JPH1047922A - 路面上のレーン検出方法及び装置 - Google Patents

路面上のレーン検出方法及び装置

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JPH1047922A
JPH1047922A JP8219384A JP21938496A JPH1047922A JP H1047922 A JPH1047922 A JP H1047922A JP 8219384 A JP8219384 A JP 8219384A JP 21938496 A JP21938496 A JP 21938496A JP H1047922 A JPH1047922 A JP H1047922A
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俊明 柿並
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祥勝 木村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 路面上のレーン状態に左右されることなく、
適切にレーンを検出し得るレーン検出方法及び装置を提
供する。 【解決手段】 路面上のレーンの両側の境界線を表すエ
ッジを検出して順次エッジメモリに格納し、少くとも二
列のエッジ群に基づき3次元平面上で両側の境界線を特
定する。前回の画像に基づき両側の境界線に対する曲率
中心を特定し、エッジメモリに新たに格納したエッジ群
の中から、同心円弧に沿って夫々所定距離毎に、複数の
連続した領域に分割し、この領域毎に一対のエッジ列を
抽出する。そして、各領域における各々のエッジ列に対
する一対の接線に対する法線を特定し、この法線と一対
の接線の交点間の線分をレーンのセグメントとして設定
し、これに基づき両側の境界線を特定した画像を更新す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面上のレーン検
出方法及び装置に関し、特に自動車の前方の、運転者の
視界と一致する可視領域の画像情報に基づき、両側の境
界線を特定することによって路面上のレーンを検出し得
るレーン検出方法及び装置に係る。
【0002】
【従来の技術】一般に、道路の境界線を幾何学的に特定
する場合には、道路の両側(左右)の白線の位置を対応
づけることが行なわれる。ここで、「対応づける」と
は、左右の白線の接線を求めるとき、道路平面内で曲率
中心に向かう法線を共有する位置を定めることをいう。
そして、法線と接線との交点を「対応点」といい、左右
の対応点間を結ぶ線分を「道路セグメント」という。而
して、道路の複数の位置で道路セグメントを求め、それ
らを並設すれば道路平面を表すことになり、各道路セグ
メントはそのセグメント位置での道路の方向を示してい
る。
【0003】上記の道路境界線の特定方法に関しては、
慶応義塾大学、小沢慎治氏の論文「道路像解析における
対応点の決定法」(電子情報通信学会論文誌D-IIVol.J7
2-D-II No.5pp.827-830 1989年5月発行)において、図
15に示すように、無限遠点の位置を利用してレーンの
接線ベクトルTを求め、左右の接線ベクトルに対する法
線である単位セグメントベクトルSを得て、S・T=0
となる接線ベクトルの組み合わせを探すという方法が提
案されている。
【0004】また、メリーランド大学、ディメンソン
(D. DeMenthon)氏の論文「A ZERO-BANK ALGORITHM FO
R INVERSE PERSPECTIVE OF ROAD FROM A SINGLE IMAGE
」(Proc.IEEE Interl. Conf. on Robotics and Automa
tion, pp.1444-1449, 1987 年3月発行)には次の方法
が提案されている。即ち、道路境界線の左右の接線が平
行であれば、一方の接線からの法線は他方の接線におい
ても法線となり、道路セグメントの条件を満足する。例
えば図16に示すように、左右の接線N1−N2,M1
−M2が平行でないときには、この交点Rは接線N1−
N2に対する道路セグメントの端点として期待する位置
から外れてしまうことになる。従って、道路が曲がって
いる場合、左右の接線からの法線を使って曲率中心やレ
ーン幅を計算できると説明されている。
【0005】一方、自動車の前方の可視領域の画像情報
を処理し種々の用途に供する画像処理装置が提案されて
おり、特開平6−215137号の公報には、画像中の
特徴点の情報を高速で検出しうる画像処理装置を提供す
ることを課題とし、走査テーブルメモリ手段上に書き込
まれる走査線情報(走査開始座標、走査終了座標)の組
合せによって走査領域が決定されるように構成されてい
る。具体的には、進行方向に向かう白線(車線)の輪郭
を検出する場合、白線が存在する領域は、通常はある狭
