JPH1046956A - ブラインドのルーバー下降方法 - Google Patents

ブラインドのルーバー下降方法

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JPH1046956A
JPH1046956A JP9122905A JP12290597A JPH1046956A JP H1046956 A JPH1046956 A JP H1046956A JP 9122905 A JP9122905 A JP 9122905A JP 12290597 A JP12290597 A JP 12290597A JP H1046956 A JPH1046956 A JP H1046956A
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clutch
pulley
blind
lowering
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーバーの自重下降速度よりも低い定速可動
を得ることによって緩やかに閉じて衝撃力をなくすよう
にしたブラインドのルーバー下降方法を実現する。 【解決手段】 複数のルーバー4を吊り下げているワイ
ヤ3を、プーリ11を介して巻き戻すことによりルーバ
ー4を下降するブラインドのルーバー下降方法におい
て、プーリ11に取り付けられた油圧式ダンパー12を
有し、ルーバー4の可動時に油圧式ダンパー12を作動
させてルーバー4の下降速度をルーバーの自重下降速度
よりも低い速度で下降するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅や事務所など
で使用するブラインドに関し、特にそのブラインドにお
けるルーバー下降方法に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅や事務所などで使用している手動開
閉式のブラインドは、ルーバーと連結されたワイヤをラ
イダーチェーンなどの操作でプーリで巻き取り、前記ル
ーバーの上下の位置を調整するようになっている。そし
て、ルーバーを持ち上げてブラインドを開放させる場合
は、プーリにワイヤを巻き取るとルーバーを持ち上げる
ことができ、またこのワイヤを任意の位置で巻き上げロ
ックすると、その位置で停止させておくことができる。
これに対して、ルーバーを降ろしてブラインドを閉じる
場合は、ワイヤに対するロックを外すとルーバーが自重
で落下する。また、この途中で再びワイヤの巻き戻しを
ロックすると、その位置でルーバーを保持することがで
きるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のブラ
インドでは、ワイヤの巻き上げをロックしている保持力
を取り除いた状態で、不用意にライダーチェーンなどを
放してしまうと、ブラインドが勢い良く落下し、大きな
衝撃音を発生させたり、あるいは落下地点に不用意に置
かれた物を破損させたりする問題点があった。また、ル
ーバーが途中まで落下した状態でロックするには馴れを
必要とし、操作者の思った位置でロックをするのが難し
いなどの問題点もあった。なお、このような問題に対
し、例えば、実公昭39−23682号公報に記載され
ている如く機構部に摩擦輪やスプリング等を介装し機械
的な摩擦抵抗にてルーバーの急激下降を防ぐこともある
が、従来構造では作動の安定性や組み付け性等で充分に
満足できなかった。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はブラインドの下降方法において、
組み付けが簡易で、ルーバーの自重下降速度よりも低い
定速可動を得ることによって緩やかに閉じて衝撃力をな
くすことができる構造にしたブラインドの下降方法を提
供することにある。更に他の目的は以下に説明する内容
の中で順次明らかにして行く。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、複数のルーバーを吊り下げているワイヤを、
プーリを介して巻き戻すことにより前記ルーバーを下降
