JPH104200A - 電子部品実装装置および電子部品実装方法 - Google Patents

電子部品実装装置および電子部品実装方法

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JPH104200A
JPH104200A JP8153947A JP15394796A JPH104200A JP H104200 A JPH104200 A JP H104200A JP 8153947 A JP8153947 A JP 8153947A JP 15394796 A JP15394796 A JP 15394796A JP H104200 A JPH104200 A JP H104200A
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Tomoaki Nakanishi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークを高い実装位置精度でステムの台部上
に搭載できる電子部品実装装置および電子部品実装方法
を提供することを目的とする。 【解決手段】 リード付きステムのステム2から後方へ
延出するリード3をブロック51の孔部52に挿入して
リード付きステムをブロック51に水平な姿勢で保持さ
せる。次に押上げ子70でステム2を押上げてステム2
を当接子79に当接させ、ステム2を回転させてその切
溝8を押接子53,54に対向させる。次に押接子5
3,54を前進させてステム2を左右からチャックす
る。これによりステム2や台部4は正しく位置決めされ
る。次にワーク供給部のヒートシンク5をステム2の前
面の台部4上に搭載した後、ヒートシンク5上に発光素
子6を搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステムの前面に設
けられた台部上に、ワークを搭載して通信用素子を組み
立てるための電子部品実装装置および電子部品実装方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光通信の通信中継素子などとして用いら
れる通信用素子として、リード付きステムの前面に設け
られた台部上に、ヒートシンクや発光素子などの複数個
のワークを段積して組み立てるものが知られている。従
来、リード付きステムの台部上に複数個のワークを段積
して搭載する電子部品実装装置は、ワーク供給部に備え
られたワークをノズルに真空吸着してピックアップし、
台部上の所定の座標位置に搭載するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種通信用素子のワ
ークには、高い実装位置精度が要求される。したがって
ノズルでピックアップされたワークを台部上に搭載する
際には、台部は所定の位置に正しい姿勢で位置決めされ
ていなければならない。しかしながら、ステムの台部上
にワークを正しく搭載する実装技術は未だ確立されてお
らず、従来の電子部品実装装置では、ワークの高い実装
位置精度を確保することは困難であるという問題点があ
った。
【0004】したがって本発明は、ワークを高い実装位
置精度でステムの台部上に搭載できる電子部品実装装置
および電子部品実装方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電子部品実装装
置は、台部を水平な姿勢にしてステムを保持する保持手
段と、この保持手段で保持されたステムを下方から押し
上げる押し上げ手段と、この押し上げ手段で押し上げら
れたステムの上面に当接する当接子と、ステムの両側方
に配設された押接子と、これらの押接子を前進後退させ
る前進後退手段とを備えたものである。
【0006】本発明の電子部品実装方法は、ステム供給
部に備えられたステムをノズルで真空吸着してピックア
ップし、ステムを回転させることによりステムの前面に
設けられた台部を水平な姿勢で保持手段に保持する工程
と、押し上げ手段によりステムを下方から押し上げてス
テムの上面を当接子に当接させ、この当接点を中心にス
テムを回転させることによりステムの回転方向の位置決
めをなす工程と、押接子でステムを両側方からチャック
