JP2019052466A - コンクリート構造物の施工方法およびこれに用いる位置決め治具 - Google Patents

コンクリート構造物の施工方法およびこれに用いる位置決め治具 Download PDF

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政昭 鷲田
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真弘 荘田
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Osamu Ikezoe
修 池添
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Daichi Azuma
大智 東
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Abstract

【課題】 熟練の作業員でなくても、安全性を確保しつつ高い設置精度および高い作業効率で施工することができるコンクリート構造物の施工方法およびコンクリート構造物およびこれに用いる位置決め治具を提供する。【解決手段】 上部ブロックと下部ブロックとからなるプレキャストブロックを複数連結してなるコンクリート構造物の施工方法であって、一対の基準用左右位置決め治具および基準用前後位置決め治具を設置する基準用位置決め治具設置工程と、基準位置に対する下部ブロックの左右位置を位置決めする基準用左右位置決め工程と、基準位置に対する下部ブロックの前後位置を位置決めする基準用前後位置決め工程と、を有する。【選択図】 図2

Description

本発明は、ボックスカルバートのようなコンクリート構造物の施工方法およびこれに用いる位置決め治具に関するものである。
従来、水路や通路等として使用される箱型のコンクリート構造物を構築する方法として、ボックスカルバート工法が知られている。このボックスカルバート工法は、例えば、箱型(四角筒状)のプレキャストブロックを複数用意し、これらを水路や道路等の進行方向に沿って順次連結しながら据え付ける工法である。
上記ボックスカルバート工法によって構築される構造物として、例えば、特開2005−188019号公報には、間仕切り耐力壁を有し、複数の通路、水路又は多目的空間を作り出すボックスカルバートが開示されている(特許文献1)。
特開2005−188019号公報
しかしながら、従来のボックスカルバート工法においては、プレキャストブロックを設置する際、クレーン等で吊り下げながら作業員が手作業で位置調整している。このため、作業員の手足等がプレキャストブロックに挟まれて怪我をする危険性がある。また、プレキャストブロックは、例えば、上下に2分割された2連ボックスカルバートであれば、幅約11m、高さ約1.7m、奥行き約1mであって重量が数10tと非常に高重量であるため、熟練の作業員でも位置調整が難しく、設置精度は±5〜10mm程度に抑えるのが限界である。
特に、最初に設置したプレキャストブロックに他のプレキャストブロックを順次連結するコンクリート構造物においては、最初のプレキャストブロックの設置位置がずれていると、他のプレキャストブロックを連結するたびに誤差が増大してしまい、例えば60ブロックを連結する場合には、無視できない誤差になってしまう。さらに、多くの作業員で作業しても時間がかかるという問題がある。例えば、従来の標準的な作業能率は1日当たり8人で上下ブロック8個の設置で4m程度である。そして、ブロックの設置位置が悪ければ、再度吊り上げてやり直すことも多く、作業効率が悪いという問題もある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、熟練の作業員でなくても、安全性を確保しつつ高い設置精度および高い作業効率で施工することができるコンクリート構造物の施工方法およびこれに用いる位置決め治具を提供することを目的としている。
本発明に係るコンクリート構造物の施工方法は、熟練の作業員でなくても、安全性を確保しつつ高い設置精度および高い作業効率で、最初の下部ブロックを設置するという課題を解決するために、上部ブロックと下部ブロックとからなるプレキャストブロックを複数連結してなるコンクリート構造物の施工方法であって、最初の前記下部ブロックを設置すべき基準位置の近傍におけるベースコンクリートの両端部に、前記基準位置に対する前記下部ブロックの左右位置を位置決めするための一対の基準用左右位置決め治具を設置するとともに、前記ベースコンクリート上の基準位置に、前記基準位置に対する前記下部ブロックの前後位置を位置決めするための基準用前後位置決め治具を設置する基準用位置決め治具設置工程と、前記基準位置近傍に前記下部ブロックを吊り下げた状態で、その両側面に一対の前記基準用左右位置決め治具を当接させて位置調整することにより、前記基準位置に対する前記下部ブロックの左右位置を位置決めする基準用左右位置決め工程と、左右位置を位置決めした前記下部ブロックを吊り下げた状態で、前記基準用前後位置決め治具に当接するまで移動させることにより、前記基準位置に対する前記下部ブロックの前後位置を位置決めする基準用前後位置決め工程と、を有する。
また、本発明の一態様として、熟練の作業員でなくても、安全性を確保しつつ高い設置精度および高い作業効率で、下部ブロック上に上部ブロックを設置するという課題を解決するために、前記下部ブロックの両側面に、前記下部ブロックに対する前記上部ブロックの左右位置を位置決めするための一対の上部用左右位置決め治具を設置するとともに、前記下部ブロックの前端面に、前記下部ブロックに対する前記上部ブロックの前後位置を位置決めするための上部用前後位置決め治具を設置する上部用位置決め治具設置工程と、前記下部ブロックの上方に前記上部ブロックを吊り下げた状態で、その両側面に一対の前記上部用左右位置決め治具を当接させて位置調整することにより、前記下部ブロックに対する前記上部ブロックの左右位置を位置決めするとともに、前記上部ブロックの前端面に前記上部用前後位置決め治具を当接させて位置調整することにより、前記下部ブロックに対する前記上部ブロックの前後位置を位置決めする上部ブロック位置決め工程と、を有していてもよい。
さらに、本発明の一態様として、熟練の作業員でなくても、安全性を確保しつつ高い設置精度および高い作業効率で、2列目以降の下部ブロックを設置するという課題を解決するために、設置済みのプレキャストブロックのうち最前列の下部ブロックの両側面に、前記最前列の下部ブロックに対する次列目の下部ブロックの左右位置を位置決めするための一対の下部用左右位置決め治具を設置する下部用位置決め治具設置工程と、前記最前列の下部ブロックの前方に前記次列目の下部ブロックを吊り下げた状態で、その両側面に一対の前記下部用左右位置決め治具を当接させて位置調整することにより、前記最前列の下部ブロックに対する前記次列目の下部ブロックの左右位置を位置決めする下部用左右位置決め工程と、を有していてもよい。
