JP3680466B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に係り、より詳しくは、画像形成された画像濃度が所定の基準濃度値以下となる画像信号に対して画像信号の線数を下げて画像形成を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、低濃度部におけるドットの再現性を向上させる目的で、画像濃度が低濃度の時は低線数で画像形成し、中高濃度の時は高線数で画像形成する発明が特開平7−254985号公報に提案されている。この公報に記載された1つの実施形態では、波形選択回路にて画像濃度信号の濃度に応じて、複数のパルス幅変調信号の中から1つを選択し、低濃度において低線数化している。また、同公報に記載された他の実施形態では、画像信号が50%未満の場合のみ、画像信号切り替え手段によって画像信号が、2つの組で構成されるLUT選択回路へ転送されるよう切り替えることで、同じく低濃度において低線数化している。即ち、画像信号濃度を所定の画像濃度しきい値と比較して、画像濃度しきい値より低濃度な画像信号に対し低線数化処理を行っている。なお、上記技術は一般的にスクリーン技術(又はHIEST技術)と呼ばれる。
【0003】
図14、15は上記技術によるドット再現の模式図であり、図14が画像濃度しきい値より低濃度な画像信号に対し低線数化処理を行った場合を、図15が画像濃度しきい値より高濃度な画像信号で低線数化処理を行わなかった場合を、それぞれ示している。
【0004】
一方、感光体上の非画像部に複数の濃度の異なる基準パッチを形成し、形成された複数の基準パッチの濃度に基づいて濃度変換テーブルを作成し、作成された濃度変換テーブルに基づいて画像データの濃度特性を変換する画像濃度制御に関する技術が提案されている(特開昭63−208368号公報参照)。この画像濃度制御による結果を、図8〜11に示す(詳細は後述する)。
【0005】
ここで黒色(K)、黄色(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色のカラー画像形成装置において、図16に示す濃度変換テーブルを用いて画像濃度制御を実行した場合を考える。図16では、KとYの階調性はほぼ目標に近いため濃度変換テーブルは45度の直線に近く、Mの階調性は全体的に濃度が低いため濃度変換テーブルは階調を上げる方向になり、Cの階調性は全体的に濃度が高いため濃度変換テーブルは階調を下げる方向になる。また、このカラー画像形成装置において、前述の特開平7−254985号公報記載の技術で画像信号濃度が30%以下で低線数化処理を行うとすると、図16の濃度変換テーブルで画像濃度制御された画像信号濃度(出力画像信号濃度)の30%は、変換前の入力画像信号濃度はMでは画像信号濃度15%に相当し(矢印A1)、Cでは画像信号濃度55%に相当する(矢印A2)。ここで、濃度変換テーブルによる画像濃度制御では見た目のマクロな階調濃度を補正するため、補正によって各色とも見た目のマクロな濃度は目標濃度に一致することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、Mの変換前15〜30%は上記画像濃度制御により出力画像信号濃度30%以上に補正されるので、本来低線数化処理を行うべきであるのに低線数化処理が行われない。また、Cの変換前30〜55%は上記画像濃度制御により出力画像信号濃度30%以下に補正されるので、本来低線数化処理を行うべきでないのに低線数化処理が行われることになる。これらのケースでは、ミクロな画像構造が異なってしまう。
【0007】
この問題が顕著に表れるのは、例えば、YMC3色のプロセスブラックの滑らかな階調パターンの場合であり、本来3色同じ画像信号濃度から低線数化処理が行われるものが、色により低線数化処理が行われる画像信号濃度がバラバラになり、マクロな濃度は合っていても、ミクロな画像構造の差で滑らかな階調パターンに粒状性の荒れを発生してしまう。
【0008】
