JPH104764A - コンバインの排ワラ結束装置 - Google Patents
コンバインの排ワラ結束装置Info
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- JPH104764A JPH104764A JP15777196A JP15777196A JPH104764A JP H104764 A JPH104764 A JP H104764A JP 15777196 A JP15777196 A JP 15777196A JP 15777196 A JP15777196 A JP 15777196A JP H104764 A JPH104764 A JP H104764A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】排ワラ束の放出姿勢が崩れるのを回避できるよ
うにする。 【解決手段】 排ワラ通路Sの一側脇に排ワラ掻込み供
給用の掻込みパッカー20,21と結束紐供給用のニー
ドル13とを配備するとともに、他側脇に結節機構38
と放出アーム31とを配備し、掻込みパッカー20,2
1とは反対側の排ワラ通路脇から第1弾性体36を掻込
みパッカー20,21の掻込み軌跡A内に入り込む状態
で片持ち状に突出させるとともに、放出アーム31とは
反対側の排ワラ通路脇から第2弾性体37を放出アーム
31の放出軌跡D内に入り込む状態で片持ち状に突出さ
せて、掻込みパッカー20,21及び放出アーム31の
駆動に伴って、第1及び第2弾性体36,37が後方に
弾性変形しながら排ワラ又は排ワラ束が乗り越えるのを
許容し、その乗り越えの後に弾性復帰して、排ワラ又は
排ワラ束と、それらに後続する排ワラや排ワラ束とを分
離するよう構成してある。
うにする。 【解決手段】 排ワラ通路Sの一側脇に排ワラ掻込み供
給用の掻込みパッカー20,21と結束紐供給用のニー
ドル13とを配備するとともに、他側脇に結節機構38
と放出アーム31とを配備し、掻込みパッカー20,2
1とは反対側の排ワラ通路脇から第1弾性体36を掻込
みパッカー20,21の掻込み軌跡A内に入り込む状態
で片持ち状に突出させるとともに、放出アーム31とは
反対側の排ワラ通路脇から第2弾性体37を放出アーム
31の放出軌跡D内に入り込む状態で片持ち状に突出さ
せて、掻込みパッカー20,21及び放出アーム31の
駆動に伴って、第1及び第2弾性体36,37が後方に
弾性変形しながら排ワラ又は排ワラ束が乗り越えるのを
許容し、その乗り越えの後に弾性復帰して、排ワラ又は
排ワラ束と、それらに後続する排ワラや排ワラ束とを分
離するよう構成してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ワラ通路の一側
脇に排ワラ掻込み供給用の掻込みパッカーと結束紐供給
用のニードルとを配備するとともに、他側脇に結節機構
と放出アームとを配備してあるコンバインの排ワラ結束
装置に関する。
脇に排ワラ掻込み供給用の掻込みパッカーと結束紐供給
用のニードルとを配備するとともに、他側脇に結節機構
と放出アームとを配備してあるコンバインの排ワラ結束
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のコンバインの排ワラ結束装
置では、特開平8‐19323号公報に開示されている
ように、排ワラ通路に排ワラを遮るものはなにもなく、
掻込みパッカーが掻込み作動することで、結束すべき排
ワラと、それに後続する排ワラとを分離させていた。
置では、特開平8‐19323号公報に開示されている
ように、排ワラ通路に排ワラを遮るものはなにもなく、
掻込みパッカーが掻込み作動することで、結束すべき排
ワラと、それに後続する排ワラとを分離させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によれ
ば、結束すべき排ワラと、それに後続する排ワラとを掻
