JPH1044324A - 樹脂製外装品及び樹脂製外装品の製造方法 - Google Patents

樹脂製外装品及び樹脂製外装品の製造方法

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JPH1044324A
JPH1044324A JP8209776A JP20977696A JPH1044324A JP H1044324 A JPH1044324 A JP H1044324A JP 8209776 A JP8209776 A JP 8209776A JP 20977696 A JP20977696 A JP 20977696A JP H1044324 A JPH1044324 A JP H1044324A
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JP
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resin layer
resin
gel coat
reinforced resin
layer
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JP8209776A
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Yoshimitsu Hosoya
佳光 細谷
Tetsuo Shibusawa
徹夫 渋沢
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平板性及び平滑性を確保することにより外観
性及び取付性に優れる樹脂製外装品及び樹脂製外装品の
製造方法を提供する。 【解決手段】 補強材に熱硬化性樹脂を含浸する強化樹
脂層13と、強化樹脂層13と収縮率が異なるゲルコー
ト樹脂層12とを有する樹脂製外装品の裏面にゲルコー
ト樹脂層12と略等しい収縮率のサーフェイシングマッ
ト14を積層する。強化樹脂層13の表裏両面が略等し
い収縮率のゲルコート樹脂層12とサーフェイシングマ
ット14に被覆されたサンドイッチ構造となり、樹脂製
外装品の平板性及び平滑性が確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバス等のエ
アインテーク部に取付けられるエアインテークグリル等
の樹脂製外装品及び樹脂製外装品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両、例えばエンジン及びトランスミッ
ション組立体等のパワーユニットを車体後部に配置する
バス等においては、図7にバス30の斜視図を示すよう
に、その最後端柱31にエンジンのための空気取入口が
開口し、この空気取入口から塵埃、雨水或いは洗車時の
水等が侵入するのを防止するエアインテークグリル32
が設けられている。
【0003】このエアインテーク部に設けられるエアイ
ンテークグリル32等の比較的平板状の樹脂製外装品
は、強度と共に装飾機能が要求されることから耐侯性及
び外観性に優れる不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性
樹脂をガラス繊維等によって補強した強化樹脂(FR
P)が広く用いられている。
【0004】これら平板状の樹脂製外装品は、ハンドレ
イアップ法によって広く製造されている。この方法によ
る樹脂製外装品の製造についてエアインテークグリル3
3を製造する場合を例に図8に示す工程説明図によって
説明する。
【0005】先ずエアインテークグリル33の表面形状
に相応する型41の成形面41aに離型剤を塗布し、そ
の上にゲルコート塗布工程(a)によって、例えばイソ
フタル酸系のゲルコート用樹脂をスプレー42により吹
き付け、例えば厚さが0.3〜0.5mm程度のゲルコ
ート樹脂層34を形成する。
【0006】そしてゲルコート樹脂層34を硬化させて
ゲル化させた後、次の積層工程(b)においてゲルコー
ト樹脂層34上に硬化剤を配合した不飽和ポリエステル
樹脂等の未硬化状態の熱硬化性樹脂及びガラス繊維マッ
ト或いはガラス繊維クロスの補強材を交互に繰り返し積
層しつつローラ43等により補強材に基材となる熱硬化
性樹脂を含浸し、かつ脱泡して所定厚、例えば2mm程
度の強化樹脂層35を形成する。
【0007】強化樹脂層35を常温或いは加熱硬化した
後、硬化したゲルコート樹脂層34及び強化樹脂層35
からなる成形部材36を型41から取り出し、次のトリ
ミング工程(c)により不要部分を切除し、外気導入孔
