A、1Bから出射された第
1、及び第2の光ビームは、ポリゴンミラー8を含む走
査光学系を経て感光体ドラム11の主走査方向における
同一位置に精度良く重ね合わされながら感光体ドラム1
1の主走査ライン上を走査して、感光体ドラム11の主
走査ライン上に第1の光ビームに基づく露光像と第2の
光ビームに基づく露光像を合成した合成露光像を形成す
る。
【0055】このようにして形成された合成露光像は、
第1の光ビームだけで形成された露光像と比較して輪郭
部の露光エネルギー分布の傾きが急峻になり、コントラ
ストの高い静電潜像となる。感光体ドラム11上に露光
像(静電潜像)が形成されると、図示しない現像機でト
ナー現像され、その後、トナー像の記録媒体への転写、
更に記録媒体の転写像の定着が行われて画像記録が完了
する。このとき、感光体ドラム11上にコントラストの
高い露光像が形成されているため、高精細、高画質な画
像を記録媒体上に再現することができる。
【0056】図8は、本発明の第2の実施の形態の画像
形成装置を示す。この図において、図1と同一の部分に
は同一の引用数字、符号を付したので重複する説明は省
略する。この画像形成装置は、半導体レーザ1Bの光路
中の反射ミラー3Bと1/2波長板4の間に挿入された
音響光学素子29と、表面電位測定器13から電位信号
を、また、外部ホスト等から画像情報をそれぞれ入力し
て、半導体レーザ1A、1B、及び音響光学素子29を
制御する画像記録制御部30を備えて構成されている。
【0057】音響光学素子29は、入力する駆動信号の
周波数に応じて第2の光ビームを副走査方向に変位させ
る。本実施の形態では、半導体レーザ1Bの感光体ドラ
ム11上のビーム中心が副走査方向に±数走査ライン程
度変位できるように設定されている。
【0058】図9に示されているように、画像記録制御
部30は、表面電位測定器13から出力される電位信号
をA/D変換するA/Dコンバータ、画像情報に基づい
て記録用画像信号と、この記録用画像信号を反転した記
録用反転画像信号を生成する画像信号生成部、画像記録
モード時に画像信号生成部から出力される記録用画像信
号と記録用反転画像信号をレーザ駆動回路25A、25
Bに通過させ、検出モード時に後述するCPUから出力
される検出用画像信号をレーザ駆動回路25A、25B
に通過させるセレクタ、検出モードと画像記録モードの
制御プログラムを実行し、検出モード時に検出用画像信
号を発生して、半導体レーザ1A、1Bから第1、及び
第2の光ビームを出射させて感光体ドラム11を重ね露
光して除電し、表面電位測定器13から出力される感光
体ドラム11の平均電位に基づいて、感光体ドラム11
における第1、及び第2の光ビームの副走査方向の重ね
露光のずれを検出すると共に、画像記録モード時に位置
ずれに応じた変調信号を出力して音響光学偏向器4の偏
向角を制御することにより第1、及び第2の光ビームの
副走査方向の重ね露光のずれを補正するCPU等を含ん
だ制御部31と、制御部31から出力される変調信号を
D/A変換するD/Aコンバータ32と、D/Aコンバ
ータ32ら出力される変調信号の電圧を周波数に変換し
た駆動信号を出力して音響光学素子29を駆動する音響
光学素子駆動回路33を備えて構成されている。
【0059】制御部31は、第1の検出モード時に1主
走査ライン毎に「111・・1」、或いは「000・・
0」を交互に繰り返す第1の検出用画像信号を出力し、
第2の検出モード時に2つの主走査ライン毎に「111
・・1」、或いは「000・・0」を交互に繰り返す第
2の検出用画像信号を出力する。
【0060】以上の構成において、第1の検出モード時
に制御部31から第1の検出用画像信号を出力して、半
導体レーザ1A、1Bから第1の検出用画像信号に応じ
て変調された第1、及び第2の光ビームを出射し、予め
帯電された感光体ドラム11に副走査方向に「1010
10・・」を繰り返す光ビームで重ね露光すると共に、
音響光学素子29に対する変調信号を変えて段階的に第
2の光ビームの偏向角を変えてやれば、図10に示すよ
うな変調信号VAOD に対する平均表面電位Vaの関係が
得られる。このため、第1の実施の形態と同様に、平均
表面電位Va が最大となる最大平均表面電位Vmax とな
る変調信号を算出し、また、第2の検出モードで算出し
た変調信号が再度、最大平均表面電位Vmax と一致する
か確認することにより感光体ドラム11上の第1、及び
第2の光ビームの副走査方向の位置ずれ量の検出が可能
となる。そして、画像記録モード時に音響光学素子29
をこの変調信号に応じた偏向角に設定すれば、第1、及
び第2の光ビームの感光体ドラム11上の副走査方向の
重ね露光のずれを補正することができる。第1の実施の
形態と異なるのは、音響光学素子29は半導体レーザ1
Bの光軸の中心角を±の副走査方向に変位させられるの
で、半導体レーザ1A、1Bに駆動信号を供給する経路
を切り換える必要はなく、片方の信号供給経路だけの処
理で実現できる点である。
【0061】尚、本実施の形態では副走査方向の偏向素
子として音響光学素子を用いたが、これに限らず電気光
