JPH05168180A - 誘導電動機 - Google Patents
誘導電動機Info
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- JPH05168180A JPH05168180A JP32900491A JP32900491A JPH05168180A JP H05168180 A JPH05168180 A JP H05168180A JP 32900491 A JP32900491 A JP 32900491A JP 32900491 A JP32900491 A JP 32900491A JP H05168180 A JPH05168180 A JP H05168180A
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- Japan
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- rotor
- cavity
- end ring
- conductor
- stator
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- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Induction Machinery (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
ことなくロータの重量を軽減でき、該電動機の駆動軸を
支持する軸受のスラスト部への負担を軽減でき、しかも
エンドリングの成形も容易に行えるようにする。 【構成】ロータ3に、径方向内方側6aがこのロータ3
の軸方向両端に形成する導体5のエンドリング51の内
径より径方向内方に位置し、かつ、径方向外方側6bが
導体用スロット31の形成位置より径方向内方に位置す
る空洞部6を内設すると共に、この空洞部6における軸
方向両端側で、エンドリング51に対応する径方向外側
位置を閉鎖する。 【効果】電動機1が大形化しても、ロータ3における磁
路の妨げとならない不必要な鉄心部分に前記空洞部6を
形成することにより、電動機の効率が低下することなく
ロータ3の重量を軽減できるので、それだけ、ロータ3
に連結される駆動軸を支持する軸受への負荷を軽減で
き、それでいて、エンドリング51の成形も容易に行え
る。
Description
スロットを有するステータと、該ステータに挿嵌し、ス
ロット内に導体を収納したロータとから成る誘導電動機
に関する。
この電動機を大形化したり、また、商用電源周波数以外
の電源周波数に対応して電動機を運転する場合におい
て、2極の電動機によって生じていたロータの回転数の
増大を防止するために、ステータのコイル用スロットを
増やして多極化して回転数を抑えるようにしていた。
動機の能力向上や、多極化により前記ステータの径が大
きくなり、該ステータに挿嵌する前記ロータの外径も大
きくなって、全体として重量が増加し、前記ロータに連
結する駆動軸を支持する軸受、特にスラスト部への負担
が大きくなる問題があった。
の大形化によりロータにおける導体とロータ内面とのヨ
ーク距離に対し、該ロータの内方側には磁路にならない
不必要な鉄心部分が生ずることに着目して発明したもの
で、その目的は、電動機効率を低下することなく、重量
を軽減でき、該電動機の駆動軸を支持する軸受のスラス
ト部への負担を軽減することができながら、しかも、エ
ンドリングの成形も容易に行える大形の誘導電動機を提
供することにある。
成するために、コイル4を挿入する多数のコイル用スロ
ット21を有するステータ2と、該ステータ2に挿嵌
し、導体用スロット31内に導体5を収納したロータ3
とから成る誘導電動機において、前記ロータ3に、径方
向内方側6aが該ロータ3の軸方向両端に形成する前記
導体5のエンドリング51の内径より径方向内方に位置
し、かつ、径方向外方側6bが前記スロット31の形成
位置より径方向内方に位置する空洞部6を内設すると共
に、該空洞部6における軸方向両端側で、前記エンドリ
ング51に対応する径方向外側位置を閉鎖したのであ
る。
前記ロータ3における磁路の妨げとならない不必要な鉄
心部分に前記空洞部6を形成することにより、電動機の
効率が低下することなく前記ロータ3の重量を軽減でき
るので、それだけ、前記ロータ3に連結される駆動軸を
支持する軸受への負荷を軽減できるし、また、前記空洞
部6の軸方向両端側で、前記エンドリング51に対応す
る径方向外側位置を閉鎖しているから、前記エンドリン
グ51をアルミダイキャストで前記導体5と一体に成形
する場合でも、成形時、前記空洞部6に、その成形素材
が流れ込むようなことなく成形できるのであって、前記
