JPH1042512A - スピンドルモータ及びその製造方法 - Google Patents

スピンドルモータ及びその製造方法

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JPH1042512A
JPH1042512A JP8209162A JP20916296A JPH1042512A JP H1042512 A JPH1042512 A JP H1042512A JP 8209162 A JP8209162 A JP 8209162A JP 20916296 A JP20916296 A JP 20916296A JP H1042512 A JPH1042512 A JP H1042512A
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shaft
spindle motor
notch
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C35/00Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
    • F16C35/04Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
    • F16C35/06Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
    • F16C35/067Fixing them in a housing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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    • F16C2370/12Hard disk drives or the like

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピンドルモータの周辺温度が低下した場
合、該ロータハブが熱収縮を起こし、軸受の外輪とロー
タハブの切欠部との間に、隙間が発生することがある。
その場合、ロータハブ、軸受及びシャフトで構成される
部分の剛性が低下し、かつ、固有振動周波数が低下す
る。このため、この部分の固有振動周波数が、軸受、ス
ピンドルモータ、デイスク、ドライブ装置等の他の部分
の固有振動周波数に近づき、両者の周波数が互いに共振
し、結果的には振動や騒音を誘発するという課題があっ
た。 【解決手段】 軸受12、13を、ロータハブ11に設
けた軸受支持凹み部であって切欠部23、24とテーパ
面26、27とにより形成される軸受支持凹み部21、
22に収容する。テーパ面26、27が、軸受12、1
3を介してロータハブ11の熱収縮による変形を補償す
る押圧成分を発生し、軸受12、13の外輪とロータハ
ブ11の切欠部23、24との間に常に密着した押圧関
係を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンドルモータ
に関し、より詳細には、シャフトを有している静止部
と、ロータハブを有している回転部と、この静止部と回
転部とを連結している軸受とを有しているスピンドルモ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】公知のスピンドルモータは、例えば図3
に符号50で示すように、通常、下側に位置している静
止部51と、上側に位置している回転部52と、により
構成されており、一般に例えば磁気ディスク等の記録用
ハードディスク53を回転する駆動装置として用いられ
ている。
【0003】このスピンドルモータ50において、静止
部51は、HDD等の装置へ固定されているブラケット
60と、このブラケット60の中央部に下端部が固定さ
れているシャフト61と、同様にブラケット60に固定
されておりかつコイルを搭載しているステータ62と、
により構成されている。また該ブラケット60は、前記
ステータ62を受け入れる凹み63と、該凹み63から
立ち上がりそこから半径方向外方に伸びているブラケッ
トフランジ64と、を有している。また、このブラケッ
トフランジ64の上面の一部には例えば120°〜17
0°の範囲にわたり概ね弧状に広がるヘッドシーク溝6
5が設けてある。
【0004】一方、回転部52は、前記ブラケット60
のフランジ64の上面に対置して複数枚のハードディス
ク53を積層保持するロータフランジ70を外周部に有
しているロータハブ71と、前記ロータフランジ70の
