JPH1043616A - 出炭遅れ修正制御を行う石炭粉砕機 - Google Patents

出炭遅れ修正制御を行う石炭粉砕機

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JPH1043616A
JPH1043616A JP20436396A JP20436396A JPH1043616A JP H1043616 A JPH1043616 A JP H1043616A JP 20436396 A JP20436396 A JP 20436396A JP 20436396 A JP20436396 A JP 20436396A JP H1043616 A JPH1043616 A JP H1043616A
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JP
Japan
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coal
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rotation speed
flow rate
differential pressure
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JP20436396A
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Tamotsu Yamamoto
保 山本
Yuichi Chono
裕一 蝶野
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出炭遅れの変動を少なくし石炭流量に対応し
た微粉炭の流量を送出する。 【解決手段】 石炭粉砕機の制御部は、石炭流量に対す
る回転分級機の基準回転数の関係を示す第1関数発生器
21と、石炭流量Coに対する基準のミル差圧の関係を
示す第2関数発生器22と、計測されたミル差圧Pと石
炭流量Coに対する基準のミル差圧との差である二重差
圧に対しこの二重差圧を少なくするために必要な回転分
級機の追加回転数との関係を示す第3関数発生器24
と、を備え、石炭流量Coと計測されたミル差圧Pが入
力されると、第1関数発生器21より回転分級機の基準
回転数を求め、第2関数発生器22より求めた基準ミル
差圧と計測されたミル差圧とから二重差圧を求め、この
二重差圧を用いて第3関数発生器24から追加回転数を
求め、この追加回転数を第1関数発生器21より求めた
基準回転数に加算して回転分級機の回転数指令を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭を微粉炭に粉
砕してボイラなどに供給する石炭粉砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】石炭燃焼ボイラでは原料石炭を石炭粉砕
機で粉砕し微粉炭としてボイラで燃焼する。石炭粉砕機
は石炭をローラで粉砕し、供給された一次空気で粉砕さ
れた粉炭を回転分級機へ送り、粗粉は石炭と共に再粉砕
するためローラへ循環させ、微粉炭を出炭する。回転分
級機はベーンを回転させ微粉炭は外部へ送出するが、粗
炭はローラに戻すことにより粉炭をその粒度により選別
して出炭するもので、ベーンの回転数を変えることによ
り出炭する粒度が変わり出炭量も過渡的に変化する。つ
まり回転数を少なくすれば大きな粒度の粉炭まで出炭す
るので出炭量は増大し、回転数を多くすれば出炭する粒
度が小さくなり出炭量は減少する。
【0003】一次空気の入口の圧力と石炭粉砕機内の圧
力との差をミル差圧と言い、このミル差圧は石炭粉砕機
(以下ミルと称する)内の炭層厚さの大小により変化
し、この炭層厚さはミル内の粗粉炭の循環量の多少で決
定される。粉砕性の悪い石炭は所定の分級性能に見合う
微粉に粉砕されるまでローラで何回も粉砕され、それに
よりミル内部での粗粉炭の循環量を増大させミル差圧が
上昇する結果となる。
【0004】ミルでは供給される石炭の単位時間当たり
の重量を表す石炭流量と微粉炭の払い出し量との関係が
ミル内部での粗粉炭の循環量により時間遅れを生じ、こ
れを出炭遅れと称する。ボイラでは供給される微粉炭の
流量を石炭流量を制御することにより制御している。こ
