JPH1045388A - ベルト式巻上機 - Google Patents

ベルト式巻上機

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JPH1045388A
JPH1045388A JP8202498A JP20249896A JPH1045388A JP H1045388 A JPH1045388 A JP H1045388A JP 8202498 A JP8202498 A JP 8202498A JP 20249896 A JP20249896 A JP 20249896A JP H1045388 A JPH1045388 A JP H1045388A
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belt
winding
guide
winding body
side plates
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英記 藤原
Masaru Fujikawa
勝 藤川
Koji Sago
浩司 佐合
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルトが乱巻状態で巻取られるのを防止でき
て、しかも、ベルトの巻装径の増減に影響を受けること
なくベルトの巻取体への巻取り及び巻下し動作を円滑に
行うことができるようにする。 【解決手段】 サイドプレート1A,1B間にベルト導
通部60をもつベルトガイド6を支持して、このベルト
ガイド6をベルト4の巻取体5への巻取動作を許容する
ようにスライド自由としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに対向する一
対のサイドプレート間にベルトが巻装される巻取体を回
転自由に支持して成るベルト式巻上機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種ベルト式巻上機として、例
えば実開平6ー25290号公報や実開平5ー3238
6号公報に記載されたものが知られており、これら公報
記載のものは、正逆回転モータにより回転駆動される巻
取体の外周囲に、先端側にフック等が係止された平ベル
トを巻装し、該ベルトを前記モータの駆動により前記巻
取体に巻取ったり巻下したりすることにより、前記ベル
トを介して荷揚げ荷降し或は横引き作業を行うようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上の巻上
機では、荷揚げ荷降し等の作業時に前記巻取体にベルト
を巻取ったり巻下すとき、該ベルトが途中で捩れること
があり、特に前記巻取体へのベルト巻取時に、このベル
トが捩れたりすると、この捩れた状態、即ち、乱巻状態
で巻取られて、前記ベルトが損傷したりすることがあっ
た。
【0004】本発明の主な目的は、ベルトが乱巻状態で
巻取られるのを防止できて、しかも、ベルトの巻装径の
増減に影響を受けることなくベルトの巻取体への巻取り
及び巻下し動作を円滑に行うことができるベルト式巻上
機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、互いに対向するサイドプレ
ート1A,1B間に、ベルト4を巻装する巻取体5を回
転自由に支持して成るベルト式巻上機において、前記サ
イドプレート1A,1B間にベルト導通部60をもつベ
ルトガイド6を、ベルト4の巻取体5への巻取動作を許
容するようにスライド自由に設けている。
【0006】請求項2記載の発明は、ベルト4における
ベルト導通部60への導通側ベルト部分の移動経路に、
導通側ベルト部分の弛緩を検出するベルト弛緩検出器9
を設けた。
【0007】請求項3記載の発明は、ベルト4の巻取体
5への巻装経路に、巻装部のベルト4を径方向内方に向
かって常時弾性的に押圧する押圧体11を設けている。
【0008】請求項4記載の発明は、サイドプレート1
A,1Bとベルトガイド6との一方に、係合突部7を設
け、他方に、該係合突部7に係合して、少なくとも巻取
体5の最小巻装部位置から垂下した内側位置と、最大巻
装部位置から垂下した外側位置との範囲にわたって延び
るガイド条部8を設けている。