33aを開口して図9に平面図を示すエアインテークダ
クト33を得る。
【0008】このようにして得られたエアインテークダ
クト33の外表面は、ガラス繊維を含まないゲルコート
用樹脂が硬化したゲルコート樹脂層34によって被覆さ
れることからガラス繊維が表面に浮き出すことがなくあ
る程度の外観性向上が得られ、かつ浮き出したガラス繊
維を介して水分等が内部に浸透する等の不具合が回避さ
れて耐候性が確保される。
【0009】なお、ガラス繊維と熱硬化性樹脂からなる
強化樹脂層の表面を耐食層により被覆して強化樹脂層の
耐食性を向上せしめる先行技術として特開昭60−19
524号公報がある。この先行技術は強化樹脂層の表面
にガラスフレークまたはグラファイトフレークと熱硬化
性樹脂からなる層を一体的に設けることにより耐食性の
向上を図るものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記樹脂製外装
品、例えばエアインテークグリル33は強化樹脂層35
の外表面が硬化したゲルコート樹脂層34によって被覆
されることから外観性及び耐候性が得られる。
【0011】しかし、エアインテークグリル33の外表
面となるゲルコート樹脂層34と強化樹脂層35の収縮
率が異なり、例えばゲルコート樹脂層34の収縮率が2
0/1000に対し強化樹脂層35の収縮率が15/1
000とゲルコート樹脂層34の収縮率が強化樹脂層3
5に対して大であることに起因して図8(d)に示すよ
うに型41から取り出した後にゲルコート樹脂34によ
って形成される外装面が凹なるように反り湾曲変形す
る。
【0012】よってエアインテークグリル33の外表面
の平面度が確保できず、またエアインテークグリル33
の裏面に強化樹脂層34に含まれるガラス繊維が露出す
ることから開口する外気導入孔33a等から露見して外
観品質の低下を招き、かつエアインテークグリル33の
湾曲変形に伴ってバス車体への取付性に劣る等の不具合
がある。
【0013】この対策として図10に断面図を示すよう
に強化樹脂層33の裏面にもゲルコート用樹脂を塗布す
ることにより強化樹脂層35の表裏両面を収縮率が同一
のゲルコート樹脂層34、34aでサンドイッチ状に被
覆する方策もあるが、ガラス繊維マット或いはガラス繊
維クロス等の補強材に熱硬化性樹脂を含浸せしめて形成
される強化樹脂層35の裏面は平滑性に乏しくゲルコー
ト樹脂層34aは、強化樹脂層34の凹凸形状に倣って
凹凸状に形成される。従ってゲルコート樹脂層34aの
凹凸形状に起因してゲルコート樹脂層34aの収縮にむ
らが生じ、この不均一な収縮に伴ってエアインテークグ
リル33裏面の平滑性が充分に達成できない等の不具合
がある。
【0014】従って本発明の目的は、平板性及び外表面
の平滑性を確保することにより外観性及び取付性に優れ
る高品質の樹脂製外装品及び樹脂製外装品の製造方法を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明による樹脂製外装品は、補強材に熱硬化性樹脂を含浸
せしめた強化樹脂層と、この強化樹脂層と異なる収縮率
を有しかつ上記強化樹脂層の表面に積層されて外表面と
なるゲルコート樹脂層とを有する樹脂製外装品におい
て、強化樹脂層の裏面に前記ゲルコート樹脂層と略等し
い収縮率を有するサーフェイシングマットを積層したこ
とを特徴とする。
【0016】従って強化樹脂層の表裏両面が互に略等し
い収縮率を有するゲルコート樹脂層とサーフェイシング
マットによって被覆されたサンドイッチ構造となり、サ
ーフェイシングマットによって裏面の平滑性が向上する
ことと相俟って湾曲変形が防止される。
【0017】また上記目的を達成する本発明による樹脂
製外装品の製造方法は、樹脂製外装品の外表面形状に相
応する型の成形面上にゲルコート用樹脂をスプレー塗布
するゲルコート塗布工程と、硬化したゲルコート樹脂層
上に補強材に熱硬化性樹脂を含浸した強化樹脂層を積層
する積層工程と、強化樹脂層上に上記ゲルコート樹脂層
と略等しい収縮率を有するサーフェイシングマットを積
層するサーフェイシングマット積層工程とを有すること
を特徴とするものであり、上記強化樹脂層が互に略等し
い収縮率を有するゲルコート樹脂層とサーフェイシング
マットとの間に積層されて湾曲変形を防止し得る樹脂製
外装品が容易に得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明における樹脂製外装
品及び樹脂製外装品の製造方法の第1の実施の形態を樹
脂製品がエアインテークグリルの場合を例に図1乃至図
