JP2001086670A - 自己始動形永久磁石式同期電動機 - Google Patents
自己始動形永久磁石式同期電動機Info
- Publication number
- JP2001086670A JP2001086670A JP25703499A JP25703499A JP2001086670A JP 2001086670 A JP2001086670 A JP 2001086670A JP 25703499 A JP25703499 A JP 25703499A JP 25703499 A JP25703499 A JP 25703499A JP 2001086670 A JP2001086670 A JP 2001086670A
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- JP
- Japan
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- rotor
- starting
- permanent magnet
- self
- synchronous motor
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- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自己始動形永久磁石式同期電動機の始動から
同期運転に入るときの同期引き込み性の良化を図る。 【解決手段】 回転子鉄心5の積厚LR1を固定子鉄心2
の積厚LS1よりも小さくして始動用かご形導体の抵抗値
を下げることにより、始動中の最大トルク時の回転数を
高くして良好な同期引き込み性を得る。
同期運転に入るときの同期引き込み性の良化を図る。 【解決手段】 回転子鉄心5の積厚LR1を固定子鉄心2
の積厚LS1よりも小さくして始動用かご形導体の抵抗値
を下げることにより、始動中の最大トルク時の回転数を
高くして良好な同期引き込み性を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍冷蔵機器用お
よび空調機器用の電動圧縮機や一般産業用に使用される
自己始動形永久磁石式同期電動機に関するものである。
よび空調機器用の電動圧縮機や一般産業用に使用される
自己始動形永久磁石式同期電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自己始動形永久磁石式同期電動機は始動
時には回転子の始動用かご形導体により誘導電動機とし
て作動し、回転子が同期速度付近に達すると永久磁石に
よる回転子磁極が固定子巻線がつくる同期速度で回る回
転磁界に引き込まれて同期運転を行うものであるが、定
速度運転性および高効率性等優れた性能を有している。
時には回転子の始動用かご形導体により誘導電動機とし
て作動し、回転子が同期速度付近に達すると永久磁石に
よる回転子磁極が固定子巻線がつくる同期速度で回る回
転磁界に引き込まれて同期運転を行うものであるが、定
速度運転性および高効率性等優れた性能を有している。
【0003】従来の自己始動形永久磁石式同期電動機の
一例は実開平4ー39049号公報に示されているもの
がある。以下、図3および図4を参照しながら上記従来
の自己始動形永久磁石式同期電動機の回転子について説
明する。
一例は実開平4ー39049号公報に示されているもの
がある。以下、図3および図4を参照しながら上記従来
の自己始動形永久磁石式同期電動機の回転子について説
明する。
【0004】図3は固定枠に内蔵された自己始動形永久
磁石式同期電動機の軸方向の部分断面図であり、図4は
図3の回転子の径方向断面図である。図3および図4に
おいて、1は固定子であり、積層電磁鋼板からなる固定
子鉄心2に巻線3を巻装して構成されている。4は回転
子であり、積層電磁鋼板からなる回転子鉄心5に設けた
導体バー用のスロット6をアルミダイカストにより充填
するとともに、回転子鉄心5の両端面に短絡環6を一体
成型して始動用かご形導体を形成している。6aは短絡
環6と一体成型された内部冷却用の羽根である。また回
転子鉄心5には永久磁石7aおよび7bを埋設し、4極
の回転子磁極が形成されている。また8および9は永久
磁石7a、7bの磁束短絡を防ぐためのスリットであ
る。
磁石式同期電動機の軸方向の部分断面図であり、図4は
図3の回転子の径方向断面図である。図3および図4に
おいて、1は固定子であり、積層電磁鋼板からなる固定
子鉄心2に巻線3を巻装して構成されている。4は回転
子であり、積層電磁鋼板からなる回転子鉄心5に設けた
導体バー用のスロット6をアルミダイカストにより充填
するとともに、回転子鉄心5の両端面に短絡環6を一体
成型して始動用かご形導体を形成している。6aは短絡
環6と一体成型された内部冷却用の羽根である。また回
転子鉄心5には永久磁石7aおよび7bを埋設し、4極
の回転子磁極が形成されている。また8および9は永久
磁石7a、7bの磁束短絡を防ぐためのスリットであ
る。
【0005】ここで、固定子鉄心2の電磁鋼板の積厚L