するブラインドのルーバー下降方法において、前記プー
リに対応して配置された油圧式ダンパーを有し、前記ル
ーバーの可動時に前記油圧式ダンパーを作動させて前記
ルーバーの下降速度をルーバーの自重下降速度よりも低
い速度で下降する、ようにしたものである。なお、この
構造においては、前記油圧式ダンパーと共に、前記プー
リと一体に回転する支軸と、前記支軸と一体回転可能に
取り付けられたドライブギヤと、前記ドライブギヤと前
記支軸との間の動力伝達を断続切り換え可能なクラッチ
機構とを備えていることが好ましい。
【0006】この構成によれば、プーリがフリー回転状
態にあってルーバが自重で降下するとき、油圧式のダン
パーによってプーリの支軸に定速性が与えられ、勢い良
く落下せずに緩やかに落下する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる形
態は、本発明の好適な具体例であるから技術的に好まし
い種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下
の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限
り、これらの形態に限られるものではない。
【0008】図1は本発明に係るブラインドの一形態例
を閉状態で示した正面図、図2は図1のA−A線に沿う
側面図である。図において、このブラインド1は、パイ
プハウジング2と、このパイプハウジング2に巻き取り
用のワイヤ3を介して吊り下げられた複数のルーバー4
と、パイプハウジング2内に配設された後述するところ
のルーバー巻取装置5と、同じくパイプハウジング2内
に配設されたルーバー角度調整装置6などで構成されて
いる。そして、このブラインド1では、エンドレス状の
ライダーチェーン7を図2中の矢印D方向に回転させる
と、ルーバー巻取装置5にワイヤ3が巻き取られてルー
バー4が上昇を始め、ブラインド1が開状態に移行す
る。これに対して、逆に開状態からライダーチェーン7
を図2中の矢印U方向に回転させると、ルーバー巻取装
置5のロックが外れ、ルーバー4の降下が得られるよう
になっている。また、角度調整レバー8を回転させる
と、ルーバー角度調整装置6が操作され、角度調整用の
ワイヤ9を介してルーバー4の角度を調整できる。な
お、これらの概略構成は従来より良く知られているブラ
インドの構成と略同じである。そして、従来のブライン
ドと、この形態例のブラインド1とが大きく異なる点
は、ルーバー巻取装置5に見られるもので、以下、この
構造についてさらに図3乃至図5を用いて詳細に説明す
る。
【0009】ルーバー巻取装置5は、図3と図4に示す
如くユニット化された状態でパイプハウジング2の端部
に収納配置されるもので、インナハウジング10,アク
スルプーリ11,ダンパー12,インナキャップ13,
シャフトディスク14,ドライブギヤ16,ロータクラ
ッチ17,クラッチキャップ18,クラッチハウジング
19,第1のクラッチスプリング20,第2のクラッチ
スプリング21,レバー22,ブラケット23,エンド
キャップ24などで構成されている。なお、アクスルプ
ーリ11とドライブギヤ16との間の動力伝達を断続切
り換え可能にするクラッチ機構15は、シャフトディス
ク14,ロータクラッチ17,クラッチハウジング1
9,第1,2のクラッチスプリング20,21,レバー
22等で構成される。
【0010】(部材構成)インナハウジング10は、合
成樹脂材で成形されており、外側円筒部10aと、中心
に貫通穴25を有した内側円筒部10bと、隔壁部10
cとが一体に設けられている。また、隔壁部10cの内
側面には小突起10dが突設され、外側円筒部10aの
外端部分にはエンドキャップ取付用の小径部10eが形
成されている。
【0011】クラッチハウジング19は、合成樹脂材で
成形されており、外側円筒部10aの内面に当接して配
置される大径筒部19aと、この大径筒部19aの外端
側に連続して形成された小径筒部19bとが一体に設け
られている。また、小径筒部19bの中心には貫通穴2
6が設けられており、この貫通穴26の内面に緩く当接
させた状態で、インナハウジング10の内側円筒部10