下面部分において該ロータハブ71へ取り付けられてい
るロータヨーク72と、前記静止部51のステータ62
に対置する位置において該ロータヨーク72へ取り付け
られているロータマグネット73と、前記シャフト61
の上端部を包囲する環状であって外周部がロータハブ7
1ヘ接着剤74等によって固着されているラビリンスキ
ャップ75と、により構成されている。
【0005】ここで回転部52のロータハブ71は、静
止部51のシャフト61に対して、一対の軸受90、9
1を介して回転自在に支持されている。これらの軸受9
0、91を収容するため、ロータハブ71には、上下に
一対の軸受支持凹み部76、77が形成されている。こ
れらの軸受支持凹み部76及び77は、それぞれ前記シ
ャフト61の軸線方向に対して垂直な方向に伸びており
そこから上方部分が切り欠かれている上向き切欠部(上
向き突き当て部)78とこの切欠部78の半径方向外方
部分から上方に伸びている側壁であって該シャフト61
の中心軸線から同心をなす円筒状に上方に伸びている拡
径寸法の円筒形垂直側壁80、及び該上向き切欠部78
から一定距離だけ下方に離れている位置において同様に
前記シャフト61の軸線方向に対して垂直な方向に伸び
ておりそこから下方部分が切り欠かれている下向き切欠
部(下向き突き当て部)79とこの切欠部79の半径方
向外方部分から下方に伸びている側壁であって該シャフ
ト61の中心軸線から同心をなす円筒状に下方に伸びて
いる拡径寸法の円筒形垂直側壁81と、により構成され
ている。
【0006】これらの軸受凹み部76、77のうち、切
欠部78、79は前記軸受90、91を互いに一定の距
離だけ離して配置する働きをしているもので、これらの
切欠部78、79には前記軸受90、91の外輪のそれ
ぞれ下面及び上面が突き当てられそこに位置付けてあ
る。一方、該垂直側壁80、81はそれぞれの軸受9
0、91が回転方向へ移動するのを阻止する機能をする
もので、通常、これらの側壁と軸受の外輪との間に接着
剤を付着することにより、該軸受がその位置から移動出
来ないように固着している。
【0007】この種HDD用スピンドルモータ50にお
いては、通常、ロータハブ71はディスク53と同様の
アルミニュウム又はアルミニュウム合金によって形成さ
れている。これは、ロータハブ71とディスク53とを
同じ素材によって形成することにより温度変化によるデ
ィスク53の歪等を防止するためである。一方、軸受9
0、91は、通常、スチール又はステンレス等の鉄系金
属によって形成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように固定のシャ
フト61に軸受90、91を介してロータハブ71を回
転自在に支持する構造のスピンドルモータ50において
は、特にロータハブ71の軸受支持凹み部76及び77
に軸受90、91を収容する場合、それぞれ上向き切欠
部78と下向き切欠部79とに軸受90、91の外輪を
突き当てて位置付けているが、ロータハブ71は軸受9
0、91(内輪、外輪)に比べて、その熱膨張係数が大
であり、従って温度低下時の熱収縮変形量も大きい。そ
のため、スピンドルモータ50の周辺温度が低下した場
合、該ロータハブ71が熱収縮を起こし、上向き切欠部
78が矢印82で示すように下方へ向かって収縮し、下
向き切欠部79が矢印83で示すように上方へ向かって
収縮することにより、上方の軸受90の外輪とロータハ
ブ71の上向き切欠部78との間、及び下側軸受91の
外輪とロータハブ71の下向き切欠部79との間に、そ
れぞれ隙間が発生することがある。
【0009】その結果、シャフト61、軸受90、91
及びロータハブ71で構成される部分の剛性が低下し、
かつ、固有振動周波数が低下する。このため、シャフト
61、軸受90、91及びロータハブ71で構成される
部分の固有振動周波数が、軸受、スピンドルモータ、デ
イスク、ドライブ装置等の他の部分の固有振動周波数に
近づき、両者の周波数が共振し、結果的には振動や騒音
を誘発するという課題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、一対の軸受を、ロータハブに設けた一対の軸
受支持凹み部に収容しており、この両軸受支持凹み部が
シャフトの長手方向軸線に沿って一定の距離だけ互いに
離れて設けてあり、かつ、この軸受支持凹み部が、シャ
フトの軸線の方向に対して垂直な方向に伸びておりそこ
から上方部分が切り欠かれている上向き切欠部即ち上側
の軸受の外輪が上方から当接する上向き突き当て部と、
この切欠部の半径方向外方部分から上方に伸びている側
