JPH1046578A - 土木又は建築用角パイプのキャップ - Google Patents

土木又は建築用角パイプのキャップ

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JPH1046578A
JPH1046578A JP22172796A JP22172796A JPH1046578A JP H1046578 A JPH1046578 A JP H1046578A JP 22172796 A JP22172796 A JP 22172796A JP 22172796 A JP22172796 A JP 22172796A JP H1046578 A JPH1046578 A JP H1046578A
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square pipe
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bolt
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Akiyoshi Okubo
昭義 大久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土木工事,建築現場等で使用される角パイプ
の端部開口を確実に塞ぎ、繰返し使用可能なキャップを
提供する。 【解決手段】 このキャップは、角パイプ10の端部開
口13に対応する形状の挿入部22を背面側に備え、角
パイプ10の端面と同じ輪郭の覆い部21をもつ蓋体2
0と、蓋体中央部のボルト孔26に差し込まれ、緩衝ゴ
ム44が嵌挿されたボルト30と、蓋体20の背面側に
配置され、中央部にポップナット31が固着された弦状
の板バネ30を備えている。板バネ30の上下縁部が角
パイプ10の内面に弾性的に押し付けられることによ
り、蓋体20が角パイプ10の端部開口13に固着され
る。蓋体20の背面側には、板バネ30の上下両縁に対
向する位置決め突起28が形成されている。蓋体20の
覆い部21には、対角線状角部に水抜き孔25をもつ窪
み23が形成されている。 【効果】 ボルト40がポップナット31に螺合するた
め確実な固着が可能で、しかも緩衝ゴム44により過剰
な締付けが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土木工事で使用される
腹起し材や建築現場で使用される端太等のキャップに関
する。
【0002】
【従来の技術】土木工事現場では、土壌を掘削してでき
た溝の両側に鋼矢板を取り付け、溝内に土砂が崩れ落ち
ることを防止している。鋼矢板1は、図1に示すように
掘削溝の両壁に沿って複数配列される。また、鋼矢板1
は倒れないように、腹起し材2を鋼矢板1に当てがい、
両側の腹起し材2の間に切梁3を差し渡している。腹起
し材2は、このように土木現場等の屋外で使用されるた
め、内部に土砂,水等が侵入し易い。土砂,水等の侵入
は、腹起し材2を内面側から腐食させる原因となり、腹
起し材2の耐用寿命を短くする。そこで、腹起し材2の
端部開口をキャップ4で塞ぎ、土砂,水等の侵入を防止
している。この種のキャップとしては、特開平7−30
5352号公報,実開昭59−123972号公報,実
開昭59−155395号公報等で紹介されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】腹起し材2は、土木工
事現場等での使用に際し比較的乱暴に取り扱われること
が多い。そのため、単に端部開口を塞ぐだけのキャップ
4では、簡単に外れ、或いは破損し易い。離脱や破損が
なくてもキャップ4と腹起し材2の嵌合部に歪みが生
じ、嵌合部の水密性が保てなくなる。また、運搬,取扱
いを便利にするために取っ手5を付けた腹起し材も使用
されているが、このような腹起し材では、取っ手5の取
付け箇所に孔6が開いており、そこから内部に水が侵入
することがある。このようなことから、従来の腹起し材
では、内部への水の侵入を完全に防止できない。水が侵
入した場合、キャップを外して水抜きする必要があっ
た。この点、バネでキャップを固定する形式の腹起し材
では、バネ本体にネジ山を直接刻設しているものが多
く、水抜き等のためにキャップの取付け取外しを繰り返
すとネジ山が潰れてしまうことがある。その結果、バネ
材とキャップ材とが連結されず、腹起し材にキャップを
装着できなくなる。
【0004】このような問題は、土木工事等に使用され
る腹起し材に限ったものでなく、建築現場等で使用され
る角パイプ製の端太等の端部開口を蓋するキャップにお
いても同様である。すなわち、建築現場では同様な角パ
イプが端太として使用されているが、セメント,水等が
端太内部に侵入し易い。本発明は、このような問題を解
消すべく案出されたものであり、板バネに固着したポッ
プナットにボルトをねじ込む方式を採用することによ
り、角パイプの開口端部を確実に塞ぎ、付け外しても繰
