JP3055782U - エプロンドレス - Google Patents

エプロンドレス

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JP3055782U
JP3055782U JP1998005615U JP561598U JP3055782U JP 3055782 U JP3055782 U JP 3055782U JP 1998005615 U JP1998005615 U JP 1998005615U JP 561598 U JP561598 U JP 561598U JP 3055782 U JP3055782 U JP 3055782U
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一郎 筑後
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一郎 筑後
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形くずれせず、抗菌性のあるエプロンドレ
ス。 【解決手段】 防水材被覆繊維生地からなるエプロンド
レスにおいて、周縁を裏側に折り返し、さらにその端縁
を外側に折り返して重ね、二重になった部分を縫製し、
二重部分の端縁から二重部分に隣接する生地の裏にかけ
て目止めテ−プを当て溶着被覆してあるものや、周縁付
近の生地の表にテ−プ状の共生地の裏を向かい合わせ、
縫製して接合してから、縫い目のヨコを境にして共生地
を生地の裏側に折り返し、折り返し部分とこれに隣接す
る生地の裏に目止めテ−プを当て溶着被覆してあるも
の、また、生地周縁を裏側に折り返して二重にし、二重
の間に両面に接着性のある目止めテ−プをはさみ、二重
部分と溶着してあるものを用いる。 【効果】 作業性がよく、抗菌性がすぐれるので、水産
や食肉加工のほか、各種調理現場においても広く着用す
ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は形くずれしにくく、抗菌性のあるエプロンドレスの縁取り構造に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来から水産加工や食肉加工などの作業場、あるいは給食センタ−などにおい て、作業用に繊維の表面を樹脂加工した防水性のある胴付き長ズボンやエプロン ドレスが使用されている。エプロンドレスは袖がなく、背中がタテに分割されて いて、衿ぐりの背面をドットボタンなどで留め、胴部を締めるため腰部両脇に紐 を取り付けてあるものや、腰部両脇にベルトを取り付け、それを背面のハトメ金 具に通して固定具で締めるものが一般的である。そして、周縁はカットしただけ のものやヒ−トカットしたもの、折り返して縫製したり、バイヤステ−プで包ん で縫製してあるものが多い。
【0003】 エプロンドレスに関して、周縁をカットしただけのものでは、衿ぐりや袖ぐり などの糸がほつれることがある。また、背面の裾がめくれやすい。背面にハトメ 金具を設けているものでは、金具がはずれやすく、処理物に混入するおそれがあ る。
【0004】 衿ぐりや袖ぐりの糸がほつれることに関しては、ヒ−トカット(溶融切断)や 折り返して縫製したり、またはバイヤステ−プを当て縫製することにより解決が はかられている。しかし、ヒ−トカットの場合は、衿ぐりや袖ぐり、裾がめくれ たりして形くずれしやすく、動作がしにくく、作業上支障をきたすことがある。 また、ハトメ金具のはずれに対しては、生地孔の径を小さめにすることで防止す ることができる。
【0005】 ほかにも、エプロンドレスは汎用のため衿ぐりが広いので肩からずり落ちやす い。背中が開いて水がかかりやすく、後ろ姿が美観にそわず、とかく身体にフィ ットしなくて作業性がよくない。これらに対しては、衿ぐり背面にドットボタン を複数対設け、衿ぐりの大きさを調節できるようにし、また、背中を5cm〜2 0cm重ね合わせることにより、水が内部にかからないようにして改善すること ができる。
【0006】 エプロンドレスに関しては、とくに最近、衛生上の問題から抗菌性の付与が重 要視されている。縫製部分が露出している場合は、細菌類が付着し繁殖しやすく 、抗菌性に欠けるので改善する必要がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はエプロンドレスに関し、形くずれしにくく、抗菌性のある縁取り構造 を有するエプロンドレスを提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
