JPH1042501A - 誘導電動機のロータ - Google Patents
誘導電動機のロータInfo
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- JPH1042501A JPH1042501A JP9111446A JP11144697A JPH1042501A JP H1042501 A JPH1042501 A JP H1042501A JP 9111446 A JP9111446 A JP 9111446A JP 11144697 A JP11144697 A JP 11144697A JP H1042501 A JPH1042501 A JP H1042501A
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
の起動効果を向上せしめ、さらに、ロータの重量を減少
させて無負荷トークおよび貫成力を大幅に減少できるば
かりか、製造コストを大幅に節減させることにある。 【解決手段】 ロータおよびステータとからなり動力を
発生させる誘導電動機において、ロータコア12の中心
に形成された軸挿入孔13を中心にコアレーグ14によ
り区画された複数の空間部15がロータコア12に形成
されていることを特徴とする。
Description
タに係り、特に、ロータコアから発生される起磁力の損
失を軽減させて誘導電動機の起動効率を向上させること
ができ、ロータの重量を減少させてロータの製造コース
トダウンを図りうる誘導電動機のロータに関する。
ケイ素鋼板からなる複数のロータコアが積成され、ステ
ータの一次巻線により発生された磁界内にロータが位置
されることにより、前記ステータの一次巻線により発生
された磁界が二次導体なるロータに影響を及ぼすように
なるが、前記ロータコアが円板状に形成されているた
め、磁束がロータコアの全体に形成される。
ータ1aは、図14(A)に示すように、複数の積層さ
れたロータコア2aの中央に図示のないモータ軸が挿入
される軸挿入孔3aが穿設され、該軸挿入孔3aの外方
には空気を流すための複数の通孔6aが穿設されてい
る。
動機のロータ1bは、図14(B)に示すように、複数
の積層されたロータコア2bの中央にモータ軸が挿入さ
れる軸挿入孔3bが穿設され、該軸挿入孔3bの外方に
は空気を流すための複数の通孔6bが穿設されている。
一方、前記ロータコア2bの通孔6bの外方にロータコ
ア2bを自動に積層させるための自動積層溝8が形成さ
れている。
従来の実施の形態1,2による誘導電動機のロータ1
a,1bは磁束がロータコア2a,2bのすべての円板
に分布されることにより、磁束の径路中の一部は径路が
長く、かかる径路の数が多いほど磁気の抵抗が大にな
る。このように磁気抵抗の増加に伴いロータの起磁力の
損失も大となり、このような起磁力の損失によりモータ
の起動効率の低下をきたすという問題点があった。
負荷トークおよび慣性力が大となり、製造コストの上昇
を招くなどの問題点があった。
決するためになされたものであって、本発明の目的は、
誘導電動機の起磁力損失を軽減させてモータの起動効率
を向上せしめうるようにされた誘導電動機のロータを提
供することにある。
量を減少させて無負荷トークおよび慣性力を大幅に減少
できるばかりか、製造コストを大きく節減させうる誘導
電動機のロータを提供することにある。
するために、請求項1記載の第1の発明は、ロータおよ
びステータからなり動力を発生させる誘導電動機におい
て、ロータコアの中央部に形成された軸挿入孔を中心に
コアレーグにより区画された複数の空間部がロータコア
に形成されていることを要旨とする。従って、誘導電動
機の起磁力損失を軽減させてモータの起動効率を向上せ
しめる。
は、ロータコアの両側に同一に形成されるが、これらの
両側の空間部は隔板により分割されることを要旨とす
る。従って、起磁力の損失を防止しつつロータコアの冷
却効果が高められる。
1つ以上の通孔が突設されていることを要旨とする。従
って、起磁力の損失を防止しつつロータコアの冷却効果
が高められる。
れの空間部には非鉄金属が満たされていることを要旨と
する。従って、起磁力の損失を防止しつつロータコアの