bを挿入可能になっている。一方、大径筒部19a側に
は、内端面19c側から外端側(小径筒部19b側)に
向かって切り込まれた切欠部27(図4参照)と、この
切欠部27と略180度変位した位置で同じく内端面1
9c側から外端側に向かって僅かに切り込まれた切欠部
48と、内端面19cと、この内端面19c側から切り
込み形成された左右一対の切欠部28A,28B(図4
参照)などが設けられている。加えて、切欠部27内に
は中心軸に沿って内側へ延びる係合ピン29が一体に設
けられ、内端面19cには2つのねじ穴30が形成され
ている。なお、2つのねじ穴30のうち、1つは切欠部
48内に設けられている。
【0012】シャフトディスク14は、合成樹脂材で成
形されており、内側円筒部10bの内面に回転可能に緩
く当接された状態で挿入される主軸部14aと、この主
軸部14aの外端側に連続した状態で設けられた嵌合部
14bと、この嵌合部14bと反対の内端側に形成され
た円板部14cと、この円板部14cの中心からさらに
中心軸に沿って外側に延出されたガイド軸部14dとを
一体に有している。また、これら主軸部14a,嵌合部
14b,円板部14c,ガイド軸部14dの中心部分に
連続して貫通穴31が形成されている。さらに、嵌合部
14bの外径形状は、断面が非円形形状で、小判形に近
い状態で形成されている。加えて、円板部14cの外周
面には、クラッチハウジング19の大径筒部19aに設
けられた切欠部28A,28Bに対応して翼部32A,
32Bが一体に設けられている。なお、この翼部32
A,32Bの幅寸法は、切欠部28A,28Bの幅寸法
(段差面28a,28bとの間の寸法)の略2分の1程
度に設定されている。また、円板部14cには、下側に
位置して、中心軸に沿って外側に突出されたピン状の小
突起14eが一体に設けられている。
【0013】レバー22は、合成樹脂材で成形され、本
体部22aと、切欠部27と対応して本体部22aの上
部より外側へ突出した第1の腕部22bと、本体部22
aの下部より外側へ突出された第2の腕部22cとが一
体に設けられている。さらに、本体部22aには、シャ
フトディスク14のガイド軸部14dの貫通を許容する
窓孔34が、左右方向に細長く延びた状態で形成されて
いる。加えて、第1の腕部22bには、クラッチハウジ
ング19の係合ピン部29に対応した貫通穴35と、第
1のクラッチスプリング20の一端20aを挿入係止さ
せるための貫通穴36とが設けられている。また、第2
の腕部22cには、シャフトディスク14の小突起14
eに対応して、上下方向に細長く延びる係合穴37が設
けられている。
【0014】クラッチキャップ18は、クラッチハウジ
ング19の内端面19cに密着配置可能な状態で、クラ
ッチハウジング19と対応して合成樹脂材で形成されて
いる。このクラッチキャップ18には、円板状をした本
体部18aと、クラッチハウジング19の切欠部27内
に挿入可能な突出片18bとが一体に設けられている。
また、この突出片18bの突出量は、切欠部27の奥行
寸法よりも小さく形成されており、突出片18bの先端
と切欠部27の奥壁部27aとの間にレバー22の第1
の腕部22bを配設できるようになっている。加えて、
突出片18bの先端面には、切欠部27の奥壁部27a
より突出している係合ピン部29の先端側が挿入可能な
係合凹部38が設けられている。一方、本体部18aに
は、中心に貫通穴39が設けられているとともに、クラ
ッチハウジング19側の2つのねじ穴30と対応する位
置に貫通した係合穴40がそれぞれ設けられている。
【0015】インナキャップ13は、インナハウジング
10の内端側に取り付けられるもので、合成樹脂材で円
板状に形成されている。そして、このインナキャップ1
3の一面側にはインナハウジング10の外側円筒部10
aの内面に挿入嵌合される小径部13aが設けられ、中
心には貫通穴41が形成されている。
【0016】アクスルプーリ11は、合成樹脂材で成形
され、ワイヤ3を巻き取るためのプーリ部11Aと、こ
のプーリ部11Aの中心軸に沿って両側に延びる支軸1
1Bとが一体に形成されている。さらに支軸11Bは、
