JPH1046792A - 鉄板の結合構造 - Google Patents

鉄板の結合構造

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JPH1046792A
JPH1046792A JP20988496A JP20988496A JPH1046792A JP H1046792 A JPH1046792 A JP H1046792A JP 20988496 A JP20988496 A JP 20988496A JP 20988496 A JP20988496 A JP 20988496A JP H1046792 A JPH1046792 A JP H1046792A
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JP
Japan
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joint piece
laid
iron plate
iron
hole
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JP20988496A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Tajima
将光 田島
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TOOVAN KOGYO KK
Original Assignee
TOOVAN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】床面等に敷設した敷き鉄板相互を簡単かつ確実
に結合できる敷き鉄板の結合構造を提供することにあ
る。 【解決手段】敷き鉄板1の端縁部1aに端面側が狭幅部
2に形成された凹陥部3を設け、その凹陥部3の底部に
ねじ孔を設けたジョイントピース嵌合部5と、このジョ
イントピース嵌合部5の凹陥部3の深さと同一肉厚もし
くは肉薄で、中間部に前記狭幅部2に嵌合する細幅部を
有するとともに、両端部に隣接する前記敷き鉄板1のそ
れぞれの凹陥部3に嵌合する広幅部9を有し、この広幅
部9に前記ねじ孔に対応する貫通孔を有したジョイント
ピース7と、前記ジョイントピース嵌合部5に前記ジョ
イントピース7を嵌合した状態で、前記貫通孔を介して
ねじ孔に挿入固定され、前記ジョイントピース7を敷き
鉄板1に固定し、敷設された隣接する敷き鉄板1相互を
結合するボルト13とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、建設工
事現場やイベント会場等の地上、床面に敷設された敷き
鉄板あるいはガードレール、波形鉄板等の鉄板の結合構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】建設工事現場やイベント会場等の地上、
床面に敷設される敷き鉄板は、板厚が22mmと略一定
であるが、大きさは1524mm×3048mmから1
524mm×6096mmまで種々のサイズがある。敷
き鉄板は大重量物であるため、クレーン車等の重機を用
いないと敷設することもできないし、撤去することもで
きない。したがって、敷き鉄板をいったん敷設すると、
工事中やイベント開催中は敷設したままであるのが普通
である。
【0003】しかしながら、近年ではダンプカー等の大
型車両やクレーン車、ショベルカー等のキャタピラ重機
等が敷き鉄板の上を走行したり、敷き鉄板の上で作業を
行うため、車両や重機が方向転換した際に敷き鉄板が位
置ずれしたり、荷重によって沈みが生じることがある。
【0004】そこで、床面等に敷設した複数枚の敷き鉄
板の端面相互を突き合わせた状態で、敷き鉄板相互を結
合する方法を取っている。例えば、隣接する敷き鉄板の
上面の端縁部間に金属板からなる複数枚のフラットバー
を掛け渡し、このフラットバーの両端部を敷き鉄板の上
面に溶接固定することにより、フラットバーを介して隣
接する敷き鉄板相互を結合し、敷き鉄板の位置ずれ、沈
みを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、隣接す
る敷き鉄板の上面の端縁部間に金属板からなるフラット
