JPH11202247A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JPH11202247A
JPH11202247A JP10006934A JP693498A JPH11202247A JP H11202247 A JPH11202247 A JP H11202247A JP 10006934 A JP10006934 A JP 10006934A JP 693498 A JP693498 A JP 693498A JP H11202247 A JPH11202247 A JP H11202247A
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light
polygon mirror
light beam
scanning
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Application number
JP10006934A
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English (en)
Inventor
Toru Kuno
徹 久野
Akira Ishii
昭 石井
Koichiro Shinohara
浩一郎 篠原
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/08Mirrors
    • G02B5/09Multifaceted or polygonal mirrors, e.g. polygonal scanning mirrors; Fresnel mirrors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高コントラストの画像の形成に適し、製造が
容易な光走査装置を得る。 【解決手段】 ポリゴンミラー36の光反射面は、1面お
きに両端部に光反射率を低下させるコーティング38が施
されている。コーティング面36A の反射光幅は非コーテ
ィング面36B の反射光幅よりも小さくされており、レー
ザビームがコーティング面36A で偏向された場合には、
非コーティング面36B で偏向された場合よりも、感光体
ドラムに照射されるときの主走査方向に沿ったビーム径
が大きくなると共に照射光量が小さくなる。非コーティ
ング面36B で偏向されるときにはレーザビームを画像デ
ータに従って変調し、コーティング面36A で偏向される
ときにはレーザビームをバイアスデータに従って変調
し、両者のレーザビームを走査範囲の全面に各々照射す
ることで高コントラストの静電潜像が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光走査装置に係り、
特に、光源から射出された光ビームをポリゴンミラーに
よって偏向して被照射体上で走査させる光走査装置に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、電子写真プロセスに従って画像を形成する画像形成
装置において、帯電された感光体を形成すべき画像に応
じて露光する露光装置として、レーザダイオード(L
D)等の光源から射出される光ビームを形成すべき画像
に応じて変調し、変調した光ビームをポリゴンミラー等
の偏向手段によって偏向し、感光体上で走査させる光走
査装置を用い、該光走査装置によって感光体上に静電潜
像を形成する構成が知られている。
【0003】ところで、特開平3−2773号公報に
は、上記の光走査装置において、中間調を表現するため
にレーザ光源に対してパルス幅変調(PWM:Pulse Wi
dth Modulation)を行う場合、静電潜像の電位のコント
ラスト(感光体上での露光量分布のコントラスト)を高
くすればPWM方式における階調性が向上することが記
載されていると共に、コントラストを高くするための手
法として、感光体に照射する光ビームの走査方向(主走
査方向)に沿ったビーム径を記録画素サイズ(画素密
度)の70%未満に絞ることが提案されている。
【0004】しかし、上記の条件を満足するようにビー
ム径を絞ることは現実には困難である。今日では、PW
M方式は400〜600spi(spi:1インチ当た
りの光スポットの数(密度))程度の高解像度の画像を形
成する際にも採用されるようになってきているが、上記
の条件によれば、400spiでビーム径を45μm以
下、600spiではビーム径を30μm以下にする必
要があるのに対し、実際のビーム径は、焦点深度の制約
により、通常多用される波長780nmのレーザビーム
を用いた場合は50μm程度、可視光域である波長67
0nmのレーザビームを用いた場合でも43μm程度が
限界と考えられている。従って上記技術の適用範囲は、
解像度で400spi程度が限界であった。
【0005】一方、特開平9−169136号公報に
は、図12にも示すように、ビーム径が細くパワーが高
い第1の光ビームを画像信号に応じて変調すると共に、
ビーム径が太くパワーが低い第2の光ビームを反転した
画像信号に応じて変調し、第1の光ビーム及び第2の光
ビームを各々走査範囲の全面を各々走査させて(重ね書
きさせて)画像を形成する画像形成方法が提案されてい
る。上記により、第1の光ビームによる露光量分布と第
2の光ビームによる露光量分布とを重ね合わせた露光量
分布(図12における合成露光像)のコントラストが高
くなり、電位のコントラストが高い静電潜像を得ること
ができる。
【0006】特開平9−169136号公報には、上記
の画像形成方法を実現する光学系として、図13にも示
すように、レーザ光源100から射出された第1のレー
ザビームと、レーザ光源102から射出された第1のレ
ーザビームとは異なる幅の第2のレーザビームをビーム
スプリッタ104によって重ね合わせて感光体106に
照射する光学系、図14(A)にも示すように、光源と
して2つの発光点から異なるビーム広がり角θ1 、θ2
でレーザビームを射出するデュアルスポットレーザ10
8(一対のレーザ光源が近接して配されたレーザアレ
イ)を用い、該デュアルスポットレーザ108から射出
された2本のレーザビームを単一のコリメータレンズ1
10を介して感光体に照射する構成、図14(B)にも
示すように、2つの発光点から同一のビーム広がり角で
レーザビームを射出するデュアルスポットレーザ112
をコリメータレンズ110に対して傾けた構成、図14
(C)にも示すように、2つの発光点から同一のビーム
広がり角でレーザビームを射出するデュアルスポットレ
ーザ112とコリメータレンズ110との間隙の一方の
レーザビームの光路上に、屈折率が空気と異なる光学部
材114を配置した構成が各々開示されている。
【0007】しかしながら、図13に示した光学系は2
本のレーザビームの感光体上での照射位置が一致してい
る状態を、経時変化や環境変化に拘らず維持することは
困難である。また、図14(A)乃至(C)に示した構
成は、2つの発光点の位置関係が変化しないので、照射
位置が一致している状態を維持することは比較的容易で
ある。しかし、図14(A)の構成ではデュアルスポッ
トレーザ108の2つの発光点からのビーム広がり角を
異ならせるために、レーザ108の本体に微細な加工を
施す必要があり、図14(B)の構成ではデュアルスポ
ットレーザ112を高精度に所定角度傾けて取付ける必
要があり、図14(C)の構成ではデュアルスポットレ
ーザ112とコリメータレンズ110との僅かな間隙に
光学部材114を精度良く配置する必要がある。従っ
て、図14(A)乃至(C)に示した構成は何れも製造
に手間がかかるという問題があった。
【0008】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、高コントラストの画像の形成に適し、製造が容易な
光走査装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載した第1の発明に係る光走査装置は、
光ビームを射出する光源と、回転方向に沿って並ぶ複数
の光反射面が、前記回転方向に沿った幅が前記各光反射
面によって相違するように形成され、前記光源から射出
された光ビームが入射されるポリゴンミラーと、前記ポ
リゴンミラーによって偏向された光ビームを被照射体上
で走査させる走査光学系と、を含んで構成している。
【0010】本発明に係る光走査装置は、光源から射出
された光ビームが、回転方向に沿って複数の光反射面が
形成されたポリゴンミラーによって偏向され、走査光学
系によって被照射体上を走査される構成である。この構
成において、例としてポリゴンミラー回転方向に沿った
ポリゴンミラーの光反射面の幅を、ポリゴンミラーに入
射される光ビームのポリゴンミラー回転方向に沿ったビ
ーム径よりも小さい値を含む所定の数値範囲の下限から
上限に亘って変化させたとすると、ポリゴンミラーの光
反射面の幅が広くなるに従って被照射体上に照射される
光ビームのビーム径は小さくなり、ポリゴンミラーの光
反射面の幅と被照射体上に照射される光ビームのビーム
径とは略反比例する。
【0011】上記に基づき本発明は、ポリゴンミラーの
複数の光反射面を、ポリゴンミラー回転方向に沿った幅