図17(A)、(B)はこの問題を説明する模式図であり、YMC各色の画像信号濃度20%によるプロセスブラックの例である。図17(A)では各色の階調濃度が合っていて、濃度変換テーブルが45度の直線に近く、濃度変換テーブルによる補正を行っても画像信号濃度が殆ど変化しない場合で、YMC各色とも画像濃度しきい値30%より低いため低線数化処理が行われている。図17(B)では、前述のM濃度が低く、C濃度が高く、図16に示す濃度変換テーブルで画像濃度制御を実行した場合である。M20%は濃度変換テーブルで37%に変換されマクロな濃度は一致するが、画像濃度しきい値30%を越えるため低線数化処理が行われない。このため、Mのみ画像構造が異なることになり、滑らかな階調パターンに粒状性の荒れを発生してしまう。
【0009】
また、この問題が顕著に表れる他の例として、図16に示すCのように階調を下げる場合は、本来低線数化処理を行ってはいけない中濃度部画像が低線数化されてしまい、中濃度部でドット構造が目につく解像度の低い画像となってしまう例がある。
【0010】
本発明は、上記問題点を解消するために成されたものであり、濃度変換テーブルで画像濃度制御を実行した場合でも、低線数化処理を行うべきケースにのみ低線数化処理を行うよう適切に制御することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、複数の色の画像信号によりそれぞれ表されるべき画像濃度と画像信号に基づき画像形成された画像濃度とが等しくなるように、各色毎の所定の変換情報に基づいて前記画像信号に対しそれぞれ濃度変換を行い、濃度変換を行った画像信号のうち該画像信号に基づき画像形成された画像濃度が所定の基準濃度値以下となる画像信号に対して画像信号の線数を下げて画像形成を行う画像形成装置であって、前記所定の基準濃度値として、各色に共通の基準濃度値を各色毎の前記変換情報に基づいて濃度変換を行って得られた値をそれぞれ適用することを特徴とする。
【0012】
また、請求項2記載の画像形成装置は、複数の色の画像信号に基づいてカラー画像を形成すると共に、画像形成された画像濃度が所定の基準濃度値以下となる画像信号に対して画像信号の線数を下げて画像形成を行う画像形成装置であって、各色について濃度が異なる複数の基準パッチをそれぞれ像担持体上に形成する基準パッチ形成手段と、前記基準パッチ形成手段により形成された基準パッチの濃度を測定する濃度測定手段と、予め定められた基準パッチの濃度目標値と前記濃度測定手段により測定された基準パッチの濃度測定値とに基づいて、画像信号の濃度特性を変換するための変換情報を各色毎に作成する変換情報作成手段と、前記変換情報作成手段により各色毎に作成された変換情報に基づいて、それぞれ各色の画像信号の濃度特性を変換する濃度変換手段と、前記変換情報作成手段により各色毎に作成された変換情報に基づいて、各色に共通の基準濃度値をそれぞれ変換して得られた値を各色の前記所定の基準濃度値として画像信号に対する低線数化処理を行う低線数化処理手段と、を有することを特徴とする。
【0013】
上記請求項1記載の画像形成装置では、各色について、画像信号により表されるべき画像濃度と該画像信号に基づき画像形成された画像濃度とが等しくなるように、所定の変換情報に基づいて画像信号に対し濃度変換を行う。さらに、この濃度変換を行った画像信号のうち、該画像信号に基づき画像形成された画像濃度が所定の基準濃度値以下となる画像信号に対して画像信号の線数を下げて画像形成を行う(いわゆる低線数化処理を行う)。
【0014】
このとき請求項1記載の画像形成装置では、各色に共通の所定の基準濃度値を各色毎の変換情報に基づいて濃度変換を行って得られた値をそれぞれ適用して、低線数化処理を行うことを特徴とする。このように低線数化処理における基準濃度値についても各色毎の変換情報に基づいて濃度変換を行うので、本来低線数化処理を行うべきでない画像信号に対して低線数化処理を行ったり、本来低線数化処理を行うべき画像信号に対して低線数化処理を行わなかったり、といった不都合を是正することができ、低線数化処理を行うべきケースにのみ低線数化処理を行うよう適切に制御することができる。
【0015】
