JPH1045233A - スクリューコンベア機構及びその機構を有するスクリューコンベア装置 - Google Patents

スクリューコンベア機構及びその機構を有するスクリューコンベア装置

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JPH1045233A
JPH1045233A JP20344796A JP20344796A JPH1045233A JP H1045233 A JPH1045233 A JP H1045233A JP 20344796 A JP20344796 A JP 20344796A JP 20344796 A JP20344796 A JP 20344796A JP H1045233 A JPH1045233 A JP H1045233A
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screw
screw shaft
discharge port
shafts
shaft
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JP20344796A
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Tokuichi Arimoto
徳一 有本
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Asahi Sangyo Co Ltd
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Asahi Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造であって、圧密処理した粉粒体等の
被処理物の定量排出を可能とし、またスクリューシャフ
トのトルクの増大等搬送効率の悪化を防止できる、スク
リューコンベア機構を提供する。 【解決手段】ケーシング2の内部に、スクリューシャフ
トの回転方向の回転成分に対して、被処理物を排出口2
b側に向かって並進させる並進成分を有するようにスク
リュー羽根3a、5aが巻回されて収装される第1スク
リューシャフト3および5と、供給口2a側はスクリュ
ーシャフトの回転方向の回転成分に対して、被処理物を
排出口2b側に向かって並進させる並進成分を有するよ
うにスクリュー羽根4aが巻回され、排出口2b近傍側
はスクリューシャフトの回転方向の回転成分に対して、
被処理物を排出口2bと反対の側に向かって並進させる
並進成分を有するようにスクリュー羽根4cが巻回され
て収装される第2スクリューシャフト4と、の2種類の
スクリューシャフトを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、し尿や粉粒体等の
処理に用いられる圧密型スクリューコンベア装置に関す
る技術分野に属するものであり、具体的には、複数のス
クリューシャフトが平行に配設される型式の装置におけ
る、そのスクリューコンベア機構部に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の圧密型スクリューコンベア装置の
一例を図6に示す。図6(a)は平面図、図6(b)は
断面図である。このスクリューコンベア装置51の基本
構造は、一方に粉粒体等被処理物の供給口52aを有
し、他端部下面に排出口52bを備えたケーシング52
の内部に、3本のスクリューシャフト53、54、55
が平行に収装されるというもので、これらスクリューシ
ャフトはケーシング52の両側壁に取り付けられた軸受
(図示せず)によって軸支されるものである。さて、駆
動モータ60からの駆動力は、中央に位置するスクリュ
ーシャフト54の先端に取り付けられたスプロケット5
9にチェーンを介して伝達され、スクリューシャフト5
4を回転させる。スクリューシャフト53、54、55
にはそれぞれ同一形状のギア56、57、58が取り付
けられており、互いに噛合した構造となっているので、
スクリューシャフト53、55は、中央のスクリューシ
ャフト54と逆方向に回転する。
【0003】また、これらのスクリューシャフトには、
被処理物を圧密搬送させるためのスクリュー羽根が取り
付けられる。まず、スクリューシャフト53、55に
は、スクリューシャフトの回転方向の回転成分に対し
て、被処理物を排出口52b側に向かって並進させる並
進成分を有するようにスクリュー羽根53a,55aが
巻回されている。また、スクリューシャフト54にも、
スクリューシャフトの回転方向の回転成分に対して、被
処理物を排出口52b側に向かって並進させる並進成分
を有するようにスクリュー羽根54aが巻回されてい
る。つまり、図のように53a、55aと54aは互い