学効果を用いた偏向素子でも、可動鏡で反射角を走査す
るものであっても良い。
【0062】また、以上の実施の形態では、主走査方向
の重ね露光のずれと副走査方向の重ね露光のずれを別々
に補正したが、連続的に両方向のずれを補正することが
望ましい。即ち、両方向のずれを補正することにより、
2つの光ビームの重ね精度が更に向上し、複数の光ビー
ムで重ね露光する効果が確実に得られ、画像の高精細、
高画質化を図ることができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の画像記録方
法、及び画像記録装置によると、重ね露光位置のずれを
検出するための検出用画像信号に応じて変調された所定
の光強度の第1、及び第2の光ビームで帯電した感光体
を重ね露光し、このときの感光体の表面電位を測定し、
その測定結果に基づいて第1、及び第2の光ビームの感
光体の重ね露光のずれを検出することにより、このずれ
に基づいて画像記録モードにおいて第1、及び第2の光
源の少なくとも1つの光源、もしくはその光学系を制御
してずれを補正するようにしたため、複数の光ビームを
精度良く重ねて感光体を露光することができ、その結
果、感光体上にコントラストの高い露光像を形成して、
高精細、高画質な画像を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す説明図。
【図2】第1の実施の形態における画像記録制御部を示
す説明図。
【図3】第1の実施の形態における検出モード時の光ビ
ームの発光量と感光体ドラムの表面電位の関係を表すグ
ラフ。
【図4】第1の実施の形態における第1の検出用画像信
号、及びこれに基づく第1、及び第2の光ビームで感光
体ドラムを露光した時の感光体ドラムの表面電位を示す
説明図。
【図5】第1の実施の形態における遅延時間と平均表面
電位の関係を表すグラフ。
【図6】第1の実施の形態における第2の検出用画像信
号、及びこれに基づく第1、及び第2の光ビームで感光
体ドラムを露光した時の感光体ドラムの表面電位を示す
説明図。
【図7】第1の実施の形態における動作を示すフローチ
ャート。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す説明図。
【図9】第2の実施の形態における画像記録制御部を示
す説明図。
【図10】第2の実施の形態における変調信号と平均表
面電位の関係を表すグラフ。
【符号の説明】
1A、1B 半導体レーザ 2A、2B コリメータレンズ 3A、3B 反射ミラー 4 1/2波長板 5 偏向ビームスプリッタ 6 シリンドリカルレンズ 7 反射ミラー 8 ポリゴンミラー 9 fθレンズ 10 シリンドリカルレンズ 11 感光体ドラム 12 帯電器 13 表面電位測定器 14 画像記録制御部 15 A/Dコンバータ 16 データバス 17 制御バス 18 画像情報処理部 19 CPU 20 I/Oポート 21 記録用画像信号生成部 22A、22B セレクタ 23A、23B パラレル/シリアル変換部 24 タイミング補正回路 25A、25B レーザ駆動回路 26 セレクタ 27 信号遅延回路 28 セレクタ 29 音響光学素子 30 画像記録制御部 31 制御部 32 D/Aコンバータ 33 音響光学素子駆動回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/043 G03G 15/04 120

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光位置のずれを検出するための検出用
    画像信号に応じて変調された所定の光強度の第1、及び
    第2の検出用光ビームを第1、及び第2の光源から出射
    して、帯電した感光体の走査位置を前記第1、及び第2
    の光ビームで重ね露光し、 前記第1、及び第2の検出用光ビームで重ね露光された
    前記感光体の表面電位を測定し、 前記表面電位に基づいて前記第1、及び第2の検出用光
    ビームの前記感光体の重ね露光のずれを検出し、 前記ずれに基づいて前記第1、及び第2の光源の少なく
    とも1つの光源、もしくはその光学系を制御して前記ず
    れを補正し、 画像を記録するための記録用画像信号に応じて変調さ
    れ、帯電した感光体を除電して前記感光体上に静電潜像
    を形成する閾値以上の光強度を有する第1の記録用光ビ
    ームを前記第1の光源から、前記記録用画像信号を反転
    した記録用反転画像信号に応じて変調され、前記閾値以
    下の光強度を有する第2の記録用光ビームを前記第2の
    光源からそれぞれ出射して、帯電した前記感光体の走査
    位置を前記第1、及び第2の記録用光ビームで重ね露光
    して前記画像を記録することを特徴とする画像記録方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1、及び第2の検出用光ビームの
    出射による前記感光体の重ね露光は、前記検出用画像信
    号として第1の周期で「1」及び「0」の繰り返しを主
