JPH104511A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH104511A
JPH104511A JP8153782A JP15378296A JPH104511A JP H104511 A JPH104511 A JP H104511A JP 8153782 A JP8153782 A JP 8153782A JP 15378296 A JP15378296 A JP 15378296A JP H104511 A JPH104511 A JP H104511A
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image
lcd
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JP8153782A
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English (en)
Inventor
Yasuo Kitsugi
康雄 木次
Akira Omura
晃 大村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイ消灯時の、タッチタブレットに
おける誤入力を抑制する。 【解決手段】 CPU34は、電圧測定部41にバッテ
リ21の出力電圧を測定させ、その測定結果(電圧値)
を受け取る。バッテリ21の出力電圧値が所定の基準電
圧値より低いと判断した場合、CPU34は、LCDス
イッチ42Bをオフ状態にし、LCD6への電力の供給
を停止させるとともに、タッチタブレット6Aより供給
される入力データを処理しないようにする。そして、こ
の処理を所定の時間毎に行い、バッテリ21の出力電圧
が所定の基準値以下になったとき、自動的に、LCD6
への電力の供給、及び、タッチタブレット6Aでの入力
データの処理を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置に関
し、特に、電力の残量が所定の基準値以下であるとき、
表示手段への電力の供給を停止するとともに、入力手段
において入力された情報の処理を停止する情報処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、CPUやRAMなどの電子デバイ
スの性能の向上に伴い、電子手帳などの携帯用情報処理
装置が一般的に利用されるようになっている。
【0003】このような携帯用情報処理装置において
は、様々な画像を表示する液晶ディスプレイ(LCD)
の表示面に透明なタッチタブレットを装着して、LCD
の表示に対応して情報を入力することができるようにし
ているものが多い。
【0004】タッチタブレットにおいて入力する情報に
は、手書き文字、絵などの線画情報や、例えば、LCD
に表示されているスイッチをオンまたはオフするという
ような制御情報などがある。
【0005】携帯用情報処理装置を携帯する場合、電源
として、充電式バッテリや乾電池を装着し、そのような
電源から、CPUなどの演算回路やLCDなどの表示回
路といった、装置内の各回路に電力が供給される。この
ような回路の中でも、LCDにおいては、液晶を駆動す
る他、ユーザが容易に表示内容を視認することができる
ようにバックライトを点灯するため、比較的多くの電力
が消費される。
【0006】従って、充電式バッテリや乾電池などにお
ける電力の残量が少なくなった場合、LCDへの電力の
供給を停止して、電力の消費量を低減させるとともに、
残りの電力で演算回路などの比較的電力消費の少ない部
分を動作させ、情報の処理を継続するようになされてい
る装置もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タッチ
タブレットへの入力は、LCDでの表示内容に対応して
行われることが多いので、LCDの表示がなされていな
いにも拘わらず、タッチタブレットで入力された情報が
処理されると、誤入力の可能性が高くなるとともに、誤
入力を行った場合に、それを発見することが困難である
という問題を有している。
【0008】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、電源における電力の残量が少なくなった場
合、LCDへの電力の供給を停止するとともに、タッチ
タブレットにおいて入力された情報を処理しないように
することにより、LCD消灯時の、タッチタブレットに
おける誤入力を防止するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、電力を供給する電力供給手段と、電力供給手
段における電力の残量を測定する測定手段とを備え、電
力供給手段は、電力の残量が所定の基準値以下であると
き、表示手段への電力の供給を停止し、処理手段は、電
力の残量が基準値以下であるとき、入力手段において入
力された情報の処理を停止することを特徴とする。
【0010】請求項1に記載の情報処理装置において
は、測定手段は、電力供給手段における電力の残量を測
定し、電力の残量が所定の基準値以下であるとき、電力
供給手段は、表示手段への電力の供給を停止し、処理手
段は、入力手段において入力された情報の処理を停止す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0012】図1及び図2は、本発明を適用した電子カ
メラの一実施例の構成を示す斜視図である。本実施例の
電子カメラにおいては、被写体を撮影する場合におい
て、被写体に向けられる面が面X1とされ、ユーザ側に
向けられる面が面X2とされている。面X1の上端部に
は、被写体の撮影範囲の確認に用いられるファインダ
2、被写体の光画像を取り込む撮影レンズ3、及び被写
体を照明する光を発光する発光部(ストロボ)4が設け
られている。
【0013】一方、面X1に対向する面X2の上端部
(面X1のファインダ2、操作レンズ3、発光部4が形
成されている上端部に対応する位置)には、上記ファイ
ンダ2、及びこの電子カメラ1に記録されている音声を
出力するスピーカ5が設けられている。また、面X2に
形成されているLCD6(表示手段)及び操作キー7
は、ファインダ2、撮影レンズ3、発光部4及びスピー
カ5よりも、鉛直下側に形成されている。LCD6の表
面上には、後述するペン型指示装置の接触操作により、
指示された位置に対応する位置データを出力する、いわ
ゆるタッチタブレット6A(入力手段)が配置されてい
る。
【0014】このタッチタブレット6Aは、ガラス、樹
脂等の透明な材料によって構成されており、ユーザは、
タッチタブレット6Aの内側に形成されているLCD6
に表示される画像を、タッチタブレット6Aを介して観
察することができる。
【0015】操作キー7は、LCD6に記録データを再
生表示する場合などに操作されるキーであり、タッチタ
ブレット6Aの一部の領域(第2の領域)を利用して、
ユーザによる操作(入力)を検知し、CPU34(図
6)(処理手段)に供給するようになされている。