してステムを固定する工程と、ワーク供給部に備えられ
たワークを搭載手段でピックアップし、台部上に搭載す
る工程と、を含むものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明によれば、ステムの前面の
台部を所定の位置に正しい姿勢で位置決めできるので、
ワークを高い実装位置精度で台部上に搭載することがで
きる。
【0008】次に、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子部品実
装装置の斜視図、図2は同電子部品実装装置の部分斜視
図、図3は同電子部品実装装置の保持手段の正面図、図
4は同電子部品実装装置の実装ユニットの部分平面図、
図5は同通信用素子の斜視図である。
【0009】まず、通信用素子について説明する。図5
において、通信用素子1は、円板状のステム2と、ステ
ム2の背面から後方へ延出する複数本のリード3と、ス
テム2の主面である前面に突設された台部4と、台部4
上に搭載された第1のワークとしてのヒートシンク5
と、ヒートシンク5上に段積して搭載された第2のワー
クとしての発光素子6とから成っている。発光素子6と
しては、たとえばレーザダイオードである。この通信用
素子1は光通信などの通信中継素子などとして電子機器
の配線基板に組み付けられる。発光素子6は、その前面
から通信用の光を発光するものであり、高い実装位置精
度が要求される。ステム2の両側部には切溝8が形成さ
れている。
【0010】台部4の表面は金メッキが施されており、
ヒートシンク5は台部4上に共晶ボンディングされる。
またヒートシンク5の表面にはハンダメッキが施されて
おり、発光素子6はヒートシンク5上にハンダ付けされ
る。なおヒートシンク5や発光素子6は、共晶ボンディ
ングやハンダ付け以外にも、ボンドを用いて固着するこ
ともできる。なお図5中、発光素子を封止するキャップ
等は省略している。
【0011】次に、図1〜図4を参照して、ヒートシン
ク5と発光素子6を実装する電子部品実装装置について
説明する。図1において、10はコンベヤであり、ステ
ム供給部としての搬送用治具11を搬送する。搬送用治
具11は長板状であって、その長手方向にピッチをおい
て小孔12が開口されている。リード付きステム1’は
リード3を小孔12に挿入して直立した姿勢で搬送用治
具11に載せられており、搬送用治具11によりコンベ
ヤ10に沿って搬送される。なお、リード付きステム
1’とは、図5において、ヒートシンク5と発光素子6
が搭載される前のステム2とリード3と台部4の3つの
要素から成る組立未完成の素子のことをいう。
【0012】コンベヤ10の側方には、リード付きステ
ム1’のピックアップ手段20が設けられている。ピッ
クアップ手段20は、Xテーブル21と、Xテーブル2
1上に立設されたZテーブル22とを備えている。23
はXテーブル駆動用モータ、24はZテーブル駆動用モ
ータである。Zテーブル22の前面には支持板25が保
持されており、支持板25の前面にはシリンダ26が水
平な姿勢で保持されている。シリンダ26のロッド27
の先端部にはアーム28が結合されており、アーワ28
の先端部にはノズル29が結合されている。ノズル29
はリード付きステム1’の頭部を真空吸着してピックア
ップする。
【0013】支持板25の側部にはブラケット30が装
着されており、ブラケット30の背面には回転アクチュ
エータ31が装着されている。回転アクチュエータ31
が駆動すると、ロッド27はその軸心を中心に回転し、
これによりアーム28とノズル29は90°正逆回転す
る。またシリンダ26のロッド27が進退することによ
り、ノズル29はY方向へ移動し、またXテーブル21
が駆動することによりノズル29はX方向へ移動し、ま
たZテーブル22が駆動することによりノズル29は上
下動する。以上の構成により、ノズル29は任意方向へ
移動することができる。なおコンベヤ10による搬送用
治具11の搬送方向をX方向とする。
【0014】コンベヤ10の他方の側方には実装ユニッ
ト40が設けられている。次に実装ユニット40につい
て説明する。41はXYテーブルであり、その上面には
台板42が設けられている。台板42上にはX方向に長
尺のガイドレール43が設けられている。45は押圧子