冷却効果が高められる。
属および隔板を通る1つ以上の通孔が穿設されているこ
とを要旨とする。従って、ロータコアの冷却効果がさら
に向上される。
コアの両側にエンドリングが装着されていることを要旨
とする。
びステータからなり動力を発生させる誘導電動機におい
て、ロータコアの中央部に形成された軸挿入孔を中心に
コアレーグにより区画された複数の貫通部がロータコア
に形成されていることを要旨とする。従って、ロータの
重量を減少させて無負荷トークおよび慣性力を大幅に減
少できるばかりか、製造コストを大きく節減できる。
に非鉄金属が満たされていることを要旨とする。従っ
て、ロータコアの冷却効果がさらに向上される。
属を貫通する1つ以上の通孔が穿設されていることを要
旨とする。従って、起磁力の損失を防止しつつロータコ
アの冷却効果が高められる。
ついて添付図面に沿って詳述する。
タの斜視図、図2(A)は本発明の実施の形態1による
ロータの側面図、図2(B)は本発明の実施の形態1に
よるロータの部分断面図である。
実施の形態1によりロータ10は、ロータコア12の中
央にモータ軸11が結合される軸挿入孔13が穿設さ
れ、該軸挿入孔13を中心にコアレーグ14が放射状に
て複数形成され、該複数のコアレーグ14の間には空間
部15が形成されている。前記複数のコアレーグ14は
ロータコア12の両側にそれぞれ同一に形成され、空間
部15もまた同一の位置に対称形に形成され、該両側の
空間部15は隔板18により詰っている。
ロータの側面図、図3(B)は本発明の実施の形態2に
よるロータの部分断面図であって、本発明の実施の形態
2によるロータ20は、ロータコア22の中央に図示の
ないモータ軸が結合される軸挿入孔23が穿設され、該
軸挿入孔23を中心にコアレーグ24が放射状に複数形
成され、該複数のコアレーグ24間には空間部25が形
成されている。前記複数のコアレーグ24はロータコア
22の両側にそれぞれ同一に形成され、空間部25もま
た同一の位置に対称形に形成され、該両側の空間部25
は隔板28により詰っており、前記隔板28にはロータ
コア22の両側にそれぞれ同一に形成された空間部25
を貫通する通孔27が1つずつ形成され、前記通孔27
を通して空気が通されるようになっている。
タ30は、図4に示すように、ロータコア32の両側に
形成された空間部35を分離する隔板38に2つの通孔
37が形成されている。
ロータの側面図、図5(B)は本発明の実施の形態4に
よるロータの部分断面図であって、本発明の実施の形態
4によるロータ40は、ロータコア42の中央に図示の
ないモータ軸が結合される軸挿入孔43が穿設され、該
軸挿入孔43を中心にコアレーグ44が放射状にて複数
形成され、該複数のコアレーグ44間に形成された空間
部にアルミニウムなどの非鉄金属49が満たされてお
り、起磁力の損失を防止しつつロータコア42の冷却効
果が高められるようになっている。
5によるロータの側面図、図6(B)は本発明の実施の
形態5によるロータの部分断面図であって、本発明のロ
ータ50は、ロータコア52の中央に図示のないモータ
軸が結合される軸挿入孔53が穿設され、該軸挿入孔5
3を中心にコアレーグ54が放射状にて複数形成され、
該複数のコアレーグ54間に形成された空間部にアルミ
ニウム等の非鉄金属が満たされている。一方、前記非鉄
金属59を貫通する通孔57が穿設され、ロータコア5
2の冷却効果をさらに向上されるようになっている。
によるロータの側面図、図7(B)は本発明の実施の形
態6によるロータの部分断面図であって、本発明の実施
の形態6によりロータ60は、ロータコア62の中央に
モータ軸が結合される軸挿入孔63が穿設され、該軸挿
入孔63を中心にコアレーグ64が放射状にて複数形成
されるが、該複数のコアレーグ64は空間部を4区域に
分割するように形成され、該空間部にはアルミニウム等
の非鉄金属69で満たされた構造になっている。
7によるロータの側面図、図8(B)は本発明の実施の
形態7によるロータの部分断面図であって、本発明の実
施の形態7によるロータ70は、ロータコア72の中央
にモータ軸が結合される軸挿入孔73が穿設され、該軸
