JP2009284408A - 地肌除去装置およびプログラムおよび画像形成装置 - Google Patents

地肌除去装置およびプログラムおよび画像形成装置 Download PDF

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孝 中島
Junichi Goto
淳一 後藤
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Abstract

【課題】
原稿内で不要な地肌データのみを正確に除去する地肌除去装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】
入力された画像データを入力階調変換部310で、画像読取部20の特性に合わせて、所定の階調変化になるようテーブル変換し、さらに色空間変換部320で、内部での画像処理用に明度信号および色度信号に変換し、その変換信号のうちの明度信号を用いて、地肌除去しきい値決定部330で、地肌を除去するための地肌除去しきい値を決定し、この決定した地肌除去しきい値で、色空間変換部320からの画像データを補正して、地肌濃度よりうすい部分を白レベルに変換する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、地肌除去装置およびプログラムおよび画像形成装置に関する。
従来、地肌のある原稿を読み取り、各種の画像処理を施して印刷用画像を生成する画像形成装置において、地肌を取り除いた画像を生成することにより、印刷画像の判読性を向上させる技術としては、特許文献1および2に開示されたものが知られている。
この特許文献1に記載されたものは、RBGそれぞれのヒストグラムから、度数がピークとなる領域を地肌と判定して除去し、地肌以外の色については彩度が高いほど変化量が少なくなるような非線形変換を行うものである。
また、特許文献2に記載されたものは、RBGそれぞれのヒストグラムで、低濃度側のピークを地肌と判定し、それぞれの地肌濃度が所定濃度以下でかつ、RBG間の地肌の差が所定値以下の場合に地肌除去を行うものである。
特許3179528号公報 特許3845509号公報
上述した特許文献1においては、地肌が色成分を持っている場合にも除去してしまうことになるが、そのような地肌が色成分を持っている原稿では地肌の色成分そのものも情報の一部であるので、色成分を持っている地肌を除去する動作は望ましくない。
また、特許文献2においては、色成分のない部分のみを除去するものであるが、その判定をRBGの各差分で実施しており、また、低濃度から高濃度までの全領域に対して、RBG間の差分と無彩色の度合いの関係が一定ではないために、除去対象となる無彩色領域が濃度域によってばらつくという問題がある。
そこで、この発明は、原稿内で不要な地肌データのみを正確に除去する地肌除去装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明の地肌除去装置は、原稿を読み取って生成した画像データを色分解して得られる明度信号から地肌が属する明度領域を判別する判別手段と、前記判別手段により判別した明度領域に対応して地肌を除去するためのしきい値を決定するしきい値決定手段と、前記しきい値決定手段で決定したしきい値に基づき前記原稿の画像データから地肌部分を除去する地肌除去手段とを具備する。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記地肌除去手段は、前記明度信号から前記画像データの無彩色の度合いを算出する算出手段と、前記算出手段で算出した前記無彩色の度合いに応じて前記しきい値を地肌レベルとの間で変動制御する手段とを具備する。
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記地肌除去手段は、前記明度信号から前記画像データの無彩色の度合いを算出する算出手段と、前記算出手段で算出した前記無彩色の度合いに応じて前記しきい値に基づき地肌部分を除去した信号を前記しきい値に基づき地肌部分を除去しない信号との間で変動制御する手段とを具備する。
また、請求項4の発明の地肌除去プログラムは、コンピュータを、原稿を読み取って生成した画像データを色分解して得られる明度信号から地肌が属する明度領域を判別する判別手段、前記判別手段により判別した明度領域に対応して地肌を除去するためのしきい値を決定するしきい値決定手段、前記しきい値決定手段で決定したしきい値に基づき前記原稿の画像データから地肌部分を除去する地肌除去手段として機能させる。