【0009】請求項5記載の発明は、係合突部7を非円
形として、ベルトガイド6をサイドプレート1A,1B
に対し回転不能としている。
【0010】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明によれば、巻取
体5に対するベルト4の巻取り巻下し等の作業時、この
ベルト4はベルトガイド6の導通部60により案内され
るので、ベルト4が乱巻状態で巻取られるのを防止で
き、特に、ベルト4を常に良好な姿勢で巻取体5上に巻
取ることができて、ベルト4の乱巻による損傷を未然に
防止できる。
【0011】しかも、前記ベルトガイド6は、巻取体5
に対するベルト4の巻取動作を許容するように、サイド
プレート1A,1Bにスライド自由に支持され、巻取体
5に対するベルト4の巻装径変化に応じて、ベルトガイ
ド6がサイドプレート1A,1Bに対しスライドされる
ので、このベルトガイド6で案内される前記ベルト4の
巻取体5への巻取り及び巻下し動作を円滑に行うことが
できながら、前記ベルトガイド6で前記ベルト4に捩れ
が発生するのを確実に防止できる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、例えばベル
トの自由端にフックが結合されている状態でベルトを巻
下しているとき、前記フックが地面に当たったり、或い
は巻下し途中の障害に引掛かったりして、巻下し時のベ
ルトに張りがなくなると、ベルト弛緩検出器9が動作す
るから、このベルト弛緩検出器9の検出結果に基づいて
巻取体の回転を直ちに止めるようにすることができる。
従って、巻下げしているベルト4に張りがない状態で巻
取体5が回転することによるベルト巻装部へのベルトの
弛緩状態による乱巻きを防止でき、さらに巻取体5がベ
ルト4の巻下し完了点を越えて回転し続けることによる
ベルト4の逆巻きを防止できるのである。
【0013】請求項3記載の発明によれば、押圧体11
によりベルト4の巻装部を常時弾性的に押圧しているか
ら、ベルト4を無負荷状態で巻き上げ巻下げするとき、
ベルト4の巻装径の増減に影響されることなくベルト4
の巻取体5への巻装部が巻戻しされて緩むのを防止で
き、従って、荷上げ荷下し時に巻装部のベルト4がスリ
ップして該ベルト4に急激な荷重が作用するのを防止で
きるのである。
【0014】請求項4記載の発明によれば、ベルトガイ
ド6は、巻装径の増減に応じて内側位置と外側位置との
標準範囲にわたってスライドするのである。従って、巻
取り及び巻下し時、常に巻取体5から垂下した位置にベ
ルト4を位置させることができ、吊下げられた重量物の
荷重がベルトガイド6に作用するのを有効に防止でき、
このベルトガイド6の耐久性をより一層高めることがで
きると共に、ベルトガイド6によるベルト4の接触抵抗
をより一層小さくでき、このベルト4の巻取体5への巻
取り及び巻下し動作をより一層円滑に行うことができ
る。しかも、ガイド条部8の長さを前記標準範囲よりも
若干長くするときには、前記ベルト4を介して重量物の
横引き作業を行うような場合で、該ベルト4が前記各サ
イドプレート1A,1Bに対し前後方向に傾斜したと
き、前記ガイド条部8に沿って前記ベルトガイド6を、
標準範囲を越えて移動させることにより、該ベルトガイ
ド6でのベルト4の傾斜角度を緩やかな角度にできて、
このベルト4の捩れを防止しながら、該ベルト4による
横引き作業を良好に行うことができる。
【0015】請求項5記載の発明によれば、ベルトガイ
ド6をサイドプレート1A,1Bに対し回転させること
なくスライドさせることができるから、巻取体5側から
の動力によりベルト4を無負荷に近い状態で巻下げ方向
に引出すとき、ベルトガイド6が回転して、該ベルトガ
イド6と巻取体5との間でベルト4が膨らむのを有効に
防止でき、ベルト4を円滑に引出すことができるのであ
る。
【0016】
【発明の実施の態様】図6,図7に示したベルト式巻上
機は、所定間隔をおいて互いに対向する一対の第1及び
第2サイドプレート1A,1Bを備え、この第1サイド
プレート1Aの外側方にカバー2Aで被覆された正逆回
転可能なモータ2を、また、第2サイドプレート1Bの
外側方には、カバー3Aで被覆され、過負荷防止機構3
Bやメカニカルブレーキ3C等が付設された減速歯車機
構3を配設している。
