JPH044956Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH044956Y2 JPH044956Y2 JP1983148481U JP14848183U JPH044956Y2 JP H044956 Y2 JPH044956 Y2 JP H044956Y2 JP 1983148481 U JP1983148481 U JP 1983148481U JP 14848183 U JP14848183 U JP 14848183U JP H044956 Y2 JPH044956 Y2 JP H044956Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waterproof
- seams
- sheet
- adhesive
- skin
- Prior art date
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- Expired
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Landscapes
- Details Of Garments (AREA)
- Outer Garments And Coats (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、オートバイ等の防水シートに関す
る。
る。
[従来の技術]
オートバイなど屋外で使用するシートには雨天
走行を考慮して縫目部分などに防水対策を施す必
要がある。すなわち第2図に示す従来例のシート
は、第1図の−線に相当する部分断面図であ
つて、表皮の頂部片と側部片とをシートの側面に
おいてシングルステツチで縫製によりハギ合せる
構造となつている。
走行を考慮して縫目部分などに防水対策を施す必
要がある。すなわち第2図に示す従来例のシート
は、第1図の−線に相当する部分断面図であ
つて、表皮の頂部片と側部片とをシートの側面に
おいてシングルステツチで縫製によりハギ合せる
構造となつている。
この場合縫目より浸入した水は予め表皮とクツ
シヨン材との間に介在されている防水フイルムの
ため、さらに内部のクツシヨン材に浸入すること
なく、防水フイルムの表面上に停滞する。
シヨン材との間に介在されている防水フイルムの
ため、さらに内部のクツシヨン材に浸入すること
なく、防水フイルムの表面上に停滞する。
したがつてクツシヨン材は防水されるが、この
ような状態で人が座つた場合、仮想線Mで示すよ
うに人の足部がハギ合せ部に接触したままでいる
と、シートの振動によりクツシヨン材が圧縮・弛
緩を繰り返し、これにつれ浸入した水はシート内
部より縫目へ吸い上げられてにじみ出す現象、す
なわちスポイト現象を生ずる。この結果水が足部
を常時濡らして、きわめて不快な感じを与えるこ
とになる。なお第2図中のWは水を示す。
ような状態で人が座つた場合、仮想線Mで示すよ
うに人の足部がハギ合せ部に接触したままでいる
と、シートの振動によりクツシヨン材が圧縮・弛
緩を繰り返し、これにつれ浸入した水はシート内
部より縫目へ吸い上げられてにじみ出す現象、す
なわちスポイト現象を生ずる。この結果水が足部
を常時濡らして、きわめて不快な感じを与えるこ
とになる。なお第2図中のWは水を示す。
また実公昭44−19142号公報では、縫合部の外
周に合成樹脂等の防水布帯を被覆して適宜接着
剤、溶着等で手段で装着することが開示されてい
る。
周に合成樹脂等の防水布帯を被覆して適宜接着
剤、溶着等で手段で装着することが開示されてい
る。
[考案が解決しようとする問題点]
上記実公昭44−19142号公報で開示されている
考案は、玉縁を縫合し、この縫合部から水が浸入
しないように、防水布帯を被覆接着したものであ
つて、このような防水布帯は、縫合部からの水の
浸入だけを目的としたものである。つまり、この
開示技術は、合成樹脂等の防水布帯を被覆した後
に、別途接着剤を用いて縫合部を接着するか、合
成樹脂を溶着して縫合部を接合する。したがつ
て、この開示技術に用いられる防水布帯は、接着
作業性の問題の他に、着座したときに、大きく伸
縮する箇所に適用すると、防水布帯のためにシー
トの伸縮性が制限されて異和感を与えるという問
題がある。
考案は、玉縁を縫合し、この縫合部から水が浸入
しないように、防水布帯を被覆接着したものであ
つて、このような防水布帯は、縫合部からの水の
浸入だけを目的としたものである。つまり、この
開示技術は、合成樹脂等の防水布帯を被覆した後
に、別途接着剤を用いて縫合部を接着するか、合
成樹脂を溶着して縫合部を接合する。したがつ
て、この開示技術に用いられる防水布帯は、接着
作業性の問題の他に、着座したときに、大きく伸
縮する箇所に適用すると、防水布帯のためにシー
トの伸縮性が制限されて異和感を与えるという問
題がある。
本考案はかかるスポイト現象による水のにじみ
出しを絶つと共に、オートバイ等のシートにおい
て、高級感を現出させ、デザインの多用化を図
り、伸縮性を確保して且つ防水ができるダブルス
テツチを用いたオートバイ等の防水シートを提供
することを目的とするものである。
出しを絶つと共に、オートバイ等のシートにおい