プーリ部11Aの一端側に設けられたダンパー取付用軸
部11aと、この反対の他端側に順次連続して設けられ
た大径軸部11b,キー軸部11c,小径軸部11dと
で形成されている。また、小径軸部11dの端部には、
Eリング42(図3参照)を止めるための周回溝43
(図4参照)が設けられている。なお、キー軸部11c
の周面には4つのキーが形成されている。
【0017】ロータクラッチ17は、合成樹脂材で成形
され、クラッチキャップ18の貫通穴39に緩く挿入さ
れる小径部17aと、この小径部17aよりも少し大き
い外径寸法で形成された大径部17bとが一体に設けら
れている。また、中心には支軸11Bのキー軸部11c
が挿入される貫通穴45が設けられている。なお、この
貫通穴45の断面形状は、キー軸部11cとの断面形状
に対応している。
【0018】第1のクラッチスプリング20と第2のク
ラッチスプリング21はそれぞれコイル状のスプリング
で形成されており、第1のクラッチスプリング20はロ
ータクラッチ17の大径部17bの外周部分に、第2の
クラッチスプリング21は、クラッチハウジング19の
小径筒部19bの外周部分にそれぞれ巻回された状態で
配置可能になっている。
【0019】次に、ダンパー12は油圧式ダンパーで、
図示しないが内部に粘性を有した液体と、この液体内で
軸部11aに連結されて支軸11Bと一体に回転する翼
体などで構成されている。そして、前記翼体が液体内で
回転するときに液体の抵抗を翼体が受け、この抵抗で支
軸11Bを緩やかに定速性を持たせて回転させることが
できるようになっているもので、このダンパー12自体
の構造は一般に知られたものである。また、ダンパー1
2の外側ケース側は、ブラケット23を介してインナー
キャップ13に取り付けられる。
【0020】(組立)次に、このルーバー巻取装置5を
組み立てる場合について説明する。まず、インナハウジ
ング10の内側で、内側円筒部10bの外周に第2のク
ラッチスプリング21を配置する。この場合、第2のク
ラッチスプリング21の一端21aを隔壁部10cに設
けた小突起10dに掛け止めする。次いで、インナハウ
ジング10内にクラッチハウジング19を挿入配置す
る。このとき、インナハウジング10の内側円筒部10
bが貫通穴26に挿入され、小径筒部19bが第2のク
ラッチスプリング21内に嵌合された状態にする。次
に、シャフトディスク14がクラッチハウジング19に
取り付けられる。この場合、シャフトディスク14は、
クラッチハウジング19の貫通穴26に嵌合部14b側
から挿入され、主軸部14aが貫通穴25内に緩く回転
可能に配置されるとともに、翼部32A,32Bを切欠
部28A,28Bで逃がして、円板部14cまで、クラ
ッチハウジング19内に配置される。この状態では、翼
部32が切欠部28A,28Bの段差面28a,28b
に当接して規制される範囲で、クラッチハウジング19
に対してシャフトディスク14が回動可能になってい
る。次いで、クラッチハウジング19側にレバー22を
取り付ける。この取り付けは、貫通穴35に係合ピン2
9を挿入させるとともに、窓孔34にガイド軸部14d
を、係合穴37に小突起14eをそれぞれ挿入させて配
置する。また、この取り付けでは、切欠部27と第1の
腕部22bとの間に遊びが持たされ、この遊びでレバー
22が係合ピン29を支点にして揺動可能になるよう設
定されている。次に、クラッチキャップ18の貫通穴3
9に小径軸部11dを挿入配置すると、小径軸部11d
の外周に第1のクラッチスプリング20が配置された状
態になる。また、この状態でクラッチキャップ18,ロ
ータクラッチ17,第1のクラッチスプリング20をク
ラッチハウジング19側に取り付ける。この場合、レバ
ー22を貫通している係合ピン29の先端側一部を係合
凹部38内に挿入させながら突出片18bを切欠部27
内に挿入係合させ、クラッチキャップ18をクラッチハ
ウジング19に当接配置させる。同時に、第1のクラッ
チスプリング20の一端20aをレバー22の貫通穴3
6に挿入係合させ、さらに第1のクラッチスプリング2
0の他端20bをクラッチハウジング19の切欠部48