また、本発明の一態様として、最初に設置したプレキャストブロックと次に設置したプレキャストブロックとを緊張作業によって連結する際の位置ズレを防止するという課題を解決するために、前記基準用位置決め治具設置工程とともに行われる工程であって、前記ベースコンクリート上の基準位置に、前記基準位置に位置決めされた前記下部ブロックの前後位置がずれるのを防止するための基準位置ズレ防止治具を設置する基準位置ズレ防止治具設置工程を有していてもよい。
さらに、本発明の一態様として、作業員が最初の下部ブロックに触れることなく、簡単かつ迅速に左右位置を位置決めするという課題を解決するために、前記基準用左右位置決め治具は、前記コンクリート構造物をスライド移動させるための移動用レールの載置面よりも上方位置に設けられるとともに、左右方向の軸線に沿って内向きに螺合され、その先端部を前記下部ブロックの両側面に当接させる位置調整ボルトを有していてもよい。
また、本発明の一態様として、作業員が上部ブロックに触れることなく、簡単かつ迅速に左右位置および前後位置を位置決めするとともに、作業員が2列目以降の下部ブロックに触れることなく、簡単に左右位置を位置決めするという課題を解決するために、前記上部用左右位置決め治具は、前記下部ブロックの上端面よりも上方位置に設けられるとともに、左右方向の軸線に沿って内向きに螺合され、その先端部を前記上部ブロックの両側面に当接させる位置調整ボルトを有しており、前記上部用前後位置決め治具は、前記下部ブロックの上端面よりも上方位置に設けられるとともに、前後方向の軸線に沿って後ろ向きに螺合され、その先端部を前記上部ブロックの前端面に当接させる位置調整ボルトを有しており、前記下部用左右位置決め治具は、前記下部ブロックの前端面よりも前方位置に設けられるとともに、左右方向の軸線に沿って内向きに螺合され、その先端部を前記次列目の下部ブロックの両側面に当接させる位置調整ボルトを有していてもよい。
さらに、本発明の一態様として、シールの損傷や変形を防止するという課題を解決するために、前記下部ブロックの上端面、および設置済みのプレキャストブロックのうち最前列のプレキャストブロックの前端面に、水密状態にシーリングするシールと、前記シールに前記上部ブロックまたは前記次列目のプレキャストブロックが接触するのを防止するための接触防止用スペーサーとを設置する連結準備工程を有していてもよい。
また、本発明の一態様として、上部ブロックや下部ブロックを位置調整する際または移動させる際に、傷が付くのを防止するという課題を解決するために、前記位置調整ボルトの先端部は丸みを帯びていてもよい。
また、本発明に係るコンクリート構造物の施工に用いられる位置決め治具は、作業員が最初の下部ブロックに触れることなく、簡単かつ迅速に左右位置および前後位置を位置決めするという課題を解決するために、上部ブロックと下部ブロックとからなるプレキャストブロックを複数連結してなるコンクリート構造物の施工に用いられる位置決め治具であって、最初の前記下部ブロックを設置すべき基準位置の近傍におけるベースコンクリートの両端部に設置され、前記基準位置に対する前記下部ブロックの左右位置を位置決めするための一対の基準用左右位置決め治具は、前記コンクリート構造物をスライド移動させるための移動用レールの載置面よりも上方位置に設けられるとともに、左右方向の軸線に沿って内向きに螺合され、その先端部を前記下部ブロックの両側面に当接させる位置調整ボルトを有しており、前記ベースコンクリート上の基準位置に設置され、前記基準位置に対する前記下部ブロックの前後位置を位置決めするための基準用前後位置決め治具は、前記下部ブロックの前端面と当接する当接面を有し、前記当接面が後方に向けられた状態で前記基準位置に一致されるとともに、前記当接面の上端部が前記移動用レールよりも高く形成されている。
さらに、本発明に係るコンクリート構造物の施工に用いられる位置決め治具は、作業員が上部ブロックに触れることなく、簡単かつ迅速に左右位置および前後位置を位置決めするという課題を解決するために、上部ブロックと下部ブロックとからなるプレキャストブロックを複数連結してなるコンクリート構造物の施工に用いられる位置決め治具であって、前記下部ブロックの両側面に設置され、前記下部ブロックに対する前記上部ブロックの左右位置を位置決めするための一対の上部用左右位置決め治具は、前記下部ブロックの上端面よりも上方位置に設けられるとともに、左右方向の軸線に沿って内向きに螺合され、その先端部を前記上部ブロックの両側面に当接させる位置調整ボルトを有しており、前記下部ブロックの前端面に設置され、前記下部ブロックに対する前記上部ブロックの前後位置を位置決めするための上部用前後位置決め治具は、前記下部ブロックの上端面よりも上方位置に設けられるとともに、前後方向の軸線に沿って後ろ向きに螺合され、その先端部を前記上部ブロックの前端面に当接させる位置調整ボルトを有している。
また、本発明に係るコンクリート構造物の施工に用いられる位置決め治具は、作業員が2列目以降の下部ブロックに触れることなく、簡単かつ迅速に左右位置を位置決めするという課題を解決するために、上部ブロックと下部ブロックとからなるプレキャストブロックを複数連結してなるコンクリート構造物の施工に用いられる位置決め治具であって、設置済みのプレキャストブロックのうち最前列の下部ブロックの両側面に設けられ、前記最前列の下部ブロックに対する次列目の下部ブロックの左右位置を位置決めするための一対の下部用左右位置決め治具は、前記下部ブロックの前端面よりも前方位置に設けられるとともに、左右方向の軸線に沿って内向きに螺合され、その先端部を前記次列目の下部ブロックの両側面に当接させる位置調整ボルトを有している。
本発明によれば、熟練の作業員でなくても、安全性を確保しつつ高い設置精度および高い作業効率で施工することができる。