て、高級感を現出させ、デザインの多用化を図
り、伸縮性を確保して且つ防水ができるダブルス
テツチを用いたオートバイ等の防水シートを提供
することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段]
本考案のオートバイ等のシートは、上記目的を
達成するために、表皮のハギ合せ部がダブルステ
ツチによつて縫合された縫目を有するシートにお
いて、接着材層に編物製の布層を積層してなる接
着材テープを、前記ダブルステツチの縫目部分に
おける表皮の裏側から接着積層し、縫目部分から
の水の浸入に対してシールすると共に伸縮性を確
保したことにある。
達成するために、表皮のハギ合せ部がダブルステ
ツチによつて縫合された縫目を有するシートにお
いて、接着材層に編物製の布層を積層してなる接
着材テープを、前記ダブルステツチの縫目部分に
おける表皮の裏側から接着積層し、縫目部分から
の水の浸入に対してシールすると共に伸縮性を確
保したことにある。
[作用]
したがつて、本考案に用いられる接着テープを
用いることによつて、接着材層が縫目部分を接着
シールするので、スポイト現象による水のにじみ
出しを絶つと共に、接着テープの編物製の布層に
よつて、大きく伸縮するシートの縫合部に追従で
き、ダブルステツチ部分の伸縮性に対して内部の
露見を防止できる防水シートとすることができ
る。
用いることによつて、接着材層が縫目部分を接着
シールするので、スポイト現象による水のにじみ
出しを絶つと共に、接着テープの編物製の布層に
よつて、大きく伸縮するシートの縫合部に追従で
き、ダブルステツチ部分の伸縮性に対して内部の
露見を防止できる防水シートとすることができ
る。
[実施例]
以下図面に基づいて説明する。
第3図、第4図は本考案における防水シートの
第1の実施例を示す。第3図は第1図−線に
おける部分断面図あり、第4図はハギ合せ部の部
分拡大断面図である。この実施例は、シート側面
において、ダブルステツチのハギ合せ部せ部を形
成し、この内側に防水性の接着テープを施したも
のである。すなわち、表皮1は塩化ビニールの樹
脂層2と基布層3とをラミネートしたレザーであ
り、頂部片4,側部片5、端末部片6をそれぞれ
縫合したものである。ハギ合せ部7は、頂部片4
と側部片5を糸8で縫合してから、それぞれの自
由端を折返して縫合する、いわゆるダブルステツ
チ構造となつている。ハギ合せ部7の内側(クツ
シヨン材側)は縫目9,10に沿つてこの縫目上
に防水性の接着テープ11が密着して接着されて
いる。
第1の実施例を示す。第3図は第1図−線に
おける部分断面図あり、第4図はハギ合せ部の部
分拡大断面図である。この実施例は、シート側面
において、ダブルステツチのハギ合せ部せ部を形
成し、この内側に防水性の接着テープを施したも
のである。すなわち、表皮1は塩化ビニールの樹
脂層2と基布層3とをラミネートしたレザーであ
り、頂部片4,側部片5、端末部片6をそれぞれ
縫合したものである。ハギ合せ部7は、頂部片4
と側部片5を糸8で縫合してから、それぞれの自
由端を折返して縫合する、いわゆるダブルステツ
チ構造となつている。ハギ合せ部7の内側(クツ
シヨン材側)は縫目9,10に沿つてこの縫目上
に防水性の接着テープ11が密着して接着されて
いる。
本例の防水性の接着テープ11はポリアミド系
等のホツトメルト型接着材層12に伸縮性に富む
編物製の布層13を積層してある。表皮1は、フ
レーム14およびフレーム14上に載置されたク
ツシヨン材15を被覆し、その端末部をフレーム
14の底部に固定している。
等のホツトメルト型接着材層12に伸縮性に富む
編物製の布層13を積層してある。表皮1は、フ
レーム14およびフレーム14上に載置されたク
ツシヨン材15を被覆し、その端末部をフレーム
14の底部に固定している。
このような防水構造とするには、予め縫合した
表皮1の内側を出し、ハギ合せ部に接着材層12
が接するように防水性の接着テープ11を当接
し、加熱ヒーターで圧接すれば、接着材層12が
軟化溶融し、縫目を完全にシールして接着する。
このシートを用いて雨中を走行した場合、ハギ合
せ部7に水があたつても、水は縫糸に多少しみ込
むだけであり、防水性の接着テープ11のために
それ以上内部に浸入することはできない。ゆえに
従来のように内部の水がスポイト現象でにじみ出
し、人の足部を濡らす事態は確実に防止できる。
またハギ合せ部7が引つ張られて縫目が拡大し、
内部のクツシヨン材15が露見して外観を損なう
事態も防止される。さらに布層13が追従性の良
いものとなつているから、シートの振動に対する
表皮1の伸縮動を妨げることなく、これに追随で
きハギ合せ部7を補強し、かつ人が座つても不快
感を生じさせない。
表皮1の内側を出し、ハギ合せ部に接着材層12
が接するように防水性の接着テープ11を当接
し、加熱ヒーターで圧接すれば、接着材層12が
軟化溶融し、縫目を完全にシールして接着する。
このシートを用いて雨中を走行した場合、ハギ合
せ部7に水があたつても、水は縫糸に多少しみ込
むだけであり、防水性の接着テープ11のために
それ以上内部に浸入することはできない。ゆえに
従来のように内部の水がスポイト現象でにじみ出
