JPH1041059A - 発熱体および熱処理炉 - Google Patents

発熱体および熱処理炉

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JPH1041059A
JPH1041059A JP8192285A JP19228596A JPH1041059A JP H1041059 A JPH1041059 A JP H1041059A JP 8192285 A JP8192285 A JP 8192285A JP 19228596 A JP19228596 A JP 19228596A JP H1041059 A JPH1041059 A JP H1041059A
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JP
Japan
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rod
heat treatment
furnace
heating element
curved
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JP8192285A
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Inventor
Makoto Haga
誠 葉賀
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンスが容易であり、被熱処理物Wの
熱処理温度を均一化し、被熱処理物Wを均一に熱処理す
ることができる発熱体31および熱処理炉を提供する。 【解決手段】 第1棒状部32と、第2棒状部33と、
第1棒状部32の長手方向における一端側32aと第2
棒状部33の長手方向における一端側33aとを連結す
る湾曲部34とからなり、湾曲部34は、その長手方向
における両端側34aから中央部34bへ向うに従い、
第1棒状部32および第2棒状部33の他端側32b、
33bへ徐々に向うように弧状に湾曲していることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱体および熱処
理炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、セラミック電子部品などの被熱処
理物を熱処理するには、加熱手段として炭化珪素(Si
C)からなる棒状の発熱体や、モジュールヒータを備え
た熱処理炉が用いられていた。
【0003】図9は、従来の熱処理炉の一つである縦形
焼成炉を示す断面図であり、図9(a)は垂直断面図で
あり、図9(b)は図9(a)のA−A線における水平
断面図である。この熱処理炉は、内部に被熱処理物Wを
収容する熱処理空間1を有する炉本体2と、熱処理空間
1に被熱処理物Wを搬入および搬出するため昇降可能に
設けられた炉床3と、炉床3上に載置され、熱処理空間
1に収容された被熱処理物Wを加熱する、炭化珪素(S
iC)からなる複数本の棒状の発熱体4とを備えてい
る。また、炉本体2には、熱処理空間1の温度を測定す
るための熱電対5が設けられている。図9(b)に示す
ように、棒状の発熱体4は、被熱処理物Wを取り囲むよ
うに、井桁状に配置されている。(以下、「従来技術
1」とする。) また、図10は、従来の他の熱処理炉である横形焼成炉
であり、内部に熱処理空間11を有する炉本体12と、
炉本体12を水平方向に貫通し、内部に被熱処理物Wを
収容する炉芯管13と、炉芯管13の内部に供給された
被熱処理物Wを加熱する炭化珪素(SiC)からなる複
数本の棒状の発熱体14とを備えている。また、炉本体
12には、熱処理空間11の温度を測定するための熱電
対15が設けられている。棒状の発熱体14は、炉芯管
13の上下において、炉芯管13の長手方向に沿って所
定距離を隔てて複数本が配置されている。(以下、「従
来技術2」とする。) また、図11は、従来の他の横形焼成炉であり、図10
において示した横形焼成炉との相違点は、加熱手段とし
て炭化珪素(SiC)からなる棒状の発熱体14の代り
に、モジュールヒータ24を用いている点である。この
モジュールヒータ24は、熱処理空間11を規定する炉
本体12の上下の内壁面12aに内蔵されている。その
他の部分は、図10において示した横形焼成炉と基本的
に同一であるので、同一符号を付して説明を省略する。
(以下、「従来技術3」とする。) また、炉芯管を用いた半導体製造装置においては、特開
平4−68296号や特開平7−66187号に示され
ているものが知られている。これらの半導体製造装置に
おいては、加熱手段として炭化珪素(SiC)からなる
リング状の発熱体が採用されており、このリング状の発
熱体は炉芯管を取り囲むように配置されている。(以