次に、請求項2記載の画像形成装置では、複数の色の画像信号に基づいてカラー画像を形成するに際し、画像形成された画像濃度が所定の基準濃度値以下となる画像信号に対して画像信号の線数を下げて画像形成を行う(いわゆる低線数化処理を行う)。このような画像形成装置において、基準パッチ形成手段によって各色について、濃度が異なる複数の基準パッチをそれぞれ像担持体上に形成し、形成された基準パッチの濃度を濃度測定手段によって測定する。そして、予め定められた基準パッチの濃度目標値と濃度測定手段により測定された基準パッチの濃度測定値とに基づいて、濃度測定値が濃度目標値に等しくなるように画像信号の濃度特性を変換するための変換情報(例えば、濃度変換テーブル)を変換情報作成手段によって各色毎に作成する。さらに、この各色毎に作成された変換情報に基づいて、濃度変換手段によって、それぞれ各色の画像信号の濃度特性を変換すると共に、低線数化処理手段によって、各色毎に作成された変換情報に基づいて、各色に共通の基準濃度値をそれぞれ変換して各色の前記所定の基準濃度値を得て低線数化処理を行う
【0016】
このように請求項2記載の画像形成装置では、画像信号の濃度特性のみならず、低線数化処理における基準濃度値についても、各色の変換情報に基づく濃度変換を行うので、色によって本来低線数化処理を行うべきでない画像信号に対して低線数化処理を行ったり、本来低線数化処理を行うべき画像信号に対して低線数化処理を行わなかったり、といった不都合を是正することができ、低線数化処理を行うべきケースにのみ低線数化処理を行うよう適切に制御することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明に係る実施形態を説明する。
【0018】
[カラー複写機の全体構成]
図1には本発明を適用したカラー複写機の全体構成図を、図2には本発明を適用したカラー複写機のブロック図を、それぞれ示す。
【0019】
図1及び図2に示すようにカラー複写機10は、原稿を読み取る読み取り部20、読み取った画像データを処理する画像処理部30、処理された画像データに従ってレーザーを駆動して感光体に光ビームを照射するROS光学部40、及び画像を形成する画像形成部60から構成されている。
【0020】
図2に示すように読み取り部20では、載置台12(図1参照)の所定位置に載置された原稿Gが露光ランプ22で照射されその反射光がCCDイメージセンサ(以下、CCDと略称する)24で読み取られる。CCD24で読み取った画像信号は増幅器26で適当なレベルまで増幅され、増幅された画像信号はA/D変換器28で8ビットのデジタル画像データに変換される。このデジタル画像データはシェーディング補正、ギャップ補正が順に行われる。これらの補正が行われたデジタル画像データは、濃度変換器29で濃度データに変換され画像処理部30へ送られる。
【0021】
画像処理部30ではカラー複写機として基本的な画像処理、すなわち、色信号変換、墨再生(UCR)、MTF処理等が行われ、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の4色の画像データに変換される。変換された各色の画像データは読み取り部20と画像形成部60との階調性にあわせて階調変換が行われる。また、画像処理部30には、外部の画像処理装置等からの画像データ(例えば、コンピュータグラフィックスで作成された画像データ(CG画像データ)やCD−ROMに記憶された画像データ等)を入力するための外部データ入力手段33と、画像データの濃度特性を変換するための濃度変換テーブルを作成する画像濃度制御手段31と、が設けられており、画像濃度制御手段31は前記階調変換された画像データ又は上記外部からの画像データを濃度変換テーブルに基づいて濃度変換する。なお、外部データ入力手段33は、例えば、フロッピーディスク読取装置、CD−ROM読取装置や、ネットワークを介して外部の画像処理装置等からデータを受信するための通信処理装置等で構成することができる。
【0022】
上記濃度変換が行われた画像データは、後述する画像データ切換手段102又はLUT選択部104を介してD/A変換器32へ送られ、アナログ画像データに変換される。このアナログ画像データはセレクタ34を介して比較器39へ送られる。比較器39では、送られてきたアナログ画像データと、三角波発生器38から出力された所定周期の信号とを、比較することでパルス幅変調が行われ、アナログ画像データは2値の画像データに変換される。ここでのパルス幅変調は、例えば、図3に示すように、入力されたアナログ画像データAを三角波発生器38からの三角波Bと比較し、アナログ画像データAが三角波Bよりも大きい部分が「0」(レーザーオフ)となり、アナログ画像データAが三角波Bよりも小さい部分が「1」(レーザーオン)となる2値画像データが生成され、比較器39からROS光学部40へ送られる。