に逆方向に巻回されているが、スクリューシャフト5
3、55とスクリューシャフト54は互いに逆方向に回
転するため、スクリューシャフト53、55による搬送
方向とスクリューシャフト54による搬送方向は一致す
ることになる。
【0004】圧密型スクリューコンベア装置51はこの
ように構成され、供給口52aから定量投入される被処
理物は、これらのスクリュー羽根によって、排出口52
b方向に搬送される。被処理物は回転成分をも有するこ
とから各スクリューシャフト間を行き来することにな
り、これらの一種の攪拌作用によって、被処理物は圧密
されていき、排出口52bから排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この圧密型
スクリューコンベア装置の処理対象となるものは、上述
したように、し尿や汚泥、又は焼却灰やコンポストのよ
うな粉粒体等であり、圧密処理とは、勿論、これらの内
部に含まれる気泡を、スクリュー羽根の攪拌作用によっ
て取り除くことにより、これらを凝集化させることであ
る。しかし、これらの被処理物は同時に水分を含んでい
ることから、従来の圧密型スクリューコンベア装置で
は、下記に示すような問題点を有していた。 (1)搬送されながら被処理物は圧密度を増していく
が、水分を含んでいることから同時に粘度も高くなって
いき、その結果、搬送流量にムラが生じ易くなり、排出
口からの被処理物の排出量に差異が生じてしまう。 (2)圧密度の増した被処理物の一部は、排出口を通過
して正面のケーシング内壁に達する。この内壁部と排出
口の間にも、排出口側に被処理物を搬送させるようにス
クリュー羽根が逆向きに巻回されているが、ケーシング
とスクリュー羽根との間隙部に被処理物が堆積固着化
し、さらに堆積化が進むと、被処理物がこのケーシング
正面内壁を突き破るという問題も有していた。 (3)圧密度が増して粘度が高くなると、スクリューシ
ャフトに負荷がかかり、トルクを大きくして電力の消費
を大にする等搬送効率を悪化させ、場合によってはスク
リューコンベア搬送を不能とすることがある。 この問題に対処する方法として、圧密された被処理物の
抵抗に打ち勝つため、スクリュー羽根の形状を大きくし
たり、駆動力の大きい大型のモータを備えるという手段
を採ることが考えられるが、それぞれ装置全体の大型
化、高価格化を招いてしまう。また、これらの手段を採
用しても、(1)の定量排出という問題については解消
されないことになる。
【0006】本発明はこのような課題を解消するために
創作されたものであり、簡単な構造であって、圧密処理
した被処理物の定量排出が可能であり、またトルクの増
大等搬送効率の悪化を容易に防止できる、スクリューコ
ンベア機構を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するために以下の手段を用いた。まず、第1の手段と
して、一端部に被処理物の供給口を有し、他端部に排出
口を備えたケーシングの内部に複数のスクリューシャフ
トが平行に収装されたスクリューコンベア装置におい
て、前記複数のスクリューシャフトを、スクリューシャ
フトの回転方向の回転成分に対して、被処理物を排出口
側に向かって並進させる並進成分を有するようにスクリ
ュー羽根が巻回されて収装される第1スクリューシャフ
トと、供給口側はスクリューシャフトの回転方向の回転
成分に対して、被処理物を排出口側に向かって並進させ
る並進成分を有するようにスクリュー羽根が巻回され、
排出口近傍側はスクリューシャフトの回転方向の回転成
分に対して、被処理物を排出口と反対の側に向かって並
進させる並進成分を有するようにスクリュー羽根が巻回
されて収装される第2スクリューシャフトと、の2種類
から構成するようにした。スクリューシャフトをこのよ
うな構成とすることにより、排出口近傍においては被処
理物の圧密をほぐしながら搬送することができるため、
排出口からの定量排出が可能となるものである。
【0008】次に、第2の手段として、前記第1スクリ
ューシャフトと前記第2スクリューシャフトを交互に配
置し、かつ、両端のスクリューシャフトを第1スクリュ
ーシャフトとした。交互に配置させることで、排出口近
傍部までの搬送においては、圧密度のムラを最小限に抑
えることができる。
【0009】次に、第3の手段として、前記第1スクリ
ューシャフトと前記第2スクリューシャフトを互いに反
対方向に回転させてなるようにした。各スクリューシャ
フト端部に取り付けたギアを噛合させるだけで実現され
るため、簡単な構造となり、装置全体を安価に製作でき
る。
【0010】次に、第4の手段として、前記第1スクリ
ューシャフトと前記第2スクリューシャフトの回転速度
を異ならせるようにした。このような仕様にすれば、様
々な性質を持つ被処理物に対応できることになり、その
