JPH1041452A - 半導体用リードフレーム - Google Patents
半導体用リードフレームInfo
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- JPH1041452A JPH1041452A JP19789496A JP19789496A JPH1041452A JP H1041452 A JPH1041452 A JP H1041452A JP 19789496 A JP19789496 A JP 19789496A JP 19789496 A JP19789496 A JP 19789496A JP H1041452 A JPH1041452 A JP H1041452A
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- Japan
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- plating film
- lead frame
- film
- semiconductor
- alloy
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- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 酸化物が電解還元除去され易いと共に、必要
以上に強固でなく、かつ、耐食性が下地材料と同等以下
の材料からなる中間層を有した半導体用リードフレーム
を提供するものである。 【解決手段】 半導体チップを搭載するためのチップ搭
載部4と、半導体チップ上の電極と接続するためのイン
ナーリード2と、プリント基板などと接続するためのア
ウターリード3とを有した半導体用リードフレーム1に
おいて、Cu合金またはFe−Ni合金からなるリード
フレーム下地5全面に、膜厚が0.5〜20μmとなる
ようCoめっき膜またはCo合金めっき膜6を形成し、
そのCoめっき膜またはCo合金めっき膜6の上面に、
膜厚が0.05〜0.2μmとなるようPdめっき膜7
aまたはPdめっき膜7aとAuめっき膜7bとの複合
膜を形成したものである。
以上に強固でなく、かつ、耐食性が下地材料と同等以下
の材料からなる中間層を有した半導体用リードフレーム
を提供するものである。 【解決手段】 半導体チップを搭載するためのチップ搭
載部4と、半導体チップ上の電極と接続するためのイン
ナーリード2と、プリント基板などと接続するためのア
ウターリード3とを有した半導体用リードフレーム1に
おいて、Cu合金またはFe−Ni合金からなるリード
フレーム下地5全面に、膜厚が0.5〜20μmとなる
ようCoめっき膜またはCo合金めっき膜6を形成し、
そのCoめっき膜またはCo合金めっき膜6の上面に、
膜厚が0.05〜0.2μmとなるようPdめっき膜7
aまたはPdめっき膜7aとAuめっき膜7bとの複合
膜を形成したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体用リードフ
レームに係り、特に、表面にPdめっき膜を有する半導
体用リードフレームに関するものである。
レームに係り、特に、表面にPdめっき膜を有する半導
体用リードフレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】リードフレームの概観を図9に示す。
【0003】図9に示すように、リードフレーム41
は、インナーリード42、アウターリード43、および
半導体チップ搭載部44で構成される。ここで、インナ
ーリード2にはワイヤ(図示せず)のボンディングが、
アウターリード43にはプリント基板(図示せず)への
接続が、半導体チップ搭載部44には半導体チップ(図
示せず)の搭載がなされるため、熱酸化防止、腐食・変
色防止、はんだ濡れ性向上などを目的として、主にAu
またはAgめっきが施されていた。
は、インナーリード42、アウターリード43、および
半導体チップ搭載部44で構成される。ここで、インナ
ーリード2にはワイヤ(図示せず)のボンディングが、
アウターリード43にはプリント基板(図示せず)への
接続が、半導体チップ搭載部44には半導体チップ(図
示せず)の搭載がなされるため、熱酸化防止、腐食・変
色防止、はんだ濡れ性向上などを目的として、主にAu
またはAgめっきが施されていた。
【0004】しかし、最近では主に、Pre−Plat
ed−Lead−Frameと呼ばれるプロセス構成を
目的として、AuまたはAgめっきに代わってPdめっ
きを施すことがなされている(特開昭63−9028号
公報など)。
ed−Lead−Frameと呼ばれるプロセス構成を
目的として、AuまたはAgめっきに代わってPdめっ
きを施すことがなされている(特開昭63−9028号
公報など)。
【0005】これは、Pdが以下のような性質に優れて
いるためと言われている。
いるためと言われている。
【0006】 AuやAgと比べてコストが安く、か
つ、耐食性にも優れており、耐酸化性や耐腐食変色性が
高い。
つ、耐食性にも優れており、耐酸化性や耐腐食変色性が
高い。
【0007】 Pdが高融点金属であることから、リ
ードフレームの基材であるCuとの拡散劣化障害を生じ
にくい。
ードフレームの基材であるCuとの拡散劣化障害を生じ
にくい。
【0008】 Agに比べてマイグレーションを生じ
にくい。
にくい。
【0009】 Auに比べてはんだに溶けにくいた
め、リードフレーム素地露出障害が生じにくい。
め、リードフレーム素地露出障害が生じにくい。
【0010】 Au線を用いたワイヤボンディング性
に優れる。
に優れる。
【0011】ここで、Pdめっき膜の下方にCu下地素
材やCuストライク膜が存在すると、はんだ接合過程に
おいてPdが溶解除去された場合、はんだ成分のSnと
下地Cuが熱拡散して、両者の界面に脆いCu−Sn化
合物が形成され、Pdめっき膜の密着性やリードフレー
ムピンの変形障害になることが知られているため、Pd
めっき膜の下方に、膜厚1μm程度のNiめっき膜を形
成する手法が一般的であった(特開昭59−16865
9号公報など)。
材やCuストライク膜が存在すると、はんだ接合過程に
おいてPdが溶解除去された場合、はんだ成分のSnと
下地Cuが熱拡散して、両者の界面に脆いCu−Sn化
合物が形成され、Pdめっき膜の密着性やリードフレー
ムピンの変形障害になることが知られているため、Pd
めっき膜の下方に、膜厚1μm程度のNiめっき膜を形
成する手法が一般的であった(特開昭59−16865
9号公報など)。
【0012】従来の半導体用リードフレームの横断面図
を図10に示す。
を図10に示す。
【0013】図10に示すように、従来の半導体用リー
ドフレーム51は、リードフレーム下地(例えば、Cu
など)55の上面にNiめっき膜56を形成し、Niめ
っき膜56の上面にPdめっき膜57aとAuめっき膜
57bとの複合膜を形成してなるものである。
ドフレーム51は、リードフレーム下地(例えば、Cu