また、請求項5の発明は、原稿の画像データから地肌除去装置により地肌を除去して該地肌を除去した画像データに基づき原稿の画像を形成する画像形成装置であって、前記地肌除去装置は、原稿を読み取って生成した画像データを色分解して得られる明度信号から地肌が属する明度領域を判別する判別手段と、前記判別手段により判別した明度領域に対応して地肌を除去するためのしきい値を決定するしきい値決定手段と、前記しきい値決定手段で決定したしきい値に基づき前記原稿の画像データから地肌部分を除去する地肌除去手段とを具備する。
請求項1の発明によれば、カラー原稿情報としての色成分のある地肌は除去せず、原稿情報としては無意味な地肌のみを除去することができる。
また、請求項2の発明によれば、地肌の濃度領域によらず、自然な地肌除去が可能になる。
また、請求項3の発明によれば、地肌の濃度領域によらず、自然な地肌除去が可能になる。
また、請求項4の発明によれば、カラー原稿情報としての色成分のある地肌は除去せず、原稿情報としては無意味な地肌のみを除去することができる地肌除去プログラムを提供することができる。
また、請求項5の発明によれば、カラー原稿情報としての色成分のある地肌は除去せず、原稿情報としては無意味な地肌のみを除去することができる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明に係わる地肌除去装置およびプログラムおよび画像形成装置の実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる画像処理装置の一実施例の全体構成を示す図である。
図1に示す画像形成装置100は、電子写真式の複写機を構成する。この画像形成装置100は、画像読取部20、画像処理部30、画像形成部40を具備して構成される。
画像読取部20は、原稿台2上に置かれた原稿1から画像を読み取るもので、原稿1に光を照射する光源3および反射器4、原稿1からの反射光を光電変換部21に導く反射鏡5a、5b、5c、光収束器5dからなる光学系5、光電変換部21、A/D変換部22を具備する。
ここで、光電変換部21は、光学系5により導かれた光の光量に応じて蓄積された電荷を取り出すことによって、原稿上の画像に対応した電気信号を生成する。
A/D変換部22は、光電変換部21から出力された電気信号をアナログ・デジタル変換して画像データを画像処理部30へ出力する。
画像処理部30は、画像処理制御部31による制御により、画像読取部20で読み取った画像に対応する画像データを処理するもので、入力階調補正部32、先鋭度補正部33、色変換部34、出力階調補正部35、網点処理部36を具備する。
ここで、入力階調補正部32は、A/D変換部22から出力される画像データを画像読取部20に固有の特性に合わせて階調補正するとともに、画像読取部20からの画像データを色空間信号から画像処理用の色空間信号に変換して、画像データから地肌を除去する地肌除去処理を行う。
先鋭度補正部33は、入力階調補正部32で変換された画像データを文字部は先鋭度合いを強く、写真や背景部分は弱くなるように補正する。
色変換部34は、先鋭度補正部33で補正された画像データを画像処理部30の画像形成部40の色空間信号に変換する。
出力階調補正部35は、色変換部34で変換された画像データを画像形成部40に固有の特性に合わせて階調補正する。
網点処理部36は、出力階調補正部35で階調補正された画像データに対して画像形成部40の特性に適した線数の網点化処理を実施する。
画像形成部40は、画像形成制御部41の制御により、画像処理部30で処理された画像データに対応する画像を用紙上に形成して外部に排出する。この画像形成部40は、パルス発生部42、レーザ駆動部43、感光体6、帯電器7、現像器8、トナー供給装置9、濃度センサ10、清掃器11、中間転写体12、用紙搬送路13、定着器14、温度センサ15、湿度センサ16を具備し、更に、画像形成制御部41により制御されるレーザ光量制御部44、トナー供給制御部45、現像バイアス制御部46、帯電制御部47を具備する。
ここで、パルス発生部42は、網点処理部36により網点化処理された画像データに対応したパルス幅のパルス信号を発生する。
レーザ駆動部43は、パルス発生部42から発生されたパルス信号により駆動されて、感光体6上に原稿の画像に対応した静電潜像を形成するためのレーザ光を照射する。