に掛け止めする。また、この後からクラッチキャップ1
8の外側から取付ねじ44をねじ穴30に係合穴40を
通して締め付けると、クラッチキャップ18側とクラッ
チハウジング19側が互いに固定される。なお、取付ね
じ44を取り付ける場合、一方のねじ44は第1のクラ
ッチスプリング20の他端20b内を通って取り付けら
れる。
【0021】次いで、アクスルプーリ11側が用意さ
れ、このアクスルプーリ11の支軸11Bにインナキャ
ップ13を取り付け、この状態で支軸11Bを貫通穴4
5内に挿入させ、キー軸部11cと貫通穴45とを係合
させる。また、この係合時には、ロータクラッチ17を
クラッチハウジング19側に対して回転させて第1のク
ラッチスプリング20を巻き上げ、この第1のクラッチ
スプリング20および第2のクラッチスプリング21に
よってクラッチハウジング19を常時一方向(図4中の
矢印b方向)に回転付勢させた状態にする。次いで、シ
ャフトディスク14の嵌合部14bをドライギヤ16の
貫通穴47に挿入させ、またシャフトディスク14より
突出している小径軸部11dの周回溝43にEリング4
2を取り付けて抜け止めする。これによりアクスルプー
リ11がシャフトディスク14に対して回転可能に取り
付けられる。
【0022】次に、アクスルプーリ11のダンパー取付
用軸部11aにダンパー12を取り付け、さらにブラケ
ット23の開孔(不図示)を通してワイヤー3をプーリ
部11Aに連結させ、この状態でパイプハウジング2内
に組み込む。また、パイプハウジング2内より突出して
いるドライブギヤ16の歯車部分に、エンドキャップ2
4の開孔(不図示)を通って挿入されたライダーチェー
ン7を係合させる。その後、このエンドキャップ24を
インナハウジング10の小径部10eとパイプハウジン
グ2との間に挿入嵌合させて取り付けると、パイプハウ
ジング2に対するルーバー巻取装置5の組み付けが完了
する。
【0023】(作動)そして、このルーバー巻取装置5
を備えたブラインド1では、ライダーチェーン7を、図
2中の矢印D方向に回転させるとルーバー4を上昇させ
ることができ、同図中の矢印U方向に回転させると、ル
ーバー4を下降させることができる。この動作につい
て、次に説明する。まず、クラッチハウジング19およ
びクラッチキャップ18は、第1のクラッチスプリング
20と第2のクラッチスプリング21の付勢で、常に図
4中の矢印b方向、すなわち反時計回り方向に付勢され
ている。そして、ルーバー4が巻き取られている状態で
は、このルーバー4の自重によって、アクスルプーリ1
1も常に同図中の矢印b方向に回転付勢されている。ま
た、このアクスルプーリ11の回転付勢力は、キー軸部
11cと係合されているロータクラッチ17に伝えられ
る。すると、ロータクラッチ17と第1のクラッチスプ
リング20との間の摩擦力で、第1のクラッチスプリン
グ20にも同図中の矢印b方向の回転力が与えられ、さ
らに取付ねじ44によって第1のクラッチスプリング2
0の他端20bがクラッチハウジング19のねじ穴30
に連結されているので、第1のクラッチスプリング20
の矢印b方向の回転力はレバー22を介してクラッチハ
ウジング19に伝えられる。すると、この回転力が、ク
ラッチハウジング19から第2のクラッチスプリング2
1を介して、パイプハウジング2に固定されたインナハ
ウジング10に伝えられてルーバー4は巻き取り状態で
停止し、この状態が保持される。また、この状態では、
レバー22は図5(a)の位置に保持されている。
【0024】一方、ルーバー4が巻き取られて開いてい
る状態から、ルーバー4を下げて閉じる場合は、ライダ
ーチェーン7を介してドライブギヤ16を図4中の矢印
b方向に回転させる。すると、翼部32Aが段差面28
bにぶつかって規制されるまで、ドライブギヤ16と一
体にシャフトディスク14が回転し、小突起14eを介
してレバー22が図5(a)の状態から図5(b)の状
態まで回転する。これにより、第1のクラッチスプリン
グ20の径寸法が広げられ、クラッチ機構15を構成し
ているところの第1のクラッチスプリング20とロータ
クラッチ17との間の摩擦力が弱められてロータクラッ