など)55の上面にNiめっき膜56を形成し、Niめ
っき膜56の上面にPdめっき膜57aとAuめっき膜
57bとの複合膜を形成してなるものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Pdめ
っき膜の下方に、中間層としてNiめっき膜を形成する
という従来の手法では、次のような問題があった。
っき膜の下方に、中間層としてNiめっき膜を形成する
という従来の手法では、次のような問題があった。
【0015】(a) Pdめっき膜は、中間層としての
Niめっき膜との密着性が必ずしも十分ではない。
Niめっき膜との密着性が必ずしも十分ではない。
【0016】(b) 中間層としてNiめっき膜を形成
し、その上面にPdめっき膜を形成したリードフレーム
をはんだ浴槽に浸漬した場合、はんだに溶解しやすいP
dめっき薄膜がはんだ浴に溶解・消失した後にNiめっ
き膜表面においてはんだが弾かれ、結果的にはんだ接合
性が低下するという鞘抜け現象が生じやすい。
し、その上面にPdめっき膜を形成したリードフレーム
をはんだ浴槽に浸漬した場合、はんだに溶解しやすいP
dめっき薄膜がはんだ浴に溶解・消失した後にNiめっ
き膜表面においてはんだが弾かれ、結果的にはんだ接合
性が低下するという鞘抜け現象が生じやすい。
【0017】(c) 中間層としてNiめっき膜を形成
したリードフレームに樹脂をモールド成形した後、耐食
性試験(例えば、塩水噴霧腐食試験)を行うと、Niめ
っき膜自身は腐食損傷を受けず、主にその下地が局部腐
食損傷するため、錆の発生や、ピン折れという現象が短
期間に生じる。
したリードフレームに樹脂をモールド成形した後、耐食
性試験(例えば、塩水噴霧腐食試験)を行うと、Niめ
っき膜自身は腐食損傷を受けず、主にその下地が局部腐
食損傷するため、錆の発生や、ピン折れという現象が短
期間に生じる。
【0018】(a)は、量産ラインにおけるPdめっき
膜の付着不良という重大な問題をしばしば引き起こす。
これはおそらく、Niめっき膜がNiめっきラインの搬
送過程における水洗・水切り工程で、水中の溶存酸素や
大気中の酸素と接触することで酸化反応が起き、強固な
酸化物を形成するためだと思われる。
膜の付着不良という重大な問題をしばしば引き起こす。
これはおそらく、Niめっき膜がNiめっきラインの搬
送過程における水洗・水切り工程で、水中の溶存酸素や
大気中の酸素と接触することで酸化反応が起き、強固な
酸化物を形成するためだと思われる。
【0019】(b)の現象は、中間層であるNiめっき
膜の形成プロセス中において、Niめっき膜の表面に強
固な酸化物が形成されることによって、はんだと馴染み
にくくなるために生じると思われる。
膜の形成プロセス中において、Niめっき膜の表面に強
固な酸化物が形成されることによって、はんだと馴染み
にくくなるために生じると思われる。
【0020】(c)は、製品の信頼性低下という重大な
問題を引き起こす。これはおそらく、Pdめっき膜およ
びNiめっき膜の耐食性が下地金属より著しく大きいた
めだと思われる。すなわち、耐食性に劣り、かつ、Pd
やNiなどの貴な腐食電位を有する金属で覆われた下地
金属の腐食損傷は、貴金属がカソード、卑金属がアノー
ドとなることによる異種金属接触腐食であり、被覆金属
の耐食性が下地金属に比べて強すぎない方が下地金属の
腐食損傷が加速されないため、中間層のめっき膜の耐食
性が、下地金属の耐食性と同等もしくはそれ以下である
ことが好ましい。さらに、耐食性膜が存在せずにリード
フレーム下地(全面腐食性を有する)ができるだけ多く
表面露出していた方が、局部的な腐食損傷が生じにくく
好ましい。
問題を引き起こす。これはおそらく、Pdめっき膜およ
びNiめっき膜の耐食性が下地金属より著しく大きいた
めだと思われる。すなわち、耐食性に劣り、かつ、Pd
やNiなどの貴な腐食電位を有する金属で覆われた下地
金属の腐食損傷は、貴金属がカソード、卑金属がアノー
ドとなることによる異種金属接触腐食であり、被覆金属
の耐食性が下地金属に比べて強すぎない方が下地金属の
腐食損傷が加速されないため、中間層のめっき膜の耐食
性が、下地金属の耐食性と同等もしくはそれ以下である
ことが好ましい。さらに、耐食性膜が存在せずにリード
フレーム下地(全面腐食性を有する)ができるだけ多く
表面露出していた方が、局部的な腐食損傷が生じにくく
好ましい。
【0021】そこで本発明は、上記課題を解決し、酸化
物が電解還元除去され易いと共に、必要以上に強固でな
く、かつ、耐食性が下地材料と同等以下の材料からなる
中間層を有した半導体用リードフレームを提供すること
にある。
物が電解還元除去され易いと共に、必要以上に強固でな
く、かつ、耐食性が下地材料と同等以下の材料からなる
中間層を有した半導体用リードフレームを提供すること
にある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、半導体チップを搭載するためのチ
ップ搭載部と、半導体チップ上の電極と接続するための
インナーリードと、プリント基板などと接続するための
アウターリードとを有した半導体用リードフレームにお
いて、Cu合金またはFe−Ni合金からなるリードフ
レーム下地全面に、膜厚が0.5〜20μmとなるよう
Coめっき膜またはCo合金めっき膜を形成し、そのC
oめっき膜またはCo合金めっき膜の上面に、膜厚が
0.05〜0.2μmとなるようPdめっき膜またはP
dめっき膜とAuめっき膜との複合膜を形成したもので
ある。
に請求項1の発明は、半導体チップを搭載するためのチ
ップ搭載部と、半導体チップ上の電極と接続するための
インナーリードと、プリント基板などと接続するための
アウターリードとを有した半導体用リードフレームにお
いて、Cu合金またはFe−Ni合金からなるリードフ
レーム下地全面に、膜厚が0.5〜20μmとなるよう
Coめっき膜またはCo合金めっき膜を形成し、そのC
oめっき膜またはCo合金めっき膜の上面に、膜厚が
0.05〜0.2μmとなるようPdめっき膜またはP
dめっき膜とAuめっき膜との複合膜を形成したもので
ある。
【0023】請求項2の発明は、半導体チップを搭載す
るためのチップ搭載部と、半導体チップ上の電極と接続
するためのインナーリードと、プリント基板などと接続
するためのアウターリードとを有した半導体用リードフ
レームにおいて、Cu合金またはFe−Ni合金からな
るリードフレーム下地全面に、膜厚が0.5〜20μm
となるようCoめっき膜またはCo合金めっき膜を形成
し、そのCoめっき膜またはCo合金めっき膜の上面に
おける上記チップ搭載部、上記インナーリードの先端、
および上記アウターリードの先端のみに、膜厚が0.0
5〜0.2μmとなるようPdめっき膜またはPdめっ
き膜とAuめっき膜との複合膜を形成したものである。
るためのチップ搭載部と、半導体チップ上の電極と接続
するためのインナーリードと、プリント基板などと接続
するためのアウターリードとを有した半導体用リードフ