が各光反射面によって相違するように形成している。こ
れにより、幅が広い光反射面で光ビームを反射している
ときには被照射体上を走査される光ビームのビーム径が
小さくなり、幅が狭い光反射面で光ビームを反射してい
るときには被照射体上を走査される光ビームのビーム径
が大きくなるので、ポリゴンミラー回転方向に沿った幅
が各光反射面によって相違するように複数の光反射面を
形成することにより、ビーム径が互いに異なる光ビーム
を被照射体上で各々走査させることができる。
【0012】また、被照射体上に照射される光ビームの
ビーム径が小さいときには、被照射体上の光ビーム照射
箇所における単位面積当たりの光ビームの照射光量が高
くなり、被照射体上に照射される光ビームのビーム径が
大きいときには、被照射体上の光ビーム照射箇所におけ
る単位面積当たりの光ビームの照射光量が低くなるの
で、本発明に係る光走査装置は高コントラストの画像の
形成に適している。
【0013】すなわち、被照射体上をビーム径の小さい
光ビーム及びビーム径の大きい光ビームが各々走査する
ようにポリゴンミラーの複数の光反射面を形成すると共
に、光源から射出された光ビームが幅の広い光反射面で
偏向されるときには、光源から射出される光ビームを被
照射体上に形成すべき画像を表す画像信号に応じて変調
すれば、該光ビームはビーム径が小さく光強度が高い第
1の光ビームとして被照射体上を走査され、光源から射
出された光ビームが幅の狭い光反射面で偏向されるとき
には、光源から射出される光ビームを前記画像信号を反
転した反転画像信号に応じて変調すれば、該光ビームは
ビーム径が大きく光強度が低い第2の光ビームとして被
照射体上を走査される。これにより、被照射体上に高コ
ントラストに画像を形成することができる。
【0014】特開平9−169136号公報に示された
技術において、高コントラストに画像を形成するために
は、同一の走査線上に露光される、画像信号に応じて変
調されるビーム径が小さい光ビームと、反転画像信号に
応じて変調されるビーム径の大きい光ビームと、の照射
位置のずれをなるべく小さくすることが求められる。本
発明によれば、単一の光源から射出された光ビームか
ら、本発明に係る単一のポリゴンミラーによって、ビー
ム径が小さい光ビーム及びビーム径の大きい光ビームを
各々得ることができるので、両者の光ビームの照射位置
のずれを、所謂ジッター(Jitter)のレベル、すなわち副
走査方向に沿って並ぶドットの列の乱れと同等のレベル
(具体的には例えば10μm未満程度)に抑制されるの
で、高コントラストに画像を形成することができる。
【0015】また、光源自体に微細な加工を施したり、
光源を傾けて取り付けたり、僅かな間隙に光学部品を配
置する等と比較して、ポリゴンミラーの複数の光反射面
を、ポリゴンミラー回転方向に沿った幅が各光反射面に
よって相違するように形成することは極めて容易に実現
できるので、本発明に係る光走査装置は製造も容易であ
る。
【0016】次にその他の発明を説明する。第2の発明
は、第1の発明において、前記光源は、前記回転方向に
対応する方向と交差する方向に沿って並ぶ2×n個の発
光点を備え、前記ポリゴンミラーは、前記回転方向に沿
った幅が同一の光反射面が前記回転方向に沿って1面お
きに現れるように、前記複数の光反射面が形成されてお
り、前記被照射体は、光ビームが被照射体上で1回走査
される間に、被照射体上での光ビームの走査軌跡の間隔
に前記nを乗じた結果に相当する距離だけ副走査方向に
移動されることを特徴としている。
【0017】先に説明した第1の発明において、光源と
して複数(2×n個)の発光点を備えた光源を用いる場
合、例えば第2の発明のように、ポリゴンミラーの複数
の光反射面を、ポリゴンミラー回転方向に沿った幅が広
い光反射面とポリゴンミラー回転方向に沿った幅が狭い
光反射面とがポリゴンミラー回転方向に沿って交互に現
れるように形成し、被照射体が、光ビームが被照射体上
で1回走査される間に、被照射体上での光ビームの走査
軌跡の間隔にnを乗じた結果に相当する距離だけ副走査
方向に移動されるように構成することができる。
【0018】これにより、2×n本の光ビームは幅が広
い光反射面及び幅が狭い光反射面によって交互に走査さ
れるので、幅が広い光反射面によってビーム径が小さい
2×n本の光ビームが被照射体上を同時に走査され、次
に幅が狭い光反射面によってビーム径が大きい2×n本
の光ビームが被照射体上を同時に走査され、これが交互
に繰り返されることになる。また、被照射体は、光ビー
ムが被照射体上で1回走査される間に、被照射体上での
光ビームの走査軌跡の間隔にnを乗じた結果に相当する
距離だけ副走査方向に移動されるので、被照射体上での
2×n本の光ビームの走査軌跡は、各回の走査におい
て、副走査方向に沿って光ビームの走査軌跡n本分ずつ
ずれていくことになる。これにより、被照射体上の走査
範囲の全面を、ビーム径の小さいビーム及びビーム径の
大きいビームによって各々走査させる(重ね書きさせ
る)ことができる。
【0019】第3の発明は、第1の発明において、前記
光源から射出された光ビームを、前記回転方向に沿った
幅が前記回転方向に沿った前記各光反射面の幅よりも広
い光束としてポリゴンミラーに入射させる入射光学系を
備えていることを特徴としている。
【0020】先に説明した第1の発明において、ポリゴ
ンミラーに入射される光ビームのポリゴンミラー回転方
向に沿ったビーム径は、例えばポリゴンミラー回転方向
に沿った各光反射面の幅の最大値よりも小さくしても構
わないが、これに伴い、ポリゴンミラーの光反射面の幅
の変化に拘らず被照射体上を走査される光ビームのビー
ム径が変化しない不感領域が生ずることが考えられる。
【0021】これに対して第3の発明は、光源から射出
された光ビームを、入射光学系により、ポリゴンミラー
回転方向に沿った幅が回転方向に沿った各光反射面の幅
よりも広い光束としてポリゴンミラーに入射させるの
で、前述の不感領域が生ずることはなく、ポリゴンミラ
ーの光反射面の幅の変化に対して被照射体上を走査され
る光ビームのビーム径がリニアに変化する。従って、光
反射面の幅を調整することで、被照射体上を走査される
光ビームを所望のビーム径に容易に調整することができ
る。
【0022】第4の発明は、第1の発明において、前記
ポリゴンミラーは、光反射率を低下させるコーティング
が前記回転方向に沿って部分的に前記光反射面に施され
ることで、前記回転方向に沿った実質的な光反射面の幅
が変更されていることを特徴としている。
【0023】先に説明した第1の発明において、ポリゴ
ンミラー回転方向に沿って並ぶポリゴンミラーの複数の
光反射面の回転方向に沿った幅が各光反射面によって相
違するように形成することは、例えば第4の発明のよう
に、光反射率を低下させるコーティングをポリゴンミラ
ー回転方向に沿って部分的に光反射面に施すことで実現
できる。光反射面上の前記コーティングが施された箇所
は、入射された光ビームの偏向に殆ど寄与しないので、
光反射面上のコーティングを施す部分のポリゴンミラー
回転方向に沿った長さを変更することにより、ポリゴン
ミラー回転方向に沿った実質的な光反射面の幅を変更す
ることができる。従って、第4の発明ではポリゴンミラ
ーとして、例えば反射面の幅が一定の既存のポリゴンミ
ラーを利用することができる。
【0024】第5の発明は、第1の発明において、前記
ポリゴンミラーは、光反射率を低下させるコーティング
が前記回転方向に沿った前記光反射面の両端部に対称に
施されることで、前記回転方向に沿った実質的な光反射
面の幅が変更されていることを特徴としている。
【0025】ポリゴンミラーの光反射面上に光反射率を
低下させるコーティングを施すことで光反射面の実質的
な幅を変更する態様において、前記コーティングは、例
えば光反射面上でポリゴンミラー回転方向に沿って一端
側にのみ設けてもよいが、この場合、光反射面の実質的
な幅の変化(光反射面上のコーティングが施された箇所
のポリゴンミラー回転方向に沿った長さの変化)に伴っ
て、光反射面の実質的な中心位置が偏倚し、光ビームが
被照射体上を1回走査される間の被照射体への照射光量
の変化パターンが変動する。これに対し第5の発明は、
ポリゴンミラー回転方向に沿った光反射面の両端部に対
称にコーティングを施しているので、光反射面の実質的
な幅の変化に拘らず光反射面の実質的な中心位置の変化
が少なく、光ビームが被照射体上を1回走査される間の
被照射体への照射光量の変化パターンが変動することを
抑制できる。
【0026】第6の発明は、第1の発明において、前記
ポリゴンミラーは、回転中心と光反射面との距離が前記
各光反射面によって相違するように形成されることで、
前記複数の光反射面の前記回転方向に沿った幅が各光反
射面によって相違されていることを特徴としている。
【0027】先に説明した第1の発明において、ポリゴ
ンミラー回転方向に沿って並ぶポリゴンミラーの複数の
光反射面の回転方向に沿った幅が各光反射面によって相
違するように形成することは、例えば第6の発明のよう
に、ポリゴンミラーの回転中心と光反射面との距離が各
光反射面によって相違するようにポリゴンミラーを形成
することによっても実現できる。この場合、光反射面の
