JPH10173942A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10173942A
JPH10173942A JP8328752A JP32875296A JPH10173942A JP H10173942 A JPH10173942 A JP H10173942A JP 8328752 A JP8328752 A JP 8328752A JP 32875296 A JP32875296 A JP 32875296A JP H10173942 A JPH10173942 A JP H10173942A
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gradation
unit
density value
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JP8328752A
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English (en)
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Toru Yoshida
徹 吉田
Shigeru Tsukada
茂 塚田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃度センサの出力に含まれる各種ノイズを除
去できるとともに、短時間でかつ高精度で階調補正する
ことができるようにする。 【解決手段】 演算装置39は、パッチ信号発生部18
に補正用カラーパッチ作成の信号を送出する。セレクタ
19は、パッチ信号発生部18からの補正用カラーパッ
チ画像信号を選択し、用紙上に補正用カラーパッチプリ
ントを出力する。読み取り部1は、読み取り部1のプラ
テン上にセットされた、上記補正用カラーパッチプリン
トのカラーパッチ濃度を測定し、現在の階調性を画像濃
度制御部16に送出する。画像濃度制御部16は、現在
の階調性を所定の目標階調性と比較し、その差分に従っ
て、形成される画像の濃度階調特性を補正する濃度変換
テーブル15を作成する。画像出力時は、画像処理部2
で、画像読み取り部1からの原稿画像データに対して、
色変換、階調変換処理を施した後に、上記濃度変換テー
ブル15で変換することにより、階調性を目標階調性と
一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力されたカラ
ー画像データまたは階調画像データから出力すべき画像
を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、入力されたカラー画像データ
または階調画像データから出力すべき画像を形成する画
像形成装置においては、入力されたカラー画像データま
たは階調画像データを出力する際には、装置(入力系や
出力系)の特性に応じて、入力画像データの濃度(階
調)をより忠実に再現すべく、入力画像データの濃度
(階調)を補正していた。
【0003】例えば、特開平5−14728号では、入
力される画像データの低濃度および高濃度での再現性を
向上させるために、入力画像データの濃度を補正するた
めに、濃度値「0」および「255」付近を折れ線で近
似した階調補正テーブルを備え、入力画像データの濃度
(階調)を補正している。また、特開平5−33636
7号では、スプライン補間を含むLUT(ルックアップ
テーブル)を作成し、該LUTにより階調補正を行うよ
うになっている。また、特開平4−126562号で
は、逆3次回帰(XY入れ替え3次式による回帰)によ
るLUTを作成し、該LUTにより階調補正を行うよう
になっている。
【0004】さらに、その他の従来技術としては、より
再現性を向上させるために、入力画像データの濃度(階
調)をチェックし、階調補正を行うものや、非線形回帰
を用いて階調補正するものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−14728号では、高精度の階調補正を実施するた
めに不可欠な、濃度センサーの出力に含まれる各種ノイ
ズを除去することができない。また、上記階調補正テー
ブルのカーブが大きく湾曲している場合や、入出力特性
に装置固有のうねり形状がある場合には、その程度に比
例し、誤補正が生じてしまうという問題があった。
【0006】また、特開平5−336367号では、上
述した直線補間のみと同様にノイズを除去することがで
きない。また、ノイズの程度や周期によっては、不必要