としてのヒートブロックであり、スライダ44を介して
ガイドレール43上にスライド自在に載せられている。
ヒートブロック45の内部にはヒータ46が設けられて
いる。このヒータ46はヒートブロック45を400°
C以上に加熱する。ヒートブロック45の平面形状はコ
の字形であり、その上面には特徴部としての認識マーク
49が形成されている。上方のカメラ98によりこの認
識マーク49を観察することにより、ヒートブロック4
5の位置認識を行う。なお特徴部としては、ヒートブロ
ック45の角部などでもよい。ヒートブロック45はシ
リンダ47のロッド48に結合されている。したがって
シリンダ47のロッド48が進退すると、ヒートブロッ
ク45はガイドレール43に沿ってX方向へスライドす
る。
【0015】XYテーブル41の前部には、リード付き
ステム1’を保持する保持手段50が設けられている。
次にこの保持手段50について説明する。図2におい
て、ブロック51の前面中央には孔部52(図4)が開
口されている。ノズル29は搬送用治具11に載せられ
たリード付きステム1’の頭部を真空吸着してピックア
ップし、ロッド27を中心に90°回転することにより
リード付きステム1’を水平な姿勢に変えたうえで、リ
ード3を孔部52に差し込む(図4参照)。これによ
り、リード付きステム1’は水平な姿勢でブロック51
に保持され、またステム2の前面は垂直面となる。図示
しないが、ブロック51にはヒータが内蔵されており、
ステム2を通して台部4を加熱し、ヒートシンク5や発
光素子6をボンディングしやすくしている。
【0016】図2において、ブロック51の両側部に
は、ステム2の切溝8に嵌入してステム2を両側方から
チャックする押接子53,54が設けられている。次に
押接子53,54を水平方向へ前進後退させる前進後退
手段について説明する。55は押接子53の背面に装着
されたスライダであり、ガイドレール56上にスライド
自在に嵌着されている。57はスライダ55をブロック
51側へ弾発するスプリングである。
【0017】ガイドレール56は、断面カギ形のブラケ
ット58上に装着されている。ブラケット58の背面に
はスライダ59Aが装着されている。スライダ59Aは
ガイドレール60Aにスライド自在に嵌着されている。
61はガイドレール60Aが装着されたフレームであ
る。フレーム61には金具62Aによりシリンダ63A
が取り付けられている。シリンダ63Aのロッド64A
の先端部は、ブラケット58に金具65Aを介して連結
されている。したがってシリンダ63Aのロッド64A
が前進後退すると、ブラケット58はガイドレール60
Aに沿って前進後退し、押接子53も前進後退する。押
接子53は、前進することによりその先端の先鋭部はス
テム2の切溝8に押接される。スプリング57は、この
押接に際し、ステム2の外形寸法のばらつきを解消する
とともに、押接時の衝撃を緩和する。
【0018】66はブラケット58の上面に突設された
ストッパとしてのピンであり、押接子53がステムに押
接されていないときは、スライダ55がこのピン66に
当ることにより、スプリング57によるスライダ55の
左方への前進限度が規制される。なおこのピン66をね
じとし、そのねじ込み量を調整することにより、ピン6
6の突出長を変更し、スライダ55の停止位置を変更す
ることができる。
【0019】他方の押接子54は、ブラケット67に装
着されている。このブラケット67は、スライダ59B
を介してガイドレール60Bにスライド自在に装着され
ている。またブラケット67は金具65Bを介してシリ
ンダ63Bのロッド64Bに結合されている。したがっ
てシリンダ63Bのロッド64Bが前進後退すると、ブ
ラケット67はガイドレール60Bに沿って前進後退
し、押接子54も前進後退する。押接子54が前進する
と、その先端の先鋭部はステム2の切溝8に押接され
る。以上のように、左右の押接子53,54が左右から
ステム2の切溝8に押接することにより、ステム2はチ
ャックされてその回転方向の位置決めがなされる。
【0020】次に、ステム2を下方から押し上げる手段
について説明する。図2において、70は長板状の押上
げ子であって、ヒンジ71により支板72の前面に左右
