JPH05244418A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法及び画像形成装置

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JPH05244418A
JPH05244418A JP4078516A JP7851692A JPH05244418A JP H05244418 A JPH05244418 A JP H05244418A JP 4078516 A JP4078516 A JP 4078516A JP 7851692 A JP7851692 A JP 7851692A JP H05244418 A JPH05244418 A JP H05244418A
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JP
Japan
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image
correction
density
characteristic
correcting
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Withdrawn
Application number
JP4078516A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Hayashi
浩司 林
Masaaki Kogure
雅明 小暮
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Color Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光検出素子等によって検出した濃度階調パタ
ーンの検出データの理想特性からの差を求め、その差に
基づいて画像信号を補正する補正テーブルを選択する際
に、濃度のずれを感じない補正テーブルを選択する方法
を提供する。 【構成】 γ補正回路403では、入力データを反射率
リニア、濃度リニアなどの所定の望ましい特性となるよ
うに補正あるいは変換する。そして、ROM416に複
数の補正テーブルを記憶させておき、プリンター412
の感光体ドラム102上に形成した濃度階調パターンの
検出データと画像再現の理想特性とから求めた入力デー
タと同理想特性を得るためのレーザー出力との対応に、
最も合致度合いの大きい補正テーブルを選択する。この
合致度合いを判断するときに、人間の目の感度特性を考
慮して比較的低濃度部での合致度合いを重視する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等に採用される画像形成方法及びこれを
実施するための画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像形成装置において、現
像剤の経時変化や環境による現像特性の変化による地肌
汚れ、あるいは画像濃度が薄いなどの画像品質の低下を
防ぐために、像担持体上に複数の画像濃度パターンのト
ナー像を形成し、そのトナー像を光検出素子によって検
出し、その検出結果に応じて画像信号を補正することが
知られている。画像信号を補正する手段としてはルック
アップテーブル(LUT)等により、画像信号を出力信
号に補正することが行われるが、その補正テーブルは、
ROM(読出専用メモリー)などに記憶しておくことが
一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、低コス
トとするために、一般に補正テーブルを選択する方式に
おいてROM等の容量の制限から、必ずしも使用する全
ての画像濃度視で望ましい画像濃度を得ることができる
補正テーブルを記憶しておけるとは限らない。そのた
め、全ての画像濃度領域で、必ずしも望ましい画像濃度
が得られない補正テーブルを選択する場合がある。その
場合、濃度に対する人間の目の特性によって、理想特性
から濃度のずれが同じ値であっても、ある濃度では、色
のずれを感じなくても、ある濃度では、顕著に感じると
いう場合が有る。これは、特にカラー画像のように、異
なった色の画像を重ねる場合には顕著である。
【0004】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、光検出素子等によっ
て検出した濃度階調パターンの検出データの理想特性か
らの差を求め、その差に基づいて画像信号を補正する補
正テーブルを選択する際に、濃度のずれを感じない補正
テーブルを選択する方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、像担持体上に階調濃度パター