被処理物に最も適した回転速度を設定すれば、より一層
の定量排出が可能となる。
【0011】次に、第5の手段として、上述のスクリュ
ーコンベア機構のいずれかを2系統設けて、それぞれ別
駆動源で駆動するようにした。このような手段を用いれ
ば、1系統が故障したときや、メンテナンスの場合等に
おいても、残りの1系統での稼働が可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明に係るスクリューコンベア
機構を有するスクリューコンベア装置の平面図(一部破
断)であり、図2は図1におけるA−A断面図、図3は
図1におけるB−B断面図である。
【0013】図1において符号1はスクリューコンベア
装置を示し、図示しない受け台に下部を支持された断面
略U字形のケーシング2に、スクリューシャフトが複
数、本実施形態では6本収装されるものである。本実施
形態において、このスクリューコンベア装置1は、本発
明に係るスクリュ−コンベア機構を3本のスクリューシ
ャフトにより構成するとともに、この機構を2系統設け
てあり、それぞれ別駆動源で駆動できるようになってい
る。このように構成することで、片側が故障したときで
ももう一方側で稼働を続けることができるというメリッ
トを有するものである。なお、説明をわかり易くするた
め、以降は1系統についてのみ説明することとする。
【0014】ケーシング2は、一端部に被処理物の供給
口2aを有し、他端部に排出口2bを備えているもの
で、被処理物の堆積固着化を防ぐ目的で、底面における
各スクリューシャフト3、4、5間の境界部分には断面
山形状に突出しているガイド条2cが形成されている
(図3参照)。そして、排出口2bの直上部分には、点
検用の蓋14が設けられている。
【0015】また、ケーシング2の排出口2b側端には
ヘッドプレート6、そして、供給口2a側端にもプレー
ト(図示せず)が施され、ケーシング2の側壁を形成し
ている。そして、これらプレートに軸受7を介して回転
自在にスクリューシャフト3、4、5を収装している。
供給口2a側端においては、このスクリューシャフト
3、4、5を軸受(図示せず)より外方に突出させ、そ
の端部にそれぞれ同一形状のギア8、9、10を取り付
け、互いに噛合させてある。また、中央のスクリューシ
ャフト4には、先端にスプロケット11を取付け、この
スプロケット11をチェーンを介して駆動源であるモー
タ13のスプロケット12に連結し、このモータ13の
駆動力により各スクリューシャフトを回転できるように
してある。
【0016】各スクリューシャフト3、4、5にはスク
リュー羽根が螺旋状に巻回されている。まず、両端に配
置された、第1スクリューシャフトであるスクリューシ
ャフト3および5には、スクリューシャフト3、5の回
転方向の回転成分に対して、被処理物を排出口2b側に
向かって並進させる並進成分を有するように、それぞれ
スクリュー羽根3a,5aが巻回されている。なお、排
出口2bとヘッドプレート6の間にも、排出口2bを通
過した被処理物に対処する目的で、排出口2b方向への
並進成分を有するように、つまり、スクリュー羽根3
a,5aとは逆向きにスクリュー羽根3b,5bが巻回
される。
【0017】一方、中央に位置する、第2スクリューシ
ャフトであるスクリューシャフト4は、供給口2a側に
おいては、スクリューシャフト4の回転方向の回転成分
に対して、被処理物を排出口2b側に向かって並進させ
る並進成分を有するようにスクリュー羽根4aが巻回さ
れており、途中の羽根向き変更部4dにおいて、スクリ
ュー羽根の向きが反対となり、排出口2b近傍側におい
ては、スクリューシャフト4の回転方向の回転成分に対
して、被処理物を排出口2bと反対の側(図1において
右側)に向かって並進させる並進成分を有するようにス
クリュー羽根4cが巻回される。羽根向き変更部4dは
図2に示すように、供給口2a縁の直下あるいは若干排
出口2b寄りの所に位置している。つまり、スクリュー
羽根4cが位置する搬送路はケーシング2の上面が閉塞
されていることから、トンネル部が形成されることにな
る。上述したように、ギア8とギア9、ギア9とギア1
0はそれぞれ噛合していることから、スクリューシャフ
ト4と、スクリューシャフト3および5は互いに反対方
向に回転することになるため、図1に示すようにスクリ
ュー羽根4aはスクリュー羽根3a,5aと逆方向に巻
回され、スクリュー羽根4cは同方向に巻回されること
になる。
【0018】なお、排出口2bとヘッドプレート6の間
にも、排出口2bを通過した被処理物に対処する目的
で、排出口2b方向への並進成分を有するようにスクリ
ュー羽根4bが巻回されている。また、供給口2aがあ
る側の、ケーシング2の側壁(図1においては右端側)
近傍においては、この側壁への圧密された被処理物の堆