込みパッカーの掻込み作動によって分離させてはいる
が、後続する排ワラの一部が、パッカーで掻込まれる排
ワラの穂先側や株元側にからんで引きずられ、集束され
た排ワラの一部が傾斜した状態、つまり集束姿勢が乱れ
た状態になることがあった。そして、この穂先側あるい
は株元側において姿勢が乱れた状態で結束が行われる
と、放出アームで放出する際にも、放出すべき排ワラ束
に次回に結束される後続の排ワラの一部がからんで同様
に引きずられやすくなり、その結果、穂先側にからみが
発生していると、結束排ワラ束は株元先行傾斜姿勢で放
出され、株元側にからみが発生していると、結束排ワラ
束は穂先先行した傾斜姿勢で放出されて排ワラ束の放出
姿勢が崩れ、例えば後方に排ワラ立体放出装置を設けて
ある場合は、排ワラ立体放出装置からの排ワラ束の放出
姿勢も崩れて、放出した排ワラ束を所望の縦姿勢に起立
させにくくなるという問題や、排ワラを機体外に直接放
出する場合は、排ワラ束が目標位置まで到達せずに、未
刈側の植立穀稈を次に刈取る場合の走行の邪魔になるよ
うな箇所に落下してしまうという問題があり、改善の余
地が残されていた。
ば、結束すべき排ワラと、それに後続する排ワラとを掻
込みパッカーの掻込み作動によって分離させてはいる
が、後続する排ワラの一部が、パッカーで掻込まれる排
ワラの穂先側や株元側にからんで引きずられ、集束され
た排ワラの一部が傾斜した状態、つまり集束姿勢が乱れ
た状態になることがあった。そして、この穂先側あるい
は株元側において姿勢が乱れた状態で結束が行われる
と、放出アームで放出する際にも、放出すべき排ワラ束
に次回に結束される後続の排ワラの一部がからんで同様
に引きずられやすくなり、その結果、穂先側にからみが
発生していると、結束排ワラ束は株元先行傾斜姿勢で放
出され、株元側にからみが発生していると、結束排ワラ
束は穂先先行した傾斜姿勢で放出されて排ワラ束の放出
姿勢が崩れ、例えば後方に排ワラ立体放出装置を設けて
ある場合は、排ワラ立体放出装置からの排ワラ束の放出
姿勢も崩れて、放出した排ワラ束を所望の縦姿勢に起立
させにくくなるという問題や、排ワラを機体外に直接放
出する場合は、排ワラ束が目標位置まで到達せずに、未
刈側の植立穀稈を次に刈取る場合の走行の邪魔になるよ
うな箇所に落下してしまうという問題があり、改善の余
地が残されていた。
【0004】本発明の目的は、排ワラ束の放出姿勢が崩
れるのを回避できるようにして、例えば後方に排ワラ立
体放出装置を設けてある場合には、排ワラ立体放出装置
からの排ワラ束の放出姿勢の崩れを回避できて、放出し
た排ワラ束を所望の縦姿勢で起立させやすくすることが
でき、また排ワラ立体放出装置等の後処理の装置を設け
ることなく機体外にそのまま放出する場合は所定の位置
まで正確に放出することができるようにすることにあ
る。
れるのを回避できるようにして、例えば後方に排ワラ立
体放出装置を設けてある場合には、排ワラ立体放出装置
からの排ワラ束の放出姿勢の崩れを回避できて、放出し
た排ワラ束を所望の縦姿勢で起立させやすくすることが
でき、また排ワラ立体放出装置等の後処理の装置を設け
ることなく機体外にそのまま放出する場合は所定の位置
まで正確に放出することができるようにすることにあ
る。
【0005】
〔構成〕請求項1にかかる発明の特徴構成は、冒頭に記
載したコンバインの排ワラ結束装置において、前記掻込
みパッカーとは反対側の排ワラ通路脇から第1弾性体を
前記掻込みパッカーの掻込み軌跡内に入り込む状態で片
持ち状に突出させるとともに、放出アームとは反対側の
排ワラ通路脇から第2弾性体を前記放出アームの放出軌
跡内に入り込む状態で片持ち状に突出させて、前記掻込
みパッカー及び放出アームの駆動に伴って、前記第1及
び第2弾性体が後方に弾性変形しながら排ワラ又は排ワ
ラ束が乗り越えるのを許容し、その乗り越えの後に弾性
復帰して、前記排ワラ又は排ワラ束と、それらに後続す