バーを掛け渡し、このフラットバーの両端部を敷き鉄板
に溶接固定する作業および工事完了後にその溶接部を取
り外して敷き鉄板を撤去する作業は煩わしく、多くの労
力を費やしている。
【0006】また、フラットバーは敷き鉄板の上面から
突出しているため、敷き鉄板上で作業するダンプカーや
クレーン車等の作業車両のタイヤ等に破損が生じやす
く、また、ショベルカー等のキャタピラ重機等が敷き鉄
板の上で方向転換したとき、キャタピラによってフラッ
トバーの溶接部を剥離させ、フラットバーが取り外され
ることがあり、その都度補修する必要があった。
【0007】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、地上、床面等に敷設
した敷き鉄板相互を簡単かつ確実に結合でき、大型車両
や重機が敷き鉄板上で作業しても位置ずれ、沈みを防止
することができ、また作業完了後にはその結合を容易に
外すことができる敷き鉄板の結合構造を提供することに
ある。
【0008】また、この発明は、ガードレール等の鉄板
相互の結合においても、鉄板相互を簡単かつ確実に結合
でき、作業能率の向上を図ることができる鉄板の結合構
造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、前述した目
的を達成するために、請求項1は、複数枚の敷き鉄板の
端面相互を突き合わせた状態で、前記敷き鉄板相互を結
合する敷き鉄板の結合構造において、前記敷き鉄板の表
面における端縁部に端面側が狭幅部に形成された凹陥部
を設けるとともに、その凹陥部の底部に固定孔を設けた
ジョイントピース嵌合部と、前記ジョイントピース嵌合
部の凹陥部の深さと同一肉厚もしくは肉薄で、中間部に
前記狭幅部に嵌合する細幅部を有するとともに、両端部
に隣接する前記敷き鉄板のそれぞれの凹陥部に嵌合する
広幅部を有し、この広幅部に前記固定孔に対応する貫通
孔を有したジョイントピースと、敷設された隣接する前
記敷き鉄板のジョイントピース嵌合部に前記ジョイント
ピースを嵌合した状態で、前記貫通孔を介して固定孔に
挿入固定され、前記ジョイントピースを敷き鉄板に固定
し、敷設された隣接する敷き鉄板相互を結合する固定部
材とを具備したことを特徴とする。
【0010】請求項2は、請求項1において、敷設され
た隣接する敷き鉄板のジョイントピース嵌合部の合成形
状は、ジョイントピースの形状と相似形であることを特
徴とする。
【0011】請求項3は、請求項1において、ジョイン
トピース嵌合部の固定孔はねじ孔であり、固定部材はボ
ルトであることを特徴とする。請求項4は、複数枚の鉄
板の端面相互を突き合わせた状態で、前記鉄板相互を結
合する鉄板の結合構造において、前記鉄板の表面におけ
る端縁部に端面側が狭幅開口に形成された当て板を設け
るとともに、その当て板によって囲まれる前記鉄板にね
じ孔を設けたジョイントピース嵌合部と、中間部に前記
ジョイントピース嵌合部の狭幅開口に嵌合する細幅部を
有するとともに、両端部に隣接する前記鉄板の当て板に
囲まれるそれぞれの凹陥部に嵌合する広幅部を有し、こ
の広幅部に前記ねじ孔に対応する貫通孔を有したジョイ
ントピースと、隣接する前記鉄板のジョイントピース嵌
合部に前記ジョイントピースを嵌合した状態で、前記貫
通孔を介してねじ孔に螺合され、前記ジョイントピース
を鉄板に固定し、隣接する鉄板相互を結合するボルトと
を具備したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1〜図3は第1の実施形態を
示し、図1は建設工事現場やイベント会場等の地上、床
面等に敷き鉄板を敷設した状態の斜視図、図2は図1の
A部を拡大した分解斜視図、図3は図1のB−B線に沿
う断面図である。敷き鉄板1は板厚が22mm、大きさ
は1524mm×3048mm〜1524mm×609
6mmであり、従来から通常に使用されているものであ
る。
【0013】複数枚の敷き鉄板1は、端面相互を突き合
わせた状態で敷設されており、前記敷き鉄板1の表面に
おける端縁部1aには例えばマグネットボール盤等によ
って50mmφのザグリ穴が12mmの深さで加工され
ている。このザグリ穴は敷き鉄板1の端面まで貫通して
おり、端面側が狭幅部2に形成された円形の凹陥部3が
