JP3081542U - パネル - Google Patents

パネル

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JP3081542U
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる色の複数の表層を加圧溶接し重畳する
ことによってパネル部材を構成させると共に、金型の設
計を変更することにより様々な造型や図形を成形できる
パネルを提供する。 【解決手段】 パネル部材(10)と、パネル部材(1
0)の一面に圧着されるベース部材(20)と、ベース
部材(20)におけるパネル部材(10)の反対面に貼
着される底層(30)とから成り、そのパネル部材(1
0)は少なくとも二つの異なる色を有する熱可塑性表層
(11)を重畳した後、その重畳部分を加圧溶接して、
熱可塑性表層(11)の重畳部分の間に設けられる中間
物を溶かすことにより接着されて成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、異なる色の複数の表層を加圧溶接し重畳することによってパネル部 材を構成させると共に、金型の設計を変更することにより様々な造型や図形を成 形できるパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術としては、2000年11月21日の中華民国実用新案公告第412 949号「エチレンビニルアセテートのカラーパネル」があり、その構造は異な る色の布層を縫合によって連結させると共に、その縫合された布層を成形金型に 位置させ、エチレンビニルアセテート(以下、EVAと称す)から成る基材を布 層の上部に成形して縫合部を被覆することによって、そのパネルが平坦状に構成 されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、従来のパネルはその表面に異なる色及び図形を設けることがで きるが、下記に示すような欠点を有する。
【0004】 1. 縫合部の露出を防止すると共に、パネル部材の表面を平坦状にするために 、各布層の接合したい端部を縫合した後、その縫合部を外部方向に折曲させてか ら、縫合部を基材によって被覆するため、接合部が直線状になり、パネル部材の 表面における色の変化が単調になってしまう。
【0005】 2. 縫合部を曲線状にする場合は、各布層の接合したい端部を曲線状に縫合し てから、その縫合部を外部方向に折曲させるので、パネル部材の表面に皺ができ て平坦状ではなくなってしまい、基材を順調に該表面上に被覆できなくなる。ま た、各布層の接合したい端部を曲線状に縫合してから、直接に基材を表面上に被 覆してしまうと、縫合時に形成された針穴から基材が漏洩して、表面の均一性が 失われてしまう。
【0006】 本考案は上記の課題を解決するものであり、パネル部材と、パネル部材の一面 に圧着されるベース部材と、ベース部材におけるパネル部材の反対面に張合わさ れる底層とから成り、そのパネル部材は少なくとも二つの異なる色を有する熱可 塑性表層を重畳した後、その重畳部分を加圧溶接して、熱可塑性表層の重畳部分 の間に設けられる基材を溶かすことにより接着されるので、表面全体が平坦状に なり、バックやスーツケースなどに使用する時は、その表面に様々な色彩や図形 を形成させることが可能である。
【0007】 更に、本考案は熱可塑性表層の接合を高周波溶接で行うことにより、パネル部 材の表面の色彩や図形を金型によって自由に成形できる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、パネル部材(10)と、パネル部材(10)の一面に圧着されるベー ス部材(20)と、ベース部材(20)におけるパネル部材(10)の反対面に 張合わされる底層(30)とから成り、そのパネル部材(10)は少なくとも二 つの異なる色を有する熱可塑性表層(11)を重畳した後、その重畳部分を加圧 溶接して、熱可塑性表層(11)の重畳部分の間に設けられる中間物を溶かすこ とにより接着されて成ることを特徴とするパネル、を提供する。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0010】 図1は本考案に係わるパネルの熱可塑性表層同士を加圧溶接によって接合した 状態を示す側面断面図であり、図2は本考案に係わるパネルの成形工程の流れを 示す側面断面図であり、図3は本考案に係わるパネルを手提げかばんに使用して 、パネル部材の表面の接合部を波状にした場合の斜視図であり、図4は本考案に 係わるパネルをスーツケースに使用し、パネル部材の表面の接合部に文字をマー キングした場合の斜視図である。