返し使用に耐える角パイプ用キャップを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に従った土木又は
建築用角パイプのキャップは、その目的を達成するた
め、角パイプの内部空間に対応する形状の挿入部を背面
側に備え、角パイプの端面と同じ輪郭の覆い部をもつ蓋
体と、蓋体の中央部に形成されたボルト孔に差し込ま
れ、緩衝ゴムが嵌挿されたボルトと、蓋体の背面側に配
置され、ボルトがねじ込まれるポップナットが中央部に
固着された弦状の板バネとを備えていることを特徴とす
る。板バネの上下縁部が角パイプの内面に弾性的に押し
付けられることにより、蓋体が角パイプの端部開口に固
着される。蓋体の背面側には、板バネの上下両縁に対向
する位置決め突起を形成することが好ましい。また、蓋
体の覆い部に窪みを設け、窪みの対角線状角部に水抜き
孔を形成することもできる。窪みを挟んで対向する覆い
部の縁に単数又は複数のリブを差し渡すとき、蓋体が補
強される。
【0006】
【実施例】本発明に従った角パイプ用キャップは、図2
に示すように角パイプ10の端部開口13を閉じる蓋体
20を備えている。角パイプ10は、たとえばアルミ押
出し形材等で製造され、土圧に耐えるように鋼矢板1に
当接する角パイプ10の辺部12を肉厚化した断面形状
をもっている。この断面形状により、角パイプ10は、
鋼矢板1や切梁3の力を受ける強度をもったものとな
る。また、角パイプ10の上面には、取っ手14(図
6)を取り付けるための取付け孔11が形成されてい
る。角パイプ10の端部開口13は、合成樹脂製の蓋体
20で閉じられる。蓋体20は、図2及び図3に示すよ
うに、角パイプ10の端部と同じ大きさの外郭に形成さ
れた覆い部21をもっている。覆い部21から角パイプ
10側に向けて、端部開口13の空洞とほぼ同じ大きさ
をもつ挿入部22が突出している。
【0007】覆い部21の内部は角パイプ10側に向け
て窪んでおり、その窪み23に複数の補強用リブ24が
形成されている。リブ24は、蓋体20だけでなく、蓋
体20を取り付けた角パイプ10の端部補強にも有効で
ある。窪み23には、対角線状の角部に2個の水抜き孔
25が形成され、中央部にボルト孔26をもつ隆起部2
7が形成されている。挿入部22の背面側には、板バネ
30を所定位置に保持するため、4個の位置決め用突起
28が設けられている。板バネ30は、角パイプ10側
に向かって凸に湾曲した弦形状をもち、弦方向に沿った
長さが角パイプ10の内寸よりも長い。板バネ30の中
央部には、ポップナット31が固着されている。板バネ
30は、蓋体20を貫通するボルト40により蓋体20
に装着される。板バネ30は、上下両縁がそれぞれ位置
決め用突起28で位置規制されるため、蓋体20の背面
側の所定位置に配置される。
【0008】ボルト40は、六角孔が形成された頭部4
1から延びた脚部42の先端に雄ネジ43を刻設してい
る。ボルト40は蓋体20のボルト孔26に差し通さ
れ、緩衝ゴム44が脚部42に嵌挿され、板バネ30に
固着したポップナット31にねじ込まれる。緩衝ゴム4
4を介装することにより、板バネ30は、蓋体20に対
して所定間隔に保たれる。ポップナット31は、蓋体2
0を繰返し取り付けできるように設けられたものであ
る。水抜きや乱暴な取扱い等で付け外しの必要が生じ、
付け外しを何度も繰り返しても、或いは乱暴に取扱われ
る場合でも、ネジ山の潰れは、ポップナット31を設け
ることにより解消される。板バネ30は、ボルト40の
雄ネジ43をポップナット31の雌ネジに螺合したと
き、図4に側面図(a)及び平面図(b)で示すよう
に、蓋体20の背面側に取り付けられる。
【0009】角パイプ10への取付けに際しては、蓋体
20の背面側を角パイプ10の端部開口13に押し込
む。このとき、板バネ30は、弦方向長さが角パイプ1
0の内寸よりも長いので、角パイプ10の内壁によって
曲げられる。そのため、板バネ30の上下両縁が、弾性
変形による弾撥力で角パイプ10の内面に圧接される。
その結果、蓋体20は、図5(a)に示すように角パイ
プ10の端部開口に固定される。板バネ30の弾撥力が
不足する場合、ボルト40のねじ込み量を上げることに
より、図5(b)に示すように板バネ30を蓋体20の
背面側に引き付ける。これにより、板バネ30が緩やか
に湾曲した形状となり、角パイプ10の内面を押圧する
弾撥力が大きくなる。何れの場合にあっても、板バネ3
0は、位置決め用突起28で傾きが防止されており、角
パイプ10の上下方向に一致する姿勢を保っている。そ
のため、板バネ30は、十分な弾撥力で角パイプ10の
内面に押し付けられ、蓋体20を固定する。
【0010】キャップの装着では、板バネ30を蓋体2
0に仮止めした後、角パイプ10に本締めすることか
ら、角パイプ10に隠れて締め具合が判りにくい。その
ため、ボルト40を回し過ぎ、板バネ30が蓋体20に
接触し、角パイプ10ではなく蓋体20によって撓み、
蓋体20を角パイプ10に十分固定できなくなる虞れが