い範囲内に限定されるので、その狭い範囲の画像データ
だけを検出対象として走査すべく、走査領域(ウィンド
ウという)を、走査テーブルメモリ手段上に書き込まれ
る走査線情報(走査開始座標、走査終了座標)の組合せ
によって決定することとしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の道路の境界線の
特定方法に関し、前者の論文に記載の方法においては、
S・T=0が成立するまで演算を繰り返す必要があるの
で応答性に問題が残る。また、後者の論文に記載の境界
線の特定方法においては、曲線で表現される道路の微少
区間を台形で表し、最も手前で道路セグメントを設定し
た台形領域に対して、次の台形を継ぎ足して延長してい
くことが基本とされている。従って、道路が汚れていた
り、白線が欠損している場合には、延長の過程で道路セ
グメントを設定できないことがある。
【0007】尚、前掲の論文には、道路の境界線、道路
セグメント等と表現されているが、実際には、路面上に
一定の距離を隔てて平行な二本の白色等の明色の線(代
表して、白線という)が施されて両側(左右)の境界線
とされ、これらの境界線の間の領域が、自動車等が走行
するためのレーン(以下、レーンという)となってい
る。従って、二本の白線を特定することによって路面上
のレーンを設定することができる。このような点から本
願においては、「道路セグメント」に代えて「レーンの
セグメント」もしくは単に「セグメント」を用い、「道
路の境界線」に代えて「レーンの境界線」を用いること
とする。従って、道路の両端に白線が施され、これらを
特定することによって道路を検出する場合には、レーン
即ち道路を意味することとなる。
【0008】前述のように、道路のレーン形状を安定的
にしかも高精度に検出するためには、手前から遠方に向
かって一定間隔で複数のレーンのセグメントを設定でき
ることが理想である。しかし、レーンの境界線となる白
線は連続した実線もあるが、破線で描かれていることも
あり、前述のディメンソン氏の論文に記載の方法のよう
に、走行中の前方道路の画像に対して、予め定めた区間
でのみセグメントを設定しようとすると、その区間内に
白線が存在しなければ、セグメントを設定できないとい
う不都合が生じる。
【0009】そこで、本発明は、路面上のレーン検出方
法において、レーン状態に左右されることなく適切にレ
ーンを検出し得るようにすることを課題とする。
【0010】また、本発明は、路面上のレーン状態に左
右されることなく適切にレーン検出を行ない得るレーン
検出装置を提供することを別の課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の路面上のレーン検出方法は、請求項1に記
載のように、検出対象とする路面上のレーンの両側の境
界線を含む画像情報の濃淡に基づき、前記両側の境界線
を表すエッジを検出して順次エッジメモリに格納し、前
記両側の境界線を表す連続した二列のエッジ群を形成
し;少くとも前記二列のエッジ群に基づき3次元平面上
で前記両側の境界線を特定し;前記両側の境界線を特定
した前回の画像に基づき前記両側の境界線に対する曲率
中心を特定し;前記エッジメモリに新たに格納し前記両
側の境界線を表す連続した二列のエッジ群を形成するエ
ッジ群の中から、前記曲率中心を中心とする同心円弧に
沿って夫々所定距離毎に、複数の連続した領域に分割
し、該領域毎に一対のエッジ列を抽出し;各領域におけ
る各々のエッジ列に対する一対の接線を特定し;該一対
の接線に対する法線を特定し;該法線と前記一対の接線
の交点を特定し、該一対の交点間の線分を前記レーンの
セグメントとして設定し;該セグメントに基づき前記両
側の境界線を特定した画像を更新することとしたもので
ある。
【0012】あるいは、請求項2に記載のように、前記
曲率中心を中心とする同心円弧に沿って夫々所定距離毎
に、相互に隣接する領域の一部が重合するように複数の
領域に分割し、該領域毎に一対のエッジ列を抽出するこ
ととしてもよい。
【0013】更に、請求項3に記載のように、前記一対
の接線は、前記各領域における前記一対のエッジ列を平
行としたときの各々のエッジ列に対する一対の接線と
し、前記各領域における前記一対のエッジ列を構成する
エッジ群の重心を特定し、前記法線は、前記重心を通る
法線としてもよい。
【0014】また、本発明の路面上のレーン検出装置
は、請求項4に記載し図2に示したように、検出対象と
する路面上のレーンの両側の境界線を含む画像情報を入
力し該画像情報の濃淡に基づきエッジを検出し、前記両
側の境界線を表すエッジを順次出力するエッジ検出手段
EDと、エッジ検出手段EDが出力した前記両側の境界
線を表すエッジを順次格納し、前記両側の境界線を表す
連続した二列のエッジ群を形成するエッジメモリ手段E
Mと、少くとも前記二列のエッジ群に基づき3次元平面
上で前記両側の境界線を特定する画像処理手段DPと、
前記両側の境界線を特定した前回の画像に基づき前記両
