JPH1047834A - 冷凍装置用取付架台の製造方法及び冷凍装置用取付架台 - Google Patents
冷凍装置用取付架台の製造方法及び冷凍装置用取付架台Info
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- JPH1047834A JPH1047834A JP20393696A JP20393696A JPH1047834A JP H1047834 A JPH1047834 A JP H1047834A JP 20393696 A JP20393696 A JP 20393696A JP 20393696 A JP20393696 A JP 20393696A JP H1047834 A JPH1047834 A JP H1047834A
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Abstract
て行うことができ、もって取付架台を安価にかつ高品質
に製造する。 【解決手段】 取付架台5は、外パネル6内に発泡ウレ
タンXが充填され、それを挟んだ内側に耐水シート7が
張られた構造となっている。外パネル6は浅皿状に形成
され、冷凍装置の構成部品等を取り付けるためのねじ孔
15aやナット16が設けられている。製造手順として
は、外パネル6にスペーサ17を立てておき、(A)の
ように外パネル6の内面の全面にわたって1枚の目張り
シート28を敷く。これにより(B)のように、各ねじ
孔15aおよびナット16が一斉に目張りされる。その
のち外パネル6内に発泡ウレタンXを注入するととも
に、耐水シート7を被せて押さえつつ発泡させる。
Description
いて冷凍装置を取り付けるのに用いる取付架台並びにそ
の製造方法に関する。
を構成する圧縮機や凝縮器、さらには電装箱等を取付架
台に取り付けてユニット化し、このユニット化したもの
を、断熱箱体からなる貯蔵庫の天井等に設けられた開口
部分に取り付けるようにしている。この取付架台は、庫
内に外気の熱が侵入しないように、また自身に露付きが
生じないように断熱構造とする必要があり、具体的に
は、上記した冷凍装置の構成部品等が取り付けられる浅
皿状の外パネル内に発泡ウレタンを注入して発泡させる
とともに、その発泡ウレタンを挟みつつ耐水シートを対
向状に張設することで製造されている。ここで発泡ウレ
タンの注入される外パネルには、上記のように冷凍装置
の構成部品を取り付けるための取付孔が開口されている
ため、発泡ウレタンの洩れを無くすために目張りをする
必要がある。そのため従来は、図7に示すように、紙テ
ープaを用いて各取付孔bごとに目張りをしていた。
法では、多数の取付孔bにいちいち紙テープaを貼るの
であるから、作業に時間が掛かっていた。また、外パネ
ルcの加工中に付着した加工油により紙テープaが滑っ
てうまく貼れず、何度も重ねて貼り直したりする場合が
あったり、取付用のナットdが溶接して設けられている
場合にはさらに手間が掛かる等、作業性が悪いという問
題があった。また、目張り箇所が多数あるために貼り忘
れが出たり、発泡ウレタンの発泡圧で紙テープaが剥が
れてしまったりと、信頼性に欠けるきらいがあった。本
発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであ
って、その目的は、目張り作業を能率良くかつ高い信頼
性を持って行うことができ、もって取付架台を安価にか
つ高品質に製造するところにある。
めの手段として、請求項1の発明は、パネルに内張り材
を対向状に配設することで形成される箱体内に発泡断熱
材が充填され、かつ前記パネルには冷凍装置の構成部品
を取り付けるための取付孔が開口されてなる冷凍装置用
取付架台の製造方法であって、前記パネルの内面の略全
面にわたってシートを敷いたのち、発泡断熱材を注入す
る構成としたところに特徴を有する。
向状に配設することで形成される箱体内に発泡断熱材が
充填され、かつ前記パネルには冷凍装置の構成部品を取
り付けるための取付孔が開口されてなる冷凍装置用取付
架台の製造方法であって、前記パネルの内面の略全面に
わたって弾性シートを敷いたのちそのパネル内に発泡断
熱材を注入し、内張り材を被せた状態で前記注入された
発泡断熱材を発泡させる構成としたところに特徴を有す
る。
は、冷凍装置の構成部品を取り付けるための取付孔が開
口されたパネルと、そのパネルに対向状に被せられて箱
体を構成する内張り材と、前記パネルの内面の略全面を
覆って敷かれた弾性シートと、前記弾性シートが敷かれ
たのちに前記パネル内に注入されて前記内張り材が被せ
られた状態で発泡充填された発泡断熱材とからなる構成
としたところに特徴を有する。
の内面の略全面にわたってシートが敷かれることで、そ
のパネルに開口された全取付孔が一斉に目張りされる。
本発明方法によれば、一枚のシートを敷くだけで目張り
作業が完了するので、作業時間が短縮され、目張り忘れ
もなくなる。また、パネルに加工油が付いていたり、取
付用のナットが設けられている場合でも、特に注意を払
うことなく簡単にかつ確実に目張りすることができ、作
業者の熟練度に拘らず作業時間にばらつきが出ることも
なくなる。すなわち、目張り作業を短時間でかつ高い信
頼性を持って行うことができ、低コストで高品質の取付
架台を製造することができる効果が得られる。
ことに加えて、シートが弾性シートからなるので、発泡
断熱材の発泡圧を受けてパネルの内面によく密着し、よ
り有効に目張りできるとともに、弾力シートが緩衝材と
しても機能し、冷凍装置の構成部品の振動を吸収して防