画像形成制御部41は、濃度センサ10、温度センサ15、湿度センサ16の検出出力を入力して、レーザ光量制御部46によりレーザ駆動部43から照射されるレーザ光の光量を制御し、トナー供給制御部45によりトナー供給装置9から供給されるトナー量を制御し、現像バイアス制御部46により現像器9のバイアスを制御し、帯電制御部47により感光体6を帯電する帯電器8を制御する。
上記構成からなる画像形成装置100の概略動作を説明すると以下のようになる。
複写動作に先立ち、画像形成装置100の画像形成部40では、感光体6上にキャリブレーションのためのパッチを形成し、これに光を照射してその反射量を濃度センサ10で測定することで感光体6に付着したトナー量を計測して、この値をもとに目的の濃度が得られるよう画像形成部40の各部のパラメータを決定する。
実際の複写動作においては、画像読取部20で、原稿台2上に置かれた原稿1を光源3で照射し、その反射光を光学系5を経由して光電変換部21に導光し、光電変換部21から受光光量に応じて蓄積された電荷を取り出すことによって、原稿1上の画像に対応した電気信号を生成し、これをA/D変換部22でデジタルデータ(画像データ)に変換して画像処理部30に出力する。
画像処理部30では、画像読取部20から出力された画像データを、入力階調補正部32で画像読取部20に固有の特性に合わせて階調を補正するとともに、画像読取部20からの色空間信号を画像処理用の色空間信号に変換し、画像データから地肌を除去する地肌除去処理を行う。先鋭度補正部33で文字部は先鋭度合いを強く、写真や背景部分は弱くなるよう補正する。色変換部34では画像読取部からの画像処理用の色空間信号を画像形成部用の色空間信号に変換し、出力階調補正部35で画像形成部40に固有の特性に合わせて階調を補正し、これに網点処理部36で画像形成部40の特性に適した線数の網点化処理を実施する。
画像形成部40では、画像形成制御部41の制御のもと、帯電制御部48によって決定された電位で帯電器7が帯電されることにより、感光体6の表面に所定の電位が施され、一方、トナー供給装置9から供給された現像器8内のトナーには、現像バイアス制御部47によって決定されたバイアス電位が施される。
このような状態のもと、画像処理部30から出力された網点処理後のデータに対応したパルス幅のパルス信号をパルス発生部42で生成し、これをレーザ駆動部43に与えてレーザ信号を発生させる。これが感光体1上を走査することによって画像データの静電潜像が生成され、この部分に現像バイアスが施されたトナーが付着し、中間転写体12上にイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの順に転写されて4色の重なったトナー像が生成される。これが用紙搬送路13上を搬送されてくる用紙上に転写され、定着器14で加熱されることによってトナーが用紙に定着して、装置外に排出される。
次に、この発明の主要部を構成する地肌除去処理について説明する。
この発明の地肌除去処理は、図1に示した画像処理部30の入力階調補正部32で行われる。
図2は、図1に示した入力階調補正部32の内部構成の一例を示すブロック図である。 図2において、入力階調補正部32は、入力階調変換部310、色空間変換部320、地肌除去しきい値決定部330、地肌補正部340を具備する。
ここで、入力階調変換部310は、画像読取部20から入力された画像データを入力階画像読取部20の特性に合わせて、所定の階調変化になるようテーブルを用いて変換する。
色空間変換部320は、内部での画像処理用に明度信号および色度信号に変換する。
地肌除去しきい値決定部330は、色空間変換部320で変換された明度信号および色度信号のうちの明度信号を用いて地肌を除去するための地肌除去しきい値を決定する。
地肌補正部340は、地肌除去しきい値決定部330で決定された地肌除去しきい値で、色空間変換部320からの画像データを補正する地肌除去処理を行う。
すなわち、入力された画像データを入力階調変換部310で、画像読取部20の特性に合わせて、所定の階調変化になるようテーブル変換し、さらに色空間変換部320で、内部での画像処理用に明度信号および色度信号に変換し、その変換信号のうちの明度信号を用いて、地肌除去しきい値決定部330で、地肌を除去するための地肌除去しきい値を決定し、この決定した地肌除去しきい値で、色空間変換部320からの画像データを補正して、地肌濃度よりうすい部分を白レベルに変換する地肌除去処理を行う。