側の境界線に対する曲率中心を特定する曲率中心特定手
段RCと、エッジメモリ手段EMが新たに格納し前記両
側の境界線を表す連続した二列のエッジ群を形成するエ
ッジ群の中から、前記曲率中心を中心とする同心円弧に
沿って夫々所定距離毎に、複数の連続した領域に分割
し、該領域毎に一対のエッジ列を抽出するエッジ列抽出
手段ESと、エッジ列抽出手段ESが抽出した各領域に
おける各々のエッジ列に対する一対の接線を特定する接
線特定手段TLと、前記一対の接線に対する法線を特定
する法線特定手段NLと、前記法線と前記一対の接線の
交点を特定し、該一対の交点間の線分を前記レーンのセ
グメントとして設定し、該セグメントを画像処理手段D
Pに出力するセグメント設定手段SDとを備え、画像処
理手段DPが、前記セグメントに基づき前記両側の境界
線を特定した画像を更新するように構成したものであ
る。
【0015】あるいは、請求項5に記載のように、前記
エッジ列抽出手段ESは、前記曲率中心を中心とする同
心円弧に沿って夫々所定距離毎に、相互に隣接する領域
の一部が重合するように複数の領域に分割し、該領域毎
に一対のエッジ列を抽出するように構成してもよい。な
お、前記レーン検出装置においては、前記検出対象を含
む可視領域を撮像する撮像手段CSを備えたものとし、
撮像手段CSが撮像した画像情報をエッジ検出手段ED
に入力し、前記エッジを検出するように構成するとよ
い。
【0016】更に、請求項6に記載のように、前記各領
域における前記一対のエッジ列を構成するエッジ群の重
心を特定する重心特定手段GCを備えたものとし、接線
特定手段TLは、前記一対のエッジ列を平行としたとき
の各々のエッジ列に対する一対の接線を特定し、法線特
定手段NLは、前記重心を通る前記一対の接線に対する
法線を特定するように構成してもよい。なお、前記レー
ン検出装置においては、前記検出対象を含む可視領域を
撮像する撮像手段CSを備えたものとし、撮像手段CS
が撮像した画像情報をエッジ検出手段EDに入力し、前
記エッジを検出するように構成するとよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照し乍ら説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
レーン検出方法の原理を説明するもので、先ず(1)前
回の画像情報に基づき検出対象の路面のレーン形状が特
定できているものとし、この曲率中心Cに対して新しい
画面での白線に対するエッジ群から、曲率中心Cを中心
とする円弧を構成する一方のエッジ群あるいは左右のエ
ッジ群の中心に沿って所定距離ΔL毎に、複数の連続し
た領域RS1,RS2,RS3等に分割し、これらの領
域毎に一対のエッジ列を抽出する。次に(2)各領域に
おける両側(左右)のエッジ列に対する接線方程式を求
める。このとき、左右の白線は平行であるという拘束条
件を設け、最小自乗法により2本の接線方程式を求める
と共に、エッジ群の重心Gを求める。これらに基づき
(3)エッジ群の重心Gを通り左右の接線に直交する直
線即ち法線の方程式を求め、法線と左右の接線との交点
を求める。そして(4)左右の交点間を結ぶ線分をレー
ンのセグメントSiとして設定し、(5)セグメントS
iに基づき、上記のレーン形状を特定した画像を更新す
る。
【0018】而して、レーンの線形判別、任意区間の平
均カーブ曲率半径、任意距離前方の方位、自動車のヨー
角、横変位、レーン幅等を演算することができる。例え
ば、運転者の視点位置からセグメントS1乃至Snまで
の道のり距離をD1乃至Dnとすると、セグメントS
i,Sjの延長線上での交点は、道のり距離Di,Dj
の区間での曲率中心Cであり、曲率中心Cとセグメント
Si,Sjまでの距離は曲率半径Ri,Rjで表すこと
ができる(図示省略)。このようにして、セグメントの
任意の区間での曲率半径を演算することができる。そし
て、求められたセグメントの右側端点もしくは左側端
点、又は中点の集合に対して曲線を当てはめれば、境界
線又は中心線を曲線の方程式として表すことができるの
で、任意の道のり距離でのレーンの境界線又は中心線の
方位を求めることができる。更に、上述した曲線を視点
位置まで延長し、この位置でのセグメントを求めれば、
視点位置でのヨー角、横変位、レーン幅を演算すること
もできる。
【0019】次に、本発明のレーン検出装置の実施形態
について図面を参照しながら説明する。本実施形態は、
自動車の運転者の視界と一致する前方の可視領域内に存
在する検出対象を、確実に検出し画像表示し得るように
構成されている。図3はレーン検出装置の全体構成を示
すもので、例えば固体撮像素子のCCDを用いたCCD
カメラ1が、例えば自動車(図示せず)内の運転者の視
点近傍に配置され前方の可視領域が撮像される。このC
CDカメラ1で撮像されるアナログ信号の画像信号はエ
ッジ検出部10のADコンバータ11に供給され、濃度