5によって説明する。
【0019】図1はエアインテークグリル10の平面図
である、エアインテークグリル10は略平板状であって
スリット状の外気導入孔10aが複数開口し、例えば図
2に取付状態を示すようにバス30の最後端柱31に開
口するエンジン用空気取入口を覆うように取付けられ
る。
【0020】このエアインテークグリル10は、ハンド
レイアップ法によって製造され、このエアインテークグ
リル10の製造方法を図3に示す工程説明図に従って説
明する。
【0021】先ずエアインテークグリル10の外表面形
状に相応する型41の成形面41aにワックス等の離型
剤を塗布して準備する。
【0022】次にゲルコート塗布工程(A)において型
41の成形面41aに塗布した離型剤上に靭性、耐薬品
性、耐候性及び光沢性に優れた、例えばイソフタル酸系
のゲルコート用樹脂をスプレー42により吹き付け、例
えば厚さが0.3〜0.5mm程度のゲルコート樹脂層
12を形成する。
【0023】そしてゲルコート塗布工程(A)でスプレ
ー塗布したゲルコート樹脂層12を常温硬化、例えば2
0℃の雰囲気中で約60分硬化せしめ、続く積層工程
(B)により所定厚さの強化樹脂層13を形成する。
【0024】この積層工程(B)では、硬化したゲルコ
ート樹脂層12上にメチルエチルケトンパーオキサイト
等の硬化剤を配合したハンドレイアップ樹脂、例えば不
飽和ポリエステル樹脂等の未硬化状態の熱硬化性樹脂及
びガラス繊維マット例えば日東紡績株式会社製チョップ
ドストランドマットMC450A.N(商品名)或いは
ガラス繊維クロス等の補強材を交互に積層を繰り返しつ
つローラ43によって補強材に未硬化状態の熱硬化性樹
脂を含浸及び脱泡し、必要な厚さ、例えば2mm程度ま
で積層して強化樹脂層13を形成する。
【0025】続くサーフェイシングマット積層工程
(C)において、強化樹脂層13上にサーフェイシング
マット14を載置し、かつローラ43によってサーフェ
イシングマット14を強化樹脂層13上に押圧すること
によりサーフェイシングマット14と強化樹脂層13と
の密着を図る。
【0026】ここでこのサーフェイシングマット14
は、例えばガラス繊維等からなる長繊維を無定方向でか
つ均一に分散させた補強材、例えば日東紡績株式会社製
フィラメントマットMF30P104(商品名)を未硬
化状態の熱硬化性樹脂、例えば不飽和ポリエステル系樹
脂によって接着一体化した可撓性を有する薄いマットで
あって、強化樹脂層13に比べ樹脂含有率が大きく、ゲ
ルコート樹脂層12と略同一厚さ、本実施の形態では約
0.5mmでかつ、ゲルコート樹脂層12と略等しい収
縮率、例えば20/1000に構成される。
【0027】従って図4(a)に示すように上面が凹凸
を有する強化樹脂層13上にサーフェイシングマット1
4を載置し、ローラ43によってサーフェイシングマッ
ト14を強化樹脂層13上に押圧することにより図4
(b)に示すようサーフェイシングマット14と強化樹
脂層13との密着が得られ、かつサーフェイシングマッ
ト14の表面の平滑性が得られる。
【0028】続いてこのように形成されたゲルコート樹
脂層12、強化樹脂層13及びサーフェイシングマット
14からなる積層体11は加熱炉によって120〜15
0℃で約120分或いは常温、例えば20℃で1日硬化
し、型41から取り出される。
【0029】離型された積層体11は、強化樹脂層13
の表裏両面が略収縮率及び厚さが同一でかつ平板状なゲ
ルコート樹脂層12及びサーフェイシングマット14に
よって一体的に被覆された、すなわちサンドイッチ構造
であることから表裏両面の収縮が均一になり、反り等の
湾曲変形及び凹凸変形が防止されて平板性及び表面平滑
性が確保できる。
【0030】続くトリミング工程(D)で周辺の不要部
分を削除すると共に外気導入孔10aとなる開口部を穿
設して積層体11の外形形状を整える。
【0031】トリミング工程(D)で外形形状を整えら
れた積層体11は、順次表面形状を整える表面仕上げ、
塗装の仕上げを良好にするため表面調整としてのサンデ
ィング及びサーフェイサー塗装、上塗り塗装、硬化の各
工程を経て図1に平面図、図5に図1のA−A線断面を
示す樹脂製のエアインテークグリル10となる。
【0032】このようにして得られたエアインテークグ
リル10は、ガラス繊維マット或いはガラス繊維クロス
等の補強材に基材となる熱硬化性樹脂を含浸して形成さ
れる強化樹脂層13の表裏両面を略等しい収縮率及び厚
さを有し、かつ平板状のゲルコート樹脂層12とサーフ
ェイシングマット14で一体的に被覆したいわばサンド