エンドリング51の成形を容易にできるのである。
示しており、複数の薄板鋼板を積層して形成するステー
タ2と、該ステータ2に挿嵌し、複数の薄板鋼板を積層
して形成するロータ3とから形成しており、前記電動機
1のステータ2は、その中央部に、前記ロータ3を挿嵌
するための円形穴22を形成すると共に、多数のコイル
用スロット21・・・・を前記円形穴22に沿ってこの円形
穴22内周面に開口するように形成し、該スロット21
の前記円形穴22内周面における開口部から前記コイル
4を挿入し、12極用ステータ2を形成している。また
一方、前記ロータ3は、該ロータ3の径方向外方側にア
ルミニウムなどの導体5をダイキャスト成形により収納
する導体用スロット31を複数個形成すると共に、その
中央部に駆動軸(図示せず)を挿通固定する挿通孔32
を形成している。尚、51は、前記導体5と共にアルミ
ダイキャストで一体に成形するエンドリングであり、5
1aは、該エンドリング51の上下両端面に一体に形成
するバランスウエイトを固定するためのピン部である。
は、以上の誘導電動機において、前記ロータ3に、径方
向内方側6aが該ロータ3の軸方向両端に形成する前記
導体5のエンドリング51の内径より径方向内方に位置
し、かつ、径方向外方側6bが前記スロット31の形成
位置より径方向内方に位置する4つの空洞部6を内設す
ると共に、該空洞部6における軸方向両端側の全面、つ
まり、前記エンドリング51に対応する径方向外側位置
を含む全面を閉鎖したのである。
に前記ロータ3を形成する薄板鋼板3aに扇形の切欠穴
を予め設け、前記薄板鋼板3aの積層により形成するの
であり、また、前記空洞部6の軸方向両端側での閉鎖
は、前記ロータ3を形成する多数の薄板鋼板3bを、図
4に示したように切欠穴を設けない薄板鋼板として、こ
の鋼板を2〜3枚積層することにより行うのである。
洞部6の径方向外方側6bに至るまでの長さは、磁路が
確保できるヨーク長さと成すのであって、前記空洞部6
は、前記磁路とならない部分で、不必要な鉄心部分に形
成するのである。
前記ステータ2及びロータ3が大形化しても、前記ロー
タ3における磁路の妨げとならない不必要な鉄心部分に
前記空洞部6を形成することにより、電動機の効率が低
下することなく、前記ロータ3の重量を軽減できるの
で、それだけ、前記ロータ3に連結される駆動軸を支持
する軸受への負荷を軽減できるのであり、しかも、前記
空洞部6は、その軸方向両端側が閉鎖されているため
に、前記エンドリング51をアルミダイキャストにより
前記導体5と一体に成形する場合、その成形時にアルミ
素材が前記空洞部6に流れ込むことなく成形できるので
あって、前記空洞部6を設けながら前記エンドリング5
1の成形を容易にできるのである。
記したように鋼板3bにより完全に閉鎖したが、前記エ
ンドリング51に対応する径方向外側位置のみを閉鎖
し、その径方向内側を開口させてもよい。
薄板鋼板のうち、軸方向両側に積層する前記薄板鋼板3
bに図5に示したように前記した図3の薄板鋼板3aの
切欠穴、つまり、径方向外方側6bが同図点線で示した
エンドリング51の内径より径方向内側に位置する切欠
穴を設け、この薄板鋼板3bの積層に開口部をもつ前記
空洞部6を構成するのである。
応する径方向外側位置のみを閉鎖し、その径方向内側を
開口させることにより、例えば冷媒圧縮機に適用する場
合、前記開口部及び空洞部6により前記ロータ3を貫通
する風穴を形成することができ、この風穴に吐出冷媒を
流せるので冷却を良好にできることになる。
させる場合、積層する薄板鋼板を利用して行うのである
から、その大きさは自由に選択できるし、また、全空洞
部6を開口させずに一部の空洞部6のみを開口させ、他
の空洞部6を完全に閉鎖することもできるのであって、
冷媒圧縮機に適用する場合、冷却と油分離機能とを考慮
して所定大きさ、個数の開口部を設けるのである。何れ
にしても、開口部を設ける場合、この開口部は、前記エ
ンドリング51の内径位置より内方に開口するように形
成するのであって、前記エンドリング51形成部分に対
応した部分の前記空洞部6は閉鎖するのである。
機は、前記ロータ3の径方向内方側6aに、該ロータ3
の軸方向両端に形成する前記導体5のエンドリング51
の内径より径方向外方で、かつ、前記スロット31の形
成位置より径方向内方にまで至る空洞部6を内設すると
共に、該空洞部6における軸方向両端側で、前記エンド
リング51に対応する径方向外側位置を閉鎖したから、
前記電動機1が大形化しても、磁路の妨げとならない不
必要な鉄心部分に前記空洞部6を形成することにより、
電動機の効率が低下することなく前記ロータ3の重量を
軽減できるので、それだけ、前記ロータ3に連結される
駆動軸を支持する軸受への負荷を軽減できるし、また、
前記空洞部6の軸方向両端側で、前記エンドリング51