に応じたデジタル信号に変換される。
【0020】エッジ検出部10において、ADコンバー
タ11の出力信号は二本のラインバッファ12を介して
検出回路13内のSobel のエッジ抽出オペレータ14に
供給され、x方向及びy方向のエッジが検出されるよう
に構成されている。また、CCDカメラ1の出力信号が
同期信号としてx−yアドレス変換部15に供給され
る。このとき、エッジのx座標として10ビットが割り
当てられ、y座標には9ビットが割り当てられ、最大値
用に8ビットが割り当てられ、更に、正負の符号用に1
ビットが割り当てられる。更に、検出回路13は後述す
るウィンドウゲート16を有し、検出対象判定部20に
接続されている。尚、このエッジ検出部10は、ゲート
アレーで構成することができる。
【0021】検出対象判定部20はマイクロコンピュー
タで構成され、CPU21、ROM22、RAM23、
出力用のシリアルポート24、割込カウンタ25、タイ
マ26等を有し、これらがアドレスバス及びデータ/コ
ントロールバスを介して接続されている。尚、27は電
源部である。RAM23は図4に示すようにウィンドウ
メモリ23wとエッジメモリ23eを有し、前者のウィ
ンドウデータがウィンドウゲート16に供給されると共
に、エッジ抽出オペレータ14の抽出データがウィンド
ウゲート16に供給され、ウィンドウゲート16内でこ
れらの論理積(AND)が演算され、その演算結果がエ
ッジメモリ23eに供給されて格納される。
【0022】図9は、ウィンドウメモリ23w内のテー
ブルメモリの一例を示すもので、図9の右側に示す画面
の横又は縦(図9の例では横のx軸方向)の走査線48
0本に対応する0番地から479番地のアドレスが設定
される。このアドレス毎に上記の走査線に応じて少くと
も一つの基準点のx座標又はy座標(図9の例ではx座
標のX0乃至X479)を設定すると共に、各基準点に対し所
定の幅(図9の例ではW0乃至W479)が設定されて格納さ
れる。尚、図9の画面の左上角部の座標は(0,0)で
あり、右下角部の座標は(639,479)である。ま
た、テーブルメモリが16ビットである場合には、ウィ
ンドウのx座標設定用に10ビットが用いられ、幅の設
定用に6ビットが用いられるように構成されるが、32
ビットのメモリであれば、幅も略画面一杯に設定するこ
とができる。
【0023】図4はエッジ検出に係る機能ブロック図
で、同期信号Sが夫々水平カウンタ17及び垂直カウン
タ18を介して2本のラインバッファ12、3×3マト
リクスレジスタ19、Sobel のエッジ抽出オペレータ1
4ex,14ey、ピーク検出部14px, 14pyに供給され
る。而して、2本のラインバッファ12を介して走査線
3本の画像データが3×3マトリクスレジスタ19に供
給され、エッジ抽出オペレータ14ex,14eyにて、2
次元画面におけるx方向及びy方向のエッジが検出さ
れ、更にピーク検出部14px, 14pyにて求められた夫
々のピーク値がエッジメモリ23eに供給される。尚、
y方向のピーク値を求めるためピーク値検出用のメモリ
23pが設けられている。一方、ウィンドウゲート16
にてピーク判定されたときのピーク値検出用メモリ23
pの内容とウィンドウメモリ23wのメモリ値との論理
積(AND)が求められ、ウィンドウの位置及び幅がエ
ッジメモリ23eに供給される。このエッジメモリ23
eは、x方向及びy方向の濃度メモリ23gx,23gyと
x方向及びy方向の座標メモリ23px,23pyを有し、
夫々にエッジのピーク値が格納される。
【0024】上記の構成になる本実施形態のレーン検出
装置においては、図5乃至図8のフローチャートに従っ
て画像処理が行なわれる。先ず図5のステップ101に
おいて、CCDカメラ1の全ての出力画像信号がADコ
ンバータ11及びラインバッファ12を介して検出回路
13に供給され、画像情報が取り込まれる。次に、ステ
ップ102にてエッジが検出される。本実施形態ではこ
のエッジに基づき図10に示すように特徴点が設定さ
れ、この特徴点のx座標及びy座標が特定される。ま
た、ステップ103において今回の画像処理時の検出対
象ウィンドウが設定される。尚、この処理については図
6を参照して後述する。
【0025】図10は上記の特徴点の抽出状況を示すも
ので、先ず画像濃度を表す信号が微分され、微分値(ピ
ーク値)が所定のしきい値によって二値化され所定幅の
特徴領域Z1,Z2が形成される。更に、細線化処理が
行なわれ、特徴領域Z1,Z2の中央部分の位置が特徴
点P1,P2とされ、輪郭を表す基準とされる。このよ
うに、本実施形態では輪郭を表す指標として一般的なエ
ッジのほかに特徴点が設定されるが、エッジをそのまま
用いることとしてもよい。
【0026】続いて、ステップ104において、ステッ
プ102にてエッジに基づいて設定された特徴点と、ス
テップ103で設定された検出対象ウィンドウの論理積
(AND)がとられ、このウィンドウ内の特徴点が抽出