本発明に係るコンクリート構造物の施工方法およびこれに用いる位置決め治具によって施工されたコンクリート構造物の一実施形態を示す斜視図である。 本実施形態のコンクリート構造物を構成する1列目のプレキャストブロックを設置する際の施工方法を示すフローチャートである。 本実施形態において、移動用レール、基準用左右位置決め治具、基準用前後位置決め治具および基準用位置ズレ防止治具が設置された状態のベースコンクリートを示す(a)平面図、および(b)正面図である。 本発明に係る基準用左右位置決め治具の一実施形態であって、(a)取り付け状態を示す断面図、および(b)その右側面図である。 本発明に係る基準用前後位置決め治具の一実施形態であって、(a)取り付け状態を示す断面図、および(b)その右側面図である。 本実施形態の基準位置ズレ防止治具であって、(a)取り付け状態を示す断面図、および(b)その右側面図である。 本実施形態において、クレーンおよび吊り専用天秤によって下部ブロックを基準位置近傍に吊り下げた状態を示す図である。 本実施形態の上部用左右位置決め治具および上部用前後位置決め治具が設置された状態の下部ブロックを前端面側から見た正面図である。 本実施形態の上部用左右位置決め治具および上部用前後位置決め治具が設置された下部ブロックであって、(a)一部拡大左側面図および(b)一部拡大正面図である。 本実施形態において、クレーンおよび吊り専用天秤によって上部ブロックを下部ブロック上に吊り下げた状態を示す図である。 本実施形態のコンクリート構造物を構成する2列目以降のプレキャストブロックを設置する際の施工方法を示すフローチャートである。 本実施形態の下部用左右位置決め治具が設置された状態の下部ブロックであって、(a)前端面側から見た正面図、および(b)その平面図である。 本実施形態の下部用左右位置決め治具であって、(a)取り付け状態を示す左側面図、および(b)その平面図である。 本実施形態において、吊り専用天秤によって次列目の下部ブロックを最前列の下部ブロック近傍に吊り下げた状態を示す図である。 本実施形態の隙間形成治具であって、(a)正面図、および(b)その右側面図である。 本実施形態において、最前列の下部ブロックに対して左右位置が位置決めされた次列目の下部ブロックを設置した状態を示す左側面図である。 本実施形態において、次列目の下部ブロックに上部用左右位置決め治具および上部用前後位置決め治具を取り付けた状態を示す左側面図である。 本実施形態において、吊り専用天秤によって次列目の上部ブロックを次列目の下部ブロックの上方に吊り下げた状態を示す図である。 本実施形態において、次列目の下部ブロックに対して左右位置および前後位置が位置決めされた次列目の上部ブロックを設置した状態を示す左側面図である。 本実施形態において、最前列のプレキャストブロックと、次列目のプレキャストブロックとが連結された状態を示す図である。
以下、本発明に係るコンクリート構造物の施工方法およびこれに用いる位置決め治具の一実施形態について図面を用いて説明する。
本実施形態のコンクリート構造物1は、図1に示すように、上部ブロック21と下部ブロック22とからなるプレキャストブロック2を複数連結してなるボックスカルバートである。なお、本実施形態では、2つの水路(通路)を有する2連ボックスカルバートを使用しているが、この構成に限定されるものではない。また、本発明において、コンクリート構造物1とは、ボックスカルバートに限定されるものではなく、複数のコンクリートブロックを高い設置精度で連結する施工が必要とされる全てのコンクリート構造物1を含む概念である。
上部ブロック21および下部ブロック22は、図1に示すように、断面略E字形状に形成されている。そして、開口側を上向きにして下部ブロック22を設置するとともに、当該下部ブロック22の上に、開口側を下向きにして上部ブロック21を設置することにより、2つの水路(通路)を有するプレキャストブロック2が1ユニット分構成される。そして、当該1ユニット分のプレキャストブロック2を水路(通路)の進行方向に沿って順次連結することで、コンクリート構造物1が構成されるようになっている。
つぎに、本実施形態のコンクリート構造物1の具体的な施工方法について、図2のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、図2は、1列目のプレキャストブロック2を設置する際の施工方法を示すものであり、2列目以降のプレキャストブロック2を設置する際の施工方法については、図11を用いて後述する。
まず、コンクリート構造物1を施工する準備工程として、図3(a)に示すように、基礎となるベースコンクリート11上の前後方向に沿って、コンクリート構造物1をスライド移動させるための移動用レール12を予め設置する(ステップS1)。本実施形態では、図3(b)に示すように、下部ブロック22の両端部と中央部のそれぞれを支持しうるように、合計3本の移動用レール12が前後方向に向けて敷設されている。
なお、本発明において、前後方向とは、図1に示すように、コンクリート構造物1によって構成される水路(通路)の進行方向をいうものとする。そして、既設のプレキャストブロック2に対して、新たなプレキャストブロック2を連結する方向を前方とし、その逆方向を後方とする。また、本発明において、左右方向とは、上述した前後方向に垂直で、かつ、水平な方向をいうものとする。
移動用レール12を設置した後、図3に示すように、最初の下部ブロック22を設置すべき基準位置の近傍におけるベースコンクリート11の両端部に、一対の基準用左右位置決め治具3,3を向かい合わせて設置するとともに、ベースコンクリート11上の基準位置に、ほぼ等間隔を隔てて複数個の基準用前後位置決め治具4を設置する(ステップS2:基準用位置決め治具設置工程)。
基準用左右位置決め治具3は、鉄鋼材料等で形成されており、基準位置に対する下部ブロック22の左右位置を位置決めするためのものである。本実施形態において、基準用左右位置決め治具3は、図4に示すように、段差形状の治具本体31と、移動用レール12の載置面よりも上方位置に設けられるとともに、左右方向の軸線に沿って内向きに螺合され、その先端部を下部ブロック22の両側面に当接させる位置調整ボルト32と、基準用左右位置決め治具3をベースコンクリート11の両端部に固定する固定ボルト33と、補強用リブ34とを有している。
なお、本実施形態において、基準用左右位置決め治具3の位置調整ボルト32は、その先端部が丸みを帯びている。このため、下部ブロック22の位置決め作業時において、位置調整ボルト32が下部ブロック22の両側面に当接しても、引っ掻き傷等を形成しにくいようになっている。
また、本実施形態では、ベースコンクリート11の両側面から固定ボルト33を横向きに打ち込んで基準用左右位置決め治具3を固定している。このため、ベースコンクリート11の横幅が、プレキャストブロック2の横幅よりわずかしか大きくなくても、基準用左右位置決め治具3が強固に固定されるとともに、位置決め作業時の押圧力によってベースコンクリート11が破損しにくい。しかしながら、この構成に限定されるものではなく、ベースコンクリート11の横幅に余裕がある場合等は、ベースコンクリート11の両端表面に設置してもよい。
基準用前後位置決め治具4は、鉄鋼材料等で形成されており、基準位置に対する下部ブロック22の前後位置を位置決めするためのものである。本実施形態において、基準用前後位置決め治具4は、図5に示すように、断面L字状の治具本体41と、基準用前後位置決め治具4をベースコンクリート11の表面に固定する固定ボルト43と、補強用リブ44とを有している。