図3は、図2に示した地肌除去しきい値決定部330の内部構成の一例を示すブロック図である。
図3に示す地肌除去しきい値決定部330は、図4に示すような、所定の画像データ幅を1つの濃度領域(1〜9)としたヒストグラムに基づき地肌除去しきい値を決定するもので、加算部331、加算値保持部332、平均値算出部333、ヒストグラム度数加算部334、ヒストグラム保持部335、しきい値決定部336、タイミング発生部337を具備する。
すなわち、図3に示す地肌除去しきい値決定部330では、図2に示した色空間変換部320から出力される画像データを加算部331で所定の画素数分加算し、これを加算値保持部332で保持する。タイミング発生部336では、所定の画素数毎に1度タイミング信号を生成し、この信号が入力される度にそのときに加算値保持部332で保持されている値を元に、所定の画素数分の平均値を平均値算出部333で算出するとともに、加算値保持部332で保持している加算値をクリアする。
そして、平均値算出部333で算出した平均値をヒストグラム度数加算部334で、その平均値が属する領域の度数を1つだけ加算してヒストグラムを生成していく。
ヒストグラム保持部335では、このようにして生成したヒストグラムを保持し、しきい値決定部では、ヒストグラム保持部335に保持したヒストグラムを解析して地肌を除去するための地肌除去しきい値を決定する。
このときヒストグラム保持部335で保持されるヒストグラムは、原稿を読み取りながらしきい値を決定する場合は、原稿を所定の領域に分割したそれぞれの領域におけるヒストグラムとなり、画像処理に先立ちプリスキャンでしきい値を決定する場合は原稿全体を低解像度でスキャンした場合のヒストグラムになる。
しきい値決定部336では、いずれの場合も図4のように作成されたヒストグラムの度数を低濃度側からサーチして、所定の度数しきい値を超え、かつ最初に極大となる領域を地肌領域と判定し、その領域に対応した値をテーブルを参照してこれを地肌除去しきい値として決定して出力する。
図5は、図2に示した地肌補正部340の内部構成の一例を示すブロック図である。
図5に示す地肌補正部340は、地肌除去部341を具備し、この地肌除去部341は、図2の色空間変換部320から出力される明度信号および色信号と地肌除去しきい値決定部330から出力される地肌除去しきい値を入力し、明度信号の大きさに応じて明度信号を補正することにより地肌除去処理を行う。また、色信号については入力されたものをそのまま出力する。
図6は、図4に示した地肌除去部341により補正された入力明度信号と出力明度信号との関係を示す図である。
図6において、色空間変換部320から入力される画像データの明度信号の明度値が、地肌除去しきい値(β)より大きい(明るい)場合は、明度信号の明度値白レベルに対応する明度値となるよう変換する。
一方、色空間変換部320から入力される画像データの明度信号の明度値が、地肌除去しきい値(β)より小さい(暗い)場合は、出力画像に擬似輪郭が発生しないよう、地肌除去しきい値(β)より若干暗いデータでの出力値を、十分に暗いデータにおける補正なしの直線と滑らかに接続させるように補正する。本処理を8bitのデータに対して行う場合に、このときの傾きをαとすると、補正なしの直線とは入力明度が(α×β−255)÷(α−1)の部分で接続することになる。
図7は、図5の地肌除去部341における明度信号の補正処理を示すフローチャートである。
図7において、まず、入力明度信号の明度値(Lin)が地肌除去しきい値(β)より大きいかを調べる(ステップ701)。ここで、入力明度信号の明度値(Lin)が地肌除去しきい値(β)より大きい場合(ステップ701でYES)は、入力明度信号の明度値(Lin)を白レベルに変換して出力する(ステップ702)。
ステップ701で、入力明度信号の明度値(Lin)が地肌除去しきい値(β)より小さいと判断された場合(ステップ701でNO)は、次に入力明度信号の明度値(Lin)が(α×β−255)÷(α−1)より大きいかを調べ(ステップ703)、ここで、入力明度信号の明度値(Lin)が(α×β−255)÷(α−1)より大きい場合(ステップ703でYES)は、入力明度信号の明度値(Lin)をα×Lin−α×β+255に変換して出力する(ステップ704)。