挿入孔73を中心にコアレーグ74が空間部を4区域に
分割するように形成され、該空間部にはアルミニウムな
どの非鉄金属79で満たされる一方、ロータコア72の
両方にエンドリング71を装着された構造になってい
る。
8によるロータの側面図、図9(B)は本発明の実施の
形態8によるロータの部分断面図であって、本発明の実
施の形態8によりロータ80は、ロータコア82の中央
にモータ軸が結合される軸挿入孔83が穿設されてい
る。該軸挿入孔83を中心にコアレーグ84が空間部を
4区域に分割するように形成され、該空間部にはアルミ
ニウムなどの非鉄金属89が満たされている。一方、ロ
ータコア82の両方にエンドリング81が装着され、前
記非鉄金属89を貫通する通孔87が穿設された構造に
なっている。
態9によるロータの側面図、図10(B)は本発明の実
施の形態9によるロータの部分断面図であって、本発明
の実施の形態9によるロータ90は、ロータコア92の
中央にモータ軸が結合される軸挿入孔93が穿設されて
いる。該軸挿入孔93を中心にコアレーグ94が放射状
に複数形成され、該記複数のコアレーグ94間には貫通
部95が形設されている。
よるロータの側面図、図11(B)は本発明の実施の形
態10によるロータの部分断面図であって、本発明の実
施の形態10によるロータ100は、ロータコア102
の中央にモータ軸が結合される軸挿入孔103が穿設さ
れ、該軸挿入孔103を中心にコアレーグ104が放射
状に複数形成され、該記複数のコアレーグ104間には
貫通部105が形成されている。前記貫通部105に
は、非鉄金属109で満たされ、前記非鉄金属109を
貫通する通孔107が穿設されている。
について図12(A),(B)に沿って詳述する。
設けられるロータ10のロータコア12の中央に形成さ
れた軸挿入孔13を中心に放射状に形成されたコアレー
グ14により区画された複数の空間部15が形成されて
いるため、点線で示された磁束が通る距離が短く誘導さ
れ、起磁力の損失を軽減させうるため、モータの起動効
率を向上させることができる。また、前記空間部15に
よりロータ10の重量が大いに減少されて無負荷トーク
および慣性力を大いに減少しうるとともに、製造コスト
のダウンを図ることができる。更に、図12(B)に示
すように、ロータ30のロータコア32に形成された空
間部35の隔板38には、空気を流すための複数の通孔
37が穿設されて非鉄金属、たとえば、アルミニウムか
らなる放熱材が挿入されるため、前記ロータコア32か
ら発生される熱を吸収して有効に放熱させうるようにな
る。
より詳述する。
際、ロータコア32には磁気抵抗による起磁力の損失が
生じることにより、磁気抵抗を減少させることが起磁損
失を減少させることであり、モータの効率を高めること
になる。
の強さおよびインダクタンスを増加させるべきである。
素、すなわち、磁気抵抗、磁界の強さ、インダクタンス
を求める公式を見てみると次のごとくである。
くである。
の非透磁率、lは磁路の長さ、さらに、Aは磁路の断面
積をそれぞれ示す。
例するため、磁気抵抗の減少のためには磁路の長さを減
少すべきである。
下記のごとくである。
をそれぞれ示す。
反比例するため、磁界の強さを増やすためには、磁路の
長さを縮小すべきである。
下記のごとくである。
の非透磁率、Nは巻線数、Ao は磁路の断面積、Ko は
鉄板の積層密度計数、lは磁路の長さをそれぞれ示す。
さに比例するため、インダクタンスの強さを増やすため
には、磁路の長さを縮小すべきである。
質のロータで磁気抵抗を減少させ、磁界の強さおよびイ
ンダクタンスを増やすためには磁路の長さを縮小するの
が肝要である。
ように、本発明のロータ10,30は、ロータコア1
2,32に空間部15,35を形成することにより、磁
路の長さが図14(A),14(B)に示す従来のロー
タ1a,1bより短かくなる。この際、注意すべき点は
空間部15,35を形成する際、磁路の断面積を考慮に
入れて形成すべきである。
に、磁気抵抗Rは磁路の断面積Aにかかわるため、磁束
密度が適正水準になるように磁路の断面積を保持すべき
である。
式は下記のごとくである。
fは周波数を示す。
度が上昇されない値であるべきである。