【0017】また、前記各サイドプレート1A,1Bの
間には、外周囲に先端側にフック40を取付けた平ベル
ト4が巻装され、前記減速歯車機構3に連動連結する筒
状の巻取体5を軸受を介して回転自在に支持し、この巻
取体5の内部に、減速歯車機構3の第1ギヤをもつ駆動
軸31を軸受を介して回転自在に支持すると共に、この
駆動軸31の一端部を、前記モータ2から延びるモータ
軸21に連動連結させ、前記モータ2の駆動でモータ軸
21と駆動軸31及び減速歯車機構3を介して前記巻取
体5を正逆回転させるように構成している。
【0018】そして、前記モータ2で前記巻取体5を正
逆回転させて、該巻取体5の外周に前記ベルト4を巻取
ったり巻下したりすることにより、このベルト4のフッ
ク40に係止された重量物の荷揚げ荷降し作業を行い、
また、前記巻取体5から前記ベルト4を巻下して、その
フック40を重量物に係止させた状態で前記ベルト4の
巻取りを行うことにより、前記重量物の横引き作業を行
うようにしている。
【0019】同各図の実施形態では、前記巻取体5の長
さ方向両側に一対の円板状のフランジ50,50を取付
け、これら各フランジ50間で前記巻取体5の外周に前
記ベルト4を巻装させている。さらに、図7に示すよう
に前記各サイドプレート1A,1Bの間で上部側にはフ
ックから成る係止金具1Cを取付け、また、前記カバー
3Aには、前記巻取体5を正逆回転操作したりするため
の操作部1Dを連結させている。
【0020】しかして、以上のベルト式巻上機におい
て、前記各サイドプレート1A,1Bの間で、且つ巻取
体5に対しベルト4が進退移動する移動経路に、前記ベ
ルト4を移動自由に導通案内させてその捩れを阻止する
ベルト導通部60を備えたベルトガイド6を支持すると
共に、該ベルトガイド6を前記ベルト4の巻取体5への
巻取動作を許容するようにスライド自由に設ける。
【0021】具体的には、図1〜図5の実施形態で示す
ように、前記ベルトガイド6の前記各サイドプレート1
A,1Bと対向する両側に、外方に向かって突出する断
面四角形の係合突部7,7を設けると共に、前記各サイ
ドプレート1A,1Bには、前記各係合突部7,7がス
ライド自由に挿嵌され、少なくとも前記巻取体5の最小
巻装部位置から垂下した内側位置と、最大巻装部位置か
ら垂下した外側位置との標準範囲にわたって延びるガイ
ド条部8,8を形成する。
【0022】この各ガイド条部8として、各図の実施形
態では、前記巻取体5から鉛直方向に垂下される前記ベ
ルト4に対し直交するように水平方向に延びる長孔をそ
れぞれ形成して、前記ベルト4の巻取体5への巻取り巻
下し時に、前記各長孔8に沿って前記各係合突部7を移
動させ、ベルトガイド6を前記内側位置と外側位置との
標準範囲で水平方向にスライドさせることにより、この
ベルトガイド6で前記ベルト4を案内しながら前記巻取
体5への巻取り巻下しを行うようにしている。
【0023】また、前記各ガイド条部8は、中央部に巻
取体5を支持した前記各サイドプレート1A,1Bの下
端よりの位置に形成して、これら各ガイド条部8に、前
記各係合突部7を介してベルトガイド6を、その下端側
が前記各サイドプレート1A,1Bの下端側とほぼ一致
するように支持させている。斯くするときには、前記ベ
ルトガイド6の導通部60で案内される前記ベルト4
が、その巻上げ巻下し時に前記巻上機の構成部材例えば
前記各サイドプレート1A,1B等に直接接触して、前
記ベルト4が損傷したりするのを防止することができ、
特に、該ベルト4を介して重量物の横引き作業を行うよ
うなときには、このベルト4が前記各サイドプレート1
A,1Bの垂設方向に対し左右方向に傾斜することがあ
るにも拘らず、これら各サイドプレート1A,1Bに前
記ベルト4が直接接触するのを阻止できて、該ベルト4
の損傷を確実に防止することができる。
【0024】さらに、前記ベルトガイド6は、図3〜図
5に示すように、左右両端に前記係合突部7,7が突設
されたボディ6Aの一側でかつ左右両端側にスペーサ6
Bを介して左右各2本の締付ねじ6Cによりガイド板6
Dを結合して、このガイド板6Dとボディ6Aとの間
に、上下方向に貫通する前記ベルト導通部60を形成し
ている。
【0025】また、ボディ6Aは、ベルト導通部60と
反対側背面に、蓋板61により閉じられる収容空間62