幅が一定である既存のポリゴンミラーを使用することは
できないが、コーティング等の工程が不要になるので、
本発明に係るポリゴンミラーを容易に製造することがで
きる。
【0028】第7の発明は、第6の発明において、前記
光源から射出される光ビームを、該光ビームを反射する
前記ポリゴンミラーの光反射面によって周波数の異なる
基準クロック信号に同期して変調する変調部を備えてい
ることを特徴としている。
【0029】先に説明した第6の発明に係るポリゴンミ
ラーは、回転中心と光反射面との距離が各光反射面によ
って相違しているので、光反射面から被照射体に至る光
路長が各光反射面によって相違し、光ビームの走査速度
も各光反射面によって相違することになる。これに対し
第7の発明では、光源から射出される光ビームを、該光
ビームを反射するポリゴンミラーの光反射面によって周
波数の異なる基準クロック信号に同期して変調するの
で、例えば光反射面による光ビームの走査速度が速くな
るに従って変調に用いる基準クロック信号の周波数を高
くすることにより、変調した光ビームを被照射体上で走
査させることで被照射体上に画像を形成する場合に、光
ビームによって被照射体上に形成されるドットの光ビー
ムの走査方向に沿った間隔を常に一定にすることができ
る。
【0030】第8の発明は、第6の発明において、前記
走査光学系は、副走査方向について縮小光学系とされて
いることを特徴としている。
【0031】先に説明した第6の発明に係るポリゴンミ
ラーは、前述のように、光反射面から被照射体に至る光
路長が各光反射面によって相違しているので、例えば光
源としてポリゴンミラー回転方向に対応する方向と交差
する方向に沿って並ぶ複数の発光点を有する光源を用
い、各発光点から射出される複数本の光ビームをポリゴ
ンミラーの同一の光反射面で反射させ、被照射体上で同
時に走査させるようにした場合、被照射体上での複数本
の光ビームの副走査方向(走査方向に略直交する方向)
に沿った間隔が各光反射面によって相違することにな
る。
【0032】これに対し第8の発明では、ポリゴンミラ
ーによって偏向された光ビームを被照射体上で走査させ
る走査光学系を、副走査方向について縮小光学系として
いるので、被照射体上での副走査方向に沿った光ビーム
の間隔(光ビームの照射位置の間隔)の変動幅を小さく
することができる。
【0033】第9の発明は、第2の発明において、前記
被照射体上に形成すべき画像を表す画像データを少なく
ともnライン分記憶可能な記憶容量を有する記憶部と、
前記形成すべき画像を表す画像データをnライン分を単
位として順に入力する入力手段と、入力手段からnライ
ン分の画像データが入力される毎に、前記記憶部に記憶
されているnライン分の画像データを読み出し、前記ポ
リゴンミラーの前記回転方向に沿った幅が広い光反射面
によって光ビームが偏向される場合には、前記入力され
たnライン分の画像データ及び前記読み出したnライン
分の画像データに基づいて前記光源から射出される2n
本の光ビームを変調させ、前記ポリゴンミラーの前記回
転方向に沿った幅が狭い光反射面によって光ビームが偏
向される場合には、前記入力されたnライン分の画像デ
ータ及び前記読み出したnライン分の画像データを反転
し、前記光源から射出される2n本の光ビームを2nラ
イン分の反転画像データに基づいて変調すると共に、前
記入力されたnラインの画像データを前記記憶部に記憶
させることを繰り返す制御部と、を更に備えたことを特
徴としている。
【0034】先にも説明したように、被照射体上に高コ
ントラストに画像を形成することは、光源から射出され
た光ビームが幅の広い光反射面で偏向されるときには、
光源から射出される光ビームを画像信号(画像データ)
に応じて変調し、光源から射出された光ビームが幅の狭
い光反射面で偏向されるときには、光源から射出される
光ビームを反転画像信号(反転画像データ)に応じて変
調し、両者を被照射体上で各々走査させる(重ね書きさ
せる)ことで実現できるが、先に説明した第2の発明に
おいて、上記のように画像を形成する場合、画像データ
及び反転画像データの記憶の仕方によっては大容量の記
憶部が必要になる。
【0035】このため、第9の発明のように、被照射体
上に形成すべき画像を表す画像データをnライン分を単
位として順に入力する入力手段を設け、nライン分の画
像データが入力される毎に、記憶部に記憶されているn
ライン分の画像データを読み出し、ポリゴンミラーの幅
が広い光反射面によって光ビームが偏向される場合に
は、入力されたnライン分の画像データ及び読み出した
nライン分の画像データに基づいて光源から射出される
2n本の光ビームを変調させ、ポリゴンミラーの幅が狭
い光反射面によって光ビームが偏向される場合には、入
力されたnライン分の画像データ及び読み出したnライ
ン分の画像データを反転し、光源から射出される2n本
の光ビームを2nライン分の反転画像データに基づいて
変調すると共に、前記入力されたnラインの画像データ
を前記記憶部に記憶させることを繰り返すことが好まし
い。これにより、例えば1面分の画像データを記憶する
記憶手段及び1面分の反転画像データを記憶する記憶手
段を各々設ける必要がなくなるので、データを記憶する
ための記憶手段の小容量化を実現できる。
【0036】第10の発明は、第1の発明において、前
記光源は、前記回転方向に対応する方向と交差する方向
に沿って沿って並ぶ一対の発光点を備え、前記ポリゴン
ミラーは、前記回転方向に沿って並ぶm個の光反射面を
単位として前記回転方向に沿った幅が広い光反射面と前
記回転方向に沿った幅が狭い光反射面とが交互に現れる
ように前記複数の光反射面が形成され、前記走査光学系
は、ポリゴンミラーによって偏向された2本の光ビーム
が、副走査方向に沿って、被照射体上での光ビームの走
査軌跡の間隔に前記mを乗じた結果に相当する距離だけ
隔てて被照射体に照射されるように構成され、前記被照
射体は、光ビームが被照射体上で1回走査される間に、
被照射体上での光ビームの走査軌跡の間隔に相当する距
離だけ副走査方向に移動されることを特徴としている。
【0037】先に説明した第1の発明において、光源と
して一対(2個)の発光点を備えた光源を用いる場合、
例えば第10の発明のように、ポリゴンミラーの複数の
光反射面を、ポリゴンミラー回転方向に沿って並ぶm個
の光反射面を単位として回転方向に沿った幅が広い光反
射面と回転方向に沿った幅が狭い光反射面とが交互に現
れるように形成し、走査光学系を、ポリゴンミラーによ
って偏向された2本の光ビームが、副走査方向に沿っ
て、被照射体上での光ビームの走査軌跡の間隔に前記m
を乗じた結果に相当する距離だけ隔てて被照射体に照射
されるように構成し、被照射体が、光ビームが被照射体
上で1回走査される間に、被照射体上での光ビームの走
査軌跡の間隔に相当する距離だけ副走査方向に移動され
るように構成することができる。
【0038】これにより、一対の発光点から射出された
2本の光ビームは、幅の広い光反射面によってm回走査
され、続いて幅の狭い光反射面によってm回走査される
ことが繰り返される。また2本の光ビームは、副走査方
向に沿って、被照射体上での光ビームの走査軌跡の間隔
に前記mを乗じた結果に相当する距離だけ隔てて被照射
体に照射され、被照射体は、光ビームが被照射体上で1
回走査される間に、被照射体上での光ビームの走査軌跡
の間隔に相当する距離だけ副走査方向に移動されるの
で、2本の光ビームが同一幅の光反射面によってm回走
査されると、副走査方向に沿って、光ビームの走査軌跡
2m本分の範囲が2本の光ビームによって走査され、こ
の間に被照射体は副走査方向に沿って光ビームの走査軌
跡m本分だけ移動することになる。これにより、被照射
体上の走査範囲の全面を、ビーム径の小さいビーム及び
ビーム径の大きいビームによって各々走査させる(重ね
書きさせる)ことができる。
【0039】第10の発明では、2本の光ビームを、副
走査方向に沿って、被照射体上での光ビームの走査軌跡
の間隔にmを乗じた結果に相当する距離だけ隔てて被照
射体に照射するので、一対の発光点の間隔が比較的大き
い場合にも、例えば2本の光ビームの照射位置の間隔を
小さくするために光学系の副走査方向の倍率を小さく設
定し、光ビームの光路の途中に設けたスリット等によっ
て光ビームのビーム幅を絞ることで、被照射体に照射さ
れる光ビームの副走査方向に沿ったビーム径を大きくす
る(形成すべき画像の解像度に相当する大きさにする)
等の対策を講ずる必要はなく、光源から射出される光ビ
ームのエネルギーを有効に利用することができる。
【0040】第11の発明は、第1の発明において、前
記ポリゴンミラーによって光ビームが走査開始端方向に
偏向されたときに前記光ビームが入射されるように配置
された検出器と、前記検出器に光ビームが入射されたと
きに、前記検出器によって検出された受光量に基づい
て、光ビームを反射している光反射面の幅を判断し、判
断結果に応じて前記光ビームの変調を制御する変調制御
部と、を更に備えたことを特徴としている。
【0041】先に説明した第1の発明において、光ビー
ムを変調するためには光ビームを反射している光反射面
の幅を検知する必要がある。これは、種々のセンサを設
けることで実現できるが、第11の発明のように、ポリ