【0016】操作キー7のうちのメニューキー7Aは、
LCD6上にメニュー画面を表示する場合に操作される
キーである。実行キー7Bは、ユーザによって選択され
た記録情報を再生する場合に操作されるキーである。
【0017】クリアキー7Cは、記録した情報を削除す
る場合に操作されるキーである。キャンセルキー7D
は、記録情報の再生処理を中断する場合に操作されるキ
ーである。スクロールキー7Eは、LCD6に記録情報
の一覧が表示されている場合において、画面を上下方向
にスクロールさせるときに操作されるキーである。
【0018】面X2には、LCD6を使用していないと
きに保護する、しゅう動自在なLCDカバー14が設け
られている。LCDカバー14は、鉛直上方向に移動さ
せた場合、図3に示すように、LCD6及びタッチタブ
レット6Aを覆うようになされている。また、LCDカ
バー14を鉛直下方向に移動した場合、LCD6及びタ
ッチタブレット6Aが現れるとともに、LCDカバー1
4の腕部14Aによって、面Y2に配置された電源スイ
ッチ11(後述)がオン状態に切り換えられるようにな
されている。
【0019】この電子カメラ1の上面である面Zには、
音声を集音するマイクロホン8、及び図示せぬイヤホン
が接続されるイヤホンジャック9が設けられている。
【0020】左側面(面Y1)には、被写体を撮像する
ときに操作されるレリーズスイッチ10と、撮影時の連
写モードを切り換えるときに操作される連写モード切り
換えスイッチ13が設けられている。このレリーズスイ
ッチ10及び連写モード切り換えスイッチ13は、面X
1の上端部に設けられているファインダ2、撮影レンズ
3及び発光部4よりも鉛直下側に配置されている。
【0021】一方、面Y1に対向する面Y2(右側面)
には、音声を録音するときに操作される録音スイッチ1
2と、電源スイッチ11が設けられている。この録音ス
イッチ12及び電源スイッチ11は、上記レリーズスイ
ッチ10及び連写モード切り換えスイッチ13と同様
に、面X1の上端部に設けられているファインダ2、撮
影レンズ3及び発光部4よりも鉛直下側に配置されてい
る。また、録音スイッチ12は、面Y1のレリーズスイ
ッチ10とほぼ同じ高さに形成されており、左右どちら
の手で持っても、違和感のないように構成されている。
【0022】なお、録音スイッチ12とレリーズスイッ
チ10の高さを、あえて異ならせることにより、一方の
スイッチを押す場合に、この押圧力によるモーメントを
打ち消すために反対側の側面を指で保持したとき、誤っ
てこの反対側の側面に設けられたスイッチが押されてし
まわないようにしてもよい。
【0023】上記連写モード切り換えスイッチ13は、
ユーザがレリーズスイッチ10を押して被写体を撮影す
るとき、被写体を1コマだけ撮影するのか、または、所
定の複数コマ撮影するのかを設定する場合に用いられ
る。例えば、連写モード切り換えスイッチ13の指針が
「S」と印刷された位置に切り換えられている(すなわ
ち、Sモードに切り換えられている)場合において、レ
リーズスイッチ10が押されると、1コマだけ撮影が行
われるようになされている。
【0024】また、連写モード切り換えスイッチ13の
指針が「L」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Lモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に8コマの撮
影が行われるようになされている(すなわち、低速連写
モードになる)。
【0025】さらに、連写モード切り換えスイッチ13
の指針が「H」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Hモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に30コマの
撮影が行われるようになされている(すなわち、高速連
写モードになる)。
【0026】次に、電子カメラ1の内部の構成について
説明する。図4は、図1及び図2に示す電子カメラの内
部の構成例を示す斜視図である。CCD20は、撮影レ
ンズ3の後段(面X2側)に設けられており、撮影レン
ズ3を介して結像する被写体の光画像を電気信号に光電
変換するようになされている。
【0027】LCD6の鉛直下側には、円柱形状の4本
のバッテリ(単3の乾電池)21(電力供給手段)が縦
に並べられており、このバッテリ21に蓄積されている
電力が各部に供給される。さらに、LCD6の鉛直下側
には、バッテリ21とともに、発光部4に光を発光させ
るための電荷を蓄積しているコンデンサ22が配置され
ている。
【0028】回路基板23には、この電子カメラ1の各
部を制御する、種々の制御回路が形成されている。ま
た、回路基板23と、LCD6及びバッテリ21の間に
は、挿抜可能なメモリカード24が設けられており、こ
の電子カメラ1に入力される各種の情報が、それぞれ、
メモリカード24の予め設定されている領域に記録され
る。
【0029】さらに、電源スイッチ11に隣接して配置
されているLCDスイッチ42Aは、その突起部が押圧
されている間のみオン状態となるスイッチであり、LC
Dカバー14を鉛直下方向に移動させた場合、図5
(a)に示すように、LCDカバー14の腕部14Aに
よって、電源スイッチ11とともにオン状態に切り換え
られるようになされている。
【0030】なお、LCDカバー14が鉛直上方向に位
置する場合、電源スイッチ11は、LCDスイッチ42
Aとは独立に、ユーザによって操作される。例えば、L
CDカバー14が閉じられ、電子カメラ1が使用されて
いない場合、図5(b)に示すように、電源スイッチ1
1及びLCDスイッチ42がオフ状態になっている。こ
の状態において、ユーザが電源スイッチ11を図5
(c)に示すように、オン状態に切り換えると、電源ス
イッチ11はオン状態となるが、LCDスイッチ42A
は、オフ状態のままである。一方、図5(b)に示すよ
うに、電源スイッチ11及びLCDスイッチ42がオフ
状態になっているとき、LCDカバー14が開かれる
と、図5(a)に示すように、電源スイッチ11及びL
CDスイッチ42Aがオン状態となる。そして、この
後、LCDカバー14を閉じると、LCDスイッチ42
Aだけが、図5(c)に示すように、オフ状態となる。
【0031】なお、本実施例においては、メモリカード
24は挿抜可能とされているが、回路基板23上にメモ
リを設け、そのメモリに各種情報を記録可能とするよう
にしてもよい。また、メモリ(メモリカード24)に記
録されている各種情報を、図示せぬインタフェースを介
して外部のパーソナルコンピュータに出力することがで
きるようにしてもよい。
【0032】次に、本実施例の電子カメラ1の内部の電
気的構成を、図6のブロック図を参照して説明する。複
数の画素を備えているCCD20は、各画素に結像した
光画像を画像信号(電気信号)に光電変換するようにな
されている。CCD駆動回路39は、DSP33に制御
され、CCD20を駆動するようになされている。
【0033】相関二重サンプリング回路(以下、CDS