を備え、この収容空間62に、ベルト導通部60に導通
するベルトにおける導通側ベルト部分4Aの弛緩を検出
するベルト弛緩検出器9と、該ベルト弛緩検出器9の動
作によりオン動作して前記モータ2の駆動を停止するリ
ミットスイッチから成る制御器10とを取付けている。
【0026】ベルト弛緩検出器9は、導通側ベルト部分
4Aの移動経路に配置されて緊張状態の導通側ベルト部
分4Aに接触する転動自由なローラ91と、該ローラ9
1を導通側ベルト部分4Aの厚さ方向に一定範囲にわた
って移動自在に支持するローラ支持台92とを備え、こ
のローラ支持台92を、左右二つの横軸93,93を介
してボディ6Aに対し掛止部94を中心として揺動自在
に支持し、ローラ支持台92と前記横軸93の自由端部
との間に、ローラ支持台92をローラ91が常時導通側
ベルト部分4Aと接触する方向に付勢するコイルバネか
ら成る弾性体95を設けている。
【0027】そして、導通側ベルト部分4Aが図1,図
4鎖線のように緊張しているとき、ローラ91が導通側
ベルト部分4Aに接触し、ローラ支持台92は弾性体9
5に抗して揺動し、制御器10はオフになっている。導
通側ベルト部分4Aが緊張している状態から図1実線及
び図5のように弛緩すると、弾性体95により付勢され
ているローラ支持台92が掛止部94を中心として揺動
し、その全体がボディ6Aの背面に当接して制御器10
をオンにし、該制御器10に電気的に接続された前記モ
ータ2の駆動を停止するようにしている。
【0028】以上のように、ベルトガイド6に設けた矩
形孔状のベルト導通部60内に前記ベルト4を挿通させ
ることにより、該ベルト4の幅方向両端縁を導通部60
で案内できるから、ベルト4が前記巻上機の構成部材、
例えば前記各サイドプレート1A,1B等に直接接触し
て、前記ベルト4が損傷したりするのを防止することが
できる。
【0029】また、前記各係合突部7は、前記各ガイド
条部8の短径よりもやや小さくて、該各ガイド条部8に
沿って移動可能で、かつ、この各ガイド条部8に対する
回転は不能とする4角柱形状に形成され、斯かる各係合
突部7を前記各長孔8にスライド自由に挿嵌させること
により、前記ベルトガイド6を前記各サイドプレート1
A,1Bに対して回転不能としている。斯くするときに
は、モータ2により巻取体5を巻下げ方向に回転してベ
ルト4を無負荷に近い状態で巻下げるとき、ベルトガイ
ド6が回転して、該ベルトガイド6と巻取体5との間で
ベルト4が膨らむのを有効に防止でき、ベルト4を円滑
に引出すことができるのである。尚、前記各係合突部8
は、断面4角形状以外に例えば6角形や楕円形などの非
円形状に形成してもよい。
【0030】更に、図1,図2の実施形態では、前記各
サイドプレート1A,1B間における前記ベルトガイド
6の上方位置で、且つベルト4の移動奇跡に、巻取体5
の外周方向に常時付勢され、ベルト4の巻取体5への巻
装部に押圧して該巻装部の僅かな弾性復元作用による巻
戻りを防止する押圧体11を、揺動体12を介して巻取
体5の径方向に移動自由に設けている。
【0031】前記揺動体12は、その基端部に支持杆1
3を取付け、先端部に一対の軸受を介してロールから成
る前記押圧体11を回転自由に支持している。そして、
前記支持杆13の両端側をサイドプレート1A,1Bに
回転自由に支持すると共に、揺動体12と前記サイドプ
レート1A,1Bを連結する連結杆19との間に、押圧
体11を常時巻取体方向に付勢する付勢ばね14を設
け、この付勢ばね14の力で前記押圧体11をベルト4
の巻装部に押圧している。
【0032】斯くすることにより、ベルト4を無負荷状
態で巻き上げ巻下げするとき、ベルト4の巻装径の増減
に影響されることなくベルト4の巻取体5への巻装部が
巻戻しされて緩むのを防止できるので、荷上げ荷下し時
に巻装部のベルトがスリップして該ベルトに急激な荷重
が作用するのを防止できるのである。
【0033】また、前記揺動体12を支持する支持杆1
3の一端部を第1サイドプレート1Aから外側方に突出
させて、この支持杆13の突出端部に、2つの第1及び
第2突片15,16を周方向に所定の位相差をおいてそ
れぞれ取付けると共に、前記側板1Aにおける支持杆1
3の突出部位近くに、その各突片15,16との当接に
より作動される2つの第1及び第2リミットスイッチ1