壁であって上方に行くに従いシャフトの中心軸線に向か
って収斂する拡径寸法の円筒形収斂側壁即ちテーパ面
と、により、及び前記上向き切欠部から一定距離だけ下
方に離れている位置において同様にシャフトの軸線方向
に対して垂直な方向に伸びておりそこから下方部分が切
り欠かれている下向き切欠部即ち下側の軸受の外輪が下
方から当接する下向き突き当て部と、この切欠部の半径
方向外方部分から下方に伸びている側壁であって下方に
行くに従いシャフトの中心軸線に向かって収斂する拡径
寸法の円筒形収斂側壁即ちテーパ面と、により、それぞ
れ構成されており、かつ、軸受支持凹み部のうち、それ
ぞれの切欠部には軸受の外輪の下端面及び上端面がそれ
ぞれ突き当てられそこに保持されており、それぞれの側
壁には軸受の外輪の上端縁部及び下端縁部がそれぞれ突
き当てられそこに保持されていることを特徴としてい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本件発明の好ましい実施
例を開示している図1及び図2を参照しながら本件発明
の内容について述べる。本発明のスピンドルモータの各
構成要素及びその配置及び構成は、実質的に図3に示す
公知のスピンドルモータの各構成要素及びその配置及び
構成と類似している。そのため、図1においては、本件
発明のスピンドルモータのうち、特に、シャフト10
と、当該スピンドルモータの回転部を構成しているロー
タハブ11と、該シャフト10へロータハブ11を回転
可能に保持している一対の軸受12、13と、の関係構
造ついてのみ示す。
【0012】図1において、シャフト10は、図3に示
す従来例と同様に、ステータ、凹み、フランジ、ヘッド
シーク溝等を有しているブラケットに、その下端部が固
着され、スピンドルモータの静止部を構成している。ま
たロータハブ11は、図3に示す従来例と同様に、ハー
ドデイスクを保持するフランジ20、軸受12及び13
をそれぞれ支持している軸受支持凹み部21及び22を
備えており、スピンドルモータの回転部を構成してい
る。
【0013】図1において、軸受12及び13をそれぞ
れ支持している軸受支持凹み部21及び22は、前記シ
ャフト10の軸線方向に対して垂直な方向に伸びており
そこから上方部分が切り欠かれている上向き切欠部即ち
軸受12の外輪が上方から当接する上向き突き当て部2
3と、この切欠部23の半径方向外方部分から上方に伸
びている側壁であって上方に行くに従い該シャフト10
の中心軸線14に向かって収斂する拡径寸法の円筒形収
斂側壁即ちテーパ面26と、により、及び前記上向き切
欠部23から一定距離だけ下方に離れている位置におい
て同様に前記シャフト10の軸線方向に対して垂直な方
向に伸びておりそこから下方部分が切り欠かれている下
向き切欠部即ち軸受13の外輪が下方から当接する下向
き突き当て部24と、この切欠部24の半径方向外方部
分から下方に伸びている側壁であって下方に行くに従い
該シャフト10の中心軸線14に向かって収斂する拡径
寸法の円筒形収斂側壁即ちテーパ面27と、によりそれ
ぞれ構成されている。
【0014】これらの軸受凹み部21、22のうち、切
欠部23、24は前記軸受12、13をシャフト10の
軸線14の方向に一定の距離だけ離して配置する働きを
しているもので、これらの切欠部23、24には前記軸
受12、13の外輪の下端面及び上端面がそれぞれ突き
当てられそこに保持されている。一方、シャフト10の
軸線方向の上方及び下方に向かってそれぞれ収斂してい
るテーパ付きの側壁26、27にはそれぞれ軸受12、
13の外輪の上端縁部及び下端縁部が突き当てられそこ
に保持されている。このテーパ付き側壁26、27は軸
受12、13がシャフトの周りに回転するのを阻止する
機能をするものである。
【0015】この発明において、シャフト10へロータ
ハブ11を組み付けるときには、初めに、ロータハブ1
1を加熱して、軸受支持凹み部21、22の直径を広げ
る。次いでこの加熱により広がった凹み部へ軸受12、
13を挿入する。その後、該軸受12、13へシャフト
10を挿通した後、該ロータハブを常温に戻す。若しく
は該ロータハブを常温に戻しながらシャフトを軸受内に
挿通する。このように、軸受は熱嵌合によりロータハブ
へ嵌め込んであるので、該軸受12、13とロータハブ
11に設けた軸受支持凹み部21、22との間に、図3
に示す公知のスピンドルモータの場合にように接着剤を
塗布することなく、安全に固着される。しかしもし望ま
れるなら、これまでと同様に、接着剤の助けを借りるこ
とも可能である。これにより、一層完全な固着が得られ
るのである。
