JPH1042925A - 物入れの製法 - Google Patents

物入れの製法

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JPH1042925A
JPH1042925A JP8224496A JP22449696A JPH1042925A JP H1042925 A JPH1042925 A JP H1042925A JP 8224496 A JP8224496 A JP 8224496A JP 22449696 A JP22449696 A JP 22449696A JP H1042925 A JPH1042925 A JP H1042925A
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JP
Japan
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outer peripheral
peripheral edges
storage case
adhesive layer
pieces
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Pending
Application number
JP8224496A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ishige
寛 石毛
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ISHIGE SANGYO KK
Original Assignee
ISHIGE SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 突出コバ部のない外面の平らな襠として形成
された新規の、格納用ケース部をもつ物入れを提供す
る。 【解決手段】 皮革地をカットして得た一対の構成片
1、2の外周縁を相互に止着して構成された格納用ケー
ス部をもつ名刺入れの製法であって、先ず一方の構成片
1と他方の構成片2を重ねてこれ等両方片1、2の外周
縁部3、4に当該両方外周縁部3、4の伸展作業を可能
とする状態の糸条5による千鳥縫い等縫着工程を施し、
然るのちこれ等両方外周縁部3、4を両側に倒して伸展
状態とし且つ外周縁に沿う内側の線上個所6、7をL形
状に折曲してU字状の襠部8を形成すると共に当該襠部
8の内側面に裏面に予めホットメルト接着層9を設けた
細幅帯状の当て材10を重ね配してこれ等襠部8、当て
材10の重合部に高周波加工を施し、よって襠部8の内
面に当て材10を止着して格納用ケース部13を得るよ
うにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、格納用ケース部を
もつ定期券入れ、格納用ケース部をもつ名刺入れ、格納
用ケース部をもつメガネ入れ、格納用ケース部をもつ札
束入れ、格納用ケース部をもつ小銭入れ、格納用ケース
部をもつシステムノートなどの格納用ケース部をもつ物
入れの製法に関し、詳しくはケース部における襠部のつ
くり方に工夫を施した物入れの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば図6に示すような、一方
構成片1と他方構成片2の外周縁部の端面を突き合せず
に同部を重ね合せた合掌状態で止着したのちコバ部25
にコバ塗26仕上加工を施して格納用ケース部を完成し
た物入れは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て述べた格納用ケース部をもつ物入れは、合掌状態で突
出したコバ部を有していて、この突出のコバ部をもって
いる完成品をデザイン的に望まない顧客には不向きであ
り、また突出コバ部の存在をデザイン的に気にしない消
費者からして見れば当該コバ面の突出がスペース的には
邪魔となって使い辛いものであり、また上記コバ面の仕
上加工は熟練した技術者の手による作業が必要であっ
て、中々機械化のできない上にコスト高を招く工程でも
あった。
【0004】本発明は上記した事実に鑑み、突出コバ部
を失くするための工夫を施してこれに成功したものであ
って、突出コバ部のない外面の平らな襠として形成され
た新規の、格納用ケース部をもつ物入れを提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る物入れは、皮革地、合成樹脂地等生地を
カットして得た一対の構成片1、2の外周縁を相互に止
着して構成された格納用ケース部をもつ物入れの製法で
あって、先ず一方の構成片1と他方の構成片2を重ねて
これ等両方片1、2の外周縁部3、4に当該両方外周縁
部3、4の伸展作業を可能とする状態の糸条5による千
鳥縫い等縫着工程を施し、然るのちこれ等両方外周縁部
3、4を両側に倒して伸展状態とし且つ外周縁に沿う内
側の線上個所6、7をL形状に折曲してU字状の襠部8
を形成すると共に当該襠部8の内側面に裏面に予め接着
層9を設けた細幅帯状の当て材10を重ね配してこれ等
襠部8、接着層9、当て材10の重合部に加圧・加熱加
工を施し、よって襠部8の外面を平面に成形し且つ接着
層9により当て材10を襠部8に止着した格納用ケース
部を得るようにしたものであり、
【0006】また、皮革地、合成樹脂地等生地をカット
して得た一対の構成片1、2の外周縁を相互に止着して
構成された格納用ケース部をもつ物入れの製法であっ
て、先ず一方の構成片1と他方の構成片2を重ねてこれ
等両方片1、2の外周縁部3、4に当該両方外周縁部
3、4の伸展作業を可能とする状態の糸条5による千鳥
縫い等縫着工程を施し、然るのちこれ等両方外周縁部
