JP2001101420A - 障害物検出装置及びその方法 - Google Patents
障害物検出装置及びその方法Info
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Abstract
在する障害物を検出し、さらに、その障害物が自車が衝
突するまでの時間を計測する。 【解決手段】 複数台のTVカメラによりなる画像入力
部1からの複数枚の画像を蓄積するための画像蓄積部2
と、基準カメラの画像を基準画像としその他を参照画像
として、3次元空間中のある面上を基準カメラに対して
静止、又は運動する物体の動きの無限遠点に対応した基
準画像上の投影点を抽出する特徴抽出部3と、基準画像
上の任意の点が道路面上にあると仮定した場合の参照画
像上の対応点を算出し、これらの点の輝度差から道路面
上に存在しない点を検出する検出部4と、検出した基準
画像上における道路面上に存在しない点と、特徴抽出部
により抽出した投影点とに基づいて、道路面上に存在し
ない点を含む障害物が基準カメラに衝突するまでの時間
を計算する衝突時間計算部5とを有する。
Description
安全運転を支援するために、車載カメラにより、先行車
や歩行者、駐車車両等、道路上に存在する障害物を検出
する障害物検出装置、その方法及び記録媒体に関する。
他の歩行車両、駐車車両等の道路上の障害物を検知する
ための技術は、交通事故を防止する上で極めて重要な技
術である。
レーザや超音波等を利用するものと、TVカメラを利用
するものに大別される。
波を利用するものは超音波の解像度が低いため、障害物
の検出精度に問題がある。
り、解像度や計測精度、計測範囲の面からも障害物検出
に適する。また、TVカメラは走行レーンの検出も可能
である。
ラを使用する方法と複数台のカメラ(ステレオカメラ)
を使用する方法がある。
ラで撮影した1枚の画像から、輝度や色、あるいはテク
スチャ(模様)等の情報を手がかりにして道路領域と障
害物領域を分離する。
領域、つまり灰色の領域を道路領域として抽出したり、
テクスチャの少ない領域を道路領域として抽出し、それ
以外の領域を障害物領域とする。
クスチャを持つ障害物も数多く存在するため、この方法
で一般の状況下において障害物領域と道路領域を切り分
けるのは困難である。
は3次元情報を手がかりにして障害物を検出する。
元情報を得る技術は、一般にステレオ視と呼ばれる。ス
テレオ視とは、例えば2つのカメラを左右に配置し、3
次元空間中で同一である点を左右画像間で対応づけ、三
角測量の要領で、その点の3次元位置を求めるものであ
る。各カメラの道路平面からの高さや道路平面に対する
傾き等を予め求めておくと、ステレオ視により、画像中
の任意の点の道路平面からの高さが得られる。したがっ
て、道路平面からの高さの有無により、障害物領域と道
路領域を分離することができる。
述のように、道路と似た輝度や色、テクスチャを持つ領
域を障害物として検出することは困難であるが、ステレ
オ視によれば、道路面からの高さを手がかりにして障害
物を検出するため、より一般的なシーンでの障害物検出
が可能である。
意の点のステレオカメラからの距離を求める技術であ
り、このためには、予め複数のカメラの間隔や向き、及
びカメラレンズの焦点距離、画像中心等に関するパラメ
ータ(カメラパラメータ)を求める必要がある。これら
のパラメータを求める作業をキャリブレーション(カメ
ラキャリブレーション)と呼ぶ。
なサンプル点を多数用意し、その画像への投影位置を求
め、各サンプル点の3次元位置と投影位置の間に成り立
つ関係式を連立させてカメラパラメータを算出する作業
である。
時間と労力を必要とし、ステレオ視による障害物検出の
実用化を妨げる原因の1つとなっている。
で同一である点を左右画像間で対応づける必要がある。