のため微粉炭の流量と石炭流量は一定の関係、例えば比
例関係を有する必要がある。しかし石炭の粉砕性により
ミル内の粗粉炭の循環量が変化するため一定の関係を維
持することができない。石炭の粉砕性は石炭の産地(石
炭銘柄)や水分の含水率などによって異なる。このため
従来は石炭の粉砕性を石炭銘柄や含水量を調べ、手動に
より回転分級機の回転数を設定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】出炭遅れは石炭銘柄や
含水率が同じであっても変動する。このためこれらに基
づいた回転分級機の回転数の設定では微粉炭の流量と石
炭流量を一定の関係に維持することができない。また手
動では時々刻々変化する出炭遅れに対応できなかった。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、出炭遅れの変動を少なくし石炭流量に対応した
微粉炭の流量を送出するようにした石炭粉砕機を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明では、石炭をローラで粉砕し、供給され
た一次空気で粉砕された粉炭を回転分級機へ送り、粗粉
は石炭と共に再粉砕するためローラへ循環させ、微粉炭
を出炭する石炭粉砕機であり、前記回転分級機は回転数
を変えることにより微粉炭の出炭量の過渡的変化が可能
である石炭粉砕機において、石炭の単位時間当たりの供
給量を表す石炭流量と、一次空気入口の圧力と石炭粉砕
機内の圧力との差であるミル差圧とを入力し、回転分級
機の回転数を指示する制御部を備え、前記制御部は、石
炭流量に対する回転分級機の基準回転数の関係を示す第
1関数発生器と、石炭流量に対する基準のミル差圧の関
係を示す第2関数発生器と、計測されたミル差圧と石炭
流量に対する基準のミル差圧との差である二重差圧に対
しこの二重差圧を少なくするために必要な回転分級機の
追加回転数との関係を示す第3関数発生器と、を備え、
石炭流量と計測されたミル差圧データが入力されると、
第1関数発生器より回転分級機の基準回転数を求め、第
2関数発生器より求めた基準ミル差圧と計測されたミル
差圧とから二重差圧を求め、この二重差圧を用いて第3
関数発生器から追加回転数を求め、この追加回転数を第
1関数発生器より求めた基準回転数に加算して回転分級
機の回転数指令を得る。
【0008】回転分級機から粗粉炭としてローラに循環
される石炭の循環量が多くなると、粉砕テーブル上の炭
層が厚くなる。一次空気はこの層の下から吹上げ微粉炭
と粗粉炭を巻き込み回転分級機へ流入し遠心力により粗
粉炭は再びローラへ戻されるが、微粉炭は一次空気とと
もに送出される。炭層が厚くなるとこれを通過して石炭
粉砕機内へ入った一次空気の圧力は低くなる。ミル差圧
は石炭粉砕機入口の一次空気の圧力と石炭粉砕機内へ入
った一次空気の圧力との差圧であるので、この差圧は炭
層の厚み、つまり循環量の多さ、つまり出炭遅れを表し
ている。故にミル差圧が大きくなったら回転分級機の回
転数を低下させ、循環する粗粉炭の一部を微粉炭ととも
に送出することにより出炭遅れの変化を少なくし石炭流
量に対応した粉炭を送出する。
【0009】以上に述べた制御を実現するため、第1関
数発生器で石炭流量に応じた回転分級機の基準の回転数
を求める。第2関数発生器で石炭流量に応じた基準のミ
ル差圧を求め、計測されたミル差圧と基準のミル差圧と
の二重差圧を求めて、第3関数発生器よりこの二重差圧
に対する追加回転数を求める。この追加回転数を第1関
数発生器で求めた基準回転数に加算して回転分級機に指
示することにより、石炭粉砕機の循環量の増加を防ぎ出
炭遅れの変化を少なくし、石炭流量に対応した粉炭を送
出する。
【0010】請求項2の発明では、前記制御部は石炭流
量に対する回転分級機の基準の追加回転数の上限値との
関係を表す第4関数発生器を有し、第3関数発生器より
求めた追加回転が第4関数発生器より求めた上限値を越
えるときは、この上限値を追加回転数とする。
【0011】第3関数発生器で求めた追加回転数が大き
過ぎると循環量が過大となるので石炭流量に対応した上
限値を求めこれ以上にはしないようにする。
【0012】請求項3の発明では、前記制御部は石炭流
量に対する回転分級機の基準の追加回転数の下限値との
関係を表す第5関数発生器を有し、第3関数発生器より
求めた追加回転数が第5関数発生器より求めた下限値未
