JP4086045B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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図6は、当該デジタル複写機の構成例を示すブロック図である。
同図に示すように、デジタル複写機は、読取部901、γ(ガンマ)補正部902、2値化処理部903、γ曲線算出部904等を備えている。
γ補正部902は、読取部901からの多値データをγ曲線算出部904からのγ曲線913に従って画像再現用のデータに変換する(γ補正)。
このようなγ補正を行うのは、原稿画像の階調を忠実にプリンタ部906からの出力画像において再現するためである。すなわち、原稿画像と出力画像の階調は、理想的には正比例の関係(直線911)にあるべきである。ところが、実際にはプリンタ部906の感光体ドラムの感光特性、設置環境等の要因により、再現すべき原稿画像の階調(濃度)と実際に再現される出力画像の階調(濃度)とが正確に比例せず、本来のグラフ911からずれた曲線、例えば912等を示すので、グラフ912と逆特性を示すグラフ(γ曲線)913をγ曲線算出部904で求め、そのグラフ913を用いて本来の直線911とのずれを補正することで、原稿画像の階調が忠実に出力画像で再現されるようにしている。
プリンタ部906は、プリント指示があると、画像メモリ905から2値データを読み出して、読み出した2値データに基づいて用紙に画像を形成して出力する。
γ曲線算出部904は、γ曲線913を算出してγ補正部902に提供する。このγ曲線913の算出方法は、例えば特許文献1、2に記載されている方法が用いられる。概略すると、プリンタ部906の感光体ドラムの潜像電位、装置周辺の温湿度、感光体ドラム上に形成されたγ曲線算出用のトナーパッチの濃度等の測定結果からプリンタ部906で実際にプリント出力するとしたときの出力画像の階調特性を示すグラフ912を求め、そのグラフ912を直線911に対し線対称の位置関係になるグラフ913に逆変換する。
ところが、プリント出力が原稿読取りから数時間経過した後や次の日等に行われる場合には、γ曲線の算出時からプリント出力時までの経過時間が長くなるので、原稿読取時に算出されたγ曲線を用いて行われたγ補正だけでは階調再現性が低下してしまうという問題がある。
図1は、複写機1の全体の構成を示す図である。同図に示すように、複写機1は、画像読取部10、プリンタ部20および給紙部40を備える。
画像読取部10は、プラテンガラス11の原稿読取位置に載置された原稿の画像を光学的に読み取るものであって、スキャナ12、CCDイメージセンサ18などから構成される。
プリンタ部20は、公知の電子写真方式により記録シート上に画像を形成するものであり、上記駆動信号を受信するとレーザダイオード21を駆動してレーザ光を出射させる。レーザ光は、所定の角速度で回転するポリゴンミラー22側面のミラー面で反射され、fθレンズ23、ミラー24、25を介して、感光体ドラム26の表面を露光走査する。
同図に示すように、制御部100は、主な構成要素として、画像信号前処理部110、γ補正部120、2値化処理部130、画像メモリ140、濃度調整部150、LD駆動部160、γ曲線算出部170および不図示のCPU、ROM等を備えている。
ROMには、画像読取部10におけるスキャン動作やプリンタ部20における画像形成動作に関するプログラム等が格納されている。CPUは、ROMから必要なプログラムを読み出して、画像読取部10、プリンタ部20などの動作をタイミングを取りながら統一的に制御して円滑な複写動作を実行させる。
γ補正部120は、γ曲線算出部170から現時点でのγ曲線、例えば図4(a)に示す曲線201のデータを受け取り、当該γ曲線に従って、画像信号前処理部110からの多値データを画像再現用の多値データに変換する(γ補正)。このγ補正自体は、従来のものと同じである。以下、このγ曲線を、読取時に算出されたγ曲線という意味で「スキャン時のγ曲線」という。
2値化処理部130は、画素単位で多値データを2値データに変換する処理を行うものであり、ここでは、写真などのような中間調を含む濃淡画像の階調再現性を向上させるため、2値の擬似中間調表現手法として公知の誤差拡散処理が用いられる。なお、2値化される際の閾値として、ここでは32が設定されており、誤差拡散処理後のデータ値が32を越える画素については黒色を示す「1」に、それ以下の画素については白色を示す「0」の信号に変換される。ここで、2値化処理としては、誤差拡散によるものに限られず、例えばディザ法等の公知のものを用いるとしても良い。
同図に示すように、濃度調整部150は、主な構成要素として、スムージング部151、逆変換部152、LUT(ルックアップテーブル)部153、154、除算器155および乗算器156等を備えている。
スムージング151は、公知のスムージング(平滑化)処理を行う回路であり、ここでは縦5画素*横5画素のスムージングフィルタ1511を備え、経路157を経て送られて来る2値データについて、画素毎に、注目画素の値に周辺画素(24個)の値の重み付け加算による移動平均を行うものである。具体的には、縦5画素*横5画素からなる2値データに、縦5画素*横5画素のスムージングフィルタ1511を重ね合わせ、画素値(0または1)とスムージングフィルタ1511の重み付け係数(ここでは、1/64、2/64、4/64のいずれか)とを対応するもの同士を乗算し、乗算したものを足し合わせる処理を実行する。