れる。左画面上のある点の右画像上の対応点は、同図に
示すエピポーララインと呼ばれる線上にある。
合には、エピポーララインは走査線に一致する。このエ
ピポーラライン上で最も周囲の輝度のパターンが似てい
る点を対応点とする。
により行われるため、計算コストが極めて高いという問
題がある。
検出装置は、レーザや超音波を用いるものとTVカメラ
を用いるものに大別できるが、レーザや超音波を利用す
る障害物検出装置は高価であったり、計測精度が低いと
いう問題があった。
置は、使用環境が限定されていたり、多大な時間と労力
を必要とするキャリブレーションや、計算コストが高い
左右画像の対応探索が必要であるという問題があった。
たもので、一般環境において、比較的低価格で高精度な
障害物検出が可能なステレオカメラを使用し、従来のス
テレオ視の問題であったキャリブレーションと対応探索
処理を行うことなく、道路平面上に存在する障害物を高
速に検出し、さらに、障害物の画像上の動きから、障害
物が自車に衝突するまでの時間を計測する障害物検出装
置、その方法及び記録媒体を提供する。
点の異なる少なくとも2画像を入力し、蓄積する画像入
力手段と、前記画像入力手段が蓄積した複数の画像のう
ち一の画像を基準画像とし、他の画像を参照画像とし
て、3次元空間中のある面上を前記基準画像の撮像点に
対して相対的に静止、または、運動する物体の動きの無
限遠点に対応した前記基準画像上の投影点Uを抽出する
特徴抽出手段と、前記基準画像上の任意の点Pが前記面
上にあると仮定した場合の前記参照画像上の対応点P’
を算出し、これら点Pと点P’の輝度差から前記面上に
存在しない点を検出する検出手段と、前記検出手段によ
り検出した前記基準画像上における前記面上に存在しな
い点と、前記特徴抽出手段により抽出した前記投影点U
とに基づいて、前記面上に存在しない点が前記基準画像
の撮像点と一致するまでの時間を計算する衝突時間計算
手段とを有することを特徴とする障害物検出装置であ
る。
は、前記検出手段により検出した前記面上に存在しない
点のうち、前記基準画像上における前記面との境界線上
の点と、前記特徴抽出手段により抽出した前記投影点U
に基づいて、前記面との境界線上の点が、前記基準画像
の撮像点に一致するまでの時間を計算することを特徴と
する請求項1記載の障害物検出装置である。
前記面上を前記基準画像の撮像点に対して相対的に静
止、または、運動する物体の動きの方向に一致する複数
の線を、前記基準画像から抽出し、それら抽出した複数
の線の交点を前記投影点Uとすることを特徴とする請求
項1,2記載の障害物検出装置である。
点の互いの位置、姿勢、及び、各画像の焦点距離、画像
中心が未知であることを特徴とする請求項1,2,3記
載の障害物検出装置である。
基準画像上の任意の点Pが前記面上にあると仮定した場
合の前記参照画像上の対応点P’を算出し、前記点Pと
点P’の周囲の輝度の類似性から前記面上に存在しない
点を検出することを特徴とする請求項1,2,3,4記
載の障害物検出装置である。
とも2画像を入力し、蓄積する画像入力ステップと、前
記画像入力ステップにおいて蓄積した複数の画像のうち
一の画像を基準画像とし、他の画像を参照画像として、
3次元空間中のある面上を前記基準画像の撮像点に対し
て相対的に静止、または、運動する物体の動きの無限遠
点に対応した前記基準画像上の投影点Uを抽出する特徴
抽出ステップと、前記基準画像上の任意の点Pが前記面
上にあると仮定した場合の前記参照画像上の対応点P’
を算出し、これら点Pと点P’の輝度差から前記面上に
存在しない点を検出する検出ステップと、前記検出ステ
ップにより検出した前記基準画像上における前記面上に
存在しない点と、前記特徴抽出ステップにより抽出した
前記投影点Uとに基づいて、前記面上に存在しない点が