満となるときは、この下限値を追加回転数とする。
【0013】第3関数発生器で求めた追加回転数が小さ
過ぎると回転分級機の遠心力が少なくなり、粗大な粉炭
まで微粉炭とともに送出されるので、石炭流量に対応し
た下限値を求めこれ以下にはならないようにする。
【0014】請求項4の発明では、前記第1関数発生器
ないし第5関数発生器は使用される石炭の銘柄に応じた
関数を有している。
【0015】石炭はその銘柄に応じて粉砕性に相違があ
り、粉砕し易さに応じて関数発生器の発生する関数を設
定する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態
を説明する竪型ミルの構成を示す図である。竪型ミル1
は円筒形のミルケーシング1aの下部に粉砕テーブル2
を有し、減速機3を介しミルモータ4で回転する。粉砕
テーブル2の上には複数のローラが設けられ、不図示の
駆動装置により回転し石炭を粉砕する。粉砕テーブル2
の外周にはスリット7を有して円板2aがミルケーシン
グ1aに取り付けられている。この円板2a下部には一
次空気入口6があり、一次空気はスリット7を通過し、
粉砕テーブル2と円板2a上の粉砕された粗粉炭や微粉
炭からなる出炭層15を通り、粗粉炭や微粉炭を巻き込
み上昇する。一次空気入口6の圧力とミルケーシング1
a内の圧力の差圧を計測するミル差圧計8が設けられミ
ル差圧を計測する。
【0017】ミルケーシング1aの軸心には粉砕テーブ
ル2の上部まで伸びた石炭供給管9が設けられ、石炭を
粉砕テーブル2に供給する。この石炭供給管9を中心に
して回転分級機10が設けられ、一次空気に巻き込まれ
て上昇してきた粗粉炭や微粉炭を吸引して微粉炭を分離
し外部へ送出し、粗粉炭を粉砕テーブル2へ戻す。回転
分級機10は、逆円錐形で下部は石炭供給管9の外周と
間隙を有しており上部はミルケーシング1aの頂板1b
と間隙を有して配置された分級胴11と、頂板1bとの
間隙に設けられ円周上に多数のベーンを有する分級ベー
ン12と、この分級ベーン12を回転する分級機モータ
13と、石炭供給管9と同心状に設けられ下端より微粉
炭が流入し、不図示のボイラへ接続された微粉炭出口管
14とを備えている。
【0018】次に動作について説明する。石炭供給管9
より石炭が供給され、ミルモータ4により粉砕テーブル
2を回転しながらローラ5を回転し石炭を粉砕する。粉
砕された石炭は粉砕テーブル2の外周部や円板2a上に
積層して炭層15を形成する。一次空気入口6より一次
空気が供給され、スリット7を通り出炭層15の微粉炭
や粗粉炭を巻き込み上昇し回転分級機10に吸入され
る。回転分級機10では分級機モータ13により分級ベ
ーン12を回転し流入した粉炭を回転して遠心力を与え
る。質量の大きな粉炭は遠心力が大きく働くので分級胴
11に押し付けられこれに沿って落下し、粉砕テーブル
2に戻りローラ5で粉砕され、一次空気で吹き上げられ
て循環が発生する。質量の小さな微粉炭は遠心力が小さ
いので一次空気の流れに乗って微粉炭出口管14に流入
しボイラへ送られる。
【0019】分級機モータ13により分級ベーン12の
回転数を変えて流入する粉炭に発生する遠心力の大きさ
を変えることにより分級胴11に沿って落下する粉炭の
大きさを変え、循環する粉炭の量を制御することができ
る。分級ベーン12の回転数を大きくすれば遠心力は大
きくなり循環する量が大きくなり微粉炭出口管14から
ボイラへ供給される微粉炭は少なくなり、回転数を少な
くすれば、ボイラへ供給される微粉炭の量は多くなる。
【0020】一次空気の圧力は炭層15を通過すること
により低下し、低下量は炭層15の厚みに対応してい
る。このためミル差圧計8で計測されるミル差圧Pは、
炭層15の厚み、つまり粉炭の循環量を表しており、ミ
ル差圧Pをパラメータとして分級機モータ13の回転数
を制御し粉炭の循環量を制御することができる。
【0021】図2は本実施の形態の制御部30の構成を
示すブロック図である。石炭供給管9より供給される石
炭流量(t/h)を不図示の測定器で計測し、ミル差圧
計8で計測したミル差圧P(mmAq)とともに入力デ
ーダとし、分級機モータ13の回転数(RPM)を出力
とする。
【0022】第1関数発生器21は石炭流量Coに対応
した基準の分級機モータ13の回転数(RPMo)を発
生する。この回転数に後述するミル差圧Pに基づく追加
回転数を加算器29で加算することにより、分級機モー