る排ワラや排ワラ束とを分離するよう構成してあること
にある。
載したコンバインの排ワラ結束装置において、前記掻込
みパッカーとは反対側の排ワラ通路脇から第1弾性体を
前記掻込みパッカーの掻込み軌跡内に入り込む状態で片
持ち状に突出させるとともに、放出アームとは反対側の
排ワラ通路脇から第2弾性体を前記放出アームの放出軌
跡内に入り込む状態で片持ち状に突出させて、前記掻込
みパッカー及び放出アームの駆動に伴って、前記第1及
び第2弾性体が後方に弾性変形しながら排ワラ又は排ワ
ラ束が乗り越えるのを許容し、その乗り越えの後に弾性
復帰して、前記排ワラ又は排ワラ束と、それらに後続す
る排ワラや排ワラ束とを分離するよう構成してあること
にある。
【0006】請求項2にかかる発明の特徴構成は、請求
項1にかかる発明において、前記ニードルの軌跡の左右
両側で掻込み作動するよう配置した左右一対の前記掻込
みパッカーに後方側から左右一対の前記第1弾性体を各
別に対向させてあることにある。
項1にかかる発明において、前記ニードルの軌跡の左右
両側で掻込み作動するよう配置した左右一対の前記掻込
みパッカーに後方側から左右一対の前記第1弾性体を各
別に対向させてあることにある。
【0007】〔作用〕請求項1の構成によれば、 〔イ〕掻込みパッカーの駆動に伴って、第1弾性体が後
方に弾性変形しながら排ワラが乗り越えるのを許容し、
その乗り越えの後に弾性復帰して、掻込みパッカーに保
持された排ワラと、それに後続する排ワラとを分離する
から、この後続する排ワラが結束すべき排ワラにからむ
のを抑制できる。
方に弾性変形しながら排ワラが乗り越えるのを許容し、
その乗り越えの後に弾性復帰して、掻込みパッカーに保
持された排ワラと、それに後続する排ワラとを分離する
から、この後続する排ワラが結束すべき排ワラにからむ
のを抑制できる。
【0008】〔ロ〕そのうえ、放出アームの駆動に伴っ
て、第2弾性体が後方に弾性変形しながら排ワラ束が乗
り越えるのを許容し、その乗り越えの後に弾性復帰し
て、放出アームに保持された排ワラ束と、次回に結束さ
れる排ワラとを分離するから、次回に結束される排ワラ
が前記排ワラ束にからむのを確実に防止できる。
て、第2弾性体が後方に弾性変形しながら排ワラ束が乗
り越えるのを許容し、その乗り越えの後に弾性復帰し
て、放出アームに保持された排ワラ束と、次回に結束さ
れる排ワラとを分離するから、次回に結束される排ワラ
が前記排ワラ束にからむのを確実に防止できる。
【0009】〔ハ〕その結果、排ワラ束の放出姿勢の崩
れを回避できる。
れを回避できる。
【0010】請求項2の構成によれば、 〔ホ〕第1弾性体を上記のような左側弾性体部分と右側
弾性体部分とで構成してあるから、排ワラの稈身方向2
ヶ所の部分に前記〔イ〕の分離作用が働いて、結束すべ
き排ワラに後続する排ワラがからむのをより一層抑制で
き、さらに前記〔ロ〕と同様の作用を奏することができ
て、排ワラ束の放出姿勢の崩れを確実に回避できる。
弾性体部分とで構成してあるから、排ワラの稈身方向2
ヶ所の部分に前記〔イ〕の分離作用が働いて、結束すべ
き排ワラに後続する排ワラがからむのをより一層抑制で
き、さらに前記〔ロ〕と同様の作用を奏することができ
て、排ワラ束の放出姿勢の崩れを確実に回避できる。
【0011】〔効果〕従って、請求項1の構成によれ
ば、上記作用〔イ〕,〔ロ〕,〔ハ〕により、後方に排
ワラ立体放出装置を設けてある場合には、排ワラ立体放
出装置からの排ワラ束の放出姿勢の崩れを回避できて、
放出した排ワラ束を所望の縦姿勢で起立させやすくする
ことができ、また排ワラ立体放出装置等の後処理の装置
を設けることなく機体外にそのまま放出する場合は、所
定の位置まで正確に放出することができて、機体横外方
側の未刈側の植立穀稈を次に刈取るときに、排ワラ束が
機体の走行の邪魔になることがない。
ば、上記作用〔イ〕,〔ロ〕,〔ハ〕により、後方に排
ワラ立体放出装置を設けてある場合には、排ワラ立体放