レームにおいて、Cu合金またはFe−Ni合金からな
るリードフレーム下地全面に、膜厚が0.5〜20μm
となるようCoめっき膜またはCo合金めっき膜を形成
し、そのCoめっき膜またはCo合金めっき膜の上面に
おける上記チップ搭載部、上記インナーリードの先端、
および上記アウターリードの先端のみに、膜厚が0.0
5〜0.2μmとなるようPdめっき膜またはPdめっ
き膜とAuめっき膜との複合膜を形成したものである。
【0024】請求項3の発明は、半導体チップを搭載す
るためのチップ搭載部と、半導体チップ上の電極と接続
するためのインナーリードと、プリント基板などと接続
するためのアウターリードとを有した半導体用リードフ
レームにおいて、Cu合金またはFe−Ni合金からな
るリードフレーム下地における上記チップ搭載部、上記
インナーリードの先端、および上記アウターリードの先
端のみに、膜厚が0.5〜20μmとなるようCoめっ
き膜またはCo合金めっき膜を形成し、そのCoめっき
膜またはCo合金めっき膜の上面に、膜厚が0.05〜
0.2μmとなるようPdめっき膜またはPdめっき膜
とAuめっき膜との複合膜を形成したものである。
るためのチップ搭載部と、半導体チップ上の電極と接続
するためのインナーリードと、プリント基板などと接続
するためのアウターリードとを有した半導体用リードフ
レームにおいて、Cu合金またはFe−Ni合金からな
るリードフレーム下地における上記チップ搭載部、上記
インナーリードの先端、および上記アウターリードの先
端のみに、膜厚が0.5〜20μmとなるようCoめっ
き膜またはCo合金めっき膜を形成し、そのCoめっき
膜またはCo合金めっき膜の上面に、膜厚が0.05〜
0.2μmとなるようPdめっき膜またはPdめっき膜
とAuめっき膜との複合膜を形成したものである。
【0025】請求項4の発明は、半導体チップを搭載す
るためのチップ搭載部と、半導体チップ上の電極と接続
するためのインナーリードと、プリント基板などと接続
するためのアウターリードとを有した半導体用リードフ
レームにおいて、Cu合金またはFe−Ni合金からな
るリードフレーム下地における上記チップ搭載部、上記
インナーリードの先端、および上記アウターリードの先
端のみに、膜厚が0.5〜20μmとなるようNi−M
nめっき膜、Ni−Wめっき膜、またはNi−Snめっ
き膜を形成し、そのNi−Mnめっき膜、Ni−Wめっ
き膜、またはNi−Snめっき膜の上面に、膜厚が0.
05〜0.2μmとなるようPdめっき膜またはPdめ
っき膜とAuめっき膜との複合膜を形成したものであ
る。
るためのチップ搭載部と、半導体チップ上の電極と接続
するためのインナーリードと、プリント基板などと接続
するためのアウターリードとを有した半導体用リードフ
レームにおいて、Cu合金またはFe−Ni合金からな
るリードフレーム下地における上記チップ搭載部、上記
インナーリードの先端、および上記アウターリードの先
端のみに、膜厚が0.5〜20μmとなるようNi−M
nめっき膜、Ni−Wめっき膜、またはNi−Snめっ
き膜を形成し、そのNi−Mnめっき膜、Ni−Wめっ
き膜、またはNi−Snめっき膜の上面に、膜厚が0.
05〜0.2μmとなるようPdめっき膜またはPdめ
っき膜とAuめっき膜との複合膜を形成したものであ
る。
【0026】以上の構成によれば、Cu合金またはFe
−Ni合金からなるリードフレーム下地全面に、膜厚が
0.5〜20μmとなるようCoめっき膜またはCo合
金めっき膜を形成し、そのCoめっき膜またはCo合金
めっき膜の上面に、膜厚が0.05〜0.2μmとなる
ようPdめっき膜またはPdめっき膜とAuめっき膜と
の複合膜を形成したため、酸化物が電解還元除去され易
いと共に、必要以上に強固でなく、かつ、耐食性が下地
材料と同等以下の材料からなる中間層を有した半導体用
リードフレームを得ることができる。
−Ni合金からなるリードフレーム下地全面に、膜厚が
0.5〜20μmとなるようCoめっき膜またはCo合
金めっき膜を形成し、そのCoめっき膜またはCo合金
めっき膜の上面に、膜厚が0.05〜0.2μmとなる
ようPdめっき膜またはPdめっき膜とAuめっき膜と
の複合膜を形成したため、酸化物が電解還元除去され易
いと共に、必要以上に強固でなく、かつ、耐食性が下地
材料と同等以下の材料からなる中間層を有した半導体用
リードフレームを得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
する。
【0028】リードフレームにおけるPdめっき膜の下
面に形成される中間層としては、酸化物が電解還元除去
されやすく、中間層の形成プロセスの搬送工程で不可避
に形成される酸化物が必要以上に強固とならず、耐食性
試験における耐食性が下地材料と比べて必要以上に強く
ならない材料の使用が好ましい。
面に形成される中間層としては、酸化物が電解還元除去
されやすく、中間層の形成プロセスの搬送工程で不可避
に形成される酸化物が必要以上に強固とならず、耐食性
試験における耐食性が下地材料と比べて必要以上に強く
ならない材料の使用が好ましい。
【0029】本発明者らは、鋭意研究した結果、上述し
た条件を満たすリードフレームの中間層として、Coめ
っき膜またはCo合金めっき膜を用いればよいことを見
出だした。
た条件を満たすリードフレームの中間層として、Coめ
っき膜またはCo合金めっき膜を用いればよいことを見
出だした。
【0030】本発明の半導体用リードフレームの概観図
を図1に示す。
を図1に示す。
【0031】図1に示すように、本発明の半導体用リー
ドフレーム1は、ほぼ正方形の薄板形状を呈しており、
その中央部に半導体チップ(図示せず)を搭載すべくほ
ぼ正方形形状の半導体チップ搭載部4を形成し、その半
導体チップ搭載部4の四方を臨むよう細板形状のインナ
ーリード2をそれぞれ複数本(図中では、各7本ずつ)
形成し、半導体用リードフレーム1の縁周部に各インナ
ーリード2に対応すると共に各インナーリード2に臨む
よう細板形状のアウターリード3をそれぞれ複数本(図
中では、各7本ずつ)形成したものである。
ドフレーム1は、ほぼ正方形の薄板形状を呈しており、
その中央部に半導体チップ(図示せず)を搭載すべくほ
ぼ正方形形状の半導体チップ搭載部4を形成し、その半
導体チップ搭載部4の四方を臨むよう細板形状のインナ
ーリード2をそれぞれ複数本(図中では、各7本ずつ)
形成し、半導体用リードフレーム1の縁周部に各インナ
ーリード2に対応すると共に各インナーリード2に臨む
よう細板形状のアウターリード3をそれぞれ複数本(図
中では、各7本ずつ)形成したものである。
【0032】図1におけるA−A線断面図を図2に示
す。
す。
【0033】図2に示すように、本発明の半導体用リー
ドフレーム1は、リードフレーム下地5の全面に、Co
めっき膜(またはCo合金めっき膜)6を形成し、その
Coめっき膜6の上面全面に、Pdめっき膜7aとAu
めっき膜7bとの複合膜を形成したものである。尚、C
oめっき膜6の上面全面に形成するめっき膜はPdめっ