ンを形成し、該パターンへのトナー付着状況を検出し、
検出されたトナー付着状況に応じて、各画像信号を補正
する複数の補正態様のうちの一つの選択を行い、選択さ
れた補正態様で補正された画像信号に基づいて、所定電
位に帯電した該像担持体上に選択的に光を照射して潜像
を形成し、該潜像を現像して顕像化する画像形成方法に
おいて、該トナー付着状況の検出を光学センサーを用い
て行い、該センサーの出力の濃度又は明度への変換を行
い、該変換の結果と理想特性との差を重み関数で補正し
た結果に基づいて、該選択を行うことを特徴とするもの
である。
【0006】また、請求項2の発明は、請求項1の画像
形成方法において、上記重み関数として、人間の目の感
度特性を用いることを特徴とするものである。
【0007】また、請求項3の発明は、画像信号を補正
するための互いに補正態様が異なる複数の補正テーブル
を記憶する記憶手段と、像担持体上に形成した階調濃度
パターンを検出して該複数の補正テーブルのうちの一つ
を選択するテーブル選択手段と、該テーブル選択手段で
選択された補正テーブルを用いて補正された画像信号に
基づいて該像担持体上にを記録する記録手段とを有する
画像形成装置において、該テーブル選択手段を、該階調
濃度パターンを検出した結果から求めた画像再現に関す
る特性と画像再現に関する理想特性との差を重み関数で
補正した結果に基づいて、該選択を行うように構成した
ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明においては、画像信号を補正する複数の
補正態様のうちの一つを選択する際に、人間の目で濃度
のずれを感じない補正態様を選択する。
【0009】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機(以下、複写機という)に適用した一実施例につ
いて説明する。まず、図1を用いて複写全体の機構の概
略を説明する。図1おいて、複写機本体101のほぼ中
央部に配置された潜像担持体としての直径120mmの有
機感光体ドラム102の周囲には、感光体表面を帯電す
る帯電チャージャー103、一様帯電された感光体の表
面上にレーザー光を照射して静電潜像を形成するレーザ
ー光学系104、静電潜像に各色トナーを供給して現像
し、各色毎にトナー像を得る、黒現像装置105、イエ
ロー現像装置106、マゼンタ現像装置107、シアン
現像装置108(いずれもこの例では反転現像方式を採
用)、感光体上に形成された各色毎のトナー像を順次転
写する中間転写ベルト109、中間転写ベルト109の
一部を感光体表面に当接させて転写領域を形成し且つ該
転写領域に転写電界を形成する転写電圧が印加されたバ
イアスローラ110、転写後の感光体表面に残留するト
ナーを除去するクリーニング装置111、転写後の感光
体表面に残留する電荷を除去する除電装置112等が配
設されている。上記中間転写ベルト109の表面には、
該ベルト109に転写されたトナー像を転写紙に転写す
る転写領域を形成し且つ該転写領域に転写電界を形成す
る転写電圧が印加された転写バイアスローラ113、及
び、転写紙にトナー像を転写した後の残留トナーをクリ
ーニングするためのベルトクリーニング装置114が配
設されている。そして、中間転写ベルト109から剥離
された転写紙を搬送する為の搬送ベルト115、及び、
該搬送ベルト115から搬送されてくる転写紙上のトナ
ーを加熱すると共に加圧して定着される定着装置11
6、定着装置116からの転写紙を受ける排紙トレイ1
17も設けられている。上記レーザー光学系104の上
方には、複写機本体101の上部に設けられた原稿載置
台としてのコンタクトガラス118上の原稿に走査光を
照射する露光ランプ119、原稿からの反射光を光電変
換素子であるCCDのイメージセンサアレイ123に結
像入光させる、反射ミラー121及び結像レンズ122
が設けられている。そして、該イメージセンサアレイ1
23で原稿情報を電気信号に変換して得た画像信号が図
示しない画像処理装置で処理されてレーザー光学系10
4中の半導体レーザーのレーザー発振制御に利用され
る。
【0010】次に、図2を用いて複写機の電装部の概略
について説明する。図2において、メイン制御部(CP
U)130に対して所定のプログラム等が記憶されてい
る、ROM131及びRAM132が付設されている。
このメイン制御部130には、インターフェース(I/
O)133を介してレーザー光学系制御部134、電源
回路135、光学センサー136、トナー濃度センサー
137、環境センサー138、感光体表面電位センサー
139、トナー補給回路140、中間転写ベルト駆動部
141等が接続されている。同図においては現像装置と