7,18を取付け、前記ベルト4が許容最大長さ巻下さ
れて、該ベルト4の巻取体5に対する巻装量が少なくな
ったとき、前記第1突片15で第1リミットスイッチ1
7を作動させることにより、前記モータ2を停止させて
前記ベルト4の巻下しを中止し、又、前記ベルト4の巻
取りに伴い該ベルト4の前記巻取体5に対する巻装量が
最大近くになったとき、前記第2突片16で第2リミッ
トスイッチ18を作動させることにより、前記モータ2
を停止させて前記ベルト4の巻取りを中止するようにし
ている。
【0034】また、各図の実施形態では、前記第1サイ
ドプレート1Aの外側方に前記各突片15,16と各リ
ミットスイッチ17,18とを保護するカバー1Fを設
けている。
【0035】更に、図1の実施形態では、前記巻取体5
の外周囲一部に平坦状のベルト固定面51を形成して、
該ベルト固定面51に押え体52と固定ビス53とを介
して前記ベルト4の固定側端部を固定している。
【0036】次に、以上の構成による作用について説明
する。前記巻取体5への前記ベルト4の巻取り巻下し時
には、該ベルト4が前記ベルトガイド6の導通部60に
移動自由に挿通され、このベルトガイド6で案内されな
がら、前記巻取体5に対する前記ベルト4の巻取り巻下
しが行われることになるので、該ベルト4が捩れた状
態、即ち、乱巻状態で巻取られるのを確実に防止でき、
該ベルト4を常に良好な姿勢で前記巻取体5上に巻取る
ことができて、前記ベルト4の乱巻による損傷を未然に
防止できる。
【0037】しかも、前記ベルトガイド6には、その両
側に係合突部7,7が形成され、また、前記各サイドプ
レート1A,1Bには、前記巻取体5から鉛直方向に垂
下される前記ベルト4に対し直交するように水平方向に
延び、前記各係合突部7が挿嵌されるガイド条部8,8
がそれぞれ形成されて、前記ベルト4の巻取体5への巻
取り巻下し時には、該巻取体5に対する前記ベルト4の
巻装径増減に応じて前記ベルトガイド6が、その係合突
部7を介し前記各ガイド条部8に沿って内側位置と外側
位置との標準範囲にわたって水平方向にスライドされる
ので、前記ベルトガイド6により前記ベルト4の捩れを
確実に阻止できながら、該ベルト4の前記巻取体5への
巻取り及び巻下し作業を円滑に行うことができる。
【0038】このとき、図1の実施形態では、前記各ガ
イド条部8を前記内側位置と外側位置との標準範囲より
も若干長くしており、斯くするときには、前記ベルト4
を介して重量物の横引き作業を行うような場合で、該ベ
ルト4が前記各サイドプレート1A,1Bに対し前後方
向へと傾斜したとき、前記各ガイド条部8に沿って前記
ベルトガイド6を、前記標準範囲を越えて移動させるこ
とにより、前記ベルトガイド6でのベルト4の傾斜角度
を緩やかな角度にできて、このベルト4の捩れを防止で
きながら、該ベルト4による横引き作業を良好に行うこ
とができる。
【0039】また、ベルト4を巻下げしているとき、前
記フック40が地面に当たったり、或いは巻下げ途中の
障害に引掛かったりして、巻下げ時の導通側ベルト部分
4Aが弛緩すると、弾性体95により付勢されているロ
ーラ支持台92が掛止部94を中心として揺動し、その
全体がボディ6Aの背面に当接して制御器10をオンに
し、モータ2の駆動を停止するから、巻下げしているベ
ルト4に張りがない状態で巻取体5が回転することによ
るベルト巻装部へのベルトの弛緩状態による乱巻きを防
止でき、さらに巻取体5がベルト4の巻下し完了点を越
えて回転し続けることによるベルト4の逆巻きを防止で
きるのである。
【0040】以上の実施形態では、前記係合突部7を挿
嵌案内させるガイド条部8として前記各サイドプレート
1A,1Bに長孔を形成したが、前記ガイド条部8とし
ては長孔に限らず、例えば前記係合突部7のスライド方
向に沿って配設され、該係合突部7を前述した範囲でス
ライド可能とした溝部で形成してもよい。また、前記ガ
イド条部8を前記巻取体5から鉛直方向に垂下される前
記ベルト4に対し直交するように水平方向に向けて形成
したが、前記ガイド条部8は、必ずしも水平方向に限ら
ず、この水平方向に対し若干傾斜するように形成するこ
ともでき、要するに前記ガイド条部8は、ベルト巻装径
の増減に伴ってベルトガイド6がスライドし、このスラ