な発振を生じることがある。さらに、計算が複雑になる
ので、処理時間が長くなるという問題があった。
【0007】また、特開平4−126562号では、入
力画像データの濃度(階調)と目標階調濃度の関係の曲
線が大きく湾曲している場合や、入出力特性に装置固有
のうねり形状がある場合には、その程度に比例し、誤補
正が生じてしまうという問題があった。
【0008】また、上述した他の従来技術として、入力
画像データの濃度(階調)をチェックし、階調補正を行
うものでは、上述した従来技術と同様に、入力画像デー
タの濃度(階調)と目標階調濃度の関係の曲線が大きく
湾曲している場合や、入出力特性に装置固有のうねり形
状がある場合には、その程度に比例し、誤補正が生じて
しまうという問題があった。また、非線形回帰を用いて
階調補正するものでは、非常に処理が複雑になり、限ら
れたハードウェア/ソフトフェアでは計算時間がかか
り、現時的でないという問題があった。
【0009】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、濃度センサの出力に含まれる各種ノイズを除去
できるとともに、短時間でかつ高精度で階調補正するこ
とができる画像形成装置を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1の発明では、像担持体上に基準パッ
チを形成する基準パッチ形成手段と、前記基準パッチ形
成手段により形成される基準パッチの目標濃度値を記憶
する記憶手段と、前記基準パッチ形成手段により形成さ
れた基準パッチの濃度値を読み取る読み取り手段と、前
記記憶手段に記憶された目標濃度値と前記読み取り手段
により読み取られた濃度値との差分に基づいて、形成さ
れる画像の濃度階調特性を補正する補正データを生成す
る生成手段と、前記生成手段により生成された補正デー
タを間引く間引き手段と、前記間引き手段により間引か
れた後の補正データから、形成される画像の濃度階調特
性を補正する補正データを再度生成する再生成手段とを
具備することを特徴とする。
【0011】また、請求項2ないし5に記載の発明で
は、請求項1記載の画像処理装置において、前記間引き
手段は、前記基準パッチ形成手段により形成される基準
パッチの入力面積階調率に対して均等間隔で、または前
記記憶手段に記憶された目標濃度値に対して均等間隔
で、あるいは前記記憶手段に記憶された目標濃度値に対
し、前後の点との距離が同一間隔となるように、さらに
前記記憶手段に記憶された目標濃度値および前記読み取
り手段により読み取られた濃度値の差分に応じて、間引
き間隔を変化させながらのいずれかで、前記生成手段に
より生成された補正データを間引くことを特徴とする請
求項1記載の画像処理装置。
【0012】この発明によれば、基準パッチ形成手段に
より像担持体上に基準パッチを形成すると、該基準パッ
チの目標濃度値が記憶手段に記憶される。そして、前記
基準パッチ形成手段により形成された基準パッチの濃度
値を読み取り手段により読み取る。生成手段は、前記記
憶手段に記憶された目標濃度値と前記読み取り手段によ
り読み取られた濃度値との差分に基づいて、形成される
画像の濃度階調特性を補正する補正データを生成する。
さらに、間引き手段によって前記生成手段により生成さ
れた補正データを間引く。再生成手段は、前記間引き手
段により間引かれた後の補正データから、形成される画
像の濃度階調特性を補正する補正データを再度生成する
ようにしたので、濃度センサの出力に含まれる各種ノイ
ズを除去することが可能になるとともに、短時間でかつ
高精度で階調補正することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に図面を参照してこの発明の実
施形態について説明する。 A.実施形態の構成 A−1.画像処理装置の構成 図1は、本発明の一実施形態による画像形成装置を適用
したカラー複写機の構成を示す模式図であり、図2は、
上記画像形成装置の構成を示すブロック図である。図に
おいて、カラー複写機は、大きくわけて、原稿を読み取
る読み取り部1、読み取った画像データを処理する画像
処理部2、処理された画像データに従ってレーザを駆動
し、感光体に光ビームを照射するROS光学部3、およ
び画像を形成する画像形成部4から構成されている。
【0014】読み取り部1は、原稿5を露光ランプ6で
照射し、その反射光をCCD7で読み読み取り、増幅器
8で所定のレベルまで増幅した後、A/D変換器9で8
ビットのデジタル画像データに変換する。そして、シェ
ーディング補正部10でシェーディング補正、ギャップ