という)31は、CCD20が光電変換した画像信号を
所定のタイミングでサンプリングするようになされてい
る。アナログ/ディジタル変換回路(以下、A/D変換
回路という)32は、CDS31でサンプリングした画
像信号をディジタル化してディジタルシグナルプロセッ
サ(以下、DSPという)33に供給するようになされ
ている。
【0034】DSP33は、ディジタル化された画像信
号を圧縮してCPU34に出力するようになされてい
る。CPU34は、ディジタル化及び圧縮処理された画
像信号(以下、単に撮影画像データという)を、インタ
フェース(以下、I/Fという)35を介してメモリカ
ード24の所定の領域(撮影画像記録領域)に記録する
ようになされている。
【0035】また、CPU34は、図示せぬ時計回路を
内蔵しており、撮影した日時の情報を画像データのヘッ
ダ情報として、メモリカード24の撮影画像記録領域に
記録するようになされている。(すなわち、メモリカー
ド24の撮影画像記録領域に記録される撮影画像データ
には、撮影日時のデータが付随している)。
【0036】マイクロホン8は音声情報を入力し(音声
を集音し)、その音声情報をA/D変換回路36に供給
するようになされている。A/D変換回路36は、供給
された音声情報をディジタル化してDSP33に出力す
るようになされている。DSP33は、ディジタル化さ
れた音声情報を圧縮してCPU34に出力するようにな
されている。
【0037】CPU34は、ディジタル化及び圧縮化さ
れた音声データをI/F35を介してメモリカード24
の所定の領域(音声記録領域)に記録するようになされ
ている。また、このとき、メモリカード24の音声記録
領域には、録音日時のデータが音声データのヘッダ情報
として記録されるようになされている。
【0038】ユーザの操作するペン型指示装置によって
タッチタブレット6Aの所定の位置が押圧されると、C
PU34は、タッチタブレット6Aの押圧された位置の
X−Y座標を読み取り、その座標データ(後述する線画
情報)を内部の図示せぬバッファメモリに蓄積するよう
になされている。また、CPU34は、バッファメモリ
に蓄積した線画情報を、線画情報入力日時のヘッダ情報
とともに、メモリカード24の線画情報記録領域に記録
するようになされている。
【0039】CPU34には、フレームメモリ37を介
してLCD6が接続されており、画像の表示が可能とさ
れている。但し、圧縮処理を受けた撮影画像データは、
一旦、DSP33に入力され、そこで、伸長されてから
フレームメモリ37に供給されるようになされている。
【0040】さらに、DSP33には、ディジタル/ア
ナログ変換回路(以下、D/A変換回路という)38を
介してスピーカ5が接続されており、D/A変換回路3
8でアナログ化された音声信号がスピーカ5から出力さ
れるようになされている。
【0041】バッテリ21は、電源スイッチ11がオン
状態であるとき、各部に電力を供給するようになされて
いる。なお、バッテリ21は、電源スイッチ11、LC
Dスイッチ42A、および、CPU34により制御され
るLCDスイッチ42Bを介して、LCD6に接続さ
れ、これらのスイッチがすべてオン状態であるとき、L
CD6に電力を供給するようになされている。
【0042】電圧測定部41(測定手段)は、CPU3
4により制御され、バッテリ21の出力電圧を測定し、
その測定結果をディジタル信号に変換した後、CPU3
4に出力するようになされている。なお、バッテリ21
の出力電圧は電力の残量が少なくなると低下するので、
電圧測定部41で測定した電圧から、バッテリ21の電
力残量を確認することができる。
【0043】LCDスイッチ42Bは、CPU34から
の制御信号に応じて開閉するようになされている。
【0044】本実施例においては、バッテリ21の電力
の残量が少なくなったとき、LCD6を消灯することに
より電力の消費を抑制する省電力モードに、自動的に切
り換わるようになされている。図7のフローチャートを
参照して、省電力モードへの切換動作について説明す
る。
【0045】最初に、ステップS1において、CPU3
4は、電圧測定部41にバッテリ21の出力電圧を測定
させ、その測定結果(電圧値)を受け取る。
【0046】次に、ステップS2において、CPU34
は、バッテリ21の出力電圧値が所定の基準電圧値(基
準となる電力残量に対応して設定されている)以下であ
るか否かを判断し、バッテリ21の出力電圧値が所定の
基準電圧値より大きいと判断した場合、ステップS3乃
至ステップS7をスキップし、省電力モードに切り換え
ずに処理を終了する。
【0047】一方、ステップS2において、バッテリ2
1の出力電圧値が所定の基準電圧値以下であると判断し
た場合、ステップS3において、CPU34は、LCD
スイッチ42Bをオフ状態にし、LCD6への電力の供
給を停止させるとともに、CPU34は、タッチタブレ
ット6Aより供給される入力データを処理しないモード
に切り換える。
【0048】次に、ステップS4において、CPU34
は、LCDスイッチ42Aの状態(オン状態またはオフ
状態)から、LCDカバー14が開いているか否かを判
断し、LCDカバー14が開いていると判断した場合、
タッチタブレット6Aの操作キー7に対応する部分にお
いて入力されたデータだけを処理するモードに切り換え
る(図8のメモ領域6B(LCD6に対応する部分)に
おける入力は処理されない)。
【0049】なお、このとき、LCD6は消灯したまま
であるが、操作キー7の表示は、図8に示すように、電
子カメラ1の筐体の面X2(タッチタブレット6Aとの
接合面)に印刷されているので、LCD6を消灯しても
消えることはない。
【0050】一方、ステップS4においてLCDカバー
14が閉じていると判断された場合、ステップS5はス
キップされる。
【0051】そして、ステップS6において、CPU3
4は、録音優先フラグ(画像と音声を同時に記録すると
き、音を発生する撮影時の動作を禁止して録音を優先す
るか否かを示すフラグ)がオフであるか否かを判断し、
録音優先フラグがオフであると判断した場合、バッテリ
の電力残量が少ないことを警告するバッテリ残量警告音
を、所定の回路を介してスピーカ5から出力させる。一
方、録音優先フラグがオンであると判断した場合、バッ
テリ残量警告音がマイクロホン8を介して誤って録音さ
れないように、ステップS7をスキップし、警告音を発
生させない。
【0052】なお、録音優先フラグは、メニューキー7
Aを押すと表示されるメニュー画面(図示せず)におい
て録音優先モードを選択すると、オンに設定される。
【0053】以上のように、ステップS1において、バ
ッテリ21の出力電圧を測定し、その電圧が基準値以下
である場合、ステップS3乃至ステップS7において、
省電力モードに切り換わる。本実施例においては、CP
U24は、この処理を所定の時間毎に割込処理として実
行し、バッテリ21の出力電圧を監視することにより、
バッテリ21の出力電圧が所定の基準値以下になったと
き、自動的に省電力モードに切り換わるようにしてい
る。なお、バッテリ21を交換すると、省電力モードは
解除されるようになされている。