される。そして、ステップ105に進むが、ステップ1
05以降は検出対象が曲線又は直線状の場合に特有の処
理であり、具体的には本実施形態が対象とする自動車走
行用のレーンの白線の特定に好適な処理である。
【0027】ステップ105においては、図11及び図
12に示すように、ステップ104で抽出された画面上
の特徴点が路面上に存在するように、特徴点の位置が3
次元平面上の位置に変換される。尚、前述の2次元平面
の座標軸x,yに対し、3次元平面の座標軸をX,Y,
Zで表す。上記のように3次元平面上の位置に変換され
た特徴点によって、ステップ106にてレーンのセグメ
ントが設定されるが、これについては図7及び図8を参
照して後述する。続いて、ステップ107にてセグメン
トの配列に対し数学モデルが当てはめられ、更にステッ
プ108に進み、合致する数学モデルによってレーン形
状を表すパラメータ(曲率半径、レーンの幅等)が計測
される。更に、ステップ109に進み、レーン形状を表
すパラメータが2次元平面座標に換算され、次回の検出
対象ウィンドウの設定に供される。
【0028】次に、図6を参照して、ステップ103に
おいて実行される検出対象ウィンドウの設定について説
明する。ステップ201において検出対象ウィンドウ
(以下、単にウィンドウという)の縦軸(y軸)の上端
及び下端を設定する値が、夫々所定値yb,ytに設定
され(本実施形態では、yb≧0,yt≦479)、縦
軸(y軸)上の位置yの値が画面の最下端(y=47
9)に設定される。
【0029】続いて、ステップ203においてウィンド
ウの左側設定用のメモリ(y)及び右側設定用のメモリ
(y)が夫々キャンセル(無効)され、ステップ204
においてy軸上の位置yの値がディクリメント(−1)
された後、ステップ205にて所定値ybと比較され、
所定値yb以下となるまでステップ203及び204が
繰り返される。y軸上の位置yの値が所定値yb以下と
なると、ステップ206に進み、所定値ybとされる。
このようにして画面の下端が設定され、画面の下方の位
置ybからステップ207以降の処理が開始する。
【0030】ステップ207においては、ウィンドウの
幅がw(y) に設定される。ウィンドウの幅w(y) は、一
定(w(y) =Ky,但しKyは定数)としてもよいし、
3次元平面上でウィンドウの幅が一定になるように設定
してもよい。あるいは、遠方でウィンドウの幅が拡大す
るように設定してもよい。そして、ステップ208にて
ウィンドウの左側設定用のメモリ(y)の始点が、fl
(y) −w(y)/2に設定される。ここで、fl(y) は2次
元画面上での左側の白線形状の中心線を表し、前回の値
である。
【0031】また、ステップ209にてウィンドウの左
側設定用のメモリ(y)の幅が、w(y) に設定される。
同様に、ステップ210にてウィンドウの右側設定用の
メモリ(y)の始点が、fr(y) −w(y)/2に設定さ
れ、ステップ211にてウィンドウの右側設定用のメモ
リ(y)の幅が、w(y) に設定される。尚、fr(y) は
2次元画面上での右側の白線形状の中心線を表し、前回
の値である。このように、本実施形態ではウィンドウの
形状は基準点(始点)と幅によって規定されるが、始点
と終点を設定することとしてもよい。
【0032】次に、ステップ212においてy軸上の位
置yの値がディクリメント(−1)された後、ステップ
213にて画面の上端を表す所定値ytと比較され、所
定値ytを下回るまでステップ207乃至212が繰り
返される。y軸上の位置yの値が所定値ytを下回る
と、ステップ214に進む。
【0033】而して、画面に予め設定した上端を超える
ことになるので、ステップ214においてウィンドウの
左側設定用のメモリ(y)及び右側設定用のメモリ
(y)がキャンセルされ、ステップ215においてy軸
上の位置yの値がディクリメント(−1)された後、ス
テップ216にて0と比較され、y軸上の位置yの値が
0を下回るまでステップ214及び215が繰り返さ
れ、y軸上の位置yの値が0を下回ると図5のルーチン
に戻る。
【0034】図5のステップ106におけるレーンのセ
グメントの設定は、図7及び図8のフローチャートに従
って実行される。先ず、ステップ301において前回の
画像に表示された二列のエッジ群による白線の線形形状
が判定され、カーブしていると判定されるとステップ3
02以降に進み、直線と判定されるとステップ316以
降(図8)に進む。白線がカーブしていると判定される
と、ステップ302において前回の画像に基づき白線の
曲率中心が特定され、これを中心とする同心円弧に沿っ
て所定距離ΔL毎に、連続した複数の領域RS1乃至R
Snに分割されると共に、各領域を表す番号iがクリア
される。そして、カーブ内側の白線に対し、ステップ3
03にて領域番号iの領域RSiの始点がIP1とさ
れ、ステップ304にて領域RSiの終点がIP2とさ
れる。
【0035】次に、ステップ305において、図1に示