し、人の足部を濡らす事態は確実に防止できる。
またハギ合せ部7が引つ張られて縫目が拡大し、
内部のクツシヨン材15が露見して外観を損なう
事態も防止される。さらに布層13が追従性の良
いものとなつているから、シートの振動に対する
表皮1の伸縮動を妨げることなく、これに追随で
きハギ合せ部7を補強し、かつ人が座つても不快
感を生じさせない。
上記防水性の接着テープの接着材層は感熱タイ
プでも感圧タイプでもよい。接着手段は接着剤層
のタイプに応じて、熱風吹付、ヒーター圧接、超
音波溶着または圧着等の手段が選択できる。
プでも感圧タイプでもよい。接着手段は接着剤層
のタイプに応じて、熱風吹付、ヒーター圧接、超
音波溶着または圧着等の手段が選択できる。
布層は天然または合成樹脂等の追従性の良い、
編物が用いられる。
編物が用いられる。
[考案の効果]
叙上の通り、本考案によれば、ダブルステツチ
による縫目部分からの水の浸入に対してシールす
ると共に内部の露見を防止でき、且つ伸縮性を確
保したので、耐水・耐候性を備え、ハギ合せ部に
ダブルステツチを用いて高級感を現出させ、デザ
インの多用化を図れるオートバイ等の防水シート
を得ることができる。
による縫目部分からの水の浸入に対してシールす
ると共に内部の露見を防止でき、且つ伸縮性を確
保したので、耐水・耐候性を備え、ハギ合せ部に
ダブルステツチを用いて高級感を現出させ、デザ
インの多用化を図れるオートバイ等の防水シート
を得ることができる。
第1図は本考案のオートバイ等の防水シートの
第1の実施例を示す側面図、第2図は従来例のシ
ートの第1図−線に相当する部分断面図、第
3図は第1図−線における部分断面図、第4
図はハギ合せ部の部分拡大断面図である。 1……表皮、4……頂部片、5……側部片、7
……ハギ合せ部、8……糸、9,10……縫目、
11……接着テープ、12……接着材層、13…
…布層。
第1の実施例を示す側面図、第2図は従来例のシ
ートの第1図−線に相当する部分断面図、第
3図は第1図−線における部分断面図、第4
図はハギ合せ部の部分拡大断面図である。 1……表皮、4……頂部片、5……側部片、7
……ハギ合せ部、8……糸、9,10……縫目、
11……接着テープ、12……接着材層、13…
…布層。
Claims (1)
- 表皮のハギ合せ部がダブルステツチによつて縫
合された縫目を有するシートにおいて、接着材層
に編物製の布層を積層してなる接着テープを、前
記ダブルステツチの縫目部分における表皮の裏側
から接着積層することにより縫目部分からの水の
侵入に対してシールすると共に伸縮性を確保した
ことを特徴とするオートバイ等の防水シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14848183U JPS6055589U (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | 防水シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14848183U JPS6055589U (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | 防水シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6055589U JPS6055589U (ja) | 1985-04-18 |
JPH044956Y2 true JPH044956Y2 (ja) | 1992-02-13 |
Family
ID=30329881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14848183U Granted JPS6055589U (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | 防水シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6055589U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024058232A1 (ja) * | 2022-09-14 | 2024-03-21 | テイ・エス テック株式会社 | 乗り物用表皮材及び乗り物用シート |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4419142Y1 (ja) * | 1966-05-18 | 1969-08-18 |
-
1983
- 1983-09-26 JP JP14848183U patent/JPS6055589U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4419142Y1 (ja) * | 1966-05-18 | 1969-08-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6055589U (ja) | 1985-04-18 |
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