【0011】 図1及び図2に示すように、本考案のパネルはパネル部材(10)と、パネル 部材(10)の一面に圧着されるベース部材(20)と、ベース部材(20)に おけるパネル部材(10)の反対面に貼着される底層(30)とから成り、その パネル部材(10)は少なくとも二つの異なる色を有する熱可塑性表層(11) を重畳した後、その重畳部分を高周波溶接して、熱可塑性表層(11)の重畳部 分の間に設けられる中間物を溶かすことにより接着されて成る。また、該中間物 には熱可塑性表層(11)と同じ材質か、或いは接着性を有するゲルを使用する と共に、熱可塑性表層(11)の材質はその製品に応じて、例えばポリウレタン 、ポリエステル、ナイロン或いは塩化ポリビニールなどを選択し使用することが できる。本実施例においては、熱可塑性表層の材質としてポリウレタンを使用し 、その熱可塑性表層の接合方式は従来の技術と全く異なるので、接合部を曲線状 にすることもできる。
【0012】 更に、ベース部材(20)はEVA材料から成ると共に、底層(30)は一般 の布或いは化学繊維の布から成るが、本実施例においては底層(30)に一般の 布を採用している。
【0013】 また、本考案のパネルを製作する時は、先ず各異なる色を有する熱可塑性表 層(11)を夫々組合わせる物品に合わせて裁断して、それらの端部を重畳し、 高周波溶接により接合させて完全なパネル部材(10)を完成させる。その後、 接合時に形成された接合部における凹部(符号なし)を下方に向けて該パネル部 材(10)を金型(40)における型部(41)の底部に位置させて、その上部 からEVA材質であるベース部材(20)を被覆した後、更にその上部から底層 (30)を被覆する。そして、金型(40)によって加圧処理を行って、パネル 部材(10)、ベース部材(20)及び底層(30)を一体に構成させる。この 方法によれば、パネル部材(10)の多様性が高いシートを形成させることがで きると共に、高周波溶接時に形成された凹部もベース部材(20)により被覆さ れるので、シート全体の外観に影響を与えることもない。
【0014】 また、本考案によれば、パネル部材(10)、ベース部材(20)及び底層 (30)の接合強度を高めるために、パネル部材(10)とベース部材(20) との間及びベース部材(20)と底層(30)との間に夫々ポリエチレンから成 る接合層(50)を設けていが、接着性を有するゲルから成る接合層(50)を 採用してもよい。
【0015】 更に、図3に示すように、本考案の熱可塑性表層(11)における接合部は曲 線状に形成でき、バックの表面の装飾効果を高めることができると共に、図4に 示すように、熱可塑性表層(11)の接合部の幅を広くし、その表面に加圧溶接 で文字や図形をマーキングすることによって、他の工程を省くことができるので 、製造コストの削減になる。
【0016】
【考案の効果】
本考案は上記の構成を有するので、各熱可塑性表層間の接合部を曲線状に形成 して、消費者の要求に応じた商品の外観を形成することによって、市場での競争 力を高めることができると共に、各熱可塑性表層間を加圧溶接で接合して、その 表面に文字や図形を自由にマーキングすることによって、商品の外観をより優れ たものに仕上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わるパネルの熱可塑性表層同士を加
圧溶接によって接合した状態を示す側面断面図である。
【図2】本考案に係わるパネルの成形工程の流れを示す
側面断面図である。
【図3】本考案に係わるパネルを手提げかばんに使用し
て、パネル部材の表面の接合部を波状にした場合の斜視
図である。
【図4】本考案に係わるパネルをスーツケースに使用
し、パネル部材の表面の接合部に文字をマーキングした
場合の斜視図である。
【符号の説明】
10 パネル部材 11 熱可塑性表層 20 ベース部材 30 底層 40 金型 41 型部 50 接合層

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル部材(10)と、パネル部材(1
    0)の一面に圧着されるベース部材(20)と、ベース
    部材(20)におけるパネル部材(10)の反対面に貼
    着される底層(30)とから成り、 そのパネル部材(10)は少なくとも二つの異なる色を
    有する熱可塑性表層(11)を重畳した後、その重畳部
    分を加圧溶接して、熱可塑性表層(11)の重畳部分の
    間に設けられる中間物を溶かすことにより接着されて成
    ることを特徴とするパネル。
  2. 【請求項2】 パネル部材(10)とベース部材(2
    0)及びベース部材(20)と底層(30)の間に接合
    層(50)が設けられ、接合層(50)の材質がポリエ
    チレン又は接着性を有するゲルであることを特徴とする
    請求項1に記載のパネル。
  3. 【請求項3】 パネル部材(10)の材質がポリウレタ
    ン又はポリエステル又はナイロン又は塩化ポリビニール
    であり、ベース部材(20)の材質がEVAであり、底
    層(30)の材質が織布又は化学繊維の布であることを
    特徴とする請求項1に記載のパネル。
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