形成されている。この凹陥部3の底部における中央部に
は前記ザグリ穴と同時に穿設された下孔にめねじを形成
した固定孔としてのねじ孔4が敷き鉄板1を貫通して穿
設され、ジョイントピース嵌合部5が構成されている。
【0014】前記ジョイントピース嵌合部5は敷き鉄板
1の四辺部に1箇所もしくは複数箇所設けられており、
複数枚の敷き鉄板1を端面相互を突き合わせた状態で敷
設したとき、ジョイントピース嵌合部5相互が対向し、
2つのジョイントピース嵌合部5を合成したとき眼鏡形
状となるように形成されている。つまり、両端部の円形
の凹陥部3,3の中間部に狭幅部2によって括れ部6が
形成された形状となる。
【0015】また、7は前記ジョイントピース嵌合部5
に嵌合されるジョイントピースであり、このジョイント
ピース7は、2つのジョイントピース嵌合部5,5の合
成形状と相似形である。ジョイントピース7は凹陥部3
の深さと同一肉厚もしくは肉薄の鋼板からなり、中間部
に前記狭幅部2に嵌合する細幅部8を有するとともに、
両端部に隣接する前記敷き鉄板1,1のそれぞれの凹陥
部3に嵌合する円形の広幅部9,9を有している。
【0016】この広幅部9の中央部には前記ねじ孔4と
対応するように段付きの貫通孔10が穿設されている。
この貫通孔10は、例えば、上段の大径部11が22m
mφに、下段の小径部12が13mmφに形成されてい
る。上段の大径部11はボルト13の頭部14が嵌合さ
れ、しかも頭部14がジョイントピース7の上面から突
出しないように、頭部14の高さ6mmより深い7mm
に形成されている。
【0017】そして、複数枚の敷き鉄板1を端面相互を
突き合わせた状態で敷設し、ジョイントピース嵌合部5
相互が対向して眼鏡形状にした状態で、ジョイントピー
ス7を上方から嵌合すると、括れ部6に細幅部8が嵌合
し、凹陥部3,3に広幅部9,9が嵌合する。この状態
において、隣接する敷き鉄板1,1が離間する方向(矢
印X方向)に外力が作用しても、ジョイントピース7の
広幅部9,9が括れ部6に当接し、隣接する敷き鉄板
1,1が端面に沿ってスライドする方向(矢印Y方向)
に外力が作用しても、広幅部9,9が凹陥部3の内壁に
当接して位置ずれが阻止される。
【0018】さらに、ボルト13をジョイントピース7
の貫通孔10に挿入し、敷き鉄板1のねじ孔4に螺合す
ると、ジョイントピース7は敷き鉄板1に固定され、ジ
ョイントピース7の浮き上がりが防止され、隣接する敷
き鉄板1,1がジョイントピース7によって強固に固定
され、敷き鉄板1,1の上下方向のずれ、歪みも阻止さ
れる。
【0019】したがって、前述のようにジョイントピー
ス7によって結合された敷き鉄板1,1は、その上面側
に突出する部材がなく、フラットな状態にあり、大型車
両や重機がその上を走行しても、タイヤやキャタピラが
ジョイントピース7やボルト13の頭部14に接するこ
とはなく、タイヤへ損傷を与えることはなく、またキャ
タピラによってジョイントピース7が破損されることは
ない。さらに、作業者が敷き鉄板1の上で作業する場合
においても、突起物がないため、安全に作業できる。
【0020】なお、第1の実施形態においては、ジョイ
ントピース7の広幅部9の真円の貫通孔10を穿設した
が、図4に示す第2の実施形態のように、長孔からなる
貫通孔15を穿設してもよい。さらに、ジョイントピー
ス7を敷き鉄板1にボルトによって締め付け固定するこ
とに限定されず、貫通孔10にクリップを挿入して敷き
鉄板1のねじ孔4からなる固定孔に固定する固定部材に
よって固定してもよい。
【0021】また、第1の実施形態においては、敷き鉄
板1の端縁部1aに円形の凹陥部3を形成してジョイン
トピース嵌合部5を形成し、敷き鉄板1を端面相互を突
き合わせた状態で敷設して2つのジョイントピース嵌合
部5を合成したとき眼鏡形状となるように形成し、ジョ
イントピース7も相似形に形成したが、図5に示す、第
3の実施形態のように構成してもよい。
【0022】すなわち、図5(a)は敷き鉄板1に台形
状の凹陥部16を形成し、ジョイントピース17はリボ
ン状にしたものである。同図(b)は敷き鉄板1にT字
状の凹陥部18を形成し、ジョイントピース19はI字
状にしたものである。同図(c)は敷き鉄板1に十字状