出装置からの排ワラ束の放出姿勢の崩れを回避できて、
放出した排ワラ束を所望の縦姿勢で起立させやすくする
ことができ、また排ワラ立体放出装置等の後処理の装置
を設けることなく機体外にそのまま放出する場合は、所
定の位置まで正確に放出することができて、機体横外方
側の未刈側の植立穀稈を次に刈取るときに、排ワラ束が
機体の走行の邪魔になることがない。
【0012】請求項2の構成によれば、上記請求項1の
構成による効果を、より確実に奏することができる。
構成による効果を、より確実に奏することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1にコンバイン後部における排
ワラ処理部の側面を、また図2にその平面をそれぞれ示
してある。両図において3は図外左方の扱室からフィー
ドチェーンで挟持搬送されてきた脱穀後の排ワラを横倒
れ姿勢で後方および穂先側に傾斜搬送するアッパーチェ
ーン型の排ワラ搬送装置、4は円板型の排ワラカッタ
ー、5は排ワラ結束装置である。
ワラ処理部の側面を、また図2にその平面をそれぞれ示
してある。両図において3は図外左方の扱室からフィー
ドチェーンで挟持搬送されてきた脱穀後の排ワラを横倒
れ姿勢で後方および穂先側に傾斜搬送するアッパーチェ
ーン型の排ワラ搬送装置、4は円板型の排ワラカッタ
ー、5は排ワラ結束装置である。
【0014】前記排ワラ搬送装置3は、突起付き搬送チ
ェーン6とその下方に沿って配備された搬送レール7と
からなり、さらに、この搬送レール7は前部レール7a
とこれに対して伸縮可能な後部可動レール7bとから構
成してある。この構成によると、搬送レール7の伸縮に
よって、排ワラを細断処理あるいは結束処理できるもの
である。すなわち、後部可動レール7bを短縮して排ワ
ラの落下位置を前方に設定することで、案内カバー8の
上方揺動によって開放された排ワラカッター4の入口に
排ワラを供給し、また、後部可動レール7bを伸長して
排ワラの落下位置を後方に切り換えることで、下方に揺
動されてカッター入口を塞いだ案内カバー8を介して排
ワラを排ワラ結束装置5に供給することができるのであ
る。また、排ワラ搬送装置3が傾斜搬送となっているの
で、排ワラ結束装置5に排ワラを供給する状態において
も、後部可動レール7bを適当に伸縮することで、放出
した排ワラの株端位置を左右に変更して、結束位置を調
整することができる。
ェーン6とその下方に沿って配備された搬送レール7と
からなり、さらに、この搬送レール7は前部レール7a
とこれに対して伸縮可能な後部可動レール7bとから構
成してある。この構成によると、搬送レール7の伸縮に
よって、排ワラを細断処理あるいは結束処理できるもの
である。すなわち、後部可動レール7bを短縮して排ワ
ラの落下位置を前方に設定することで、案内カバー8の
上方揺動によって開放された排ワラカッター4の入口に
排ワラを供給し、また、後部可動レール7bを伸長して
排ワラの落下位置を後方に切り換えることで、下方に揺
動されてカッター入口を塞いだ案内カバー8を介して排
ワラを排ワラ結束装置5に供給することができるのであ
る。また、排ワラ搬送装置3が傾斜搬送となっているの
で、排ワラ結束装置5に排ワラを供給する状態において
も、後部可動レール7bを適当に伸縮することで、放出
した排ワラの株端位置を左右に変更して、結束位置を調
整することができる。
【0015】前記排ワラ結束装置5は、集束空間S(排
ワラ通路に相当)の上側に位置して上部フレーム9に支
持された上部ケース10と、集束空間Sの下側に位置し
て下部フレーム11に支持された下部ケース12とから
なり、上部ケース10には、結束紐供給用のニードル1
3と、クランク式に循環作動する排ワラ集束用の掻き込
みパッカー機構14と、集束圧感知用ドア15とが備え
られるとともに、下部ケース12には、長孔状の紐案内
孔35aを備えた紐案内板35と、結節ビル17・紐ホ
ルダー32から成る結節機構38と、放出アーム31と