    走査方向に有する第1の検出用画像信号、及び前記第1
    の周期の所定の倍数を有した第2の周期で「1」及び
    「0」の繰り返しを主走査方向に有する第2の検出用画
    像信号によって前記第1、及び第2の光源を駆動すると
    共に前記所定の光強度として前記感光体の帯電電位と前
    記感光体の除電最低電位の平均電位より低い電位まで前
    記感光体を除電する光強度で前記感光体を主走査方向に
    重ね露光する段階を含み、 前記感光体の表面電位の測定は、前記第1の検出用画像
    信号に基づく前記第1、及び第2の検出用光ビームによ
    って重ね露光された前記感光体の主走査方向の表面電位
    を平均化した第1の平均表面電位を測定する段階と、前
    記第2の検出用画像信号に基づく前記第1、及び第2の
    検出用光ビームによって重ね露光された前記感光体の主
    走査方向の表面電位を平均化した第2の平均表面電位を
    測定する段階を含み、 前記重ね露光の前記ずれの補正は、前記第1、及び第2
    の平均表面電位に基づいて前記少なくとも1つの光源の
    駆動タイミングを制御する段階を含む請求項1記載の画
    像記録方法。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも1つの光源の駆動タイミ
    ングの制御は、前記少なくとも1つの光源に供給される
    前記第1、或いは第2の検出用画像信号を遅延させて前
    記第1、及び第2の平均表面電位を最大値にする段階を
    含む請求項2記載の画像記録方法。
  4. 【請求項4】 前記第1、及び第2の検出用光ビームの
    出射による前記感光体の露光は、前記検出用画像信号と
    して第1の周期で「1」及び「0」の繰り返しを副走査
    方向に有する第1の検出用画像信号、及び前記第1の周
    期の所定の倍数を有した第2の周期で「1」及び「0」
    の繰り返しを副走査方向に有する第2の検出用画像信号
    によって前記第1、及び第2の光源を駆動すると共に前
    記所定の光強度として前記感光体の帯電電位と前記感光
    体の除電最低電位との平均電位より低い電位まで前記感
    光体を除電できる光強度で前記感光体を副走査方向に重
    ね露光する段階を含み、 前記感光体の表面電位の測定は、前記第1の検出用画像
    信号に基づく前記第1、及び第2の検出用光ビームによ
    って重ね露光された前記感光体の副走査方向の表面電位
    を平均化した第1の平均表面電位を測定する段階と、前
    記第2の検出用画像信号に基づく前記第1、及び第2の
    検出用光ビームによって重ね露光された前記感光体の副
    走査方向の表面電位を平均化した第2の平均表面電位を
    測定する段階を含み、 前記重ね露光の前記ずれの補正は、前記第1、及び第2
    の平均表面電位に基づいて前記少なくとも1つの光源か
    ら出射される前記第1、及び第2の光ビームの少なくと
    も1つの検出用光ビームの副走査方向の偏向を制御する
    段階を含む請求項1記載の画像記録方法。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも1つの検出用光ビームの
    副走査方向の偏向の制御は、前記少なくとも1つの検出
    用光ビームの副走査方向の偏向角を変えて前記第1、及
    び第2の平均表面電位を最大値にする段階を含む請求項
    4記載の画像記録方法。
  6. 【請求項6】 画像を記録するための記録用画像信号
    と、この記録用画像信号を反転して得られる記録用反転
    画像信号を発生する第1の信号発生手段と、 重ね露光のずれを検出するための検出用画像信号を発生
    する第2の信号発生手段と、 重ね露光のずれを検出する検出モードにおいて、前記検
    出用画像信号に応じて変調された所定の光強度を有する
    第1、及び第2の検出用光ビームを、画像を記録する画
    像記録モードにおいて、前記記録用画像信号に応じて変
    調され、帯電した感光体を除電して前記感光体上に静電
    潜像を形成する閾値以上の光強度を有する第1の記録用
    光ビーム、及び前記記録用反転画像信号に応じて変調さ
    れ、前記閾値以下の光強度を有する第2の記録用光ビー
    ムをそれぞれ出射して、前記感光体の走査位置を重ね露
    光する第1、及び第2の光源と、 前記感光体の表面電位を測定する表面電位測定手段と、 前記検出モードにおいて、前記第1、及び第2の光源か
    ら前記第1、及び第2の検出用光ビームを出射させて帯
    電した前記感光体の走査位置を重ね露光すると共に、前
    記第1、及び第2の検出用光ビームで重ね露光された前
    記感光体の表面電位を前記表面電位測定手段に測定さ
    せ、且つ、前記表面電位測定手段で測定された表面電位
    に基づいて前記第1、及び第2の検出用光ビームの前記
    感光体の重ね露光のずれを検出し、前記画像記録モード