【0054】次に、本実施例の電子カメラ1の各種動作
について説明する。
【0055】まず、本装置の音声情報の入出力処理(但
し、音声情報のみの入出力処理)について説明する。図
1に示す電源スイッチ11が「ON」と印刷されている
側に切り換えられ、電子カメラ1に電源が投入され、面
Y2に設けられている録音スイッチ12が押されると、
音声の録音処理(音声情報の入力処理)が開始される。
音声情報はマイクロホン8を介して入力され、A/D変
換回路36によって、ディジタル化されてDSP33に
出力される。
【0056】DSP33は、ディジタル化された音声デ
ータを圧縮する。DSP33によって圧縮された音声デ
ータは、CPU34、I/F35を介してメモリカード
24の音声記録領域に記録される。このとき、メモリカ
ード24の音声記録領域には、録音日時のデータが、圧
縮された音声データのヘッダ情報として記録される。こ
のような動作が、録音スイッチ12を押圧している期間
中、連続して行われる。
【0057】なお、この場合における音声は、PCM方
式で圧縮、記録されるが、他の方式を用いるようにして
もよい。
【0058】次に、本装置による被写体の撮影について
説明する。
【0059】第1に、面Y1に設けられている連写モー
ド切り換えスイッチ13が、Sモード(1コマだけ撮影
を行うモード)に切り換えられている場合について説明
する。最初に、図1に示す電源スイッチ11を「ON」
と印刷されている側に切り換えて電子カメラ1に電源を
投入する。ファインダ2で被写体を確認し、面Y1に設
けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体の
撮影処理が開始される。
【0060】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、CDS3
1によってサンプリングされる。CDS31によってサ
ンプリングされた画像信号は、A/D変換回路32に供
給され、そこでディジタル化されてDSP33に出力さ
れる。
【0061】DSP33は、ディジタル化された画像信
号を、離散的コサイン変換、量子化及びハフマン符号化
を組み合わせたJPEG(Joint Photogr
afic Experts Group)方式に従って
圧縮し、CPU34に出力する。CPU34は、ディジ
タル化及び圧縮処理された撮影画像データを、I/F3
5を介して、メモリカード24の撮影画像記録領域に記
録させる。このとき、メモリカード24の撮影画像記録
領域には、撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッ
ダ情報として記録される。
【0062】なお、連写モード切り換えスイッチ13が
Sモードに切り換えられている場合においては、1コマ
の撮影だけが行われ、レリーズスイッチ10が継続して
押され続けても、それ以降の撮影は行われない。また、
レリーズスイッチ10が継続して押され続けると、LC
D6上に、撮影した画像が表示される(但し、上述の省
電力モードに切り換わっている場合、撮影した画像は表
示されない)。
【0063】第2に、連写モード切り換えスイッチ13
がLモード(1秒間に8コマの連写を行うモード)に切
り換えられている場合について説明する。電源スイッチ
11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子カ
メラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリー
ズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始され
る。
【0064】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、CDS3
1によって1秒間に8回の割合でサンプリングされる。
また、このとき、CDS31は、CCD20の全画素の
画像電気信号のうち4分の3の画素を間引く。
【0065】すなわち、CDS31は、マトリクス状に
配列されているCCD20の画素を、図9に示すよう
に、2×2画素(4つの画素)を1つとする領域に分割
し、その1つの領域から、所定の位置に配置されている
1画素の画像信号をサンプリングし、残りの3画素を間
引く。
【0066】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリン
グされ、その他の画素b,c,dが間引かれる。第2回
目のサンプリング時(2コマ目)においては、各領域の
右上の画素bがサンプリングされ、その他の画素a,
c,dが間引かれる。以下、第3回目、第4回目のサン
プリング時においては、左下の画素c、右下の画素d
が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引
かれる。つまり、4コマ毎に各画素がサンプリングされ
る。
【0067】CDS31によってサンプリングされた画
像信号(CCD20の全画素中の4分の1の画素の画像
信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこでディ
ジタル化されてDSP33に出力される。
【0068】DSP33は、ディジタル化された画像信
号を、JPEG方式に従って圧縮し、CPU34に供給
する。CPU34は、ディジタル化及び圧縮処理された
撮影画像データを、I/F35を介して、メモリカード
24の撮影画像記録領域に記録する。このとき、メモリ
カード24の撮影画像記録領域には、撮影日時のデータ
が、撮影画像データのヘッダ情報として記録される。
【0069】第3に、連写モード切り換えスイッチ13
がHモード(1秒間に30コマの連写を行うモード)に
切り換えられている場合について説明する。電源スイッ
チ11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子
カメラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリ
ーズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始さ
れる。
【0070】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、CCD20に結像す
る。複数の画素を備えるCCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、CDS3
1によって1秒間に30回の割合でサンプリングされ
る。また、このとき、CDS31は、CCD20の全画
素の画像電気信号のうち9分の8の画素を間引く。
【0071】すなわち、CDS31は、マトリクス状に
配列されているCCD20の画素を、図10に示すよう
に、3×3画素を1つとする領域に分割し、その1つの
領域から、所定の位置に配置されている1画素の画像電
気信号を、1秒間に30回の割合でサンプリングし、残
りの8画素を間引く。