してマゼンタ現像装置107のみを示しているが、他の
現像装置105,106,108も同様にそれぞれトナ
ー濃度センサー137、電源回路135、トナー補給回
路140を介してインターフェース133に接続されて
いる。上記レーザー光学系制御部134は上記レーザー
光学系のレーザー出力を調整するものであり、上記電源
回路135は帯電チャージャー113に所定の帯電用放
電電圧を与えると共に現像装置105,106,10
7,108に対して所定電圧の現像バイアスを与え且つ
バイアスローラ110や転写バイアスローラ113に対
して所定の転写電圧を与えるものである。上記光学セン
サー136は転写領域を通過した感光体表面に近接配置
される発光ダイオードなどの発光素子とフォトセンサー
などの受光素子とからなり、後述するようにして感光体
上に形成される基準トナーパターンのトナー付着量及び
地肌部のトナー付着量を各色毎に検出するとともに、感
光体除電後の残留電位を検出するものである。この光電
センサー136からの検出信号は図示しない光電センサ
ー制御部に印加されている。該光電センサー制御部は上
記基準トナーパターンのトナー付着量と地肌部のトナー
付着量との比率を求め、該比率の値を基準値と比較して
画像濃度の変動を検出し、トナー濃度センサー137の
制御値を補正するものである。上記トナー濃度センサー
137は各現像装置105,106,107,108に
それぞれ設けられ、各現像装置内に収容されている現像
剤の透磁率変化に基づいてトナー濃度を検出するもので
ある。このトナー濃度センサー137は検出したトナー
濃度値を基準値と比較し、トナー濃度が一定値を下回っ
てトナー不足状態になった場合にその不足分に対応した
大きさのトナー補給信号を上記トナー補給回路140に
印加する。上記電位センサー139は感光体表面電位を
検出するものであり、この検出結果が帯電チャージャー
103やレーザー光学系104の出力制御に用いられ
る。上記中間転写ベルト駆動部141は中間転写ベルト
の駆動を制御するものである。
【0011】次に、画像処理部について説明する。図3
において、401はスキャナ、402はシェーディング
補正回路、403はRGBγ補正回路、404は画像分
離回路、405はMTF補正回路、406は色補正−U
CR処理回路、407は画像加工処理回路(クリエイ
ト)、408は変倍回路、409はMTFフィルター回
路、410はγ補正回路、411は階調処理回路、41
2はプリンタである。複写すべき原稿は、カラースキャ
ナ401によりR,G,Bに色分解されて読み取られ
る。シェーディング補正回路402では、撮像素子のム
ラ、光源の照明ムラなどが補正される。γ補正回路40
3では、入力データを反射率リニア、濃度リニアなどの
所定の望ましい特性となるように補正あるいは変換す
る。MTF補正回路405では、入力系の、特に高周波
領域でのMTF特性の劣化を補正する。画像分離回路4
04では、原稿情報に基づいて、文字画像、網点画像、
写真画像、有彩色、無彩色判定等を行い、これらの判定
結果に基づいて、MTFフィルターの係数、階調処理等
が決定する。色補正−UCR処理回路405は、入力系
の色分解特性と出力系の色材の分光特性の違いを補正
し、忠実な色再現に必要な色材YMCの量を計算する色
補正処理部と、YMCの3色が異なる部分をBk(ブラ
ック)に置き代えるためのUCR処理部とからなる。色
補正処理は下式のようなマトリックス演算を行うことに
より実現できる。 ここで、r,g,bは、R,G,Bの補数を示す。マト
リックス係数aijは入力系と出力系(色材)の分光特性
によって決まる。ここでは、1次マスキング方程式を例
に挙げたが、b2,bgのような2次項、あるいはさら
に高次の項を用いることにより、より精度良く色補正す
ることもできる。また、色相によって演算式を変えた
り、ノイゲバー方程式を用いるようにしても良い。何れ
の方法にしても、Y,M,Cはb,g,r(またはB,
G,Rでもよい)の値から求めることができる。一方、
UCR処理は次式を用いて演算される。 Y’=Y−α・min(Y,M,C) M’=M−α・min(Y,M,C) C’=C−α・min(Y,M,C) Bk=α・min(Y,M,C) 式中において、αはUCRの量を決める係数で、α=1
の時100%UCR処理となる。αは一定値でも良い。
例えば、、高濃度部では、αは1に近く、ハイライト部
では、0に近くすることにより、ハイライト部での画像
を滑らかにすることができる。変倍回路407は、拡
大、縮小を行う回路で、3点コンボリューション法等が
用いられる。画像加工は、指定された領域の画像を繰り
返したり(リピート)、消去するなどの処理が行われ
る。MTFフィルター409では、シャープな画像やソ