が装備されている。つまり、前記結節ビル17及び紐ホ
ルダー32は集束空間Sの一側脇に、排ワラ集束用の掻
き込みパッカー機構14及びニードル13は他側脇にそ
れぞれ配置してある。
ワラ通路に相当)の上側に位置して上部フレーム9に支
持された上部ケース10と、集束空間Sの下側に位置し
て下部フレーム11に支持された下部ケース12とから
なり、上部ケース10には、結束紐供給用のニードル1
3と、クランク式に循環作動する排ワラ集束用の掻き込
みパッカー機構14と、集束圧感知用ドア15とが備え
られるとともに、下部ケース12には、長孔状の紐案内
孔35aを備えた紐案内板35と、結節ビル17・紐ホ
ルダー32から成る結節機構38と、放出アーム31と
が装備されている。つまり、前記結節ビル17及び紐ホ
ルダー32は集束空間Sの一側脇に、排ワラ集束用の掻
き込みパッカー機構14及びニードル13は他側脇にそ
れぞれ配置してある。
【0016】前記排ワラ結束装置5の株元側には、供給
されてきた排ワラの株端を叩き揃える株揃え板18が前
部支点Pを中心に左右往復揺動駆動可能、かつ、左右に
位置調節可能に配備されている。
されてきた排ワラの株端を叩き揃える株揃え板18が前
部支点Pを中心に左右往復揺動駆動可能、かつ、左右に
位置調節可能に配備されている。
【0017】前記パッカー機構14は、図2,図3に示
すように、ニードル13の左右両側に近接した位置にお
いて先端循環軌跡Aを描いて作動する左右一対の主パッ
カー20,21と、上部ケース10よりも株元側におい
て前記先端循環軌跡Aよりも前方で先端循環軌跡Bを描
いて作動する第2パッカー22と、この第2パッカー2
2の先端部に取り付けられた補助パッカー23とから構
成されており、主パッカー20の先端循環軌跡A、第2
パッカー22の先端循環軌跡B、および、補助パッカー
23の先端循環軌跡Cが互いに少し重複しながら順次前
方にずれて位置するように設定されている。
すように、ニードル13の左右両側に近接した位置にお
いて先端循環軌跡Aを描いて作動する左右一対の主パッ
カー20,21と、上部ケース10よりも株元側におい
て前記先端循環軌跡Aよりも前方で先端循環軌跡Bを描
いて作動する第2パッカー22と、この第2パッカー2
2の先端部に取り付けられた補助パッカー23とから構
成されており、主パッカー20の先端循環軌跡A、第2
パッカー22の先端循環軌跡B、および、補助パッカー
23の先端循環軌跡Cが互いに少し重複しながら順次前
方にずれて位置するように設定されている。
【0018】前記主パッカー20,21と第2パッカー
22とは、第1,第2掻込みアーム28A,28Bの基
端側を、第1,第2揺動アーム29A,29Bを介して
上部ケース10で各別に支持するとともに、長手方向中
間側を上部ケース10側の第1,第2クランクアーム3
0A,30Bの遊端に各別に枢支連結し、第1,第2掻
込みアーム28A,28Bの先端部に形成した下向き突
部をそれぞれ掻込み部K1,K2に構成してある。
22とは、第1,第2掻込みアーム28A,28Bの基
端側を、第1,第2揺動アーム29A,29Bを介して
上部ケース10で各別に支持するとともに、長手方向中
間側を上部ケース10側の第1,第2クランクアーム3
0A,30Bの遊端に各別に枢支連結し、第1,第2掻
込みアーム28A,28Bの先端部に形成した下向き突
部をそれぞれ掻込み部K1,K2に構成してある。
【0019】一方、前記補助パッカー23は、図3,図
5に示すように、前記第2掻込みアーム28Bの先端に
別部材から成る第1,第2掻込み体34a,34bを設
けて構成して、第2パッカー22との間で前記第2掻込
みアーム28B・第2揺動アーム29B・第2クランク
アーム30Bを共用させ、第1,第2掻込み体34a,
34bの先端部に形成した下向き突部を掻込み部K3に
構成してある。
5に示すように、前記第2掻込みアーム28Bの先端に