き膜7aだけであってもよいことは言うまでもない。
ドフレーム1は、リードフレーム下地5の全面に、Co
めっき膜(またはCo合金めっき膜)6を形成し、その
Coめっき膜6の上面全面に、Pdめっき膜7aとAu
めっき膜7bとの複合膜を形成したものである。尚、C
oめっき膜6の上面全面に形成するめっき膜はPdめっ
き膜7aだけであってもよいことは言うまでもない。
【0034】次に、本発明の作用を説明する。
【0035】リードフレーム下地(例えば、42アロイ
からなる1辺が50mm、厚さが0.25mmの正方
形)5の全面に、中間層としてCoめっき膜(例えば、
膜厚2.0μm)6を形成する。その後、Coめっき膜
6の上面全面にPdめっき膜(例えば、膜厚0.08μ
m)7aおよびAuめっき膜(例えば、膜厚0.01μ
m)7bを、順次、形成する。
からなる1辺が50mm、厚さが0.25mmの正方
形)5の全面に、中間層としてCoめっき膜(例えば、
膜厚2.0μm)6を形成する。その後、Coめっき膜
6の上面全面にPdめっき膜(例えば、膜厚0.08μ
m)7aおよびAuめっき膜(例えば、膜厚0.01μ
m)7bを、順次、形成する。
【0036】リードフレーム下地5の中間層として、酸
化物が電界還元除去されやすいCoめっき膜6を形成し
ているため、Niめっき膜と比較してPdめっき膜7a
との密着性が良好となり、Pdめっき膜7aの付着不良
がほとんどなくなる。
化物が電界還元除去されやすいCoめっき膜6を形成し
ているため、Niめっき膜と比較してPdめっき膜7a
との密着性が良好となり、Pdめっき膜7aの付着不良
がほとんどなくなる。
【0037】また、Coめっき膜6の表面に不可避に形
成される酸化物が必要以上に強固とならないため、Ni
めっき膜と比較してはんだとの馴染み(濡れ)が良好に
なると共に鞘抜け現象がほとんど起こらなくなる。
成される酸化物が必要以上に強固とならないため、Ni
めっき膜と比較してはんだとの馴染み(濡れ)が良好に
なると共に鞘抜け現象がほとんど起こらなくなる。
【0038】さらに、Co自体の耐食性はNi自体の耐
食性とあまり変わらないが、上述したように酸化物のほ
とんどが還元除去され、かつ、酸化物自体が強固でない
ため、Coめっき膜6の耐食性がリードフレーム下地5
の耐食性より小さくなり、リードフレームピンのピン折
れがほとんど生じなくなる。
食性とあまり変わらないが、上述したように酸化物のほ
とんどが還元除去され、かつ、酸化物自体が強固でない
ため、Coめっき膜6の耐食性がリードフレーム下地5
の耐食性より小さくなり、リードフレームピンのピン折
れがほとんど生じなくなる。
【0039】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。
る。
【0040】第1の実施の形態の半導体用リードフレー
ムの概観図を図3に示す。また、図3におけるB−B線
断面を図4(a)、C−C線断面を図4(b)に示す。
ムの概観図を図3に示す。また、図3におけるB−B線
断面を図4(a)、C−C線断面を図4(b)に示す。
【0041】図3および図4(a)、(b)に示すよう
に、本実施の形態の半導体用リードフレーム11は、リ
ードフレーム下地15の全面に、Coめっき膜(または
Co合金めっき膜)16を形成し、そのCoめっき膜1
6の上面の内、インナーリードの先端12a、アウター
リードの先端13a、および半導体用チップ搭載部14
のみにPdめっき膜17aとAuめっき膜17bとの複
合膜を形成したものである。
に、本実施の形態の半導体用リードフレーム11は、リ
ードフレーム下地15の全面に、Coめっき膜(または
Co合金めっき膜)16を形成し、そのCoめっき膜1
6の上面の内、インナーリードの先端12a、アウター
リードの先端13a、および半導体用チップ搭載部14
のみにPdめっき膜17aとAuめっき膜17bとの複
合膜を形成したものである。
【0042】本発明の半導体用リードフレーム11を作
製した後、表面に石英粉を高速でショットして微細な傷
を付与する機械処理加工を施し、その後、インヒビタを
添加した10%硫酸(液温60℃)中に3分間浸漬し
て、Coめっき膜16およびリードフレーム下地15の
一部を溶解除去してもよい。
製した後、表面に石英粉を高速でショットして微細な傷
を付与する機械処理加工を施し、その後、インヒビタを
添加した10%硫酸(液温60℃)中に3分間浸漬し
て、Coめっき膜16およびリードフレーム下地15の
一部を溶解除去してもよい。
【0043】これによって、エッチング工程におけるC
oめっき膜16、Pdめっき膜17a、およびAuめっ
き膜17bの一部または大部分が溶解減肉するという経
済的デメリットは生じるものの、インナーリードの先端
12aおよびアウターリードの先端13aのみにCoめ
っき膜16、Pdめっき膜17a、およびAuめっき膜
17bを形成することができ、かつ、Coめっき膜16
のマスキング(機械マスクまたは電着レジストマスクな
ど)をする必要がないため、装置を簡略化することがで
きる。
oめっき膜16、Pdめっき膜17a、およびAuめっ
き膜17bの一部または大部分が溶解減肉するという経
済的デメリットは生じるものの、インナーリードの先端
12aおよびアウターリードの先端13aのみにCoめ
っき膜16、Pdめっき膜17a、およびAuめっき膜
17bを形成することができ、かつ、Coめっき膜16
のマスキング(機械マスクまたは電着レジストマスクな
ど)をする必要がないため、装置を簡略化することがで
きる。
【0044】尚、本実施の形態においては、機械処理加
工として石英粉を高速ショットしているが、特にこれに
限定するものではなく、ブラシ加工、砥石加工、および
ガラス小球の高速ショットであってもよく、また、必要
に応じてエッチング処理後は水洗のみに簡略してもよ
い。
工として石英粉を高速ショットしているが、特にこれに
限定するものではなく、ブラシ加工、砥石加工、および
ガラス小球の高速ショットであってもよく、また、必要
に応じてエッチング処理後は水洗のみに簡略してもよ
い。
【0045】第2の実施の形態の半導体用リードフレー
ムの概観図を図5に示す。また、図5におけるD−D線
断面を図6(a)、E−E線断面を図6(b)に示す。
ムの概観図を図5に示す。また、図5におけるD−D線
断面を図6(a)、E−E線断面を図6(b)に示す。
【0046】図5および図6(a)、(b)に示すよう
に、本実施の形態の半導体用リードフレーム21は、リ
ードフレーム下地25の内、インナーリードの先端22
a、アウターリードの先端23a、および半導体用チッ
プ搭載部24のみにCoめっき膜(またはCo合金めっ
き膜)26を形成し、そのCoめっき膜26の上面全面
に、Pdめっき膜27aとAuめっき膜27bとの複合
膜を形成したものである。
に、本実施の形態の半導体用リードフレーム21は、リ
ードフレーム下地25の内、インナーリードの先端22
a、アウターリードの先端23a、および半導体用チッ
プ搭載部24のみにCoめっき膜(またはCo合金めっ