【0072】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリン
グされ、その他の画素b乃至iが間引かれる。第2回目
のサンプリング時(2コマ目)においては、画素aの右
側に配置されている画素bがサンプリングされ、その他
の画素a,c乃至iが間引かれる。以下、第3回目以降
のサンプリング時においては、画素c、画素d・・・
が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引
かれる。つまり、9コマ毎に各画素がサンプリングされ
る。
【0073】CDS31によってサンプリングされた画
像信号(CCD20の全画素中の9分の1の画素の画像
信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこでディ
ジタル化されてDSP33に出力される。
【0074】DSP33は、ディジタル化された画像信
号を、JPEG方式に従って圧縮し、CPU34に出力
する。
【0075】CPU34は、ディジタル化及び圧縮処理
された撮影画像データを、撮影日時のヘッダ情報を付随
して、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録す
る。
【0076】なお、必要に応じて、発光部4を動作さ
せ、被写体に光を照射させることもできる。
【0077】次に、タッチタブレット6A(メモ領域6
B)から2次元の情報(ペン入力情報)を入力する場合
の動作について説明する。なお、バッテリ21の電力残
量が少なくなり、上述の省電力モードになっている場
合、CPU34は、次に説明する処理を行わない。
【0078】タッチタブレット6Aが図示せぬペン型指
示装置のペン先で押圧されると、接触した箇所のX−Y
座標がCPU34に入力される。このX−Y座標は、C
PU34の内部のバッファメモリ(図示せず)に蓄積さ
れるとともに、フレームメモリ37の内部の上記X−Y
座標の各点に対応した箇所にデータが書き込まれ、LC
D6上に表示される。
【0079】上述したように、タッチタブレット6A
は、透明部材によって構成されているので、ユーザは、
LCD6上に表示される点(ペン型指示装置のペン先で
押圧された位置の点)を観察することができ、あたかも
LCD6上に直接ペン入力をしたかのように感じること
ができる。また、ペン型指示部材をタッチタブレット6
A上で移動させると、LCD6上には、ペン型指示装置
の移動に伴う線が表示される。さらに、ペン型指示装置
をタッチタブレット6A上で断続的に移動させると、L
CD6上には、ペン型指示装置の移動に伴う破線が表示
される。以上のようにして、ユーザは、タッチタブレッ
ト6A(LCD6)に所望の文字、図形等の線画情報を
入力する。
【0080】また、LCD6上に撮影画像が表示されて
いる場合において、ペン型指示装置によって線画情報が
入力されると、この線画情報が、撮影画像情報ととも
に、フレームメモリ37で合成され、LCD6上に同時
に表示される。
【0081】なお、ユーザは、図示せぬ色選択スイッチ
を操作することによって、LCD6上に表示される線画
の色を、黒、白、赤、青等の色から選択することができ
る。
【0082】ペン型指示装置によるタッチタブレット6
Aへの線画情報の入力後、操作キー7の実行キー7Bが
押されると、CPU33の内部のバッファメモリに蓄積
されている線画情報が、入力日時のヘッダ情報とともに
I/F35を介してメモリカード24に供給され、メモ
リカード24の線画情報記録領域に記録される。
【0083】なお、メモリカード24に記録される線画
情報は、圧縮処理の施された情報である。タッチタブレ
ット6Aに入力された線画情報は空間周波数成分の高い
情報を多く含んでいるので、上記撮影画像の圧縮に用い
られるJPEG方式によって圧縮処理を行うと、圧縮効
率が悪く情報量が小さくならず、圧縮及び伸長に必要と
される時間が長くなってしまう。さらに、JPEG方式
による圧縮は、非可逆圧縮であるので、情報量の少ない
線画情報の圧縮には適していない(伸長してLCD6上
に表示した場合、情報の欠落に伴うギャザ、にじみが際
だってしまうため)。
【0084】そこで、本実施例においては、ファックス
等において用いられるランレングス法によって、線画情
報を圧縮するようにしている。ランレングス法とは、線
画画面を水平方向に走査し、黒、白、赤、青等の各色の
情報(点)の継続する長さ、及び無情報(ペン入力のな
い部分)の継続する長さを符号化することにより、線画
情報を圧縮する方法である。
【0085】このランレングス法を用いることにより、
線画情報を最小に圧縮することができ、また、圧縮され
た線画情報を伸長した場合においても、情報の欠落を抑
制することが可能になる。なお、線画情報は、その情報
量が比較的少ない場合には、圧縮しないようにすること
もできる。
【0086】また、上述したように、LCD6上に撮影
画像が表示されている場合において、ペン入力を行う
と、撮影画像データとペン入力の線画情報がフレームメ
モリ37で合成され、撮影画像と線画の合成画像がLC
D6上に表示される。その一方で、メモリカード24に
おいては、撮影画像データは、撮影画像記録領域に記録
され、線画情報は、線画情報記録領域に記録される。こ
のように、2つの情報が、各々異なる領域に記録される
ので、ユーザは、撮影画像と線画の合成画像から、いず
れか一方の画像(例えば線画)を削除することができ、
さらに、各々の画像情報を個別の圧縮方法で圧縮するこ
ともできる。
【0087】このようにして、省電力モードではないと
きにおいては、タッチタブレット6Aのメモ領域6Bに
おいて入力された情報が処理される。
【0088】メモリカード24の音声記録領域、撮影画
像記録領域、または線画情報記録領域にデータを記録し
た場合、図11に示すように、LCD6に所定の表示が
行われる。なお、バッテリ21の電力残量が少なくな
り、上述の省電力モードになっている場合、次に説明す
るLCD6での表示は一切行われない。
【0089】図11に示すLCD6の表示画面上におい
ては、情報を記録した時点の年月日(記録年月日)(こ
の場合、1995年8月25日)が画面の下端部に表示
され、その記録年月日に記録された情報の記録時刻が画
面の最も左側に表示されている。
【0090】記録時刻の右側には、サムネイル画像が表
示されている。このサムネイル画像は、メモリカード2
4に記録された撮影画像データの各画像データのビット
マップデータを間引いて(縮小して)作成されたもので
ある。この表示のある情報は、撮影画像情報を含む情報
である。つまり、「10時16分」と「10時21分」
に記録(入力)された情報には、撮影画像情報が含まれ
ており、「10時05分」、「10時28分」、「10
時54分」、「13時10分」に記録された情報には、
画像情報が含まれていない。
【0091】また、メモ記号「*」は、線画情報として
所定のメモが記録されていることを表している。
【0092】サムネイル画像の表示領域の右側には、音
声情報バーが表示され、録音時間の長さに対応する長さ
のバー(線)が表示される(音声情報が入力されていな