積を防止する目的で、逆羽根、つまり排出口2bと反対
の方向に向かって並進成分を有するようにスクリュー羽
根4eが巻回されている。この逆羽根は1〜数ピッチが
望ましく、本実施形態ではケーシング2の右端側壁から
2ピッチ分形成している。
【0019】以上のようなスクリューコンベア機構を有
するスクリューコンベア装置1の作用について説明す
る。供給口2aから定量投入される被処理物は、スクリ
ュー羽根3a,4a,5aによって排出口2b方向に搬
送される。なお、逆羽根であるスクリュー羽根4eによ
り、ケーシング2の側壁(図1において右側)における
被処理物の堆積を防止することができる。さて、被処理
物は回転成分を有していることから、各スクリューシャ
フト間を行き来することになり、これらの攪拌作用によ
って被処理物は圧密されていきながら排出口2b側に搬
送される。このとき、被処理物はかなり粘度が高くなっ
ており、その搬送流量にムラができ易くなっている。つ
まり圧密度にムラができていることになる。そして、排
出口2b近傍まで来ると、スクリューシャフト4のスク
リュー羽根4cが排出口2bと反対の側に向かう並進成
分を有するように巻回されているので、被処理物はこの
正逆方向の搬送により、圧密度が平均化され、つまり圧
密がほぐされることになる。そして、排出口2b側への
並進成分が供給口2a側への並進成分よりも大であるこ
とから、全体的には被処理物は排出口2bに向かって搬
送されることになる。つまり、排出口2b手前では、定
量の搬送が可能となるわけであり、排出口2bから常に
定量の圧密処理された被処理物が取り出せることにな
る。
【0020】さて、本実施形態では、スクリューシャフ
トを3本として1つのスクリューコンベア機構を成さし
め、排出口方向にのみ並進成分を有するようにスクリュ
ー羽根を巻回したスクリューシャフト(第1スクリュー
シャフト)と、排出口方向および排出口と反対の方向両
方の並進成分を有するように巻回されたスクリューシャ
フト(第2スクリューシャフト)とを、交互に配置さ
せ、かつ、両端のスクリューシャフトを第1スクリュー
シャフトとしたものであるが、この構成に限らず、例え
ば7連シャフトのコンベア機構の場合等においては、い
ま第1スクリューシャフトを1、第2スクリューシャフ
トを2と表すとすると、端から「1121211」とい
う配列にするなど、様々な配列が考えられるが、いずれ
にしても排出口方向への搬送能力をこれと逆方向の搬送
能力よりも大にすればよいのであって、このための構成
は適宜選択されうるものである。
【0021】例えば、もし、第1スクリューシャフトと
第2スクリューシャフトの回転速度が同じであるなら
ば、当然第1スクリューシャフトの数は第2スクリュー
シャフトの数よりも多いことが絶対条件となる。また、
様々な性質の被処理物に対応できるように、スクリュー
シャフトの回転速度を異ならせることの可能な装置(変
速ギアを使用する等)であれば、第2スクリューシャフ
トの回転速度を第1スクリューシャフトのそれよりも小
さくすれば、両者の本数を同数にしても、排出口方向へ
の搬送能力を大にすることができる。
【0022】また、図4および図5は本発明のスクリュ
ーコンベア機構を組み込んだスクリューコンベア装置の
第2の実施形態例を示し、図4はスクリューコンベア機
構に回転駆動力を伝達するとともに、その内部にオイル
を充填したオイルギアボックスを装着した実施形態例を
示す平面図、図5は図4におけるC−C断面図である。
なお、本実施形態において第1実施形態と同一の構成部
材に関しては、同一符号を付して、その説明は省略す
る。これらの図に示す第2の実施形態例において、オイ
ルギアボックス15には、その筐体内にスクリューシャ
フト3、4、5に回転駆動力を伝達するための駆動伝達
ギア16、17を内蔵するとともに、この駆動伝達ギア
同士の噛合摩擦を緩和するためにオイルが充填されてい
る。そして、駆動伝達ギア17が取り付けられたシャフ
ト18のシャフト先端部18aは、各スクリューシャフ
ト3、4、5の軸端に形成された断面多角形状のスリー
ブ19に嵌合するように形成され、また、このシャフト
先端部18aは前記スリーブ19内でその摺動を自在と
しているために、オイルギアボックス15のケーシング
2への着脱が可能となっている。このような第2の実施
形態例とすることによって、スクリューシャフトの交換
や、装置全体の点検等において迅速な作業が可能とな
る。
【0023】以上、好適な実施形態について説明した
が、本発明の主な特徴は、排出口近傍部においてスクリ
ュー羽根を、被処理物が排出口側に向かって並進する並
進成分を有するように巻回させたスクリューシャフト
と、逆向きの並進成分を有するように巻回させたスクリ
ューシャフトと、を交互に配置させたことにあり、その
形状については図面に記載したものに限られず、本発明