フトな画像など、使用者のこのみに応じてエッジ強調や
平滑化等、画像信号の周波数特性を変更する処理が行わ
れる。γ補正回路410で、現像特性や感光体の光減衰
特性に応じて、画像信号の補正が行われ、階調処理回路
411でディザ処理が行われる。尚、スキャナー401
で読み込んだ画像データを外部の画像処理装置などで、
処理したり、外部の画像装置からの画像データをプリン
タ412で出力するためのインターフェースI/F41
3,414が備えられている。以上の画像処理回路を制
御するためのCPU415及びROM416、RAM4
17とはBUS418で接続されている。CPU415
はシリアルI/Fを通じて、システムコントローラー4
19と接続されており、図示しない操作部などからのコ
マンドが送信される。
【0012】次に、本実施例におけるγ補正テーブルの
選択方法について説明する。レーザーの出力値(又はデ
ィザ処理)の異なるnp個(ここでは、np=12)の
濃度パターンを感光体102上に形成し、光学センサー
136でその反射光濃度Piを読み込む。検出されたPi
と理想的な再現性を得るための出力値Pi0とを比較
し、その出力差に応じて、その出力差がなくなるための
最適なγ補正テーブルを選択する。次に、γ補正の原理
を図4を用いて説明する。上下2象限を有する図4
(a)のグラフと第1乃至第4象限を有する図4(b)
のグラフにおいて、原点Oから上方、下方それぞれに延
びる縦軸に取った特性値の種類及びこの縦軸上の数値
(目盛)は、両グラフで同じにしてある。以下、図4
(a)の上方の象限をグラフa、同下方の象限をグラフ
d、図4(b)の第1象限をグラフc、同第2象限をグ
ラフb、同第3象限をグラフe、同第4象限をグラフf
という。グラフaの縦軸はレーザー出力、横軸は光学セ
ンサー136の出力を表わす。このグラフはいくつかの
濃度階調パターン(ここではnp=12個)潜像を感光
体ドラム1,2上に形成したのち、現像し、そのトナー
像の反射光量を光学センサー136で検出することによ
って得られるデータである。グラフbの縦軸はaと同じ
くレーザー出力、横軸は感光体の表面電位を表わす。こ
れは、感光体の光減衰特性を表わす。これはaと同じく
いくつかの濃度階調パターン(ここでは、nm=12
個)潜像を感光体ドラム102上に形成したときの表面
電位を電位センサーによって測定することにより得られ
る。グラフcは画像入力信号(これは、原稿画像濃度に
比例する量)で、縦軸は、半導体レーザーの出力を表わ
す。ここでは、画像入力信号は8ビット(256値)の
分解能を有し、レーザーの書込光量も、同様にレーザー
の最小値と最大値との間を8(乃至10)ビットの分解
能を持つ。図中で、曲線aは検出時に用いられるレーザ
ー出力と画像入力信号との関係を表わし、曲線b後述す
る方法によつて得られた補正後の結果である。グラフd
の縦軸は、感光体上のトナー付着量、横軸は光学センサ
ー136の出力を表わし、これは、光学センサーの出力
特性を表わす。この特性は使用するセンサーの種類や取
付け角度や感光体からの距離などによって異なるが、こ
れは予め知られており、使用中はほぼ一定であると考え
て良い。グラフeの縦軸はトナー付着量、横軸は感光体
の表面電位を表わす。これは感光体の表面電位と感光体
上のトナー付着量の関係(すなわち根現像特性)を表わ
す。ここで、直線hは現像バイアスのDC成分のレベル
を表わす。図中の特性は後述する方法によって求められ
る。グラフfは画像入力データに対する感光体上のトナ
ー付着量の関係、すなわち、画像再現性特性を表わす。
図中で曲線cは後述する方法によって検出結果を表わ
し、曲線dは望ましい特性(理想特性)であり、加増入
力信号は、この特性を得ることが出来るようにレーザー
出力との関係がグラフc中曲線bのように決められる。
【0013】図5のフローチャートを用いて具体的な制
御について説明する。感光体上にnp個(ここでは、n
p=12)の濃度階調パターンを形成する(ステップ
1)。次いで、表面電位センサー13で感光体の表面電
位Vsi(i=1,2,…,np)を読み込む(ステップ
2)。次いで、再び、感光体上にnp個(ここでは、n
p=12)の濃度パターンを形成する。光学センサー1
36でトナー像の検出出力Vpi(ここでは、np=1
2)を得る(ステップ3,4)。
【0014】次いで、グラフdの関係を用いて光学セン
サーの出力Vpiを感光体上トナー付着量(M/A)i
〔mg/cm2〕(ここでは、np=12)に換算し、上記
表面電位Vsiと感光体上トナー付着量(M/A)iとの
関係、すなわち、グラフeの現像特性iを求める(ステ
ップステップ6)。ここで、注意しなければならないの
は、良く知られているように、グラフdに示すように、