タ13への指令回転数(RPMc)となる。図3は第1
関数発生器21で発生する関数を示し、石炭流量Coに
対する基準回転数RPMo(以下特に断らないかぎり回
転数は分級機モータ13の回転数)を表す。石炭流量C
o1まではローラ5による粉砕能力も追従して増大し微
粉炭まで粉砕さるため粗粉炭の発生も少なく循環量も少
ないので、回転数を一定とし、Co1を越えると粗粉炭
の発生も増大してくるので回転数を逓減し循環量を少な
くし、出炭遅れが増大するのを防止する。なお、本発明
は出炭遅れ自体は認めるがその変動を制御して出炭流量
が石炭流量Coに対応した値になるようにし、石炭流量
Coを制御することにより出炭流量を制御できるように
するものである。図3〜図6に示す関数曲線は設計デー
タを試験データや実機の稼働データにより修正して得ら
れたものである。
【0023】第2関数発生器22は図4に示すように、
石炭流量Coに対応した基準ミル差圧Poを発生する。
石炭流量Co1までは基準ミル差圧Poはなだらかに上
昇するが、Co1を越えると急激に増大する。減算器2
3は計測したミル差圧Pより基準ミル差圧Poを減算し
その差圧(これを二重差圧ΔPとする)を出力する。
【0024】第3関数発生器24は図5に示すように、
二重差圧ΔPに対応する追加回転数RPMaを発生す
る。二重差圧ΔP1の値は石炭流量Co1にほぼ相当す
るときの値で、このΔP1まではRPMaはほぼ一定で
あるが、これを過ぎると急激に降下してくる。
【0025】第4関数発生器25は石炭流量Coに対す
る追加回転数の上限値を発生し、第5関数発生器26は
石炭流量Coに対する追加回転数の下限値を発生する。
図6は石炭流量Coに対する追加回転数の上限値F4、
下限値F5を示す。石炭流量Co1を過ぎるといずれも
低下する。
【0026】上下限チェック器27は第3関数発生器2
4で発生した追加回転数RPMaが第4関数発生器25
で発生した上限値を越えるか調べ、越える場合はRPM
aを上限値とする。これにより分級ベーン12の回転数
が大きくなり過ぎ、微粉炭まで循環させるのを防止す
る。また、追加回転数RPMaが第5関数発生器26で
発生した下限値未満となるか調べ、未満となる場合はR
PMaを下限値とする。これにより分級ベーン12の回
転数が小さくなり過ぎ、大きな粗粉炭まで微粉炭ととも
に送出されるのを防止する。
【0027】比例積分器28は上下限チェック器27で
チェックされた追加回転数RPMaを比例積分処理して
出力する。加算器29はこの比例積分処理された追加回
転数RPMaを第1関数発生器21で発生した基準回転
数RPMoと加算し分級機モータ13への指令回転数R
PMcを出力する。
【0028】以上の制御により石炭流量Coに対して出
炭遅れの変動を押さえ、石炭流量Coに対応した微粉炭
の出炭流量を得ることができる。これにより石炭流量C
oに基づいてボイラの燃焼制御を精度よく行うことが可
能となり、ボイラの安定制御を行うことができる。
【0029】図7は石炭銘柄別の石炭流量Coとミル差
圧Pとの関係を示す図である。石炭の粉砕し易さを表す
粉砕性は、石炭の産地などを表す石炭銘柄により異なる
のが普通である。石炭銘柄A,B,C,Dの4つにつき
本実施の形態の石炭粉砕機で粉砕したときのデータであ
り、ローラ5および分級ベーン12の回転数および動作
条件は同一としている。図3〜図6に示した関数発生器
のデータは石炭銘柄に応じた値に設定するようにしてあ
り、これにより出炭遅れの変化を精度よく制御すること
ができる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、石炭流量とミル差圧に応じて回転分級機の回転数を
制御し石炭粉砕機内の粉炭の循環量を制御することによ
り、出炭遅れの変動を少なくしたので、石炭流量に対応
した出炭流量を得ることができる。これによりボイラで
は石炭流量により燃焼制御を精度よく安定して行うこと
ができる。また回転分級機の回転数の上下限値を設ける
ことにより供給する微粉炭の粒径を所定範囲に押さえボ
イラでの燃焼に支障をきたさないようにすることができ
る。さらに石炭銘柄に応じた制御係数等を用いることに
より制御精度を向上している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の石炭粉砕装置の構成を示
す図である。