き膜)26を形成し、そのCoめっき膜26の上面全面
に、Pdめっき膜27aとAuめっき膜27bとの複合
膜を形成したものである。
【0047】本実施の形態によれば、インナーリードの
先端22a、アウターリードの先端23a、および半導
体用チップ搭載部24のみに、Coめっき膜26、Pd
めっき膜27a、およびAuめっき膜27bを形成して
いるため、3回のマスキングが必要となり、第1の実施
の形態および第2の実施の形態に比べて製造工程が複雑
になる。しかし、半導体用リードフレームの腐食反応に
おいて、Pdめっき膜の露出面積が小さいほど、リード
フレーム下地の溶解速度(アノード溶解)を抑制するこ
とができるため、リードフレームピンのピン折れ発生率
は最も少なくなる。
先端22a、アウターリードの先端23a、および半導
体用チップ搭載部24のみに、Coめっき膜26、Pd
めっき膜27a、およびAuめっき膜27bを形成して
いるため、3回のマスキングが必要となり、第1の実施
の形態および第2の実施の形態に比べて製造工程が複雑
になる。しかし、半導体用リードフレームの腐食反応に
おいて、Pdめっき膜の露出面積が小さいほど、リード
フレーム下地の溶解速度(アノード溶解)を抑制するこ
とができるため、リードフレームピンのピン折れ発生率
は最も少なくなる。
【0048】第3の実施の形態の半導体用リードフレー
ムの概観図を図7に示す。また、図7におけるF−F線
断面を図8(a)、G−G線断面を図8(b)に示す。
ムの概観図を図7に示す。また、図7におけるF−F線
断面を図8(a)、G−G線断面を図8(b)に示す。
【0049】図7および図8(a)、(b)に示すよう
に、本実施の形態の半導体用リードフレーム31は、リ
ードフレーム下地35の内、インナーリードの先端32
a、アウターリードの先端33a、および半導体用チッ
プ搭載部34のみにNi−Mnめっき膜36を形成し、
そのNi−Mnめっき膜36の上面全面に、Pdめっき
膜37aとAuめっき膜37bとの複合膜を形成したも
のである。
に、本実施の形態の半導体用リードフレーム31は、リ
ードフレーム下地35の内、インナーリードの先端32
a、アウターリードの先端33a、および半導体用チッ
プ搭載部34のみにNi−Mnめっき膜36を形成し、
そのNi−Mnめっき膜36の上面全面に、Pdめっき
膜37aとAuめっき膜37bとの複合膜を形成したも
のである。
【0050】本実施の形態においては、半導体用リード
フレーム31の中間層として、Ni−Mnめっき膜36
を用いているが、特にこれに限定するものではなく、N
i−Wめっき膜またはNi−Snめっき膜であってもよ
い。
フレーム31の中間層として、Ni−Mnめっき膜36
を用いているが、特にこれに限定するものではなく、N
i−Wめっき膜またはNi−Snめっき膜であってもよ
い。
【0051】
(実施例1)42アロイからなる1辺が50mm、厚さ
が0.25mmの正方形のリードフレーム下地の全面
に、中間層として膜厚2.0μmのCoめっき膜を形成
する。その後、Coめっき膜の上面全面に、膜厚0.0
8μmのPdめっき膜および膜厚0.01μmのAuめ
っき膜を、順次、形成して半導体用リードフレームを作
製する。
が0.25mmの正方形のリードフレーム下地の全面
に、中間層として膜厚2.0μmのCoめっき膜を形成
する。その後、Coめっき膜の上面全面に、膜厚0.0
8μmのPdめっき膜および膜厚0.01μmのAuめ
っき膜を、順次、形成して半導体用リードフレームを作
製する。
【0052】(実施例2)リードフレーム下地としてM
F202を用い、実施例1と同様にして半導体用リード
フレームを作製する。
F202を用い、実施例1と同様にして半導体用リード
フレームを作製する。
【0053】(実施例3)実施例1と同様のリードフレ
ーム下地の全面に、中間層として膜厚3.0μmのCo
めっき膜を形成する。その後、Coめっき膜の上面の
内、インナーリードの先端、アウターリードの先端、お
よび半導体用チップ搭載部のみに、膜厚0.08μmの
Pdめっき膜および膜厚0.01μmのAuめっき膜
を、順次、形成して半導体用リードフレームを作製す
る。
ーム下地の全面に、中間層として膜厚3.0μmのCo
めっき膜を形成する。その後、Coめっき膜の上面の
内、インナーリードの先端、アウターリードの先端、お
よび半導体用チップ搭載部のみに、膜厚0.08μmの
Pdめっき膜および膜厚0.01μmのAuめっき膜
を、順次、形成して半導体用リードフレームを作製す
る。
【0054】(実施例4)実施例2と同様のリードフレ
ームを用い、実施例3と同様にして半導体用リードフレ
ームを作製する。
ームを用い、実施例3と同様にして半導体用リードフレ
ームを作製する。
【0055】(実施例5)実施例1と同様のリードフレ
ーム下地の内、インナーリードの先端、アウターリード
の先端、および半導体用チップ搭載部のみに中間層とし
て膜厚10.0μmのCoめっき膜を形成する。その
後、Coめっき膜の上面全面に、膜厚0.08μmのP
dめっき膜および膜厚0.01μmのAuめっき膜を、
順次、形成して半導体用リードフレームを作製する。
ーム下地の内、インナーリードの先端、アウターリード
の先端、および半導体用チップ搭載部のみに中間層とし
て膜厚10.0μmのCoめっき膜を形成する。その
後、Coめっき膜の上面全面に、膜厚0.08μmのP
dめっき膜および膜厚0.01μmのAuめっき膜を、
順次、形成して半導体用リードフレームを作製する。
【0056】(実施例6)実施例2と同様のリードフレ
ームを用い、実施例5と同様にして半導体用リードフレ
ームを作製する。
ームを用い、実施例5と同様にして半導体用リードフレ
ームを作製する。
【0057】(実施例7)実施例1と同様のリードフレ
ーム下地の内、インナーリードの先端、アウターリード
の先端、および半導体用チップ搭載部のみに中間層とし
て膜厚2.0μmのNi−Mnめっき膜を形成する。そ
の後、Ni−Mnめっき膜の上面全面に、膜厚0.1μ
mのPdめっき膜および膜厚0.01μmのAuめっき
膜を、順次、形成して半導体用リードフレームを作製す
る。
ーム下地の内、インナーリードの先端、アウターリード
の先端、および半導体用チップ搭載部のみに中間層とし
て膜厚2.0μmのNi−Mnめっき膜を形成する。そ
の後、Ni−Mnめっき膜の上面全面に、膜厚0.1μ
mのPdめっき膜および膜厚0.01μmのAuめっき
膜を、順次、形成して半導体用リードフレームを作製す
る。
【0058】(実施例8)実施例2と同様のリードフレ
ームを用い、実施例7と同様にして半導体用リードフレ
ームを作製する。
ームを用い、実施例7と同様にして半導体用リードフレ
ームを作製する。
【0059】(比較例1)実施例1と同様のリードフレ
ーム下地の全面に、中間層として膜厚2.0μmのNi
めっき膜を形成する。その後、Niめっき膜の上面全面
に、膜厚0.1μmのPdめっき膜および膜厚0.01
μmのAuめっき膜を、順次、形成して半導体用リード
