JP3003131U - 防水手袋 - Google Patents

防水手袋

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JP3003131U
JP3003131U JP1994003936U JP393694U JP3003131U JP 3003131 U JP3003131 U JP 3003131U JP 1994003936 U JP1994003936 U JP 1994003936U JP 393694 U JP393694 U JP 393694U JP 3003131 U JP3003131 U JP 3003131U
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JP1994003936U
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一雄 井澤
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一雄 井澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手袋本体と袖部との取り付け部分が縫着され
ているにもかかわらず、その縫い目から内部に水等が侵
入することがなく、長期にわたって使用することのでき
る防水手袋の提供にある。 【構成】 少なくとも手先から手首部分まで覆う手袋本
体1と、この手袋本体1に設けられ、腕を所望の部分ま
で覆う筒状の袖部2とを備える防水手袋において、手袋
本体1の開口側周縁部1aと袖部2の一端開口周縁部と
が全周にわたって重ね合わされ、この重ね合わせ部分が
縫着されていて、この縫着された縫着部分4は、袖部の
縫着部分4の近傍を折り返し、この折り返した折返部2
bによって外側から覆われるとともに、内装した熱可塑
性材からなる内周面防水布3によって内側から覆われ、
折返部2bおよび内周面防水布3を縫着部分4に融着す
ることで水密に覆われていることにある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主に、塩化ビニル等の熱可塑性の材質から形成され、雨中の作業、 或いは、水産業に携わる者が使用するのに適した防水手袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の作業用の防水手袋は、手を覆う手袋本体と腕を覆う袖部とが一 体的に形成され、しかも、過酷な作業に耐えることができるように全体的に厚手 に形成されている。しかし、手袋本体と袖部とが一体的に形成された防水手袋は 、非常に重く、加えて、手首、肘等が曲げ難くかった。
【0003】 そこで、近年では上記のことを配慮して、手を覆う手袋本体は、過酷な作業に 耐えることができるように厚手の丈夫なものを使用し、又、袖部は、腕、肘等が 動きやすいように運動性の良い柔らかいものを使用している。その為に、手袋本 体と袖部とが別々に形成され、その後に、手袋本体と袖部とのそれぞれの取り付 け部分が重ね合わされて取り付られていた。
【0004】 この取り付けには、取り付け部分から水等が内部に侵入しないように、取り付 け部分が重ね合わされ、この重ね合わせ部分が高周波を用いた加熱加圧方式によ って熱溶着し接合(以下、この接合方式を「高周波溶着」という。)されていた 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の防水手袋は、手袋本体と袖部とが高周波溶着により接合されて いるが、手袋本体と袖部とは材質および厚みも異なるので、この部分を高周波溶 着しても充分な引張強度を得る程に接合することができなかった。加えて、防水 手袋の着用時には、特に、その接合部分に引っ張り力が加えられるので、長期間 にわたってこれを使用すると、その接合部分に破断が生じ、この破断部分から水 が防水手袋の内部に侵入して、使用するものに不快な思いをさせていた。
【0006】 本考案は、上記の従来の問題点に鑑みてなされたものであって、手袋本体と袖 部との取り付け部分が縫着されているにもかかわらず、その縫い目から内部に水 等が侵入することがなく、長期にわたって使用することのできる防水手袋の提供 を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案が採用する主たる手段は、少なくとも手先 から手首部分まで覆う手袋本体と、この手袋本体に設けられ、腕を所望の部分ま で覆う筒状の袖部とを備える防水手袋において、 手袋本体の開口側周縁部と袖部の一端開口周縁部とが全周に渡って重ね合わさ れ、この重ね合わせ部分が縫着されていて、この縫着部分の少なくとも一側面が 融着によって手袋本体および袖部に一体化された熱可塑性材からなる防水膜で水 密に覆われて構成してある。