の主旨を逸脱しない範囲で設計変更することが可能であ
る。
【0024】
【発明の効果】本発明に係るスクリューコンベア機構に
よれば次のような効果を奏する。 (1)排出口近傍部におけるスクリュー羽根の向きを、
スクリューシャフトの回転方向の回転成分に対して、被
処理物を排出口側に向かって並進させる並進成分を有す
るように巻回させたスクリューシャフトと、排出口と反
対の側に向かう並進成分を有するように巻回させたスク
リューシャフトと、から構成したことにより、被処理物
の圧密をほぐしつつ搬送し、排出口から常に一定量の被
処理物を排出させることができる。 (2)過度の圧密が解消されるため、被処理物の堆積固
着化によるケーシングの破損、スクリューシャフトのト
ルク増大による電力損失等を防止することが可能であ
る。 (3)スクリュー羽根形状を大きくしたり、駆動力の大
きい大型のモータを使用するという手段に比べて、装置
全体の小型化、低価格化を実現できる。 (4)オイルギアボックスをスクリューコンベア機構に
組み込むことによってスクリューシャフトの交換や、装
置全体の点検等において迅速な作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクリューコンベア機構を有する
スクリューコンベア装置の平面図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】図1におけるB−B断面図である。
【図4】本発明に係るスクリューコンベア機構を有する
スクリューコンベア装置の第2の実施形態を示す平面図
である。
【図5】図4におけるC−C断面図である。
【図6】従来の圧密型スクリューコンベア装置の説明図
であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【符号の説明】
1 スクリューコンベア装置 2 ケーシング 2a 供給口 2b 排出口 3〜5 スクリューシャフト 3a、3b スクリュー羽根 4a〜4c スクリュー羽根 4d 羽根向き変更部 5a、5b スクリュー羽根 6 ヘッドプレート 7 軸受 8〜10 ギア 11、12 スプロケット 13 モータ 14 蓋 15 オイルギアボックス 16、17 駆動伝達ギア 18 シャフト 19 スリーブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に被処理物の供給口を有し、他端
    部に排出口を備えたケーシングの内部に複数のスクリュ
    ーシャフトが平行に収装されたスクリューコンベア装置
    において、 前記複数のスクリューシャフトは、スクリューシャフト
    の回転方向の回転成分に対して、被処理物を排出口側に
    向かって並進させる並進成分を有するようにスクリュー
    羽根が巻回されて収装される第1スクリューシャフト
    と、 供給口側はスクリューシャフトの回転方向の回転成分に
    対して、被処理物を排出口側に向かって並進させる並進
    成分を有するようにスクリュー羽根が巻回され、排出口
    近傍側はスクリューシャフトの回転方向の回転成分に対
    して、被処理物を排出口と反対の側に向かって並進させ
    る並進成分を有するようにスクリュー羽根が巻回されて
    収装される第2スクリューシャフトと、 から構成されることを特徴とするスクリューコンベア機
    構。
  2. 【請求項2】 前記第1スクリューシャフトと前記第2
    スクリューシャフトは交互に配置され、かつ、両端のス
    クリューシャフトを第1スクリューシャフトとしたこと
    を特徴とする請求項1に記載のスクリューコンベア機
    構。
  3. 【請求項3】 前記第1スクリューシャフトと前記第2
    スクリューシャフトは互いに反対方向に回転することを
    特徴とする請求項1または2に記載のスクリューコンベ
    ア機構。
  4. 【請求項4】 前記第1スクリューシャフトと前記第2
    スクリューシャフトの回転速度が異なることを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれかに記載のスクリューコン
    ベア機構。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のス
    クリューコンベア機構が2系統設けられ、それぞれ別駆
    動源で駆動されることを特徴とするスクリューコンベア
    装置。
JP20344796A 1996-08-01 1996-08-01 スクリューコンベア機構及びその機構を有するスクリューコンベア装置 Pending JPH1045233A (ja)

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