い場合は、表示されない)。
【0093】ユーザは、図11に示すLCD6の所望の
情報の表示ラインのいずれかの部分を、ペン型指示装置
のペン先で押圧して再生する情報を選択指定し、図2に
示す実行キー7Bをペン型指示装置のペン先で押圧する
ことにより、選択した情報を再生する。
【0094】例えば、図11に示す「10時05分」の
表示されているラインがペン型指示装置によって押圧さ
れると、CPU34は、選択された録音日時(10時0
5分)に対応する音声データをメモリカード24から読
み出し、DSP33に供給する。DSP33に供給され
た音声データ(圧縮されている音声データ)は、そこで
伸長され、D/A変換回路38に出力される。
【0095】D/A変換回路38においてアナログ化さ
れた音声信号は、スピーカ5を介して再生される。な
お、イヤホンジャック9に図示せぬイヤホンが接続され
ている場合においては、スピーカ5からは音声が再生さ
れず、図示せぬイヤホンを介して音声が再生される。
【0096】メモリカード24に記録した撮影画像デー
タを再生する場合、ユーザは、所望のサムネイル画像
を、ペン型指示装置のペン先で押圧することによりその
情報を選択し、実行キー7Bを押して選択した情報を再
生させる。
【0097】CPU34は、選択された撮影日時に対応
する撮影画像データをメモリカード24から読み出し、
DSP33に供給する。DSP33に供給された撮影画
像データ(圧縮されている撮影画像データ)はそこで伸
長され、CPU34に再び出力される。CPU34は、
この撮影画像データをビットマップデータとしてフレー
ムメモリ27に一旦蓄積させ、LCD6に表示させる。
【0098】Sモードで撮影された画像は、LCD6上
に、静止画像として表示される。この静止画像は、CC
D20の全ての画素の画像信号を再生したものであるこ
とはいうまでもない。
【0099】Lモードで撮影された画像は、LCD6上
において、1秒間に8コマの割合で連続して表示され
る。このとき、各コマに表示される画素数は、CCD2
0の全画素数の4分の1である。
【0100】通常、人間の目は、静止画像の解像度の劣
化に対しては敏感に反応するため、静止画像の画素を間
引くことは、ユーザに画質の劣化として捉えられてしま
う。しかしながら、撮影時の連写速度が上がり、Lモー
ドにおいて1秒間に8コマ撮影され、この画像が1秒間
に8コマの早さで再生された場合においては、各コマの
画素数がCCD20の画素数の4分の1になるが、人間
の目は1秒間に8コマの画像を観察するので、1秒間に
人間の目に入る情報量は、静止画像の場合に比べて2倍
になる。
【0101】すなわち、Sモードで撮影された画像の1
コマの画素数を1とすると、Lモードで撮影された画像
の1コマの画素数は1/4となる。Sモードで撮影され
た画像(静止画像)がLCD6に表示された場合、1秒
間に人間の目に入る情報量は1(=(画素数1)×(コ
マ数1))となる。一方、Lモードで撮影された画像が
LCD6に表示された場合、1秒間に人間の目に入る情
報量は2(=(画素数1/4)×(コマ数8))となる
(すなわち、人間の目には、静止画像の2倍の情報が入
る)。従って、1コマ中の画素の数を4分の1にして
も、再生時において、ユーザは、画質の劣化をさほど気
にすることなく再生画像を観察することができる。
【0102】さらに、本実施例においては、各コマ毎に
異なる画素をサンプリングし、そのサンプリングした画
素をLCD6に表示するようにしているので、人間の目
に残像効果が起こり、1コマ当たり4分の3画素を間引
いたとしても、ユーザは、画質の劣化をさほど気にする
ことなくLCD6に表示されるLモードで撮影された画
像を観察することができる。
【0103】また、Hモードで撮影された画像は、LC
D6上において、1秒間に30コマの割合で連続して表
示される。このとき、各コマに表示される画素数は、C
CD20の全画素数の9分の1であるが、Lモードの場
合と同様の理由で、ユーザは、画質の劣化をさほど気に
することなくLCD6に表示されるHモードで撮影され
た画像を観察することができる。
【0104】本実施例においては、Lモード及びHモー
ドで被写体を撮像する場合、CDS31が、再生時にお
ける画質の劣化が気にならない程度にCCD20の画素
を間引くようにしているので、DSP33の負荷を低減
することができ、DSP33を、低速度、低電力で作動
させることができる。また、このことにより、装置の低
コスト化及び低消費電力化が可能になる。
【0105】ところで、本実施例においては、上述した
ように、メモリカード24に記録される各種の情報(デ
ータ)には、それぞれの情報が入力された日時のデータ
がヘッダ情報として付随されている。ユーザは、LCD
6上に表示される日時のデータから、所望の情報を選択
して再生することができる(図11)。
【0106】また、複数の情報(撮影画像、音声、線
画)が同時に入力された場合、各々の情報は、記録カー
ド24の所定の領域に別個に記録されるが、その各々の
情報には、互いに同一の日時のヘッダ情報が付随してい
る。
【0107】例えば、情報A(撮影画像)、情報B(音
声)、情報C(線画)が同時に入力された場合、メモリ
カード24の所定の領域に記録される各情報A,B,C
は、同一の入力日時のデータをヘッダ情報として各々備
えるようにする。また、情報Aのヘッダ情報を入力日時
のデータとし、情報B及びCのヘッダ情報を、情報Aに
関連する旨のデータとするようにしてもよい。
【0108】以上のようにすることにより、同時に入力
された情報は、再生時において、同時に再生される。
【0109】また、本実施例においては、第1の情報
(例えば、撮影画像)を記録した後に、第1の情報と異
なる第2の情報(例えば、線画)を、第1の情報に追加
した形で記録させることもできる。このように、第1の
情報に追加して、第2の情報を加える場合、第1の情報
を再生した状態で、第2の情報を入力するようにする。
以下に、この場合の詳細な説明をする。
【0110】例えば、予め記録されている音声情報が再
生されている場合において、レリーズスイッチ10が押
され、被写体の撮影処理が行われると、メモリカード2
4の撮影画像記録領域に記録される撮影画像データに
は、その音声情報の記録が開始された日時のヘッダ情報
が付随される。
【0111】また、例えば、1995年8月25日10
時5分に記録が開始された音声情報の再生中において、
再生開始から1分経過したとき(すなわち、再生データ
が1995年8月25日10時6分のデータになったと
き)、撮影処理が行われると、メモリカード24の撮影
画像記録領域に記録される撮影画像データには、199
5年8月25日10時6分のヘッダ情報が付随されるよ
うにすることもできる(なお、開始時刻(10時5分)
をヘッダ情報とするようにしてもよいし、いずれか一方
をデフォルトとして登録するようにしてもよい(その選
択は、ユーザによってなされる))。
【0112】同様に、予め記録されている音声情報が再
生されている場合において、線画情報が入力されると、
メモリカード24の線画情報記録領域には、その線画情