s0と回転子鉄心5の積厚LR0とは図3に示されているよ
うに同一となっている。
s0と回転子鉄心5の積厚LR0とは図3に示されているよ
うに同一となっている。
【0006】固定子は全閉の固定枠10に収納され、回
転子4は軸11に装着されて軸受12で支障されて回転
する。13は軸11に装着された冷却用の羽根であり、
外カバーによって冷却風が固定枠10の外周に送られて
電動機全体を冷却する構成となっている。
転子4は軸11に装着されて軸受12で支障されて回転
する。13は軸11に装着された冷却用の羽根であり、
外カバーによって冷却風が固定枠10の外周に送られて
電動機全体を冷却する構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に自己始動形永久
磁石式同期電動機の重要ポイントの一つは、始動してか
ら回転速度を上げていき同期速度に引き込まれるとき、
スムースに同期引き込みができることである。図5は電
動機が始動してから同期運転に到るまでに発生するトル
クの推移を示す2種類の電動機のトルク曲線である。
磁石式同期電動機の重要ポイントの一つは、始動してか
ら回転速度を上げていき同期速度に引き込まれるとき、
スムースに同期引き込みができることである。図5は電
動機が始動してから同期運転に到るまでに発生するトル
クの推移を示す2種類の電動機のトルク曲線である。
【0008】一般に同期引き込み性はトルク曲線Aおよ
びBにおいて、始動中の最大トルクTmAおよびTmBが高
い程、また最大トルク時の回転数NTmAおよびNTmBが高
くなって同期速度Nsに近い程良好になる。従って電動
機のトルク曲線は曲線Aよりも曲線Bの方がスムースに
同期引き込みができることになる。そのための方策とし
て回転子の始動用かご形導体の抵抗値R2を小さくする
ことが挙げられる。その理由は、自己始動形永久磁石式
同期電動機は始動時には誘導電動機として作動するが、
誘導電動機のトルク特性は良く知られているようにかご
形導体の抵抗値を小さくすると最大トルク時の回転数が
高くなり、特に単相誘導電動機の場合は最大トルクTm
も同時に大きくなるという特徴を有しており、自己始動
形永久磁石式同期電動機が誘導電動機の回転子に永久磁
石を内蔵したものであることから、始動時のトルク曲線
は誘導電動機のトルク特性をそのまま反映したものとな
るためである。
びBにおいて、始動中の最大トルクTmAおよびTmBが高
い程、また最大トルク時の回転数NTmAおよびNTmBが高
くなって同期速度Nsに近い程良好になる。従って電動
機のトルク曲線は曲線Aよりも曲線Bの方がスムースに
同期引き込みができることになる。そのための方策とし
て回転子の始動用かご形導体の抵抗値R2を小さくする
ことが挙げられる。その理由は、自己始動形永久磁石式
同期電動機は始動時には誘導電動機として作動するが、
誘導電動機のトルク特性は良く知られているようにかご
形導体の抵抗値を小さくすると最大トルク時の回転数が
高くなり、特に単相誘導電動機の場合は最大トルクTm
も同時に大きくなるという特徴を有しており、自己始動
形永久磁石式同期電動機が誘導電動機の回転子に永久磁
石を内蔵したものであることから、始動時のトルク曲線
は誘導電動機のトルク特性をそのまま反映したものとな
るためである。
【0009】抵抗値R2は導体バーの抵抗値Rbと短絡
環6の抵抗値Rrとの和であり、導体バーや短絡環6の
断面積を大きくとればよい。しかしながら短絡環6の断
面積を大きくし過ぎるとアルミダイカストに巣ができ易
くなってかえってその抵抗値が大きくなったり、また導
体バーの断面積を増やすためにスロット間の距離を短く
し過ぎたり、スロットの深さを深くし過ぎたりすると、
永久磁石の発生磁束が回転子表面に出にくくなって回転
子磁極が弱くなったり、または固定子巻線の作る回転磁
界が回転子鉄心内を通過しにくくなってトルク振動を発
生することがある。従って回転子の始動用かご形導体の
抵抗値R2を小さくするのには一定の限度があり、良好
な同期引き込み性を確保する上でいろいろな困難が生じ
てくるという課題があった。
環6の抵抗値Rrとの和であり、導体バーや短絡環6の
断面積を大きくとればよい。しかしながら短絡環6の断
面積を大きくし過ぎるとアルミダイカストに巣ができ易
くなってかえってその抵抗値が大きくなったり、また導
体バーの断面積を増やすためにスロット間の距離を短く
し過ぎたり、スロットの深さを深くし過ぎたりすると、
永久磁石の発生磁束が回転子表面に出にくくなって回転
子磁極が弱くなったり、または固定子巻線の作る回転磁
界が回転子鉄心内を通過しにくくなってトルク振動を発
生することがある。従って回転子の始動用かご形導体の
抵抗値R2を小さくするのには一定の限度があり、良好
な同期引き込み性を確保する上でいろいろな困難が生じ
てくるという課題があった。
【0010】本発明は上記した課題を解決するもので、
良好な同期引き込み性を有する自己始動形永久磁石式同
期電動機を提供することを目的とする。
良好な同期引き込み性を有する自己始動形永久磁石式同