すように前回の画像に表示された白線を円弧としたとき
の中心Cと始点IP1を通る直線がL1とされ、ステッ
プ306において中心Cと終点IP2を通る直線がL2
とされる。続いて、ステップ307,308に進み、直
線L1とカーブ外側の白線との交点がOP1とされると
共に、直線L2とカーブ外側の白線との交点がOP2と
される。
【0036】そして、ステップ309において交点IP
1と交点IP2との間の白線を構成するエッジ群の各座
標が最小二乗法演算用行列に供されると共に、ステップ
310において交点OP1と交点OP2との間の白線を
構成するエッジ群の各座標が最小二乗法演算用行列に供
される。これらの演算結果に基づき、ステップ311に
おいて一対のエッジ列を構成するエッジ群に対し、最小
二乗法により平行線が当てはめられ、一対の接線が特定
される。また、ステップ312において一対のエッジ列
を構成するエッジ群の重心Gが求められ、この重心Gを
通る平行線モデルの法線がステップ313にてSiとさ
れる。即ち、平行線モデル間の線分がレーンのセグメン
トSiとされる。以上の処理が行なわれた後、領域番号
iがインクリメント(+1)され、nとなるまでステッ
プ303乃至ステップ314の処理が繰り返される。
【0037】一方、ステップ301において前回の画像
に表示された白線の線形形状が直線と判定されると、図
8のステップ316において、所定距離ΔL毎に連続し
た複数の領域RS1乃至RSnに分割されると共に、各
領域を表す番号iがクリアされた後、例えば右側の白線
に対し、ステップ317にて領域番号iの領域の始点が
RP1とされ、ステップ318にて領域番号iの領域の
終点がRP2とされる。続いて、ステップ319,32
0に進み、左側の白線に対し領域番号iの領域RSiの
始点がLP1とされ、領域RSiの終点がLP2とされ
る。
【0038】そして、ステップ321において始点RP
1と終点RP2との間の白線を構成するエッジ群の各座
標が最小二乗法演算用行列に供されると共に、ステップ
322において始点LP1と終点LP2との間の白線を
構成するエッジ群の各座標が最小二乗法演算用行列に供
される。これらの演算結果に基づき、ステップ323に
おいて一対のエッジ列を構成するエッジ群に対し、最小
二乗法により平行線が当てはめられ、一対の接線が特定
される。また、ステップ324において一対のエッジ列
を構成するエッジ群の重心Gが求められ、この重心Gを
通る平行線モデルの法線がステップ325にてSiとさ
れる。而して、この法線Siの平行線モデル間の線分が
レーンのセグメントとされる。以上の処理が行なわれた
後、領域番号iがインクリメント(+1)され、nとな
るまでステップ317乃至ステップ326の処理が繰り
返される。
【0039】以上のように、本実施形態においては繰り
返し演算を行なうことなくレーンのセグメントが設定さ
れるので、安価に構成することができる。また、両側の
白線の接線が平行線であることを拘束条件としているの
で、従前の白線毎に接線を求める方法に比し、路面や白
線の汚れ等のノイズに影響され難く、適切にレーンのセ
グメントを設定することができる。しかも、予め分割さ
れた複数の領域RS1,RS2,RS3等に、複数のセ
グメントS1,S2,S3等が連続して設定されている
ので、仮に一部の領域においてセグメントの設定が困難
な事態が生じても、他の領域におけるセグメントの設定
に影響することなく、略一定の間隔で連続した適切なセ
グメントを設定することができる。更に、「レーン幅が
一定」という拘束条件を加えれば、ノイズの影響を一層
受け難くくなる。
【0040】図13は本発明の他の実施形態に係り、例
えば複数のセグメントS1,S2等を設定する領域RS
1,RS2等が相互に重合するように設定されたもの
で、特に、図13ではエッジ列が略直線状であるときの
領域の設定状況を示している。即ち、本実施形態では、
図13に重合部分をΔlpで示したように、隣接する領域
RS1,RS2が重合している。尚、その他の構成は前
述の実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0041】図14は、距離ΔLが一定でなく、レーン
のカーブに沿って分割する区分の長さが順次短くなるよ
うに設定した例を示すものである。従って、この例では
曲率中心がC1,C2,C3というように移動すること
となるが、基本的には前述の方法と同様にセグメントS
1,S2,S3等を設定することができる。
【0042】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で以下に記載の効果を奏する。即ち、請求項1に係る路
面上のレーン検出方法は、曲率中心を中心とする同心円
弧に沿って夫々所定距離毎に、複数の連続した領域に分
割し、該領域毎に一対のエッジ列を抽出し、各領域にお
ける各々のエッジ列に対する一対の接線を特定し、これ
ら一対の接線に対する法線を特定し、この法線と一対の