ここにおいて本考案者は、防水材被覆繊維生地からなるエプロンドレスにおい て、周縁を裏側に折り返し、さらにその端縁を外側に折り返して重ね、二重にな った部分を縫製し、二重部分の端縁から二重部分に隣接する生地の裏にかけて目 止めテ−プを当て溶着被覆してあるものや、周縁付近の生地の表にテ−プ状の共 生地の裏を向かい合わせ、縫製して接合してから、縫い目のヨコを境にして共生 地を生地の裏側に折り返し、折り返し部分とこれに隣接する生地の裏に目止めテ −プを当て溶着被覆してあるもの、また、生地周縁を裏側に折り返して二重にし 、二重の間に両面に接着性のある目止めテ−プをはさみ、二重部分と溶着してあ るものにより抗菌性を付与し得ることを見出すにいたった。
【0009】
【考案の実施の形態】
近年、繊維製品の研究開発が進み、薄手でしかも防水性にすぐれた各種の繊維 生地が実用化されるにいたっている。本考案のエプロンドレスに使用される防水 材被覆繊維生地は、ナイロン等の繊維生地の表にウレタン樹脂等を超薄層に被覆 した極めて軽量なものであり、耐久性が抜群で防水性がある。表面の滑り性がす ぐれているので、処理物の付着血液が除去しやすく、汚れにくいので、防かび・ 防菌性がある。傷が付きにくく、引裂強度が強くて破れにくく、寒冷下でも硬く ならず風合いがよい。また魚類の酸性体液にも耐える。
【0010】 エプロンドレスは図1および図2に示すごとく、周縁が衿ぐり、袖ぐり、背中 の重ね合わせの端縁および裾からなり、胴の部分を紐等により後ろでしばる形状 のものをさす。周縁は裁断したままではほつれるので、原則として縫製するが、 縫製には周縁各所の形状を保つ機能もある。エプロンドレスに対して抗菌性を付 与するためには、縫製箇所を工夫するとともに、できるだけ露出させないように することと、ほかに、縫製に代わる他の方法を講ずることが考えられる。
【0011】 その結果、以下に述べる種々の方法を見出すにいたった。すなわち、縫製する が、如何にして縫製箇所を露出させないようにするかに着目し、縫製箇所を極力 防水性のある目止めテ−プで被覆することにし、第1の方法として、エプロンド レスの周縁を裏側に折り返し、さらにその端縁を外側に折り返して重ね、縫い代 を3〜5mmとって二重になった部分を縫製し、二重部分の端縁から二重部分に 隣接する生地の裏にかけて目止めテ−プを当て溶着して被覆する。ここでは、目 止めテ−プが防水加工のしてある生地の表とは溶着せず、専ら裏とのみ溶着して 接合する性質のあることを利用している。すなわち、二重部分の上面は生地の裏 となっているので、目止めテ−プが溶着するのである。この際、原則として目止 めテ−プが周縁一杯になるようにするが、周縁から若干離れるようにしてもよい 。
【0012】 目止めテ−プは防水性のある幅20mm〜30mmのものを使用し、生地の裏 側に加熱により接着する。目止めテ−プには使用に応じ片面あるいは両面に生地 との接着剤が被覆されてあり、加圧ロ−ラ−と熱風によりおよそ400℃で押圧 して生地裏の繊維面に接着させることができる。この場合、生地の縫製は原則1 本ステッチにより、縫い代が3mmないし5mmであると接着を強固に維持でき ることが判明している。
【0013】 第2の方法は、周縁付近の生地の表にテ−プ状の共生地の裏を向かい合わせ、 縫い代を3〜5mmにとり縫製して接合してから、縫い目のヨコを境にして共生 地を生地の裏側に折り返し、折り返し部分とこれに隣接する生地の裏を半々程度 に目止めテ−プで溶着被覆する。目止めテ−プと接合する面はいずれも生地の裏 であるから目止めテ−プで溶着被覆することができる。この場合も縫い代は3m mないし5mmが適当である。この際、原則として目止めテ−プが周縁一杯にな るようにするが、周縁から若干離れるようにしてもよい。
【0014】 第3の方法は、縫製することなく、生地周縁を裏側に折り返して二重にし、二 重の間に両面に接着性のある目止めテ−プをはさみ、二重部分を目止めテ−プと 溶着して3層にする。これにより周縁がめくれるようなことはない。この際、目 止めテ−プの幅が二重部分の幅よりも大きいときは、ほかに、二重部分以外に目 止めテ−プがはみだした部分の下面が隣接する生地の裏と溶着することになる。
【0015】 以上によりエプロンドレスの周縁が抗菌性あるものにおいて、腰部両脇に縫製 後裏返しした筒状紐をそれぞれ取り付けることにより、紐においても抗菌性にか なったものとすることができる。なお、着用して作業後は各種汚れを水洗等によ り洗い落とし、衛生に留意する必要があることは云うまでもない。
【0016】
【実施例】