期電動機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、回転子鉄心の積厚を固定子鉄心の積厚より
も小さくしたものである。このことにより回転子の始動
用かご形導体の抵抗値を小さくすることができるので良
好な同期引き込み性を確保することができる。
に本発明は、回転子鉄心の積厚を固定子鉄心の積厚より
も小さくしたものである。このことにより回転子の始動
用かご形導体の抵抗値を小さくすることができるので良
好な同期引き込み性を確保することができる。
【0012】また本発明は永久磁石を希土類磁石で形成
すれば、強い磁力が得られるので回転子や電動機全体を
小型軽量化することができる。
すれば、強い磁力が得られるので回転子や電動機全体を
小型軽量化することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、固定子鉄心に巻線を巻装した固定子と、前記固定子
鉄心の内径円筒面に対向して自在に回転し、回転子鉄心
の外周付近に位置する複数個の導体バーと前記回転子鉄
心の軸方向の両端面に位置する短絡環とをアルミダイカ
ストで一体成型して始動用かご形導体を形成するととも
に、前記導体バーの内側に複数個の永久磁石を埋設した
回転子とからなる電動機であって、前記回転子鉄心の積
厚を前記固定子鉄心の積厚よりも小さくしたものであ
り、始動用かご形導体の抵抗値が小さくなるので、トル
ク曲線の始動中の最大トルク時の回転数が高くなること
により、良好な同期引き込み性が得られるという作用を
有する。
は、固定子鉄心に巻線を巻装した固定子と、前記固定子
鉄心の内径円筒面に対向して自在に回転し、回転子鉄心
の外周付近に位置する複数個の導体バーと前記回転子鉄
心の軸方向の両端面に位置する短絡環とをアルミダイカ
ストで一体成型して始動用かご形導体を形成するととも
に、前記導体バーの内側に複数個の永久磁石を埋設した
回転子とからなる電動機であって、前記回転子鉄心の積
厚を前記固定子鉄心の積厚よりも小さくしたものであ
り、始動用かご形導体の抵抗値が小さくなるので、トル
ク曲線の始動中の最大トルク時の回転数が高くなること
により、良好な同期引き込み性が得られるという作用を
有する。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明に、さらに、永久磁石を希土類磁石で形成
したものであり、強い磁力が得られるので回転子や電動
機全体を小型軽量化できるという作用を有する。
に記載の発明に、さらに、永久磁石を希土類磁石で形成
したものであり、強い磁力が得られるので回転子や電動
機全体を小型軽量化できるという作用を有する。
【0015】
【実施例】以下、本発明による自己始動形永久磁石式同
期電動機の実施例について図面を参照しながら説明す
る。なお従来と同一の構成については同一の符号を付し
て詳細な説明は省略する。
期電動機の実施例について図面を参照しながら説明す
る。なお従来と同一の構成については同一の符号を付し
て詳細な説明は省略する。
【0016】(実施例1)図1は本発明の実施例1によ
る自己始動形永久磁石式同期電動機の軸方向断面図であ
る。図2は図1の回転子の径方向断面図である。
る自己始動形永久磁石式同期電動機の軸方向断面図であ
る。図2は図1の回転子の径方向断面図である。
【0017】図1および図2において、1は固定子であ
り、電磁鋼板の積厚をLS1とした固定子鉄心2に巻線3
を巻装して構成されている。4は回転子で、積厚LR1を
固定子鉄心2の積厚LS1よりも小さい値とした回転子鉄
心5にアルミダイカストで導体バー21と短絡環6とを
一体的に成型して始動用かご形導体を形成している。
り、電磁鋼板の積厚をLS1とした固定子鉄心2に巻線3
を巻装して構成されている。4は回転子で、積厚LR1を
固定子鉄心2の積厚LS1よりも小さい値とした回転子鉄
心5にアルミダイカストで導体バー21と短絡環6とを
一体的に成型して始動用かご形導体を形成している。
【0018】また導体バー21の内側には永久磁石7を
埋設して上部の2個の同極性の永久磁石7で一つの回転
子磁極を作り、回転子4全体では2極の回転子磁極を形
成している。
埋設して上部の2個の同極性の永久磁石7で一つの回転
子磁極を作り、回転子4全体では2極の回転子磁極を形
成している。
【0019】また22はアルミが充填された磁束短絡防
止用のバリアスロットであり、バリアスロット22の両
側の狭窄部23を磁気飽和させることにより、上下の異
極性の永久磁石間の磁束短絡を防いでいる。
止用のバリアスロットであり、バリアスロット22の両
側の狭窄部23を磁気飽和させることにより、上下の異
極性の永久磁石間の磁束短絡を防いでいる。
【0020】また24は永久磁石7の保護用の非磁性の
端板であり、25は回転子の軸穴である。
端板であり、25は回転子の軸穴である。
【0021】ここで回転子鉄心5の積厚が固定子鉄心2
の積厚LS1と同一としたときのトルク曲線が図5に示す
曲線Aであったとする。
の積厚LS1と同一としたときのトルク曲線が図5に示す
曲線Aであったとする。