基準用前後位置決め治具4の治具本体41は、図5に示すように、下部ブロック22の前端面と当接する当接面42を有している。この当接面42の上端部は、下部ブロック22の前端面と当接するように、移動用レール12よりも高く形成されている。
また、本実施形態において、基準位置は、図3に示すように、最初に設置される下部ブロック22の前端面を位置合わせするためのラインとして規定されている。このため、基準用前後位置決め治具4は、図5に示すように、治具本体41の当接面42が後方に向けられた状態で、基準位置に一致するように固定されている。これにより、後述する基準位置ズレ防止治具5とともに、緊張作業時における位置ズレ防止の役割も果たすようになっている。
つぎに、本実施形態では、図3に示すように、ベースコンクリート11上の基準位置に、基準位置ズレ防止治具5を設置する(ステップS3:基準位置ズレ防止治具設置工程)。この基準位置ズレ防止治具5は、基準位置に位置決めされた下部ブロック22の前後位置がずれるのを防止するためのものである。
本実施形態において、基準位置ズレ防止治具5は、図6に示すように、基準用前後位置決め治具4よりやや小さい断面L字状の治具本体51と、基準位置ズレ防止治具5をベースコンクリート11の表面に固定する固定ボルト53とを有している。また、基準位置ズレ防止治具5の治具本体51は、図6に示すように、下部ブロック22の前端面と当接する当接面52を有している。この当接面52の上端部は、下部ブロック22の前端面と当接するように、移動用レール12よりも高く形成されている。さらに、固定ボルト53の上端部は、次の下部ブロック22を設置する際の邪魔にならないように、敷モルタル13の表面高さよりも低いサイズのものが使用される。
なお、本実施形態では、作業効率を向上する観点から、基準用位置決め治具設置工程と合わせて基準位置ズレ防止治具設置工程を行っている。しかしながら、この工程順序に限定されるものではなく、基準位置ズレ防止治具設置工程は、後述する緊張作業を行う前に行ってもよい。
つづいて、ベースコンクリート11上に基準用前後位置決め治具4よりも低い厚さの敷モルタル13を施工する(ステップS4)。本実施形態では、図5(a)に示すように、基準用前後位置決め治具4の治具本体41の高さに対して約3割程度の厚さの敷モルタル13を基準位置のラインまで施工する。また、この場合、図6(a)に示すように、敷モルタル13は基準位置ズレ防止治具5の治具本体51の高さよりも低い厚さとなる。
これにより、基準用前後位置決め治具4の上端部および基準位置ズレ防止治具5の上端部が敷モルタル13の表面から突出し、下部ブロック22の前端面と当接するようになっている。また、本実施形態において、敷モルタル13は、プレキャストブロック2の設置により圧縮される分を考慮して、移動用レール12よりもわずかに(3mm程度)高く施工されているが、これに限定されるものではない。
敷モルタル13を施工した後、基準位置に対する下部ブロック22の左右位置を位置決めする(ステップS5:基準用左右位置決め工程)。具体的には、図7に示すように、クレーンの先端部14にプレキャストブロック2を吊り下げて搬入するための吊り専用天秤15を取り付け、当該吊り専用天秤15によって基準位置近傍に下部ブロック22を吊り下げる。そして、当該吊り下げ状態で、下部ブロック22の両側面に一対の基準用左右位置決め治具3,3を当接させて位置調整する。
本実施形態では、図4(a)および図7に示すように、各位置調整ボルト32の先端部を下部ブロック22の両側面に当接させた後、下部ブロック22のセンター(左右中央位置)が、基準位置のセンターと一致するように位置調整ボルト32を回転させる。すなわち、下部ブロック22を右側に移動させる場合は、右側の位置調整ボルト32を緩めて下部ブロック22と先端部との間に隙間を設けるとともに、左側の位置調整ボルト32を締めて右側に螺進させ、下部ブロック22の左側面に右方向の押圧力を付与する。
一方、下部ブロック22を左側に移動させる場合には、上記作業における左右を逆にして、左側の位置調整ボルト32を緩めて下部ブロック22と先端部との間に隙間を設けるとともに、右側の位置調整ボルト32を締めて左側に螺進させ、下部ブロック22の右側面に左方向の押圧力を付与する。以上の左右位置調整作業により、熟練の作業員でなくても、基準位置に対する下部ブロック22の左右位置が正確かつ簡単に位置決めされる。また、作業員は下部ブロック22に手を触れる必要がないため、安全性が向上する。さらに、一回で確実に位置合わせされるため、やり直す必要がなく、作業時間が短縮し、作業効率が向上する。
下部ブロック22の左右位置を位置決めした後、基準位置に対する下部ブロック22の前後位置を位置決めする(ステップS6:基準用前後位置決め工程)。具体的には、図7に示すように、上記ステップS5で左右位置が位置決めされた下部ブロック22を吊り下げた状態で、基準用前後位置決め治具4の当接面42に当接するまで前方へ移動させた後、移動用レール12上に載置する。以上の前後位置調整作業により、熟練の作業員でなくても、基準位置に対する下部ブロック22の前後位置が正確かつ簡単に位置決めされる。また、作業員は下部ブロック22に手を触れる必要がないため、安全性が向上する。さらに、一回で確実に位置合わせされるため、やり直す必要がなく、作業時間が短縮し、作業効率が向上する。
下部ブロック22の左右位置および前後位置について位置決め作業が完了すると、基準位置ズレ防止治具5の位置を微調整し、下部ブロック22にしっかりと当接させた後、ベースコンクリート11から基準用前後位置決め治具4を撤去する(ステップS7)。一方、基準用左右位置決め治具3および基準位置ズレ防止治具5は撤去せず、後述する緊張作業時において、下部ブロック22の位置ズレを防止する役割を果たす。
つぎに、下部ブロック22の上に上部ブロック21を設置するべく、図8に示すように、下部ブロック22の両側面に、一対の上部用左右位置決め治具6,6を設置するとともに、下部ブロック22の前端面に、複数個の上部用前後位置決め治具7を設置する(ステップS8:上部用位置決め治具設置工程)。
上部用左右位置決め治具6は、鉄鋼材料等で形成されており、下部ブロック22に対する上部ブロック21の左右位置を位置決めするためのものである。本実施形態において、上部用左右位置決め治具6は、図9に示すように、段差形状の治具本体61と、下部ブロック22の上端面よりも上方位置に設けられるとともに、左右方向の軸線に沿って内向きに螺合され、その先端部を上部ブロック21の両側面に当接させる位置調整ボルト62と、上部用左右位置決め治具6を下部ブロック22の両側面における上端部に固定する固定ボルト63とを有している。