イド時に、前記ベルト4の巻取体5への巻取り巻下し動
作を阻害することなく、ベルト4の巻取り巻下しを円滑
かつ良好に行えるように形成するものとする。
【0041】さらに、以上には、前記ベルトガイド6に
係合突部7を、該係合突部7が挿嵌される前記ガイド条
部8を前記各サイドプレート1A,1Bにそれぞれ形成
するようにしたが、前記係合突部7は前記サイドプレー
ト1A,1Bに、また、前記ガイド条部8は前記ベルト
ガイド6に形成するようにしてもよい。
【0042】尚、以上の実施形態では、押圧体11を揺
動体12に支持して、ベルト4の巻装部を押圧するよう
にしたが、その他、付勢ばねに抗して巻取体5の半径方
向に移動自由に設け、前記巻装部を常時弾性的に押圧す
るようにしてもよい。
【0043】また、以上の実施形態では、巻取体5を駆
動する駆動手段としてモータ2を使用したが、その他、
レバー式チェンブロック、或はハンドチェン式チェンブ
ロックと同様に、手動レバーまたはハンドチェンを使用
して巻取体5を駆動するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるベルト式巻上機の縦断側面
図。
【図2】 同背面図。
【図3】 ベルトガイド及びベルト弛緩検出器の一部を
省略した正面図。
【図4】 図3のXーX線断面図。
【図5】 図3のYーY線断面図。
【図6】 ベルト式巻上機の一部切欠いた平面図。
【図7】 同巻上機の全体構造を示す背面図。
【符号の説明】 1A,1B…サイドプレート 4……ベルト 5……巻取体 6……ベルトガイド 60…ベルト導通部 7……係合突部 8……ガイド条部 9……ベルト弛緩検出器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【発明の実施の形態】図6,図7に示したベルト式巻上
機は、所定間隔をおいて互いに対向する一対の第1及び
第2サイドプレート1A,1Bを備え、この第1サイド
プレート1Aの外側方にカバー2Aで被覆された正逆回
転可能なモータ2を、また、第2サイドプレート1Bの
外側方には、カバー3Aで被覆され、過負荷防止機構3
Bやメカニカルブレーキ3C等が付設された減速歯車機
構3を配設している。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向するサイドプレート(1A)
    (1B)間に、ベルト(4)を巻装する巻取体(5)を
    回転自由に支持して成るベルト式巻上機であって、 前記サイドプレート(1A)(1B)間にベルト導通部
    (60)をもつベルトガイド(6)を、ベルト(4)の
    巻取体(5)への巻取動作を許容するようにスライド自
    由に設けていることを特徴とするベルト式巻上機。
  2. 【請求項2】 ベルト(4)におけるベルト導通部(6
    0)への導通側ベルト部分の移動経路に、導通側ベルト
    部分の弛緩を検出するベルト弛緩検出器(9)を設けて
    いる請求項1記載のベルト式巻上機。
  3. 【請求項3】 ベルト(4)の巻取体(5)への巻装経
    路に、巻装部のベルト(4)を径方向内方に向かって常
    時弾性的に押圧する押圧体(11)を設けている請求項
    1記載のベルト式巻上機。
  4. 【請求項4】 サイドプレート(1A)(1B)とベル
    トガイド(6)との一方に、係合突部(7)を設け、他
    方に、該係合突部(7)に係合して、少なくとも巻取体
    (5)の最小巻装部位置から垂下した内側位置と、最大
    巻装部位置から垂下した外側位置との範囲にわたって延
    びるガイド条部(8)を設けている請求項1記載のベル
    ト式巻上機。
  5. 【請求項5】 係合突部(7)を非円形として、ベルト
    ガイド(8)をサイドプレート(1A)(1B)に対し
    回転不能としている請求項3記載のベルト式巻上機。
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CN103787219A (zh) * 2014-02-08 2014-05-14 山河智能装备股份有限公司 卷扬防过卷保护装置

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