前記基準画像の撮像点と一致するまでの時間を計算する
衝突時間計算ステップとを有することを特徴とする障害
物検出方法である。
とも2画像を入力し、蓄積する画像入力機能と、前記画
像入力機能において蓄積した複数の画像のうち一の画像
を基準画像とし、他の画像を参照画像として、3次元空
間中のある面上を前記基準画像の撮像点に対して相対的
に静止、または、運動する物体の動きの無限遠点に対応
した前記基準画像上の投影点Uを抽出する特徴抽出機能
と、前記基準画像上の任意の点Pが前記面上にあると仮
定した場合の前記参照画像上の対応点P’を算出し、こ
れら点Pと点P’の輝度差から前記面上に存在しない点
を検出する検出機能と、前記検出機能により検出した前
記基準画像上における前記面上に存在しない点と、前記
特徴抽出機能により抽出した前記投影点Uとに基づい
て、前記面上に存在しない点が前記基準画像の撮像点と
一致するまでの時間を計算する衝突時間計算機能と、を
実現するプログラムを記録したことを特徴とする障害物
検出方法の記録媒体である。
複数の画像を処理して、3次元空間中のある面からの高
さの有無により障害物を検出するため、明るさの変動や
影の影響を受けず、画像中から障害物を検出することが
できる。
多大な時間と労力を要するカメラキャリブレーションの
作業と、計算コストの高い奥行き探索(対応探索)処理
が不要なため、実用的効果は多大である。
い説明する。
は「自車」と呼ぶ)に左右2台のカメラを搭載し、その
ステレオカメラで取得したステレオ画像を処理すること
により、歩行者や先行車、駐車車両等、道路平面上に存
在する障害物を検出し、さらに、その障害物が自車に衝
突するまでの時間を計算する場合を想定している。
の概略構成を示すもので、ここでは画像入力部1、画像
蓄積部2、特徴抽出部3、検出部4、衝突時間計算部5
から構成している。
や、レンズの焦点距離・画像中心等が未知な2台のカメ
ラによりステレオ画像を取得し、静止時に予め求めてお
いた道路平面上の点の左右画像への投影位置の間に成り
立つ関係を表した式(以下では「道路平面拘束式」と呼
ぶ)を用いて、画像上の各点に対して道路平面からの高
さの有無を判別し、障害物領域と道路領域を分離する。
さらに、その障害物の画像上の軌跡から障害物が自車に
衝突するまでの時間を計算する。
Y軸方向とし、左右、上下方向を各々X,Z軸、道路平
面をXY平面とする。本実施例では、自車と障害物は共
に道路両端の2本の白線(直線l,l')に沿って走行
することを前提とする。
台のTVカメラを用いて2枚の画像を取得する。これら
2台のカメラの自車座標系に対する位置や姿勢、各カメ
ラのレンズの焦点距離や画像中心は未知であってよい
が、本実施例では、各カメラは車に固定されており、走
行中には変化しないものとする。
力部1により入力された2枚の画像を画像メモリに蓄積
する。
積部2により蓄積された2枚のうちの片方の画像を基準
画像とし(以下では左画像を基準画像とする)、その基
準画像から図5に示すように、2本の直線l1,l2を
検出する。
投影点、以下では「消失点」と呼ぶ)をu0=
(u0,v0)とする。この直線検出は例えば、エッジ
抽出処理とHough変換等を用いて行う。
の左右画像への投影点間に成り立つ拘束(以下では「道
路平面拘束」と呼ぶ)を用いて障害物を検出する。以下
にこの道路平面拘束について説明する。
Y)の左右画像への投影点を各々(u,v),(ur,
vr)とすると、
t3)T,h'=(h'11,h'12,……,t'3)
Tは各カメラの自車座標系に対する3次元位置と姿勢、
各カメラに装着したレンズの焦点距離、画像中心に関す
るパラメータである。
33)Tはh,h'で表される定数である。
道路面上の点であると仮定した時の右画像上の対応点を
求めることができる。
道路平面上にあると仮定すると、その右画像上の対応点