【0016】このように、本発明においては、テーパ付
き側壁26、27が軸受12、13の外輪のそれぞれ上
端縁部及び下端縁部に点P,Qにおいて突き当てられて
いる。このため、図2に示すように、ロータハブ11
は、軸受12、13に対して該側壁26、27に対して
直交する方向に矢印M又はNで示す方向に荷重を付与し
ている。これらのベクトルM、Nを「交換の法則」に基
づいてそれぞれ分解すると、シャフト10の軸線14に
対して垂直な方向の成分aとシャフト10の軸線14に
対して平行な方向の成分b、及びシャフト10の軸線1
4に対して垂直な方向の成分cとシャフト10の軸線1
4に対して平行な方向の成分d、になる。ここで成分b
と成分dとは、方向は反対であるが、同じ大きさの力と
なっている。このため、軸受12、13は、常にロータ
ハブ11の切欠部23、24を矢印28、29で示す方
向へ押圧している。
【0017】しかして、この発明において、温度低下が
発生してスピンドルモータが熱収縮を起こしたときの挙
動について述べる。スピンドルモータが熱収縮を開始す
ると、ロータハブ11の切欠部23、24が、図3にお
いて、矢印82、83で示す方向へ熱収縮しようとす
る。これと同時にロータハブ11はその全体が同時に収
縮する。このロータハブ11の収縮に伴って、側壁2
6、27が軸受12、13の外輪を内方へ押圧し、図2
に示す成分b,dが作用し、これにより軸受12、13
自体が矢印28、29の方向へ押圧される。このため該
軸受がロータハブ11の切欠部23、24を押圧する力
を発生する。ここで、ロータハブ11の熱収縮はロータ
ハブ全体において発生するので、図3に矢印82、83
にて示している方向の熱収縮量は、ほぼ完全に、図2の
矢印28、29にて示している方向の熱収縮量により補
償される。このため、ロータハブ11に熱収縮が発生し
ても、図3のスピンドルモータと異なり、軸受と、切欠
部と、の間に間隙が発生するという心配がない。
【0018】この場合の挙動について、より詳細に検討
すると、切欠部23、24の軸線方向の収縮量は、実際
には前記軸受の熱収縮があるため、完全には補償されな
いであろうが、使用している材料の特性により該軸受の
熱収縮量は、ロータハブ11の熱収縮量に比較して無視
出来る程に少ないので、現実的には該軸受の熱収縮量を
無視することが出来、結果的には、切欠部23、24の
軸線方向の収縮量は実質的に補償される。ロータハブを
アルミニュウム合金で構成し軸受をスチール等の鉄系合
金で構成して本発明の構造を採用すれば、ロータハブに
熱変形による収縮が発生しても、軸受12、13と、切
欠部23、24と、の間には熱収縮による間隙がほぼ完
全に解消される。
【0019】なお図2において明白なように、ロータハ
ブ11のテーパ面26、27は、軸受12、13の保持
を確実に行うため該軸受の上面又は下面位置よりも幾分
上方又は下方まで突出している。このため、軸受12の
上面に接しているラビリンスキャップ30には、図3の
ように、該突出部を収容する突出部収容溝eが設けてあ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次に記載するような効果を奏する。請求項
1に記載のスピンドルモータにあっては、温度低下時
に、ロータハブ11の切欠部23、24が互いに接近す
る方向に収縮しようとするが、この際、ロータハブ全体
も同様に収縮し、このロータハブ11の内周方向の収縮
によって軸受12、13がテーパ面26、27により押
圧され、この結果、該軸受12、13は切欠部23、2
4を押圧する方向に移動し常時軸受と切欠部とが当接す
ることになる。このため軸受12、13とロータハブ1
1の切欠部23、24との間に間隙が発生することがな
い。従ってスピンドルモータが熱変化を受けたときに
も、ロータハブ11、軸受12、13及びシャフト10
で構成される部分の剛性が変動するということはなく、
よってロータハブ11、軸受12、13及びシャフト1
0で構成される部分の固有振動数に変化がなく、他の部
材との共振による振動又は騒音の発生を完全に阻止する
ことが出来る。
【0021】請求項2に記載のスピンドルモータにあっ
ては、軸受12、13の温度変化による寸法変動をロー
タハブ11に比べて無視できる程度にされているため、
温度低下時における軸受12、13の外輪の切欠部への
押圧力の調整をテーパ面26、27のテーパ角のみで制
御でき、設計が容易になる効果が得られる。
【0022】請求項3に記載のスピンドルモータにあっ
ては、軸受12、13をロータハブ11に対して圧力嵌
めによってのみ固着できるので、組立が容易になり、さ