【図2】本実施の形態の制御部の構成を示すブロック図
である。
【図3】第1関数発生器21で発生する関数を示す図で
ある。
【図4】第2関数発生器22で発生する関数を示す図で
ある。
【図5】第3関数発生器24で発生する関数を示す図で
ある。
【図6】第4関数発生器25と第5関数発生器26で発
生する関数を示す図である。
【図7】石炭銘柄別の石炭流量Coとミル差圧Pとの関
係を示す図である。
【符号の説明】
1 竪型ミル(石炭粉砕機) 1a ミルケーシング 1b 頂板 2 粉砕テーブル 2a 円板 3 減速機 4 ミルモータ 5 ローラ 6 一時空気入口 7 スリット 8 ミル差圧計 9 石炭供給管 10 回転分級機 11 分級胴 12 分級ベーン 13 分級機モータ 14 微粉炭出口管 15 炭層 21 第1関数発生器 22 第2関数発生器 23 減算器 24 第3関数発生器 25 第4関数発生器 26 第5関数発生器 27 上下限チェック器 28 比例積分器 29 加算器 30 制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭をローラで粉砕し、供給された一次
    空気で粉砕された粉炭を回転分級機へ送り、粗粉は石炭
    と共に再粉砕するためローラへ循環させ、微粉炭を出炭
    する石炭粉砕機であり、前記回転分級機は回転数を変え
    ることにより微粉炭の出炭量の過渡的変化が可能である
    石炭粉砕機において、石炭の単位時間当たりの供給量を
    表す石炭流量と、一次空気入口の圧力と石炭粉砕機内の
    圧力との差であるミル差圧とを入力し、回転分級機の回
    転数を指示する制御部を備え、 前記制御部は、石炭流量に対する回転分級機の基準回転
    数の関係を示す第1関数発生器と、石炭流量に対する基
    準のミル差圧の関係を示す第2関数発生器と、計測され
    たミル差圧と石炭流量に対する基準のミル差圧との差で
    ある二重差圧に対しこの二重差圧を少なくするために必
    要な回転分級機の追加回転数との関係を示す第3関数発
    生器と、を備え、石炭流量と計測されたミル差圧データ
    が入力されると、第1関数発生器より回転分級機の基準
    回転数を求め、第2関数発生器より求めた基準ミル差圧
    と計測されたミル差圧とから二重差圧を求め、この二重
    差圧を用いて第3関数発生器から追加回転数を求め、こ
    の追加回転数を第1関数発生器より求めた基準回転数に
    加算して回転分級機の回転数指令を得ることを特徴とす
    る出炭遅れ修正制御を行う石炭粉砕機。
  2. 【請求項2】 前記制御部は石炭流量に対する回転分級
    機の基準の追加回転数の上限値との関係を表す第4関数
    発生器を有し、第3関数発生器より求めた追加回転が第
    4関数発生器より求めた上限値を越えるときは、この上
    限値を追加回転数とすることを特徴とする請求項1記載
    の出炭遅れ修正制御を行う石炭粉砕機。
  3. 【請求項3】 前記制御部は石炭流量に対する回転分級
    機の基準の追加回転数の下限値との関係を表す第5関数
    発生器を有し、第3関数発生器より求めた追加回転が第
    5関数発生器より求めた下限値未満となるときは、この
    下限値を追加回転数とすることを特徴とする請求項1記
    載の出炭遅れ修正制御を行う石炭粉砕機。
  4. 【請求項4】 前記第1関数発生器ないし第5関数発生
    器は使用される石炭の銘柄に応じた関数を有しているこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の出
    炭遅れ修正制御を行う石炭粉砕機。
JP20436396A 1996-08-02 1996-08-02 出炭遅れ修正制御を行う石炭粉砕機 Pending JPH1043616A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113776616A (zh) * 2021-09-23 2021-12-10 华能伊春热电有限公司 一种原煤斗容量提升方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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