JPH1048085A - 隔膜ユニット付き差圧検出装置 - Google Patents

隔膜ユニット付き差圧検出装置

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JPH1048085A
JPH1048085A JP20868696A JP20868696A JPH1048085A JP H1048085 A JPH1048085 A JP H1048085A JP 20868696 A JP20868696 A JP 20868696A JP 20868696 A JP20868696 A JP 20868696A JP H1048085 A JPH1048085 A JP H1048085A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bellows
differential pressure
volume
spring
diaphragm
Prior art date
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Pending
Application number
JP20868696A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Kitamura
和明 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高温プラントにおいて差圧測定の安定化を図
る。 【解決手段】第1実施例が従来例と異なる点は、フラン
ジ5のボス部分の内部に空洞7を形成し、この空洞7
に、ベローズ8とコイル状バネ9を設けたことである。
バネ9は、温度に応じて伸縮特性が定まる形状記憶合金
からなり、ベローズ8の内部に設けられ、かつベローズ
8の内部空間がパイプ6の内部空間と連通する。測定流
体の温度の上昇・下降に応じてシリコーンオイル自体の
容積が変化(膨張・収縮)しても、同時に温度の上昇・
下降に応じて伸縮するバネ9を介して、ベローズ8の容
積が増大・減少し、シリコーンオイルを封入するための
空間容積が増大・減少する。したがって、シリコーンオ
イル自体の容積変化分(膨張・収縮分)が吸収され、隔
膜ユニット内部のシリコーンオイルの圧力変化を抑え、
ひいては高温プラントにおいて差圧測定の安定化を図る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シールダイヤフ
ラム付きフランジと連結用パイプからなる隔膜ユニット
の2個を差圧検出部の対応する導圧側にそれぞれ付設
し、内部に非圧縮性で絶縁性の流体を封入した構成をと
り、測定流体の差圧に係る各圧力が対応するシールダイ
ヤフラムで受圧され、封入流体を介して差圧検出部に伝
達される装置であって、とくに高温プラントにおいて差
圧測定の安定化を図ることができる隔膜ユニット付き差
圧検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例について、図3の断面図を参照し
ながら説明する。図において、差圧検出部1は、たとえ
ば静電容量方式で、その各導圧側がそれぞれカバー2に
よって覆われる。この差圧検出部1には、その各導圧側
のカバー2に隔膜ユニットが付設される。隔膜ユニット
は、測定流体が高温度や高真空度であっても、その影響
が差圧検出部1に及ばないようにして、正確な差圧測定
を保証する機能をもち、フランジ11およびパイプ6か
ら構成される。このフランジ11は、測定差圧に係る圧
力を受圧するシールダイヤフラム4を備えるとともに、
パイプ6が連結される。このパイプ6の他端部で各導圧
側のカバー2に接続される。この隔膜ユニットの内部空
間(シールダイヤフラム4・フランジ11の波形表面間
の空間と、パイプ6の内部空間)、および、カバー2の
内部空間には、非圧縮性で絶縁性の圧力伝達流体として
のシリコーンオイルが封入される。このシリコーンオイ
ル封入は、カバー2の穴2aと、フランジ11の穴11
aを介しておこなわれ、封入後に各穴2a,11aは密
閉される。当然ながら、隔膜ユニットの内部空間と、カ
バー2の内部空間に封入されるシリコーンオイルは、十
分に脱気される必要がある。そうでないと測定流体が高
温度や高真空度の場合に、シリコーンオイル内に含まれ
る気体が、たとえ初期にはわずかであっても膨張して差
圧検出部1への正常な圧力伝達を阻害することになるか
らである。シリコーンオイルの脱気は、カバー2の穴2
aと、フランジ11の穴11aを介しておこなわれる。