ゴンミラーによって光ビームが走査開始端方向に偏向さ
れたときに光ビームが入射されるように配置された検出
器に光ビームが入射されたときに、検出器によって検出
された受光量に基づいて、光ビームを反射している光反
射面の幅を判断し、判断結果に応じて光ビームの変調を
制御することが好ましい。上記の検出器は、変調開始タ
イミングを検出するためのSOSセンサとして通常設け
られているものである。従って、第11の発明によれ
ば、新たな構成を追加することなく光ビームの反射面の
幅を検知することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の一例を詳細に説明する。
【0043】〔第1実施形態〕図1には本第1実施形態
に係る画像形成装置10が示されている。画像形成装置
10は、被照射体としての感光体ドラム12と、感光体
ドラム12上にレーザビームを照射する光走査装置14
と、CPU等を含んで構成され画像形成装置10全体の
作動を制御すると共に、光走査装置14から射出される
レーザビームを形成すべき画像に応じて変調する制御部
16と、を備えている。
【0044】感光体ドラム12の上方には感光体ドラム
12を帯電させるための帯電器18が配置されており、
光走査装置14から射出されたレーザビームは、感光体
ドラム12の回転方向(図1矢印A参照)に沿って帯電
器18の配置位置よりも下流側に位置している露光位置
において、感光体ドラム12に照射される。帯電器18
によって帯電された感光体ドラム12は、露光位置でレ
ーザビームが照射されることで静電潜像が形成される。
感光体ドラム12の回転方向に沿って露光位置よりも下
流側には現像器20が設けられている。現像器20は、
感光体ドラム12上の静電潜像が形成された部位にトナ
ーを供給して静電潜像を現像し、感光体ドラム12上に
トナー像を形成させる。
【0045】感光体ドラム12直下は画像転写位置とさ
れており、感光体ドラム12上に形成されたトナー像は
画像転写位置において図示しない転写ベルト又は転写材
に転写される。これにより、転写ベルト又は転写材上に
画像が形成される。また、感光体ドラム12の回転方向
に沿って露光位置よりも下流側には清掃器22が設けら
れている。清掃器22は、画像(トナー像)転写後に感
光体ドラム12上に残留しているトナーを除去する。
【0046】次に光走査装置14について説明する。図
2及び図3に示すように、光走査装置14は、本発明の
光源としてのレーザダイオード(LD)26を備えてい
る。本実施形態ではLD26として、2つの発光点(図
3(B)に示す発光点A及び発光点B)を備え、発光点
からはレーザビームを各々射出するデュアルスポットレ
ーザダイオード(図3(B)参照)を用いている。な
お、以下では発光点Aから射出されるレーザビームを
「レーザビームA」、発光点Bから射出されるレーザビ
ームを「レーザビームB」と称する。
【0047】LD26のレーザビーム射出側には、コリ
メータレンズ28、シリンドリカルレンズ30、平面ミ
ラー32、34が順に配置されており(図3では平面ミ
ラー32、34の図示を省略している)、平面ミラー3
4のレーザビーム射出側には外周に多数の光反射面が形
成された正N角柱状(Nは偶数)のポリゴンミラー36
が配置されている。ポリゴンミラー36は図示しないス
キャナモータによって図2矢印B方向に回転される。
【0048】コリメータレンズ28及びシリンドリカル
レンズ30は請求項3に記載の入射光学系に対応してお
り、LD26から射出された2本のレーザビームは、コ
リメータレンズ28によってポリゴンミラー36の回転
方向に沿ったポリゴンミラー36の光反射面の幅よりも
幅広の平行光束とされた後に、ポリゴンミラー36によ
るレーザビーム偏向方向(主走査方向)に略直交する副
走査方向にのみパワーを有するシリンドリカルレンズ3
0により、主走査方向を長手方向とする線状の光像とし
てポリゴンミラー36の光反射面に各々結像される(所
謂オーバフィルド光学系)。
【0049】ポリゴンミラー36のレーザビーム射出側
には、fθレンズ40、42、副走査方向にのみパワー
を有するシリンドリカルレンズ44が順に配置されてい
る。fθレンズ40、42及びシリンドリカルレンズ4
4は本発明の走査光学系に対応している。ポリゴンミラ
ー36の反射面で反射されることで所定方向に沿って偏
向された2本のレーザビームはfθレンズ40、42及
びシリンドリカルレンズ44を透過し、図示しない平面
ミラー等の光学部材を介して光走査装置14から射出さ
れ、感光体ドラム12に各々照射される。感光体ドラム
12に照射されるレーザビームは、ポリゴンミラー36
の回転に伴って、感光体ドラム12の軸線に平行な方向
に沿って感光体ドラム12の周面上を走査(主走査)さ
れる。なお、副走査は感光体ドラム12が回転すること
によって成される。
【0050】LD26は、発光点A、Bの配列方向が、
ポリゴンミラー36によるレーザビームの偏向方向と略
直交するように配置されており、感光体ドラム12の周
面上の副走査方向に沿ってずれた位置に照射される(図
3(B)参照)。本第1実施形態では、発光点A、Bか
ら射出されたレーザビームA、Bが、感光体ドラム12
の周面上に、形成すべき画像のライン(主走査方向に沿
って並ぶドット列)の間隔分だけ副走査方向にずれた位
置に照射されるように、シリンドリカルレンズ44が設
計されている。従って、レーザビームの1走査に相当す
る角度だけポリゴンミラー36が回転すると、感光体ド
ラム12に対し、画像上で隣り合う2ラインの露光が行
われる。
【0051】ところで、本第1実施形態に係るポリゴン
ミラー36の光反射面は、図4に示すようにポリゴンミ
ラー36の回転方向に沿って1面おきに、ポリゴンミラ
ー36の回転方向に沿った両端部に対称に光反射率を低
下させるコーティング38(図4(B)参照)が施され
ている(図4では、コーティング38が施された光反射
面(コーティング面)に「36A」、コーティング38
が施されていない光反射面(非コーティング面)に「3
6B」の符号を付して示す)。コーティング38が施さ
れた箇所は光を殆ど反射しないので、コーティング面3
6Aの反射光幅は非コーティング面36Bの反射光幅よ
りも小さくされている。
【0052】このように、ポリゴンミラー36は、請求
項4に記載のポリゴンミラーに対応している(より詳し
くは、請求項5に記載のポリゴンミラー、並びに請求項
2に記載のポリゴンミラーに対応している)。なお、コ
ーティング38は、光反射面の角度変化に対して光反射
率が変化せず(又は光反射率の変化が十分に小さく)、
かつ高速で回転されるポリゴンミラー36の風損にも十
分に耐え得る強度を有していることが望ましく、具体的
にはNDフィルタ等に用いられる吸収型コーティング等
が適している。
【0053】上記により、LD26から射出されたレー
ザビームが、ポリゴンミラー36の光反射面のうちのコ
ーティング面36Aで偏向されるときには、非コーティ
ング面36Bで偏向されるときと比較して光学系のFナ
ンバが大きくなる。従って、レーザビームがコーティン
グ面36Aで偏向された場合には、非コーティング面3
6Bで偏向された場合と比較して、感光体ドラム12に
照射されるときのレーザビームの主走査方向に沿ったビ
ーム径(以下、照射ビーム径という)が大きくなると共
に、感光体ドラム12上のレーザビームが照射された箇
所における単位面積当たりの照射光量(感光体ドラム1
2上での照度)が小さくなる。
【0054】本第1実施形態に係るポリゴンミラー36
は、図4に示すようにポリゴンミラー36の回転方向に
沿って1面おきにコーティング面36Aが形成されてい
るので、LD26から射出される2本のレーザビーム
は、1回走査される毎に照射ビーム径が切り替わること
になる。
【0055】なお、ポリゴンミラー回転方向に沿った光
反射面の幅は、fθレンズの焦点距離と前述の照射ビー
ム径とによって定まる。後述するように、本実施形態で
は、レーザビームがポリゴンミラー36の非コーティン
グ面36Bによって偏向されるときにはレーザビームを
画像データに従って変調し、レーザビームがコーティン
グ面36Aによって偏向されるときにはレーザビームを
バイアスデータ(画像データを反転したデータ)に従っ
て変調する。高コントラストの静電潜像を得るために
は、バイアスデータに従って変調したレーザビームの照
射ビーム径を、画像データに従って変調したレーザビー
ムの照射ビーム径の2倍程度に設定することが好まし
い。
【0056】上記より、例えばfθレンズ40、42と
して焦点距離が約320mmのfθレンズを用い、画像
データに従って変調したレーザビームの照射ビーム径を
50μm、バイアスデータに従って変調したレーザビー
ムの照射ビーム径を100μmとした場合、画像データ
に従って変調したレーザビームを偏向する非コーティン
グ面36Bの幅は7.5mm、バイアスデータに従って
変調したレーザビームを偏向するコーティング面の幅は
3.8mmとなる。従って、コーティング面36Aは、
ポリゴンミラー回転方向に沿った光反射面の両端部に、
回転方向に沿って各々1.9mmの幅でコーティング3
8を施せばよいことになる。
【0057】一方、シリンドリカルレンズ44のレーザ