【0022】これを本実施例の如く、回転子鉄心の積厚
だけを小さくしてLR1にすると、導体バー21の抵抗値
は積厚に比例して下がり、始動用かご形導体全体の抵抗
値も小さくなる。
だけを小さくしてLR1にすると、導体バー21の抵抗値
は積厚に比例して下がり、始動用かご形導体全体の抵抗
値も小さくなる。
【0023】自己始動形永久磁石式同期電動機が三相電
動機である場合、そのトルク曲線は最大トルクTmAは変
わらないが最大トルク時の回転数NTmAは概念的にはN
TmBまで高くなって同期引き込み性が良化される。
動機である場合、そのトルク曲線は最大トルクTmAは変
わらないが最大トルク時の回転数NTmAは概念的にはN
TmBまで高くなって同期引き込み性が良化される。
【0024】また自己始動形永久磁石式同期電動機が単
相電動機である場合は最大トルク時の回転数が高くなる
のに加えて、最大トルクも増大し、トルク曲線は概念的
には図5の曲線Bのようになる。そのため同期引き込み
性はさらに向上し、極めてスムースに同期運転に入るこ
とができることとなる。
相電動機である場合は最大トルク時の回転数が高くなる
のに加えて、最大トルクも増大し、トルク曲線は概念的
には図5の曲線Bのようになる。そのため同期引き込み
性はさらに向上し、極めてスムースに同期運転に入るこ
とができることとなる。
【0025】また永久磁石7の軸方向長さは一般的には
回転子鉄心2の積厚に近い長さに設定されている。上記
したように回転子鉄心2の積厚LR1を小さくするとそれ
に伴って永久磁石7も短くすることになるが、短くなっ
た見合い分だけ高磁束密度の材質の永久磁石を使用すれ
ば、回転子4から固定子1に入る永久磁石7による総磁
束量を同じにすることができ、電動機の電流や効率は従
来のままの値を維持することができる。
回転子鉄心2の積厚に近い長さに設定されている。上記
したように回転子鉄心2の積厚LR1を小さくするとそれ
に伴って永久磁石7も短くすることになるが、短くなっ
た見合い分だけ高磁束密度の材質の永久磁石を使用すれ
ば、回転子4から固定子1に入る永久磁石7による総磁
束量を同じにすることができ、電動機の電流や効率は従
来のままの値を維持することができる。
【0026】なお本実施例の回転子4は2極の例をとっ
て説明したが、これに限るものではなく4極以上の回転
子磁極のものでも同様である。また永久磁石7の形状を
平板状のもので説明したが、円弧状等他の形状のもので
あってもよい。
て説明したが、これに限るものではなく4極以上の回転
子磁極のものでも同様である。また永久磁石7の形状を
平板状のもので説明したが、円弧状等他の形状のもので
あってもよい。
【0027】以上のように本実施例によれば、電動機の
電流や効率を従来の値に維持したまま良好な同期引き込
み性をもつ自己始動形永久磁石式同期電動機を実現する
ことができる。
電流や効率を従来の値に維持したまま良好な同期引き込
み性をもつ自己始動形永久磁石式同期電動機を実現する
ことができる。
【0028】(実施例2)図示はしないが、永久磁石を
ネオジウム・鉄・ボロン系のような希土類磁石で形成す
るので強い磁力を得られるため、回転子や電動機全体を
小型軽量化することができる。
ネオジウム・鉄・ボロン系のような希土類磁石で形成す
るので強い磁力を得られるため、回転子や電動機全体を
小型軽量化することができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明は、
回転子鉄心の積厚を固定子鉄心の積厚よりも小さくした
ので、良好な同期引き込み性をもった自己始動形永久磁
石式同期電動機を提供することができる。
回転子鉄心の積厚を固定子鉄心の積厚よりも小さくした
ので、良好な同期引き込み性をもった自己始動形永久磁
石式同期電動機を提供することができる。
【0030】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明に、さらに、永久磁石を希土類磁石で形成
したものであり、このことにより強い磁力が得られるの
で、回転子や電動機全体を小型軽量化することができ
る。
に記載の発明に、さらに、永久磁石を希土類磁石で形成
したものであり、このことにより強い磁力が得られるの
で、回転子や電動機全体を小型軽量化することができ
る。
【図1】本発明の実施例1による自己始動形永久磁石式
同期電動機の軸方向断面図
同期電動機の軸方向断面図
【図2】図1の回転子の径方向断面図
【図3】従来の自己始動形永久磁石式同期電動機の軸方
向の部分断面図
向の部分断面図
【図4】図3の回転子の径方向断面図
【図5】自己始動形永久磁石式同期電動機のトルク曲線
を示す図
を示す図
1 固定子 2 固定子鉄心 3 巻線 4 回転子 5 回転子鉄心 6 短絡環 7 永久磁石 21 導体バー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 輝雄 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 5H621 AA01 BB10 GA01 GA04 GA16 HH01 HH10 5H622 AA01 CA02 CA07 CA12 CA13 CB03 CB05 CB06 PP03 PP10 PP11 PP14 PP16