上部用前後位置決め治具7は、鉄鋼材料等で形成されており、下部ブロック22に対する上部ブロック21の前後位置を位置決めするためのものである。本実施形態において、上部用前後位置決め治具7は、図9に示すように、段差形状かつ長尺状の治具本体71と、下部ブロック22の上端面よりも上方位置に設けられるとともに、前後方向の軸線に沿って後ろ向きに螺合され、その先端部を上部ブロック21の前端面に当接させる位置調整ボルト72と、上部用前後位置決め治具7を下部ブロック22の前端面における上端部に固定する固定ボルト73とを有している。
なお、本実施形態において、上部用左右位置決め治具6の位置調整ボルト62、および上部用前後位置決め治具7の位置調整ボルト72は、基準用左右位置決め治具3の位置調整ボルト32と同様、その先端部が丸みを帯びている。このため、上部ブロック21の位置決め作業時において、各位置調整ボルト62,72が上部ブロック21の両側面や前端面に当接しても、引っ掻き傷等を形成しにくいようになっている。
また、本実施形態において、上部用左右位置決め治具6の固定ボルト63、および上部用前後位置決め治具7の固定ボルト73は、型枠成形によって下部ブロック22に形成された穴を利用して固定するようになっている。このため、下部ブロック22に別途、ネジ穴等を設ける必要がなく作業効率がよい。
上部用左右位置決め治具6および上部用前後位置決め治具7を設置した後、下部ブロック22の上端面に、図10に示すようなシール16および接触防止用スペーサー17を設置する(ステップS9)。シール16は、上部ブロック21と下部ブロック22との連結部を水密状態にシーリングするためのものである。
また、接触防止用スペーサー17は、下部ブロック22の上端面に設けられたシール16に、上部ブロック21が接触するのを防止するためのものである。本実施形態において、接触防止用スペーサー17は、下部ブロック22の上端面のうち、シール16が設けられていない部分に沿って設けられ、シール16よりも厚い寸法を有している。
つぎに、下部ブロック22に対する上部ブロック21の左右位置および前後位置を位置決めして設置する(ステップS10:上部ブロック位置決め工程)。具体的には、図10に示すように、クレーンで吊り専用天秤15を移動させ、下部ブロック22の上方に上部ブロック21を吊り下げる。そして、当該吊り下げ状態で、上部ブロック21の両側面には一対の上部用左右位置決め治具6,6を当接させ、上部ブロック21の前端面には上部用前後位置決め治具7を当接させて位置調整する。
本実施形態では、図9(b)および図10に示すように、上部用左右位置決め治具6の各位置調整ボルト62の先端部を上部ブロック21の両側面に当接させた後、上部ブロック21のセンターが、下部ブロック22のセンターと一致するように位置調整ボルト62を螺進させる。また、上部用前後位置決め治具7の各位置調整ボルト72の先端部を上部ブロック21の前端面に当接させた後、上部ブロック21の前端面が、下部ブロック22の前端面と一致するように位置調整ボルト72を螺進させる。
以上の位置合わせ作業により、熟練の作業員でなくても、下部ブロック22に対する上部ブロック21の左右位置および前後位置が正確かつ簡単に位置決めされる。また、作業員は上部ブロック21に手を触れる必要がないため、安全性が向上する。さらに、一回で確実に位置合わせされるため、やり直す必要がなく、作業時間が短縮し、作業効率が向上する。
なお、上部ブロック21の左右位置および前後位置を位置合わせした後、クレーンで吊り専用天秤15を降下させることにより、上部ブロック21が下部ブロック22上に設置される。そして、所定の締結ボルト(図示せず)によって上部ブロック21と下部ブロック22とを締結して圧着することにより、上部ブロック21と下部ブロック22との隙間における漏水が防止される。その後、下部ブロック22から上部用左右位置決め治具6および上部用前後位置決め治具7を撤去する(ステップS11)。以上の処理により、熟練の作業員でなくても、安全性を確保しつつ高い設置精度および高い作業効率で1列目のプレキャストブロック2が設置される。
つづいて、2列目以降のプレキャストブロック2を設置する際の施工フローについて、図11を参照しつつ説明する。
まず、設置済みのプレキャストブロック2のうち最前列のプレキャストブロック2の前端面に、シール16および接触防止用スペーサー17を設置する(ステップS21)。シール16は、上部ブロック21と下部ブロック22との連結部に使用するものと同様であり、隣接して設置されるプレキャストブロック2を互いに水密状態にシーリングするためのものである。なお、プレキャストブロック2間に取り付けるシール16は、施工現場によって様々な厚さのものが使用される。
また、接触防止用スペーサー17は、最前列のプレキャストブロック2の前端面に設けられたシール16に、次列目のプレキャストブロック2が接触するのを防止するためのものである。本実施形態において、接触防止用スペーサー17は、最前列のプレキャストブロック2の前端面のうち、シール16が設けられていない部分に沿って設けられ、シール16よりも厚い寸法のものが使用される。
つぎに、設置済みのプレキャストブロック2のうち最前列の下部ブロック22に隣接させて、新たな下部ブロック22を設置するべく、図12に示すように、最前列の下部ブロック22の両側面に、一対の下部用左右位置決め治具8,8を設置する(ステップS22:下部用位置決め治具設置工程)。
下部用左右位置決め治具8は、最前列の下部ブロック22に対する次列目の下部ブロック22の左右位置を位置決めするためのものである。本実施形態において、下部用左右位置決め治具8は、図13に示すように、段差形状の治具本体81と、下部ブロック22の前端面よりも前方位置に設けられるとともに、左右方向の軸線に沿って内向きに螺合され、その先端部を次列目の下部ブロック22の両側面に当接させる位置調整ボルト82と、下部用左右位置決め治具8を下部ブロック22の両側面に固定する固定ボルト83とを有している。
なお、本実施形態において、下部用左右位置決め治具8の位置調整ボルト82は、基準用左右位置決め治具3、上部用左右位置決め治具6および上部用前後位置決め治具7の各位置調整ボルト32,62,72と同様、その先端部が丸みを帯びている。このため、次列目の下部ブロック22の位置決め作業時において、下部用左右位置決め治具8の位置調整ボルト82が下部ブロック22の両側面に当接しても、引っ掻き傷等を形成しにくい。
また、本実施形態において、下部用左右位置決め治具8の固定ボルト83は、上部用左右位置決め治具6の固定ボルト63を螺合させるネジ穴と同じネジ穴を利用して固定するようになっている。このため、下部ブロック22に別途、下部用左右位置決め治具8を固定するためのネジ穴等を設ける必要がない。