【0023】
ところで、カラー複写機10は、画像データにより表される画像濃度を所定の画像濃度しきい値と比較し、画像濃度しきい値より低濃度となる画像データに対し、低線数化処理を行う。図2、図13に示すように、濃度変換された画像データは、画像データ切換手段102に入力され、画像濃度制御手段31から転送された画像濃度しきい値と比較される。ここで、画像データにより表される画像濃度が画像濃度しきい値よりも大きい場合、画像データはD/A変換器32へ転送される。
【0024】
一方、画像データの画像濃度が画像濃度しきい値以下の場合、画像データはLUT選択部104における特性の異なるLUT104B、104Cへそれぞれ転送されてデジタルデータに変換された後、LUT選択回路104Aに入力される。LUT選択回路104Aでは、基準クロック信号を利用してLUT104BからのデジタルデータとLUT104Cからのデジタルデータとを切り換えてD/A変換器32へ転送する。上記LUT選択部104における処理により、画像濃度しきい値以下の低濃度の画像データに対し低線数化処理が行われる。
【0025】
D/A変換器32では、画像データ切換手段102から直接入力された画像データと、LUT選択回路104Aから入力されたデジタルデータとを合成し、アナログの画像濃度信号に変換して前述したセレクタ34へ転送する。
【0026】
本実施形態のカラー複写機10における低線数化処理では、画像濃度制御手段31によって濃度変換テーブルに基づく濃度変換が行われた画像濃度しきい値が用いられる。
【0027】
また、画像処理部30には、濃度の異なる複数の画像濃度制御用パッチ(基準パッチ)の画像信号(以下、パッチ画像信号と称する)を発生するパッチ信号発生手段36が設けられている。セレクタ34は、通常コピー時はD/A変換器32からのアナログ画像データを選択し、後述する画像形成部60の演算装置84から基準パッチ作成の指示を受信した場合には、パッチ信号発生手段36からのパッチ画像信号を選択して比較器39へ送り、上記のようなパルス幅変調によって2値化する。
【0028】
ROS光学部40には、比較器39より送られた2値画像データに基づきレーザー46をオン/オフ制御するレーザー駆動回路42と、後述する画像形成部60の演算装置84の制御下でレーザー光量を可変制御するレーザー光量可変装置44と、が設けられている。レーザー光はポリゴンミラー48により偏向されfθレンズ50、反射ミラー52を介して画像形成部60の感光体62へ導かれる。
【0029】
図1及び図2に示すように、画像形成部60には、感光体62が設置されており、この感光体62の周囲には、帯電装置68、感光体電位制御を行うための感光体上の電位を測定する電位計70、ロータリー現像装置72、トナーディスペンス制御を行うための感光体上のパッチ濃度を測定する光センサー74、転写装置80、クリーナー装置64、及び除電ランプ66が設置されている。また、画像形成部60には、ロータリー現像装置72の各色の現像器にトナーを供給するトナーディスペンス装置76、定着装置88及び用紙搬送装置92も設けられている。
【0030】
さらに、画像形成部60には、画像形成全体を制御し電位計70や光センサー74の出力に従って画像形成条件を制御する演算装置84と、演算装置84の制御下で帯電装置68の帯電量を変化させる帯電量可変装置82と、演算装置84の制御下で現像バイアスを変化させる現像バイアス可変装置78と、が設けられている。このうち演算装置84は、パッチ信号発生手段36及びセレクタ34に対し基準パッチ作成の指示を行う。
【0031】
[画像形成処理の概要]