の凹陥部20を形成し、ジョイントピース21は略H字
状にしたものである。同図(d)は敷き鉄板1に楕円形
状の凹陥部22を形成し、ジョイントピース23は瓢箪
形状にしたものである。
【0023】いずれにおいても、凹陥部16〜22に括
れ部16a〜22aが形成され、ジョイントピース17
〜23の中間部に細幅部17a〜23aが形成されてい
るため、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0024】図6および図7は第4の実施形態を示し、
隣接して敷設された敷き鉄板1,1を引寄せて端面相互
を突き合わせる際に用いる鉄板引寄せ機であり、前述し
たように、敷き鉄板1は大重量物であるため、クレーン
車によって大型車両から荷下ろしして地上等の所定の場
所に敷設する際に、複数枚の敷き鉄板1を隙間なく敷設
することは困難である。そこで、敷き鉄板1を仮に敷設
した後、その敷き鉄板1を引寄せて端面相互を突き合わ
せることができるようにしたものである。
【0025】図6は斜視図、図7は一部断面した側面図
である。ベース31は長方形状をなしており、このベー
ス31の上面における両側縁には長手方向に亘って一対
のガイド板32が立設されている。ベース31の上面に
はガイド板32によってガイドされて長手方向にスライ
ド自在なスライドラック33が載置され、このスライド
ラック33の上面には全長に亘ってラック歯33aが形
成されている。
【0026】さらに、ベース31の底面には長手方向に
沿ってガイド孔34が設けられ、このガイド孔34の一
端側、図において右側にはベース31の下面から下方に
突出するピン35が設けられ、このピン35には第1の
実施形態の凹陥部3に嵌合する凹陥部3と相似形の第1
のガイドプレート36が交換可能に設けられている。ま
た、スライドラック33の下面における一端側、図にお
いて左側にはガイド孔34を貫通してベース31の下面
から下方に突出するピン37が設けられ、このピン37
には第1の実施形態の凹陥部3に嵌合する凹陥部3と相
似形の第2のガイドプレート38が交換可能に設けられ
ている。したがって、スライドラック33のスライドに
よって第1と第2のガイドプレート36,38が接近お
よび離反できるようになっている。
【0027】さらに、ベース31の長手方向の略中間部
にはガイド板32と一体に上方へ突出する一対のギャボ
ックスプレート39が設けられている。一対のギャボッ
クスプレート39間には駆動ギャ40が回転軸41を介
して回転自在に軸支され、この回転軸41の一端部は一
方のギャボックスプレート39から外側へ突出し、その
突出部には駆動ギャ40を回転駆動するハンドル42が
着脱可能に設けられている。
【0028】駆動ギャ40には従動ギャ43を介して送
りギャ44が噛合されている。従動ギャ43および送り
ギャ44は一対のギャボックスプレート39間に回転自
在に軸支されており、送りギャ44は前記スライドラッ
ク33のラック歯33aに噛合されている。そして、送
りギャ44の回転によってスライドラック33を往復運
動できるようになっており、第1のガイドプレート36
に対して第2のガイドプレート38を接近および離反す
ることができる。なお、45は持ち運び用の取手であ
る。
【0029】したがって、地上、床面等に仮に敷設され
た複数枚の敷き鉄板1のうち隣接する敷き鉄板1,1間
に隙間があり、この隙間をなくして敷き鉄板1,1の端
面を付合わせる際には、敷き鉄板1の上面に引寄せ機を
載置し、第1のガイドプレート36を一方の敷き鉄板1
の凹陥部3に嵌合する。次に、ハンドル42を回転さ
せ、またはスライドラック33を直接手によってスライ
ドさせて第2のブイドプレート38を他方の敷き鉄板1
の凹陥部3に嵌合する。
【0030】この状態で、ハンドル42を回転すると、
駆動ギャ40が回転し、この駆動ギャ40の回転は従動
ギャ43を介して送りギャ44に伝達される。送りギャ
44の回転によってスライドラック33がスライドし、
このスライドラック33に固定された第2のガイドプレ
ート38が第1のガイドプレート36方向に引寄せられ
る。したがって、第1と第2のガイドプレート36,3
8と嵌合する凹陥部3を介して敷き鉄板1,1が地上、
床面等を摺動し、隣接する敷き鉄板1,1を引寄せて端