チ17が自由になる。すると、アクスルプーリ11はロ
ータクラッチ17と共にルーバー4の自重で回転し、ル
ーバー4が降下して行く。また、このときアクスルプー
リ11にはダンパー12の抵抗力が付与され、略定速で
緩やかに巻き戻される。また、降下途中で、止める場合
はライダーチェーン7を介してドライブギヤ16を図4
中の矢印a方向に回転させると、翼部32Aが段差面2
8aに当接して規制されるまで、シャフトディスク14
が同図中の矢印a方向に回転し、これと同時にレバー2
2が図5(b)の状態から図5(a)の状態に戻る。す
ると、第1のクラッチスプリング20の径寸法が小さく
なり、第1のクラッチスプリング20とロータクラッチ
17との摩擦力が強められ、これにより停止し、この状
態が保持される。
【0025】また、逆にルーバー4を巻き上げる場合
は、ライダーチェーン7を介してドライブギヤ16を図
4中の矢印a方向に回転させる。すると、ルーバー4が
一番下まで降下されていた場合は、レバー22が図5
(b)の状態から図5(a)の状態になり、途中で停止
されて図5(a)の状態に既になっていたときは、この
ままシャフトディスク14,レバー22,第1のクラッ
チスプリング20,ロータクラッチ17を介してアクス
ルプーリ11に伝達される。そして、このアクスルプー
リ11が図4中の矢印a方向に回転されてルーバー4を
巻き上げる。
【0026】なお、本発明は上記実施例により説明した
が、勿論この実施例の構造に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で色々と設計の変更を施
しても差し支えないものである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るブラ
インドのルーバー下降方法によれば、ルーバーが下降す
るとき、油圧式ダンパーによって定速性が与えられ、勢
い良く落下するのを防止し、緩やかに落下するようにな
るので下端まで続けて落下させても衝撃音が発生するこ
とがない。また、落下地点に不用意に置かれたものに対
しても緩やかに当接されるので、物を破損したりするの
を防ぐことができる。さらに、ルーバーの落下途中で、
ドライブギヤを介して再び停止力を与える方向の回転力
を作用させると、その位置でルーバーの下降を停止させ
ることができるが、ルーバーは緩やかに落下しているの
で調整が簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したブラインドの形態として示す
正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う側面図である。
【図3】図1のB部拡大縦断正面図である。
【図4】図1乃至図3に示した同上ブラインドの要部分
解斜視図である。
【図5】図1乃至図4に示した同上ブラインドの要部動
作説明図である。
【符号の説明】
1 ブラインド 3 ワイヤ 4 ルーバー 5 ルーバー巻取装置 11 アクスルプーリ 11A プーリ部 11B 支軸部 12 ダンパー 15 クラッチ機構 16 ドライブギヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のルーバーを吊り下げているワイヤ
    を、プーリを介して巻き戻すことにより前記ルーバーを
    下降するブラインドのルーバー下降方法において、 前記プーリに対応して配置された油圧式ダンパーを有
    し、前記ルーバーの可動時に前記油圧式ダンパーを作動
    させて前記ルーバーの下降速度をルーバーの自重下降速
    度よりも低い速度で下降する、ことを特徴とするブライ
    ンドのルーバー下降方法。
  2. 【請求項2】前記油圧式ダンパーと共に、前記プーリと
    一体に回転する支軸と、前記支軸と一体回転可能に取り
    付けられたドライブギヤと、前記ドライブギヤと前記支
    軸との間の動力伝達を断続切り換え可能なクラッチ機構
    とを備えている請求項1に記載のブラインドのルーバー
    下降方法。
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