つまり、各穴2a,11aは、シリコーンオイルの封入
と脱気に共用される。
【0003】差圧検出部1は、従来例と後述の発明に係
る実施例に共通で、図4の断面図に示すように、検出部
20および保護部30と、これらを連結する各導圧管1
6,17からなる。検出部20は、たとえば周知の静電
容量方式に基づく構成と周知の電子回路によって、測定
差圧に比例した電流信号を出力する。保護部30は、次
に述べるような構成をとって、誤って作用した過大な導
入圧力から検出部20を保護する。検出部20の構造と
動作は周知であるから、その説明は省略する。保護部3
0は、保護ダイヤフラム13を両側から各本体31,3
2によって挟んだ構造をとり、各本体31,32の同心
円状波形に形成された端面には、それぞれ微小空間を介
してシールダイヤフラム34,35が付設される。各本
体31,32には、保護ダイヤフラム13に相対するす
り鉢状凹部15,25と、軸線に沿って貫通する穴1
4,24と、導圧管16,17をそれぞれ貫通する穴4
5,55が連通して設けられる。各穴45,55は、一
方が検出部20の対応する導圧側に連通し、他方がすり
鉢状凹部15,25の近くで穴14,24に開口し、図
3に示したように、各シールダイヤフラム34,35を
覆う形でそれぞれカバー2が取り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたように、
従来例では、とくに高温プラントにおいて、隔膜ユニッ
ト内のシリコーンオイルが高温度で膨張し、この膨張に
基づく圧力増分によって差圧出力が不安定になる、また
は正確な差圧測定が阻害される、という問題点がある。
【0005】この発明が解決しようとする課題は、従来
の技術がもつ以上の問題点を解消して、高温プラントに
おいて差圧測定の安定化を図ることができる隔膜ユニッ
ト付き差圧検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、シールダイ
ヤフラム付きフランジと連結用パイプからなる隔膜ユニ
ットの2個を差圧検出部の対応する導圧側にそれぞれ付
設し、内部に非圧縮性で絶縁性の流体を封入した構成を
とり、測定流体の差圧に係る各圧力が対応するシールダ
イヤフラムで受圧され、封入流体を介して差圧検出部に
伝達される装置において、各隔膜ユニットのフランジに
内設される、圧力を受け一定方向に弾性変形して容積が
変化する弾性体、および、これに付設された形状記憶合
金の、前記一定方向に変形するバネを備え、弾性体に接
する空間を連結用パイプの内部空間と連通させるととも
に、測定流体の温度に応じて封入空間流体の封入容積を
変化させることができる、という構成である。
【0007】また、この発明において、弾性体は、ベロ
ーズであり、バネは、ベローズの内部に付設され、連結
用パイプの内部空間は、ベローズの内部空間と連通す
る、という構成にしたり、または、弾性体は、ベローズ
であり、バネは、ベローズの内部に付設され、連結用パ
イプの内部空間は、ベローズの外部空間と連通する、と
いう構成にするのが好ましい。
【0008】したがって、この発明では、測定流体の温
度に応じて封入流体自体の容積が変化(膨張・収縮)し
たとき、同時に温度に応じて伸縮量が記憶された形状記
憶合金のバネによって弾性体、たとえばベローズの容積
が温度に応じて変化し、ひいては封入流体の封入空間容
積が温度に応じて変化(増大・減少)する。したがっ
て、封入流体自体の容積変化分(膨張・収縮分)が吸収
されて、隔膜ユニット内部の封入流体の圧力変化を抑え
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態として、第
1,第2の各実施例を以下に図を参照しながら説明す
る。図1は第1実施例の断面図である。図において、こ
の第1実施例が従来例と異なる点は、フランジ5のボス
部分の内部に空洞7を形成し、この空洞7に、ベローズ
8とコイル状バネ9を設けたことである。バネ9は、温
度に応じて伸縮特性が定まる形状記憶合金からなり、ベ
ローズ8の内部に設けられる。ベローズ8は発明におけ
る弾性体に相当し、弾性変形する一定方向が図の上下方
向であり、バネ9の変形(伸縮)方向と一致する。ベロ
ーズ8の内部空間がパイプ6の内部空間と連通する構成
にしてある。
【0010】この第1実施例の動作は次のようになる。
測定流体の温度の上昇・下降に応じてシリコーンオイル
自体の容積が変化(膨張・収縮)しても、同時に温度の
上昇・下降に応じて伸縮するバネ9を介して、ベローズ
8の容積が増大・減少し、シリコーンオイルを封入する