ット下段の断面からコアの内径までの距離がステータヨ
ークのティス幅以上にならなければならないのは言うま
でもなく、この部分での磁束密度の計算値がケイ素鋼板
材質のもつB−Hカーブの臨界曲面、つまり、非透磁率
値が極小となる点を超えてはならない。
れた鉄損値が既存の場合に比べて大でない程度に磁路の
断面積を保持すべきである。
ルミニウム材を満たしておけば空間のまま置いた場合に
比べてロータコアから生じる熱を吸収する放熱効果がさ
らに大になるため、モータの効率向上に足してなる。
動機の実験結果は下記のテーブル1と同じである。
る本発明は、図12(A)に示すごとき構造に通孔を6
個を穿設したロータを装着された60Hz,200Vの
単相誘導電動機であって、外径が107mm、積層高さ
55mm、極数4極、入力516W、アルミニウム部分
の半径17.67mm、通孔の直径5.88mmであ
る。
ごとき構造のロータを装着された単相誘導電動機を使用
し、諸元は本発明の誘導電動機と同一であるが、ただ、
ロータに空間部なり通孔が形成されていない。
圧×電流×60)×100 3.比較効率(%) (本発明の単位当りの効率−従来
技術の単位当りの効率/従来技術の単位当りの効率)×
100 上記テーブル1から本発明は従来の技術により10%か
ら30%以上の比較効率があるのがわかる。
のロータによれば、誘導電動機の起磁力損失を軽減させ
てモータの起動効率を増大させることができ、ロータの
重量を減少させて無負荷トークおよび慣性力を減少で
き、ロータコア材の節減により製造コストを大幅にダウ
ンさせうるため、機器の効率性および信頼性を大幅に向
上させる優れた効果を有する。
る。
よび部分断面図である。
よび部分断面図である。
ある。
よび部分断面図である。
よび部分断面図である。
よび部分断面図である。
よび部分断面図である。
よび部分断面図である。
および部分断面図である。
図および部分断面図である。
ある。
図および従来の実施の形態2によるロータの磁束径路図
である。
Claims (9)
- 【請求項1】 ロータおよびステータからなり動力を発
生させる誘導電動機において、 ロータコアの中央部に形成された軸挿入孔を中心にコア
レーグにより区画された複数の空間部がロータコアに形
成されていることを特徴とする誘導電動機のロータ。 - 【請求項2】 前記空間部は、ロータコアの両側に同一
に形成されるが、これらの両側の空間部は隔板により分
割されることを特徴とする請求項1に記載の誘導電動機
のロータ。 - 【請求項3】 前記隔板に1つ以上の通孔が突設されて
いることを特徴とする請求項2に記載の誘導電動機のロ
ータ。 - 【請求項4】 前記それぞれの空間部には非鉄金属が満
たされていることを特徴とする請求項2に記載の誘導電
動機のロータ。 - 【請求項5】 前記非鉄金属および隔板を通る1つ以上
の通孔が穿設されていることを特徴とする請求項4に記
載の誘導電動機のロータ。 - 【請求項6】 前記ロータコアの両側にエンドリングが
装着されていることを特徴とする請求項1に記載の誘導
電動機のロータ。 - 【請求項7】 ロータおよびステータからなり動力を発
生させる誘導電動機において、 ロータコアの中央部に形成された軸挿入孔を中心にコア
レーグにより区画された複数の貫通部がロータコアに形
成されていることを特徴とする誘導電動機のロータ。 - 【請求項8】 前記貫通部に非鉄金属が満たされている
ことを特徴とする請求項7に記載の誘導電動機のロー
タ。 - 【請求項9】 前記非鉄金属を貫通する1つ以上の通孔
が穿設されていることを特徴とする請求項8に記載の誘
導電動機のロータ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR19960013682 | 1996-04-30 | ||
KR1996-13682 | 1996-04-30 |
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JP (1) | JP2828437B2 (ja) |
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