光学センサーの感度が、トナー付着量の高いところで
は、一定の値Vsminを示す。光学センサーの出力が個
のVsminになる最も低いトナー付着量を(M/A)cと
すると、感光多情のトナー付着量(M/A)が、(M/
A)≧(M/A)cでは光学センサーの出力Vpは一定
値Vsminを示す。逆に、検出出力Vsminより小さい値
を取り得ないので、グラフcのnという画像入力信号以
上の画像入力信号に対しては、グラフbに示すように感
光体の表面電位が低下し、トナー付着量が変化している
にもかかわらず、検出出力Vsを換算して得られた感光
体上トナー付着量(M/A)は常に一定値(M/A)c
になる。そのため、グラフe中で、実際の現像特性が曲
線jであっても、検出した結果から求めた現像特性iが
得られる。この実際の現像特性jと検出から求めた現像
特性iのずれを補うために、次のような補正を行う。光
学センサーの検出データから求めた付着量(M/A)i
のうち、(M/A)i≦(M/A)cとなる表面電位セン
サーの出力値Vsiと(M/A)iとの関係式を求める。
ここでは、簡単のため、1次式を用いて次のような関係
を得る。 (M/A)i=a×Vsi+b ここで、a,bは係数で最小自乗法を用いて、(M/
A)i≦(M/A)cを満たすiについての検出結果から
次式のように求められる。 但し、xi,yiはそれぞれ、Vsi,(M/A)iであ
り、nは(M/A)i≦(M/A)cを満たすiの数であ
り、和(Σ)は、(M/A)i≦(M/A)cを満たすi
についてのわである。上記の式1を(M/A)i≦(M
/A)cについて外挿し、グラフe中の曲線jが得られ
る。ここでは、1次式を用いたが、第1近似としては有
効であること、又、計算時間が2次以上の高次式に比べ
て短いことから有利である。しかし、現像特性の経時変
化などにより、1次式からのずれが大きくなった場合に
は、より誤差の少ない関数形(M/A)=f(Vs)を
用いることはより有効である。その判断基準として、最
小自乗法によって関数f(Vs)の中のそれぞれに係数
を求め、残差Zを次式で求め、その大小を比較し、これ
が最も小さな関数形を用いるようにしても良い。 Z=Σ{(M/A)i−f(Vsi)}2 (但し、和(Σ)は(M/A)i≦(M/A)cを満足す
るiについて行う)
【0015】次いで、上記の検出結果からグラフdの画
像再現性特性として理想特性dを得るための画像入力信
号とレーザー出力との対応を求める(ステップ7)。す
なわち、以上の検出で求めた現像特性jと検出に係る画
像入力信号から、現状の画像再現特性としてグラフfの
曲線cが得られる。そして、例えば現状ではレーザー出
力PLに対応しているLという画像入力信号に対して、検
出結果cから(M/A)Lという付着量が得られたとす
ると、このことから、画像再現性の理想特性dを得るた
めには、kという画像入力信号に対して付着量(M/
A)Lである必要がある。そのためには、kという画像
入力信号に対して、PLというレーザー出力を用いれば
良い。即ち、理想特性cを得るための画像入力信号kと
レーザー出力PLとの対応関係PL=P(k)が求められ
る。同様に、他の画像入力信号に対しても上記のような
対応関係を求める。但し、ここで、求められる具体的な
対応は、あくまでも上記の検出結果から得られる範囲内
のものであるので、全ての画像信号についてレーザー出
力との対応を求めるために、次のステップに進む。
【0016】ここで、上記理想特性dを得るための全て
の画像信号についてレーザー出力との対応関係を求める
には、スプライン関数によって同対応関係が求められた
データ点の間を補間してそれを補正関数とすることもで
きる。その一例を、次に示す。 ここで、xは画像入力信号の取りえる値を表わし、iは
濃度階調パターンの番号を、npはその数を表わす。し
かし、この方法では、上記の計算のための負荷が比較的
大きくなる。
【0017】そこで、本実施例では、次にように複数の
補正テーブルを予め用意しておいて、その中から、現状
の現像特性で画像再現性の理想特性を得るために最適な
補正テーブルを選択する(ステップ8)。この補正テー
ブルは、画像入力信号とレーザー出力との対応を定めた
テーブルであり、予め現像特性の変化のパターンを想定
して、互いに画像入力信号とレーザー出力との対応が異
なる複数の補正テーブルPj(x)(jはテーブルの番
号)をROM416中に記憶しておく。そして、この中
のどのテーブルを選択するかは、各補正テーブルについ
て、次の式4で定義するZ(j)の値を計算し、このZ
(j)が最小となる補正テーブルがどれかによって決定
することができる。 Z(j)=Σ{Pj(Si)−P(Si)}2 (但し、和(Σ)は1からnpまでのiについて行う)
しかしここでは、低トナー付着量部((M/A)が0.