フレームを作製する。
ーム下地の全面に、中間層として膜厚2.0μmのNi
めっき膜を形成する。その後、Niめっき膜の上面全面
に、膜厚0.1μmのPdめっき膜および膜厚0.01
μmのAuめっき膜を、順次、形成して半導体用リード
フレームを作製する。
【0060】(比較例2)実施例2と同様のリードフレ
ームを用い、比較例1と同様にして半導体用リードフレ
ームを作製する。
ームを用い、比較例1と同様にして半導体用リードフレ
ームを作製する。
【0061】(比較例3)実施例1と同様のリードフレ
ーム下地の全面に、中間層として膜厚2.0μmのNi
めっき膜を形成する。その後、Niめっき膜の上面の
内、インナーリードの先端、アウターリードの先端、お
よび半導体用チップ搭載部のみに、膜厚0.2μmのP
dめっき膜および膜厚0.01μmのAuめっき膜を、
順次、形成して半導体用リードフレームを作製する。
ーム下地の全面に、中間層として膜厚2.0μmのNi
めっき膜を形成する。その後、Niめっき膜の上面の
内、インナーリードの先端、アウターリードの先端、お
よび半導体用チップ搭載部のみに、膜厚0.2μmのP
dめっき膜および膜厚0.01μmのAuめっき膜を、
順次、形成して半導体用リードフレームを作製する。
【0062】(比較例4)実施例2と同様のリードフレ
ームを用い、比較例3と同様にして半導体用リードフレ
ームを作製する。
ームを用い、比較例3と同様にして半導体用リードフレ
ームを作製する。
【0063】実施例1〜8および比較例1〜4の半導体
用リードフレームにおけるめっき膜構造の諸元を表1に
示す。
用リードフレームにおけるめっき膜構造の諸元を表1に
示す。
【0064】
【表1】
【0065】次に、実施例1〜8および比較例1〜4の
各半導体用リードフレームに対して施した各種試験の結
果を表2に示す。
各半導体用リードフレームに対して施した各種試験の結
果を表2に示す。
【0066】
【表2】
【0067】以下に、各種試験の試験方法を述べる。
【0068】(A) 密着性試験 密着性試験として、PdめっきおよびAuめっき直後の
各半導体用リードフレームの表面にセロハンテープを貼
り付け、その後急速に強制剥離し、Pdめっき膜が面積
率で1%以上剥離する製品の割合(%)を調べた。
各半導体用リードフレームの表面にセロハンテープを貼
り付け、その後急速に強制剥離し、Pdめっき膜が面積
率で1%以上剥離する製品の割合(%)を調べた。
【0069】(B) 鞘抜け試験 鞘抜け試験として、各半導体用リードフレームを230
℃共晶はんだの流動浴中に10s間浸漬し、各半導体用
リードフレームにおける共晶はんだの平均濡れ面積率
(%)を目視観察した。
℃共晶はんだの流動浴中に10s間浸漬し、各半導体用
リードフレームにおける共晶はんだの平均濡れ面積率
(%)を目視観察した。
【0070】(C) 耐食性試験 各半導体用リードフレームを用いて樹脂封止半導体の完
全体を作製した後、各樹脂封止半導体に35℃、5%N
aCl溶液を連続噴霧し、96hr後にリードフレーム
ピンを90度曲げた時におけるピン折れ発生率(%)を
測定した。
全体を作製した後、各樹脂封止半導体に35℃、5%N
aCl溶液を連続噴霧し、96hr後にリードフレーム
ピンを90度曲げた時におけるピン折れ発生率(%)を
測定した。
【0071】表2に示すように、実施例1〜8における
半導体用リードフレームの実プロセス工程またはセロハ
ンテープでのピール剥離試験によるPdめっき膜の付着
不良率は全体の0.1%以下であり、Coめっき工程下
流のPdめっき浴槽直上における陰極還元処理前後の表
面酸化物量をAuger分析法によって確認した結果、
Coめっき膜またはCo合金めっき膜では、O(酸素)
のピークが陰極還元処理前で200オングストローム、
陰極還元処理後で約20オングストローム以下であっ
た。すなわち、Coめっき膜またはCo合金めっき膜の
表面酸化物は陰極還元処理されやすいことが明らかであ
った。
半導体用リードフレームの実プロセス工程またはセロハ
ンテープでのピール剥離試験によるPdめっき膜の付着
不良率は全体の0.1%以下であり、Coめっき工程下
流のPdめっき浴槽直上における陰極還元処理前後の表
面酸化物量をAuger分析法によって確認した結果、
Coめっき膜またはCo合金めっき膜では、O(酸素)
のピークが陰極還元処理前で200オングストローム、
陰極還元処理後で約20オングストローム以下であっ
た。すなわち、Coめっき膜またはCo合金めっき膜の
表面酸化物は陰極還元処理されやすいことが明らかであ
った。
【0072】実施例1〜8の半導体用リードフレーム表
面における共晶はんだの平均濡れ面積率は100%であ
り、各半導体用リードフレームの切断面に対しAuge
r分析した結果、はんだ濡れ界面および非濡れ部分にお
けるO(酸素)のピークが約5オングストローム以下で
あった。
面における共晶はんだの平均濡れ面積率は100%であ
り、各半導体用リードフレームの切断面に対しAuge
r分析した結果、はんだ濡れ界面および非濡れ部分にお
けるO(酸素)のピークが約5オングストローム以下で
あった。
【0073】実施例1〜8の半導体用リードフレームの
リードフレームピンにおけるピン折れ発生率は0〜8%
であり、ピン折れ発生率が、実施例1、2よりも実施例
3、4の方が少ないことから、Auめっき膜およびPd
めっき膜の面積減少、およびCoめっき膜厚の増大によ
りピン折れ発生率が減少することがわかる。同様に、ピ
ン折れ発生率が、実施例3、4よりも実施例5、6の方
が少ないことから、Coめっき膜の面積減少(リードフ
レーム下地の露出)によりピン折れ発生率がさらに減少
することがわかる。
リードフレームピンにおけるピン折れ発生率は0〜8%
であり、ピン折れ発生率が、実施例1、2よりも実施例
3、4の方が少ないことから、Auめっき膜およびPd
めっき膜の面積減少、およびCoめっき膜厚の増大によ
りピン折れ発生率が減少することがわかる。同様に、ピ
ン折れ発生率が、実施例3、4よりも実施例5、6の方
が少ないことから、Coめっき膜の面積減少(リードフ
レーム下地の露出)によりピン折れ発生率がさらに減少
することがわかる。
【0074】また、実施例5〜8の半導体用リードフレ
ームのピン折れ発生率はほぼ同等であることからわかる
ように、中間層が実質的に露出していないめっき膜構造
であれば、中間層材料としてCo、Ni−Mn、Ni−
W、Ni−Snのいずれを選択してもよいことは明らか
である。さらに、めっきプロセスの一部においてエッチ
ング工程を施した場合でも、最終的なめっき膜構造が同
じであれば同様の特性を示すことが確認できる。
ームのピン折れ発生率はほぼ同等であることからわかる
ように、中間層が実質的に露出していないめっき膜構造
であれば、中間層材料としてCo、Ni−Mn、Ni−
W、Ni−Snのいずれを選択してもよいことは明らか
である。さらに、めっきプロセスの一部においてエッチ
ング工程を施した場合でも、最終的なめっき膜構造が同
じであれば同様の特性を示すことが確認できる。