報とともに、音声情報の記録日時のヘッダ情報と同一の
ヘッダ情報が記録される。
【0113】予め、同時に入力された音声情報及び撮影
画像情報が再生されている場合において、線画情報が入
力されると、メモリカード24の線画情報記録領域に
は、その線画情報とともに、音声情報(または撮影画像
情報)の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情報が記
録される。
【0114】予め、同時に入力された音声情報及び線画
情報が再生されている場合において、撮影画像情報が入
力されると、メモリカード24の撮影画像記録領域に
は、その撮影画像データとともに、音声情報(または線
画情報)の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情報が
記録される。
【0115】予め入力されている撮影画像が再生されて
いる場合において、音声情報が入力されると、メモリカ
ード24の音声情報記録領域には、その音声データとと
もに、撮影画像の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ
情報が記録される。
【0116】予め入力されている撮影画像が再生されて
いる場合において、線画情報が入力されると、メモリカ
ード24の線画情報記録領域には、その線画情報ととも
に、撮影画像の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情
報が記録される。
【0117】予め、同時に入力された撮影画像情報及び
線画情報が再生されている場合において、音声情報が入
力されると、メモリカード24の音声記録領域には、そ
の音声データとともに、撮影画像情報(または線画情
報)の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情報が記録
される。
【0118】予め入力されている線画情報が再生されて
いる場合において、撮影画像情報が入力されると、メモ
リカード24の撮影画像記録領域には、その撮影画像デ
ータとともに、線画情報の記録日時のヘッダ情報と同一
のヘッダ情報が記録される。
【0119】予め入力されている線画情報が再生されて
いる場合において、音声情報が入力されると、メモリカ
ード24の音声記録領域には、その音声データととも
に、線画情報の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情
報が記録される。
【0120】以上のように、予め記録されている第1の
情報が再生されている場合において、第2の情報が入力
されると、第1の情報の記録日時が第2の情報のヘッダ
情報となる(以下、通常モードという)。このようにす
ることによって、後から情報を追加しても、元の情報と
追加された情報の関係を保つことができる。
【0121】さらに、本実施例においては、予め記録さ
れている第1の情報に第2の情報を追加した場合、第2
の情報の入力時刻を第2の情報のヘッダ情報として記録
するだけでなく、第1の情報のヘッダ情報を、第2の情
報のヘッダ情報で書き換えるようにしてもよい(以下、
記録日時変更モードという)。このようにする場合、変
更電子カメラ1に、記録日時のモード切り換えスイッチ
(図示せず)をさらに設け、ユーザの選択により記録日
時の変更(通常モードと記録日時変更モードの切り換
え)が行われるようにする。
【0122】例えば、ユーザが、後日の特定の時刻に、
特定の被写体を撮影することを予定しており、その撮影
画像についてのコメントを予め線画情報として記録した
場合(すなわち、線画情報が第1の情報)、上記の記録
日時のモード切り換えスイッチを、記録日時変更モード
に切り換え、記録した線画情報を再生しながら上記被写
体を撮影する(すなわち、撮影画像が第2の情報)。す
ると、線画情報(第1の情報)及び撮影画像(第2の情
報)の両方に、撮影画像(第2の情報)の入力日時がヘ
ッダ情報として付随される。
【0123】また、入力される情報に優先順位を付け、
その優先順位に対応させて、各情報に入力時刻のヘッダ
情報を付随させるようにしてもよい。
【0124】例えば、撮影画像の優先順位を第1位と
し、音声情報の優先順位を第2位とし、線画情報の優先
順位を第3位とした場合、予め記録されている線画情報
を再生させながら、音声情報を入力すると、メモリカー
ド24に記録される線画情報及び音声情報の両者には、
音声情報の入力時刻を含むヘッダ情報が付随される(音
声情報の優先順位が線画情報の優先順位よりも上位とさ
れているため)。さらに、その音声情報及び線画情報を
再生させながら、撮影画像を入力すると、メモリカード
24に記録される線画情報、音声情報、及び撮影画像に
は、撮影画像の入力時刻を含むヘッダ情報が付随される
(撮影画像の優先順位が、他の情報の優先順位よりも上
位とされているため)。この優先順位は、ユーザによっ
て設定されるものとしてもよい。
【0125】このようにして、省電力モードではないと
きにおいては、メモリカード24の音声記録領域、撮影
画像記録領域、または線画情報記録領域に記録したデー
タに対応して、図11に示すようにLCD6に所定の表
示を行い、表示されている音声データ、撮影画像デー
タ、線画データから、再生するデータを選択し、再生さ
せることができる。
【0126】次に、被写体を撮影しているときに、音声
を記録する場合について説明する。
【0127】まず、連写モード切り換えスイッチ13が
Sモード(単写モード)に切り換えられている場合につ
いて説明する。最初に、録音スイッチ12が押される
と、音声情報の入力が行われ、メモリカード24の音声
情報記録領域には、音声データとともに、記録開始日時
のヘッダ情報が記録される。そして、音声情報の入力
中、レリーズスイッチ10が押されると(Sモード)、
被写体が1コマ撮影され、その撮影画像データがメモリ
カード24に記録される。この撮影画像データには、レ
リーズスイッチ10が押されたとき(撮影開始時)の日
時のヘッダ情報が付随している。
【0128】一方、最初に、レリーズボタン10が押さ
れると、被写体が1コマ撮影される。このとき、メモリ
カード24に記録される撮影画像データには、撮影時の
日時がヘッダ情報として記録される。さらに、レリーズ
ボタン10が継続して押されていると、撮影した画像
が、LCD6上に表示される(但し、上述の省電力モー
ドに切り換わっている場合、撮影した画像は表示されな
い)。また、このとき、録音スイッチ12が押される
と、音声情報が入力される。このとき、メモリカード2
4の音声情報記録領域に記録される音声データには、撮
影したときの日時がヘッダ情報として付随される。
【0129】次に、連写モード切り換えスイッチ13
が、LモードまたはHモード(連写モード)に切り換え
られている場合について説明する。最初に、レリーズス
イッチ10が押され、次に録音スイッチ12が押された
場合、及びレリーズスイッチ10と録音スイッチ12が
同時に押された場合、撮影画像及び音声情報は、次に示
すように記録される。
【0130】連写モード切り換えスイッチ13がLモー