下、「従来技術4」とする。)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術1、従
来技術2、および従来技術3においては、加熱手段とし
て、棒状の発熱体4、14や、平面状の内壁面12aに
内蔵されモジュールヒータ24を用いているため、熱処
理空間1、11に配置された被熱処理物Wの位置によ
り、被熱処理物Wから発熱体4、14やモジュールヒー
タ24までの距離に違いが生じた。これにより熱処理温
度が不均一になるという問題が発生じた。
【0005】また、上記の従来技術3においては、加熱
手段として、炉本体12の内壁面12aに内蔵されたモ
ジュールヒータ24が用いられているため、モジュール
ヒータ24の交換が困難で、メンテナンスの面で問題が
あった。
【0006】すなわち、モジュールヒータ24が故障し
た際や、被熱処理物Wの変更により熱処理条件を変更す
る際には、炉本体12の内壁面12aを解体しなければ
ならなかった。また、モジュールヒータ24自体の取扱
いが、棒状の発熱体と比較して、困難であった。
【0007】また、上記の従来技術4においては、リン
グ状の発熱体が炉芯管を取り囲むように配置されている
ので、発熱体の取り付けや交換が困難で、メンテナンス
の面で問題があった。
【0008】すなわち、リング状の発熱体が故障した際
や、被熱処理物の変更により熱処理条件を変更する際に
は、炉芯管を炉本体から抜取るか、リング状の発熱体を
炉芯管に沿って平行移動させなければならなかった。こ
の点は、炉芯管が長尺化するほど顕著となった。また、
リング状の発熱体は、その形状により寸法が大型化する
ため、リング状の発熱体自体の取扱いが困難であった。
この点は、炉芯管の径寸法が大型化するほど顕著となっ
た。
【0009】よって、本発明の目的は、メンテナンスが
容易であり、被熱処理物の熱処理温度を均一化し、被熱
処理物を均一に熱処理することができる発熱体および熱
処理炉を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の発熱体は、第1
棒状部と、第2棒状部と、前記第1棒状部の長手方向に
おける一端側と前記第2棒状部の長手方向における一端
側とを連結する湾曲部とからなり、前記湾曲部は、その
長手方向における両端側から中央部へ向うに従い、前記
第1棒状部および前記第2棒状部の他端側へ徐々に向う
ように弧状に湾曲していることを特徴とするものであ
る。
【0011】また、本発明の熱処理炉は、内部に被熱処
理物を収容する熱処理空間を有する炉本体と、前記熱処
理空間に収容された前記被熱処理物を加熱する複数の発
熱体とを備え、各発熱体は、第1棒状部と、第2棒状部
と、前記第1棒状部の長手方向における一端側と前記第
2棒状部の長手方向における一端側とを連結する湾曲部
とからなり、各発熱体の湾曲部は、その長手方向におけ
る両端側から中央部へ向うに従い、前記第1棒状部およ
び前記第2棒状部の他端側へ徐々に向うように弧状に湾
曲し、隣接する発熱体の湾曲部と組み合わされ、前記被
熱処理物の周囲を取り囲むように配置されていることを
特徴とするものである。
【0012】本発明の発熱体および熱処理炉によれば、
発熱体の湾曲部が、その長手方向における両端側から中
央部へ向うに従い、第1棒状部および第2棒状部におけ
る他端側へ徐々に向うように弧状に湾曲しているので、
被熱処理物から発熱体までの距離を均一にすることがで
きる。
【0013】また、本発明の発熱体および熱処理炉によ
れば、発熱体が、第1棒状部と、第2棒状部と、第1棒
状部の長手方向における一端側と第2棒状部の長手方向
における一端側とを連結する湾曲部とからなっているの
で、発熱体の取り付けや交換が容易である。
【0014】また、本発明の熱処理炉においては、前記
熱処理空間を規定する前記炉本体の内壁面の断面形状が
略円形であることが望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る発熱体および
熱処理炉の一実施例につき、添付図面を参照して説明す
る。
【0016】まず、本発明に係る発熱体について説明す
る。図1は、本発明の一実施例である発熱体を示す図面
である。この発熱体31は、直線的な棒形状の炭化珪素
(SiC)からなり、互に略平行に配置された第1棒状
部32および第2棒状部33と、湾曲形状の炭化珪素
(SiC)からなり、第1棒状部32と第2棒状部33
とを連結する湾曲部34とからなっている。
【0017】第1棒状部32および第2棒状部33の長
手方向における一端側32a、33aは、それぞれ湾曲
部34の長手方向における両端部34aに連結され、第
1棒状部32および第2棒状部33の長手方向における
他端側32b、33bは、それぞれ電源(図示せず)に