らに請求項4に記載のスピンドルモータにあっては、接
着剤を併用するので、軸受12、13の外輪のロータハ
ブ11に対する固定強度即ち回り止めがより確実にな
る。
【0023】請求項5に記載のスピンドルモータの製造
方法にあっては、組立に際し、ロータハブ11を加熱し
て軸受支持凹み部21、22の直径を広げ、これに軸受
12、13を挿入するようにしたので、軸受12、13
を傷つけることなく組み込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したスピンドルモータのロータ
ハブと軸受との関係を示す断面図である。
【図2】 図1の拡大断面図である。
【図3】 公知のスピンドルモータの一例を示す全体断
面図である。
【符号の説明】
10 シャフト 11 ロータハブ 12、13 軸受 20 フランジ 21、22 軸受支持凹み部 23、24 切欠部 26、27 円筒形収斂側壁(テーパ面)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフト10を有している静止部と、ロ
    ータハブ11を有している回転部と、該静止部と回転部
    とを連結している軸受12、13と、を有しているスピ
    ンドルモータにおいて、 軸受12、13が、ロータハブ11に設けた一対の軸受
    支持凹み部21、22に収容されており、 この軸受支持凹み部21、22がシャフト10の長手方
    向軸線に沿って一定の距離だけ互いに離れて設けてあ
    り、 一方の軸受支持凹み部21がシャフト10の該軸線の方
    向に対して垂直な方向に対し、該軸線から離れる方向に
    伸びておりそこから上方部分が切り欠かれている上向き
    切欠部23と、この切欠部23の半径方向外方部分から
    上方に伸びている側壁であって上方に行くに従い該シャ
    フト10の軸線方向に向かって収斂する拡径寸法の円筒
    形収斂側壁26と、により構成されており、他方の軸受
    支持凹み部22が前記上向き切欠部23から一定距離だ
    け下方に離れている位置において同様に前記シャフト1
    0の軸線方向に対して垂直な方向に対し、該軸線から離
    れる方向に伸びておりそこから下方部分が切り欠かれて
    いる下向き切欠部24と、この切欠部24の半径方向外
    方部分から下方に伸びている側壁であって下方に行くに
    従い該シャフト10の軸線方向に向かって収斂する拡径
    寸法の円筒形収斂側壁27と、によりそれぞれ構成され
    ており、 かつ、前記軸受支持凹み部21、22のうち、切欠部2
    3、24には前記軸受12、13の外輪の下端面及び上
    端面がそれぞれ突き当てられそこに保持されており、側
    壁26、27には軸受12、13の外輪の上端縁部及び
    下端縁部がそれぞれ突き当てられそこに保持されている
    ことを特徴とするスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】軸受12、13は、ロータハブ11の材料
    に比べて温度変化による寸法変動を無視出来る程度の材
    料にて構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    スピンドルモータ。
  3. 【請求項3】軸受12、13がロータハブ11に対し
    て、圧力嵌めによってのみ固着されていることを特徴と
    する上記請求項のいずれか1に記載のスピンドルモー
    タ。
  4. 【請求項4】軸受12、13がロータハブ11に対し
    て、接着剤及び圧力嵌めにより固着されていることを特
    徴とする上記請求項のいずれかに記載のスピンドルモー
    タ。
  5. 【請求項5】シャフト10へロータハブ11を組み付け
    る際に、初めに、ロータハブ11を加熱して、軸受支持
    凹み部21、22の直径を広げ、次いでこの加熱により
    広がった該凹み部へ軸受12、13を挿入し、その後
    に、該軸受12、13へシャフトを挿通する、諸段階か
    らなる上記請求項のいずれか1に記載のスピンドルモー
    タを製造する方法。
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JP2014138448A (ja) * 2013-01-15 2014-07-28 Mitsui High Tec Inc 回転子積層鉄心の製造方法

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