【0075】これに対して、比較例1〜4における半導
体用リードフレームの実プロセス工程またはセロハンテ
ープでのピール剥離試験によるPdめっき膜の付着不良
率は、全体の8〜9%程度であった。Niめっき工程下
流におけるPdめっき浴槽直上において、陰極還元処理
(硼酸溶液中、1〜10A/dm2 、5s)を施すと共
に、搬送工程で形成されたNi酸化物を還元除去し、そ
の直後に素早くPdめっきを施すことでPdめっき膜の
剥離が生じないようにしているにも関わらず、この陰極
還元処理によってNi酸化物被膜を完全に除去すること
はできず、陰極還元処理前後の表面酸化物量をAuge
r分析法によって確認した結果、O(酸素)のピークが
陰極還元処理前が120オングストローム、陰極還元処
理後が約60オングストロームであった。
体用リードフレームの実プロセス工程またはセロハンテ
ープでのピール剥離試験によるPdめっき膜の付着不良
率は、全体の8〜9%程度であった。Niめっき工程下
流におけるPdめっき浴槽直上において、陰極還元処理
(硼酸溶液中、1〜10A/dm2 、5s)を施すと共
に、搬送工程で形成されたNi酸化物を還元除去し、そ
の直後に素早くPdめっきを施すことでPdめっき膜の
剥離が生じないようにしているにも関わらず、この陰極
還元処理によってNi酸化物被膜を完全に除去すること
はできず、陰極還元処理前後の表面酸化物量をAuge
r分析法によって確認した結果、O(酸素)のピークが
陰極還元処理前が120オングストローム、陰極還元処
理後が約60オングストロームであった。
【0076】すなわち、Niめっき膜の表面酸化物は陰
極還元処理されにくいことが明らかであり、この陰極還
元処理に用いた溶液や処理条件をプロセス構成可能範囲
で変化させても、Pdめっき膜の密着性の大幅な改善は
得られなかった。
極還元処理されにくいことが明らかであり、この陰極還
元処理に用いた溶液や処理条件をプロセス構成可能範囲
で変化させても、Pdめっき膜の密着性の大幅な改善は
得られなかった。
【0077】比較例1〜4の半導体用リードフレーム表
面における共晶はんだの平均濡れ面積率は80〜95%
程度であり、各半導体用リードフレームの切断面に対し
Auger分析した結果、はんだ濡れ界面および非濡れ
部分におけるO(酸素)のピークが約50オングストロ
ームであった。ここで、Pdめっき膜を0.3μmにす
ると、はんだ浸漬条件を静止で5s以下にしてもはんだ
濡れ面積が100%となることから、Coめっき膜厚の
増大により鞘抜け現象が減少することは明らかである。
面における共晶はんだの平均濡れ面積率は80〜95%
程度であり、各半導体用リードフレームの切断面に対し
Auger分析した結果、はんだ濡れ界面および非濡れ
部分におけるO(酸素)のピークが約50オングストロ
ームであった。ここで、Pdめっき膜を0.3μmにす
ると、はんだ浸漬条件を静止で5s以下にしてもはんだ
濡れ面積が100%となることから、Coめっき膜厚の
増大により鞘抜け現象が減少することは明らかである。
【0078】比較例1〜4の半導体用リードフレームの
リードフレームピンにおけるピン折れ発生率は、リード
フレーム下地が42アロイの場合でほぼ100%、MF
202Cu合金の場合で約30〜80%という具合に、
本発明の半導体用リードフレームのピン折れ発生率(0
〜8%)と比較すると著しく劣っていた。各半導体用リ
ードフレーム表面におけるPdめっき膜およびNiめっ
き膜自体はほとんど腐食損傷しておらず、Niめっき膜
表面の数個のピンホールを通じてリードフレーム下地が
局部的に深さ方向に浸食されていた。
リードフレームピンにおけるピン折れ発生率は、リード
フレーム下地が42アロイの場合でほぼ100%、MF
202Cu合金の場合で約30〜80%という具合に、
本発明の半導体用リードフレームのピン折れ発生率(0
〜8%)と比較すると著しく劣っていた。各半導体用リ
ードフレーム表面におけるPdめっき膜およびNiめっ
き膜自体はほとんど腐食損傷しておらず、Niめっき膜
表面の数個のピンホールを通じてリードフレーム下地が
局部的に深さ方向に浸食されていた。
【0079】本発明によれば、中間層に対するPdめっ
き膜の密着性が向上するため、密着性向上のための新た
なプロセス構成(ストライクめっき膜の付与や還元処理
装置)を省略することができ、装置構成を簡略化するこ
とができる。また、中間層表面の酸化物量が少ないた
め、Pdめっき膜の欠陥密度が減少し、耐熱性に優れた
Pdめっき半導体用リードフレームを作製することがで
きる。さらに、Pdめっき膜の欠陥密度が少ないため、
Pdめっき膜の膜厚を十分薄くしても上述した効果を得
ることができ、延いては、高価なPdの使用を抑制し、
かつ、製品の歩留りが向上するため、原価低減につなが
る。
き膜の密着性が向上するため、密着性向上のための新た
なプロセス構成(ストライクめっき膜の付与や還元処理
装置)を省略することができ、装置構成を簡略化するこ
とができる。また、中間層表面の酸化物量が少ないた
め、Pdめっき膜の欠陥密度が減少し、耐熱性に優れた
Pdめっき半導体用リードフレームを作製することがで
きる。さらに、Pdめっき膜の欠陥密度が少ないため、
Pdめっき膜の膜厚を十分薄くしても上述した効果を得
ることができ、延いては、高価なPdの使用を抑制し、
かつ、製品の歩留りが向上するため、原価低減につなが
る。
【0080】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、酸化物が
電解還元除去され易いと共に、必要以上に強固でなく、
かつ、耐食性がリードフレーム下地と同等以下の材料で
中間層を構成したため、Pdめっき膜の密着性、はんだ
濡れ性、耐食性に優れた半導体用リードフレームを得る
ことができるという優れた効果を発揮する。
電解還元除去され易いと共に、必要以上に強固でなく、
かつ、耐食性がリードフレーム下地と同等以下の材料で
中間層を構成したため、Pdめっき膜の密着性、はんだ
濡れ性、耐食性に優れた半導体用リードフレームを得る
ことができるという優れた効果を発揮する。
【図1】本発明の半導体用リードフレームの概観図であ
る。
る。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】第1の実施形態の半導体用リードフレームの概
観図である。
観図である。
【図4】図3における部分断面図である。(a)は、B
−B線断面図、(b)は、C−C線断面図である。
−B線断面図、(b)は、C−C線断面図である。
【図5】第2の実施形態の半導体用リードフレームの概
観図である。
観図である。
【図6】図5における部分断面図である。(a)は、D
−D線断面図、(b)は、E−E線断面図である。
−D線断面図、(b)は、E−E線断面図である。
【図7】第3の実施形態の半導体用リードフレームの概
観図である。
観図である。
【図8】図7における部分断面図である。(a)は、F
−F線断面図、(b)は、G−G線断面図である。
−F線断面図、(b)は、G−G線断面図である。