振効果を得ることができる。 <請求項3の発明>請求項2の発明方法により製造する
ことが可能であり、安価で高品質の取付架台を得ること
ができるとともに、冷凍装置の構成部品の振動を吸収す
る防振機能を発揮することができる。
ないし図6に基づいて説明する。図1において、符号1
は断熱箱体により形成された冷却貯蔵庫の本体であっ
て、内部に貯蔵室が形成されており、この本体1の天井
面に周囲をパネル2で囲まれることによって機械室3が
形成されている。機械室3の底面(本体1の天井面)に
は図示しない取付用の開口が形成されており、その開口
に、詳しくは後記するように、冷凍装置の構成部品を積
載した取付架台5が取り付けられようになっている。
皿状をなす外パネル6(図3参照)内に発泡ウレタン等
の発泡断熱材が充填されて、その発泡断熱材を挟んで耐
水シート7が張られた構造となっている。そして取付架
台5における外パネル6の外面には、図2に示すよう
に、冷凍装置の構成部品である圧縮機8、凝縮器9及び
凝縮器ファン10、さらには電装箱11が取り付けられ
るようになっている。
の製造工程を説明する。図3および図4(A)に示すよ
うに、外パネル6は平面方形状をなし、その周縁に側板
13が立てられることで浅皿状に形成されている。この
外パネル6には、上記した冷凍装置の構成部品(圧縮機
8、凝縮器9及び凝縮器ファン10)と電装箱11を取
り付けるための取付孔が所定の配置において形成されて
いる。この取付孔はねじ孔15aであったり、一部は単
なる挿通孔15bであって、その内面側(図4(A)で
は上面)にナット16が溶接して固着されているものも
ある。また外パネル6の内面には、複数本の合成樹脂製
のスペーサ17が、その基端側の取付部18を外パネル
6に開口された取付孔19に嵌着して立てられている。
各スペーサ17の先端は、側板13の端縁よりも少し引
っ込んだ位置まで突出しており、その先端面にはねじの
下孔20が形成されている。耐水シート7は、ビニール
材料等からなる薄膜状に形成されている。
じ孔15a並びにナット16を目張りするためのシート
22が備えられている。この目張りシート22は例えば
発泡ポリエチレン等を素材として、外パネル6の内面の
全面を覆うように嵌めることのできる方形状に形成され
ており、断熱性を有するとともに弾力性にも優れてい
る。
まず、外パネル6にスペーサ17を立てたのち、図4
(A)に示すように、外パネル6を上下反転させた姿勢
にして、発泡組み付け装置の図示しない基台上に載置す
る。続いて目張りシート22を、同図の矢線に示すよう
に外パネル6の内面に向けて嵌め込む。目張りシート2
2は、スペーサ17に対応する部分が破られつつスペー
サ17を貫通させて嵌め込まれ、同図(B)に示すよう
に外パネル6の内面に敷かれる。それにより、各ねじ孔
15aならびにナット16が覆われて目張りされた状態
となる。また、スペーサ17の根元の回りも目張りシー
ト22で密着状に覆われる。
4を用いて発泡ウレタンXを外パネル6内に注入する。
ねじ孔15aおよびナット16は目張りシート22で覆
われているので、注入された発泡ウレタンXが洩れるこ
とはない。注入された発泡ウレタンXは発泡しつつ体積
膨張するので、所定量の注入が完了したら、同図(B)
に示すようにスペーサ17に当てつつ耐水シート7を張
り、それとともに、発泡ウレタンXの体積膨張に伴って
耐水シート7が膨らまないように、耐水シート7の上面
を押圧治具25で押圧する。目張りシート22は発泡圧
を受けて外パネル6の内面に密着するので、強固に目張
りされてこの間も洩れは生じない。発泡ウレタンXの発
泡が停止する所定時間が経過すると、外パネル6と耐水
シート7の間に発泡ウレタンXが充填された取付架台5
が製造される。
付け装置から外し、図6に示すように再度上下反転さ
せ、外パネル6の外面に、圧縮機8、凝縮器9及び凝縮
器ファン10、並びに電装箱11を、対応するねじ孔1
5a並びにナット16を利用して取り付ければよい。こ
れにより、図2に示すようなユニットUが完成される。
なお、耐水シート7の外面には図示しない冷却器が取り
付けられるが、その場合はスペーサ17を利用し、耐水
シート7を破りつつスペーサ17の下孔20にタッピン
グねじをねじ込んで取り付ければよい。そして既述した
ように、取付架台5が本体1の天井面の開口部に取り付
けられて設置されることになる。
形成するほど外パネル6に対する密着性が増すので、目
張り用としてはより効果的となる。また目張りシート2
2は弾力性に富んでいるので緩衝材としても機能し、圧
縮機8や凝縮器ファン10のモータなどの振動を吸収し
て防振効果を得ることもできる。目張りシート22に、
ブチルゴム系の防振シートを使用すれば、より防振効果
を高めることができる。
一枚の目張りシート22を敷くだけで目張り作業が完了
するので、目張り作業の時間ひいては製造時間が大幅に
短縮される。また、個々に目張りを行っていた場合と違
って目張り忘れもなくなる。また、外パネル6に加工油
が付いていたり、あるいは取付用のナット16が設けら
れている場合でも、特に注意を払うことなく簡単にかつ
確実に目張りすることができ、作業者の熟練度に拘らず
作業時間にばらつきが出ることもなくなる。すなわち、
目張り作業を短時間でかつ高い信頼性を持って行うこと
ができ、低コストで高品質の取付架台5を製造すること
ができる。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)なお本発明は、外パネルと内パネルとを対向状に