方向へ回転自在に軸着されている。73は押上げ子70
を左右から首振り自在に弾支する板ばねである。支板7
2の背面にはスライダ74が装着されている。スライダ
74は垂直なガイドレール75に上下動自在に嵌着され
ている。76はシリンダであり、そのロッド77は金具
78を介して支板72に連結されている。したがってシ
リンダ76のロッド77が上下動すると、支板72も上
下動し、押上げ子70も上下動する。ブロック51の上
面には、当接子79が装着されている。押上げ子70が
上昇して、ステム2を下方から押し上げ、ステム2の上
面を当接子79の下面に押し付ける。
【0021】次に、押上げ子70によるステム2の押上
げ動作を詳細に説明する。図3において、実線aは当初
(押し上げ前)の状態を示している。この状態でステム
2および台部4は、反時計方向へ若干姿勢が崩れてい
る。次に押上げ子70が上昇してステム2を押し上げ
る。鎖線bは、ステム2が押し上げられて、その上面が
当接子79の下面に点当接した状態を示している。Aは
このときの当接点である。そして押上げ子70が更にス
テム2を押し上げようとすると、ステム2は当接点Aを
中心に時計方向Bへ若干回転し、水平な姿勢(破線cで
示すステム2を参照)となる。このようにステム2が矢
印B方向へ回転するのにともない、押上げ子70は板ば
ね73のばね力に抗して、この回転にならうように左方
(矢印C方向)へ若干首振りする。
【0022】以上のようにして、ステム2が破線cで示
す姿勢となったことにより、左右の押接子53,54は
切溝8に正しく対向する。そこでシリンダ63A,63
Bのロッド64A,64Bが突出すると、押接子53,
54は前進し(矢印D,E)、その先端の先鋭部は切溝
8に確実に嵌入・押接する。これにより、ステム2は左
右から押接子53,54でチャックされて正しく位置決
めされたこととなり、この状態で台部4は破線で示すよ
うに水平な姿勢となる。そこで、後述するように、台部
4上にヒートシンク5や発光素子6が搭載される。以上
のように、ステム2を押上げ子70で押し上げて矢印B
方向へ回転させることにより、ステム2の切溝8に押接
子53,54を正しく嵌入・当接させて、ステム2を正
しく位置決めすることができる。
【0023】図1において、実装ユニット40の側方に
は、ワーク供給部80が設けられている。次にワーク供
給部80について説明する。81はXYテーブルであ
り、その上面には支持台82が設けられている。支持台
81上にはテーブル83が設けられている。テーブル8
3上には、第1のワークであるヒートシンク5をマトリ
クス状に収納する第1トレイ84と、第2のワークであ
る発光素子6をマトリクス状に収納する第2トレイ85
が設けられている。XYテーブル81が駆動することに
より、第1トレイ84と第2トレイ85は水平方向へ移
動する。ワーク供給部80の上方にはカメラ86が設け
られている。ワーク供給部80には、第1トレイ84や
第2トレイ85にかえてウエハが備えられる場合があ
り、カメラ86はウエハのチップを認識する。
【0024】実装ユニット40とワーク供給部80の上
方には、搭載手段90が設けられている。搭載手段90
は、移動テーブル91から成り、その前面にヘッド92
が保持されている。ヘッド92はヒートシンク5や発光
素子6を真空吸着してピックアップするノズル93を有
している。ヘッド92は移動テーブル91に沿ってワー
ク供給部80とブロック51に保持されたリード付きス
テム1’の間をY方向へ往復移動する。ヘッド92の移
動路の下方には、ノズル93に保持されたヒートシンク
5や発光素子6を認識するためのカメラ94が設けられ
ている。
【0025】この電子部品実装装置は上記のように構成
されており、次にリード付きステム1’の台部4上にヒ
ートシンク5と発光素子6を搭載する動作を説明する。
図1において、搬送用治具11により搬送されてきた直
立姿勢のリード付きステム1’を、Zテーブル22が駆
動してノズル29が上下動作を行うことによりピックア
ップする。次にシリンダ26のロッド27が突出するこ
とにより、リード付きステム1’はブロック52の前方
へ送られる。
【0026】次に回転アクチュエータ31が駆動するこ
とにより、アーム28はロッド27を中心に90°回転