補正部11でギャップ補正を施した後、濃度変換部12
で反射率データから濃度データに変換し、画像処理部2
に供給する。
【0015】画像処理部2は、図2に示す色変換部13
で、カラー複写機として基本的な画像処理、すなわち色
信号変換、墨再生(UCR)、MTF処理等を行い、イ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の画像デー
タに変換する。次に、階調変換部14は、読み取り部1
と画像形成部4の階調性に合わせて各色階調の変換を行
う。また、画像処理部2は、後述する濃度変換テーブル
15を備え、後述する画像濃度制御部16による制御に
より濃度変換テーブル15を作成し、画像データの濃度
制御を行う。
【0016】D/A変換器17は、上記画像データをア
ナログデータに変換し、セレクタ19の一方の入力端に
供給する。また、パッチ信号発生部18は、画像濃度制
御用パッチである濃度の異なる複数の基準パッチ画像信
号を発生し、セレクタ19の他方の入力端に供給する。
セレクタ19は、アナログ画像データとパッチ画像信号
のうち、いずれか一方を選択し、比較器21へ供給す
る。セレクタ19は、通常のコピー時には、アナログ画
像データを選択し、画像形成部4の演算装置39によ
り、パッチ作成の指示が出てパッチ信号発生部18から
パッチ作成の指示が出ると、パッチ信号発生部18から
のパッチ画像信号を選択し、比較器21に供給して2値
化する。
【0017】三角波発生器19は、所定周期の三角波信
号を比較器21に供給する。比較器21は、三角波発生
器19から供給される所定周期の信号と、アナログ画像
データとパッチ画像信号のうち、いずれか一方とを比較
し、パルス幅変調し、2値の画像データに変換する。こ
こで、図3は、比較器21におけるパルス幅変調による
画像データの2値化を説明する波形図である。図におい
て、入力されたアナログ画像データは、三角波と比較さ
れ、アナログ画像データが三角波より大きい部分を
「0」、すなわちレーザOFF、アナログ画像データが
小さい部分を「1」、すなわちレーザONとなる2値画
像データとして比較器21からROS光学部3へ供給さ
れる。
【0018】ROS光学部3は、画像形成部4の演算装
置39により制御され、レーザ光量を可変するレーザ光
量可変装置22とレーザ駆動回路23とを備える。レー
ザ駆動回路23は、比較器21から供給される2値化デ
ータに基づいて、レーザ24をON/OFF制御する。
レーザ光は、ポリゴンミラー25により偏向され、fθ
レンズ26、反射ミラー27を介して、画像形成部4の
感光体28へ導かれる。
【0019】画像形成部4は、感光体28の周囲に帯電
装置29、ロータリ現像装置30、転写装置31、クリ
ーナ装置32、および除電ランプ33を備えるととも
に、ロータリ現像装置30、各色の現像器にトナーを供
給するトナーディスペンス装置34、定着装置35、用
紙搬送装置36を備えている。ロータリ現像装置30
は、転写ドラム30a、該転写ドラム30aの周囲に配
設された転写コロトロン31b、剥離コロトロン31
c、および除電コロトロン31dからなる。また、電位
計37は、感光体電位制御を行うために感光体28上の
電位を測定し、光センサ38はトナーディスペンス制御
を行うために感光体28上のパッチ濃度を測定する。さ
らに、演算装置39は、画像形成全体を制御し、パッチ
作成の指示や、電位計37や光センサ38の出力に従っ
て画像形成条件を制御する。現像バイアス可変装置40
は、演算装置39によって制御され、現像バイアスを変
化させる。帯電量可変装置41は、演算装置39によっ
て制御され、帯電装置29の帯電量を変化させる。
【0020】B.実施形態の動作 次に、本実施形態による画像形成装置の動作について説
明する。
【0021】B−1.画像形成制御 上記画像形成装置では、周知のゼログラフィープロセス
に従って画像形成が行われる。すなわち、回転する感光
体28は、帯電装置29により一様にマイナスに帯電さ
れ、レーザ光によりまず第1色目の潜像が形成される。
潜像は、ロータリ現像装置30の第1色目(Blac
k)の現像装置でマイナス帯電されたBlackトナー
でレーザ光で書き込まれた部分が現像され、現像された
像は、用紙トレイから用紙搬送装置36によって搬送さ
れ、転写ドラム31aに巻き付けられた、図示しない用
紙に転写コロトロン31bにより転写により転写され
る。感光体28上に転写されずに残った像は、クリーナ
装置32により除去される。
【0022】次いで、感光体28は、除電ランプ33に
より除電された後、再び、帯電装置29により一様にマ