電気的に接続されていている。
【0018】湾曲部34は、その長手方向における両端
側34aから中央部34bへ向うに従い、第1棒状部3
2および第2棒状部33の他端側32b、33bへ徐々
に向うように弧状に湾曲している。
【0019】図1(b)に示すように、第1棒状部32
および第2棒状部33と、湾曲部34とは、耐熱性の接
着剤により接合されており、第1棒状部32および第2
棒状部33の一端側32a、33aの周面と、湾曲部3
4の両端部34aにおける端面とで接合されている。但
し、図2に示すように、第1棒状部32および第2棒状
部33の一端側32a、33bの端面と、湾曲部34の
両端部34aにおける周面とで接合されていても良い。
【0020】したがって、第1棒状部32および第2棒
状部33の長手方向における他端側32b、33bに電
気的に接続された電源(図示せず)から、この発熱体3
1に電力が供給されると、第1棒状部32および第2棒
状部33は端子として機能し、湾曲部34が発熱する。
なお、必要に応じて、第1棒状部32および第2棒状部
33の長手方向における一端側32a、33aも発熱す
るように構成することも可能である。
【0021】次に、本発明に係る熱処理炉について説明
する。 実施例1 図3は、本発明の熱処理炉の実施例1を示す側面図であ
る。この熱処理炉は、内部に熱処理空間41を有する炉
本体42と、炉本体42を水平方向に貫通し、被熱処理
物Wを収容する炉芯管43と、炉芯管43内に収納され
た被熱処理物Wを加熱する発熱体31とからなる。
【0022】なお、この熱処理炉において用いられる発
熱体は、図1に示した上述の発熱体31と基本的に同一
であるので、同一符号を付することにより、発熱体自体
の詳細な説明は省略する。
【0023】炉本体42は、断熱材や煉瓦などの耐火物
により構成され、炉本体42の内部には、炉本体42の
内壁面42aによって規定される空間であって、炉本体
42を水平方向に貫通し、垂直断面形状を円形とする円
柱状の熱処理空間41が形成されている。また、炉本体
42には、熱処理空間41の温度を測定するための熱電
対44が設けられている。
【0024】炉芯管43は、炭化珪素(SiC)からな
り、その長手方向を水平にして、熱処理空間41に設置
されている。
【0025】発熱体31は、炉芯管43の上下において
互に対向する位置に配置された一対を一組として、炉芯
管43の長手方向に沿って複数組が設けられている。
【0026】発熱体31の湾曲部34は、炉芯管43の
外周面と炉本体42の内壁面42aの間に位置し、炉芯
管43の外周面と炉本体42の内壁面42aに沿って湾
曲するように設置されている。
【0027】発熱体31の第1棒状部32と第2棒状部
33とは、その長手方向が垂直になるようにして、炉本
体42を熱処理空間41から炉外へ貫通するように、炉
本体42に埋設されている。第1棒状部32と第2棒状
部33の長手方向における他端側32b、33bは、炉
外に露出している。
【0028】したがって、匣などの熱処理用治具S上に
載置され、炉芯管43内に搬入された被熱処理物Wは、
発熱体31により均一に熱処理されることとなる。
【0029】実施例2 図4は、本発明の熱処理炉の実施例2を示す断面図であ
り、図4(a)は垂直断面図であり、図4(b)は図4
(a)のB−B線における水平断面図である。
【0030】この熱処理炉は、内部に被熱処理物Wを収
容する熱処理空間51を有する炉本体52と、熱処理空
間51に被熱処理物Wを搬入および搬出するため昇降可
能に設けられた炉床53と、炉床53上に載置され、熱
処理空間51に収容された被熱処理物Wを加熱する発熱
体31とからなる。
【0031】なお、この熱処理炉において用いられる発
熱体は、図1に示した上述の発熱体31と基本的に同一
であるので、同一符号を付することにより、発熱体自体
の詳細な説明は省略する。
【0032】炉本体52は、断熱材や煉瓦などの耐火物
により構成され、炉本体52の内部には、炉本体52の
内壁面52aによって規定される空間であって、底面形
状を円形とする円柱状の熱処理空間51が形成されてい
る。また、炉本体52には、熱処理空間51の温度を測
定するための熱電対54が設けられている。
【0033】発熱体31は、水平方向における熱処理空
間51の中央部であって、被熱処理物Wが載置される位
置の前後において互に対向する位置に配置された一対を
一組として、熱処理空間51の上下方向に沿って複数組
が設けられている。
【0034】発熱体31の湾曲部34は、水平方向にお
ける熱処理空間51の中央部であって、被熱処理物Wが
載置される位置と、炉本体52の内壁面52aの間に位
置し、炉本体52の内壁面52aに沿って湾曲するよう
に設置されている。
【0035】発熱体31の第1棒状部32と第2棒状部
33とは、その長手方向が水平になるようにして、炉本