    において、前記ずれに基づいて前記第1、及び第2の光
    源の少なくとも1つの光源、もしくはその光学系を制御
    すると共に前記第1、及び第2の光源から前記第1、及
    び第2の記録用光ビームを出射させる制御手段を備えて
    いることを特徴とする画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の信号発生手段は、前記検出用
    画像信号として第1の周期で「1」及び「0」の繰り返
    しを主走査方向に有する第1の検出用画像信号、及び前
    記第1の周期の所定の倍数を有した第2の周期で「1」
    及び「0」の繰り返しを主走査方向に有する第2の検出
    用画像信号を出力する構成を有し、 前記第1、及び第2の光源は、前記検出モードにおい
    て、前記所定の光強度として前記感光体の帯電電位と前
    記感光体の除電最低電位との平均電位より低い電位まで
    前記感光体を除電する光強度で前記感光体を主走査方向
    に重ね露光する構成を有し、 前記表面電位測定手段は、前記第1の検出用画像信号に
    基づく前記第1、及び第2の検出用光ビームによって重
    ね露光された前記感光体の主走査方向の表面電位を平均
    化した第1の平均表面電位と、前記第2の検出用画像信
    号に基づく前記第1、及び第2の検出用光ビームによっ
    て重ね露光された前記感光体の主走査方向の表面電位を
    平均化した第2の平均表面電位を測定する構成を有し、 前記制御手段は、前記第1、及び第2の平均表面電位に
    基づいて前記少なくとも1つの光源の駆動タイミングを
    制御する構成を有する請求項6項記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記第1、及び第2の信号発生手段は、
    前記第1、及び第2の光源に接続される第1、及び第2
    の画像信号ラインの少なくとも1つの画像信号ラインに
    遅延回路を有し、 前記制御手段は、前記遅延回路に所定の遅延時間を設定
    して前記少なくとも1つの光源の駆動タイミングを制御
    する構成の請求項7記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の信号発生手段は、前記検出用
    画像信号として第1の周期で「1」及び「0」の繰り返
    しを副走査方向に有する第1の検出用画像信号、及び前
    記第1の周期の所定の倍数を有した第2の周期で「1」
    及び「0」の繰り返しを副走査方向に有する第2の検出
    用画像信号を出力する構成を有し、 前記第1、及び第2の光源は、前記検出モードにおい
    て、前記所定の光強度として前記感光体の帯電電位と前
    記感光体の除電最低電位の平均電位より低い電位まで前
    記感光体を除電できる光強度で前記感光体を副走査方向
    に重ね露光する構成を有し、 前記表面電位測定手段は、前記第1の検出用画像信号に
    基づく前記第1、及び第2の検出用光ビームによって重
    ね露光された前記感光体の副走査方向の表面電位を平均
    化した第1の平均表面電位と、前記第2の検出用画像信
    号に基づく前記第1、及び第2の検出用光ビームによっ
    て重ね露光された前記感光体の副走査方向の表面電位を
    平均化した第2の平均表面電位を測定する構成を有し、 前記制御手段は、前記第1、及び第2の平均表面電位に
    基づいて前記少なくとも1つの光源から出射される前記
    第1、及び第2の記録用光ビームの少なくとも1つの記
    録用光ビームの副走査方向の偏向を制御する構成を有す
    る請求項6記載の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記第1、及び第2の光源の少なくと
    も1つの光源は、出射される光ビームを副走査方向に偏
    向する偏向手段をその光路上に有し、 前記制御手段は、前記偏向手段に所定の偏向角を設定し
    て副走査方向の前記ずれを補正する構成の請求項9記載
    の画像記録装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6339441B2 (en) * 1998-12-15 2002-01-15 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic apparatus with plural beam exposure controlled according to detected potential
JP2015194598A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び露光位置調整方法
JP2016224306A (ja) * 2015-06-01 2016-12-28 キヤノン株式会社 画像形成装置

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