【図9】半導体用リードフレームの概観図である。
【図10】従来の半導体用リードフレームの部分断面図
である。
である。
1,11,21,31 半導体用リードフレーム 2,12,22,32 インナーリード 3,13,23,33 アウターリード 4,14,24,34 半導体用チップ搭載部(チップ
搭載部) 5,15,25,35 リードフレーム下地 6,16,26,36 Coめっき膜(Coめっき膜ま
たはCo合金めっき膜) 7a,17a,27a,37
a Pdめっき膜(複合膜) 7b,17b,27b,37b Auめっき膜(複合
膜)
搭載部) 5,15,25,35 リードフレーム下地 6,16,26,36 Coめっき膜(Coめっき膜ま
たはCo合金めっき膜) 7a,17a,27a,37
a Pdめっき膜(複合膜) 7b,17b,27b,37b Auめっき膜(複合
膜)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲吉▼岡 修 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電線 株式会社システムマテリアル研究所内 (72)発明者 竹谷 則明 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電線 株式会社システムマテリアル研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体チップを搭載するためのチップ搭
載部と、半導体チップ上の電極と接続するためのインナ
ーリードと、プリント基板などと接続するためのアウタ
ーリードとを有した半導体用リードフレームにおいて、
Cu合金またはFe−Ni合金からなるリードフレーム
下地全面に、膜厚が0.5〜20μmとなるようCoめ
っき膜またはCo合金めっき膜を形成し、そのCoめっ
き膜またはCo合金めっき膜の上面に、膜厚が0.05
〜0.2μmとなるようPdめっき膜またはPdめっき
膜とAuめっき膜との複合膜を形成したことを特徴とす
る半導体用リードフレーム。 - 【請求項2】 半導体チップを搭載するためのチップ搭
載部と、半導体チップ上の電極と接続するためのインナ
ーリードと、プリント基板などと接続するためのアウタ
ーリードとを有した半導体用リードフレームにおいて、
Cu合金またはFe−Ni合金からなるリードフレーム
下地全面に、膜厚が0.5〜20μmとなるようCoめ
っき膜またはCo合金めっき膜を形成し、そのCoめっ
き膜またはCo合金めっき膜の上面における上記チップ
搭載部、上記インナーリードの先端、および上記アウタ
ーリードの先端のみに、膜厚が0.05〜0.2μmと
なるようPdめっき膜またはPdめっき膜とAuめっき
膜との複合膜を形成したことを特徴とする半導体用リー
ドフレーム。 - 【請求項3】 半導体チップを搭載するためのチップ搭
載部と、半導体チップ上の電極と接続するためのインナ
ーリードと、プリント基板などと接続するためのアウタ
ーリードとを有した半導体用リードフレームにおいて、
Cu合金またはFe−Ni合金からなるリードフレーム
下地における上記チップ搭載部、上記インナーリードの
先端、および上記アウターリードの先端のみに、膜厚が
0.5〜20μmとなるようCoめっき膜またはCo合
金めっき膜を形成し、そのCoめっき膜またはCo合金
めっき膜の上面に、膜厚が0.05〜0.2μmとなる
ようPdめっき膜またはPdめっき膜とAuめっき膜と
の複合膜を形成したことを特徴とする半導体用リードフ
レーム。 - 【請求項4】 半導体チップを搭載するためのチップ搭
載部と、半導体チップ上の電極と接続するためのインナ
ーリードと、プリント基板などと接続するためのアウタ
ーリードとを有した半導体用リードフレームにおいて、
Cu合金またはFe−Ni合金からなるリードフレーム
下地における上記チップ搭載部、上記インナーリードの
先端、および上記アウターリードの先端のみに、膜厚が
0.5〜20μmとなるようNi−Mnめっき膜、Ni
−Wめっき膜、またはNi−Snめっき膜を形成し、そ
のNi−Mnめっき膜、Ni−Wめっき膜、またはNi
−Snめっき膜の上面に、膜厚が0.05〜0.2μm
となるようPdめっき膜またはPdめっき膜とAuめっ
き膜との複合膜を形成したことを特徴とする半導体用リ
ードフレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19789496A JPH1041452A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 半導体用リードフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19789496A JPH1041452A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 半導体用リードフレーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1041452A true JPH1041452A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16382067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19789496A Pending JPH1041452A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 半導体用リードフレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1041452A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6376901B1 (en) * | 1999-06-08 | 2002-04-23 | Texas Instruments Incorporated | Palladium-spot leadframes for solder plated semiconductor devices and method of fabrication |
-
1996
- 1996-07-26 JP JP19789496A patent/JPH1041452A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6376901B1 (en) * | 1999-06-08 | 2002-04-23 | Texas Instruments Incorporated | Palladium-spot leadframes for solder plated semiconductor devices and method of fabrication |
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