次に、画像形成部60で実行される画像形成処理の概要を説明する。画像形成部60では、周知のゼログラフィープロセスに従って、以下のような画像形成処理が実行される。即ち、図1において時計回りに回転する感光体62は帯電装置68により一様にマイナス帯電され、ROS光学部40からのレーザー光によりまず第1色目の黒色の潜像が感光体62上に形成される。この潜像は、ロータリー現像装置72の黒色の現像装置によって黒色トナーで現像される。現像された黒色トナー像は、用紙トレイ90から用紙搬送装置92によって搬送され転写ドラム80に巻き付けられた図示しない用紙に、転写コロトロン80Aにより転写される。感光体62上に転写されずに残ったトナー像はクリーナー装置64により除去され、感光体62は除電ランプ66により除電される。
【0032】
そして、感光体62は再び帯電装置68により一様にマイナス帯電され第2色目イエローの画像形成が続いて行われる。このようにして第3色目マゼンタ、第4色目シアンまで計4色のトナー像が、転写ドラム80に巻き付けられた用紙に順次転写される。4色のトナー像が転写された用紙は剥離コロトロン80Bにより転写ドラム80から剥離され、定着装置88により4色のトナー像が用紙に定着され、カラーコピーが形成される。各色の転写後または用紙剥離後には、用紙上及び転写ドラム80上の余分な電荷が除電コロトロン80Cによって除電される。
【0033】
[感光体電位制御の概要]
次に、感光体62上の電位を測定する電位計70による帯電量可変装置82、現像バイアス可変装置78、レーザー光量可変装置44による感光体電位制御について簡単に説明する。
【0034】
本実施形態では、カラー複写機10の電源投入直後のコピー開始前と、その後は毎30分経過後のコピー開始前において、画像形成部60の演算装置84によって図5のフローチャートに従って感光体電位制御が行われる。なお、演算装置84のメモリには、目標暗電位VHS、目標露光部分電位VLS、及び目標暗電位VHSから現像バイアス電位VBまでのカブリ防止電位差VCが予め記憶されている。
【0035】
まず、図5のステップ152で帯電装置68のグリッド電圧を帯電量可変装置82により電圧VG1にした時の暗電位VH1と、電圧VG2にした時の暗電位VH2とを、電位計70で検出する。次のステップ154では、以下の式(1)を用いて、目標暗電位VHSを得るグリッド電圧VGSを計算する。
【0036】
VGS=VG1+((VG2−VG1)×(VHS−VH1)/(VH2−VH1)) ・・・(1)
次のステップ156では、感光体62を上記ステップ154で求めたグリッド電圧VGSで帯電する。そして、レーザー光量可変装置44によってレーザー光量LD1、LD2の2通りのレーザー光量でレーザー駆動回路42を駆動して感光体62上に2通りのレーザー光量LD1、LD2による基準パッチを形成する。さらに、形成された2つの基準パッチの各々の露光部分電位VL1、VL2を電位計70により測定する。次のステップ158では、以下の式(2)を用いて、目標露光部分電位VLSを得るレーザー光量LDSを計算する。
【0037】
LDS=LD2−((LD2−LD1)×(VLS−VL2)/(VL1−VL2)) ・・・(2)
次のステップ160では、以下の式(3)を用いて、現像バイアス電位VBを計算する。なお、VCはカブリ防止電位差を示す。
【0038】
VB=VHS−VC ・・・(3)
次のステップ162では、以上のようにして求めたグリッド電圧VGSを帯電量可変装置82に、レーザー光量LDSをレーザー光量可変装置44に、現像バイアス電位VBを現像バイアス可変装置78に、それぞれ設定して終了する。
【0039】
[トナーディスペンス制御の概要]
次に、ロータリー現像装置72に対する各色のトナーのディスペンス制御について説明する。このトナーディスペンス制御は、光センサー74で感光体62上のトナーディスペンス制御用のパッチ濃度を測定し、測定されたパッチ濃度に基づいて、演算装置84によってトナーディスペンス装置76を駆動制御することで実現する。上記トナーディスペンス制御用のパッチは、演算装置84により作成指示される。
【0040】
演算装置84からパッチ作成の指示が出ると、セレクター34はパッチ信号発生手段36からの画像面積率が50%のトナーディスペンス制御用の各色毎のパッチ画像信号を選択し比較器39へ送り、以下前述したカラー複写機の画像形成プロセスと同じ手順で感光体62上の非画像部分に画像面積率が50%の各色毎の基準パッチを形成する。
