JP2556800Y2 - コンバイン用結束機 - Google Patents

コンバイン用結束機

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JP2556800Y2
JP2556800Y2 JP9927290U JP9927290U JP2556800Y2 JP 2556800 Y2 JP2556800 Y2 JP 2556800Y2 JP 9927290 U JP9927290 U JP 9927290U JP 9927290 U JP9927290 U JP 9927290U JP 2556800 Y2 JP2556800 Y2 JP 2556800Y2
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昭介 上定
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、コンバインの脱穀装置から排出される排藁
を結束するコンバイン用結束機に関する。
(ロ)従来技術 結束空間の下部に、ニードル、パッカー及びそれらを
駆動する伝動ケースを設け、上方に、結節部と放出アー
ムとを配設した結束機における結節部伝動装置として、
上下のパイプフレームとそれらの先端を連結したチエン
ケースとからなる伝動系を結束される排藁の穂側に配設
することは通常行なわれている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 前記既知の結束機は、集束量が所定量に達したことを
ドアが感知して結節部が結節動作し、放出アームが藁束
を押して節抜きする時、藁束がビルに巻き掛けた紐と共
に第3図に示す如くビル及び第2突起の傾斜方向に沿っ
て穂側へ移動するが、第2突起の傾斜方向と同方向、つ
まり穂側にチェンケースが位置するため、これにより穂
部が前記チエンケースと干渉するので節抜き作動が不円
滑になって束姿勢が乱れると共に紐切れによる結束ミス
が発生すると共に束放出の障害になる等の問題点があっ
た。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、集束空間Sの一側に、ニードル17、パッカ
ー16及びそれらを駆動する伝動ケース13を設け、他側
に、ビル25とホルダー26を備えた結節部18と放出アーム
28とを配設した結束機において、前記ビル25とホルダー
26の集束空間S側に案内溝43を有する結節ガイド23を設
け、該結節ガイド23の案内溝43に前記ビル25が結束紐節
抜き時に向く方向と略同方向へ傾斜させた紐案内用の第
2突起42を設けると共に、前記伝動ケース13から一回転
クラッチに連動する伝動軸が内装されたパイプフレーム
20及び前記結節部18から結束軸24が内装されたパイプフ
レーム21を夫々前記ビル25が結束紐節抜き時に向く方
向、即ち前記第2突起42の傾斜方向とは反対側へ延出
し、その両パイプフレーム20,21の延出した端部側をチ
ェンケース22により連結して結節部18に伝動するように
構成したことにより前述の問題点を解決した。
(ホ)作用 結束機のパッカーは、脱穀装置から排出された排藁を
集束空間、即ちドアの前面に掻込み、集束量が所定量に
なって一回転クラッチが入ると、ニードルが進出して集
束藁に巻きかけ、それに続いてビル及びホルダーが作動
してビルに結束紐が巻き掛けられると共に第1突起から
外され、次いで放出アームが藁束を押すと、ビルから節
抜きされると共に藁束及び紐の結び目がビルが結束紐節
抜き時に向く方向と略同方向の第2突起の傾斜に沿って
移動しながら藁束は放出される。
その際、従来のようにチエンケースが第2突起の傾斜
方向に存在しないので、藁束はチェンケースと干渉する
ことなくスムーズに移動し、また、放出アームによる束
放出を的確にかつ所定方向へ確実に放出することができ
る。
(ヘ)実施例 本考案の一実施例を図面について説明すると、走行装
置を有する機台上の一側寄りに脱穀装置1を搭載し、そ
の前方に刈取装置2と穀稈搬送装置3とからなる前処理
装置を上下傾動可能に装着し、前記機台の他側には前方
から順に操作盤5、運転席6及び籾処理部7を配設し、
排塵選別室の天板上には、排稈口の後部から機体の後端
にわたる排藁搬送装置8を斜設し、脱穀装置1の後部に
は、結束装置10と藁束挟持搬送装置11とを設けてある。
そして、前記結束装置10は案内板12の下部に配設され
ていて入力軸が脱穀装置1の適宜の軸により駆動される
伝動ケース13と、案内板12上に突出していて伝動ケース
13内の一回転クラッチを入り作動させるドア15と、案内
板12の下方から上方へ間欠的に出没して排藁をドア15の
前面に掻き込むパッカー16と、一回転クラッチが入ると
案内板12の下方から上方へ進出して集束された藁に紐掛
けするニードル17と、案内板12の上方から結束空間Sの
直上に臨む結節部18とから構成されている。そして、一
回転クラッチが入ると一回転するタイミング軸19が内装
された下パイプフレーム20を前記伝動ケース13から、後
述する第2突起42の傾斜方向とは逆の方向、即ち結束さ
れる排藁の株元側へ延出し、また前記結節部18から結節
軸24が内装された上パイプフレーム21を下パイプフレー
ム21の延出方向と同方向へ延出し、上パイプフレーム21
と下パイプフレーム20の株元側端部を後述する根揃え板
40より株元方向外方でチエンケース22により連結して結
節軸24をタイミング軸19により集束される排藁の株元側
を迂回して駆動するようになしている。前記結節部18は
下面を結節ガイド23により覆われたビル25とホルダー26
とを備え、これらは結節軸24の端部に固定した扇形歯車
27は、上記ビル25及びホルダー26を順次回転駆動し、放
出アーム28は、下部を下リンク29で結節軸24に回動自在
に連結し、上部は上リンク30で支柱31に連繋すると共に