イナス帯電され、上述した動作と同様にして、第2色目
(イエロー)の像形成が引き続き行われる。このよう
に、第3色目(マゼンタ)、第4色目(シアン)まで、
4色の現像像が転写ドラム31a上の用紙に順次転写さ
れると、用紙は、剥離コロトロン31cにより転写ドラ
ム31aから剥離され、定着装置35で定着されたカラ
ーコピーが形成される。また、転写ドラム31aの周囲
には除電コロトロン31dがあり、各色の転写後、また
は用紙剥離後に用紙上および転写ドラム31aのフィル
ム上の余分な電荷を除電する。
【0023】B−2.基本制御(トナーディスペンス制
御、感光体電位制御) 次に、既知の感光体28上のパッチ濃度を測定する光セ
ンサ38によるトナーディスペンス制御と、感光体28
上の電位を測定する電位計37による帯電量可変制御、
現像バイアス可変装置40、およびレーザ光量可変装置
22による感光体電位制御とについて説明する。
【0024】トナーディスペンス装置34の制御は、光
センサ38で感光体28上のトナーディスペンス制御用
パッチ濃度を測定することにより行い、本例では、装置
の電源オン直後と、以下10コピー毎に演算装置39か
らパッチ信号発生部18にパッチ作成のための信号を送
出し、各色セレクタ19はパッチ信号発生部18からの
画像面積率が50%のトナーディスペンス制御用パッチ
画像信号を選択し、比較器21へ送出する。以下、前述
したカラー複写機のプロセスで、画像形成と同じ手順で
感光体上の非画像部分に画像面積率が50%の制御パッ
チを各色作成する。
【0025】光センサ38は、図4に示すように、LE
D38aからの光を感光体28上のトナーパッチに照射
し、その反射光をフォトダイオード38bで測定し、感
光体28上のパッチ濃度を測定する。ここで測定したパ
ッチ濃度が目標より低い場合は、トナーディスペンス装
置34を駆動し、トナー濃度を上げてパッチ濃度を目標
に近づける。逆に測定したパッチ濃度が目標より高い場
合は、トナーディスペンス装置34を停止し、パッチ濃
度を目標に近づける。
【0026】B−2.感光体電位制御 次に、感光体電位制御の動作を図5に示すフローチャー
トを参照して説明する。本例では、装置の電源投入直後
のコピー開始前と、その後は毎30分経過後のコピー開
始前に画像形成部4の演算装置39からの指示で本フロ
ーチャートに従って感光体電位制御を行う。
【0027】目標暗電位VHS、目標露光部分電位VL
S、また、目標暗電位VHSから現像バイアス電位VB
までのカブリ防止電位差VCは、画像形成部の演算装置
に予め記憶されている。まず、ステップSa1で、帯電
装置29のグリッド電圧を帯電量可変装置41によりV
G1,VG2にした時の暗電位VH1,VH2を電位計
37で検出し、ステップSa2で、目標暗電位VHSを
得るグリッド電圧VGSを計算する。次に、ステップS
3で、感光体28をステップSa2で求めたグリッド電
圧VGSで帯電させる。
【0028】そして、演算装置39からの指示でレーザ
光量可変装置22は、レーザ光量LD1,LD2の2通
りのレーザ光量で、レーザ駆動回路23を駆動し、感光
体28上に2通りのレーザ光量LD1,LD2における
露光パッチを作成し、各々の露光部分電位VL1,VL
2を電位計で検出する。次に、ステップS4で、目標露
光部分電位VLSを得るレーザ光量LDSを計算する。
次に、ステップS5で、現像バイアス電位VBを目標暗
電位VHSとカブリ防止電位差VCとの差で計算後、ス
テップS6で、グリッド電圧VGS、レーザ光量LD
S、現像バイアス電位VBを各可変装置で設定して終了
する。
【0029】B−3.画像濃度制御 次に、複数の濃度の異なる基準パッチを作成し、その濃
度測定結果に基づいて、濃度変換テーブルを作成し、画
像データの濃度特性を変換する画像濃度制御について、
図6に示すフローチャートおよび図9に示す概念図を参
照して説明する。画像濃度制御が実行されると、演算装
置39は、ステップSb1で、パッチ信号発生部18に
補正用カラーパッチ作成の信号を送出し、各色セレクタ
19は、パッチ信号発生部18からの補正用カラーパッ
チ画像信号を選択し、比較器21へ送出し、以下前述し
たカラー複写機のプロセスで画像形成と同じ手順によ
り、用紙上に補正用カラーパッチプリントを出力する
(手順1)。ここで、図7は、本実施形態での補正用カ
ラーパッチプリントであり、各色24個の濃度の異なる
階調パッチを示す概念図である。
【0030】次に、本実施形態では、カラー複写機の画
像委読み取り部を補正用カラーパッチプリントの濃度測
定装置として使用するため、ステップSb2で、補正用
カラーパッチプリントを読み取り部1のプラテン上にセ