【0041】
感光体62上のパッチ濃度を測定する光センサー74は図4に示すようにLED74Aからの光を感光体62上の基準パッチPに照射し、その反射光をフォトダイオード74Bで測定し、測定された反射光量に基づいてパッチ濃度を測定する。
【0042】
ここで測定されたパッチ濃度が目標値より低い場合、演算装置84はトナーディスペンス装置76を駆動して、トナー濃度を上げてパッチ濃度を目標値に近づける。逆に測定されたパッチ濃度が目標値より高い場合、演算装置84はトナーディスペンス装置76を停止してパッチ濃度を目標値に近づける。
【0043】
[本実施形態における画像濃度制御処理]
次に、複数の濃度の異なる基準パッチを形成し、その濃度測定結果に基づき濃度変換テーブルを作成し、作成した濃度変換テーブルに基づいて画像データの濃度特性を変換する画像濃度制御手段について、図6の濃度変換テーブル作成処理のフローチャート及び図7の画像濃度制御の概要図を用いて説明する。
【0044】
図6及び図7に示すように、濃度変換テーブルの作成時には、演算装置84はパッチ信号発生手段36に、補正用カラーパッチ作成の信号を送り、各色セレクター34はパッチ信号発生手段36からの補正用カラーパッチ画像信号を選択し比較器39へ送り、以下前述したカラー複写機と同じ画像形成手順で補正用カラーパッチを用紙にプリントし出力する(ステップS1)。ここでは、例えば、図12に示すようなイエロー、マゼンタ、シアン、黒の4色で各色毎に24個の濃度の異なる階調パッチから成る補正用カラーパッチプリントが出力される。なお、図12では、上段に付したYはイエロー、Mはマゼンタ、Cはシアン、Kは黒をそれぞれ示している。
【0045】
次に、カラー複写機10の読み取り部20を補正用カラーパッチプリントの濃度測定装置として使用するため、オペレータが補正用カラーパッチプリントを載置台(プラテン)12上にセットする(ステップS2)。なお、補正用カラーパッチプリントの濃度測定装置は、カラー複写機10の読み取り部20以外の濃度計を使用しても構わない。
【0046】
次に、読み取り部20で各色24個のカラーパッチ濃度を測定し現在の階調性を求める(ステップS3)。また、ここでの濃度測定結果は画像濃度制御手段31に送られ、測定結果に問題が有るか否かを判定する(ステップS4)。ここで問題が無ければ、画像濃度制御手段31によって現在の階調性を所定の目標階調性と比較し、その比較結果に基づいて濃度変換テーブルを作成しメモリに記憶する(ステップS5)。
【0047】
さらに、本実施形態では、標準の画像濃度しきい値を前記作成した濃度変換テーブルで補正した結果(値)を、図13の画像データ切換手段102による低線数化処理の新たな画像濃度しきい値として画像データ切換手段102へ転送する(ステップS6)。
【0048】
なお、ステップS4で測定結果に問題が有る場合は、補正用カラーパッチプリントの置き方不良などが考えられるため、オペレータに警告表示して処理を中止する(ステップS7)。
【0049】
以上の処理のステップS5で濃度変換テーブルを作成しておいて、画像出力時には、図7に示すように、読み取り部20から送られてきた原稿画像データは、画像処理部30で色変換、階調変換処理された後に、画像の階調性が目標の階調性と一致するように、前記作成された濃度変換テーブルに基づいて画像の濃度が変換される。また、同様に、外部から送信されてきた画像データをプリントする場合も、画像の階調性が目標の階調性と一致するように、前記作成された濃度変換テーブルに基づいて、外部からの画像データに対し濃度変換が行われる。
【0050】
このようにして濃度変換された画像データを対象として、画像データ切換手段102は、ステップS6で転送された新たな画像濃度しきい値を用いて低線数化処理を行う。
【0051】
例えば、図16に示す濃度変換テーブルがステップS5で作成されたとすると、標準の画像濃度しきい値が30%の場合、補正された画像濃度しきい値はK、Yについては30%のままであり、Mでは50%、Cでは10%になる。これに伴い、画像データ切換手段102では、K、Yについては30%以下の補正済画像データ、Mでは50%以下の補正済画像データ、Cでは10%以下の補正済画像データに対して低線数化処理が行われる。