ビーム射出側には、レーザビームの全走査範囲のうち走
査開始側の端部(SOS:Start Of Scan)に相当する位
置に折り返しミラー46が配置されており、折り返しミ
ラー46で反射されたレーザビームはSOSセンサ48
に入射される。LD26から射出されたレーザビーム
は、ポリゴンミラー36の各光反射面のうちレーザビー
ムを反射している光反射面が、入射ビームをSOSに相
当する方向へ反射する向きとなったときに、折り返しミ
ラー46を介してSOSセンサ48に入射される。
【0058】次に制御部16について説明する。図5に
は、制御部16のうち、光走査装置14の制御に関する
部分が示されている。制御部16は、CPU等を含んで
構成されたコントローラ52を備えている。SOSセン
サ48はコントローラ52に直接接続されており、SO
Sセンサ48から出力された信号はコントローラ52に
直接入力される。コントローラ52は、SOSセンサ4
8から直接入力された信号に基づいて、レーザビームの
変調を開始するタイミングを検知することができる。
【0059】また、SOSセンサ48は増幅器54、ア
ナログデジタル変換器(ADC)56を介してコントロ
ーラ52と接続されている。SOSセンサ48から増幅
器54、ADC56を介してコントローラ52に入力さ
れるデータはSOSセンサ48に入射されたレーザビー
ムの光量を表している。コントローラ52は、入力され
たデータの値を所定値と比較することで、ポリゴンミラ
ー36がレーザビームを反射している光反射面がコーテ
ィング面36Aか非コーティング面36Bかを判断す
る。
【0060】また、制御部16は入力部60を備えてい
る。入力部60の出力端は遅延回路62及び切替/反転
器66の入力端に各々接続されている。入力部60は図
示しない画像メモリ(記憶手段)を含んで構成されてお
り、画像形成装置10が内蔵している図示しない原稿読
取装置が原稿をスキャニングすることによって得られた
画像データ、或いはコンピュータ等の外部の情報処理装
置から転送された画像データを前記画像メモリに記憶す
ると共に、コントローラ52からの指示に従って画像メ
モリから画像データを1ライン単位で読み出し、読み出
した画像データを遅延回路62及び切替/反転器66に
各々入力する。入力部60は請求項9に記載の入力手段
に対応している。
【0061】遅延回路66の出力端には、1ライン分の
画像データを記憶可能な記憶容量を有するバッファ64
(請求項9に記載の記憶部に対応)が接続されており、
入力部60から入力された画像データは、遅延回路62
によって所定時間遅延されてバッファ64に入力され
る。バッファ64はコントローラ52及び切替/反転器
66に接続されており、コントローラ52からの指示に
応じて、入力されたデータの記憶、記憶しているデータ
の切替/反転器66への出力を行う。
【0062】切替/反転器66には変調器68A、68
Bが接続されている。切替/反転器66はコントローラ
52に接続されており、バッファ64から入力された画
像データを、コントローラ52からの指示に応じて、そ
のまま変調器68Aに出力するか、又は前記画像データ
を反転したバイアスデータ(反転画像データ)として変
調器68Aに出力すると共に、入力部60から直接入力
されたデータを、コントローラ52からの指示に応じ
て、そのまま変調器68Bに出力するか、又は前記画像
データを反転したバイアスデータ(反転画像データ)と
して変調器68Bに出力する。
【0063】変調器68A、68Bはクロック信号生成
部70に各々接続されており、クロック信号生成部70
はコントローラ52に接続されている。クロック信号生
成部70は、コントローラ52からの指示に従って一定
周波数のクロック信号を変調器68A、68Bに出力す
る。変調器68A、68Bは、クロック信号発生器70
から入力されたクロック信号に同期したタイミングで、
切替/反転器66から入力されたデータをデジタル−ア
ナログ変換し、変換によって得られた信号のレベルに基
づいてLD26から射出されるレーザビームをパルス幅
変調するための変調信号を生成する。
【0064】変調器68A、68BはLD26に接続さ
れており、LD26から射出される2本のレーザビーム
のうち、レーザビームAは変調器68Aから入力された
変調信号に基づいて駆動され、レーザビームBは変調器
68Bから入力された変調信号に基づいて駆動される。
なお、図5ではLD26を便宜的に2個のLD26A、
26Bとして示している。
【0065】次に本第1実施形態の作用を説明する。画
像の形成を行う場合、制御部16は帯電器18、光走査
装置14、現像器20及び清掃器22を作動させると共
に、感光体ドラム12を回転駆動させ、更に制御部16
のコントローラ52は図6に示す露光制御処理を実行す
ることによって、LD26から射出されるレーザビーム
を形成すべき画像に応じて変調する。なお、感光体ドラ
ム12の回転速度は、光走査装置14におけるレーザビ
ームの走査の1周期の間に、感光体ドラム12の周面
が、形成すべき画像のライン間隔分(請求項2に記載の
移動距離(但しn=1のケース)に対応)だけ副走査方
向に移動するように設定されている。
【0066】以下、コントローラ52で実行される露光
制御処理について図6のフローチャートを参照して説明
する。ステップ150では変数iを「1」に初期設定す
る。ステップ152ではSOSセンサ48から直接入力
される信号、及びSOSセンサ48から増幅器54、A
DC56を介して入力されるデータを取込み、次のステ
ップ154において、ポリゴンミラー36の狭面(コー
ティング面36A)によってLD26から射出されたレ
ーザビームの反射(偏向)が開始されるタイミングが到
来したか否か判定する。
【0067】この判定は、まずSOSセンサ48から直
接入力される信号のレベルの変化に基づいて、SOSセ
ンサ48にレーザビームが入射されたタイミングを検知
し、続いてSOSセンサ48にレーザビームが入射され
ている期間内に、SOSセンサ48から増幅器54、A
DC56を介して入力されるデータの値(SOSセンサ
48に入射されたレーザビームの光量)を所定値と比較
することで行うことができる。データの値が所定値以上
であった場合には、レーザビームを反射している光反射
面は非コーティング面36B(広面)であると判断でき
るので、ステップ154の判定が否定され、ステップ1
52、154を繰り返す。一方、前記期間内に入力され
たデータの値が所定値未満であった場合には、レーザビ
ームを反射している光反射面はコーティング面36A
(狭面)であると判断できるので、ステップ154の判
定が否定されてステップ156へ移行する。
【0068】なお、上記のステップ154は、請求項1
1の変調制御部による光反射面の幅の判断に対応してい
る。
【0069】ステップ156では、入力部60からiラ
イン目(このときは1ライン目)の画像データを出力さ
せ、入力部60から出力された画像データMi が切替/
反転器66で反転されてバイアスデータBi として変調
器68Bに出力されるように切替/反転器66を制御す
ると共に、入力された画像データMi を遅延回路62を
介してバッファ64に記憶させる。また、LD26を比
較的低レベルの駆動電流によって駆動させる。
【0070】これによりLD26は、発光点Bからのみ
バイアスデータBi に従って変調されたレーザビームB
が射出される。このレーザビームBは、ポリゴンミラー
36のコーティング面36Aによって偏向されるので、
図7に「」の符号を付して示すように、主走査方向に
沿ったスポット径が比較的大きく、照射光量が低い(感
光体ドラム12の電位が、レーザビームが照射されても
現像電位以上に維持される程度の照射光量の)光スポッ
トBとして感光体ドラム12上を1回走査される。
【0071】ステップ158ではSOSセンサ48から
入力される信号を取込み、次の走査を開始するタイミン
グを検知してステップ160へ移行する。本第1実施形
態に係るポリゴンミラー36は、コーティング面36A
及び非コーティング面36Bが回転方向に沿って1面お
きに形成されているので、次の走査では、レーザビーム
A及びBは非コーティング面36Bによって偏向され
る。
【0072】このため、ステップ160では入力部60
からi+1ライン目(このときは2ライン目)の画像デ
ータMi+1 を出力させ、バッファ64に記憶されている
iライン目の画像データMi を切替/反転器66へ出力
させる。また、バッファ64から出力された画像データ
i が変調器68Aに出力され、入力部60から出力さ
れた画像データMi+1 が変調器68Bに出力されるよう
に切替/反転器66を制御すると共に、入力された画像
データMi+1 を遅延回路62を介してバッファ64に記
憶させる。また、LD26を比較的高レベルの駆動電流
によって駆動させる。
【0073】これにより、LD26の発光点Aからは画
像データMi に従って変調されたレーザビームAが射出
され、発光点Bからは画像データMi+1 に従って変調さ
れたレーザビームBが射出される。このレーザビーム
A、Bは、ポリゴンミラー36の非コーティング面36
Bによって偏向されるので、図7に「」の符号を付し
て示すように、主走査方向に沿ったスポット径が比較的