【0008】 又、少なくとも手先から手首部分まで覆う手袋本体と、この手袋本体に設けら れ、腕を所望の部分まで覆う筒状の袖部とを備える防水手袋において、 手袋本体の開口側周縁部と袖部の一端開口周縁部とが全周にわたって重ね合わ され、この重ね合わせ部分が縫着されていて、この縫着部分は、袖部の縫着部分 の近傍を折り返し、この折り返した折返部によって外側から覆われるとともに、 内装した熱可塑性材からなる内周面防水布によって内側から覆われ、折返部およ び内周面防水布を縫着部分に融着することで水密に覆われて構成してある。
【0009】 尚、融着とは、高周波溶着に限られず、薬剤による溶着であってもよい。
【0010】
【作用】
上記のように構成された防水手袋は、手袋本体の開口側周縁部と袖部の一端開 口周縁部とが重ね合わされ、この重ね合わせ部分を縫着するとともに、この縫着 された縫着部分の少なくとも一側面が融着によって手袋本体および袖部に一体化 された熱可塑性材からなる防水膜で水密に覆われているので、引張強度を得るた めに縫着されているにもかかわらず、縫着部分の縫い目から内部への水の侵入を 確実に防止することができる。
【0011】 又に、手袋本体の開口側周縁部と袖部の一端開口周縁部とが全周にわたって重 ね合わされ、この重ね合わせ部が縫着されていて、この縫着部分は、袖部の縫着 部分の近傍を折り返し、この折り返した折返部によって外側から覆われるととも に、内装した熱可塑性材からなる内周面防水布によって内側から覆われ、折返部 および内周面防水布を縫着部分に融着することで水密に覆われている。この場合 には、袖部の一部が防水膜として働くので、見た目にも良い。
【0012】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明すると、 本考案の一実施例に係る防水手袋の部材を説明する説明図、図2は本考案の一 実施例に係る防水手袋の加工工程を示す工程説明図、図3は本考案の一実施例に 係る防水手袋を示す概略断面図、図4は本考案の一実施例に係る防水手袋を示す 断面図である。図5は本考案の一実施例に係る防水手袋を示す平面図である。
【0013】 図1乃至図5に示すように、本考案の防水手袋は、手を覆う手袋本体1と、腕 を覆う筒状の袖部2と、手袋本体1と袖部2とが高周波溶着されることにより取 り付けられている接合部分とから構成されている。
【0014】 手袋本体1は、図示されていなが、内周部と外周部の二重の層により形成され ている。外周部は熱可塑性の厚手の合成ゴム等の合成樹脂を手の型に形成してい る。一方、内周部は、手の型に縫製したメリヤス編みの布地を上記の外周部の内 壁面に貼り合わして構成している。又、袖部2は、薄手の非常に柔らかい合成繊 維を筒状に形成している。
【0015】 接合部は、図5に示すように、手袋本体1の開口側周縁部1aと、筒状の袖部 2の一端が内側に折り返された折返片2aと、この折返片2aに連続した折返部 2bと、上記の開口側周縁部1aと折返片2aとの縫着部分4を内周面から覆う 内周面防水布3とから構成されている。
【0016】 上記の防水手袋の加工工程を以下に説明する。 手袋本体1と袖部2との取り付けは、裏地が外周面となるように袖部2を裏返 す。そして、袖部2の一端開口周縁部に手袋本体1を手先から挿入し、袖部2の 折返片2aの周面と手袋本体1の開口側周縁部1aとを重ね合わせる。この重ね 合わされた部分の周面を縫着する。
【0017】 次に、上記のように縫着された縫着部分4の内周面を覆うように内周面防水布 3を挿入するとともに、袖部2の折返片2aに連続する折返部2bを折返片2a に重ね合わせる。これにより、この縫着部分4は内周面防水布3と手袋本体1の 折返部2bとに挟まれた状態となる。
【0018】 内周面防水布3と、手袋本体1の開口側周縁部1aと、折返片2aと、折返部 2bとが互いに重ね合わされた状態で、この重ね合わされた部分に高周波溶着が 施される。高周波溶着された接合部分は、手袋本体1と袖部2との縫着部分4の 外周面および内周面に防水膜を形成した状態となる。即ち、縫着部分4の外周面 には折返部2bが、内周面には内周面防水布3が防水膜として働く。
【0019】 上記のように構成された防水手袋は、手袋本体1と袖部2とを縫着した縫着部 分4の外周面と内周面を挟むように、折返部2bと内周面防水布3とが高周波溶 着されているので、縫着による引張強度に高周波溶着による引張強度が加わり、 高周波溶着のみで接合した場合よりもより強い引張強度を得ることができ、長期 にわたって使用することができる防水手袋を得ることができる。
【0020】 又、これを着用し手を水に浸けて作業をした場合には、高周波溶着された折返 部2bが防水膜となり、水等がこの縫着部分4から防水手袋内に侵入するのを防 止し快適に使用することができる。
【0021】 更に、縫着部分4の内周面には内周面防水布3が高周波溶着により接合されて いるので、例えば、使用時に、折返部2bが破断したとしても、高周波溶着され た内周面防水布3が防水膜として働き、水等がこの縫着部分4の縫い目Aから防 水手袋内に侵入するのを防止することができる。即ち、過酷な取り扱いにも耐え ることができ、取り扱い易い防水手袋となる。
【0022】 しかも、縫着部分4の外周を被っている折返部2bが防水膜としても働いてい るので、見た目にも違和感がなく、見栄えの良い防水手袋となる。