(ur,vr)は上式によって決まる。この式を道路平
面拘束式と呼ぶ。
(H11,H12,……H33)Tは、静止時に予め求
めておく。
平面上に描かれた直線の交点や、ペイントの角点等)を
N(≧4)個抽出する。
点を求める。なお、この特徴点抽出と対応づけ処理は、
マウスで画像上の点をポインティングすることにより行
ってもよい。これらのN組の対応関係は、各々、式(3)
を満たすので、2N本の連立方程式を得る。
よりパラメータHを求めることができる。
する方法について以下に示す。
L(u,v)とし、点Aが道路平面上に存在すると仮定
した場合の右画像上の対応点A'(ur,vr)を式(3)
から求め、その輝度をIR(ur,vr)とする。
れば、点AとA'は正しい対応点の組(点AとA'が道路
面上の同じ点の投影点)となるから、基本的には点Aと
点A'の輝度が同じになる。したがって、
v)とA'(ur,vr)は正しい対応点の組ではない
ことになり、点(u,v)は道路平面上に存在しない
点、つまり障害物上の点となる。
に対して行うと、障害物領域を検出することができる。
ある程度の誤差を考慮し、Diff>Thrとなる点は
障害物領域に属すると判定してもよい。
る。
同図下に示すような障害物領域が検出される。
は、ステレオ画像のうちのどちらかの画像(これを基準
画像と呼び、本実施例では、前記したように左画像を基
準画像とする)上の障害物の軌跡(障害物の位置の時間
変化)から、自車がその障害物に衝突するまでの時間
(衝突時間)を計測する。
面との接点T(X,Y)と基準カメラの視点Cの光軸方
向の距離、すなわち奥行きである。
面との接点T',Tの奥行きを各々D',Dとする。ここ
で、障害物が自車座標系に対して時刻t−dt,t間の
運動を継続した場合に奥行きが0になるまでの時間を衝
突時間tcと定義する。
時間が衝突時間tcなので、tcは同図のように表され
る。斜線で示した2つの三角形の相似関係から、
γから衝突時間tcを求めることができる。
害物領域の位置から、その衝突時間を計算する方法につ
いて説明する。
において障害物領域が基準画像上で図9に示すように検
出されたとし、時刻tにおいて検出された障害物領域の
最下端の線(障害物領域と道路領域の境界線)上の任意
の1点をu=(u,v)とする。点u=(u,v)
の時刻t−dtにおける位置u'=(u',v')は、
点u0,uを結ぶ直線と、時刻t−dtにおける障
害物領域と道路領域の境界線の交点として求めることが
できる。
道路平面上の位置を各々、X'=(X,Y+dY),
X=(X,Y)とする。
て運動する(進行方向が一致する)と仮定しているの
で、各時刻の障害物の位置のX座標は同一となる。
X'までの奥行きは、
投影点がu0=(u 0,v0)であるから、式(1)で
Y→∞として、
時間を計算することができる。
動する障害物の衝突時間は、その障害物の道路平面との
接点の時刻t−dt,tにおける画像上の位置u',u
と、直線l,l'の消失点u0のみから計算でき、自
車座標系に対するカメラの位置や姿勢に依存しない。
からカメラパラメータを用いずに、かつ、奥行き探索を
行うことなく道路平面上の障害物を検出し、さらに、そ
の障害物が自車に衝突するまでの時間を計算することが
できる。
あると、ステレオカメラで取得したステレオ画像を処理
して、道路平面からの高さの有無により障害物を検出す
るため、明るさの変動や影の影響を受けず、画像中から
先行車や歩行者等の障害物を検出することができる。ま
た、従来のステレオ視の問題であった、多大な時間と労
力を要するカメラキャリブレーションの作業と、計算コ
ストの高い奥行き探索(対応探索)処理が不要なため、
実用的効果は多大である。
2台のTVカメラを左右に並べて2枚の画像を入力して
いるが、これらのカメラは上下に配置してもよい。
い。