する。これにより、ノズル29に真空吸着されたリード
付きステム1’は、リード3を保持手段50のブロック
51側に向けた水平な姿勢となる。そこでXテーブル2
1が駆動してリード付きステム1’をブロック51側へ
移動させることにより、リード付きステム1’のリード
3は孔部52に挿入される。このようにしてリード付き
ステム1’を孔部52に挿入したならば、ノズル29は
リード付きステム1’の真空吸着状態を解除し、先程と
は逆の動作を行って、図1に示す原位置に復帰し、ヒー
トシンク5と発光素子6が搭載されたリード付きステム
1の回収のために待機する。
【0027】次にシリンダ76のロッド77が突出して
押上げ子70は上昇し、図3を参照して説明したように
ステム2を押上げて、ステム2を当接点Aを中心に矢印
B方向へ回転させ、図3で破線cで示すようにステム2
の回転方向の姿勢を補正する。次にブロック51の両側
部の押接子53,54がステム2に向って前進し、その
先端部が切溝8に押接し、ステム2の回転方向、水平方
向(Y方向)および高さ方向の位置決めがなされ、ステ
ム2の前面の台部4は、図3において破線で示すよう
に、所定の位置で水平な姿勢となる。
【0028】次に実装ユニット40のシリンダ47のロ
ッド48(図1)が突出し、ヒートブロック45は前進
してブロック51に保持されたステム2の垂直な前面に
押接する。図4は、このときの状態を示している(ただ
し、図4に示されるヒートシンク5と発光素子6は未だ
搭載されていない)。次にカメラ98でヒートブロック
45の認識マーク49を観察してその位置を検出し、ス
テム2の前面aまでの距離Dをコンピュータ(図外)に
より演算して求める。この前面aの座標位置は、ヒート
ブロック45の前面の座標位置と同じである。一般に、
ヒートシンク5や発光素子6は、ステム2の前面aを位
置基準面として水平な台部4上に搭載されるものであ
り、したがってステム2の前面aの座標位置を上述のよ
うにして正確に求めれば、ヒートシンク5と発光素子6
を高い位置精度で(すなわち位置基準面であるステム2
の前面aから正しい距離dの位置に)搭載することがで
きる。
【0029】ヒータ46が駆動することにより、ヒート
ブロック45は400°C程度に加熱されている。した
がってヒートブロック45をステム2に押し当てること
により、ステム2や台部4も400°C近くまで加熱さ
れており、これにより後述するヒートシンク5の共晶ボ
ンディングや発光素子6のハンダ付けが可能となる。
【0030】さて、以上のようにしてリード付きステム
1’の位置決めと加熱がなされたならば、図1において
ヘッド92のノズル93は上下動作を行い、第1トレイ
84に収納されたヒートシンク5を真空吸着してピック
アップする。なおXYテーブル81が駆動することによ
り第1トレイ84はX方向やY方向へ移動し、予め第1
トレイ84内の所定のヒートシンク5はノズル93の直
下に位置決めされている。
【0031】ヒートシンク5をノズル93でピックアッ
プしたヘッド92は、移動テーブル91に沿ってブロッ
ク51の上方へ移動し、そこでノズル93が下降して、
その下端部に真空吸着したヒートブロック5を台部4の
上面に押し付ける。台部4の表面には金メッキが施され
ており、また台部4はヒータ46の伝熱で加熱されてい
るので、ヒートシンク5は台部4に共晶ボンディングさ
れる。上述のようにカメラ98で認識マーク49を観察
したことにより、ヒートシンク5の搭載位置の基準位置
となるステム2の前面aの座標位置は正確に求められて
おり、したがってヒートシンク5はこれに基いて、X方
向(ステム2の前面aに直交する方向)に位置ずれなく
高い実装位置精度で搭載される。
【0032】次にノズル93によるヒートシンク5の真
空吸着を解除した後、ノズル93は上昇し、またヘッド
92はXYテーブル81の上方へ復帰する。このとき、
XYテーブル81が駆動することにより、第2トレイ8
5内の所定の発光素子6は、ノズル93によるピックア
ップ位置まですでに移動してきており、ノズル93が上
下動作を行うことにより、発光素子6を真空吸着してピ
ックアップする。次いでヘッド92はブロック51の上
方へ移動し、そこでノズル93が下降することにより、
発光素子6を台部4上に搭載済のヒートシンク5上に搭