接線の交点を特定し、これら一対の交点間の線分をレー
ンのセグメントとして設定することとしており、略一定
間隔の複数の領域毎にセグメントを設定することができ
るので、仮に一部にセグメントの設定が困難な区間があ
った場合でも、確実にセグメントを設定し、適切にレー
ンを検出することができる。
【0043】更に、請求項2に記載の方法においては、
相互に隣接する領域の一部が重合するように複数の領域
に分割し、該領域毎に一対のエッジ列を抽出することと
しているので、例えばレーンを構成する白線が破線であ
っても、あるいは白線の一部が消えていても各領域内で
エッジを確保することができ、確実にセグメントを設定
し、適切にレーンを検出することができる。
【0044】また、請求項3に記載の方法においては、
各領域における一対のエッジ列を平行としたときの各々
のエッジ列に対する一対の接線を特定し、これら一対の
エッジ列を構成するエッジ群の重心を特定し、この重心
を通る一対の接線に対する法線を特定することとしてい
るので、レーンの汚れ等のノイズに影響され難く、迅速
且つ確実にセグメントを設定し、適切にレーンを検出す
ることができる。
【0045】請求項4に記載の路面上のレーン検出装置
は、曲率中心を中心とする同心円弧に沿って夫々所定距
離毎に、複数の連続した領域に分割し、該領域毎に一対
のエッジ列を抽出するエッジ列抽出手段と、エッジ列抽
出手段が抽出した各領域における各々のエッジ列に対す
る一対の接線を特定する接線特定手段と、前記一対の接
線に対する法線を特定する法線特定手段を具備し、セグ
メント設定手段により、前記法線と前記一対の接線の交
点を特定し、該一対の交点間の線分をレーンのセグメン
トとして設定するように構成されており、略一定間隔の
複数の領域毎にセグメントを設定することができるの
で、仮に一部にセグメントの設定が困難な区間があった
場合でも、確実に複数の領域毎にセグメントを設定し、
適切にレーン検出を行なうことができる。
【0046】また、請求項5に記載の装置においては、
エッジ列抽出手段が、相互に隣接する領域の一部が重合
するように複数の領域に分割し、該領域毎に一対のエッ
ジ列を抽出する構成とされているので、破線の白線に対
しても各領域内でエッジを確保することができ、確実に
セグメントを設定し、適切にレーン検出を行なうことが
できる。
【0047】また、請求項6に記載の装置においては、
接線特定手段が、各領域における一対のエッジ列を平行
としたときの各々のエッジ列に対する一対の接線を特定
し、重心特定手段が、これら一対のエッジ列を構成する
エッジ群の重心を特定し、法線特定手段が、重心を通る
一対の接線に対する法線を特定するように構成されてい
るので、ノイズに影響され難く、迅速且つ確実にセグメ
ントを設定し、適切にレーン検出を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の路面上のレーン検出方法におけるセグ
メントの設定方法を示す説明図である。
【図2】本発明の路面上のレーン検出装置の構成の概要
を示すブロック図である。
【図3】本発明一実施形態の全体構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明の一実施形態におけるエッジ検出部の構
成を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態における画像処理を示すフ
ローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態における検出対象ウィンド
ウ設定の処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態におけるセグメント設定の
処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態におけるセグメント設定の
処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態におけるウィンドウ設定メ
モリを示す構成図である。
【図10】本発明の一実施形態における特徴点の検出状
況を示すグラフである。
【図11】本発明の一実施形態において特徴点の位置を
3次元平面上の位置に変換する状況を示す図である。
【図12】本発明の一実施形態において特徴点の位置を
3次元平面上の位置に変換する状況を示す図である。
【図13】本発明の他の実施形態に係るレーン検出方法
における領域及びセグメントの設定方法を示す説明図で
ある。
【図14】本発明の更に他の実施形態に係るレーン検出
方法における領域及びセグメントの設定方法を示す説明
図である。
【図15】従来の道路セグメントの設定方法の一例を説
明する図である。
【図16】従来の道路セグメントの設定方法の他の例を
説明する図である。
【符号の説明】