小さく、照射光量が高い(感光体ドラム12上のレーザ
ビームが照射された箇所を完全に除電する照射光量の)
光スポットA、Bとして感光体ドラム12上を1回走査
される。
【0074】なお、感光体ドラム12は、レーザビーム
の走査の1周期の間に、形成すべき画像のライン間隔分
だけ周面が移動する速度で回転されるので、今回の走査
において、画像データMi に従って変調されたレーザビ
ームAの感光体ドラム12上での走査箇所(光スポット
Aの移動箇所)は、前回の走査において、画像データM
i を反転したバイアスデータBi に従って変調されたレ
ーザビームBの感光体ドラム12上での走査箇所(光ス
ポットBの移動箇所)に一致する。
【0075】次のステップ162では、入力部60から
全てのラインの画像データが出力されたか否か判定す
る。判定が否定された場合にはステップ164へ移行
し、SOSセンサ48から入力される信号を取込み、次
の走査を開始するタイミングを検知してステップ166
へ移行する。
【0076】次の走査ではレーザビームA及びBはコー
ティング面36Aによって偏向されるので、ステップ1
66では、入力部60からi+2ライン目(このときは
3ライン目)の画像データMi+2 を出力させ、バッファ
64に記憶されているi+1ライン目の画像データM
i+1 を切替/反転器66へ出力させる。また、バッファ
64から出力された画像データMi+1 が切替/反転器6
6で反転されてバイアスデータBi+1 として変調器68
Aに出力され、入力部60から出力された画像データM
i+2 が切替/反転器66で反転されてバイアスデータB
i+2 として変調器68Bに出力されるように切替/反転
器66を制御すると共に、入力された画像データMi+2
を遅延回路62を介してバッファ64に記憶させる。ま
た、LD26を比較的低レベルの駆動電流によって駆動
させる。
【0077】これにより、LD26の発光点Aからはバ
イアスデータBi+1 に従って変調されたレーザビームA
が射出され、発光点BからはバイアスデータBi+2 に従
って変調されたレーザビームBが射出される。このレー
ザビームA、Bは、ポリゴンミラー36のコーティング
面36Aによって偏向されるので、図7に「」の符号
を付して示すように、主走査方向に沿ったスポット径が
比較的小さく、照射光量が低い光スポットA、Bとして
感光体ドラム12上を走査される。
【0078】今回の走査では、i+1ライン目の画像デ
ータMi+1 を反転したバイアスデータBi+1 に従って変
調されたレーザビームAの感光体ドラム12上での走査
箇所が、前回の走査において、画像データMi+1 に従っ
て変調されたレーザビームBの感光体ドラム12上の走
査箇所に一致することになる。次のステップ168では
変数iに「2」を加算してステップ158に戻り、ステ
ップ162の判定が肯定される迄の間、ステップ158
〜168が繰り返される。従って、図7に示した以降
のレーザビームA、Bの走査が順次行われ、感光体ドラ
ム12上のレーザビーム露光範囲の全面が、画像データ
に従って変調されたレーザビーム及び画像データを反転
したバイアスデータに従って変調されたレーザビームに
よって各々露光されることになる。これにより、感光体
ドラム12上に高コントラストの静電潜像が形成され
る。なお、上述したステップ158〜168は請求項9
に記載の制御手段に対応している。
【0079】ステップ162の判定が肯定されるとステ
ップ170へ移行し、SOSセンサ48から入力される
信号を取込み、次の走査を開始するタイミングを検知し
てステップ172へ移行する。そしてステップ172で
は、バッファ64に記憶されているi+1ライン目(画
像の最終ライン)の画像データMi+1 を切替/反転器6
6へ出力させ、バッファ64から出力された画像データ
i+1 が切替/反転器66で反転されてバイアスデータ
i+1 として変調器68Aに出力されるように切替/反
転器66を制御する。また、LD26を比較的低レベル
の駆動電流によって駆動させる。
【0080】これにより、LD26の発光点Aからは画
像の最終ラインの画像データMi+1を反転したバイアス
データBi+1 に従って変調されたレーザビームAが射出
され、ポリゴンミラー36のコーティング面36Aによ
って偏向されて、前回の走査において、最終ラインの画
像データMi+1 に従って変調されたレーザビームBの感
光体ドラム12上の走査箇所に重なるように走査され
る。
【0081】なお、上記の第1実施形態では、2個の発
光点を備えたLD26(請求項2に記載のn=1の光
源)を用いた場合を例に説明したが、これに限定される
ものではなく、2×n(n≧2)の発光点を備えた光源
を用いてもよい。
【0082】この場合にも、バッファ64の記憶容量
を、画像データをnライン分記憶可能な大きさとし、入
力部60を、nライン分を単位として画像データを入力
するよう構成し、レーザビームの走査の1周期の間に、
感光体ドラム12の周面が、画像のライン間隔×nに相
当する距離だけ副走査方向に移動するように感光体ドラ
ム12を回転させ、コントローラ52を、入力部60か
らnライン分の画像データが入力される毎に、バッファ
64に記憶されているnライン分の画像データを読み出
し、ポリゴンミラー36の非コーティング面36Bによ
ってレーザビームが偏向される場合には、入力されたn
ライン分の画像データ及び読み出したnライン分の画像
データに基づいてLD26から射出される2n本のレー
ザビームを変調させ、ポリゴンミラー36のコーティン
グ面36Aによってレーザビームが偏向される場合に
は、入力されたnライン分の画像データ及び読み出した
nライン分の画像データを反転し、LD26から射出さ
れる2n本のレーザビームを2nライン分のバイアスデ
ータ(反転画像データ)に基づいて変調すると共に、入
力されたnラインの画像データをバッファ64に記憶さ
せることを繰り返すように構成すればよい。
【0083】これにより、例として図8に示すように、
光源の2×n個の発光点から射出された2×n本のレー
ザビームによって感光体ドラム12に照射される2×n
個の光スポットは、1回走査される毎に、主走査方向に
沿ったスポット径が比較的小さく照射光量が高い光スポ
ットと、主走査方向に沿ったスポット径が比較的大きく
照射光量が低い光スポットと、に交互に切り替わること
になる(なお図8は、例として6個(n=3)の発光点
を備えた光源を用いた場合の走査シーケンスを示す)。
また、2×n本のレーザビームは、コーティング面36
Aによって偏向されるときにはバイアスデータに従って
各々変調され、非コーテイング面36Bによって偏向さ
れるときには画像データに従って各々変調されて感光体
ドラム12上を同時に走査されるので、感光体ドラム1
2上に高コントラストの静電潜像を高速で形成すること
ができる。
【0084】〔第2実施形態〕次に本発明の第2実施形
態について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分
には同一の符号を付して説明を省略し、以下、第1実施
形態と異なる部分についてのみ説明する。
【0085】本第2実施形態では、第1実施形態で説明
したポリゴンミラー36に代えて、図9に示すポリゴン
ミラー80を用いている。ポリゴンミラー80は、複数
の光反射面の中心角α(光反射面のポリゴンミラー回転
方向に沿った両端と、ポリゴンミラー80の回転中心
と、を結ぶ一対の線分(図8に破線で示す)の成す角度
α(図8参照))が、ポリゴンミラー回転方向に沿って順
にα1 ,α2 ,α1 ,α 2 ,…(但しα1 ≠α2 )とな
るように、底面が非正多角形状とされている。図9から
も明らかなように、中心角αが小さい光反射面80A
は、主走査方向に沿った幅が小さく、かつポリゴンミラ
ー80の回転中心との距離が大きく(距離=L1 )、中
心角αが大きい光反射面80Bは、主走査方向に沿った
幅が大きく、かつポリゴンミラー80の回転中心との距
離が小さい(距離=L2 )。
【0086】従って、ポリゴンミラー80は、ポリゴン
ミラー回転方向に沿った幅が狭い光反射面80A(以
下、幅狭反射面80Aという)と、ポリゴンミラー回転
方向に沿った幅が広い光反射面80B(以下、幅広反射
面80Bという)と、がポリゴンミラー回転方向に沿っ
て交互に現れるように、複数の光反射面が形成されてい
る。このように、ポリゴンミラー36は、請求項6に記
載のポリゴンミラー、並びに請求項2に記載のポリゴン
ミラーに対応している。
【0087】本第2実施形態に係るポリゴンミラー80
は、第1実施形態で説明したポリゴンミラー36と同様
に、コーティング面36Aに対応する幅狭反射面80A
と、非コーティング面36Bに対応する幅広反射面80
Bと、がポリゴンミラー回転方向に沿って1面おきに並
んでいる。従って、第1実施形態で説明した露光制御処
理を行ってLD26から射出されるレーザビームA及び
レーザビームBを変調することにより、感光体ドラム1
2上のレーザビーム露光範囲の全面を、画像データに従
って変調したレーザビーム及び画像データを反転したバ
イアスデータに従って変調したレーザビームによって各
々露光することができる。
【0088】但し、ポリゴンミラー80の幅狭反射面8