体52を熱処理空間51から炉外へ向けて貫通するよう
にして、炉本体52に埋設されている。第1棒状部32
と第2棒状部33の長手方向における他端側32b、3
3bは、炉外に露出している。
【0036】したがって、匣などの熱処理用治具S上に
載置され、炉床53により熱処理空間51内に搬入され
た被熱処理物Wは、発熱体31により均一に熱処理され
ることとなる。
【0037】以上の通り、本発明の発熱体および熱処理
炉について、一実施例に基づき説明したが、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、この発明の要旨の
範囲内で種々の変更が可能である。
【0038】例えば、上記実施例においては、発熱体3
1は、炭化珪素(SiC)からなるとしたが、本発明は
これに限定されるものではなく、ジルコニア、ランタ
ン、クロマイト等の金属酸化物系の発熱体であっても良
い。
【0039】また、上記実施例においては、第1棒状部
32と、第2棒状部33と、湾曲部34とを、耐熱性の
接着剤で接合することとしたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、一体成形品を用いても良い。
【0040】また、上記実施例においては、図1に示す
ように、第1棒状部32の一端側32aと、第2棒状部
33の一端側33aとを、湾曲部34を用いて直接連結
することとしたが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば図5に示すように、第2棒状部33の一端
側33aと湾曲部34との間に、連結部35を介在させ
ても良い。この連結部35は、1つの棒状連結部35a
と1つの湾曲連結部35bとから構成されている。但
し、棒状連結部35aや湾曲連結部35bは、必要に応
じて、2つ以上であっても良い。例えば、図6に示す発
熱体31は、2つの棒状連結部35aと2つの湾曲連結
部35bとからなる連結部35を用いたものである。ま
た、図5および図6に示す発熱体においては、第2棒状
部33の一端側33aと湾曲部34との間に、連結部3
5を介在させることとしたが、第1棒状部32の一端側
32aと湾曲部34との間に、連結部35を介在させて
も良い。
【0041】このように、発熱体31が、湾曲部34と
湾曲連結部35bとを有する場合には、熱処理炉への発
熱体31の取付けや取り外しが容易となる。
【0042】また、上記実施例2においては、発熱体3
1は、炉芯管43の上下において互に対向する位置に配
置された一対を一組として、炉芯管43の長手方向に沿
って複数組が設けられていることとしたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えば、炉芯管43の周
囲に3個以上の発熱体31を設け、これを一組の発熱体
31としても良い。この場合には、径寸法の大きな炉芯
管43を備えた熱処理炉であっても、一つの発熱体31
を小型化でき、発熱体31の取扱いが容易となり、熱処
理炉のメンテナンスがより向上する。
【0043】また、上記実施例1においては、発熱体3
1は、水平方向における熱処理空間41の中央部であっ
て、被熱処理物Wが載置される位置の前後において互に
対向する位置に配置された一対を一組として、熱処理空
間41の上下方向に沿って複数組が設けられていること
としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えば、水平方向における熱処理空間41の中央部であっ
て、被熱処理物Wが載置される位置の周囲に、3個以上
の発熱体31を設け、これを一組の発熱体としても良
い。この場合には、大型の熱処理空間43を有する熱処
理炉であっても、一つの発熱体31を小型化でき、発熱
体31の取扱いが容易となり、熱処理炉のメンテナンス
がより向上する。
【0044】また、上記実施例1においては、熱処理空
間41の垂直断面形状が円形であるとしたが、本発明は
これに限定されるものでなく、例えば図7に示すよう
に、矩形状であっても良い。この熱処理空間61は、炉
本体62の内壁面62aによって規定されている。
【0045】また、上記実施例2においては、熱処理空
間51の水平断面形状が円形であるとしたが、本発明は
これに限定されるものでなく、例えば図8に示すよう
に、矩形状であっても良い。この熱処理空間71は、炉
本体72の内壁面72aによって規定されている。
【0046】また、上記実施例1においては、炉芯管4
3を備えた横形炉、上記実施例2においては、炉床昇降
式の縦形炉としたが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、種々の熱処理炉に適用可能である。
【0047】その他、炉本体42、52や炉芯管43の