載する。この場合も、上述のようにカメラ98で認識マ
ーク49を観察したことにより、発光素子6の搭載位置
の基準位置となるステム2の前面aの位置は正確に求め
られているので、これに基いて発光素子6をX方向に位
置ずれなく搭載される。またヒートシンク5は台部4か
らの伝熱により加熱されており、かつヒートシンク5の
表面はハンダメッキが施されているので、発光素子6は
ヒートシンク5上にハンダ付けされる。
【0033】以上のようにして発光素子6をヒートシン
ク5上に搭載したならば、ノズル93は発光素子6の真
空吸着状態を解除して上昇し、XYテーブル81の上方
へ復帰して次のヒートシンク5のピックアップのために
待機する。なお一般にヒートシンク5は発光素子6ほど
高い実装位置精度は一般に要求されないものであり、し
たがってヒートシンク5は上記方法以外のラフな方法で
台部4上に搭載してもよい。
【0034】以上のようにしてリード付きステム1’の
台部4上にヒートシンク5と発光素子6を搭載すること
により、図5に示す通信用素子1の組み立ては終了す
る。そこで押接子53,54を側方へ退去させるととも
に、押上げ子70を下方へ退去させてステム2のチャッ
ク状態を解除する。またノズル29はブロック51に保
持されたステム2の前方へ到来し、以下、リード付きス
テム1’を孔部52に挿入した場合と逆方向へノズル2
9を動作させることにより、組み立てが終了した通信用
素子1をブロック51から抜き取り、搬送用治具11の
小孔12にリード3を差し込んで搬送用治具11に載せ
る。
【0035】次いで搬送用治具11は1ピッチ前進して
次のリード付きステム1’がノズル29の直下に移動し
てくる。以下、上述した動作が繰り返される。搬送用治
具11のすべての小孔12に通信用素子1が載せられた
ならば、搬送用治具11はコンベヤ10により次工程へ
送られ、またリード付きステム1’が載せられた次の搬
送用治具11がノズル29の下方まで送られてくる。そ
して上述した動作が繰り返される。
【0036】図6は、本発明の他の実施の形態の電子部
品実装装置の保持手段の正面図である。押上げ子70は
ビス100で支板72に固着されている。押上げ子70
の上面には押上げ車101が設けられている。押上げ車
101の車輪102は押上げ子70の上面に接地してい
る。また押上げ車101はスプリング103により横方
向へ移動自在に弾支されている。
【0037】その動作は図3の場合と同様であり、以下
簡単に説明する。押上げ子70が上昇すると、押上げ車
101はステム2を下方から押上げ、ステム2の上面は
当接子79にA点で点当接する。次いでステム2は矢印
B方向へ回転するが、これにより押上げ車101は矢印
C方向へ若干移動する。以上によりステム2の回転方向
の姿勢は補正される。次に押接子53,54は矢印D,
E方向へ前進して切溝8に嵌入・当接し、ステム2の位
置決めがなされる。次いで台部4上にヒートシンク5や
発光素子6が搭載される。
【0038】本発明は上記実施の形態に限定されないの
であって、例えば図1において、ヘッド92のノズル9
3はヒートシンク5と発光素子6に対する共通ノズルで
あるが、ヒートシンク5専用のノズルと発光素子専用の
ノズルを備えてもよい。またヒートシンク5はボンドに
より台部4にボンディングしてもよく、また発光素子6
もボンドによりヒートシンク5にボンディングしてもよ
く、この場合ヒートブロック45のヒータ46は不要と
なる。また通信用素子としては、リードを有しないもの
や台部に1個のワークを搭載するものなど様々な種類が
あり、したがって通信用素子も上記実施の形態のものに
限定されない。また上記実施の形態では、ステム供給部
は搬送用治具11であるが、ステム供給部としてはトレ
イなどの他の形態でもよい。
【0039】また発光素子6をヒートシンク5上に搭載
する方法も上記実施の形態に限定されない。すなわち上
記実施の形態では、図4において、認識マーク49の座
標位置を検出することにより、ステム2の前面aの座標
位置を求め、この前面aから距離dの位置に発光素子6
の前面が位置するように発光素子6をヒートシンク5上
に搭載していたが、認識マーク49の位置を求めたなら
ば、ここからX方向へ距離Lの位置に発光素子6の前面