【0052】
これにより、本実施形態によれば、本来低線数化処理を行うべきでない画像データに対して低線数化処理を行ったり、本来低線数化処理を行うべき画像データに対して低線数化処理を行わなかったり、といった不都合を是正することができ、低線数化処理を行うべきケースにのみ低線数化処理を行うよう適切に制御することができる。即ち、画像構造の差による画質低下といった不都合も回避することができる。
【0053】
[画像濃度制御の実行結果の一例]
前述した画像濃度制御の実行結果を、図8〜図11を用いて説明する。図8(B)には、黒色についての濃度の異なる24パッチの測定結果(曲線K11)、24パッチの目標値(曲線K12)、及び24パッチの測定結果を目標値に一致させるために作成された濃度変換テーブル(曲線K13)を示す。そして、図8(A)には、黒色についての濃度制御前の濃度階調(曲線K01)、濃度階調の目標値(曲線K02)、及び上記濃度変換テーブル(図8(B)の曲線K13)に基づいて濃度制御した後の濃度階調(曲線K03)を示す。明らかに、曲線K01よりも曲線K03の方が、曲線K02に近づいていることがわかる。即ち、濃度制御を行うことにより濃度階調を目標値に近づけることができる。
【0054】
同様に、イエローについても、図9(B)に濃度の異なる24パッチの測定結果(曲線Y11)、24パッチの目標値(曲線Y12)、及び24パッチの測定結果を目標値に一致させるための濃度変換テーブル(曲線Y13)を示しており、図9(A)に示す濃度制御前の濃度階調(曲線Y01)を、目標値(曲線Y02)に近づけるために、上記濃度変換テーブル(図9(B)の曲線Y13)に基づいて濃度制御を行い、濃度制御後の濃度階調(曲線Y03)を得ることができる。
【0055】
また、マゼンタについても、図10(B)に濃度の異なる24パッチの測定結果(曲線M11)、24パッチの目標値(曲線M12)、及び24パッチの測定結果を目標値に一致させるための濃度変換テーブル(曲線M13)を示しており、図10(A)に示す濃度制御前の濃度階調(曲線M01)を、目標値(曲線M02)に近づけるために、上記濃度変換テーブル(図10(B)の曲線M13)に基づいて濃度制御を行い、濃度制御後の濃度階調(曲線M03)を得ることができる。
【0056】
更に、シアンについても、図11(B)に濃度の異なる24パッチの測定結果(曲線C11)、24パッチの目標値(曲線C12)、及び24パッチの測定結果を目標値に一致させるための濃度変換テーブル(曲線C13)を示しており、図11(A)に示す濃度制御前の濃度階調(曲線C01)を、目標値(曲線C02)に近づけるために、上記濃度変換テーブル(図11(B)の曲線C13)に基づいて濃度制御を行い、濃度制御後の濃度階調(曲線C03)を得ることができる。
【0057】
なお、本実施形態では、用紙上に複数の濃度の異なる基準パッチを形成し、これらの濃度測定結果により濃度変換テーブルを作成する例を示したが、用紙上ではなく感光体や転写ベルト体上に複数の濃度の異なる基準パッチを形成し、これらの濃度を測定して測定結果から濃度変換テーブルを作成しても良い。このように感光体や転写ベルト体上に基準パッチを形成する場合でも、同様の効果を得ることができる。
【0058】
【発明の効果】
請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置によれば、画像信号の濃度特性のみならず、低線数化処理における基準濃度値についても、濃度変換を行うので、本来低線数化処理を行うべきでない画像信号に対して低線数化処理を行ったり、本来低線数化処理を行うべき画像信号に対して低線数化処理を行わなかったり、といった不都合を是正することができ、低線数化処理を行うべきケースにのみ低線数化処理を行うよう適切に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるカラー複写機の全体構成図である。
【図2】図1のカラー複写機のブロック図である。
【図3】パルス幅変調による画像データの2値化を説明する図である。
【図4】光センサーの構成を示す図である。
【図5】感光体電位制御の処理ルーチンを示す流れ図である。