組み付けて箱体を形成し、その中に発泡断熱材を充填す
る形式の取付架台にも同様に適用することができる。 (2)また本発明は、貯蔵庫本体の天井面に取り付けら
れる取付架台に限らず、貯蔵庫本体の側壁に取り付ける
ようにした取付架台にも同様に適用することが可能であ
る。
斜視図である。
斜視図である。
シートを敷く動作を示す断面図、(B)は目張りシート
が敷かれた状態を示す断面図である。
発泡ウレタンの注入状態を示す断面図、(B)は発泡途
中の状態を示す断面図である。
縮機 9…凝縮器 10…凝縮器ファン 11…電装箱
15a…ねじ孔(取付孔) 16…ナット(取付孔)
17…スペーサ 22…目張りシート X…発泡ウレ
タン
Claims (3)
- 【請求項1】 パネルに内張り材を対向状に配設するこ
とで形成される箱体内に発泡断熱材が充填され、かつ前
記パネルには冷凍装置の構成部品を取り付けるための取
付孔が開口されてなる冷凍装置用取付架台の製造方法で
あって、 前記パネルの内面の略全面にわたってシートを敷いたの
ち、発泡断熱材を注入することを特徴とする冷凍装置用
取付架台の製造方法。 - 【請求項2】 パネルに内張り材を対向状に配設するこ
とで形成される箱体内に発泡断熱材が充填され、かつ前
記パネルには冷凍装置の構成部品を取り付けるための取
付孔が開口されてなる冷凍装置用取付架台の製造方法で
あって、 前記パネルの内面の略全面にわたって弾性シートを敷い
たのちそのパネル内に発泡断熱材を注入し、内張り材を
被せた状態で前記注入された発泡断熱材を発泡させるこ
とを特徴とする冷凍装置用取付架台の製造方法。 - 【請求項3】 冷凍装置の構成部品を取り付けるための
取付孔が開口されたパネルと、そのパネルに対向状に被
せられて箱体を構成する内張り材と、前記パネルの内面
の略全面を覆って敷かれた弾性シートと、前記弾性シー
トが敷かれたのちに前記パネル内に注入されて前記内張
り材が被せられた状態で発泡充填された発泡断熱材とか
らなることを特徴とする冷凍装置用取付架台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20393696A JP3728024B2 (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | 冷凍装置用取付架台の製造方法及び冷凍装置用取付架台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20393696A JP3728024B2 (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | 冷凍装置用取付架台の製造方法及び冷凍装置用取付架台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1047834A true JPH1047834A (ja) | 1998-02-20 |
JP3728024B2 JP3728024B2 (ja) | 2005-12-21 |
Family
ID=16482145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20393696A Expired - Fee Related JP3728024B2 (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | 冷凍装置用取付架台の製造方法及び冷凍装置用取付架台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3728024B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003021170A1 (de) * | 2001-08-30 | 2003-03-13 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Ausgeschäumter hohlkörper und verfahren zum verhindern des schaumaustritts an einer öffnung eines auszuschäumenden hohlkörpers |
-
1996
- 1996-08-01 JP JP20393696A patent/JP3728024B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003021170A1 (de) * | 2001-08-30 | 2003-03-13 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Ausgeschäumter hohlkörper und verfahren zum verhindern des schaumaustritts an einer öffnung eines auszuschäumenden hohlkörpers |
CN1299088C (zh) * | 2001-08-30 | 2007-02-07 | Bsh博施及西门子家用器具有限公司 | 发泡填充的中空体、阻止泡沫在要发泡填充的中空体的开口处流出的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3728024B2 (ja) | 2005-12-21 |
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