の2本の線を抽出する場合について説明したが、3本以
上の線を抽出してもよいし、方向ベクトルが同じであれ
ば、道路平面上にない線、例えば、ガードレール上の線
を抽出してもよい。
す構成をとることもできる。
4−2から構成している。
に従って画像変換する。一般に、画像は画像上の点
(u,v)を変数とし、その各点に対して輝度値が定義
された関数f(u,v)として表現できる。以下では画
像をこのように表現する。
れたとし、右画像をg(u,v)、その変換後の画像を
g'(u,v)を求める。以下のように、g'(u,v)
を求める。
(u,v)は、画像g(u,v)上の全ての点が道路平
面上に存在すると仮定した場合に、左カメラで得られる
画像である。
すような変換画像を得る。
の投影点は、左画像と変換画像で同一となるのに対し、
道路平面上にない点、すなわち、障害物(この場合は先
行車両)上の点は、道路からの高さに応じて異なる位置
に投影される。
を取ることにより、道路平面上の障害物を検出する。つ
まり、左画像をf(u,v)とすると、
慮して、Diff'>Thr(Thrは予め設定した閾
値)となる点(u,v)は障害物領域に属すると判定す
る。
ことによって2枚の画像の差異を検出したが、各点に対
して(2w+1)×(2w+1)のウィンドウを設定
し、ウィンドウ内の輝度値の平均や分散、正規化相互相
関等から差異を検出してもよい。
点(u,v)の正規化相互相関Cは以下の式から算出で
きる。
は2枚の画像のウィンドウ内の輝度の平均、σ2 1,σ
2 2は2枚の画像ウィンドウ内の輝度の分散であり、−
1≦C≦1である。
が障害物領域に属すると判定する。ここで、Thr(≦
1)は予め設定した閾値である。
の白線を直線として抽出したが、道路がカーブしている
場合には白線は曲線となる。
ば、同様に障害物を検出することができる。
説明したが、曲面の場合であっても、平面の場合と同様
に障害物を検出することができる。
平行な運動を仮定したが、平行でない場合(例えば、車
線変更する場合)にも適用可能である。
の障害物検出に関して記述したが、例えば、移動ロボッ
トの自律走行にも適用することが可能であり、本手法は
車載カメラからの障害物検出に限定されるものではな
い。
設置し、前方の障害物を検出する場合について記述した
が、車の側方や後方に設置して、各々の方向の障害物を
検出することも可能である。
した障害物に衝突するまでの時間が小さい場合には自車
ドライバーに警報を発したり、衝突時間の大小に応じて
音量や音質の異なる警報を発することも可能である。
ラパラメータは走行中に変化しないものとしたが、変化
する場合には道路平面拘束を更新すれば同様に障害物を
検出し、その衝突時間を計算することができる。
変形を実施できる。
た複数の画像を処理して、3次元空間中のある面からの
高さの有無により障害物を検出するため、明るさの変動
や影の影響を受けず、画像中から障害物を検出すること
ができる。
多大な時間と労力を要するカメラキャリブレーションの
作業と、計算コストの高い奥行き探索(対応探索)処理
が不要なため、実用的効果は多大である。
る。
る。
ための図である。
めの図である。
る。
る。
ある。
図である。
Claims (7)
- 【請求項1】撮像点の異なる少なくとも2画像を入力
し、蓄積する画像入力手段と、 前記画像入力手段が蓄積した複数の画像のうち一の画像
を基準画像とし、他の画像を参照画像として、3次元空
間中のある面上を前記基準画像の撮像点に対して相対的
に静止、または、運動する物体の動きの無限遠点に対応
した前記基準画像上の投影点Uを抽出する特徴抽出手段
と、 前記基準画像上の任意の点Pが前記面上にあると仮定し
た場合の前記参照画像上の対応点P’を算出し、これら
点Pと点P’の輝度差から前記面上に存在しない点を検
出する検出手段と、 前記検出手段により検出した前記基準画像上における前