また、ステップ703で、入力明度信号の明度値(Lin)が(α×β−255)÷(α−1)より小さい場合(ステップ703でNO)は、入力明度信号の明度値(Lin)を補正せずに出力する(ステップ705)。
図8は、図2に示した地肌補正部340の内部構成の他の例を示すブロック図である。
図8に示す地肌補正部340は、彩度算出部342、補正量算出部343、地肌除去部344を具備して構成される。
ここで、彩度算出部342は、図2の色空間変換部320から出力される色度信号を用いて画素の無彩色の度合いを示す無彩色度係数を算出する。
補正量算出部343は、彩度算出部342で算出された無彩色度係数から明度信号の補正量を算出する。
地肌除去部344は、補正量算出部343で算出された補正量に応じて明度信号を補正して出力する。
図9は、図8に示した彩度算出部342の内部構成の一例を示すブロック図である。
図9に示す彩度算出部342は、AS算出部901、BS算出部902、ビット合成部903、無彩色度係数算出部904を具備して構成される。
ここで、AS算出部901は、図2の色空間変換部320から出力される色度信号の色度a*およびこの色度a*のグレーをあらわす補正値ACDを入力し、|(a*−ACD)/R|(Rはレンジ調整値)の演算を行って、色信号ASを算出する。
BS算出部902は、図2の色空間変換部320から出力される色度信号の色度b*およびこの色度b*のグレーをあらわす補正値BCDを入力し、|(b*−BCD)/R|(Rはレンジ調整値)の演算を行って、色信号BSを算出する。
ビット合成部903は、AS算出部901で算出した色信号ASとBS算出部902で算出した色信号BSとを、図10に示すように、各ビットに割り当ててビット合成を行う。
無彩色度係数算出部904は、ビット合成部903でビット合成した値を用いて、図11に示すような特性のテーブル変換により無彩色度係数を求める。
図12は、図8の補正量算出部343で算出された補正量によって、地肌除去部341により補正された入力明度信号と出力明度信号との関係を示す図である。
図12に示すように、図2の色空間変換部320から入力される画素の色付きの度合いが小さい場合、無彩色度係数は100%に近い値になるため、地肌除去しきい値は本来の値に近い値となって除去効果が大きくなる。
一方、図2の色空間変換部320から入力される画素の色付きの度合いが大きい場合は、無彩色度係数は0%に近い値になるため、地肌除去しきい値は白レベルに近い値となって地肌除去効果が小さくなる。
なお、8bitで処理するときの白レベルの値を「255」とする場合、無彩色度係数をGC、本来の地肌除去しきい値をβとすると、補正された地肌除去しきい値β2は下式のように算出される。
β2=255−(255−β)×GC
図13は、図8の補正量算出部343で算出された補正量によって、地肌除去部341により補正された入力明度信号と出力明度信号との他の関係を示す図である。
図13においては、図2の色空間変換部320から入力される画素の色付きの度合いが小さい場合(無彩色度係数は100%に近い値になる場合)、地肌除去しきい値は本来の値の場合の補正値に近い値となるよう補間される。
一方、図2の色空間変換部320から入力される画素の色付きの度合いが大きい場合(無彩色度係数は0%に近い値の場合)、地肌除去しきい値が白レベルの場合の補正値に近い値となるよう補間される。
ここで、無彩色度係数をGC、入力明度をLI、本来の地肌除去しきい値での出力明度をLOとすると、地肌除去しきい値が白レベルの場合の出力明度は入力明度と等しくなることから、補正された出力明度LMは下式のように算出される。
LM=GC×LO+(1.0−GC)×LI
以上が本発明の代表的な実施形態の一例であるが、本発明は、上記実施例及び図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
また、上記地肌除去処理は、記憶装置に記憶された地肌除去プログラムに基づき中央演算処理装置で処理することによっても行うことができる。
なお、上記地肌除去プログラムは、ネットワーク等の通信手段により提供することは勿論、CD−ROM、DVD等の外部記録媒体に記録して提供することも可能である。