ットする(手順2)。なお、補正用カラーパッチプリン
トの濃度制御装置としては、カラー複写機の画像読み取
り部以外に、濃度型(階調型)を使用しても構わない。
【0031】次に、ステップSb3で、読み取り部1で
各色24個のカラーパッチ濃度を測定し、現在の階調性
を求め、濃度測定結果を画像濃度制御部16に送出し
(手順3)、ステップSb4で、測定結果に問題がなけ
れば、ステップSb5に進み、画像濃度制御部16で、
現在の階調性を所定の目標階調性と比較し、濃度変換テ
ーブル15を作成し、設定する(手順4)。このとき、
測定結果に問題がある場合には、補正用カラーパッチプ
リントの載置方向不良等が考えられるため、ステップS
b6で、警告表示して処理を停止する。
【0032】B−4.濃度変換テーブルの作成処理 次に、濃度変換テーブルの作成処理について説明する。
ここで、図8は、濃度変換テーブルを説明するための概
念図である。
【0033】ステップ1)まず、『目標となる基準パッ
チの濃度(目標階調濃度)』を記憶させる。この『目標
となる基準パッチの濃度(目標階調濃度)』は、定数と
して予め記憶させておくか、画質セットアップ後の画像
形成装置において、階調パターンを作成/読み取りして
記憶させておく。
【0034】ステップ2)次に、『基準パッチの濃度
(現在階調濃度)』および『目標となる基準パッチの濃
度(目標階調濃度)』(それぞれ24点)を、直線補間
により256点に拡張する。
【0035】ステップ3)直線補間により256点に拡
張された、『基準パッチの濃度(現在階調濃度)』およ
び『目標となる基準パッチの濃度(目標階調濃度)』を
突き当て比較することにより、画像の階調特性を補正す
る『補正データ』を作成する。補間方法は、直線補間に
限定されるものではなく、スプライン補間や、線形/非
線形等による最小二乗による補間を用いることにより、
より精度を上げることが可能である。また、『補正デー
タ』の作成に当たっては、0から256の全ての階調に
ついて求める必要はなく、後述するステップ4)で用い
る値のみを求めてもよい。
【0036】ステップ4)作成された『補正データ』
を、所定の間引き手段により間引く。間引き方法には、
以下の手法が考えられる。 『Cin(入力面積階調率)』に対して均等間隔にする
方法。 『目標階調濃度の値』に対して均等間隔にする方法。 『目標階調濃度の値』の前後の点との距離を均等間隔
にする方法。 『現在階調濃度』および『目標階調濃度の値』の値が
確定するたびに、この『現在階調濃度』および『目標階
調濃度の値』の値を元に、「間引き間隔」を再計算する
方法。
【0037】ステップ5)そして、間引き手段により
『間引かれた後の補正データ』から、形成される画像の
濃度階調特性を補正する『補正データ(スムージング後
のLUT)』を再度生成する。この結果、現在階調濃度
において、センサの出力にノイズが含まれていたとして
も、それらノイズを除去することができるので、短時間
でかつ高精度で階調補正することができる。
【0038】また、図9は、画像濃度制御の手順を示す
概念図であり、補正実行時は、図6に示す画像濃度制御
実行のフローチャートに従って濃度変換テーブル15が
作成され、画像出力時は、画像処理部2で、画像読み取
り部1から供給される原稿画像データに対して、色変
換、階調変換処理した後に、上記濃度変換テーブル15
で変換することにより、階調性を目標の階調性と一致さ
せる。同様にして、プリンタの場合は、外部からの画像
データに対し、濃度変換テーブル15で変換し、階調性
を目標の階調性と一致させる。
【0039】なお、上述した実施形態では、用紙上の複
数の濃度の異なる基準パッチの測定結果により、濃度変
換テーブル15を作成したが、用紙上に転写定着せず
に、感光体や転写ベルト体上の複数の濃度の異なる基準
パッチを測定することにより、濃度変換テーブルを作成
するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明によれば、基準パッチ形成手段により像担持体上に
基準パッチを形成すると、前記基準パッチ形成手段によ
り形成された基準パッチの濃度値を読み取り手段によっ
て読み取り、前記記憶手段に記憶された目標濃度値と前
記読み取り手段により読み取られた濃度値との差分に基
づいて、形成される画像の濃度階調特性を補正する補正
データを生成手段によって生成し、さらに、前記生成手
段により生成された補正データを間引き手段によって間
引き、前記間引き手段により間引かれた後の補正データ
から、形成される画像の濃度階調特性を補正する補正デ
ータを再生成手段によって再度生成するようにしたの