上リンク30の基部をスプリング32により下方へ引張って
上昇付勢してある。また、前記扇形歯車27のボスに中間
部を固定したアーム33の一端の回転方向側に駆動ピン35
を突設し、他端にはストッパーピン36を突設し、下リン
ク29には上記駆動ピン35が当接する受金37を溶接してあ
る。
次に作用について説明すると、前処理装置及び脱穀装
置1により刈取脱穀されて排稈口から排出された排藁
は、排藁搬送装置8により後送され、その後端から横倒
し姿勢で排出された排藁は、パッカー16と上方に架設さ
れた左右一対の上掻込体38とによりドア15の前面の結束
空間Sに掻き込まれ、その間、前部に横寄せ突条39・・
を有する根揃え板40が稈身方向に往復揺動して集束され
る排藁の根揃えを行ない、集束量が所定量になってドア
15が感知作動すると、一回転クラッチが入ってタイミン
グ軸19が回動し、それにより一方ではニードル17が集束
された排藁に紐を掛け、他方では結節軸24の回転に伴っ
て扇形歯車27が回動するので、ビル25は回転することに
より第1突起41に掛けられた紐を外すと共に束締めしな
がら結び節を形成し、ホルダー26は紐切りすると共に新
たに供給された紐を保持する。その過程でアーム33と扇
形歯車27は共に回動するので、アーム33に設けられた駆
動ピン35は受金37を押して後方の待機位置から結節ガイ
ド23の上方と対応する部位を経て前方へ移行する。更
に、駆動ピン35が受金37を押しながら移行すると、上記
受金37が溶接してある下リンク29と連結された放出アー
ム28は結束空間Sへ進入して後方へ移動する。その際
に、放出アーム28は束締めされた排藁を第3図に示す如
く先端が穂側後方へ斜めに向いたビル25から節抜き、そ
の際、藁束は結束紐と共に、結束紐の節抜きの際にビル
25が向かう方向、即ち結節ガイド23の案内溝43に設けら
れた第2突起42の傾斜した斜面に沿って穂側へ移動す
る。
そして、上記したように上下パイプフレーム20,21は
第2突起42の傾斜方向とは逆方向に延出して、その延出
端部をチェンケース22により連結しているので、穂側に
は従来のもののようにチエンケースが存在せず、藁束の
移動を阻害されることがなく、且つ、上記第2突起42を
過ぎて後方へ放出する際、チエンケース22に穂部が衝突
することがなく、略一定の姿勢で放出され、それを藁束
挟持搬送装置11に的確に受継して既刈地側へ搬送し、搬
送終端から圃場に落下する。
また、放出アーム28は束放出後慣性により待機位置よ
り更に回動するが下リンク29がストッパーピン36に受け
止められた後、待機位置へ自重により戻り回動する。
(ト)考案の効果 本考案は前述のように構成したので、結び節を形成さ
れた藁束を放出アーム28により押して節抜きする際、藁
束はきわめて速い結束速度でビル25の向かう方向、即ち
結節ガイド23の案内溝43に設けた第2突起42の傾斜方向
へ移動するが、結節部18は第2突起42の傾斜方向と逆方
向へ迂回した伝動系により駆動されることとなり、第2
突起42の傾斜方向には従来のもののようにチエンケース
22が存在せず、それが障害になって束姿勢を乱したり紐
切れによる結束ミスが発生したりすることがない。
また、束放出時にも放出障害が発生することがなく、
藁束を藁稈の硬軟に拘らず圃場の略一定の位置へ放出す
ることができ、藁束挟持搬送装置を付設した場合、受継
ミスによる束詰まりを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は
結束装置の斜視図、第2図の(a)は同上側面図、第2
図の(b)は同上の結節部を示す後面図、第3図は結節
部の平面図、第4図は結束装置を装着したコンバインの
平面図である。 1……脱穀装置、10……結束装置、11……藁束挟持搬送
装置、15……ドア、16……パッカー、17……ニードル、
18……結節部、19……タイミング軸、20……下パイプフ
レーム、21……上パイプフレーム、22……チエンケー
ス、23……結節ガイド、24……結節軸、25……ビル、26
……ホルダー、28……放出アーム、40……根揃え板、42
……第2突起、43……案内溝、集束空間……S

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】集束空間Sの一側に、ニードル17、パッカ
    ー16及びそれらを駆動する伝動ケース13を設け、他側
    に、ビル25とホルダー26を備えた結節部18と放出アーム
    28とを配設した結束機において、前記ビル25とホルダー
    26の集束空間S側に案内溝43を有する結節ガイド23を設
    け、該結節ガイド23の案内溝43に前記ビル25が結束紐節
    抜き時に向く方向と略同方向へ傾斜させた紐案内用の第
    2突起42を設けると共に、前記伝動ケース13から一回転
    クラッチに連動する伝動軸が内装されたパイプフレーム
    20及び前記結節部18から結束軸24が内装されたパイプフ
    レーム21を夫々前記ビル25が結束紐節抜き時に向く方
    向、即ち前記第2突起42の傾斜方向とは反対側へ延出
    し、その両パイプフレーム20,21の延出した端部側をチ
    ェンケース22により連結して結節部18に伝動するように
    構成したことを特徴とするコンバイン用結束機。
JP9927290U 1990-09-20 1990-09-20 コンバイン用結束機 Expired - Fee Related JP2556800Y2 (ja)

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JPH0455233U JPH0455233U (ja) 1992-05-12
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