0Aは、幅広反射面80Bよりも回転中心との距離が大
きいので、光反射面から感光体ドラム12に至る光路長
については幅広反射面80Bよりも短くなる。これによ
り、感光体ドラム12上におけるレーザビームの走査速
度が、レーザビームが幅狭反射面80Aによって偏向さ
れる場合と、レーザビームが幅広反射面80Bによって
偏向される場合と、で相違し、レーザビームが幅狭反射
面80Aによって偏向される場合の方が前記走査速度は
遅くなる。
【0089】このため、本第2実施形態に係るコントロ
ーラ52は、レーザビームが幅広反射面80Bによって
偏向される場合に比較して、レーザビームが幅狭反射面
80Aによって偏向される場合の方が、変調器68A、
68Bに入力されるクロック信号(請求項7に記載の基
準クロック信号)の周波数が低くなるようにクロック信
号生成部70を制御する。変調器68A、68Bは、ク
ロック信号生成部70から入力されるクロック信号に同
期したタイミングでレーザビームが変調されるように変
調信号を生成するので、ポリゴンミラー80を用いた場
合にも、幅狭反射面80Aによって偏向されたレーザビ
ームと、幅広反射面80Bによって偏向されたレーザビ
ームと、の主走査方向に沿った照射位置のずれを解消す
ることができる。なお、上記処理におけるコントローラ
52、クロック信号生成部70及び変調器68A、68
Bは、請求項7に記載の変調部に対応している。
【0090】また、ポリゴンミラー80を用いた場合、
前述のように光反射面から感光体ドラム12に至る光路
長が幅狭反射面80Aと幅広反射面80Bとで相違する
ことにより、レーザビームが幅狭反射面80Aによって
偏向される場合と、幅広反射面80Bによって偏向され
る場合とで、LD26から感光体ドラム12に至る光路
上におけるレーザビームの副走査方向についてのビーム
ウエスト位置が相違する、という不都合が生ずる。
【0091】このため、本第2実施形態では、ポリゴン
ミラー80に入射されるレーザビームの副走査方向につ
いてのビームウエスト位置を、幅広反射面80Bによっ
てレーザビームが偏向されるときの幅広反射面80Bに
一致するように設定し、感光体ドラム12上の露光位置
がこのときの幅広反射面80Bの位置と共役となるよう
に、感光体ドラム12と光走査装置14の相対位置を定
めている。これにより、画像データに従って変調され幅
広反射面80Bによって偏向されたレーザビームの副走
査方向についてのビームウエスト位置を、感光体ドラム
12上に一致させることができる。
【0092】なお、レーザビームが幅狭反射面80Aに
よって偏向されるときには、レーザビームの副走査方向
についてのビームウエスト位置は、幅狭反射面80A及
び感光体ドラム12上からずれるので、ワブルと称され
るバンディングが発生する可能性があるが、レーザビー
ムが幅狭反射面80Aによって偏向されるときには、レ
ーザビームはバイアスデータに従って変調され、感光体
ドラム12の電位が現像電位以上に維持される程度の低
い照射光量で感光体ドラム12に照射されるので、上記
のバンディングが視認されることはない。
【0093】更に、ポリゴンミラー80を用いた場合、
前述のように光反射面から感光体ドラム12に至る光路
長が幅狭反射面80Aと幅広反射面80Bとで相違する
ことにより、レーザビームが幅狭反射面80Aによって
偏向された場合と、幅広反射面80Bによって偏向され
た場合と、で感光体ドラム12上での照射位置が副走査
方向に沿ってずれる、という不都合が生ずる。
【0094】このため、本第2実施形態では、ポリゴン
ミラー80と感光体ドラム12との間に配置される光学
系(本発明に係る走査光学系)が、副走査方向について
物距離s>像距離s’の縮小光学系となるように、前記
光学系を構成する光学部品のうち副走査方向にパワーを
有する光学部品(例えばシリンドリカルレンズ44)を
設計している。これにより、レーザビームが幅狭反射面
80Aによって偏向された場合と、幅広反射面80Bに
よって偏向された場合の、感光体ドラム12上でのレー
ザビームの照射位置の副走査方向に沿ってずれが軽減さ
れる。上記におけるポリゴンミラー80と感光体ドラム
12との間の光学系は、請求項8に記載の走査光学系に
対応している。
【0095】〔第3実施形態〕次に本発明の第3実施形
態について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分
には同一の符号を付して説明を省略し、以下、第1実施
形態と異なる部分についてのみ説明する。
【0096】光源として複数の発光点を備えたマルチビ
ームレーザを用いた光走査装置では、光学系の副走査方
向についての倍率が被照射体上での複数本のレーザビー
ムの照射位置の間隔によって定まるので、被照射体上で
の複数本のレーザビームの照射位置の間隔に比して、マ
ルチビームレーザの複数の発光点の間隔が大きい場合に
は、レーザビームの照射位置の間隔を小さくするために
光学系の副走査方向の倍率を小さく設定すると共に、レ
ーザビームの光路の途中に設けたスリット等によってレ
ーザビームのビーム幅を絞ることで、感光体ドラム12
に照射されるレーザビームの副走査方向に沿ったビーム
径を大きくする等の対策を講ずる必要があり、レーザビ
ームのエネルギーが有効利用されず露光量が不足するこ
とがある、という問題がある。
【0097】先に説明した第1実施形態では、LD26
から射出された2本のレーザビームA、Bを、感光体ド
ラム12の周面上に、形成すべき画像のライン間隔分だ
け副走査方向にずれた位置に照射し、レーザビームの1
回の走査で、画像上で隣り合う2ラインの露光を行って
いるので、感光体ドラム12上での2本のレーザビーム
の照射位置の間隔は、形成すべき画像の副走査方向につ
いての解像度に相当する大きさとなり、形成すべき画像
の副走査方向についての解像度を高くしようとすると、
上述した問題が生ずる可能性がある。
【0098】このため、本第3実施形態では、LD26
から射出された2本のレーザビームA、Bが、感光体ド
ラム12の周面上に、形成すべき画像のライン間隔×m
(但しm≧2の整数)に相当する距離だけ副走査方向に
ずれた位置に照射されるように、シリンドリカルレンズ
44が設計されている。
【0099】また本第3実施形態では、第1実施形態で
説明したポリゴンミラー36に代えて、図10に示すポ
リゴンミラー84を用いている。ポリゴンミラー84
は、ポリゴンミラー36と同様に正N角柱状とされてい
ると共に、ポリゴンミラー36のコーティング面36A
と同様のコーティング38が施されたコーティング面8
4Aと、ポリゴンミラー36のコーティング面36Bと
同様にコーティングが施されていない非コーティング面
84Bと、がポリゴンミラー回転方向に沿って並ぶm個
(図10ではm=3)の光反射面を単位として交互に現
れるように構成されている。従ってポリゴンミラー84
は、請求項4に記載のポリゴンミラーに対応している
(より詳しくは、請求項5に記載のポリゴンミラー、並
びに請求項10に記載のポリゴンミラーに対応してい
る)。
【0100】更に本第3実施形態では、感光体ドラム1
2の回転速度は、レーザビームの走査の1周期の間に、
感光体ドラム12の周面が、形成すべき画像のライン間
隔分だけ副走査方向に移動するように設定されている。
【0101】そして本第3実施形態では、入力部60か
ら出力される画像データ(のライン番号)、バッファ6
4に記憶する画像データ、及び変調器68A、68Bに
出力するデータを以下の表1に示すように制御する。な
お、以下の表1は、例としてm=3の場合を示してい
る。また、Mx はXライン目の画像データ、Bx はXラ
イン目のバイアスデータを表す。
【0102】
【表1】
【0103】上記により、図11に示すように、最初の
3回の走査(図11の〜)では、1ライン目から3
ライン目のバイアスデータB1 、B2 、B3 に従って変
調されたレーザビームBのみが、コーティング面84B
によって偏向されて照射ビーム径が大きい光スポットと
して感光体ドラム12上を走査されるが、4回目から6
回目の走査(図11の〜)では、レーザビームAは
画像データM1 、M2、M3 に従って変調されると共
に、レーザビームBは画像データM4 、M5 、M 6 に従
って変調され、非コーティング面84Aによって各々偏
向されて照射ビーム径が大きい光スポットとして、副走
査方向に沿ってライン間隔×3に相当する距離を隔てて
感光体ドラム12上を走査される。
【0104】そして、7回目の走査(図11の)から
9回目の走査では、レーザビームA及びレーザビームB
はバイアスデータに従って変調され(7回目の走査では
バイアスデータB4 、B7 に従って変調される)、再び
コーティング面84Bによって偏向されて照射ビーム径
が大きい光スポットとして感光体ドラム12上を走査さ
れることになる。上記の走査シーケンスが繰り返される
ことにより、第1実施形態と同様に、感光体ドラム12
上のレーザビーム露光範囲の全面が、画像データに従っ
て変調されたレーザビーム及び画像データを反転したバ
イアスデータに従って変調されたレーザビームによって
各々露光(重ね書き)される。
【0105】第3実施形態では、レーザビームA及びレ