1 CCDカメラ 10 エッジ検出部 11 ADコンバータ 12 ラインバッファ 13 検出回路 14 エッジ抽出オペレータ 15 x−yアドレス変換部 16 ウィンドウゲート 20 検出対象判定部 23w ウィンドウメモリ 23e エッジメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/18 G06F 15/62 380 15/64 330 15/70 330G

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出対象とする路面上のレーンの両側の
    境界線を含む画像情報の濃淡に基づき、前記両側の境界
    線を表すエッジを検出して順次エッジメモリに格納し、
    前記両側の境界線を表す連続した二列のエッジ群を形成
    し;少くとも前記二列のエッジ群に基づき3次元平面上
    で前記両側の境界線を特定し;前記両側の境界線を特定
    した前回の画像に基づき前記両側の境界線に対する曲率
    中心を特定し;前記エッジメモリに新たに格納し前記両
    側の境界線を表す連続した二列のエッジ群を形成するエ
    ッジ群の中から、前記曲率中心を中心とする同心円弧に
    沿って夫々所定距離毎に、複数の連続した領域に分割
    し、該領域毎に一対のエッジ列を抽出し;各領域におけ
    る各々のエッジ列に対する一対の接線を特定し;該一対
    の接線に対する法線を特定し;該法線と前記一対の接線
    の交点を特定し、該一対の交点間の線分を前記レーンの
    セグメントとして設定し;該セグメントに基づき前記両
    側の境界線を特定した画像を更新することを特徴とする
    路面上のレーン検出方法。
  2. 【請求項2】 前記曲率中心を中心とする同心円弧に沿
    って夫々所定距離毎に、相互に隣接する領域の一部が重
    合するように複数の領域に分割し、該領域毎に一対のエ
    ッジ列を抽出することを特徴とする請求項1記載のレー
    ン検出方法。
  3. 【請求項3】 前記一対の接線が、前記各領域における
    前記一対のエッジ列を平行としたときの各々のエッジ列
    に対する一対の接線であって、前記各領域における前記
    一対のエッジ列を構成するエッジ群の重心を特定し、前
    記法線が、前記重心を通る法線であることを特徴とする
    請求項1記載のレーン検出方法。
  4. 【請求項4】 検出対象とする路面上のレーンの両側の
    境界線を含む画像情報を入力し該画像情報の濃淡に基づ
    きエッジを検出し、前記両側の境界線を表すエッジを順
    次出力するエッジ検出手段と、該エッジ検出手段が出力
    した前記両側の境界線を表すエッジを順次格納し、前記
    両側の境界線を表す連続した二列のエッジ群を形成する
    エッジメモリ手段と、少くとも前記二列のエッジ群に基
    づき3次元平面上で前記両側の境界線を特定する画像処
    理手段と、前記両側の境界線を特定した前回の画像に基
    づき前記両側の境界線に対する曲率中心を特定する曲率
    中心特定手段と、前記エッジメモリ手段が新たに格納し
    前記両側の境界線を表す連続した二列のエッジ群を形成
    するエッジ群の中から、前記曲率中心を中心とする同心
    円弧に沿って夫々所定距離毎に、複数の連続した領域に
    分割し、該領域毎に一対のエッジ列を抽出するエッジ列
    抽出手段と、該エッジ列抽出手段が抽出した各領域にお
    ける各々のエッジ列に対する一対の接線を特定する接線
    特定手段と、前記一対の接線に対する法線を特定する法
    線特定手段と、前記法線と前記一対の接線の交点を特定
    し、該一対の交点間の線分を前記レーンのセグメントと
    して設定し、該セグメントを前記画像処理手段に出力す
    るセグメント設定手段とを備え、前記画像処理手段が、
    前記セグメントに基づき前記両側の境界線を特定した画
    像を更新するように構成したことを特徴とする路面上の
    レーン検出装置。
  5. 【請求項5】 前記エッジ列抽出手段が、前記曲率中心
    を中心とする同心円弧に沿って夫々所定距離毎に、相互
    に隣接する領域の一部が重合するように複数の領域に分
    割し、該領域毎に一対のエッジ列を抽出することを特徴
    とする請求項4記載のレーン検出装置。
  6. 【請求項6】 前記各領域における前記一対のエッジ列
    を構成するエッジ群の重心を特定する重心特定手段を備
    え、前記接線特定手段が、前記一対のエッジ列を平行と
    したときの各々のエッジ列に対する一対の接線を特定
    し、前記法線特定手段が、前記重心を通る前記一対の接
    線に対する法線を特定するように構成したことを特徴と
    する請求項4記載のレーン検出装置。
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