面相互を突き合わせることができる。
【0031】なお、第4の実施形態においては、第1お
よび第2のガイドプレート36,38が第1の実施形態
の凹陥部3に嵌合させるために、円板状に形成したが、
凹陥部の形状が第3の実施形態のように、円形以外の場
合にはその凹陥部の形状に合致したガイドプレートと交
換することにより対応できる。
【0032】図8〜図10は第5の実施形態を示し、図
8は道路等の路肩に設置されるガードレールの結合部の
一部を示す斜視図、図9は図8のC部を拡大した正面
図、図10は図9のD−D線に沿う断面図である。ガー
ドレールを構成する鉄板51は板厚が3.2mmの帯状
板状体で、上下両側縁には湾曲部52が設けられてい
る。鉄板51の端部は端面相互を突き合わせた状態で位
置決めされている。
【0033】鉄板51の表面における端縁部51aには
端面側が狭幅部52に形成されたC字状の当て板53が
鉄板51に対して溶接等で固定されている。当て板53
の板厚は3mm程度であり、当て板53に囲まれた部分
は略円形の凹陥部54が形成されている。この凹陥部5
4の底部における中央部、つまり鉄板51にはねじ孔5
5が鉄板51を貫通して穿設され、ジョイントピース嵌
合部56が構成されている。
【0034】前記ジョイントピース嵌合部56は鉄板5
1の端部に1箇所もしくは複数箇所設けられており、複
数の鉄板51を端面相互を突き合わせた状態に施工した
とき、ジョイントピース嵌合部56相互が対向し、2つ
のジョイントピース嵌合部56を合成したとき眼鏡形状
となるように形成されている。つまり、両端部の円形の
凹陥部54,54の中間部に狭幅部52によって括れ部
57が形成された形状となる。
【0035】また、58は前記ジョイントピース嵌合部
56に嵌合されるジョイントピースであり、このジョイ
ントピース58は、2つのジョイントピース嵌合部56
の合成形状と相似形である。ジョイントピース58は凹
陥部54の深さと同一肉厚もしくは肉薄の金属板からな
り、中間部に前記狭幅部52に嵌合する細幅部59を有
するとともに、両端部に隣接する前記鉄板51,51の
それぞれの凹陥部54に嵌合する円形の広幅部60,6
0を有している。
【0036】この広幅部60の中央部には前記ねじ孔5
5と対応するように段付きの貫通孔61が穿設されてい
る。この貫通孔61の上段の大径部はボルト62の頭部
が嵌合され、しかも頭部がジョイントピース58の表面
から突出しないように、頭部の高さより深く形成されて
いる。
【0037】そして、複数の鉄板51を端面相互を突き
合わせた状態に施工し、ジョイントピース嵌合部56相
互が対向して眼鏡形状にした状態で、ジョイントピース
58を嵌合すると、括れ部57に細幅部59が嵌合し、
凹陥部54,54に広幅部60,60が嵌合する。さら
に、ボルト62をジョイントピース58の貫通孔61に
挿入し、鉄板51のねじ孔55に螺合すると、ジョイン
トピース58は敷き鉄板51に固定され、ジョイントピ
ース58の浮き上がりが防止され、隣接する鉄板51,
51がジョイントピース58によって強固に固定され、
鉄板51,51の上下左右方向のずれ、歪みも阻止され
る。
【0038】すなわち、隣接する鉄板51,51が離間
する方向に外力が作用しても、ジョイントピース58の
広幅部60,60が括れ部57に当接し、隣接する鉄板
51,51が端面に沿ってスライドする方向に外力が作
用しても、広幅部60,60が凹陥部54の内壁に当接
して位置ずれが阻止される。
【0039】なお、第5の実施形態においては、ガード
レールを構成する比較的板厚の薄い鉄板の結合について
説明したが、道路工事や土木工事現場で使用する波板の
ように比較的に板厚が薄い鉄板において適用することが
できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、地上、床面等に敷設した敷き鉄板相互を簡単かつ確
実に結合でき、大型車両や重機が敷き鉄板上で作業して
も位置ずれ、沈みを防止することができ、また作業完了
後にはその結合を容易に外すことができるという効果が
あり、敷き鉄板の敷設作業、撤去作業を容易かつ安全に
行うことができるという効果がある。さらに、ジョイン
トピースおよびボルトの頭部が敷き鉄板の上面から突出