2以下)での再現性を重視するために、重みw((M/
A))を付け、 Z(j)=Σw((M/A)i){Pj(Si)−P(Si)}2 とする。ここで、w(X)は、トナー付着量に対する目
の感度(視感度)で図6のような関数を用いる。これ
は、濃度変動に対する許容度の少ない低トナー付着量部
(低濃度部)では大きく、濃度変動に対する許容度の大
きい高トナー付着量部(高濃度部)では小さいという特
徴を有する。
【0018】以上を全ての色についておこう(ステップ
9)。
【0019】なお、上記の例とは異なり、理想特性を予
め、光学センサーの出力に換算し、その光学センサーの
理想的な出力と検出値との差に応じていガンマ補正テー
ブルを選択すると、より簡単である。また、上記の例で
は、濃度データに対する補正を行ったが、明度に変換し
たデータに対する人間の明度に対する感度データによる
補正を行っても良い。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、画像信号を補正する複
数の補正態様のうちの一つを選択する際に、人間の目で
濃度のずれを感じない補正態様を選択するので、現像剤
の経時変化や環境による現像特性の変化による画像品質
の低下を防止しつつ、濃度を一定に維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る電子写真複写機の概略構成を示す
正面図。
【図2】同複写機の電装部の概略構成図。
【図3】同複写機の画像処理部のブロック図。
【図4】(a)及び(b)は同複写機の画像再現に関す
る特性図。
【図5】同複写機の制御のフローチャート。
【図6】同制御に用いる関数を示すグラフ。
【符号の説明】
102 感光体ドラム , 103 帯
電チャージャー 104 レーザー光学系 , 136 光
学センサー 139 電位センサー , 403 γ
補正回路 416 ROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/40 B 9068−5C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に階調濃度パターンを形成し、
    該パターンへのトナー付着状況を検出し、検出されたト
    ナー付着状況に応じて、各画像信号を補正する複数の補
    正態様のうちの一つの選択を行い、選択された補正態様
    で補正された画像信号に基づいて、所定電位に帯電した
    該像担持体上に選択的に光を照射して潜像を形成し、該
    潜像を現像して顕像化する画像形成方法において、 該トナー付着状況の検出を光学センサーを用いて行い、 該センサーの出力の濃度又は明度への変換を行い、 該変換の結果と理想特性との差を重み関数で補正した結
    果に基づいて、該選択を行うことを特徴とする画像形成
    方法。
  2. 【請求項2】上記重み関数として、人間の目の感度特性
    を用いることを特徴とする請求項1の画像形成方法。
  3. 【請求項3】画像信号を補正するための互いに補正態様
    が異なる複数の補正テーブルを記憶する記憶手段と、像
    担持体上に形成した階調濃度パターンを検出して該複数
    の補正テーブルのうちの一つを選択するテーブル選択手
    段と、該テーブル選択手段で選択された補正テーブルを
    用いて補正された画像信号に基づいて該像担持体上にを
    記録する記録手段とを有する画像形成装置において、 該テーブル選択手段を、該階調濃度パターンを検出した
    結果から求めた画像再現に関する特性と画像再現に関す
    る理想特性との差を重み関数で補正した結果に基づい
    て、該選択を行うように構成したことを特徴とする画像
    形成装置。
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