つづいて、ベースコンクリート11上に移動用レール12の上面高さに合わせた所定厚さの敷モルタル13を施工する(ステップS23)。すなわち、本実施形態では、次列目の下部ブロック22を設置しようとする都度、当該設置しようとする1ブロック分の設置領域に敷モルタル13を施工する。なお、敷モルタル13は、プレキャストブロック2の設置により圧縮される分を考慮して、移動用レール12よりもわずかに(3mm程度)高く施工される。また、基準位置ズレ防止治具5の固定ボルト53は、敷モルタル13に完全に埋め殺されて表面上に突出しないため、次の下部ブロック22を設置する際の邪魔にならない。
敷モルタル13を施工した後、最前列の下部ブロック22に対する次列目の下部ブロック22の左右位置を位置決めする(ステップS24:下部用左右位置決め工程)。具体的には、図14に示すように、最前列の下部ブロック22の前方に第2列目の下部ブロック22を吊り下げる。そして、当該吊り下げ状態で、第2列目の下部ブロック22の両側面に一対の下部用左右位置決め治具8,8を当接させて位置調整する。
具体的には、下部用左右位置決め治具8の各位置調整ボルト82の先端部を次列目の下部ブロック22の両側面に当接させた後、当該下部ブロック22のセンター(左右中央位置)が、最前列のセンターと一致するように位置調整ボルト82を螺進させる。これにより、熟練の作業員でなくても、最前列の下部ブロック22に対する次列目の下部ブロック22の左右位置が正確かつ簡単に位置決めされる。また、作業員は次列目の下部ブロック22に手を触れる必要がないため、安全性が向上する。さらに、一回で確実に位置合わせされるため、やり直す必要がなく、作業時間が短縮し、作業効率が向上する。
次列目の下部ブロック22の左右位置を位置決めした後、次列目の下部ブロック22に隙間形成治具9を設置する(ステップS25)。隙間形成治具9は、最前列の下部ブロック22と次列目の下部ブロック22との間に所定の隙間を確保するためのものである。本実施形態において、隙間形成治具9は、図15に示すように、コの字形状の治具本体91と、最前列の下部ブロック22と次列目の下部ブロック22との間に挟持される円筒管92と、重りの役割を果たすウェイトプレート93とを有している。
なお、本実施形態において、隙間形成治具9は、図14および図16に示すように、次列目の下部ブロック22における二箇所の凹部にそれぞれ載置しているが、この構成に限定されるものではなく、次列目の下部ブロック22における3箇所の上端面にそれぞれ載置してもよい。
隙間形成治具9を設置した後、図14に示すように、当該隙間形成治具9が、最前列の下部ブロック22に当接するまで次列目の下部ブロック22を移動させた後、移動用レール12上に載置する(ステップS26)。具体的には、吊り専用天秤15で次列目の下部ブロック22を移動用レール12の上方すれすれまで下降させた後、後方に移動させることにより、隙間形成治具9が最前列の下部ブロック22に当接する。そして、次列目の下部ブロック22を移動用レール12上に載置することにより、図16に示すように、左右位置が位置決めされた状態を保持しつつ、最前列の下部ブロック22との間に隙間を空けて設置される。
このとき、本実施形態では、最前列の下部ブロック22の前端面に設けられた接触防止用スペーサー17が、次列目の下部ブロック22に当接し、シール16に次列目のプレキャストブロック2が誤って接触するのを防止する。このため、シール16が変形してしまったり、誤って接触した位置で次列目のプレキャストブロック2と接着されてしまうことがない。
また、本実施形態では、次列目の下部ブロック22を移動させる際、最前列の下部ブロック22に下部用左右位置決め治具8を取り付けたままにしている。このため、次列目の下部ブロック22の移動に伴って、左右位置が位置ズレしてしまうことがない。また、下部用左右位置決め治具8の位置調整ボルト82は、その先端部が丸みを帯びているため、次列目の下部ブロック22の両側面に引っ掻き傷等を形成しにくい。
次列目の下部ブロック22の設置作業が完了すると、次列目の下部ブロック22の上端面に、上述したシール16および接触防止用スペーサー17を設置する(ステップS27)。そして、次列目の下部ブロック22の上に次列目の上部ブロック21を設置するべく、図17に示すように、次列目の下部ブロック22の両側面に、ステップS8でも使用した一対の上部用左右位置決め治具6,6を設置するとともに、次列目の下部ブロック22の前端面に、ステップS8でも使用した上部用前後位置決め治具7を設置する(ステップS28:上部用位置決め治具設置工程)。
上部用左右位置決め治具6および上部用前後位置決め治具7を設置した後、次列目の下部ブロック22に対する次列目の上部ブロック21の左右位置および前後位置を位置決めして設置する(ステップS29)。具体的には、図18に示すように、第2列目の下部ブロック22の上方に第2列目の上部ブロック21を吊り下げた状態で、当該上部ブロック21の両側面に一対の上部用左右位置決め治具6,6を当接させるとともに、前端面には上部用前後位置決め治具7を当接させて位置調整する。
これにより、熟練の作業員でなくても、次列目の下部ブロック22に対する次列目の上部ブロック21の左右位置および前後位置が正確かつ簡単に位置決めされる。また、作業員は次列目の上部ブロック21に手を触れる必要がないため、安全性が向上する。さらに、一回で確実に位置合わせされるため、やり直す必要がなく、作業時間が短縮し、作業効率が向上する。なお、次列目の上部ブロック21の左右位置および前後位置を位置合わせした後は、吊り専用天秤15によって次列目の上部ブロック21を降下させる。これにより、図19に示すように、第2列目の上部ブロック21が第2列目の下部ブロック22上に設置される。
そして、所定の締結ボルト(図示せず)によって次列目の上部ブロック21と次列目の下部ブロック22とを締結して圧着することにより、次列目の上部ブロック21と次列目の下部ブロック22との隙間における漏水が防止される。以上のように、最前列のプレキャストブロック2(上部ブロック21および下部ブロック22)に対して、次列目のプレキャストブロック2(次列目の上部ブロック21および次列目の下部ブロック22)が設置されると、隙間形成治具9および接触防止用スペーサー17を撤去した上で、両者を緊張作業によって連結する(ステップS30)。
具体的には、最前列のプレキャストブロック2と、次列目のプレキャストブロック2との双方を貫通するように複数本のPC鋼棒(図示せず)をセットし、各PC鋼棒を油圧式の緊張機(図示せず)によって緊張する。これにより、シール16が圧縮されながら、最前列のプレキャストブロック2の前端面と、次列目のプレキャストブロック2の後端面とを接着するため、水密状態で連結される。