しないため、大型車両のタイヤを破損させることがな
く、また逆に重機等によってジョイントピースが破損さ
れることはないという効果がある。
【0041】また、この発明は、ガードレール等の鉄板
相互の結合においても、鉄板相互を簡単かつ確実に結合
でき、作業能率の向上を図ることができるとともに、結
合部の美観を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態の敷き鉄板を敷設し
た状態を示す斜視図。
【図2】図1のA部を拡大した分解斜視図。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図。
【図4】この発明の第2の実施形態のジョイントピース
を示し、(a)は平面図、(b)は縦断側面図。
【図5】この発明の第3の実施形態を示し、(a)〜
(d)はジョイントピース嵌合部とジョイントピースの
異なる形状の平面図。
【図6】この発明の第4の実施形態を示す鉄板引寄せ機
の斜視図。
【図7】同実施形態の鉄板引寄せ機の一部断面した側面
図。
【図8】この発明の第5の実施形態を示し、ガードレー
ルの斜視図。
【図9】図8のC部を拡大した正面図。
【図10】図9のD−D線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…敷き鉄板 2…狭幅部 3…凹陥部 4…ねじ孔 5…ジョイントピース嵌合部 7…ジョイントピース 10…貫通孔 13…ボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷設した複数枚の敷き鉄板の端面相互を
    突き合わせた状態で、前記敷き鉄板相互を結合する敷き
    鉄板の結合構造において、 前記敷き鉄板の表面における端縁部に端面側が狭幅部に
    形成された凹陥部を設けるとともに、その凹陥部の底部
    に固定孔を設けたジョイントピース嵌合部と、 前記ジョイントピース嵌合部の凹陥部の深さと同一肉厚
    もしくは肉薄で、中間部に前記狭幅部に嵌合する細幅部
    を有するとともに、両端部に隣接する前記敷き鉄板のそ
    れぞれの凹陥部に嵌合する広幅部を有し、この広幅部に
    前記固定孔に対応する貫通孔を有したジョイントピース
    と、 敷設された隣接する前記敷き鉄板のジョイントピース嵌
    合部に前記ジョイントピースを嵌合した状態で、前記貫
    通孔を介して固定孔に挿入固定され、前記ジョイントピ
    ースを敷き鉄板に固定し、敷設された隣接する敷き鉄板
    相互を結合する固定部材とを具備したことを特徴とする
    敷き鉄板の結合構造。
  2. 【請求項2】 敷設された隣接する敷き鉄板のジョイン
    トピース嵌合部の合成形状は、ジョイントピースの形状
    と相似形であることを特徴とする請求項1記載の敷き鉄
    板の結合構造。
  3. 【請求項3】 ジョイントピース嵌合部の固定孔はねじ
    孔であり、固定部材はボルトであることを特徴とする請
    求項1記載の敷き鉄板の結合構造。
  4. 【請求項4】 複数枚の鉄板の端面相互を突き合わせた
    状態で、前記鉄板相互を結合する鉄板の結合構造におい
    て、 前記鉄板の表面における端縁部に端面側が狭幅開口に形
    成された当て板を設けるとともに、その当て板によって
    囲まれる前記鉄板にねじ孔を設けたジョイントピース嵌
    合部と、 中間部に前記ジョイントピース嵌合部の狭幅開口に嵌合
    する細幅部を有するとともに、両端部に隣接する前記鉄
    板の当て板に囲まれるそれぞれの凹陥部に嵌合する広幅
    部を有し、この広幅部に前記ねじ孔に対応する貫通孔を
    有したジョイントピースと、 隣接する前記鉄板のジョイントピース嵌合部に前記ジョ
    イントピースを嵌合した状態で、前記貫通孔を介してね
    じ孔に螺合され、前記ジョイントピースを鉄板に固定
    し、隣接する鉄板相互を結合するボルトとを具備したこ
    とを特徴とする鉄板の結合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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