イッチ構造であることから湾曲することがなく、極めて
表面が平滑な平板状であり、また裏面がサーフェイシン
グマット14で被覆されることから裏面に補強材のガラ
ス繊維が露出することがなくなり外気導入孔10aから
これらが露見することなく外観品質が向上し、かつ裏面
の平滑化に伴ってバス車体への取付性が向上する。
【0033】次に図6により本発明における樹脂製外装
品及び樹脂製外装品の製造方法の第2の実施の形態をス
プレーアップ法によりエアインテークグリルを製造する
場合を例に説明する。
【0034】先ず、第1の実施の形態と同様に、エアイ
ンテークグリルの表面形状に相応する型41の成形面4
1aに離型剤を塗布し、ゲルコート塗布工程(A′)に
おいてゲルコート用樹脂をスプレー42により吹き付け
てゲルコート樹脂層12を形成し、かつゲルコート樹脂
層12を硬化せしめる。
【0035】次に積層工程(B′)で固化したゲルコー
ト樹脂層12上にスプレーガン44によって不飽和ポリ
エステル樹脂等の熱硬化性樹脂とガラス繊維とを同時に
吹き付けて所定厚さに積層し、ローラ43により押圧し
て脱泡を行って強化樹脂層23を得る。
【0036】この積層工程(B′)で用いるスプレーガ
ン44は、一般に双頭ガンと称され、一方のノズルから
硬化剤を含む未硬化状態の熱硬化性樹脂を、他方のノズ
ルからカッタでガラスロービングを切断しながら吐出す
るものであり、前記第1の実施の形態で記載したハンド
レイアップ法に比べ、作業に熟練を要するが、作業能率
が向上し、連続して多量に製造する場合に適する。
【0037】続くサーフェイシングマット積層工程
(C′)で第1の実施の形態同様ゲルコート樹脂層12
と略同一厚さでかつ、略等しい収縮率のサーフェイシン
グマット14を強化樹脂層23上に載置積層し、かつロ
ーラ43により強化樹脂層23上に押圧することにより
サーフェイシングマット14と強化樹脂層23との密着
を図る。
【0038】次にこのようにして形成されたゲルコート
樹脂層12、強化樹脂層23及びサーフェイシングマッ
ト14からなる積層体21を加熱炉にて加熱或いは常温
硬化させ、しかる後型41から取り出す。
【0039】そして型41から取り出された積層体21
は、強化樹脂層23の表裏両面が互に略同一の収縮率及
び厚さを有する平板状のゲルコート樹脂層12、サーフ
ェイシングマット14によって一体的に被覆されること
から積層体21の湾曲変形が防止され、かつ表面の平滑
性が確保できる。
【0040】続くトリミング工程(D′)で積層体21
の周辺及び外気導入孔となる開口部を削除して外形形状
を整え、順次表面仕上げ、サーフェイサー塗装、上塗り
塗装、硬化の各工程を経て樹脂製のエアインテークグリ
ルとなる。
【0041】このようにして得られるエアインテークダ
クトは、強化層23の表裏両面が互に略等しい収縮率及
び厚さを有する平板状のゲルコート樹脂層12及びサー
フェイシングマット14によって被覆されたサンドイッ
チ構造であることから前記第1の実施の形態と同一の効
果を有し、外観品質及び取付性が良好な高品質な樹脂製
外装品となる。
【0042】上記各実施の形態では、強化樹脂層の補強
材としてガラス繊維を用いたが、カーボンクロス等他の
材料を補強材に用いることも、またエアインテークグリ
ルに限定されることなく、装飾板等他の樹脂製外装品に
広く適用することも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明した本発明における樹脂製外装
品によると、補強材に熱硬化性樹脂を含浸せしめた強化
樹脂層と、強化樹脂層と異なる収縮率を有しかつ強化樹
脂層の表面に設けられて外表面となるゲルコート樹脂層
とを有する樹脂製外装品において、強化樹脂層の裏面に
上記ゲルコート樹脂層と略等しい収縮率を有するサーフ
ェイシングマットを積層することから、強化樹脂層の表
裏両面が収縮率が略等しいゲルコート樹脂層とサーフェ
イシングマットによって被覆されたサンドイッチ構造と
なり湾曲変形が防止されて樹脂製品の平板状が維持され
外表面の平滑性が確保でき、かつサーフェイシングマッ
トにより裏面が平滑に覆われて外観性及び取付性が大幅
に向上した高品質の樹脂製外装品が確保できる。
【0044】また本発明による樹脂製外装品の製造方法
によると型の成形面上にゲルコート用樹脂、補強材に熱
硬化性樹脂を含浸する強化樹脂層及びゲルコート樹脂層
と略等しい収縮率を有するサーフェイシングマットを積
層することにより、湾曲変形がなく、平板状でかつ外表
面及び裏面が平滑な外観性及び取付性に優れた高品質の