本発明に係わる画像形成装置の一実施例の全体構成を示す図である。 図1に示した入力階調補正部の内部構成の一例を示すブロック図である。 図2に示した地肌除去しきい値決定部の内部構成の一例を示すブロック図である。 図2に示した地肌除去しきい値決定部で地肌除去しきい値決定に用いるヒストグラムの一例を示す図である。 図2に示した地肌補正部の内部構成の一例を示すブロック図である。 図4に示した地肌除去部により補正された入力明度信号と出力明度信号との関係を示す図である。 図5の地肌除去部における明度信号の補正処理を示すブロック図である。 図2に示した地肌補正部の内部構成の他の例を示すフローチャートである。 図8に示した彩度算出部の内部構成の一例を示すブロック図である。 図9に示したビット合成部のビット合成処理を説明する図である。 図9に示した無彩色度係数算出部における無彩色度係数算出処理を説明する図である。 図8の補正量算出部で算出された補正量によって、地肌除去部により補正された入力明度信号と出力明度信号との関係を示す図である。 図8の補正量算出部で算出された補正量によって、地肌除去部により補正された入力明度信号と出力明度信号との他の関係を示す図である。
符号の説明
1 原稿
2 原稿台
3 光源
4 反射器
5 光学系
6 感光体
7 帯電器
8 現像器
9 トナー供給装置
10 濃度センサ
11 清掃器
12 中間転写体
13 用紙搬送路
14 定着器
15 温度センサ
16 湿度センサ
20 画像読取部
21 光電変換部
22 A/D変換部
30 画像処理部
31 画像処理制御部
32 入力階調補正部
33 先鋭度補正部
34 色変換部
35 出力階調補正部
36 網点処理部
40 画像形成部
41 画像形成制御部
42 パルス発生部
43 レーザ駆動部
44 レーザ光量制御部
45 トナー供給制御部
46 現像バイアス制御部
47 帯電制御部
310 入力階調変換部
320 色空間変換部
330 地肌除去しきい値決定部
340 地肌補正部
331 加算部
332 加算値保持部
333 平均値算出部
334 ヒストグラム度数加算部
335 ヒストグラム保持部
336 しきい値決定部
337 タイミング発生部
341 地肌除去部
342 彩度算出部
343 補正量算出部
344 地肌除去部
901 AS算出部
902 BS算出部
903 ビット合成部
904 無彩色度係数算出部

Claims (5)

  1. 原稿を読み取って生成した画像データを色分解して得られる明度信号から地肌が属する明度領域を判別する判別手段と、
    前記判別手段により判別した明度領域に対応して地肌を除去するためのしきい値を決定するしきい値決定手段と、
    前記しきい値決定手段で決定したしきい値に基づき前記原稿の画像データから地肌部分を除去する地肌除去手段と
    を具備する地肌除去装置。
  2. 前記地肌除去手段は、
    前記明度信号から前記画像データの無彩色の度合いを算出する算出手段と、
    前記算出手段で算出した前記無彩色の度合いに応じて前記しきい値を地肌レベルとの間で変動制御する手段と
    を具備する請求項1記載の地肌除去装置。
  3. 前記地肌除去手段は、
    前記明度信号から前記画像データの無彩色の度合いを算出する算出手段と、
    前記算出手段で算出した前記無彩色の度合いに応じて前記しきい値に基づき地肌部分を除去した信号を前記しきい値に基づき地肌部分を除去しない信号との間で変動制御する手段と
    を具備する請求項1記載の地肌除去装置。
  4. コンピュータを、
    原稿を読み取って生成した画像データを色分解して得られる明度信号から地肌が属する明度領域を判別する判別手段、
    前記判別手段により判別した明度領域に対応して地肌を除去するためのしきい値を決定するしきい値決定手段、
    前記しきい値決定手段で決定したしきい値に基づき前記原稿の画像データから地肌部分を除去する地肌除去手段
    として機能させる地肌除去プログラム。
  5. 原稿の画像データから地肌除去装置により地肌を除去して該地肌を除去した画像データに基づき原稿の画像を形成する画像形成装置であって、
    前記地肌除去装置は、
    原稿を読み取って生成した画像データを色分解して得られる明度信号から地肌が属する明度領域を判別する判別手段と、
    前記判別手段により判別した明度領域に対応して地肌を除去するためのしきい値を決定するしきい値決定手段と、
    前記しきい値決定手段で決定したしきい値に基づき前記原稿の画像データから地肌部分を除去する地肌除去手段と
    を具備する画像形成装置
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