別部材から成る第1,第2掻込み体34a,34bを設
けて構成して、第2パッカー22との間で前記第2掻込
みアーム28B・第2揺動アーム29B・第2クランク
アーム30Bを共用させ、第1,第2掻込み体34a,
34bの先端部に形成した下向き突部を掻込み部K3に
構成してある。
【0020】前記第1,第2掻込み体34a,34b
は、前記第2掻込みアーム28Bの先端に横向きに貫通
固着した支軸24の両端にそれぞれ設けてあり、第1掻
込み体34aを、前記支軸24の株元に対応する側の端
部に固着するとともに、第2掻込み体34bを、前記支
軸24の穂先に対応する側の端部に位置調節可能に装着
してある。第2掻込み体34bには、バネ25でロック
付勢したロックピン26が備えられており、支軸24に
形成した複数のロック穴27にロックピン26を選択係
合することで、左右方向の複数位置で固定できるように
なっている。
は、前記第2掻込みアーム28Bの先端に横向きに貫通
固着した支軸24の両端にそれぞれ設けてあり、第1掻
込み体34aを、前記支軸24の株元に対応する側の端
部に固着するとともに、第2掻込み体34bを、前記支
軸24の穂先に対応する側の端部に位置調節可能に装着
してある。第2掻込み体34bには、バネ25でロック
付勢したロックピン26が備えられており、支軸24に
形成した複数のロック穴27にロックピン26を選択係
合することで、左右方向の複数位置で固定できるように
なっている。
【0021】図2,図3に示すように、主パッカー2
0,21,第2パッカー22とは反対側の集束空間Sの
一側脇から左右一対の第1板バネ36(第1弾性体に相
当)を、また放出アーム31とは反対側の集束空間Sの
他側脇から第2板バネ37(第2弾性体に相当)を、側
面視で前記主パッカー20,21,第2パッカー22の
掻込み軌跡A,B内と前記放出アーム31の放出軌跡D
内とに各別に入り込む状態で片持ち状に突出させてあ
る。
0,21,第2パッカー22とは反対側の集束空間Sの
一側脇から左右一対の第1板バネ36(第1弾性体に相
当)を、また放出アーム31とは反対側の集束空間Sの
他側脇から第2板バネ37(第2弾性体に相当)を、側
面視で前記主パッカー20,21,第2パッカー22の
掻込み軌跡A,B内と前記放出アーム31の放出軌跡D
内とに各別に入り込む状態で片持ち状に突出させてあ
る。
【0022】つまり、前記一対の第1板バネ36を、紐
案内板35の紐案内孔35aの両側でその紐案内孔35
aに沿う状態に、各先端部を前記紐案内板35の前端部
に固定して、側面視で前側が凹の後ろ上がりの湾曲状に
形成し、ニードル13の軌跡の左右両側で掻込み作動す
るよう配置した左右一対の主パッカー20,21に後方
側から各別に対向させ、また前記第2板バネ37を、側
面視で前側が凹の後ろ下がりの湾曲状に形成して、上部
ケース10で後ろ向き片持ち状に支持してある。このよ
うに構成して、図4(イ),(ロ)に示すように、前記
主パッカー20,21,第2パッカー22及び放出アー
ム31の駆動に伴って、前記第1及び第2板バネ36,
37が後方に弾性変形しながら排ワラ又は排ワラ束が乗
り越えるのを許容するとともに、その乗り越えの後に弾
性復帰して、前記排ワラ又は排ワラ束と、それらに後続
する排ワラや排ワラ束とを分離するようにしてある。
案内板35の紐案内孔35aの両側でその紐案内孔35
aに沿う状態に、各先端部を前記紐案内板35の前端部
に固定して、側面視で前側が凹の後ろ上がりの湾曲状に
形成し、ニードル13の軌跡の左右両側で掻込み作動す
るよう配置した左右一対の主パッカー20,21に後方
側から各別に対向させ、また前記第2板バネ37を、側
面視で前側が凹の後ろ下がりの湾曲状に形成して、上部
ケース10で後ろ向き片持ち状に支持してある。このよ
うに構成して、図4(イ),(ロ)に示すように、前記
主パッカー20,21,第2パッカー22及び放出アー
ム31の駆動に伴って、前記第1及び第2板バネ36,