ある。しかし、本実施例では、蓋体20と板バネ30と
の間を所定間隔に保持する緩衝ゴム44が介在している
ので、ボルト40を必要以上締めつけたとき板バネ30
が緩衝ゴム44に当り、過剰な締付け状態が判る。緩衝
ゴム44は、蓋体20を板バネ30とを分離したときに
蓋体20からボルト30が抜け落ちることを防止する作
用も呈する。
【0011】このようにして角パイプ10の端部に取り
付けた蓋体20を図6の斜視図で示す。この状態では、
角パイプ10の端部開口13が蓋体20で封止されてい
るので、角パイプ10の内部への土砂,水等の侵入が抑
制される。また、侵入水があった場合でも、取っ手14
をもって角パイプ10を傾け、窪み23の角部に開口し
ている水抜き孔25から容易に排水できる。取っ手14
は、角パイプ10の運搬や取扱いにも利用される。蓋体
20の取外しに際しては、ボルト40を緩めてポップナ
ット3から外した後、蓋体20を外す。そして、角パイ
プ10内に取り残された板バネ30を左右に回転させる
ことにより、容易に取外し可能になる。
【0012】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のキャッ
プは、緩衝ゴムを嵌挿したボルトを板バネに固着したポ
ップナットにねじ込む方式を採用している。そのため、
雌ネジを板バネに直接刻設した従来のキャップと異な
り、緩衝ゴムによって過剰な締め付け状態になることが
回避され、ネジ山の崩れが少なく、角パイプの端部開口
にキャップを確実に繰返し取り付けることが可能とな
る。また、角パイプ内部に侵入した水等も、蓋体に設け
た水抜き孔から容易に排出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 鋼矢板に当てがわれた腹起し材
【図2】 本発明に従った角パイプ用キャップの分解斜
視図
【図3】 蓋体の正面図
【図4】 本発明に従った角パイプ用キャップの側断面
図(a)及び平断面図(b)
【図5】 角パイプに装着したキャップ(a)及びボル
トを締めつけた状態(b)
【図6】 角パイプの端部にキャップを装着した状態を
示す斜視図
【符号の説明】
10:角パイプ 11:取付け孔 12:肉厚辺部
13:端部開口 14:取っ手 20:蓋体 21:覆い部 22:挿入部 2
3:窪み 24:リブ 25:水抜き孔 26:ボルト孔 27:隆起部
28:位置決め用突起 30:板バネ 31:ポップナット 40:ボルト 41:六角孔付きの頭部 42:脚
部 43:雄ネジ 44:緩衝ゴム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角パイプの内部空間に対応する形状の挿
    入部を背面側に備え、角パイプの端面と同じ輪郭の覆い
    部をもつ蓋体と、蓋体の中央部に形成されたボルト孔に
    差し込まれ、緩衝ゴムが嵌挿されたボルトと、蓋体の背
    面側に配置され、ボルトがねじ込まれるポップナットが
    中央部に固着された弦状の板バネとを備え、板バネの上
    下縁部を角パイプの内面に弾性的に押し付けることによ
    り蓋体が角パイプの端部開口に固着される土木又は建築
    用角パイプのキャップ。
  2. 【請求項2】 蓋体の背面側に、板バネの上下両縁に対
    向する位置決め突起が形成されている請求項1記載の土
    木又は建築用角パイプのキャップ。
  3. 【請求項3】 蓋体の覆い部に窪みを設け、窪みの対角
    線状角部に水抜き孔を形成した請求項1記載の土木又は
    建築用角パイプのキャップ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008291597A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Nsp Corp 腹起し
JP2020105891A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 積水樹脂株式会社 キャップ
JP2020197026A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 積水樹脂株式会社 キャップの取付構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008291597A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Nsp Corp 腹起し
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JP2020197026A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 積水樹脂株式会社 キャップの取付構造

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