JPH1046524A - 防風フェンス材 - Google Patents

防風フェンス材

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Publication number
JPH1046524A
JPH1046524A JP22320396A JP22320396A JPH1046524A JP H1046524 A JPH1046524 A JP H1046524A JP 22320396 A JP22320396 A JP 22320396A JP 22320396 A JP22320396 A JP 22320396A JP H1046524 A JPH1046524 A JP H1046524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fence material
filaments
windbreak fence
making
wind speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22320396A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadaki Morimura
忠樹 森村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morimura Kousan KK
Original Assignee
Morimura Kousan KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Morimura Kousan KK filed Critical Morimura Kousan KK
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Publication of JPH1046524A publication Critical patent/JPH1046524A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工が容易で低コストで設置でき、且つ錆び
にくく耐久性のある防風フェンス材を提供する。 【解決手段】 多数の合成樹脂製の線条2を曲がり拗ら
せながら絡ませ且つ互いに接点を付着させながらその間
に空隙3を形成するように集合させて成形した立体網状
構造を有する板状体で、風の強い場所に支柱に固定した
状態で張設することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風の強い場所、例
えば海岸沿いの道路、高速道路におけるトンネルの出
口、又は漁港等に設置して、風速を減ずることにより、
家屋や施設の損壊、又は、横風による車の横転や漁船の
転覆等の事故を防止する防風フェンス材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、風速を減ずるために防風林が利用
されているが、樹木の成長に時間を要する等の問題があ
る。そこで、防風林に代わって、近年は人工的な防風フ
ェンスが設置されることが多い。そして、従来の一般的
な防風フェンス材は、金属板製で風を適度に通過させる
空隙部を設けた構造になっている。しかしながら、この
ような防風フェンス材は、施工が面倒でコスト高にな
り、又、錆やすく耐久性が不十分である等の問題があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、施工が容易
で低コストで設置でき、又、錆の心配がなく耐久性があ
る防風フェンス材の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明によっ
て、すなわち、多数の合成樹脂製の線条2を曲がり拗ら
せながら絡ませ且つ互いに接点を付着させながらその間
に空隙3を形成するように集合させて成形した立体網状
構造を有する板状体であって、風の強い場所に支柱4に
固定した状態で張設することを特徴とする防風フェンス
材によって達成することができる。
【0005】なお、この防風フェンス材は、断面を波形
に屈曲させることも可能である。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。まず、図1が本発明の第1実施例の防風フェンス材
1を示したものである。この防風フェンス材1は、線径
が1〜2mm程度の多数の合成樹脂製の線条2を曲がり
拗らせながら絡ませ且つ互いに接点を付着させながらそ
の間に空隙率が50〜95%程度の空隙3を形成するよ
うに集合させて成形した立体網状構造を有する矩形の板
状体である。なお、防風フェンス材の形状、線条2の線
径、空隙率等は、上記のものに限定されるものではな
く、設置場所の風の強さなどを考慮して任意に設定する
ことができる。また、耐光性対策として、線条2の樹脂
材料に紫外線劣化防止剤を添加したり、塗装してもよ
い。また、線条2を環境と調和する色、例えば緑色等に
着色してもよい。
【0007】上記の防風フェンス材1は次のように製造
されるものである。すなわち、複数の下向きノズルを設
けた押出機によってポリプロピレン等の熱可塑性合成樹
脂を加熱溶融してから上記のノズルにより下方へ向けて
連続的に押し出すことにより複数の線条2を形成しつつ
降下させ、その下方位置で上記の線条2を未だ固まらな
いうちにその降下速度より遅い速度で引き取ることによ
り各線条2をそれぞれ曲がり拗らせながら絡ませ且つ互
いに接点をそれらの粘着性を利用して付着させながら集
合させて立体網状構造となし、次にそれを冷水に浸す等
の方法により冷却して固めてから引き上げて適宜な大き
さに切断することによって製造されるものである。な
お、ノズルの口径を変えれば線条2の線径を、又、ノズ
ルの数、ノズルの配置、及び線条2の引き取り速度等を
変えれば空隙率をそれぞれ変更することができる。
【0008】図2は、上記の防風フェンス材1を高速道
路のトンネルの出口付近に設置した状態を示したもので
ある。すなわち、支柱4を適宜な間隔で立設し、その支
柱4に、図3に示すように、防風フェンス材1を取り付
けて張設したものである。これにより、風速の30〜7
0%程度を減ずることができる。なお、この防風フェン
ス材1は、これ以外に海岸沿いの道路、漁港、船着き場
等の風の強い場所に設置可能である。
【0009】次に、図4は本発明の第2実施例の防風フ
ェンス材5を支柱4に取付けた状態を示したものであ
る。この防風フェンス材5は断面を波形に屈曲させたも
のである。このような防風フェンス材5は、複数のノズ
ルをジグザグ状に配置することによって製造することが
できる。このような形状の防風フェンス材5は、上記の
第1実施例の平板状の防風フェンス材1に比べて、風を
受ける面積が増えることになるので、風速を減少させる
効果が大きくなる。
【0010】
【発明の効果】本発明の防風フェンス材は上記の通りで
あり、風速を減少させて、家屋や施設の損壊、車の横転
や船舶の転覆等の事故を防止できる効果がある。また、
本発明の防風フェンス材は、立体網状構造を有するの
で、軽くて運搬等に便利であり、又、若干の弾性を有し
て多少曲げたり伸ばすことが可能で寸法的に融通性があ
るため、施工が容易であるという利点がある。また、本
発明の防風フェンス材は合成樹脂製の線条2で形成され
るので錆の心配がなく、又、上記のように立体網状構造
を有するので強度もあり、耐久性にすぐれている。そし
て、上記のように製造も容易なので低コストで設置でき
るという有利がある。なお、請求項2記載の防風フェン
ス材5のように断面を波形に屈曲させれば、風速を減少
させる効果がより大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜視図である。
【図2】高速道路のトンネルの出口付近に設置した状態
を示す斜視図である。
【図3】支柱に取付けた状態の断面図である。
【図4】支柱に取付けた状態の断面図である。
【符号の説明】
1 防風フェンス材 2 線条 3 空隙 4 支柱 5 防風フェンス材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の合成樹脂製の線条2を曲がり拗ら
    せながら絡ませ且つ互いに接点を付着させながらその間
    に空隙3を形成するように集合させて成形した立体網状
    構造を有する板状体であって、風の強い場所に支柱4に
    固定した状態で張設することを特徴とする防風フェンス
    材。
  2. 【請求項2】 断面を波形に屈曲させた請求項1記載の
    防風フェンス材。
JP22320396A 1996-08-06 1996-08-06 防風フェンス材 Pending JPH1046524A (ja)

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JP22320396A JPH1046524A (ja) 1996-08-06 1996-08-06 防風フェンス材

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JP22320396A JPH1046524A (ja) 1996-08-06 1996-08-06 防風フェンス材

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JPH1046524A true JPH1046524A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16794414

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JP22320396A Pending JPH1046524A (ja) 1996-08-06 1996-08-06 防風フェンス材

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JP (1) JPH1046524A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012172440A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Sekisui Jushi Co Ltd 防潮板及び防潮用フェンス
CN104746446A (zh) * 2015-01-26 2015-07-01 大连理工大学 一种桥隧相连防坠石的缓冲结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012172440A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Sekisui Jushi Co Ltd 防潮板及び防潮用フェンス
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