樹脂製外装品が容易に得られる等本発明特有の効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施の形態を説明する樹
脂製外装品となるエアインテークグリルの平面図であ
る。
【図2】エアインテークグリルの取付状態を説明するバ
スの斜視図である。
【図3】エアインテークグリルの製造方法を説明する工
程図である。
【図4】同じくエアインテークグリルの製造方法を説明
する図である。
【図5】図1におけるA−A線断面図である。
【図6】本発明における第2の実施の形態を説明するエ
アインテークグリルの製造方法を説明する工程図であ
る。
【図7】従来のエアインテークグリルの取付状態を説明
するバスの斜視図である。
【図8】同じく従来のエアインテークグリルの製造方法
を説明する工程図である。
【図9】同じく従来のエアインテークの平面図である。
【図10】同じく従来のエアインテークを説明する断面
図である。
【符号の説明】
10‥‥‥‥‥エアインテークグリル 12‥‥‥‥‥ゲルコート樹脂層 13‥‥‥‥‥強化樹脂層 14‥‥‥‥‥サーフェイシングマット 23‥‥‥‥‥強化樹脂層 41‥‥‥‥‥型 41a‥‥‥‥成形面 (A)‥‥‥‥ゲルコート塗布工程 (B)‥‥‥‥積層工程 (C)‥‥‥‥サーフェイシングマット積層工程 (D)‥‥‥‥トリミンング工程 (A′)‥‥‥ゲルコート塗布工程 (B′)‥‥‥積層工程 (C′)‥‥‥サーフェイシングマット積層工程 (D′)‥‥‥トリミング工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/04 B29C 67/14 E // B29K 67:00 101:10 105:08 309:08 503:04 B29L 9:00 31:30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強材に熱硬化性樹脂を含浸せしめた強
    化樹脂層と、この強化樹脂層と異なる収縮率を有しかつ
    上記強化樹脂層の表面に積層されて外表面となるゲルコ
    ート樹脂層とを有する樹脂製外装品において、 強化樹脂層の裏面に上記ゲルコート樹脂層と略等しい収
    縮率を有するサーフェイシングマットを積層したことを
    特徴とする樹脂製外装品。
  2. 【請求項2】 サーフェイシングマットは、補強材に熱
    硬化性樹脂を含浸せしめて形成され、かつ上記強化樹脂
    層の熱硬化性樹脂含浸率より大なる熱硬化性樹脂含浸率
    を有する請求項1に記載の樹脂製外装品。
  3. 【請求項3】 サーフェイシングマットは、ゲルコート
    樹脂層の厚さと略等しい厚さを有する請求項1または2
    に記載の樹脂製外装品。
  4. 【請求項4】 補強材に熱硬化性樹脂を含浸せしめた強
    化樹脂層及びこの強化樹脂層の表面に積層されて外表面
    となるゲルコート樹脂層を有する樹脂製外装品の製造方
    法において、 樹脂製外装品の外表面形状に相応する型の成形面上にゲ
    ルコート用樹脂をスプレー塗布するゲルコート塗布工程
    と、 硬化したゲルコート樹脂層上に補強材に熱硬化性樹脂を
    含浸した強化樹脂層を積層する積層工程と、 強化樹脂層上に前記ゲルコート樹脂層と略等しい収縮率
    を有するサーフェイシングマットを積層するサーフェイ
    シングマット積層工程とを有することを特徴とする樹脂
    製外装品の製造方法。
  5. 【請求項5】 サーフェイシングマットは、ゲルコート
    樹脂層と略等しい厚さを有する請求項4に記載の樹脂製
    外装品の製造方法。
JP8209776A 1996-08-08 1996-08-08 樹脂製外装品及び樹脂製外装品の製造方法 Pending JPH1044324A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1052088A1 (en) * 1998-01-29 2000-11-15 Kureha Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Heat-shrinkable multilayered film
JP2020505763A (ja) * 2017-10-25 2020-02-20 クリーン アンド サイエンス カンパニー リミテッド 有孔金属薄板を用いた電磁波遮蔽材及びその製造方法

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