この値D33は、γ補正後の多値データ(2値化直前のデータ)での画素P33の階調値に相当するものと捉えることができる。すなわち、誤差拡散法は、多値で再現されたときに人の目に移る画像と同等に見えるように2値データを用いて2値表現する技法であり、一般的に、このように2値化された画像にスムージング処理を施すと2値化前の階調に近似した値を得ることができるとされており、重み付け係数の値を工夫することで2値化前の階調値に近い値を算出できるからである。
LUT部153は、スムージング部151からの階調値Dを、逆変換部152からの逆γ曲線202に従って変換し、変換後のデータをLUT部154に出力する。
上記例の画素Pの場合、階調値D「30/64」は、LUT部153において、図4(b)に示すように値「20/64」に変換され、この変換後の値「20/64」は、γ補正前の階調値の近似値を示すものということになる。
プリント時のγ曲線を図5に示すグラフ203とした場合、画素Pの例では、階調値「20/64」は、LUT部154において「25/64」に変換される。
上記のようにLUT部153から出力される階調値「20/64」は、γ補正前の階調値の近似値を示すものであるから、値「20/64」を現在のプリンタ部20の出力特性を示すγ曲線203に従って変換した値「25/64」とは、プリント時にその直前に読取りが行われたときに得られるであろうγ補正後の階調値に近い値ということができる。
階調値Dは、原稿読取時に画像信号前処理部110からのデータにスキャン時のγ曲線201によるγ補正を施したときに得られたであろう値を示し、階調値dは、逆変換部152の逆変換の作用によりγ補正前のデータ、すなわち画像信号前処理部110からのデータにプリント時のγ曲線203によるγ補正を施して得られる値を示しており、実質、同じ値に別々のγ曲線を用いて補正して得られた値ということができ、この意味で、d/Dにより得られる値Rとは、スキャン時のγ曲線201とプリント時のγ曲線203の差分の大きさに相当する値と捉えることができる。
(変形例)
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(2)上記実施の形態では、濃度調整部150においてスムージング部151から出力される値とLUT部154から出力される値の比率をとるとしたが、スキャン時のγデータとプリント時のγデータの差分が出力画像に反映される構成であれば良い。例えば、除算器155の代わりに公知の減算器を配置し、減算により求められた差分を示すデータを乗算器156を介してLD駆動部160に出力し、LD駆動部160ではその差分の大きさに応じて黒色を示す画素の階調を補正する構成とすることができる。
(4)画像形成装置としては、γデータを用いてγ補正するものであれば複写機に限られず、プリンタ、FAX、MFP(Multiple Function Peripheral)等に適用できる。また、上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしても良い。
20 プリンタ部
100 制御部
120 γ補正部
130 2値化処理部
140 画像メモリ
150 濃度調整部
170 γ曲線算出部
151 スムージング部
152 逆変換部
153、154 LUT部
155 除算器
156 乗算器
201、202、203 γ曲線
Claims (3)
- 入力された多値の画像データにγ(ガンマ)補正を施した後、2値化して格納手段に格納し、画像形成の指示を受けたとき前記格納手段から2値の画像データを読み出して画像形成を行う画像形成装置であって、
前記γ補正に際し、その時の装置特性値から第1のγデータを生成し、画像形成に際し、その時の装置特性値から第2のγデータを生成するγデータ生成手段と、
前記第1のγデータと前記第2のγデータとの差分を用いて2値の画像データの階調を補正する補正手段と、
前記補正手段により補正された画像データに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記補正手段は、
2値の画像データを画素毎に当該画素を注目画素としてその周辺画素を含む範囲を対象にスムージング処理を施すスムージング手段と、
第1のγデータに対し逆特性を有するγデータを生成する逆γデータ生成手段と、
スムージング処理後の画像データを画素毎に前記逆γデータ生成手段により生成されたγデータを用いて補正する第1の補正手段と、
前記第1の補正手段により補正された画像データを画素毎に前記第2のγデータを用いて補正する第2の補正手段と、を備え、
同一画素について前記スムージング処理後の画像データと前記第2の補正手段による補正後の画像データの階調値の差分を求め、当該差分に応じて2値の画像データの階調値を決めることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記補正手段は、
前記2値の画像データについて、画像がないことを示すオフ画素については前記階調補正を行わずそのままの値を用いることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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