【0023】 尚、本実施例では、手袋本体1の開口側周縁部1aと、袖部2の折返片2aと 、折返部2bと、内周面防水布3とが互いに重ね合わされた状態で一度に高周波 溶着されているが、防水膜を形成することができれば、一度に高周波溶着をする 必要もなく。例えば、最初に、袖部2の一端開口周縁部と、折返片2aとが重ね 合わされた状態で縫着し、次に、折返部2bが縫着部分4に重ね合わされた状態 で高周波溶着し、引き続いて、高周波溶着されている縫着部分と内周面防水布3 とをともに高周波溶着しても良いことは勿論である。
【0024】 又、加工工程に関しても、縫着部分4の外周面または内周面の少なくとも一方 の周面に防水膜を形成することができるものであれば本実施例に限定されない。 例えば、手袋本体1の開口側周縁部1aと袖部2の一端開口周縁部とが重ね合わ された状態で縫着し、この縫着部分(図外)の外周面を熱可塑性の帯体(図外) で被い高周波溶着しても良いことは勿論である。
【0025】
【考案の効果】
上記のように構成された防水手袋は、手袋本体の開口側周縁部と袖部の一端開 口周縁部とが重ね合わされ、この重ね合わせ部分が縫着されるとともに、この縫 着された縫着部分の少なくとも一側面が、融着によって一体化された熱可塑性材 からなる防水膜で水密に覆われている。
【0026】 これにより、防水膜と縫着部分との間には水等が侵入することができず、縫着 部分の縫い目から内部への水の侵入を完全に防止することができ、加えて、高周 波溶着のみで接合された引張強度よりも強い引張強度を得ることができ、取り付 け部分が破断することなく長期にわたって使用することができる。即ち、過酷な 使用にも耐えることができ、非常に扱い易い防水手袋となる。
【0027】 又に、手袋本体の開口側周縁部と袖部の一端開口周縁部とが全周にわたって重 ね合わされ、この重ね合わせ部分が縫着されていて、この縫着部分は、袖部の縫 着部分の近傍を折り返し、この折り返した折返部よって外側から覆われるととも に、内装した熱可塑性材からなる内周面防水布によって内側から覆われ、折返部 および内周面防水布を縫着部分に融着することで水密に覆われている。この場合 は、袖部の一部が防水膜として働くので、見た目にも良く、見栄えの良い防水手 袋を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る防水手袋の部材を説明
する説明図である。
【図2】本考案の一実施例に係る防水手袋の加工工程を
示す工程説明図である。
【図3】本考案の一実施例に係る防水手袋を示す概略断
面図である。
【図4】本考案の一実施例に係る防水手袋を示す概略断
面図である。
【図5】本考案の一実施例に係る防水手袋を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 手袋本体 1a 開口側周縁部 2 袖部 2a 折返片 2b 折返部 3 内周面防水布 4 縫着部分

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも手先から手首部分まで覆う手
    袋本体と、この手袋本体に設けられ、腕を所望の部分ま
    で覆う筒状の袖部とを備える防水手袋において、 手袋本体の開口側周縁部と袖部の一端開口周縁部とが全
    周に渡って重ね合わされ、この重ね合わせ部分が縫着さ
    れていて、この縫着された縫着部分の少なくとも一側面
    が融着によって手袋本体および袖部に一体化された熱可
    塑性材からなる防水膜で水密に覆われていることを特徴
    とする防水手袋
  2. 【請求項2】 少なくとも手先から手首部分まで覆う手
    袋本体と、この手袋本体に設けられ、腕を所望の部分ま
    で覆う筒状の袖部とを備える防水手袋において、 手袋本体の開口側周縁部と袖部の一端開口周縁部とが全
    周にわたって重ね合わされ、この重ね合わせ部分が縫着
    されていて、この縫着された縫着部分は、袖部の縫着部
    分の近傍を折り返し、この折り返した折返部によって外
    側から覆われるとともに、内装した熱可塑性材からなる
    内周面防水布によって内側から覆われ、折返部および内
    周面防水布を縫着部分に融着することで水密に覆われて
    いることを特徴とする防水手袋。
JP1994003936U 1994-04-15 1994-04-15 防水手袋 Expired - Lifetime JP3003131U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014185415A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Tetsuo Nishimura 特殊ア−ムカバ−接合作業用手袋
KR20230097308A (ko) * 2021-12-24 2023-07-03 주식회사 홈에디션명진 기능성 고무장갑 및 이의 제조방법

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