Claims (2)
- 【請求項1】 固定子鉄心に巻線を巻装した固定子と、
前記固定子鉄心の内径円筒面に対向して自在に回転し、
回転子鉄心の外周付近に位置する複数個の導体バーと前
記回転子鉄心の軸方向の両端面に位置する短絡環とをア
ルミダイカストで一体成型して始動用かご形導体を形成
するとともに、前記導体バーの内側に複数個の永久磁石
を埋設した回転子とからなる電動機であって、前記回転
子鉄心の積厚を前記固定子鉄心の積厚よりも小さくした
ことを特徴とする自己始動形永久磁石式同期電動機。 - 【請求項2】 永久磁石を希土類磁石で形成したことを
特徴とする請求項1記載の自己始動形永久磁石式同期電
動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25703499A JP2001086670A (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | 自己始動形永久磁石式同期電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25703499A JP2001086670A (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | 自己始動形永久磁石式同期電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001086670A true JP2001086670A (ja) | 2001-03-30 |
Family
ID=17300834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25703499A Pending JP2001086670A (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | 自己始動形永久磁石式同期電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001086670A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE38977E1 (en) * | 1998-03-06 | 2006-02-14 | Fasco Industries, Inc. | Noise reduction motor design and method |
CN102545432A (zh) * | 2011-12-31 | 2012-07-04 | 浙江大学 | 采用导电套的自起动永磁同步电机转子 |
CN106787572A (zh) * | 2016-12-24 | 2017-05-31 | 大连碧蓝节能环保科技有限公司 | 分段移相起动变极变速永磁同步电动机 |
CN106877612A (zh) * | 2017-04-06 | 2017-06-20 | 河南全新机电设备有限公司 | 一种永磁同步电机的转子结构 |
JP2019213456A (ja) * | 2019-09-24 | 2019-12-12 | 株式会社日立製作所 | 回転電機 |
-
1999
- 1999-09-10 JP JP25703499A patent/JP2001086670A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE38977E1 (en) * | 1998-03-06 | 2006-02-14 | Fasco Industries, Inc. | Noise reduction motor design and method |
CN102545432A (zh) * | 2011-12-31 | 2012-07-04 | 浙江大学 | 采用导电套的自起动永磁同步电机转子 |
CN106787572A (zh) * | 2016-12-24 | 2017-05-31 | 大连碧蓝节能环保科技有限公司 | 分段移相起动变极变速永磁同步电动机 |
CN106787572B (zh) * | 2016-12-24 | 2018-11-16 | 大连碧蓝节能环保科技有限公司 | 分段移相起动变极变速永磁同步电动机 |
CN106877612A (zh) * | 2017-04-06 | 2017-06-20 | 河南全新机电设备有限公司 | 一种永磁同步电机的转子结构 |
JP2019213456A (ja) * | 2019-09-24 | 2019-12-12 | 株式会社日立製作所 | 回転電機 |
JP7137543B2 (ja) | 2019-09-24 | 2022-09-14 | 株式会社日立インダストリアルプロダクツ | 回転電機 |
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