ドに切り換えられている場合においては、1秒間に8コ
マの撮影が行われ、メモリカード24の撮影画像記録領
域に記録される各コマの撮影画像データには、各々が撮
影された日時のヘッダ情報が付随される。従って、各コ
マのヘッダには、0.125秒間隔の日時が記録される
ことになる。また、このとき、音声情報は0.125秒
毎に記録され(但し、継続して入力される)、メモリカ
ード24の音声情報記録領域に記録される音声データに
も、0.125秒間隔の日時のヘッダ情報が記録され
る。
【0131】同様に、連写モード切り換えスイッチ13
がHモードに切り換えられている場合においては、1秒
間に30コマの撮影が行われ、メモリカード24の撮影
画像記録領域に記録される各コマの撮影画像データに
は、各々が撮影された日時のヘッダ情報が付随される。
従って、各コマのヘッダには、1/30秒間隔の日時が
記録されることになる。また、このとき、音声情報は1
/30秒毎に記録され(但し、継続して入力される)、
メモリカード24の音声情報記録領域に記録される音声
データにも、1/30秒間隔の日時のヘッダ情報が記録
される。
【0132】以上のようにすることにより、記録後に撮
影画像または音声を編集する場合、任意の撮影画像を除
去すると、その撮影画像のヘッダ情報と同一のヘッダ情
報を有する音声情報も除去することができる。
【0133】一方、連写モード切り換えスイッチ13
が、LモードまたはHモードに切り換えられている場合
(連写モードに切り換えられている場合)において、最
初に録音スイッチ12が押され、後からレリーズスイッ
チ10が押されると、メモリカード24に記録される情
報には、以下に示すヘッダ情報が記録される。
【0134】すなわち、この場合においては、レリーズ
スイッチ10が押されるまでの音声データが、メモリカ
ード24の音声情報記録領域に、1つのファイルとして
記録される。その後、レリーズスイッチ10が押された
場合には、撮影画像の各コマに対応する日時のヘッダ情
報が音声データとともに記録される。
【0135】以上のようにして、本実施例である電子カ
メラ1においては、上述の各種動作を行うことができ
る。そして、省電力モードにおいては、それらの動作の
うち、タッチタブレット6Aでの入力が制限されるとと
もに、LCD6が消灯され、電力の消費量を抑制するよ
うになされている。
【0136】なお、本発明は、上記実施例の電子カメラ
に限定されるものではなく、他の情報処理装置にも適用
が可能である。
【0137】
【発明の効果】以上のごとく、請求項1に記載の情報処
理装置によれば、各部に電力を供給する電力供給手段の
電力残量を測定し、電力の残量が所定の基準値以下であ
るとき、表示手段への電力の供給を停止し、所定の入力
手段において入力された情報の処理を停止するようにし
たので、電力消費を抑制するとともに、表示手段の消灯
時の、入力手段における誤入力を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子カメラの一実施例の正面
から見た場合の構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す電子カメラ1の背面から見た場合の
構成を示す斜視図である。
【図3】LCDカバー14を閉じた状態の電子カメラ1
を示す斜視図である。
【図4】図1及び図2に示す電子カメラ1の内部の構成
を示す斜視図である。
【図5】LCDカバー14の位置と、電源スイッチ11
及びLCDスイッチ42Aの状態との関係を説明する図
である。
【図6】図1及び図2に示す電子カメラの内部の電気的
構成を示すブロック図である。
【図7】省電力モードへの切換動作を説明するフローチ
ャートである。
【図8】LCD6、タッチタブレット6A、及び、メモ
領域6Bの配置の詳細を示す断面図である。
【図9】Lモード時における画素の間引き処理を説明す
る図である。
【図10】Hモード時における画素の間引き処理を説明
する図である。
【図11】図1及び図2に示す電子カメラの表示画面の
例を示す図である。
【符号の説明】
1 電子カメラ 2 ファインダ 3 撮影レンズ 4 発光部 5 スピーカ 6 LCD 6A タッチタブレット 7 操作キー 7A メニューキー 7B 実行キー 7C クリアキー 7D キャンセルキー 7E スクロールキー 8 マイクロホン 9 イヤホンジャック 10 レリーズスイッチ 11 電源スイッチ 12 録音スイッチ 13 連写モード切り換えスイッチ 20 CCD 21 バッテリ 22 コンデンサ 23 回路基板 24 メモリカード 31 相関二重サンプリング回路(CDS) 32 アナログ/ディジタル変換回路 33 ディジタルシグナルプロセッサ(DSP) 34 CPU 35 インタフェース 36 アナログ/ディジタル変換回路 37 フレームメモリ 38 ディジタル/アナログ変換回路 39 CCD駆動回路 41 電圧測定部 42A,42B LCDスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を表示する表示手段と、 第1の領域と第2の領域で構成され、所定の情報が入力
    される入力手段と、 前記情報を処理する処理手段とを備える情報処理装置に
    おいて、 電力を供給する電力供給手段と、 前記電力供給手段における電力の残量を測定する測定手
    段とをさらに備え、 前記電力供給手段は、前記電力の残量が所定の基準値以
    下であるとき、前記表示手段への前記電力の供給を停止
    し、 前記処理手段は、前記電力の残量が前記基準値以下であ
    るとき、前記入力手段において入力された情報の処理を
    停止することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理手段は、前記電力の残量が前記
    基準値以下であるとき、前記入力手段の前記第1の領域
    において入力された情報の処理を停止することを特徴と
    する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記入力手段は、その表面が押圧される
    ことにより2次元の線画情報が入力されるタッチタブレ
    ットであることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記電力供給手段は、所定の数の乾電池
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載の情報処理装置。
JP8153782A 1996-06-14 1996-06-14 情報処理装置 Withdrawn JPH104511A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032963A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Canon Inc 光学装置、撮像装置及びその制御方法

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