が位置するように発光素子6をヒートシンク5上に搭載
してもよいものであり、要は押圧子(ヒートブロック4
5)をステム2の前面に当接した状態で、押圧子の特徴
部(認識マーク49)の位置を求め、この求められた特
徴部の位置に基いてワーク(発光素子6)の搭載位置を
決定すればよいものである。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、ステムの前面の台部を
所定の位置に正しい姿勢で位置決めできるので、ワーク
を高い実装位置精度で台部上に搭載することができ、高
品質の通信用素子を組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の斜
視図
【図2】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の部
分斜視図
【図3】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の保
持手段の正面図
【図4】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の実
装ユニットの部分平面図
【図5】本発明の一実施の形態の通信用素子の斜視図
【図6】本発明の他の実施の形態の電子部品実装装置の
保持手段の正面図
【符号の説明】
1 通信用素子 1’ リード付きステム 2 ステム 3 リード 4 台部 5 ヒートシンク 6 発光素子 8 切溝 10 コンベヤ 11 搬送用治具(ステム供給部) 20 ピックアップ手段 21 Xテーブル 26 シリンダ 29 ノズル 31 回転アクチュエータ 40 実装ユニット 41 XYテーブル 45 ヒートブロック 47 シリンダ 50 保持手段 51 ブロック 53,54 押接子 63A,63B,76 シリンダ 70 押上げ子 79 当接子 80 ワーク供給部 81 XYテーブル 84 第1トレイ 101 押上げ車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステムの前面に設けられた台部上にワーク
    を搭載して通信用素子を組み立てるための電子部品実装
    装置であって、 前記台部を水平な姿勢にして前記ステムを保持する保持
    手段と、この保持手段で保持されたステムを下方から押
    し上げる押し上げ手段と、この押し上げ手段で押し上げ
    られたステムの上面に当接する当接子と、ステムの両側
    方に配設された押接子と、これらの押接子を前進後退さ
    せる前進後退手段とを備えたことを特徴とする電子部品
    実装装置。
  2. 【請求項2】ステム供給部に備えられたステムをノズル
    で真空吸着してピックアップし、ステムを回転させるこ
    とによりステムの前面に設けられた台部を水平な姿勢で
    保持手段に保持する工程と、押し上げ手段によりステム
    を下方から押し上げてステムの上面を当接子に当接さ
    せ、この当接点を中心にステムを回転させることにより
    ステムの回転方向の位置決めをなす工程と、押接子でス
    テムを両側方からチャックしてステムを固定する工程
    と、ワーク供給部に備えられたワークを搭載手段でピッ
    クアップし、前記台部上に搭載する工程と、を含むこと
    を特徴とする電子部品実装方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000196179A (ja) * 1998-12-28 2000-07-14 Sumitomo Electric Ind Ltd 光モジュ―ル用搭載部材および光モジュ―ル
WO2001099178A1 (fr) * 2000-06-22 2001-12-27 Nidec Tosok Corporation Dispositif de fixation de puce
JP2005158874A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Toshiba Corp 光受信装置及びその製造方法

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