で、濃度センサの出力に含まれる各種ノイズを除去する
ことが可能になるとともに、短時間でかつ高精度で階調
補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による画像形成装置を適
用したカラー複写機の構成を示す模式図である。
【図2】 上記画像形成装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】 比較器21におけるパルス幅変調による画像
データの2値化を説明する波形図である。
【図4】 光センサ38による感光体28上のパッチ濃
度測定方法を説明するための概念図である。
【図5】 感光体電位制御の動作を図5に示すフローチ
ャートである。
【図6】 濃度変換テーブルを作成し、画像データの濃
度特性を変換する画像濃度制御の動作を説明するための
フローチャートである。
【図7】 本実施形態での補正用カラーパッチプリント
であり、各色24個の濃度の異なる階調パッチを示す概
念図である。
【図8】 濃度変換テーブルを説明するための概念図で
ある。
【図9】 画像濃度制御の手順を示す概念図である。
【符号の説明】
28 感光体(像担持体) 18 パッチ信号発生部(基準パッチ形成手段) 15 濃度変換テーブル(記憶手段) 1 読み取り部(読み取り手段) 16 画像濃度制御部(生成手段、間引き手段、再生成
手段) 39 演算装置(間引き手段、再生成手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に基準パッチを形成する基準
    パッチ形成手段と、前記基準パッチ形成手段により形成
    される基準パッチの目標濃度値を記憶する記憶手段と、 前記基準パッチ形成手段により形成された基準パッチの
    濃度値を読み取る読み取り手段と、 前記記憶手段に記憶された目標濃度値と前記読み取り手
    段により読み取られた濃度値との差分に基づいて、形成
    される画像の濃度階調特性を補正する補正データを生成
    する生成手段と、 前記生成手段により生成された補正データを間引く間引
    き手段と、 前記間引き手段により間引かれた後の補正データから、
    形成される画像の濃度階調特性を補正する補正データを
    再度生成する再生成手段とを具備することを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記間引き手段は、前記生成手段により
    生成された補正データを、前記基準パッチ形成手段によ
    り形成される基準パッチの入力面積階調率に対し、均等
    間隔で間引くことを特徴とする請求項1記載の画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記間引き手段は、前記生成手段により
    生成された補正データを、前記記憶手段に記憶された目
    標濃度値に対し、均等間隔で間引くことを特徴とする請
    求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記間引き手段は、前記生成手段により
    生成された補正データを、前記記憶手段に記憶された目
    標濃度値に対し、前後の点との距離が同一間隔となるよ
    うに間引くことを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記間引き手段は、前記生成手段により
    生成された補正データを、前記記憶手段に記憶された目
    標濃度値および前記読み取り手段により読み取られた濃
    度値の差分に応じて、間引き間隔を変化させることを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段に記憶された目標濃度値と
    前記読み取り手段により読み取られた濃度値とを、各
    々、補間拡張する補間拡張手段を具備することを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US12002432B2 (en) 2020-05-29 2024-06-04 Nichia Corporation Information processing method, information processing program, information processing device, and image display device

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