に対応する径方向外方側6b位置を閉鎖しているから、
前記エンドリング51をアルミダイキャストで前記導体
5と一体に成形する場合でも、成形時、前記空洞部6
に、その成形素材が流れ込むようなことなく成形できる
のであって、前記エンドリング51の成形を容易にでき
るのである。
を形成する切欠穴をもつ薄板鋼板を示す上面図。
上面図。
けたものを示す上面図。
Claims (1)
- 【請求項1】コイル4を挿入する多数のコイル用スロッ
ト21を有するステータ2と、該ステータ2に挿嵌し、
導体用スロット31内に導体5を収納したロータ3とか
ら成る誘導電動機であって、前記ロータ3に、径方向内
方側6aが、該ロータ3の軸方向両端に形成する前記導
体5のエンドリング51の内径より径方向内方に位置
し、かつ、径方向外方側6bが前記スロット31の形成
位置より径方向内方に位置する空洞部6を内設すると共
に、該空洞部6における軸方向両端側で、前記エンドリ
ング51に対応する径方向外側位置を閉鎖していること
を特徴とする誘導電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3329004A JP2998861B2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 誘導電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3329004A JP2998861B2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 誘導電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05168180A true JPH05168180A (ja) | 1993-07-02 |
JP2998861B2 JP2998861B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=18216533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3329004A Expired - Fee Related JP2998861B2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 誘導電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2998861B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1042501A (ja) * | 1996-04-30 | 1998-02-13 | Samsung Electron Co Ltd | 誘導電動機のロータ |
WO2015081525A1 (zh) * | 2013-12-05 | 2015-06-11 | 中山大洋电机制造有限公司 | 一种铸铝转子及其应用的电机 |
CN111318670A (zh) * | 2020-03-30 | 2020-06-23 | 青岛武晓制管有限公司 | 一种法兰生产用的压铸成型装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6374064U (ja) * | 1986-10-29 | 1988-05-17 | ||
JPH01134948U (ja) * | 1988-03-09 | 1989-09-14 |
-
1991
- 1991-12-12 JP JP3329004A patent/JP2998861B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6374064U (ja) * | 1986-10-29 | 1988-05-17 | ||
JPH01134948U (ja) * | 1988-03-09 | 1989-09-14 |
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WO2015081525A1 (zh) * | 2013-12-05 | 2015-06-11 | 中山大洋电机制造有限公司 | 一种铸铝转子及其应用的电机 |
CN111318670A (zh) * | 2020-03-30 | 2020-06-23 | 青岛武晓制管有限公司 | 一种法兰生产用的压铸成型装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2998861B2 (ja) | 2000-01-17 |
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