このとき、本実施形態では、基準位置ズレ防止治具5の当接面52が、敷モルタル13の表面上に突出している。このため、当該当接面52は、緊張作業によって前方向へ引っ張られる1列目のプレキャストブロック2の前端面と当接し、前後位置がずれてしまうのを防止する。また、下部用左右位置決め治具8を設置したままにすることで、緊張作業時に左右位置がずれてしまうのを防止する。さらに、2列目の場合は、設置されたままの基準用左右位置決め治具3が、緊張作業によって1列目のプレキャストブロック2の左右位置がずれてしまうのを防止する。
なお、本実施形態では、シール16の圧縮度合を調整することにより、前後方向の設置精度が維持される。すなわち、プレキャストブロック2自体の寸法誤差や、設置過程で誤差が発生したとしても、当該誤差を打ち消すようにシール16の圧縮度合を調整する。これにより、多数のプレキャストブロック2を連結する場合でも、連結するたびに設置位置を測定し、誤差が発生しないように調整されるため、前後方向の設置精度が極めて高くなる。
最前列のプレキャストブロック2と、第2列目のプレキャストブロック2とを連結した後、上部用左右位置決め治具6、上部用前後位置決め治具7および下部用左右位置決め治具8を撤去する(ステップS31)。また、2列目の場合は、さらに基準用左右位置決め治具3も合わせて撤去する。これにより、図20に示すように、熟練の作業員でなくても、安全性を確保しつつ高い設置精度および高い作業効率で2列目以降のプレキャストブロック2が設置される。そして、第3列目以降についても最終列のプレキャストブロック2の設置作業が完了していなければ(ステップS32:NO)、ステップS21からステップS32までの工程を繰り返し、設置作業が完了すると(ステップS32:YES)、コンクリート構造物1が構築される。
以上のような本発明に係るコンクリート構造物1の施工方法およびこれに用いる位置決め治具によれば、以下のような効果を奏する。
1.熟練の作業員でなくても、安全性を確保しつつ高い設置精度および高い作業効率で、基準となる最初の下部ブロック22を設置することができる。
2.熟練の作業員でなくても、安全性を確保しつつ高い設置精度および高い作業効率で、下部ブロック22上に上部ブロック21を設置することができる。
3.熟練の作業員でなくても、安全性を確保しつつ高い設置精度および高い作業効率で、第2列目以降の下部ブロック22を設置することができる。
4.シール16の損傷や変形を防止することができる。
5.最初に設置したプレキャストブロック2と第2列目に設置したプレキャストブロック2とを緊張作業によって連結する際の位置ズレを防止することができる。
6.作業員が最初の下部ブロック22に触れることなく、簡単かつ迅速に左右位置を位置決めすることができる。
7.作業員が上部ブロック21に触れることなく、簡単かつ迅速に左右位置および前後位置を位置決めすることができる。
8.作業員が第2列目以降の下部ブロック22に触れることなく、簡単かつ迅速に左右位置を位置決めすることができる。
9.上部ブロック21や下部ブロック22を位置調整する際または移動させる際、傷が付くのを防止することができる。
なお、従来、ボックスカルバート工法における標準的な作業能率は、例えば、上述したような上部ブロック21および下部ブロック22からなるプレキャストブロック2の場合、作業員8名で作業を行っても、1日当たり4列とされている。これに対し、本実施形態のコンクリート構造物1の施工方法によれば、作業員を5名に削減したにも関わらず、1日当たり6列も施工することができた。すなわち、作業効率が2.4倍程度向上することが示された。
なお、本発明に係るコンクリート構造物1の施工方法およびこれに用いる位置決め治具は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
例えば、上述した本実施形態では、上部ブロック21と下部ブロック22とに二分割されたプレキャストブロック2について説明したが、この構成に限定されるものではなく、分割されていない無分割プレキャストブロック2や、三分割以上に分割された多分割プレキャストブロック2にも適用可能である。
無分割プレキャストブロック2を施工する場合、上述したフローチャートにおいて、下部ブロック22を無分割プレキャストブロック2と読み替える。そして、ステップS1からステップS7までの工程によって1列目を設置することができる。また、ステップS11からステップS16およびステップS19の工程によって2列目以降を設置することができる。一方、多分割プレキャストブロック2を施工する場合、上述したフローチャートにおいて、分割されたブロック数の分だけ、上部ブロック21に対する作業を繰り返し行うことにより、同様に施工することができる。
また、上述した本実施形態において使用した各種の治具や装置は、上述した構成に限定されるものではない。本発明の作用効果を奏する範囲において、各種治具の形状、設置箇所および設置数等は、適宜変更してもよい。
1 コンクリート構造物
2 プレキャストブロック
3 基準用左右位置決め治具
4 基準用前後位置決め治具
5 基準位置ズレ防止治具
6 上部用左右位置決め治具
7 上部用前後位置決め治具
8 下部用左右位置決め治具
9 隙間形成治具
11 ベースコンクリート
12 移動用レール
13 敷モルタル
14 クレーンの先端部
15 吊り専用天秤
16 シール
17 接触防止用スペーサー
21 上部ブロック
22 下部ブロック
31 治具本体(基準用左右位置決め治具)
32 位置調整ボルト
33 固定ボルト
34 補強用リブ
41 治具本体(基準用前後位置決め治具)
42 当接面
43 固定ボルト
44 補強用リブ
51 治具本体(基準位置ズレ防止治具)
52 当接面
53 固定ボルト
61 治具本体(上部用左右位置決め治具)
62 位置調整ボルト
63 固定ボルト
71 治具本体(上部用前後位置決め治具)
72 位置調整ボルト
73 固定ボルト
81 治具本体(下部用左右位置決め治具)
82 位置調整ボルト
83 固定ボルト
91 治具本体(隙間形成治具)
92 円筒管
93 ウェイトプレート

Claims (11)

  1. 上部ブロックと下部ブロックとからなるプレキャストブロックを複数連結してなるコンクリート構造物の施工方法であって、
    最初の前記下部ブロックを設置すべき基準位置の近傍におけるベースコンクリートの両端部に、前記基準位置に対する前記下部ブロックの左右位置を位置決めするための一対の基準用左右位置決め治具を設置するとともに、前記ベースコンクリート上の基準位置に、前記基準位置に対する前記下部ブロックの前後位置を位置決めするための基準用前後位置決め治具を設置する基準用位置決め治具設置工程と、
    前記基準位置近傍に前記下部ブロックを吊り下げた状態で、その両側面に一対の前記基準用左右位置決め治具を当接させて位置調整することにより、前記基準位置に対する前記下部ブロックの左右位置を位置決めする基準用左右位置決め工程と、