ための空間容積が増大・減少する。したがって、シリコ
ーンオイル自体の容積変化分(膨張・収縮分)が吸収さ
れ、隔膜ユニット内部のシリコーンオイルの圧力変化を
抑えることができ、ひいては高温プラントにおいて差圧
測定の安定化を図ることができる。
【0011】図2は第2実施例の断面図で、この第2実
施例が第1実施例と異なる点は、ベローズ8の外部空間
がパイプ6の内部空間と連通する構成であり、関連して
バネ9Aが温度の上昇・下降に応じて、第1実施例での
バネ9のときと逆に収縮・伸長する特性にしてあること
である。したがって、測定流体の温度の上昇・下降に応
じてシリコーンオイル自体の容積が変化(膨張・収縮)
するとき、同時に温度の上昇・下降に応じてバネ9Aが
収縮・伸長し、ベローズ8の容積が減少・増大し、シリ
コーンオイルを封入するための空間容積が増大・減少す
る。したがって結果的に、第1実施例におけるときと同
様に、シリコーンオイル自体の容積変化分(膨張・収縮
分)が吸収され、隔膜ユニット内部のシリコーンオイル
の圧力変化を抑えることができ、ひいては高温プラント
において差圧測定の安定化を図ることができる。
【0012】ところで、構成上でベローズとバネの位置
関係(バネをベローズの内部に設けるか、外部に設ける
か)と、パイプとベローズの連通関係(パイプの内部空
間をベローズの内部空間と連通させるか、外部空間と連
通させるか)と、バネの伸縮の温度特性との組合わせに
係る種々な選択肢をとることができる。パイプとベロー
ズの連通関係は、バネの伸縮の温度特性と相まって、前
記の第1,第2の各実施例のように設計上の選択肢とな
り得る。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、測定流体の温度に応
じ封入流体自体の容積が変化しても、同時に形状記憶合
金のバネによって弾性体、たとえばベローズの容積が温
度に応じて変化し、ひいては封入流体の封入空間容積が
温度に応じて変化するから、封入流体自体の容積変化分
が吸収されて、隔膜ユニット内部の封入流体の圧力変化
を抑えることができる。したがって、高温プラントにお
いて差圧測定の安定化を図ることができる、という優れ
た効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る第1実施例の断面図
【図2】同じくその第2実施例の断面図
【図3】従来例の断面図
【図4】各実施例と従来例に共通な差圧検出部の断面図
【符号の説明】
1 差圧検出部 2 カバー 2a 穴 4 シールダイヤフラム 5 フランジ 5a 穴 6 パイプ 7 空洞 8 べローズ 9,9A バネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールダイヤフラム付きフランジと連結用
    パイプからなる隔膜ユニットの2個を差圧検出部の対応
    する導圧側にそれぞれ付設し、内部に非圧縮性で絶縁性
    の流体を封入した構成をとり、測定流体の差圧に係る各
    圧力が対応するシールダイヤフラムで受圧され、封入流
    体を介して差圧検出部に伝達される装置において、各隔
    膜ユニットのフランジに内設される、圧力を受け一定方
    向に弾性変形して容積が変化する弾性体、および、これ
    に付設された形状記憶合金の、前記一定方向に変形する
    バネを備え、弾性体に接する空間を連結用パイプの内部
    空間と連通させるとともに、測定流体の温度に応じて封
    入流体の封入空間容積を変化させることができる、こと
    を特徴とする隔膜ユニット付き差圧検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の装置において、弾性体
    は、ベローズであり、バネは、ベローズの内部に付設さ
    れ、連結用パイプの内部空間は、ベローズの内部空間と
    連通する、ことを特徴とする隔膜ユニット付き差圧検出
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の装置において、弾性体
    は、ベローズであり、バネは、ベローズの内部に付設さ
    れ、連結用パイプの内部空間は、ベローズの外部空間と
    連通する、ことを特徴とする隔膜ユニット付き差圧検出
    装置。
JP20868696A 1996-08-08 1996-08-08 隔膜ユニット付き差圧検出装置 Pending JPH1048085A (ja)

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