形状や材質が変更可能であることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明の発熱体および熱
処理炉によれば、発熱体の湾曲部が、その長手方向にお
ける両端側から中央部へ向うに従い、第1棒状部および
第2棒状部における他端側へ徐々に向うように弧状に湾
曲しているので、被熱処理物から発熱体までの距離を均
一にすることができる。
【0049】したがって、被熱処理物の熱処理温度を均
一化し、被熱処理物を均一に熱処理することができる。
【0050】また、本発明の発熱体および熱処理炉によ
れば、発熱体が、第1棒状部と、第2棒状部と、第1棒
状部の長手方向における一端側と第2棒状部の長手方向
における一端側とを連結する湾曲部とからなっているの
で、発熱体の取り付けや交換が容易である。
【0051】したがって、メンテナンス性に優れてい
る。
【0052】また、本発明の熱処理炉においては、前記
熱処理空間を規定する前記炉本体の内壁面の断面形状が
略円形であることが望ましい。
【0053】この場合には、熱処理空間の温度分布を均
一にでき、被熱処理物をより均一に熱処理することがで
きる。また、熱処理空間を小型化することができ、消費
電力を削減でき、エネルギー効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発熱体の一実施例を示す図面であり、
図1(a)は斜視図であり、図2(b)は平面図であ
る。
【図2】本発明の発熱体の第1の変形例を示す平面図で
ある。
【図3】本発明の熱処理炉の第1の実施例を示す側面図
である。
【図4】本発明の熱処理炉の第2の実施例を示す断面図
である。
【図5】本発明の発熱体の第2の変形例を示す斜視図で
ある。
【図6】本発明の発熱体の第3の変形例を示す斜視図で
ある。
【図7】本発明の熱処理炉の第1の実施例の変形例を示
す側面図である。
【図8】本発明の熱処理炉の第2の実施例の変形例を示
す断面図である。
【図9】第1の従来例である縦形焼成炉を示す断面図で
ある。
【図10】第2の従来例である横形焼成炉を示す側面図
である。
【図11】第3の従来例である横形焼成炉を示す側面図
である。
【符号の説明】
31 発熱体 32 第1棒状部 32a 第1棒状部の一端側 32b 第1棒状部の他端側 33 第2棒状部 33a 第2棒状部の一端側 33b 第2棒状部の他端側 34 湾曲部 34a 湾曲部の両端側 34b 湾曲部の中央部 41、51、61、71 熱処理空間 42、52、62、72 炉本体 42a、52a、62a、72a 炉本体の内壁面 W 被熱処理物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1棒状部と、 第2棒状部と、 前記第1棒状部の長手方向における一端側と、前記第2
    棒状部の長手方向における一端側とを連結する湾曲部と
    からなり、 前記湾曲部は、その長手方向における両端側から中央部
    へ向うに従い、前記第1棒状部および前記第2棒状部の
    他端側へ徐々に向うように弧状に湾曲していることを特
    徴とする発熱体。
  2. 【請求項2】 内部に被熱処理物を収容する熱処理空間
    を有する炉本体と、 前記熱処理空間に収容された前記被熱処理物を加熱する
    複数の発熱体とを備え、 各発熱体は、第1棒状部と、第2棒状部と、前記第1棒
    状部の長手方向における一端側と前記第2棒状部の長手
    方向における一端側とを連結する湾曲部とからなり、 各発熱体の湾曲部は、その長手方向における両端側から
    中央部へ向うに従い、前記第1棒状部および前記第2棒
    状部の他端側へ徐々に向うように弧状に湾曲し、隣接す
    る発熱体の湾曲部と組み合わされ、前記被熱処理物の周
    囲を取り囲むように配置されていること特徴とする熱処
    理炉。
  3. 【請求項3】 前記熱処理空間を規定する前記炉本体の
    内壁面の断面形状が略円形であることを特徴とする請求
    項2に記載の熱処理炉。
JP8192285A 1996-07-22 1996-07-22 発熱体および熱処理炉 Pending JPH1041059A (ja)

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JP (1) JPH1041059A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103997806A (zh) * 2014-04-30 2014-08-20 洛阳八佳电气科技股份有限公司 一种石墨电阻式加热高温热处理炉加热器

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