以下、実施例により本考案をさらに具体的に説明する。図1にエプロンドレス を正面から見た形状を、図2に背面から見た形状をそれぞれ示す。Lサイズで、 各寸法は背幅42cm、肩幅8cm、丈126cm、胸回り120cm、脇95 cm、裾回り130cm、紐下75cm、ドットボタン4は13mmφとしてあ る。防水材被覆繊維生地8としてナイロンフィラメント生地にウレタン樹脂を多 層コ−ティングしてある厚さ約220ミクロンの東レ株式会社製6140Kを使 用してある。抗菌効果等をもたせるための第1の方法を図3に示すが、各周縁を 裏側に折り返し、さらに端縁を外側に折り返して重ね、二重になった部分を縫製 して縫い代を3mmとしてあり、二重部分と隣接する生地の裏に、東レ株式会社 製、αE−400の幅20mmからなる目止めテ−プを当て、加圧ロ−ラ−で加 熱しながら接着してある。
【0017】 その結果、縫い目は露出しないが、しいて縫い代部分が開けば縫い目のヨコに 通ずる程度であるから抗菌性はかなりすぐれる。また、縁取り効果で各部の形状 が保たれ、裾3がめくれることもない。これと併せ、衿ぐり1の背面にドットボ タン4をオス、メス3対2で設けてあるので、体格に合わせて選択使用すれば、 身体にフィットし、エプロンドレスが肩からずり落ちることもない。また、背中 は中央が重ね合わさるようにしてあるので、水が内部にかかることがない。腰部 両脇に本体と同一生地を縫製後裏返しした筒状紐6をそれぞれ取り付けてあるの で、抗菌効果がある。筒状紐6で胴回りを縛るので身体にフィットし作業がしや すい。
【0018】 縁取りに抗菌性を付与する他の例を図4および図5に示す。第2の方法を図4 に示すが、周縁の生地の表にテ−プ状に共生地の裏を向かい合わせて当て、縫い 代を5mmとり両者を縫製して接合してから、縫い目のヨコを境にして共生地を 生地の裏側に折り返し、折り返し部分とこれに隣接する生地の裏を目止めテ−プ で溶着被覆してある。縫い目のヨコが幾分露出するが、第1の方法と同様に可な りの抗菌性があり、形くずれもしにくい。
【0019】 第3の方法を図5に示すが、このものは周縁を裏側に折り返して二重にし、二 重の間に東レ株式会社製、M−400の幅20mmからなる両面が溶着力のある 目止めテ−プをはさみ溶着してある。縫製部分がないので抗菌性がとくにすぐれ る。縁取り部分がやや硬化しているので形くずれはしない。
【0020】
【考案の効果】
本考案のエプロンドレスは縫い目を極力被覆し、あるいは縫い目をなくしてあ るので、雑菌の付着場所が極めて少なく、抗菌性にすぐれる。したがって、水産 や食肉加工などのほか、各種調理の作業現場においても広く着用することができ る。なお、このエプロンドレスは製作が容易であり、耐久性もかなりあるので経 済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 エプロンドレスを正面からみた説明図であ
る。
【図2】 エプロンドレスを背面からみた説明図であ
る。
【図3】 エプロンドレスの縁取りに関する第1の方法
を示す説明図である。広い部分が生地の裏側にあたる
(以下、同じ)。
【図4】 エプロンドレスの縁取りに関する第2の方法
を示す説明図である。
【図5】 エプロンドレスの縁取りに関する第3の方法
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 衿ぐり 2 袖ぐり 3 裾 4 ドットボタン 5 重ね合せ部 6 筒状紐 7 目止めテ−プ 8 防水材被覆繊維生地

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水材被覆繊維生地からなるエプロンド
    レスにおいて、周縁を裏側に折り返し、さらにその端縁
    を外側に折り返して重ね、二重になった部分を縫製し、
    二重部分の端縁から二重部分に隣接する生地の裏にかけ
    て目止めテ−プを当て溶着被覆してあるエプロンドレ
    ス。
  2. 【請求項2】 防水材被覆繊維生地からなるエプロンド
    レスにおいて、周縁付近の生地の表にテ−プ状の共生地
    の裏を向かい合わせ、縫製して接合してから、縫い目の
    ヨコを境にして共生地を生地の裏側に折り返し、折り返
    し部分とこれに隣接する生地の裏に目止めテ−プを当て
    溶着被覆してあるエプロンドレス。
  3. 【請求項3】 防水材被覆繊維生地からなるエプロンド
    レスにおいて、生地周縁を裏側に折り返して二重にし、
    二重の間に両面に接着性のある目止めテ−プをはさみ、
    二重部分と溶着してあるエプロンドレス。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108209516A (zh) * 2018-02-08 2018-06-29 浙江兆事达智能家居股份有限公司 一种免缝边窗帘

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