ーザビームBを、感光体ドラム12の周面上に、形成す
べき画像のライン間隔×3に相当する距離だけ副走査方
向にずれた位置に照射しているので、発光点の間隔が大
きい光源を用いる場合にも、レーザビームの照射位置の
間隔を小さくするために光学系の副走査方向の倍率を小
さく設定すると共に、レーザビームの光路の途中に設け
たスリット等によってレーザビームのビーム幅を絞るこ
とで、感光体ドラム12に照射されるレーザビームの副
走査方向に沿ったビーム径を大きくする等の対策を講ず
る必要はなく、レーザビームのエネルギーを有効利用す
ることができる。
【0106】なお、上述した第1乃至第3実施形態で
は、光源として複数の発光点を備えた光源を例に説明し
たが、これに限定されるものではなく、単一の発光点を
備えた光源を用いてもよい。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、光源から
入射された光ビームを偏向するポリゴンミラーの複数の
光反射面を、ポリゴンミラーの回転方向に沿った幅が各
光反射面によって相違するように形成したので、高コン
トラストの画像の形成に適し、かつ容易に製造できる、
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る画像形成装置の概略構成図で
ある。
【図2】光走査装置の概略構成を示す平面図である。
【図3】(A)及び(B)は光走査装置の概略構成図で
ある。
【図4】第1実施形態に係るポリゴンミラーの、(A)
は平面図、(B)は側面図である。
【図5】画像形成装置の制御部の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】第1実施形態に係る露光制御処理を示すフロー
チャートである。
【図7】第1実施形態に係る2本のレーザビームによる
走査シーケンスを説明するための概念図である。
【図8】他の例として、6本のレーザビームによる走査
シーケンスを説明するための概念図である。
【図9】第2実施形態に係るポリゴンミラーの、(A)
は平面図、(B)は側面図である。
【図10】第3実施形態に係るポリゴンミラーの、
(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図11】第3実施形態に係る2本のレーザビームによ
る走査シーケンスを説明するための概念図である。
【図12】ビーム径が細くパワーが高い第1の光ビー
ム、及びビーム径が太くパワーが低い第2の光ビームに
よって高コントラストの静電潜像を得るための露光方法
を説明するためのタイミングチャートである。
【図13】図12で説明した露光方法を実現するための
光学系の一例を示す概略構成図である。
【図14】(A)乃至(C)は、図12で説明した露光
方法を実現するための光学系の他の例を部分的に示す概
略図である。
【符号の説明】
14 光走査装置 16 制御部 26 LD 30 シリンドリカルレンズ 36、80、84 ポリゴンミラー 38 コーティング 40、42 fθレンズ 44 シリンドリカルレンズ 48 SOSセンサ 52 コントローラ 60 入力部 64 バッファ 68 変調器 70 クロック信号生成部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを射出する光源と、 回転方向に沿って並ぶ複数の光反射面が、前記回転方向
    に沿った幅が前記各光反射面によって相違するように形
    成され、前記光源から射出された光ビームが入射される
    ポリゴンミラーと、 前記ポリゴンミラーによって偏向された光ビームを被照
    射体上で走査させる走査光学系と、 を含む光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記光源は、前記回転方向に対応する方
    向と交差する方向に沿って並ぶ2×n個の発光点を備
    え、 前記ポリゴンミラーは、前記回転方向に沿った幅が広い
    光反射面と前記回転方向に沿った幅が狭い光反射面とが
    前記回転方向に沿って交互に現れるように前記複数の光
    反射面が形成されており、 前記被照射体は、光ビームが被照射体上で1回走査され
    る間に、被照射体上での光ビームの走査軌跡の間隔に前
    記nを乗じた結果に相当する距離だけ副走査方向に移動
    されることを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  3. 【請求項3】 前記光源から射出された光ビームを、前
    記回転方向に沿った幅が前記回転方向に沿った前記各光
    反射面の幅よりも広い光束としてポリゴンミラーに入射
    させる入射光学系を備えていることを特徴とする請求項
    1記載の光走査装置。
  4. 【請求項4】 前記ポリゴンミラーは、光反射率を低下
    させるコーティングが前記回転方向に沿って部分的に前
    記光反射面に施されることで、前記回転方向に沿った実
    質的な光反射面の幅が変更されていることを特徴とする
    請求項1記載の光走査装置。
  5. 【請求項5】 前記ポリゴンミラーは、光反射率を低下
    させるコーティングが前記回転方向に沿った前記光反射
    面の両端部に対称に施されることで、前記回転方向に沿
    った実質的な光反射面の幅が変更されていることを特徴
    とする請求項1記載の光走査装置。
  6. 【請求項6】 前記ポリゴンミラーは、回転中心と光反
    射面との距離が前記各光反射面によって相違するように
    形成されることで、前記複数の光反射面の前記回転方向
    に沿った幅が各光反射面によって相違されていることを
    特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  7. 【請求項7】 前記光源から射出される光ビームを、該
    光ビームを反射する前記ポリゴンミラーの光反射面によ
    って周波数の異なる基準クロック信号に同期して変調す
    る変調部を備えていることを特徴とする請求項6記載の
    光走査装置。
  8. 【請求項8】 前記走査光学系は、副走査方向について
    縮小光学系とされていることを特徴とする請求項6記載
    の光走査装置。
  9. 【請求項9】 前記被照射体上に形成すべき画像を表す
    画像データを少なくともnライン分記憶可能な記憶容量
    を有する記憶部と、 前記形成すべき画像を表す画像データをnライン分を単
    位として順に入力する入力手段と、 入力手段からnライン分の画像データが入力される毎
    に、前記記憶部に記憶されているnライン分の画像デー
    タを読み出し、前記ポリゴンミラーの前記回転方向に沿
    った幅が広い光反射面によって光ビームが偏向される場
    合には、前記入力されたnライン分の画像データ及び前
    記読み出したnライン分の画像データに基づいて前記光
    源から射出される2n本の光ビームを変調させ、前記ポ
    リゴンミラーの前記回転方向に沿った幅が狭い光反射面
    によって光ビームが偏向される場合には、前記入力され
    たnライン分の画像データ及び前記読み出したnライン
    分の画像データを反転し、前記光源から射出される2n
    本の光ビームを2nライン分の反転画像データに基づい
    て変調すると共に、前記入力されたnラインの画像デー
    タを前記記憶部に記憶させることを繰り返す制御部と、 を更に備えたことを特徴とする請求項2記載の光走査装
    置。
  10. 【請求項10】 前記光源は、前記回転方向に対応する
    方向と交差する方向に沿って沿って並ぶ一対の発光点を
    備え、 前記ポリゴンミラーは、前記回転方向に沿って並ぶm個
    の光反射面を単位として前記回転方向に沿った幅が広い
    光反射面と前記回転方向に沿った幅が狭い光反射面とが
    交互に現れるように前記複数の光反射面が形成され、 前記走査光学系は、ポリゴンミラーによって偏向された
    2本の光ビームが、副走査方向に沿って、被照射体上で
    の光ビームの走査軌跡の間隔に前記mを乗じた結果に相
    当する距離だけ隔てて被照射体に照射されるように構成
    され、 前記被照射体は、光ビームが被照射体上で1回走査され
    る間に、被照射体上での光ビームの走査軌跡の間隔に相
    当する距離だけ副走査方向に移動されることを特徴とす
    る請求項1記載の光走査装置。
  11. 【請求項11】 前記ポリゴンミラーによって光ビーム
    が走査開始端方向に偏向されたときに前記光ビームが入
    射されるように配置された検出器と、 前記検出器に光ビームが入射されたときに、前記検出器
    によって検出された受光量に基づいて、光ビームを反射
    している光反射面の幅を判断し、判断結果に応じて前記
    光ビームの変調を制御する変調制御部と、 を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の光走査装
    置。
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