    左右位置を位置決めした前記下部ブロックを吊り下げた状態で、前記基準用前後位置決め治具に当接するまで移動させることにより、前記基準位置に対する前記下部ブロックの前後位置を位置決めする基準用前後位置決め工程と、
    を有する、コンクリート構造物の施工方法。
  2. 前記下部ブロックの両側面に、前記下部ブロックに対する前記上部ブロックの左右位置を位置決めするための一対の上部用左右位置決め治具を設置するとともに、前記下部ブロックの前端面に、前記下部ブロックに対する前記上部ブロックの前後位置を位置決めするための上部用前後位置決め治具を設置する上部用位置決め治具設置工程と、
    前記下部ブロックの上方に前記上部ブロックを吊り下げた状態で、その両側面に一対の前記上部用左右位置決め治具を当接させて位置調整することにより、前記下部ブロックに対する前記上部ブロックの左右位置を位置決めするとともに、前記上部ブロックの前端面に前記上部用前後位置決め治具を当接させて位置調整することにより、前記下部ブロックに対する前記上部ブロックの前後位置を位置決めする上部ブロック位置決め工程と、
    を有する、請求項1に記載のコンクリート構造物の施工方法。
  3. 設置済みのプレキャストブロックのうち最前列の下部ブロックの両側面に、前記最前列の下部ブロックに対する次列目の下部ブロックの左右位置を位置決めするための一対の下部用左右位置決め治具を設置する下部用位置決め治具設置工程と、
    前記最前列の下部ブロックの前方に前記次列目の下部ブロックを吊り下げた状態で、その両側面に一対の前記下部用左右位置決め治具を当接させて位置調整することにより、前記最前列の下部ブロックに対する前記次列目の下部ブロックの左右位置を位置決めする下部用左右位置決め工程と、
    を有する、請求項2に記載のコンクリート構造物の施工方法。
  4. 前記基準用位置決め治具設置工程とともに行われる工程であって、前記ベースコンクリート上の基準位置に、前記基準位置に位置決めされた前記下部ブロックの前後位置がずれるのを防止するための基準位置ズレ防止治具を設置する基準位置ズレ防止治具設置工程を有する、請求項1から請求項3のいずれかに記載のコンクリート構造物の施工方法。
  5. 前記基準用左右位置決め治具は、
    前記コンクリート構造物をスライド移動させるための移動用レールの載置面よりも上方位置に設けられるとともに、左右方向の軸線に沿って内向きに螺合され、その先端部を前記下部ブロックの両側面に当接させる位置調整ボルトを有する、請求項1から請求項4のいずれかに記載のコンクリート構造物の施工方法。
  6. 前記上部用左右位置決め治具は、
    前記下部ブロックの上端面よりも上方位置に設けられるとともに、左右方向の軸線に沿って内向きに螺合され、その先端部を前記上部ブロックの両側面に当接させる位置調整ボルトを有しており、
    前記上部用前後位置決め治具は、
    前記下部ブロックの上端面よりも上方位置に設けられるとともに、前後方向の軸線に沿って後ろ向きに螺合され、その先端部を前記上部ブロックの前端面に当接させる位置調整ボルトを有しており、
    前記下部用左右位置決め治具は、
    前記下部ブロックの前端面よりも前方位置に設けられるとともに、左右方向の軸線に沿って内向きに螺合され、その先端部を前記次列目の下部ブロックの両側面に当接させる位置調整ボルトを有している、
    請求項3に記載のコンクリート構造物の施工方法。
  7. 前記下部ブロックの上端面、および設置済みのプレキャストブロックのうち最前列のプレキャストブロックの前端面に、水密状態にシーリングするシールと、前記シールに前記上部ブロックまたは前記次列目のプレキャストブロックが接触するのを防止するための接触防止用スペーサーとを設置する連結準備工程を有する、請求項1から請求項6のいずれかに記載のコンクリート構造物の施工方法。
  8. 前記位置調整ボルトの先端部は丸みを帯びている、請求項5または請求項6に記載のコンクリート構造物の施工方法。
  9. 上部ブロックと下部ブロックとからなるプレキャストブロックを複数連結してなるコンクリート構造物の施工に用いられる位置決め治具であって、
    最初の前記下部ブロックを設置すべき基準位置の近傍におけるベースコンクリートの両端部に設置され、前記基準位置に対する前記下部ブロックの左右位置を位置決めするための一対の基準用左右位置決め治具は、前記コンクリート構造物をスライド移動させるための移動用レールの載置面よりも上方位置に設けられるとともに、左右方向の軸線に沿って内向きに螺合され、その先端部を前記下部ブロックの両側面に当接させる位置調整ボルトを有しており、
    前記ベースコンクリート上の基準位置に設置され、前記基準位置に対する前記下部ブロックの前後位置を位置決めするための基準用前後位置決め治具は、前記下部ブロックの前端面と当接する当接面を有し、前記当接面が後方に向けられた状態で前記基準位置に一致されるとともに、前記当接面の上端部が前記移動用レールよりも高く形成されている、前記位置決め治具。
  10. 上部ブロックと下部ブロックとからなるプレキャストブロックを複数連結してなるコンクリート構造物の施工に用いられる位置決め治具であって、
    前記下部ブロックの両側面に設置され、前記下部ブロックに対する前記上部ブロックの左右位置を位置決めするための一対の上部用左右位置決め治具は、前記下部ブロックの上端面よりも上方位置に設けられるとともに、左右方向の軸線に沿って内向きに螺合され、その先端部を前記上部ブロックの両側面に当接させる位置調整ボルトを有しており、
    前記下部ブロックの前端面に設置され、前記下部ブロックに対する前記上部ブロックの前後位置を位置決めするための上部用前後位置決め治具は、前記下部ブロックの上端面よりも上方位置に設けられるとともに、前後方向の軸線に沿って後ろ向きに螺合され、その先端部を前記上部ブロックの前端面に当接させる位置調整ボルトを有している、前記位置決め治具。
  11. 上部ブロックと下部ブロックとからなるプレキャストブロックを複数連結してなるコンクリート構造物の施工に用いられる位置決め治具であって、
    設置済みのプレキャストブロックのうち最前列の下部ブロックの両側面に設けられ、前記最前列の下部ブロックに対する次列目の下部ブロックの左右位置を位置決めするための一対の下部用左右位置決め治具は、前記下部ブロックの前端面よりも前方位置に設けられるとともに、左右方向の軸線に沿って内向きに螺合され、その先端部を前記次列目の下部ブロックの両側面に当接させる位置調整ボルトを有している、前記位置決め治具。
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