3、4を両側に倒して伸展状態とし且つ外周縁に沿う内
側の線上個所6、7をL形状に折曲してU字状の襠部8
を形成すると共に当該襠部8の内側面に裏面に予め接着
層9を設けた細幅帯状の当て材10を、同じく外側面に
裏面に予め接着層を設けた細幅帯状の化粧部材を重ね配
してこれ等襠部8、化粧部材、当て材10の重合部に加
熱・加圧加工を施し、よって襠部8の外面に化粧部材を
同じく内面に当て材10を止着して格納用ケース部を得
るようにしたものである。
【0007】
【実施例】次いで、本発明の一つの実施例を図1〜図5
に依拠して説明する。すなわち、皮革地をカットして得
た一対の構成片1、2の外周縁を相互に止着して構成さ
れた格納用ケース部をもつ名刺入れの製法であって、先
ず一方の構成片1と他方の構成片2を重ねてこれ等両方
片1、2の外周縁部3、4に当該両方外周縁部3、4の
伸展作業を可能とする状態の糸条5による千鳥縫い等縫
着工程を施す(図3参照)。然るのち、これ等両方外周
縁部3、4を両側に倒して伸展状態とし且つ外周縁に沿
う内側の線上個所6、7をL形状に折曲してU字状の襠
部8を形成すると共に当該襠部8の内側面に裏面に予め
ホットメルト接着層9を設けた細幅帯状の当て材10を
重ね配してこれ等襠部8、当て材10の重合部に高周波
加工を施し、よって襠部8の内面に当て材10を止着し
て格納用ケース部13を得るようにしたものである。
【0008】本発明は、中身を見えるようにするために
構成片1、2の一方もしくは両方を透明の合成樹脂シー
トとすること、構成片1、2および化粧部材として所謂
ソフトビニールシート製のものや化学繊維から成る布を
コーティングした熱可塑性軟質合成樹脂シート製のもの
等を用いること、当て材10として熱可塑性軟質合成樹
脂薄板製のものや皮、厚紙製のもの等を用いること、ま
た化粧部材無しとすること、更に構成片1、2、当て材
10および化粧部材を熱可塑性合成樹脂製とし接着剤を
用いず直に高周波溶着することで実施することができ
る。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、襠部が突出コバ部のな
い外面の平らな状態として形成された新規の、格納用ケ
ース部をもつ物入れを容易に提供することができるもの
であって、突出コバ部をもっているデザインを好まない
顧客に応えることができ、また上記従来例におけるよう
に突出コバ部が邪魔となるようなことがない完成品を得
ることができ、更に当該完成品を得るには高度の熟練し
た技術が必要ではなく、機械化による低コスト生産がで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る製法による完成品を示す斜視図で
ある。
【図2】襠部の拡大正面図である。
【図3】図1A−A線に沿う断面図である。
【図4】重ねた構成片の外周縁部に千鳥縫い工程を施し
た状態を示す斜視図である。
【図5】襠部に高周波溶着を加える直前の状態を示す断
面図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1、2 構成片 3、4 外周縁部 5 糸条 6、7 線上個所 8 襠部 9 接着層 10 当て材 11 高周波溶着用上型 12 高周波溶着用下型 13 格納用ケース部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮革地、合成樹脂地等生地をカットして
    得た一対の構成片1、2の外周縁を相互に止着して構成
    された格納用ケース部をもつ物入れの製法であって、先
    ず一方の構成片1と他方の構成片2を重ねてこれ等両方
    片1、2の外周縁部3、4に当該両方外周縁部3、4の
    伸展作業を可能とする状態の糸条5による千鳥縫い等縫
    着工程を施し、然るのちこれ等両方外周縁部3、4を両
    側に倒して伸展状態とし且つ外周縁に沿う内側の線上個
    所6、7をL形状に折曲してU字状の襠部8を形成する
    と共に当該襠部8の内側面に裏面に予め接着層9を設け
    た細幅帯状の当て材10を重ね配してこれ等襠部8、接
    着層9、当て材10の重合部に加圧・加熱加工を施し、
    よって襠部8の外面を平面に成形し且つ接着層9により
    当て材10を襠部8に止着した格納用ケース部を得るこ
    とを特徴とする物入れの製法。
  2. 【請求項2】 皮革地、合成樹脂地等生地をカットして
    得た一対の構成片1、2の外周縁を相互に止着して構成
    された格納用ケース部をもつ物入れの製法であって、先
    ず一方の構成片1と他方の構成片2を重ねてこれ等両方
    片1、2の外周縁部3、4に当該両方外周縁部3、4の
    伸展作業を可能とする状態の糸条5による千鳥縫い等縫
    着工程を施し、然るのちこれ等両方外周縁部3、4を両
    側に倒して伸展状態とし且つ外周縁に沿う内側の線上個
    所6、7をL形状に折曲してU字状の襠部8を形成する
    と共に当該襠部8の内側面に裏面に予め接着層9を設け
    た細幅帯状の当て材10を、同じく外側面に裏面に予め
    接着層を設けた細幅帯状の化粧部材を重ね配してこれ等
    襠部8、化粧部材、当て材10の重合部に加熱・加圧加
    工を施し、よって襠部8の外面に化粧部材を同じく内面
    に当て材10を止着して格納用ケース部を得ることを特
    徴とする物入れの製法。
  3. 【請求項3】 接着層がホットメルトである請求項1ま
    たは2記載の物入れの製法。
  4. 【請求項4】 接着層が感圧接着層である請求項1また
    は2記載の物入れの製法。
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