【図6】濃度変換テーブル作成手順を示す流れ図である。
【図7】画像濃度制御の概要を説明するための図である。
【図8】(A)は黒色についての濃度制御前の濃度階調、濃度階調の目標値及び濃度制御後の濃度階調を示すグラフであり、(B)は黒色についての24パッチの濃度測定値、24パッチの目標値及び濃度変換テーブルを示すグラフである。
【図9】(A)はイエローについての濃度制御前の濃度階調、濃度階調の目標値及び濃度制御後の濃度階調を示すグラフであり、(B)はイエローについての24パッチの濃度測定値、24パッチの目標値及び濃度変換テーブルを示すグラフである。
【図10】(A)はマゼンタについての濃度制御前の濃度階調、濃度階調の目標値及び濃度制御後の濃度階調を示すグラフであり、(B)はマゼンタについての24パッチの濃度測定値、24パッチの目標値及び濃度変換テーブルを示すグラフである。
【図11】(A)はシアンについての濃度制御前の濃度階調、濃度階調の目標値及び濃度制御後の濃度階調を示すグラフであり、(B)はシアンについての24パッチの濃度測定値、24パッチの目標値及び濃度変換テーブルを示すグラフである。
【図12】24パッチの配列を示す図である。
【図13】図2における画像データ切換手段、LUT選択部、D/A変換器の詳細構成図である。
【図14】画像濃度しきい値より低濃度な画像信号に対し低線数化処理を行った場合のドット再現の模式図である。
【図15】画像濃度しきい値より高濃度な画像信号に対し低線数化処理を行わなかった場合のドット再現の模式図である。
【図16】KYMC4色のカラー画像形成装置における濃度変換テーブルの一例を示すグラフである。
【図17】(A)は階調濃度が目標濃度に合っている場合の網点面積率20%のYMC3色によるプロセスブラック画像構造を示す図であり、(B)は階調濃度が目標濃度と異なり画像信号を濃度変換テーブルで補正した場合の網点面積率20%のYMC3色によるプロセスブラック画像構造を示す図である。
【符号の説明】
10 カラー複写機(画像形成装置)
20 読み取り部
30 画像処理部
31 画像濃度制御手段
60 画像形成部
84 演算装置
102 画像データ切換手段
104 LUT選択部

Claims (2)

  1. 複数の色の画像信号によりそれぞれ表されるべき画像濃度と画像信号に基づき画像形成された画像濃度とが等しくなるように、各色毎の所定の変換情報に基づいて前記画像信号に対しそれぞれ濃度変換を行い、濃度変換を行った画像信号のうち該画像信号に基づき画像形成された画像濃度が所定の基準濃度値以下となる画像信号に対して画像信号の線数を下げて画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記所定の基準濃度値として、各色に共通の基準濃度値を各色毎の前記変換情報に基づいて濃度変換を行って得られた値をそれぞれ適用することを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の色の画像信号に基づいてカラー画像を形成すると共に、画像形成された画像濃度が所定の基準濃度値以下となる画像信号に対して画像信号の線数を下げて画像形成を行う画像形成装置であって、
    各色について濃度が異なる複数の基準パッチをそれぞれ像担持体上に形成する基準パッチ形成手段と、
    前記基準パッチ形成手段により形成された基準パッチの濃度を測定する濃度測定手段と、
    予め定められた基準パッチの濃度目標値と前記濃度測定手段により測定された基準パッチの濃度測定値とに基づいて、画像信号の濃度特性を変換するための変換情報を各色毎に作成する変換情報作成手段と、
    前記変換情報作成手段により各色毎に作成された変換情報に基づいて、それぞれ各色の画像信号の濃度特性を変換する濃度変換手段と、
    前記変換情報作成手段により各色毎に作成された変換情報に基づいて、各色に共通の基準濃度値をそれぞれ変換して得られた値を各色の前記所定の基準濃度値として画像信号に対する低線数化処理を行う低線数化処理手段と、
    を有する画像形成装置。
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