37が後方に弾性変形しながら排ワラ又は排ワラ束が乗
り越えるのを許容するとともに、その乗り越えの後に弾
性復帰して、前記排ワラ又は排ワラ束と、それらに後続
する排ワラや排ワラ束とを分離するようにしてある。
【図1】排ワラ処理部の側面図
【図2】排ワラ処理部の平面図
【図3】パッカー機構の側面図
【図4】(イ)結束すべき排ワラ又は排ワラ束と、それ
らに後続する排ワラや排ワラ束とを第1及び第2弾性体
で分離する前半の状態を示す側面図 (ロ)結束すべき排ワラ又は排ワラ束と、それらに後続
する排ワラや排ワラ束とを第1及び第2弾性体で分離す
る後半の状態を示す側面図
らに後続する排ワラや排ワラ束とを第1及び第2弾性体
で分離する前半の状態を示す側面図 (ロ)結束すべき排ワラ又は排ワラ束と、それらに後続
する排ワラや排ワラ束とを第1及び第2弾性体で分離す
る後半の状態を示す側面図
【図5】補助パッカーの平面図
13 ニードル 20,21,22 掻込みパッカー 36 第1弾性体 37 第2弾性体 38 結節機構 A,B 掻込み軌跡 D 放出軌跡 S 排ワラ通路
Claims (2)
- 【請求項1】 排ワラ通路の一側脇に排ワラ掻込み供給
用の掻込みパッカーと結束紐供給用のニードルとを配備
するとともに、他側脇に結節機構と放出アームとを配備
してあるコンバインの排ワラ結束装置であって、 前記掻込みパッカーとは反対側の排ワラ通路脇から第1
弾性体を前記掻込みパッカーの掻込み軌跡内に入り込む
状態で片持ち状に突出させるとともに、放出アームとは
反対側の排ワラ通路脇から第2弾性体を前記放出アーム
の放出軌跡内に入り込む状態で片持ち状に突出させて、
前記掻込みパッカー及び放出アームの駆動に伴って、前
記第1及び第2弾性体が後方に弾性変形しながら排ワラ
又は排ワラ束が乗り越えるのを許容し、その乗り越えの
後に弾性復帰して、前記排ワラ又は排ワラ束と、それら
に後続する排ワラや排ワラ束とを分離するよう構成して
あるコンバインの排ワラ結束装置。 - 【請求項2】 前記ニードルの軌跡の左右両側で掻込み
作動するよう配置した左右一対の前記掻込みパッカーに
後方側から左右一対の前記第1弾性体を各別に対向させ
てある請求項1記載のコンバインの排ワラ結束装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15777196A JPH104764A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | コンバインの排ワラ結束装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15777196A JPH104764A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | コンバインの排ワラ結束装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH104764A true JPH104764A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15656949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15777196A Pending JPH104764A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | コンバインの排ワラ結束装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH104764A (ja) |
-
1996
- 1996-06-19 JP JP15777196A patent/JPH104764A/ja active Pending
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