記面上に存在しない点と、前記特徴抽出手段により抽出
した前記投影点Uとに基づいて、前記面上に存在しない
点が前記基準画像の撮像点と一致するまでの時間を計算
する衝突時間計算手段とを有することを特徴とする障害
物検出装置。 - 【請求項2】前記衝突時間計算手段は、 前記検出手段により検出した前記面上に存在しない点の
うち、前記基準画像上における前記面との境界線上の点
と、前記特徴抽出手段により抽出した前記投影点Uに基
づいて、 前記面との境界線上の点が、前記基準画像の撮像点に一
致するまでの時間を計算することを特徴とする請求項1
記載の障害物検出装置。 - 【請求項3】前記特徴抽出手段が、 前記面上を前記基準画像の撮像点に対して相対的に静
止、または、運動する物体の動きの方向に一致する複数
の線を、前記基準画像から抽出し、 それら抽出した複数の線の交点を前記投影点Uとするこ
とを特徴とする請求項1,2記載の障害物検出装置。 - 【請求項4】前記複数の画像の撮像点の互いの位置、姿
勢、及び、各画像の焦点距離、画像中心が未知であるこ
とを特徴とする請求項1,2,3記載の障害物検出装
置。 - 【請求項5】前記検出手段は、 前記基準画像上の任意の点Pが前記面上にあると仮定し
た場合の前記参照画像上の対応点P’を算出し、 前記点Pと点P’の周囲の輝度の類似性から前記面上に
存在しない点を検出することを特徴とする請求項1,
2,3,4記載の障害物検出装置。 - 【請求項6】撮像点の異なる少なくとも2画像を入力
し、蓄積する画像入力ステップと、 前記画像入力ステップにおいて蓄積した複数の画像のう
ち一の画像を基準画像とし、他の画像を参照画像とし
て、3次元空間中のある面上を前記基準画像の撮像点に
対して相対的に静止、または、運動する物体の動きの無
限遠点に対応した前記基準画像上の投影点Uを抽出する
特徴抽出ステップと、 前記基準画像上の任意の点Pが前記面上にあると仮定し
た場合の前記参照画像上の対応点P’を算出し、これら
点Pと点P’の輝度差から前記面上に存在しない点を検
出する検出ステップと、 前記検出ステップにより検出した前記基準画像上におけ
る前記面上に存在しない点と、前記特徴抽出ステップに
より抽出した前記投影点Uとに基づいて、前記面上に存
在しない点が前記基準画像の撮像点と一致するまでの時
間を計算する衝突時間計算ステップとを有することを特
徴とする障害物検出方法。 - 【請求項7】撮像点の異なる少なくとも2画像を入力
し、蓄積する画像入力機能と、 前記画像入力機能において蓄積した複数の画像のうち一
の画像を基準画像とし、他の画像を参照画像として、3
次元空間中のある面上を前記基準画像の撮像点に対して
相対的に静止、または、運動する物体の動きの無限遠点
に対応した前記基準画像上の投影点Uを抽出する特徴抽
出機能と、 前記基準画像上の任意の点Pが前記面上にあると仮定し
た場合の前記参照画像上の対応点P’を算出し、これら
点Pと点P’の輝度差から前記面上に存在しない点を検
出する検出機能と、 前記検出機能により検出した前記基準画像上における前
記面上に存在しない点と、前記特徴抽出機能により抽出
した前記投影点Uとに基づいて、前記面上に存在しない
点が前記基準画像の撮像点と一致するまでの時間を計算
する衝突時間計算機能と、 を実現するプログラムを記録したことを特徴とする障害
物検出方法の記録媒体。
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1999
- 1999-09-27 JP JP27257799A patent/JP4106163B2/ja not_active Expired - Fee Related
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